JP2008241303A - 水中探知装置 - Google Patents

水中探知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008241303A
JP2008241303A JP2007078771A JP2007078771A JP2008241303A JP 2008241303 A JP2008241303 A JP 2008241303A JP 2007078771 A JP2007078771 A JP 2007078771A JP 2007078771 A JP2007078771 A JP 2007078771A JP 2008241303 A JP2008241303 A JP 2008241303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
echo
difference
array
detection device
phase difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007078771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5072400B2 (ja
Inventor
Jerome Dubuis
ジェロム ジュブイ
Hitoshi Maeno
仁 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
Priority to JP2007078771A priority Critical patent/JP5072400B2/ja
Priority to US12/076,953 priority patent/US7463553B2/en
Publication of JP2008241303A publication Critical patent/JP2008241303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5072400B2 publication Critical patent/JP5072400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/539Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 using analysis of echo signal for target characterisation; Target signature; Target cross-section
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/02Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems using reflection of acoustic waves
    • G01S15/06Systems determining the position data of a target
    • G01S15/42Simultaneous measurement of distance and other co-ordinates
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/87Combinations of sonar systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/96Sonar systems specially adapted for specific applications for locating fish

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】水中の泡によるエコーを識別して表示画面上で誤認が生じないようにした水中探知装置を提供する。
【解決手段】2つの受信ビームによりスプリットビーム法を用いてエコーの位相差を検出する水中探知装置において、ある方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差と、前記方位から所定角度回転した方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差との差分Δθを位相検出部7で検出する。信頼性判定部8では、位相検出部7で検出された差分Δθが所定範囲内の値であるか否かを判定する。差分Δθが所定範囲内の値であると判定された場合は、エコーを表示部6に表示し、差分Δθが所定範囲内の値でないと判定された場合は、エコーを特定の色調で表示するか、あるいはエコーが表示されないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、前方探知ソナーのような水中探知装置に関し、特にスプリットビーム方式の振動子アレイを用いた水中探知装置に関する。
前方探知ソナーは、船舶の前方に浅瀬、防波堤、流木などの障害物がある場合に、衝突事故や航行の支障が発生するのを未然に防止するため、障害物の方位と距離を測定して映像表示する水中探知装置である。このような前方探知ソナーは、船舶の底部に装備され、海面と平行な水平方向から90°下方までの扇形の領域を探知範囲として超音波の送受信を行い、この範囲内にあるターゲットを探知する。例えば、船舶の前方に防波堤があると、海底エコーのほかに、防波堤で反射した信号強度の大きいエコーが現われる。
前方探知ソナーにはいくつかの方式があるが、スプリットビーム方式の前方探知ソナーは、2分割された振動子アレイを備えている。そして、一方のアレイで形成される受信ビームによって受信したエコーと、他方のアレイで形成される受信ビームによって受信したエコーとの位相差を検出し、この位相差とアレイ間の距離とに基づいて、エコーの到来方向すなわちターゲットの方位を検出する。下記の特許文献1には、スプリットビーム方式の前方探知ソナーが記載されている。
