JP2008234917A - 銅線の製造方法および銅線被膜剥離装置 - Google Patents

銅線の製造方法および銅線被膜剥離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】銅よりなる線材の外周を被覆する被膜を部分的に剥離した銅線の製造方法および銅線被膜剥離装置を提供する。
【解決手段】銅よりなる線材の外周を被膜で被覆した状態の銅線3に対し、被膜および線材である銅に対しての吸収率を一定値以上持つグリーンレーザ(レーザ光1)を、銅線3の被膜剥離部分に対して照射し、レーザ熱によって被膜を昇華させ、レーザ照射部分に相当する被膜剥離部分において、被膜の残存なく、また線材の損傷なく、線材を露出させるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、線材の周囲を被覆する被膜が部分的に剥離された銅線の製造方法、および銅線被膜剥離装置に関する。
近年、電子機器では高密度実装化に伴い、モータ等に用いられる銅線の被膜材に耐熱性、絶縁性の良い、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルイミド、ポリイミド、ポリアミドイミドなどが使われている。しかし、それらの被膜材は硬く、銅線に対する密着性が良いため、被膜を剥離するのは容易ではない。従来では切削等により機械的に被膜を剥離していたが、削り屑が銅線に付着し、製品に混入する、また装置の摺動部分に削り屑が蓄積、装置が故障するという問題があった。それ以外には化学薬品に浸積させる方法があるが、非常に反応性の高い薬品を使用するために剥離部周辺が腐食することと、危険な化学処理が必要になるという問題があった。そこで、これらの問題を解決する方法として、種々のレーザ(COレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザ)を用いて被膜を昇華させて除去する方法がとられている。
特開平4−105509号公報 特開昭62−92712号公報
種々のレーザ(COレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザ)を用いて被膜を昇華させて除去する場合、COレーザでは1μm以下の被膜が銅表面に残存してしまい、線材を露出させることが困難であり、エキシマレーザは、被膜への吸収率が高すぎ、YAGレーザでは、被膜への吸収率が低すぎて、銅線被膜剥離に適していないという問題があった。
また、従来では、銅線を全周にわたり剥離するために、一般的に反射鏡を用いてレーザ光を多方向から照射するなど方法がとられるが、レーザにより気化した被膜の炭化物(被膜カス)等が反射鏡に付着してしまい、メンテナンスにコストがかかるなどといった問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、部分的に絶縁被膜が剥離された銅線を得る銅線の製造方法、コストが安価でメンテナンスが容易な銅線被膜剥離装置を得ることを目的としている。
この発明に係わる銅線の製造方法は、銅よりなる線材の外周が絶縁被膜で被覆された銅線に対し、上記絶縁被膜の一部を剥離するためにグリーンレーザを照射し、上記レーザ照射部分の上記線材を露出させることを特徴とするものである。
この発明に係わる銅線被膜剥離装置は、照射対象に向ってグリーンレーザを発し、上記グリーンレーザの照射方向が互いに対向する第一の発振器と第二の発振器、上記第一の発振器から発した上記グリーンレーザを集光する第一の集光レンズ、上記第一の集光レンズによって集光された上記グリーンレーザを裏面から表面へ透過させる第一の偏光ビームスプリッタ、上記第二の発振器から発した上記グリーンレーザを集光する第二の集光レンズ、上記第二の集光レンズによって集光された上記グリーンレーザを裏面から表面へ透過させる第二の偏光ビームスプリッタを備え、上記照射対象を通過した上記グリーンレーザが上記第一の偏光ビームスプリッタまたは上記第二の偏光ビームスプリッタの表面において反射する構成とし、上記照射対象となる、銅よりなる線材の外周を絶縁被膜で被覆した銅線に、上記グリーンレーザを照射することで、上記絶縁被膜の一部を剥離することを特徴とするものである。
この発明の銅線の製造方法によれば、グリーンレーザを銅線に照射することで、絶縁被膜の一部を剥離して、線材を露出させることができ、部分的に絶縁被膜を剥離した状態の銅線を得ることが可能となるという効果がある。
この発明の銅線被膜剥離装置によれば、異なる二方向からレーザを照射するため、銅線の全周における被膜剥離が可能である。また、一方の発振器から発したグリーンレーザが、銅線を透過後、偏光ビームスプリッタの表面において反射し、他方の発振器に直行することがなく、他方の発振器に損傷を与えることがないという効果がある。
実施の形態1.
