JP2008236938A - 分岐プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の分岐方向に対応可能な分岐プロテクタを提供する。
【解決手段】第一の支線引き出し部24及び第三の支線引き出し部26を用いて垂直方向Pと斜め方向Rとに支線を引き出す。この他に、第二の支線引き出し部25及び第三の支線引き出し部26を用いて水平方向Qと斜め方向Rとに引き出すことができる。また、第一の支線引き出し部24、第二の支線引き出し部25、及び第三の支線引き出し部26を用いて垂直方向Pと水平方向Qと斜め方向Rとに引き出すことができる。また、第一の支線引き出し部24のみを用いて垂直方向Pに単独で引き出すことができる。また、第二の支線引き出し部25のみを用いて水平方向Qに単独で引き出すことができる。また、第三の支線引き出し部26のみを用いて斜め方向Rに単独で引き出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、幹線と支線とに分岐した部分となるワイヤハーネスの分岐部を保護するための分岐プロテクタに関する。
下記特許文献1に開示された分岐プロテクタについて説明する。図13(a)は分岐プロテクタをワイヤハーネスの分岐部に組み付けする前の状態を示す斜視図、図13(b)は分岐プロテクタをワイヤハーネスの分岐部に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
図13において、引用符号1はワイヤハーネス2の分岐部を保護するための分岐プロテクタを示している。上記分岐部は、ワイヤハーネス2における幹線3と支線4とに分岐した部分であって、このような分岐部に分岐プロテクタ1が取り付けられている。分岐プロテクタ1は、幹線3及び支線4にそれぞれコルゲートチューブ5を設けた状態で分岐部に取り付けられている。
分岐プロテクタ1は、ヒンジ6を有する図示のような二つ割り構造になっている。すなわち、分岐プロテクタ1は、ヒンジ6を介してこの両側に連続する半割体7及び8を有する構造になっている。分岐プロテクタ1は、半割体7及び8を重ね合わせた状態で幹線3側を保護する幹線部9と、支線4側を保護する支線部10とを有する構造になっている。分岐プロテクタ1は、幹線部9と支線部10とでT字状の形状に、言い換えれば一つの支線4を幹線3に対して直角方向に引き出すことができるような形状になっている。
分岐プロテクタ1は、図13の場合、垂直方向に支線4を引き出して使用するようになっているが、この分岐プロテクタ1を幹線3の軸を中心に回転させて図13とは異なる向きで使用するようにすれば、支線4を例えば水平方向や、斜め方向に引き出すことができるようになっている。
分岐プロテクタ1は、図13から分かるように、支線4を一つのみ分岐する場合に適したものとなっている。
分岐プロテクタ1は、ヒンジ6を用いた二つ割り構造であることから、支線部10におけるコルゲートチューブ5の固定構造が複雑化している。
特開平9−294320号公報
分岐プロテクタ1を例えば自動車のエンジンルーム内で使用する場合、従来の分岐プロテクタ1にあっては、次のような問題点を有している。すなわち、近年のエンジンルーム内のレイアウトの関係から、分岐部を二つ又は三つの支線に分岐させて形成したいという要望があり、これに対して分岐プロテクタ1は、構造上、幾つかの分岐方向に対応可能なプロテクタでないことから、上記の要望に当然に応えることができないという問題点を有している。
従来の分岐プロテクタ1にあっては、支線を垂直方向と水平方向とに分岐させたい場合、支線を垂直方向と斜め方向とに分岐させたい場合、支線を水平方向と斜め方向とに分岐させたい場合、或いは、斜め方向が幾つかの角度パターンを有し、角度パターンに応じて垂直方向又は水平方向と組み合わせて支線を分岐させたい場合などの要望に応えることができず、これらの要望全てに応えるようにするためには新規プロテクタを複数起こす必要があると考えられる。しかしながら、このような対応策では大幅なコスト増になってしまうという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、複数の分岐方向に対応可能な分岐プロテクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の分岐プロテクタは、幹線と支線とに分岐した部分となるワイヤハーネスの分岐部を保護するための分岐プロテクタにおいて、プロテクタ本体と、該プロテクタ本体に嵌合するプロテクタ蓋体とを備え、前記プロテクタ本体に第一及び第二の支線引き出し部を設けるとともに、前記プロテクタ蓋体に第三の支線引き出し部を設けることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幹線から分岐した最大三つの支線、すなわち一つの支線、二つの支線、又は三つの支線は、第一の支線引き出し部、第二の支線引き出し部、第三の支線引き出し部の対応する支線引き出し部からそれぞれ引き出される。