特開2006−52987号公報
前方探知ソナーでは、水中の泡の存在が問題となる。この泡は、主として、船舶の前方を航行している他の船舶やモーターボートのプロペラ回転によって発生する。このような泡は、前方探知ソナーから送信された超音波を反射するため、特に、水深の浅い場所で泡が多量に発生すると、泡群で反射したエコーの信号強度が大きくなって、表示画面上の映像では図11に示すように、海底のエコーと泡群のエコーとが同じ色(例えば茶色)でつながってしまい、ユーザが泡群のエコーを恰も防波堤のエコーであるかのごとく誤認する結果を招く。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、水中の泡によるエコーを識別して表示画面上で誤認が生じないようにした水中探知装置を提供することにある。
本発明に係る水中探知装置は、スプリットビーム方式を用いた装置であり、水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する振動子アレイを備える。この振動子アレイは、第1のアレイと第2のアレイとに分割され、第1のアレイで形成される第1の受信ビームおよび第2のアレイで形成される第2の受信ビームを上記所定領域内の複数の方位に形成してエコーを受信する。そして、第1および第2のアレイで受信されたエコーの位相差と各アレイ間の距離とに基づいてエコーの到来方向を検出するとともに、当該エコーの映像を画面に表示する。本発明は、このような水中探知装置において、ある方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差と、上記方位から所定角度回転した方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差との差分を検出する検出手段と、この検出手段によって検出された差分が所定範囲内の値であるか否かを判定する判定手段とを設け、この判定手段により上記差分が所定範囲内の値であると判定された場合のみ、当該エコーを表示するようにしたものである。
本発明では、ある方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差と、その方位から所定角度だけ回転した方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差との差分が、単一の固定物標からのエコーの場合は振動子間隔等により定まる所定範囲に収まり、泡群からのエコーの場合は位相の乱れ等の種々の要因により上記所定範囲から逸脱することを利用して、固定物標からのエコーと泡群からのエコーとの判別を行う。すなわち、上記位相差の差分に対して閾値を設定し、差分が所定範囲にある場合にのみエコーを表示する。このようにすることで、泡によるエコーはたとえ信号強度が大きくても、本来の信号強度に応じた色では表示されなくなるので、泡によるエコーを防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
本発明において、判定手段により位相差の差分が所定範囲内の値でないと判定された場合は、当該エコーの表示を禁止するようにしてもよい。これによると、表示画面上に泡のエコーが全く表示されなくなるので、泡によるエコーを他のエコーと誤認するおそれが全くなくなり、エコーをより正確に識別することができる。
また、本発明において、判定手段により位相差の差分が所定範囲内の値でないと判定された場合は、当該エコーを特定の色調で表示するようにしてもよい。これによると、泡のエコーを例えば薄い水色で表示することにより、そのエコーが泡のエコーであることが容易に分かるとともに、目立たない色で表示されるので、泡のエコーを他のエコーと誤認するおそれもない。
本発明によれば、泡のエコーが本来の信号強度に応じた色で表示されなくなるので、泡によるエコーを浅瀬や防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することが可能となる。
図1は、本発明に係る水中探知装置の実施形態を示すブロック図である。以下では、水中探知装置として前方探知ソナー100を例に挙げる。図1において、1は、水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する送受波器、2は送受波器1に与える送信信号を生成する送信部、3は送受波器1で受波され電気信号に変換されたエコーを受信するとともに、後述する受信ビームを形成する受信部である。4は受信部3で受信されたエコーの情報に基づいて所定の演算を行う演算部、5は演算部4での演算結果に基づいてエコーの映像を表示するための処理を行う映像処理部、6は映像処理部5から出力される映像信号に基づいてエコーの映像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部である。
7は受信部3で受信されたエコーの位相差および位相差の差分を検出する位相検出部であって、位相差θの情報は演算部4に与えられ、位相差の差分Δθの情報は信頼性判定部8へ与えられる。信頼性判定部8は、受信したエコーが信頼できるものか否か、すなわち泡によるエコーでないかどうかを、位相差の差分Δθの値に基づいて判定し、その判定結果を映像処理部5に与える。位相検出部7は本発明における検出手段の一実施形態を構成し、信頼性判定部8は本発明における判定手段の一実施形態を構成している。
送受波器1は、図2に示すように船舶13の船底に装備され、複数(ここでは8個)の超音波振動子zが列状に並べて配置された振動子アレイ10を備えている。振動子アレイ10は、アレイ11(第1のアレイ)とアレイ12(第2のアレイ)とに分割されており、各アレイ11,12はそれぞれ4個の超音波振動子zを有している。なお、各アレイ11,12にまたがる共通の超音波振動子を設けてもよい。20は振動子アレイ10から送信された超音波ビームであって、海面と平行な水平方向から90°下方までの領域を探知領域とするため、扇形のビームとなっている。