銅線に対してレーザ光を照射し、その外周を覆う絶縁被膜(または単に被膜とする。)を部分的に剥離する場合、被膜へ照射されたレーザ光の一部は、被膜表面で反射し、残りが被膜内部に入射する。その被膜内部に入射したレーザ光の一部が被膜に吸収され、被膜を加熱、昇華させ、一部が更に奥まで透過する。被膜への吸収率が高いほど透過率が低くなるため、レーザ光が芯線(線材)に達さず、被膜のみを効率よく加熱できるので、芯線の損傷無く被膜を剥離できるが、被膜の表面にしかレーザ光が吸収されないため、剥離速度が遅くなる。逆に、被膜への吸収率が低いほど、被膜に吸収されずにレーザ光が芯線に達するため、芯線が溶融してしまう。芯線の損傷なく被膜を早く剥離するためには、被膜厚さ10μmに対して吸収率が20%〜80%であるのが良い。被膜厚さ10μmにおける、レーザ光の波長とポリイミド(被膜)への吸収率との関係を図1に示す。
図1に示すように、被膜剥離に適するレーザ波長は、図中にグレーゾーンで示した、被膜への吸収率が20〜80%である、0.45〜0.55μmおよび5〜10μmの領域にあることがわかる。これより、エキシマレーザ(波長0.3μm程度)は、被膜への吸収率が高すぎ、YAGレーザ(波長1μm程度)では、被膜への吸収率が低すぎて、銅線の被膜剥離に適していないことが分かる。また、CO2レーザは波長10μm程度であるので、被膜への吸収率という点では、被膜剥離に適している。しかし、被膜がほとんど除去され、被膜の厚みが1μm以下になると、レーザ光の90%程度は被膜を透過し、銅線に入射されるが、銅に対するCOレーザ光の反射率が98%程度であるため、レーザ光が銅表面でほとんど反射し、被膜にレーザ熱が伝わらず、1μm以下の薄膜が銅表面に残存してしまうことが分かっている。レーザ光の波長0.45〜0.55μmの範囲には、グリーンレーザ光がある。
次に、銅への吸収率のレーザ光の波長依存性を図2に示す。COレーザ光の銅への吸収率が2%程度であるのに対し、グリーンレーザ光は銅への吸収率が40%程度である。上述したように、COレーザ光を用いた被膜剥離では、線材である銅へのCOレーザ光の吸収率が低いため、絶縁被膜が薄く残存する問題があったが、グリーンレーザ光を銅線被膜剥離に用いることで、被膜への吸収率の条件を満たし、さらに、銅への吸収率の条件も満たして、良好な状態での被膜剥離を行えることを見出すことができた。
この発明の実施の形態1による銅線の製造方法について、以下に説明する。図3は本発明の実施の形態1によるグリーンレーザ光を用いた被膜剥離の様子を示す模式図である。図3において、グリーンレーザ発振器から発振されるレーザ光1は、グリーンレーザ発振器(本体部分は図示せず。)のヘッド2を通過し、集光レンズ4により集光され、銅線3に照射される。レーザ光1が銅線3に照射されることで、銅よりなる線材の周囲を被覆する被膜を加熱、昇華させ、部分的に線材を露出させ、被膜剥離を行うことができる。本方法によれば、被膜への吸収率、透過率のバランスが良く、銅への吸収率の高いグリーンレーザ光を使用しているので、芯線(線材)を損傷させることなく、被膜の残存なく被膜を短時間で剥離し、部分的に線材を露出させた状態の銅線3を製造することができる。
本実施の形態1では、直径2mm、被膜厚さ30μmの銅線に対し、波長532nm、平均出力10Wのグリーンレーザを、直径200μmのサイズで、パルス幅20ns、周波数20kHzで、上記のような銅線3を、長さ5mmにわたり照射したところ、銅線上のビーム照射部において銅線の損傷なく被膜を10秒程度で完全に剥離できた。