請求項2記載の本発明の分岐プロテクタは、請求項1に記載の分岐プロテクタにおいて、前記第一及び第二の支線引き出し部を垂直及び水平方向の引き出し部とするとともに、前記第三の支線引き出し部を前記第一及び第二の支線引き出し部の間に引き出す斜め方向の引き出し部とすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幹線から分岐した最大三つの支線、すなわち一つの支線、二つの支線、又は三つの支線は、垂直及び水平方向の第一の支線引き出し部及び第二の支線引き出し部、斜め方向の第三の支線引き出し部の対応する支線引き出し部からそれぞれ引き出される。
請求項3記載の本発明の分岐プロテクタは、請求項2に記載の分岐プロテクタにおいて、前記プロテクタ蓋体を、前記支線の分岐パターンに応じて前記第三の支線引き出し部の向きを変更した複数種の中から選んで使用する分岐パターン対応部品とするとともに、前記プロテクタ本体を、前記プロテクタ蓋体の種類に関係なく共通に使用する共通使用部品とすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、垂直及び水平方向の第一の支線引き出し部及び第二の支線引き出し部を有するプロテクタ本体が共通使用部品、斜め方向の第三の支線引き出し部を有するプロテクタ蓋体が分岐パターン対応部品となる。支線の分岐パターンに応じて新設する部品は、プロテクタ蓋体のみとなる。
本発明の分岐プロテクタに関し、前記第一の支線引き出し部、前記第二の支線引き出し部、及び前記第三の支線引き出し部のそれぞれにテープ巻き部の機能を持たせることも特徴になる。このような特徴によれば、引き出された支線は、直接又はコルゲートチューブを介してテープ巻きされ、これにより固定される。
また、本発明の分岐プロテクタに関し、前記プロテクタ本体に、分岐プロテクタ取付先となるパネル部材への係止用クリップを設けることも特徴になる。このような特徴によれば、係止クリップを用いて分岐プロテクタをパネル部材に固定すると、分岐部から分岐して引き出された支線の引き出し方向が安定する。また、分岐プロテクタをパネル部材に固定することで、ワイヤハーネスも固定され、配索位置が安定する。
請求項1に記載された本発明によれば、三つの支線引き出し部を有することから、最大三つの分岐方向に対応することができるという効果を奏する。請求項2に記載された本発明によれば、垂直方向、水平方向、斜め方向の三つの分岐方向に対応することができるという効果を奏する。請求項3に記載された本発明によれば、支線の分岐パターンに応じて新設する部品をプロテクタ蓋体のみとして極力コスト増とならない構造にすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の分岐プロテクタの一実施の形態を示す分岐部保護時の斜視図である。また、図2は分岐プロテクタの分岐部保護時の平面図、図3は分岐プロテクタの分岐部保護時の正面図、図4は分岐プロテクタの分岐部保護時の側面図、図5は分岐プロテクタの単体での斜視図、図6はプロテクタ本体の斜視図、図7はプロテクタ蓋体の斜視図、図8は分岐プロテクタの単体での側面図である。
図1ないし図4において、引用符号21は本発明の分岐プロテクタを示している。分岐プロテクタ21は、ワイヤハーネスの分岐部を保護するための合成樹脂製の部品であって、プロテクタ本体22と、このプロテクタ本体22に嵌合するプロテクタ蓋体23とを備えて構成されている。
分岐プロテクタ21は、プロテクタ本体22に第一の支線引き出し部24及び第二の支線引き出し部25を設けるとともに、プロテクタ蓋体23に第三の支線引き出し部26を設けて複数の分岐方向に対応することが可能な構造とする点が特徴になっている。
ここでの説明は、ワイヤハーネスの図示を省略した図面を各々参照しながら進めるものとする。尚、特に限定するものでないが、図中の矢印Pは垂直方向を示している。また、矢印Qは水平方向を示し、矢印Rは斜め方向を示し、矢印Sはワイヤハーネスの軸方向を示している。
上記ワイヤハーネスは既知のものであって、複数の電線を断面略円形状に束ねるようにして製造されている。ワイヤハーネスは、幹線とこの幹線から分岐される複数の支線とで形成される分岐部を有しており、ここでの説明においては、支線の分岐が二つの分岐となるように分岐部が形成されている。分岐部は、二つの支線がそれぞれ分岐プロテクタ21から引き出されるようになっている(後の説明から分かるようになるが、分岐部における分岐の数は一つ又は三つでも本発明の分岐プロテクタ21で対応することが可能である)。
