JP2008231761A - 辷り出し窓及び窓ステー - Google Patents

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Abstract

【課題】窓ステーのスライダが熱溶融しても障子が窓枠から脱落することがない辷り出し窓とする。
【解決手段】窓枠1に障子2を窓ステー3で開閉自在に取付け、その窓ステー3をベース30とスライダ31と第1アーム33と障子取付板34と第2アーム35を備え、前記ベース30が窓枠1の縦枠12に取付けられ、スライダ31と第1アーム33が連結ピン32で回動自在に連結され、その第1アーム33と障子取付板34が回動自在に連結され、第2アーム35は障子取付板34とベース30に回動自在に連結されて、スライダ31を第1の位置に移動すると障子取付板34がベース30の幅方向一側方に突出して障子2が開放し、スライダ31が第2の位置に移動すると障子取付板34がベース30と重なり合って障子2が閉じるようにし、前記ベース30に支持片36を設け、スライダ31が熱溶融した時には連結ピン32が支持片36に当接してベース30の幅方向一側方に外れないようにして障子2の脱落を防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、窓枠に障子を窓ステーで開閉自在に取付けた辷り出し窓及び、その窓ステーに関する。
辷り出し窓に用いる窓ステーとしては種々のものが知られている。
例えば、特許文献1,2にて開示された窓ステーが知られている。
前記特許文献1に開示された窓ステーは、ベースにスライダを摺動自在に取付け、このスライダに第1アームを連結ピンで回動自在に連結し、この第1アームを障子取付板の一端部に回動自在に連結し、その障子取付板の他端寄りと前記ベースに亘って第2アームを回動自在に連結したもので、そのスライダをベースに沿って一方向に摺動することで障子取付板がベースと重なり合った閉じ位置となり、スライダをベースに沿って他方向に摺動することで障子取付板がベースよりも突出した開き位置となる。
この窓ステーを用いた辷り出し窓は、ベースを窓枠に固着して取付けると共に、障子取付板に障子を取付けたもので、その障子を開き方向に操作することで障子取付板が開き位置に向けて回動し、前記障子を閉じ方向に操作することで障子取付板が閉じ位置に向けて回動し、障子が閉じ状態となると障子取付板が閉じ位置となる。
前記窓ステーのベース、第1・第2アームは金属製であるが、スライダは合成樹脂製としてスムーズに摺動すると共に、複雑形状でも容易に製作できるように等しているので、火災等によってスライダが熱溶融することがある。
前述のように、スライダが熱溶融すると第1アームがベースに対してフリーの状態となるので、障子取付板の一端部がベースから外れ、その障子取付板は第2アームを介してベースに対して自由に回動可能となる。
このために、前述した特許文献1に開示された窓ステーを用いた辷り出し窓は、火災等によってスライダが熱溶融すると障子が窓枠から脱落してしまう。
前記特許文献2に開示された窓ステーは、合成樹脂製のスライダ(摺動子)と第1アーム(連結小アーム)を連結するピンに金属補強板を固定し、その金属補強板がベース(取付レール)の両側レール間よりも長寸としてあるので、スライダが熱溶融した時に金属補強板が両側レール間の凹部に保持され、障子取付板の一端部がベースから外れない。
このスライダを用いた辷り出し窓は、火災等によってスライダが熱溶融しても障子が窓枠から脱落することがない。
実用新案登録第2522278号公報 特許第2847622号公報
前述した特許文献2に開示した窓ステーを用いた辷り出し窓は、火災等によってスライダが熱溶融しても障子が窓枠から脱落しないが、金属補強板を用意するため、その金属補強板を製作する手間が余分にかかるし、部品代が余分にかかり、その金属補強板をピンに固定する作業が余分にかかるので窓ステーの組立工数が増加するので、窓ステーのコストが高く、辷り出し窓が高価となる。