比較として、COレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザで剥離を行ってみたが、COレーザでは、1μm程度の被膜が残存し、エキシマレーザでは、剥離するまでに10分程度時間がかかり、YAGレーザでは剥離時間はグリーンレーザと同程度であるが、芯線の溶融が確認された。
上述の例は、被膜としてポリイミドを用いたものであるが、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルイミド、ポリアミドイミドなどであっても効果があることは言うまでもない。
なお、発明に用いられるグリーンレーザ光であるが、銅線被膜剥離のために適用することができる波長範囲は、0.4〜0.6μm、レーザ強度範囲は、1〜100kJ/mである。また、グリーンレーザ光は、YAGレーザ(波長1.064μm)、YLFレーザ(波長1.054μm)などに波長変換素子を用いて、第二高調波を取り出したもので、波長0.532μm、0.527μmとして発振させることができる。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2によるグリーンレーザ光による銅線被膜剥離の様子を示す模式図である。図4において、レーザ光(グリーンレーザ光)1を照射する構成は実施の形態1とほぼ同じで、本実施の形態2では、アシストガス(不活性ガス、もしくは還元ガス)を吹きつけるためのノズル5を設けていることのみ異なる。本構成によれば、レーザ光1の照射位置に対し、銅線3を、長さ方向に送りながら、一方向に絶縁被膜の剥離を行う場合、不活性ガスまたは還元ガスは、銅線3のレーザ光を照射済みの部分から、未照射の部分へ向うように吹き付けられるものであり、アシストガスを吹き付けながら被膜をレーザで剥離するので、剥離部のレーザ熱による酸化を抑制でき、また、レーザの進行方向と同方向に吹き付けており、溶融した被膜カスの剥離部へ付着することを抑制できるのでなお良い。
不活性ガスとしてはN、Ar、He、Xeなど、還元ガスは、H、COなどを用いることができ、ガス流量としては、10L/min程度あれば、十分に剥離部の酸化を抑制することが可能である。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3によるグリーンレーザ光による銅線被膜剥離の様子を示す模式図である。図5において、構成は実施の形態1とほぼ同じで、水槽60に水6を入れ、その水6中で銅線被膜の剥離を行うことのみが異なる。水槽60は、レーザ光1を透過する材質のもの、例えばガラス、アクリルなどよりなるものを用いることができる。本方法によれば、レーザ光1は水6を透過できるので、被膜の剥離が可能で、更に水中で被膜を剥離することで、溶融した被膜はすぐに凝固するため、剥離部への付着を抑制できる。
また、図5においては、水槽60の上方から、水6中の銅線3へレーザ光を照射する例を示しているが、水槽60の側面から照射しても、あるいは底面側から照射しても、同様の効果を得ることができる。
また、レーザ光1の照射位置に対し、銅線3を、長さ方向に送りながら一方向に絶縁被膜の剥離を行うように構成すること、すなわち、ヘッド2の位置は固定し、固定した水槽60内で、図示しないローラ等を用いて銅線3を一方向に送りながら、レーザ光1の入/切で、剥離部分と剥離しない部分とを区別して処理することが可能であり、被膜を残した銅線3の長さ、剥離部分の長さを調整することができる。
