JP5072400B2 - 水中探知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前方探知ソナーのような水中探知装置に関し、特にスプリットビーム方式の振動子アレイを用いた水中探知装置に関する。
前方探知ソナーは、船舶の前方に浅瀬、防波堤、流木などの障害物がある場合に、衝突事故や航行の支障が発生するのを未然に防止するため、障害物の方位と距離を測定して映像表示する水中探知装置である。このような前方探知ソナーは、船舶の底部に装備され、海面と平行な水平方向から90°下方までの扇形の領域を探知範囲として超音波の送受信を行い、この範囲内にあるターゲットを探知する。例えば、船舶の前方に防波堤があると、海底エコーのほかに、防波堤で反射した信号強度の大きいエコーが現われる。
前方探知ソナーにはいくつかの方式があるが、スプリットビーム方式の前方探知ソナーは、2分割された振動子アレイを備えている。そして、一方のアレイで形成される受信ビームによって受信したエコーと、他方のアレイで形成される受信ビームによって受信したエコーとの位相差を検出し、この位相差とアレイ間の距離とに基づいて、エコーの到来方向すなわちターゲットの方位を検出する。下記の特許文献1には、スプリットビーム方式の前方探知ソナーが記載されている。
特開2006−52987号公報
前方探知ソナーでは、水中の泡の存在が問題となる。この泡は、主として、船舶の前方を航行している他の船舶やモーターボートのプロペラ回転によって発生する。このような泡は、前方探知ソナーから送信された超音波を反射するため、特に、水深の浅い場所で泡が多量に発生すると、泡群で反射したエコーの信号強度が大きくなって、表示画面上の映像では図11に示すように、海底のエコーと泡群のエコーとが同じ色(例えば茶色)でつながってしまい、ユーザが泡群のエコーを恰も防波堤のエコーであるかのごとく誤認する結果を招く。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、水中の泡によるエコーを識別して表示画面上で誤認が生じないようにした水中探知装置を提供することにある。
本発明に係る水中探知装置は、スプリットビーム方式を用いた装置であり、水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する振動子アレイを備える。この振動子アレイは、第1のアレイと第2のアレイとに分割され、第1のアレイで形成される第1の受信ビームおよび第2のアレイで形成される第2の受信ビームを上記所定領域内の複数の方位に形成してエコーを受信する。そして、第1および第2のアレイで受信されたエコーの位相差と各アレイ間の距離とに基づいてエコーの到来方向を検出するとともに、当該エコーの映像を画面に表示する。本発明は、このような水中探知装置において、1回の送受信動作の間に、ある方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出された同一のターゲットからのエコーの位相差と、上記方位から所定角度回転した方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出された同一のターゲットからのエコーの位相差との差分を検出する検出手段と、この検出手段によって検出された差分に基づいて、当該エコーが泡によるエコーであるか否かを判定する判定手段とを設ける。判定手段は、差分が所定範囲内の値であるか否かを判定し、差分が所定範囲内の値である場合は、当該エコーが泡によるエコーではないと判定し、差分が所定範囲内の値でない場合は、当該エコーが泡によるエコーであると判定する。そして、判定手段により当該エコーが泡によるエコーではないと判定された場合のみ、当該エコーを信号強度に応じた色で表示する。
本発明では、ある方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差と、その方位から所定角度だけ回転した方位に向けて形成された第1および第2の受信ビームにより検出されたエコーの位相差との差分が、単一の固定物標からのエコーの場合は振動子間隔等により定まる所定範囲に収まり、泡群からのエコーの場合は位相の乱れ等の種々の要因により上記所定範囲から逸脱することを利用して、固定物標からのエコーと泡群からのエコーとの判別を行う。すなわち、上記位相差の差分に対して閾値を設定し、差分が所定範囲にある場合にのみエコーを信号強度に応じた色で表示する。このようにすることで、泡によるエコーはたとえ信号強度が大きくても、本来の信号強度に応じた色では表示されなくなるので、泡によるエコーを防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