本発明の目的は、窓ステーのスライダが熱溶融しても障子が窓枠から脱落することがないと共に、窓ステーのコストが安く、安価な辷り出し窓及びその窓ステーとすることである。
本発明の辷り出し窓は、窓枠に障子を窓ステーで開閉自在に取付けた辷り出し窓において、
前記窓ステーは、前記窓枠に固着して取付けた金属製のベースと、このベースに沿って第1の位置と第2の位置とに亘って移動する合成樹脂製のスライダと、このスライダに金属製の連結ピンで回動自在に連結した金属製の第1アームと、この第1アームに回動自在に連結され前記障子に固着して取付けた金属製の障子取付板と、この障子取付板と前記ベースに回動自在に連結した金属製の第2アームを備え、
前記スライダが第1の位置の時には障子取付板がベースの幅方向一側方に突出して障子が開放し、前記スライダが第2の位置の時には障子取付板がベースに重なり合って障子が閉じるようにし、
前記ベースは、前記スライダが第2の位置の時に前記連結ピンと相対向し、かつ前記連結ピンよりも障子開き側に位置する支持片を有していることを特徴とする辷り出し窓である。
本発明の辷り出し窓においては、ベースの長手方向一部分にスライダを移動自在に取付け、
前記ベースの長手方向の残りの部分をビスで縦枠に固着して取付け、
前記ベースの長手方向一部分に支持突部を設け、前記縦枠に支持凹部を設け、
前記支持突部を前記支持凹部に嵌合することでベースの長手方向一部分を縦枠に障子開閉方向に動かないように支持することができる。
このようにすれば、スライダが移動する部分にビスがなく、ビス止めの時にスライダが邪魔にならないので、スライダを第1の位置として障子取付板をベースの幅方向一側方に突出した状態としてベースを縦枠にビスで固着して取付けできるので、その作業が簡単である。
また、ベースの長手方向一部分は支持突部が支持凹部に嵌合していることで障子開閉方向に動かないように縦枠に支持されているから、強風雨等で障子に負圧が作用してもベースが外れることがなく、障子が窓枠から脱落することがない。
本発明の窓ステーは、窓枠に障子を開閉自在に取付ける窓ステーにおいて、
前記窓枠に固着して取付ける金属製のベースと、このベースに沿って第1の位置と第2の位置とに亘って移動する合成樹脂製のスライダと、このスライダに金属製の連結ピンで回動自在に連結した金属製の第1アームと、この第1アームに回動自在に連結され前記障子に固着して取付ける金属製の障子取付板と、この障子取付板と前記ベースに回動自在に連結した金属製の第2アームを備え、
前記スライダが第1の位置の時には障子取付板がベースの幅方向一側方に突出して障子が開放するようにし、前記スライダが第2の位置の時には障子取付板がベースに重なり合って障子が閉じるようにし、
前記ベースは、前記スライダが第2の位置の時に前記連結ピンと相対向し、かつ前記連結ピンよりも障子開き側に位置する支持片を有していることを特徴とする窓ステーである。
本発明の窓ステーにおいては、ベースの支持片と連結ピンとの間にスライダの一部分が介在してスライダの移動時には連結ピンが支持片に接しないようにすることができる。
このようにすれば、障子を開閉する時には金属製の支持片と金属製の連結ピンが接しないので、スライダがスムーズにベースに沿って移動すると共に、金属音が生じることがない。
また、スライダが熱溶融した時には連結ピンが支持片に当接する。
本発明の窓ステーにおいては、ベースは、取付板の幅方向一側に支持片を有し、
スライダは、その下面が前記取付板に接し、このスライダはベースの支持片が摺動自在に嵌合するガイド溝と、このガイド溝よりも障子閉じ側で上下面に貫通した孔を有し、この孔に連結ピンが挿通してスライダと第1アームが回動自在に連結され、
前記連結ピンの下面が取付板と対向するようにすることができる。
このようにすれば、スライダはベースの支持片に沿って摺動し、連結ピンは支持片に接して移動することはないので、スライダはスムーズに移動すると共に、金属音が生じることがない。
また、ベースの支持片の突出長さを短くして窓ステーの全高を低くできる。