超音波ビーム20を送信した後、アレイ11、12にそれぞれ図3に示すような受信ビーム31、32が形成され、これらの受信ビーム31、32により、水中のターゲットで反射して帰来するエコーを受信する。受信ビーム31、32は、図4に示すように、探知領域において90°の範囲にわたって形成されて、上述した探知領域のエコーを受信する。各受信ビーム31、32は、例えば1°ずつの角度ごとに形成される。したがって、探知領域において、それぞれ90個の受信ビーム31、32が離散的に形成される。
アレイ11、12で受信されたエコーの位相差を位相検出部7(図1)で検出することにより、演算部4において、公知のスプリットビーム法を用いてターゲットの方位を求めることができる。図5はスプリットビーム法の原理を説明する図である。図5において、TGは水中のターゲット、33はターゲットTGで反射したエコーの波面、dはアレイ11、12の間隔(中心間距離)、θはエコーの位相差、αはターゲットTGの方位角(エコーの到来方向)を表している。これより、方位角αは、
α=sin−1(θ・λ/2πd) …(1)
となる。ここで、λはエコーの波長である。
また、超音波ビームを送信してからエコーを受信するまでの時間を測定することで、ターゲットTGまでの距離を計算することができ、ターゲットTGの方位角と距離が求まれば、ターゲットTGの位置が分かる。さらに、エコーの信号強度は、振動子アレイ10の各超音波振動子zが受信したエコーの振幅に基づいて算出することができる。これらの演算は演算部4において行われる。こうして、ターゲットTGの方位角αと距離、およびエコーの信号強度が算出されると、映像処理部5において、ターゲットTGのエコーを画面上にプロットするための処理が行われ、表示部6の画面にエコーの映像が表示される。
以上の動作に関しては、従来のスプリットビーム方式の前方探知ソナーの動作と変わるところはない。
次に、本発明の特徴であるエコーの信頼性判定について説明する。図6は、本発明の原理を説明する図である。図6では、図5と同一部分に同一符号を付してある。
今、方位角αの方位に向けて形成された受信ビーム31、32(実線)によりアレイ11、12で検出されたエコーの位相差をθ1とし、方位角α+1°の方位に向けて形成された受信ビーム31、32(破線)によりアレイ11、12で検出されたエコーの位相差をθ2とする。位相検出部7では、検出された各位相差θ1、θ2から位相差の差分Δθ=θ1−θ2を検出する。前記の式(1) より、
θ={2πd・sinα}/λ …(2)
であるから、θ1、θ2は、それぞれ
θ1={2πd・sinα}/λ
θ2={2πd・sin(α+1)}/λ
となる。これより、位相差の差分Δθは、
Δθ=θ1−θ2=2πd・{sinα−sin(α+1)}/λ …(3)
として検出することができる。
ここで、(3)式のθ1−θ2の演算にあたっては、方位αのビーム31で検出された位相をφ31(α)
、方位α+1°のビーム31で検出された位相をφ31(α+1)、方位αのビーム32で検出された位相をφ32(α)、方位α+1°のビーム32で検出された位相をφ32(α+1)としたとき、
θ1−θ2=||φ31(α)−φ32(α)|−|φ31(α+1)−φ32(α+1)||
で演算してもよいし、
θ1−θ2=||φ31(α)−φ31(α+1)|−|φ32(α)−φ32(α+1)||
で演算してもよい。演算順序を入れ替えても同じ結果が得られるからである。したがって、本発明における位相差の差分の検出方法には、いずれの演算による場合も含む。
なお、図6では、2つの受信ビーム31、32が平行となっているが、これらの受信ビームは必ずしも平行である必要はない。また、図6では、ターゲットTGが受信ビーム31、32の指向範囲(方位方向のビームの拡がり)から外れているように描かれているが、これは図を分かりやすくするためであり、実際には、ターゲットTGは受信ビーム31、32の指向範囲内に存在している。
上記の式(3)に基づき、方位角αと位相差の差分Δθとの関係をグラフに表すと、図7のようになる。
図7に示すように、位相差の差分Δθに対して閾値β1、β2を設定し、差分Δθがこの閾値β1、β2間の信頼領域Rにあるかどうかを信頼性判定部8で判定する。差分Δθが信頼領域R内の値である場合は、受信したエコーが浅瀬や防波堤などの本来検出すべきターゲットであることを示し、差分Δθが信頼領域R内の値でない場合は、受信したエコーが泡によるものであって、本来検出すべきターゲットではないことを示している。
なお、位相差θは2π(360°)の周期で巡回するため、方位角αがある値を超えると、ある位相差θに対して方位角αが一義的に定まらなくなる。本実施形態において、図6のアレイ間隔dがd=1.54λに設定されているとした場合、式(2)より、αの値が18.9°を超えると、位相差θが巡回することになるので、αは−18.9°≦α≦18.9°となるようにする必要がある。図7において、αが±18.9°変化する場合、位相差の差分Δθは、式(3)より計算して、−9.68°から−9.13°まで変化する。そこで、−9.68°を閾値β1とし、−9.13°を閾値β2とする。
信頼性判定部8は、前記のような判定を行って、その結果を映像処理部5に出力する。信頼性判定部8で差分Δθが信頼領域Rにあると判定された場合は、映像処理部5で、エコーを信号強度に応じた色で表示するための処理が行われ、表示部6の画面にエコーの映像が本来の色で表示される。これに対して、信頼性判定部8で差分Δθが信頼領域Rにないと判定された場合は、映像処理部5で、当該エコーを特定の色調で表示するための処理、またはエコーの表示を禁止するための処理が行われる。