本発明において、判定手段によりエコーが泡によるエコーであると判定された場合は、当該エコーの表示を禁止するようにしてもよい。これによると、表示画面上に泡のエコーが全く表示されなくなるので、泡によるエコーを他のエコーと誤認するおそれが全くなくなり、エコーをより正確に識別することができる。
また、本発明において、判定手段によりエコーが泡によるエコーであると判定された場合は、当該エコーを特定の色調で表示するようにしてもよい。これによると、泡のエコーを例えば薄い水色で表示することにより、そのエコーが泡のエコーであることが容易に分かるとともに、目立たない色で表示されるので、泡のエコーを他のエコーと誤認するおそれもない。
本発明によれば、泡のエコーが本来の信号強度に応じた色で表示されなくなるので、泡によるエコーを浅瀬や防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することが可能となる。
図1は、本発明に係る水中探知装置の実施形態を示すブロック図である。以下では、水中探知装置として前方探知ソナー100を例に挙げる。図1において、1は、水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する送受波器、2は送受波器1に与える送信信号を生成する送信部、3は送受波器1で受波され電気信号に変換されたエコーを受信するとともに、後述する受信ビームを形成する受信部である。4は受信部3で受信されたエコーの情報に基づいて所定の演算を行う演算部、5は演算部4での演算結果に基づいてエコーの映像を表示するための処理を行う映像処理部、6は映像処理部5から出力される映像信号に基づいてエコーの映像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部である。
7は受信部3で受信されたエコーの位相差および位相差の差分を検出する位相検出部であって、位相差θの情報は演算部4に与えられ、位相差の差分Δθの情報は信頼性判定部8へ与えられる。信頼性判定部8は、受信したエコーが信頼できるものか否か、すなわち泡によるエコーでないかどうかを、位相差の差分Δθの値に基づいて判定し、その判定結果を映像処理部5に与える。位相検出部7は本発明における検出手段の一実施形態を構成し、信頼性判定部8は本発明における判定手段の一実施形態を構成している。
送受波器1は、図2に示すように船舶13の船底に装備され、複数(ここでは8個)の超音波振動子zが列状に並べて配置された振動子アレイ10を備えている。振動子アレイ10は、アレイ11(第1のアレイ)とアレイ12(第2のアレイ)とに分割されており、各アレイ11,12はそれぞれ4個の超音波振動子zを有している。なお、各アレイ11,12にまたがる共通の超音波振動子を設けてもよい。20は振動子アレイ10から送信された超音波ビームであって、海面と平行な水平方向から90°下方までの領域を探知領域とするため、扇形のビームとなっている。
超音波ビーム20を送信した後、アレイ11、12にそれぞれ図3に示すような受信ビーム31、32が形成され、これらの受信ビーム31、32により、水中のターゲットで反射して帰来するエコーを受信する。受信ビーム31、32は、図4に示すように、探知領域において90°の範囲にわたって形成されて、上述した探知領域のエコーを受信する。各受信ビーム31、32は、例えば1°ずつの角度ごとに形成される。したがって、探知領域において、それぞれ90個の受信ビーム31、32が離散的に形成される。
アレイ11、12で受信されたエコーの位相差を位相検出部7(図1)で検出することにより、演算部4において、公知のスプリットビーム法を用いてターゲットの方位を求めることができる。図5はスプリットビーム法の原理を説明する図である。図5において、TGは水中のターゲット、33はターゲットTGで反射したエコーの波面、dはアレイ11、12の間隔(中心間距離)、θはエコーの位相差、αはターゲットTGの方位角(エコーの到来方向)を表している。これより、方位角αは、
α=sin−1(θ・λ/2πd) …(1)
となる。ここで、λはエコーの波長である。