本発明によれば、窓ステーのスライダが火災時などに熱溶融した際に、連結ピンがベースの支持片に当接して幅方向一側方に外れることがなく、ベースに保持されるので、障子が窓枠から脱落することがない。
また、通常の窓ステーの連結ピンをベースに設けた支持片に当接するようにしたので、従来のように特別な部品を設ける必要がなく、部品点数が少なく、組立作業が容易で窓ステーのコストが安いので、安価な辷り出し窓とすることができる。
図1に示すように、窓枠1に障子2を一対の窓ステー3によって開閉自在に取付けて辷り出し窓としてある。
前記窓枠1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12で矩形状である。
前記障子2は、上框20と下框21と左右の縦框22を矩形状に連結し、その内部にガラスなどのパネル23が装着してある。
この実施の形態では、左右の縦枠12と左右の縦框22に亘って窓ステー3がそれぞれ取付けてある。
前記窓ステー3は、図2〜図6に示すように、ベース30と、このベース30に沿って第1の位置と第2の位置とに亘って摺動するスライダ31と、このスライダ31に連結ピン32で回動自在に連結した第1アーム33と、この第1アーム33に回動自在に連結した障子取付板34と、この障子取付板34と前記ベース30に亘って回動自在に連結した第2アーム35を備えている。
前記ベース30、連結ピン32、第1アーム33、障子取付板34、第2アーム35は金属製で、前記スライダ31は合成樹脂製である。
前記スライダ31が図2に示す第1の位置の時には障子取付板34がベース30の幅方向一側方に突出した開き位置となる。
前記スライダ31が図4に示す第2の位置の時には、前記障子取付板34はベース30と重なり合った閉じ位置となる。
つまり、前記窓ステー3は通常の窓ステーと同様である。
前記窓ステー3は、図1に示すように前記ベース30が縦枠12に固着具で固着して取付けられる。例えば、ビス13で固着して取付けられる。
前記障子取付板34が障子2の縦框22に固着具で固着して取付けられる。例えば、ビス24で固着して取付けられる。
そして、前記障子取付板34を図2に示す開き位置とすることで障子2が開放し、障子取付板34を図4に示す閉じ位置とすることで障子2が閉じる。
要するに、前記ベース30は、縦枠12に、そのベース30の幅方向が障子開閉方向に向かうと共に、幅方向一側方が障子開き方向となるように取付けられる。
そして、スライダ31が第1の位置であると障子取付板34が窓枠1よりも障子開き方向に突出して障子2が開放する。
前記スライダ31が第2の位置であると障子取付板34が窓枠1内に収納されて障子2が閉じる。
図1に示す実施の形態では、ベース30は上下方向に向けて取付けられ、そのベース30の上部寄りに第1アーム33が位置し、下部寄りに第2アーム35が位置していると共に、スライダ31はベース30の上部において上下に移動し、第1の位置よりも第2の位置が上方となっている。
前記ベース30は、その幅方向一側寄り(つまり、障子開き方向寄り)に支持片36を有している。
前記連結ピン32は図4に示すように、スライダ31が第2の位置、つまり障子取付板34が閉じ位置の時に、前記支持片36と相対向し、かつ支持片36よりも幅方向他側寄り(障子閉じ側寄り)に位置し、その連結ピン32がベース30の幅方向一側方(図4で矢印a方向)に突出しようとすると支持片36に当接して外れないようにしてある。
つまり、支持片36は連結ピン32よりも障子開き側に位置している。
このようであるから、障子2が閉じている時にスライダ31が火災等で熱溶融して、障子2が窓枠1に対して開き方向に移動しようとすると、連結ピン32がベース30の支持片36に当接してベース30の幅方向一側方に外れることがなく、ベース30で保持される。
したがって、障子2が閉じた状態でスライダ31が熱溶融した時に障子2が窓枠1から脱落することがない。
また、通常の窓ステーの連結ピン32をベース30に設けた支持片36に当接するようにしたので、従来のように特別な部品を設ける必要がなく、部品点数が少なく、組立作業が容易で窓ステーのコストが安いので、安価な辷り出し窓とすることができる。