ワイヤハーネスの幹線には、大径の幹線用コルゲートチューブ27、27が設けられている。この幹線用コルゲートチューブ27、27は、分岐部を間にしてこの分岐部の両側にそれぞれ設けられている。また、ワイヤハーネスの二つの支線には、それぞれ小径の支線用コルゲートチューブ28、28が設けられている。支線用コルゲートチューブ28、28は、それぞれ分岐部からのびるように設けられている。
ワイヤハーネスは、この外側に幹線用コルゲートチューブ27及び支線用コルゲートチューブ28を設けた状態で分岐プロテクタ21によって分岐部が保護されるようになっている。
図5において、分岐プロテクタ21は、プロテクタ本体22とプロテクタ蓋体23とが複数のロック部29を介して嵌合し合い、これによって一体化するような構造になっている。本形態の分岐プロテクタ21は、プロテクタ本体22が共通使用部品、プロテクタ蓋体23が分岐パターン対応部品として位置づけされるようになっている。本形態の分岐プロテクタ21において、支線の分岐パターンに応じて新設する必要性のある部品は、プロテクタ蓋体23のみとなっている。
図5及び図6において、プロテクタ本体22は、略半円筒状の本体側幹線対応部30と、この本体側幹線対応部30に連続するテープ巻き部31、31と、同じく本体側幹線対応部30に連続する上記の第一の支線引き出し部24及び第二の支線引き出し部25とを有している。本体側幹線対応部30には、これにプロテクタ蓋体23が嵌合するようになっている。プロテクタ蓋体23が嵌合した状態においては、幹線用コルゲートチューブ27、27の外周が全周にわたって本体側幹線対応部30とプロテクタ蓋体23とによって囲まれるようになっている。
本体側幹線対応部30に関し、矢印S方向両端の略半円弧状の端面32、32には、テープ巻き部31、31が矢印S方向にのびるようにそれぞれ連成されている。テープ巻き部31、31は、この部分に図示しないテープ巻きを施すことによって幹線用コルゲートチューブ27、27を固定することができるように形成されている。
また、本体側幹線対応部30に関し、矢印S方向に平行でプロテクタ蓋体23の嵌合面となる一対の端面33、34の各中央位置には、第一の支線引き出し部24及び第二の支線引き出し部25が連成されている。第一の支線引き出し部24は、矢印P方向となる垂直方向にのびるように端面33の中央位置に連成されている。また、第二の支線引き出し部25は、矢印Q方向となる水平方向にのびるように端面34の中央位置に連成されている。
端面33、34の各中央位置には、半円弧状の切り欠き部分が形成されている。この切り欠き部分には、開口縁から第一の支線引き出し部24や第二の支線引き出し部25が所定の方向にのびるように連成されている。
本形態において、第一の支線引き出し部24と第二の支線引き出し部25とで挟む角度は90度に設定されている(図4参照)。しかしながら、これに限らず例えば95度のように若干外側に角度が開くように設定しても良いものとする(角度を狭めることも可能であるが、プロテクタ蓋体23に設ける第三の支線引き出し部26の配置や角度、支線用コルゲートチューブ28の径などを考慮する必要がある)。
また、本体側幹線対応部30に関し、端面33、34には、ロック部29を構成する略枠状の係止部35がそれぞれ形成されている。係止部35は四つ形成されており、第一の支線引き出し部24や第二の支線引き出し部25の両側に形成されている。
また、本体側幹線対応部30に関し、この外周面の中央位置には、分岐プロテクタ取付先となるパネル部材(図示省略)に引っ掛かると係止状態が形成される係止用クリップ36が設けられている。係止用クリップ36は、可撓性のある係止羽根と、この係止羽根が連続する支柱とを有している。引用符号37、38はパネル部材(図示省略)に当接して係止用クリップ36の係止状態を維持するための凸部を示している。
図5及び図7において、プロテクタ蓋体23は、略半円筒状の蓋体側幹線対応部39と、この蓋体側幹線対応部39に連続する上記の第三の支線引き出し部26とを有している。蓋体側幹線対応部39は、プロテクタ本体22の本体側幹線対応部30に嵌合するように形成されている。
蓋体側幹線対応部39に関し、矢印S方向に平行でプロテクタ本体22に対する嵌合面となる一対の端面40、41の各中央位置には、切り欠き部分42、43が形成されている。切り欠き部分42は、プロテクタ本体22の第一の支線引き出し部24の位置に合わせて形成されている。切り欠き部42は、第一の支線引き出し部24から引き出す支線用コルゲートチューブ28の径に合わせて形成されている。