また、超音波ビームを送信してからエコーを受信するまでの時間を測定することで、ターゲットTGまでの距離を計算することができ、ターゲットTGの方位角と距離が求まれば、ターゲットTGの位置が分かる。さらに、エコーの信号強度は、振動子アレイ10の各超音波振動子zが受信したエコーの振幅に基づいて算出することができる。これらの演算は演算部4において行われる。こうして、ターゲットTGの方位角αと距離、およびエコーの信号強度が算出されると、映像処理部5において、ターゲットTGのエコーを画面上にプロットするための処理が行われ、表示部6の画面にエコーの映像が表示される。
以上の動作に関しては、従来のスプリットビーム方式の前方探知ソナーの動作と変わるところはない。
次に、本発明の特徴であるエコーの信頼性判定について説明する。図6は、本発明の原理を説明する図である。図6では、図5と同一部分に同一符号を付してある。
今、方位角αの方位に向けて形成された受信ビーム31、32(実線)によりアレイ11、12で検出されたエコーの位相差をθ1とし、方位角α+1°の方位に向けて形成された受信ビーム31、32(破線)によりアレイ11、12で検出されたエコーの位相差をθ2とする。位相検出部7では、検出された各位相差θ1、θ2から位相差の差分Δθ=θ1−θ2を検出する。前記の式(1) より、
θ={2πd・sinα}/λ …(2)
であるから、θ1、θ2は、それぞれ
θ1={2πd・sinα}/λ
θ2={2πd・sin(α+1)}/λ
となる。これより、位相差の差分Δθは、
Δθ=θ1−θ2=2πd・{sinα−sin(α+1)}/λ …(3)
として検出することができる。
ここで、(3)式のθ1−θ2の演算にあたっては、方位αのビーム31で検出された位相をφ31(α) 方位α+1°のビーム31で検出された位相をφ31(α+1)、方位αのビーム32で検出された位相をφ32(α)、方位α+1°のビーム32で検出された位相をφ32(α+1)としたとき、
θ1−θ2=||φ31(α)−φ32(α)|−|φ31(α+1)−φ32(α+1)||
で演算してもよいし、
θ1−θ2=||φ31(α)−φ31(α+1)|−|φ32(α)−φ32(α+1)||
で演算してもよい。演算順序を入れ替えても同じ結果が得られるからである。したがって、本発明における位相差の差分の検出方法には、いずれの演算による場合も含む。
なお、図6では、2つの受信ビーム31、32が平行となっているが、これらの受信ビームは必ずしも平行である必要はない。また、図6では、ターゲットTGが受信ビーム31、32の指向範囲(方位方向のビームの拡がり)から外れているように描かれているが、これは図を分かりやすくするためであり、実際には、ターゲットTGは受信ビーム31、32の指向範囲内に存在している。
上記の式(3)に基づき、方位角αと位相差の差分Δθとの関係をグラフに表すと、図7のようになる。
図7に示すように、位相差の差分Δθに対して閾値β1、β2を設定し、差分Δθがこの閾値β1、β2間の信頼領域Rにあるかどうかを信頼性判定部8で判定する。差分Δθが信頼領域R内の値である場合は、受信したエコーが浅瀬や防波堤などの本来検出すべきターゲットであることを示し、差分Δθが信頼領域R内の値でない場合は、受信したエコーが泡によるものであって、本来検出すべきターゲットではないことを示している。
なお、位相差θは2π(360°)の周期で巡回するため、方位角αがある値を超えると、ある位相差θに対して方位角αが一義的に定まらなくなる。本実施形態において、図6のアレイ間隔dがd=1.54λに設定されているとした場合、式(2)より、αの値が18.9°を超えると、位相差θが巡回することになるので、αは−18.9°≦α≦18.9°となるようにする必要がある。図7において、αが±18.9°変化する場合、位相差の差分Δθは、式(3)より計算して、−9.68°から−9.13°まで変化する。そこで、−9.68°を閾値β1とし、−9.13°を閾値β2とする。
信頼性判定部8は、前記のような判定を行って、その結果を映像処理部5に出力する。信頼性判定部8で差分Δθが信頼領域Rにあると判定された場合は、映像処理部5で、エコーを信号強度に応じた色で表示するための処理が行われ、表示部6の画面にエコーの映像が本来の色で表示される。これに対して、信頼性判定部8で差分Δθが信頼領域Rにないと判定された場合は、映像処理部5で、当該エコーを特定の色調で表示するための処理、またはエコーの表示を禁止するための処理が行われる。
図8および図9は、泡群15によるエコーを目立たない色(例えば薄い水色)で表示した場合の表示部6の画面例である。この場合は、エコーの信号強度が大きくても、本来の信号強度に応じた色(例えば茶色)で表示されなくなるので、泡によるエコーを浅瀬や防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