この実施の形態では、ベース30の支持片36は、ベース30の長手方向ほぼ全長に亘って設けてあり、スライダ31が第1の位置の時にも連結ピン32が支持片36と対向してベース30の幅方向一側方に外れないようにしてある。
これによって、障子2が開いている時にスライダ31が熱溶融しても障子2が窓枠1から脱落することがない。
前記窓ステー3の具体形状を説明する。
前記ベース30は、幅狭く長尺な板状の取付板30aと、この取付板30aの幅方向一側に設けた立上り片30bと、前記取付板30aの幅方向他側に設けた立上り板30cと、この立上り板30cの上端に設けた前記取付板30aと対向した横向板30dと、この横向板30dに設けた取付板30aに向かう支持片30eを有し、幅方向他側にガイド凹部30fを有している。このベース30は1枚の板を折り曲げ加工して製作される。
前記ガイド凹部30fは幅方向一側方に開口している。
前記立上り片30bが前記支持片36で、取付板30aの長手方向一端(図2で下端)から長手方向他端寄り(図2で上端寄り)まで連続している。
前記スライダ31は、その下面31aがベース30の取付板30aに摺動自在に接し、その下面31aに前記支持片36が摺動自在に嵌まり込む下のガイド溝37を有し、上面31bには前記支持片30eが摺動自在に嵌まり込む上のガイド溝38を有すると共に、このスライダ31の幅方向他側部が前記ベース30のガイド凹部30fに摺動自在に嵌合している。前記下のガイド溝37と上のガイド溝38との間に孔(段付きの孔)39が形成され、この孔39は下のガイド溝37よりも障子閉じ側に位置している。
これによって、スライダ31はベース30に、その長手方向に摺動自在で、かつ幅方向には動かないように取付けられる。
前記連結ピン32はスライダ31の孔39に挿通し、その連結ピン32の下面が取付板30aと対向している。
前述のようであるから、スライダ31はベース30の支持片36に沿って摺動し、連結ピン32は支持片36に接して移動することはないので、スライダ31はスムーズに移動すると共に、金属音が生じることがない。
また、ベース30の支持片36の突出長さを短くして窓ステー3の全高を低くできる。
前記連結ピン32は、スライダ31の孔(段付きの孔)39に嵌合した大径の支持軸部32aと、第1アーム33の長手方向一端部の孔33aに嵌合した小径の連結軸部32bを有し、前記スライダ31の孔39を挿通して連結軸部32bを孔33aに挿通して支持軸部32aと連結軸部32bとの段差部を第1アーム33の孔33aの開口縁に接し、その連結軸部32bの孔33aよりも突出した部分をカシメ加工することで連結ピン32の連結軸部32bを第1アーム33に抜けないように支持固定し、前記スライダ31と第1アーム33の長手方向一端部を回動自在に連結している。このスライダ31の第1アーム33を連結した部分は、他の部分よりも薄くなっている。
前記連結ピン32の支持軸部32aの下面がベース30の取付板30aと対向し、外周面が支持片36と対向している。
この支持片36と連結軸部32aの外周面との間には前述のようにスライダ31の一部分が介在しており、通常時にスライダ31が摺動する時には連結ピン32(支持軸部32aの外周面)が支持片36に接することがなく、スムーズに移動すると共に、金属音が生じることもない。また、スライダ31が熱溶融した時には連結ピン32は第1アーム33に固定され、その連結ピン32(支持軸部32aの外周面)が支持片36に接する。
前記第1アーム33の長手方向他端部が障子取付板34の長手方向一端部に第1ピン40で回動自在に連結され、この第1アーム33の長手方向中間部に第2アーム35の長手方向一端部が第2ピン41で回動自在に連結され、その第2アーム35の長手方向他端部が第3ピン42でベース30(取付板30a)の長手方向他端部に回動自在に連結されている。
前記第1アーム33にはガイドピン43が設けてあり、このガイドピン43は支持片36に摺動自在に嵌まり込む溝43aを有している。