切り欠き部43は、プロテクタ本体22の第二の支線引き出し部25の位置に合わせて形成されている。切り欠き部43は、プロテクタ蓋体23に設ける第三の支線引き出し部26の形成部分にもなっている。切り欠き部43は、第二の支線引き出し部25から引き出す支線用コルゲートチューブ28の径と、第三の支線引き出し部26から引き出す支線用コルゲートチューブ28の径の両方を考慮して形成されている(支線用コルゲートチューブ28を介して支線を第二の支線引き出し部25から引き出す場合の例については、図9ないし図12を参照しながら後述する)。
第三の支線引き出し部26は、切り欠き部43の円弧状の部分の開口縁に形成されている。第三の支線引き出し部26は、図4及び図8に示す如く、斜め方向(矢印R参照)にのびるように形成されている。第三の支線引き出し部26は、本形態において、第一の支線引き出し部24や第二の支線引き出し部25に対し45度の角度となるように形成されている(角度は一例であるものとする)。
図8において、第三の支線引き出し部26は、第一の支線引き出し部24及び第二の支線引き出し部25よりも長く形成されている。これは、第三の支線引き出し部26の先端と、第二の支線引き出し部25から寸法L(任意の長さとする)だけ離れた位置との間となる、図示のTの範囲にテープ巻き部44を設定するために長くなっている。
第三の支線引き出し部26は、先に第二の支線引き出し部25にテープ巻きを施した状態であっても、テープ巻き部44でのテープ巻き作業がスムーズに行えるように配慮して長く形成されている(これに限定するものではなく、他の二つと同じような長さにしても良いものとする)。
図8中の引用符号45は、第一の支線引き出し部24のテープ巻き部を示している。また、引用符号46は、第二の支線引き出し部25のテープ巻き部を示している。第一の支線引き出し部24における引用符号47は、支線の引き出しを考慮して形成される膨出部分を示している。
蓋体側幹線対応部39に関し、端面40、41には、ロック部29を構成する略爪状の係止突起48がそれぞれ形成されている。係止突起48は四つ形成されている。係止突起48は、プロテクタ本体22の係止部35の位置に合わせて形成されている。
上記構成において、ワイヤハーネスの幹線に幹線用コルゲートチューブ27、27を設けるとともに、ワイヤハーネスの二つの支線に支線用コルゲートチューブ28、28を設け、この状態でワイヤハーネスの分岐部をプロテクタ本体22にセットし、そして、プロテクタ蓋体23をプロテクタ本体22に嵌合させてテープ巻き(図示省略)を施すと、図1ないし図4に示す如く、ワイヤハーネスの分岐部が本発明の分岐プロテクタ21により覆われて保護される。
本形態において、ワイヤハーネスの二つの支線は、矢印Pの垂直方向と、斜め45度の角度となる矢印Rの斜め方向とにそれぞれ引き出される。
ワイヤハーネスの分岐部を本発明の分岐プロテクタ21によって保護した状態で、プロテクタ本体22の係止用クリップ36を用い、分岐プロテクタ21をパネル部材(図示省略)に固定すると、分岐プロテクタ21の位置が決まることから、支線の引き出し方向とワイヤハーネスの配索位置とが安定する。
以上、図1ないし図8を参照しながら説明してきたように、第一の支線引き出し部24、第二の支線引き出し部25、及び第三の支線引き出し部26を有する構造であることから、複数の分岐方向に対応可能な分岐プロテクタ21を提供することができるという効果を奏する。
次に、図9ないし図12を参照しながらワイヤハーネスの支線を上記とは別の方向に引き出す場合の例について説明する。
図9はワイヤハーネスの支線を別の方向に引き出す場合の例を説明するための斜視図である。また、図10は図9の例の平面図、図11は正面図、図12は側面図である。
図9ないし図12の例は、ワイヤハーネスの支線の引き出し方向が上記の例と異なるだけで、プロテクタ構成は同じであるものとする。すなわち、図9ないし図12の例では、プロテクタ蓋体23の図示を省略しているものの、分岐プロテクタ21は、プロテクタ本体22とプロテクタ蓋体23とを備えて構成されている(ここで図示しない構成は図5参照)。
図9ないし図12の例では、ワイヤハーネスの二つの支線が矢印Pの垂直方向と、矢印Qの水平方向とにそれぞれ引き出されている。
上記以外の支線の引き出し方向としては、特に図示しないが、第二の支線引き出し部25及び第三の支線引き出し部26を用いて水平方向と斜め方向とに引き出すことが挙げられる。また、第一の支線引き出し部24、第二の支線引き出し部25、及び第三の支線引き出し部26を用いて垂直方向と水平方向と斜め方向とに引き出すことが挙げられる。