なお、水槽60内の水を、銅線3を送る方向と逆方向に向って緩やかに流す、水槽60内の清浄化機能を付加することで、連続的に被膜剥離処理を行った場合でも、レーザ光1によって昇華した被膜カスが銅線3のレーザ光照射部の周囲に滞留せず、良好な状態での被膜剥離を実現することができる。水を流す方向が銅線の送りと逆方向でない場合、被膜剥離により露出された銅の線材の表面が、被膜カスによって汚染されることが考えられ、適切ではない。
水6は、蒸留水、水道水等を用いることが可能である。
上記の例では、レーザ光1による銅線被膜剥離について示しているが、水槽60を用い、水中でレーザ光による被膜剥離を行うこと、さらに、水槽60内の清浄化機能を持たせることは、他のレーザ光(COレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザ)を用いた処理においても有効である。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4によるグリーンレーザ光を用いた被膜剥離装置を示す斜視図で、図7はレーザ光の透過経路を示した構成概略図である。本発明による被膜剥離装置は互いに偏光方向が直行するレーザ光1a、1bを照射し、銅線3に対し対面に位置するように設置されたヘッド2a、2b、レーザを集光するための集光レンズ4a(第一の集光レンズ)、4b(第二の集光レンズ)、ヘッド2aから照射されるレーザ光1aは透過し、ヘッド2bから照射されるレーザ光1bは反射する(第一の)偏光ビームスプリッタ7a、ヘッド2bから照射されるレーザ光1bは透過し、ヘッド2aから照射されるレーザ光1aは反射する(第二の)偏光ビームスプリッタ7bにより構成されている。
本構成によれば、銅線3に対面するようにヘッド2a(第一の発振器に相当する)、2b(第二の発振器に相当する)を設置し、レーザ光1を2方向から照射するので、銅線全周の被膜剥離が可能である。更に、偏光ビームスプリッタ7a、7bは裏面側から入った光は透過するが、それぞれ7b、7aの表面側に入った光は反射するので、銅線3を透過したレーザ光1a、1bがそれぞれヘッド2b、2aに進行することはなく、レーザ発振器に損傷を与えなくてすむという利点がある。また、銅線3を軸方向に剥離したい場合には銅線3のみを送ればよく、複雑な機構が不必要で、コストも安価であり、更に反射鏡を使用していないので、メンテナンスが容易である。
上述したとおり、銅線被膜剥離処理では、グリーンレーザ光を用いることが、他のレーザ光(COレーザ、エキシマレーザ、YAGレーザ)を用いる場合よりも、被膜、線材への吸収率が適合しており、優れている。しかし、本実施の形態4に示すような被膜剥離装置の構成、すなわち、ヘッド2a、2bを対向配置し、偏光ビームスプリッタ7a、7bを介在させてレーザ光がヘッドへ進行しないような構成を、グリーンレーザ光以外のレーザ光を用いた被膜剥離装置に適用することでも、レーザ発振器に損傷を与えることなく、全周の被膜剥離を可能とするという効果は、同様に得ることができる。
実施の形態5.
図8は、本発明の実施の形態5によるグリーンレーザ光による被膜剥離装置を示す斜視図である。本発明による剥離装置の構成は実施の形態4とほぼ同じで、アシストガス(不活性ガス、もしくは還元ガス)を吹き付けるためのノズル5を設けていることのみが異なる。本構成の被膜剥離装置によれば、アシストガスを吹き付けながら被膜をレーザ光照射により剥離するので、剥離部のレーザ熱による酸化を抑制できる。また、アシストガスをレーザの進行方向と同方向に吹き付けることで(レーザ照射位置が固定され、銅線3を送る構成の場合は、送り方向と逆方向に吹き付けることで)、溶融した被膜の剥離部への付着を抑制できるのでなお良い。
実施の形態6.