図2に示すように、スライダ31が第1の位置の時には位置決めピン44に当接して第1の位置よりも長手方向他端に向けて摺動しないように位置決めして保持できるようにしてある。
前述のようにスライダ31が第1の位置の時には第1アーム33のガイドピン43の溝43aが支持片36に嵌まり込み、第1アーム33を図2に示すベース30の幅方向一側方に張り出した姿勢にしっかりと保持する。
これによって、障子取付板34を第2アーム35と第1アーム33とで図2に示す開き位置にしっかりと保持する。
図2に示す状態からスライダ31が第2の位置に向けて図2の矢印b方向に摺動すると、前記ガイドピン43が支持片36に沿って摺動するので第1アーム31は平行移動する。
そして、ガイドピン43が支持片36から外れると、ベース30の長手方向一端部に取付けたストッパ兼ガイド片45のガイド面45aにガイドピン43が当接し、そのガイド面45aに沿って幅方向他側に向けて摺動することで第1アーム33がスライダ31に対して回動し、図4に示すように障子取付板34と第1アーム33、第2アーム35が重なり合ってベース30に重なり合った閉じ位置となる。
次に、ベース30の取付けについて説明する。
前記ベース30の長手方向他端寄り部分(図2、図4の上方寄り部分)においてスライダ31が第1の位置と第2の位置とに亘って移動自在に取付けてあるので、そのベース30の長手方向一端寄り部分(図2、図4の下方寄り部分)、つまりスライダ31が移動する長手方向一部分以外の長手方向の残りの部分を、前述のビス13で縦枠12に固着して取付ける。
例えば、ベース30の取付部30aにおける長手方向一端寄り部分に透孔50を形成し、この透孔50からビス13を縦枠12に固着して取付ける。
このように取付けることで、スライダ31及び連結ピン32がベース30を縦枠12に取付けるビス13に沿って移動することがないから、その連結ピン32をベース30の取付部30aの表面に接するか、又は僅かな隙間を置いて対向するようにできる。
したがって、ベース30の支持片36の突出長さ(取付部30aからの突出長さ)を短くして連結ピン32の外周面を支持片36と対向させることができるので、窓ステー3の全高を低くすることができる。
また、スライダ31が移動する部分にビス13がなく、ビス止めの時にスライダ31が邪魔にならないので、スライダ31を第1の位置として障子取付板34をベース30の幅方向一側方に突出した状態としてベース30を縦枠12にビス13で固着して取付けできるので、その作業が簡単である。
前述のようにしてベース30を縦枠12に取付けると、ベース30の長手方向他端寄り部分(スライダ31が移動部分)が縦枠12に固定されないので、強風雨時等に障子2に作用する負圧によってベース30が障子開き方向に引っ張られることによってビス13が外れ、ベース30が縦枠12から外れて障子2が窓枠1から脱落する恐れがある。
そこで、ベース30(取付部30a)の長手方向他端寄り部を縦枠12に支持して障子開閉方向に動かないようにした。
例えば、ベース30の取付部30aの長手方向他端寄り部に支持突部を取付部30aの裏面(縦枠12と接する面)よりも突出して設ける。
好ましくは、取付部30aの一部分を切り起こして支持突部51とする。
図7と図8に示すように、縦枠12のベース取付部に支持突部が嵌まり込む支持凹部を形成する。
好ましくは、縦枠12にベース取付プレート52を固着し、このベース取付プレート52の孔53にビス13を螺合してベース30の長手方向他端寄り部分を固着して取付ける。
前記ベース取付プレート52に支持凹部54を形成し、この支持凹部54に支持突部51を嵌合してベース30の長手方向他端寄り部分を障子開閉方向に動かないように支持する。
また、障子取付板34を障子2の縦框22に固着して取付けた状態で、窓枠1の障子開放側(室外側)から障子2を手で持ち、窓枠1内に押し込むことによって支持突部51がベース取付プレート52に接して弾性変形し、所定位置まで押し込まれると支持突部51が支持凹部54に嵌合してベース30がベース取付プレート52に支持されると共に、ベース30がベース取付プレート52の内向片52aに接して障子開閉方向に位置決めされ、障子2が窓枠1に仮取付けされる。