図8および図9は、泡群15によるエコーを目立たない色(例えば薄い水色)で表示した場合の表示部6の画面例である。この場合は、エコーの信号強度が大きくても、本来の信号強度に応じた色(例えば茶色)で表示されなくなるので、泡によるエコーを浅瀬や防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
図10は、泡群15によるエコーを表示しないようにした場合の表示部6の画面例である。この場合は、破線で囲んだ部分に図9のような泡群15のエコーが全く表示されなくなるので、泡によるエコーを他のエコーと誤認するおそれが全くなくなり、エコーをより正確に識別することができる。
以上のように、上述した実施形態においては、エコーの位相差の差分Δθが信頼領域R内の値である場合にのみ、エコーをその信号強度に応じた色で表示するようにしたので、図12に示すように、同時刻に海底14と泡群15とからエコーが帰来した場合、泡群15によるエコーは、たとえ信号強度が大きくても本来の信号強度に応じた色では表示されなくなる。このため、泡によるエコーを防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、図7で示した数値は一例に過ぎず、これ以外の数値を採用してもよい。また、前記実施形態では、水中探知装置として前方探知ソナーを例に挙げたが、本発明はスプリットビーム方式を採用した水中探知装置全般に適用することができ、例えば魚群探知機などにも適用が可能である。
本発明に係る水中探知装置の実施形態を示すブロック図である。 振動子アレイと送信ビームを示す図である。 振動子アレイと受信ビームを示す図である。 受信ビームが形成される態様を説明する図である。 スプリットビーム法の原理を説明する図である。 本発明の原理を説明する図である。 方位角と位相差の差分との関係を表したグラフである。 泡のエコーを表示した場合の画面例である。 泡のエコーを表示した場合の画面例である。 泡のエコーを表示しない場合の画面例である。 従来の水中探知装置におけるエコー映像の例である。 同時刻に海底と泡群から帰来するエコーを説明する図である。
符号の説明
1 送受波器
2 送信部
3 受信部
4 演算部
5 映像処理部
6 表示部
7 位相検出部
8 信頼性判定部
10 振動子アレイ
11 アレイ(第1のアレイ)
12 アレイ(第2のアレイ)
14 海底
15 泡群
31,32 受信ビーム
100 前方探知ソナー(水中探知装置)
R 信頼領域
TG ターゲット

Claims (3)

  1. 水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する振動子アレイを備え、
    前記振動子アレイは、第1のアレイと第2のアレイとに分割され、第1のアレイで形成される第1の受信ビームおよび第2のアレイで形成される第2の受信ビームを前記所定領域内の複数の方位に形成して前記エコーを受信し、
    前記第1および第2のアレイで受信されたエコーの位相差と各アレイ間の距離とに基づいてエコーの到来方向を検出するとともに、当該エコーの映像を画面に表示する水中探知装置において、
    ある方位に向けて形成された前記第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差と、前記方位から所定角度回転した方位に向けて形成された前記第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差との差分を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された差分が所定範囲内の値であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段により前記差分が所定範囲内の値であると判定された場合のみ、当該エコーを表示することを特徴とする水中探知装置。
  2. 請求項1に記載の水中探知装置において、
    前記判定手段により前記差分が所定範囲内の値でないと判定された場合は、当該エコーの表示を禁止することを特徴とする水中探知装置。
  3. 請求項1に記載の水中探知装置において、
    前記判定手段により前記差分が所定範囲内の値でないと判定された場合は、当該エコーを特定の色調で表示することを特徴とする水中探知装置。
JP2007078771A 2007-03-26 2007-03-26 水中探知装置 Expired - Fee Related JP5072400B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078771A JP5072400B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 水中探知装置
US12/076,953 US7463553B2 (en) 2007-03-26 2008-03-25 Underwater detection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078771A JP5072400B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 水中探知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008241303A true JP2008241303A (ja) 2008-10-09
JP5072400B2 JP5072400B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=39794072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078771A Expired - Fee Related JP5072400B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 水中探知装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7463553B2 (ja)