図9は、本発明の実施の形態6によるグリーンレーザを用いた被膜剥離装置を示す構成概略図であり、銅線3の断面方向から見たレーザ光の透過経路を示している。図10は、レーザ照射側から見た銅線3周辺の断面図である。図9の構成は、実施の形態4とほぼ同じで、銅線3の剥離したい箇所をローラ8により水6に案内して送ることのみ異なる。本実施の形態によれば、グリーンレーザ光は水6をして水中の銅線3に照射され、被膜の剥離が可能となるもので、更に水中で被膜剥離を行うため、溶融した被膜はすぐに凝固し、剥離部への付着を抑制できる。
また、水槽60内において、ローラ8により銅線3を送りながら、銅線3を水中に保持し、レーザ光1aおよび1bを、入/切させることで、銅線3の被膜を全周にわたって剥離する部分、剥離せずに残す部分を区別し、一巻き分の銅線の被膜剥離処理を連続して行うことができるという効果がある。
上述の実施の形態3において、水槽60内の水の清浄化について述べたが、この実施の形態6においても、水槽60内を、水の流れを銅線3の送りと逆方向に構成することでレーザ光照射状態を悪化させることがなく、良好な銅線被膜剥離が可能となる。
このような銅線3を送る構成と、水槽60内の清浄化機能は、グリーンレーザ以外のレーザ光を用いた被膜剥離装置にも適用することができる。
絶縁被膜への吸収率の、レーザ光波長依存性を示す図である。 銅への吸収率の、レーザ光波長依存性を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるグリーンレーザによる絶縁被膜剥離の様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態2におけるグリーンレーザによる絶縁被膜剥離の様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態3におけるグリーンレーザによる絶縁被膜剥離の様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態4におけるグリーンレーザによる被膜剥離装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4におけるグリーンレーザによる被膜剥離装置を示す構成概略図である。 本発明の実施の形態5における被膜剥離装置の斜視図である。 本発明の実施の形態6におけるグリーンレーザによる銅線方向から見た被膜剥離装置を示す構成概略図である。 本発明の実施の形態6におけるグリーンレーザによるレーザ照射方向から見た銅線周辺の断面図である。
符号の説明
1、1a、1b レーザ光、 2、2a、2b ヘッド、
3 銅線、 4、4a、4b 集光レンズ、
5 ノズル、 6 水、
7、7a、7b 偏光ビームスプリッタ、 8 ローラ
60 水槽。

Claims (9)

  1. 銅よりなる線材の外周が絶縁被膜で被覆された銅線に対し、上記絶縁被膜の一部を剥離するためにグリーンレーザを照射し、上記レーザ照射部分の上記線材を露出させることを特徴とする銅線の製造方法。
  2. 上記絶縁被膜は、ポリイミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルイミド、ポリアミドイミドのいずれかによって構成されたことを特徴とする請求項1記載の銅線の製造方法。
  3. 上記銅線の、上記線材が露出した部分に、不活性ガスまたは還元ガスを吹き付けることを特徴とする請求項1記載の銅線の製造方法。
  4. 上記グリーンレーザの照射位置に対し、上記銅線を、長さ方向に送りながら一方向に上記絶縁被膜の剥離を行う場合、上記不活性ガスまたは上記還元ガスは、上記銅線の、上記グリーンレーザを照射済みの部分から、未照射の部分へ向かうように吹き付けられることを特徴とする請求項3記載の銅線の製造方法。
  5. 上記銅線を水中に配置し、上記グリーンレーザの照射による上記銅線の上記絶縁被膜の剥離を水中において行うことを特徴とする請求項1記載の銅線の製造方法。
  6. 上記グリーンレーザの照射位置に対し、上記銅線を、長さ方向に送りながら一方向に上記絶縁被膜の剥離を行うことを特徴とする請求項5記載の銅線の製造方法。
  7. 上記導線の周囲の水を、上記銅線を送る方向と逆向きに流すことを特徴とする請求項6記載の銅線の製造方法。
  8. 照射対象に向ってグリーンレーザを発し、上記グリーンレーザの照射方向が互いに対向する第一の発振器と第二の発振器、上記第一の発振器から発した上記グリーンレーザを集光する第一の集光レンズ、上記第一の集光レンズによって集光された上記グリーンレーザを裏面から表面へ透過させる第一の偏光ビームスプリッタ、上記第二の発振器から発した上記グリーンレーザを集光する第二の集光レンズ、上記第二の集光レンズによって集光された上記グリーンレーザを裏面から表面へ透過させる第二の偏光ビームスプリッタを備え、上記照射対象を通過した上記グリーンレーザが上記第一の偏光ビームスプリッタまたは上記第二の偏光ビームスプリッタの表面において反射する構成とし、上記照射対象となる、銅よりなる線材の外周を絶縁被膜で被覆した銅線に、上記グリーンレーザを照射することで、上記絶縁被膜の一部を剥離することを特徴とする銅線被膜剥離装置。
  9. 上記照射対象となる上記銅線を、水中に保持するための、透明な水槽を備え、上記水槽の外側から、上記水槽内の上記銅線に上記グリーンレーザを照射することを特徴とする請求項8記載の銅線被膜剥離装置。
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