図10は、泡群15によるエコーを表示しないようにした場合の表示部6の画面例である。この場合は、破線で囲んだ部分に図9のような泡群15のエコーが全く表示されなくなるので、泡によるエコーを他のエコーと誤認するおそれが全くなくなり、エコーをより正確に識別することができる。
以上のように、上述した実施形態においては、エコーの位相差の差分Δθが信頼領域R内の値である場合にのみ、エコーをその信号強度に応じた色で表示するようにしたので、図12に示すように、同時刻に海底14と泡群15とからエコーが帰来した場合、泡群15によるエコーは、たとえ信号強度が大きくても本来の信号強度に応じた色では表示されなくなる。このため、泡によるエコーを防波堤などのエコーと誤認するおそれがなくなり、エコーを正確に識別することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、図7で示した数値は一例に過ぎず、これ以外の数値を採用してもよい。また、前記実施形態では、水中探知装置として前方探知ソナーを例に挙げたが、本発明はスプリットビーム方式を採用した水中探知装置全般に適用することができ、例えば魚群探知機などにも適用が可能である。
本発明に係る水中探知装置の実施形態を示すブロック図である。 振動子アレイと送信ビームを示す図である。 振動子アレイと受信ビームを示す図である。 受信ビームが形成される態様を説明する図である。 スプリットビーム法の原理を説明する図である。 本発明の原理を説明する図である。 方位角と位相差の差分との関係を表したグラフである。 泡のエコーを表示した場合の画面例である。 泡のエコーを表示した場合の画面例である。 泡のエコーを表示しない場合の画面例である。 従来の水中探知装置におけるエコー映像の例である。 同時刻に海底と泡群から帰来するエコーを説明する図である。
符号の説明
1 送受波器
2 送信部
3 受信部
4 演算部
5 映像処理部
6 表示部
7 位相検出部
8 信頼性判定部
10 振動子アレイ
11 アレイ(第1のアレイ)
12 アレイ(第2のアレイ)
14 海底
15 泡群
31,32 受信ビーム
100 前方探知ソナー(水中探知装置)
R 信頼領域
TG ターゲット

Claims (3)

  1. 水中の所定領域に超音波を送信してターゲットで反射したエコーを受信する振動子アレイを備え、
    前記振動子アレイは、第1のアレイと第2のアレイとに分割され、第1のアレイで形成される第1の受信ビームおよび第2のアレイで形成される第2の受信ビームを前記所定領域内の複数の方位に形成して前記エコーを受信し、
    前記第1および第2のアレイで受信されたエコーの位相差と各アレイ間の距離とに基づいてエコーの到来方向を検出するとともに、当該エコーの映像を画面に表示する水中探知装置において、
    1回の送受信動作の間に、ある方位に向けて形成された前記第1および第2の受信ビームにより検出された同一のターゲットからのエコーの位相差と、前記方位から所定角度回転した方位に向けて形成された前記第1および第2の受信ビームにより検出された同一のターゲットからのエコーの位相差との差分を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された差分に基づいて、当該エコーが泡によるエコーであるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、前記差分が所定範囲内の値であるか否かを判定し、前記差分が所定範囲内の値である場合は、当該エコーが泡によるエコーではないと判定し、前記差分が所定範囲内の値でない場合は、当該エコーが泡によるエコーであると判定し、
    前記判定手段により当該エコーが泡によるエコーではないと判定された場合のみ、当該エコーを信号強度に応じた色で表示することを特徴とする水中探知装置。
  2. 請求項1に記載の水中探知装置において、
    前記判定手段により当該エコーが泡によるエコーであると判定された場合は、当該エコーの表示を禁止することを特徴とする水中探知装置。
  3. 請求項1に記載の水中探知装置において、
    前記判定手段により当該エコーが泡によるエコーであると判定された場合は、当該エコーを特定の色調で表示することを特徴とする水中探知装置。
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