また、第一の支線引き出し部24のみを用いて垂直方向に単独で引き出すことが挙げられる。また、第二の支線引き出し部25のみを用いて水平方向に単独で引き出すことが挙げられる。また、第三の支線引き出し部26のみを用いて斜め方向に単独で引き出すことが挙げられる。
尚、斜め方向に関しては、上記の45度に限らず、例えば第三の支線引き出し部26の角度を水平方向に対して例えば30度や60度に変更することも可能であるものとする。この場合、角度を変えた新たなプロテクタ蓋体を製造し、新たなプロテクタ蓋体を共通使用部品としてのプロテクタ本体22に嵌合させて分岐プロテクタを構成するものとする(プロテクタ本体22が共通使用部品であることから、新たなプロテクタ蓋体の分だけの金型製作費用で抑えることができる。つまり、最小限の費用に抑えることができる)。
新たに起こすプロテクタ蓋体に関しては、第三の支線引き出し部26の位置を矢印S方向(ワイヤハーネスの軸方向)にずらしたものを製造してこれを使用することが一例として挙げられる。また、共通使用部品としてのプロテクタ本体22に関しては、第一の支線引き出し部24と第二の支線引き出し部25のいずれか一方の位置を若干矢印S方向にずらし、これを共通使用部品として使用することが一例として挙げられる。
本発明の分岐プロテクタ21は、上記の如く、プロテクタ本体22とプロテクタ蓋体23とを備えて構成されている。しかしながら、例えば図9ないし図12のような垂直方向と水平方向の引き出しにあっては、プロテクタ本体22の単独使用で対応することも可能である。また、垂直方向のみ、水平方向のみでもプロテクタ本体22の単独使用で対応することが可能である。この場合、分岐パターン対応部品として位置づけされるプロテクタ蓋体23は、分岐パターンが「斜め方向の分岐無し」として使用しなくても良いものとする。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の分岐プロテクタの一実施の形態を示す分岐部保護時の斜視図である。 分岐プロテクタの分岐部保護時の平面図である。 分岐プロテクタの分岐部保護時の正面図である。 分岐プロテクタの分岐部保護時の側面図である。 分岐プロテクタの単体での斜視図である。 プロテクタ本体の斜視図である。 プロテクタ蓋体の斜視図である。 分岐プロテクタの単体での側面図である。 ワイヤハーネスの支線を別の方向に引き出す場合の例を説明するための斜視図である。 図9の例の平面図である。 図9の例の正面図である。 図9の例の側面図である。 従来例の分岐プロテクタの図であり、(a)は分岐プロテクタをワイヤハーネスの分岐部に組み付けする前の状態を示す斜視図、(b)は分岐プロテクタをワイヤハーネスの分岐部に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
P 垂直方向
Q 水平方向
R 斜め方向
S ワイヤハーネスの軸方向
21 分岐プロテクタ
22 プロテクタ本体
23 プロテクタ蓋体
24 第一の支線引き出し部
25 第二の支線引き出し部
26 第三の支線引き出し部
27 幹線用コルゲートチューブ
28 支線用コルゲートチューブ
29 ロック部
30 本体側幹線対応部
31 テープ巻き部
32、33、34 端面
35 係止部
36 係止用クリップ
37、38 凸部
39 蓋体側幹線対応部
40、41 端面
42、43 切り欠き部分
44、45、46 テープ巻き部
47 膨出部分
48 係止突起

Claims (3)

  1. 幹線と支線とに分岐した部分となるワイヤハーネスの分岐部を保護するための分岐プロテクタにおいて、
    プロテクタ本体と、該プロテクタ本体に嵌合するプロテクタ蓋体とを備え、前記プロテクタ本体に第一及び第二の支線引き出し部を設けるとともに、前記プロテクタ蓋体に第三の支線引き出し部を設ける
    ことを特徴とする分岐プロテクタ。
  2. 請求項1に記載の分岐プロテクタにおいて、
    前記第一及び第二の支線引き出し部を垂直及び水平方向の引き出し部とするとともに、前記第三の支線引き出し部を前記第一及び第二の支線引き出し部の間に引き出す斜め方向の引き出し部とする
    ことを特徴とする分岐プロテクタ。
  3. 請求項2に記載の分岐プロテクタにおいて、
    前記プロテクタ蓋体を、前記支線の分岐パターンに応じて前記第三の支線引き出し部の向きを変更した複数種の中から選んで使用する分岐パターン対応部品とするとともに、前記プロテクタ本体を、前記プロテクタ蓋体の種類に関係なく共通に使用する共通使用部品とする
    ことを特徴とする分岐プロテクタ。
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