JP (1) JP5072400B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029048B1 (ko) 2009-02-20 2011-04-18 국방과학연구소 수상함의 기포항적에 대한 음향 및 영상 신호 특성의 상관관계 모델을 이용한 상대 신호의 특성 추정방법
JP2015210142A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 古野電気株式会社 魚群探知機、単体魚検出方法、および単体魚検出プログラム
CN110879397A (zh) * 2019-11-29 2020-03-13 安徽江淮汽车集团股份有限公司 障碍物识别方法、设备、存储介质及装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5890087B2 (ja) * 2010-05-06 2016-03-22 古野電気株式会社 探知装置
WO2012086124A1 (ja) * 2010-12-20 2012-06-28 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 発振装置および電子機器
US10247822B2 (en) 2013-03-14 2019-04-02 Navico Holding As Sonar transducer assembly
US11209543B2 (en) 2015-01-15 2021-12-28 Navico Holding As Sonar transducer having electromagnetic shielding
US10597130B2 (en) 2015-01-15 2020-03-24 Navico Holding As Trolling motor with a transducer array
CN105841688B (zh) * 2015-01-15 2018-08-10 江苏南大五维电子科技有限公司 一种船舶辅助泊岸方法和系统
US9784832B2 (en) * 2015-03-05 2017-10-10 Navico Holding As Systems and associated methods for producing a 3D sonar image
CN105804728B (zh) * 2016-03-18 2018-12-25 郑州大学 一种落鱼定位方法
CN105649612B (zh) * 2016-03-18 2018-12-25 郑州大学 一种落鱼定位仪
US10719077B2 (en) 2016-10-13 2020-07-21 Navico Holding As Castable sonar devices and operations in a marine environment
WO2018156447A1 (en) * 2017-02-21 2018-08-30 Shell Oil Company Method and system for detecting a stream of bubbles in a body of sea water
FR3064369B1 (fr) * 2017-03-24 2020-04-03 Centre National De La Recherche Scientifique Dispositif de detection de presence par ultrasons
US11143758B2 (en) 2017-10-13 2021-10-12 Navico Holding As Sonar transducer performance optimization
US10383786B2 (en) * 2017-12-18 2019-08-20 International Business Machines Corporation Utilizing a human compound eye using an internet of things (“HCEI”) for obstacle protection of a user
US11885918B2 (en) * 2020-10-19 2024-01-30 Garmin International, Inc. Sonar system with dynamic power steering

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451558A (en) * 1977-09-29 1979-04-23 Nec Corp Bearing defection display device
JP2003322678A (ja) * 2002-02-28 2003-11-14 Koden Electronics Co Ltd 超音波探査装置
JP2004184341A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Furuno Electric Co Ltd 方位検出装置
JP2007033122A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Aisin Seiki Co Ltd 位置測定装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4204281A (en) * 1959-03-24 1980-05-20 Julius Hagemann Signal processing system for underwater transducer
US4204280A (en) * 1962-11-21 1980-05-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Underwater signal discrimination system