この状態で、ベース30の長手方向一端寄り部分(下方部分)の透孔50からビス13をベース取付プレート52の孔53に螺合することでベース30を縦枠12に固着して取付ける。
このようであるから、窓枠1に障子2を簡単に取付けできる。
本発明の実施の形態を示す辷り出し窓の斜視図である。 窓ステーの障子取付板が開き位置の時の正面図である。 窓ステーの底面図である。 窓ステーの障子取付板が閉じ位置の時の正面図である。 図2のA−A拡大断面図である。 図2のB−B拡大断面図である。 窓ステーの取付け説明図である。 窓ステーを取付けた状態の拡大横断面図である。
符号の説明
1…窓枠、2…障子、3…窓ステー、12…縦枠、13…ビス、22…縦框、24…ビス、30…ベース、31…スライダ、32…連結ピン、33…第1アーム、34…障子取付板、35…第2アーム、36…支持片、37…下のガイド溝、39…孔、51…支持突部、52…ベース取付プレート、53…孔、54…支持凹部。

Claims (5)

  1. 窓枠に障子を窓ステーで開閉自在に取付けた辷り出し窓において、
    前記窓ステーは、前記窓枠に固着して取付けた金属製のベースと、このベースに沿って第1の位置と第2の位置とに亘って移動する合成樹脂製のスライダと、このスライダに金属製の連結ピンで回動自在に連結した金属製の第1アームと、この第1アームに回動自在に連結され前記障子に固着して取付けた金属製の障子取付板と、この障子取付板と前記ベースに回動自在に連結した金属製の第2アームを備え、
    前記スライダが第1の位置の時には障子取付板がベースの幅方向一側方に突出して障子が開放し、前記スライダが第2の位置の時には障子取付板がベースに重なり合って障子が閉じるようにし、
    前記ベースは、前記スライダが第2の位置の時に前記連結ピンと相対向し、かつ前記連結ピンよりも障子開き側に位置する支持片を有していることを特徴とする辷り出し窓。
  2. ベースの長手方向一部分にスライダを移動自在に取付け、
    前記ベースの長手方向の残りの部分をビスで縦枠に固着して取付け、
    前記ベースの長手方向一部分に支持突部を設け、前記縦枠に支持凹部を設け、
    前記支持突部を前記支持凹部に嵌合することでベースの長手方向一部分を縦枠に障子開閉方向に動かないように支持した請求項1記載の辷り出し窓。
  3. 窓枠に障子を開閉自在に取付ける窓ステーにおいて、
    前記窓枠に固着して取付ける金属製のベースと、このベースに沿って第1の位置と第2の位置とに亘って移動する合成樹脂製のスライダと、このスライダに金属製の連結ピンで回動自在に連結した金属製の第1アームと、この第1アームに回動自在に連結され前記障子に固着して取付ける金属製の障子取付板と、この障子取付板と前記ベースに回動自在に連結した金属製の第2アームを備え、
    前記スライダが第1の位置の時には障子取付板がベースの幅方向一側方に突出して障子が開放するようにし、前記スライダが第2の位置の時には障子取付板がベースに重なり合って障子が閉じるようにし、
    前記ベースは、前記スライダが第2の位置の時に前記連結ピンと相対向し、かつ前記連結ピンよりも障子開き側に位置する支持片を有していることを特徴とする窓ステー。
  4. ベースの支持片と連結ピンの間にスライダの一部分が介在してスライダの移動時には連結ピンが支持片に接しないようにした請求項3記載の窓ステー。
  5. ベースは、取付板の幅方向一側に支持片を有し、
    スライダは、その下面が前記取付板に接し、このスライダはベースの支持片が摺動自在に嵌合するガイド溝と、このガイド溝よりも障子閉じ側で上下面に貫通した孔を有し、この孔に連結ピンが挿通してスライダと第1アームが回動自在に連結され、
    前記連結ピンの下面が取付板と対向するようにした請求項4記載の窓ステー。
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