US4955003A (en) * 1984-06-04 1990-09-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Phase accumulator-bearing tracker
JP4829487B2 (ja) * 2004-08-10 2011-12-07 古野電気株式会社 前方探知ソナー及び水中画像表示装置
JP4875541B2 (ja) * 2006-08-28 2012-02-15 株式会社日本自動車部品総合研究所 方位検出方法、物体検出装置、プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451558A (en) * 1977-09-29 1979-04-23 Nec Corp Bearing defection display device
JP2003322678A (ja) * 2002-02-28 2003-11-14 Koden Electronics Co Ltd 超音波探査装置
JP2004184341A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Furuno Electric Co Ltd 方位検出装置
JP2007033122A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Aisin Seiki Co Ltd 位置測定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029048B1 (ko) 2009-02-20 2011-04-18 국방과학연구소 수상함의 기포항적에 대한 음향 및 영상 신호 특성의 상관관계 모델을 이용한 상대 신호의 특성 추정방법
JP2015210142A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 古野電気株式会社 魚群探知機、単体魚検出方法、および単体魚検出プログラム
CN110879397A (zh) * 2019-11-29 2020-03-13 安徽江淮汽车集团股份有限公司 障碍物识别方法、设备、存储介质及装置
CN110879397B (zh) * 2019-11-29 2021-10-29 安徽江淮汽车集团股份有限公司 障碍物识别方法、设备、存储介质及装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7463553B2 (en) 2008-12-09
US20080239870A1 (en) 2008-10-02
JP5072400B2 (ja) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5072400B2 (ja) 水中探知装置
JP4829487B2 (ja) 前方探知ソナー及び水中画像表示装置
US8514658B2 (en) Downscan imaging sonar for reduced interference
EP3096159B1 (en) Sonar systems and methods using interferometry and beamforming for 3d imaging
US9348028B2 (en) Sonar module using multiple receiving elements
US20100067330A1 (en) Ship mounted underwater sonar system
JP5252578B2 (ja) 水中探知装置及び魚種判別方法
JP6469357B2 (ja) 水中探知装置、水中探知方法、および水中探知プログラム
WO2014192532A1 (ja) 船舶用環境情報検出装置、航路設定装置、船舶用環境情報検出方法、および、プログラム
JP5767002B2 (ja) 超音波送受信装置、および魚量検出方法
WO2017163904A1 (ja) 水中探知装置、水中探知方法、および水中探知プログラム
JP6179973B2 (ja) 信号処理装置、水中探知装置、信号処理方法、及びプログラム
GB2460744A (en) Underwater detection device
JP5423713B2 (ja) アクティブソーナー装置及びその信号処理方法
JP2015014472A (ja) エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
JP2006105701A (ja) 魚群の魚量情報を算出可能な水中探知装置及びその方法
JP2020008535A (ja) 目標検出装置及び目標検出プログラム
JPH0385476A (ja) 海底探索装置
JP2002168937A (ja) 水中目標物位置検出装置及び方法
JP2015232509A (ja) 信号処理装置、レーダ装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
JP5515214B2 (ja) アクティブソーナー装置およびアクティブソーナー装置による残響除去方法
JPH046487A (ja) 水中探知機能を備えた水中位置検出装置
Ferguson et al. Advances in high-frequency active sonars for countering asymmetric threats in littoral waters
JP2015021855A (ja) 目標物検出装置、目標物検出方法、プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5072400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees