JP2008230722A - アクリルフィルムロール - Google Patents

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亮典 松盛
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Abstract

【課題】アクリル系樹脂フィルムを巻き取る際にゲージバンドの発生を抑制し、印刷時の抜けを防いで印刷収率を向上することができるアクリルフィルムロールを提供することである。
【解決手段】長尺のアクリル系樹脂フィルムをロール状に巻き取ってなるアクリルフィルムロールであって、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲である。フィルム幅方向に揺動を行い、かつ13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取ったものであるのが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、長尺のアクリル系樹脂フィルムをロール状に巻き取ってなるアクリルフィルムロールに関し、より詳細には、加飾加工時の不良発生を改善したアクリルフィルムロールに関する。
アクリル系樹脂フィルムは、耐候性と可視光域の透明性に優れることから、単独で使用される他、各種基材に積層され、基材に耐候性と共に透明性に由来する意匠性を付与するためのフィルムとして好ましく用いられている。また、アクリルとその他の樹脂を共押出によりフィルム化し加飾用途に用いることも種々検討されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
ここで、アクリル系樹脂フィルムを得る方法として、例えばTダイより溶融樹脂を押出して、ポリシングロールに両面が完全に接するようにして冷却・延伸してフィルム化する方法(以下、「両面タッチ法」と言う。)がある。この両面タッチ法により製造されたアクリル系樹脂フィルムは、フィルム表面の平滑性が高いことから印刷適正が高く、印刷抜けが生じ難いため印刷収率が高いという長所がある。
しかしながら、フィルムの膜厚が周囲よりも1〜2%程度厚膜化してしまう部分があり、ロール状に巻き取ってアクリルフィルムロールとする際に、厚膜部分が同一箇所に何度も積み重なることによって、ロール表面に盛り上がった部分(すなわちゲージバンド)が発生してしまう。ゲージバンドが発生すると、フィルムに凹凸状の痕がついてしまうので、このアクリルフィルムロールから繰り出されるアクリル系樹脂フィルムにおいて、印刷時にインクが上手く乗らずに印刷抜けとして問題となることがあった。
一方、アクリル系樹脂フィルムに限らず、成膜後に印刷等の加飾および機能付与加工を行う必要性からフィルム表面の平滑性が重要であり、この平滑性を維持しつつフィルムを巻取る方法が従来から種々検討されている(例えば、特許文献7〜12参照)。
しかしながら、特許文献7〜12に記載されているフィルムの巻取り方法を採用して長尺のアクリル系樹脂フィルムをロール状に巻き取ってなるアクリルフィルムロールでは、十分にゲージバンドの発生を抑制できないのが現状である。
特開平7−34623号公報 特開平9−239889号公報 特開2001−71444号公報 特開2001−239622号公報 特開2002−273835号公報 特許第3451785号公報 特開平11−115028号公報 特開2000−16644号公報 特開2002−255409号公報 特開2003−147092号公報 特公平5−30736号公報 特開2006−117434号公報
本発明の課題は、アクリル系樹脂フィルムを巻き取る際にゲージバンドの発生を抑制し、印刷時の抜けを防いで印刷収率を向上することができるアクリルフィルムロールを提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲である場合には、ゲージバンド痕のないアクリル系樹脂フィルムが得られるという新たな事実を見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のアクリルフィルムロールは、以下の構成からなる。
(1)長尺のアクリル系樹脂フィルムをロール状に巻き取ってなるアクリルフィルムロールであって、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲であることを特徴とするアクリルフィルムロール。
(2)フィルム幅方向に揺動を行いながら巻き取った前記(1)記載のアクリルフィルムロール。
(3)13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取った前記(1)記載のアクリルフィルムロール。
(4)フィルム幅方向に揺動を行い、かつ13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取った前記(1)記載のアクリルフィルムロール。
(5)巻き取るアクリル系樹脂フィルムの厚みが300μm以下である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のアクリルフィルムロール。
本発明のアクリル系樹脂フィルムは、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のアクリルフィルムロールを構成するアクリル系樹脂フィルムの樹脂組成物が、メタクリル樹脂およびアクリルゴム粒子を含むことを特徴とする。
また、本発明のアクリル系樹脂フィルムは、前記メタクリル樹脂が、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体であり、前記アクリルゴム粒子が、アクリル酸アルキルを主体とする弾性重合体を含む粒子であるのが好ましい。前記アクリルゴム粒子が、前記弾性重合体の層の外側に、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体の層を有する多層構造の粒子であるのが好ましい。前記アクリルゴム粒子が、前記弾性重合体の層の内側に、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体の層を有する多層構造の粒子であるのが好ましい。Tダイより押し出されたアクリル系樹脂フィルムを構成する樹脂組成物の両面が同時にロールに接するように冷却固化されて製造されるのが好ましい。
本発明によれば、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度を45N/m2以下とし、かつロール幅方向中の最大圧縮強度を平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲とするので、ロール幅方向の圧縮強度が均一になり、その結果、ゲージバンド痕のないアクリル系樹脂フィルムが得られるという効果を有する。しかも、本発明にかかるアクリルフィルムロールから繰り出されるアクリル樹脂系フィルムは、印刷時における印刷抜けが非常に少なく、印刷等の加飾加工時の不良率を低減することができる。また、このアクリル樹脂系フィルムには、例えば片面に印刷を施すこともでき、その印刷が施された面に樹脂層を設けることにより、積層フィルムとすることもできる。そして、上記アクリル系樹脂フィルムの印刷が施された面、または上記積層フィルムの樹脂層が設けられた面に樹脂成形体を積層することにより、積層成形体を得ることができる。なお、本発明は、両面タッチ法以外の手法によるフィルムに対しても適用可能である。
特に、前記(2)〜(4)にかかるアクリルフィルムロールは、フィルム巻取り時に幅方向への揺動、巻き取る際の張力を調整して巻き取ったものなので、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度と、最大圧縮強度とを前記した所定の値にすることができる。
本発明にかかるアクリルフィルムロールは、長尺のアクリル系樹脂フィルム(以下、「アクリルフィルム」と言う。)をロール状に巻き取ってなり、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下、好ましくは10〜45N/m2であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲である。これにより、ロール幅方向の圧縮強度が均一になり、ゲージバンド痕のないアクリルフィルムが得られる。
一方、前記平均圧縮強度が45N/m2を超えると、ゲージバンドが発生しやすくなり、平均圧縮強度が10N/m2より小さいと、巻き上がったロールが緩いため輸送中の振動などでロールの端面がずれるおそれがある。また、ロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍を超えた箇所では、特にゲージバンドが発生しやすくなる。
前記平均圧縮強度は、アクリルフィルムを巻き上げた際のロール幅方向の巻き硬さ(圧縮強度)をJIS A 1155に従って10箇所測定し、得られた測定値から算出される平均値である。また、前記最大圧縮強度は、前記測定値中の最大値である。
ここで、アクリルフィルムを巻き取る際には、フィルム幅方向に揺動(オシレーション)を行いながら巻き取るのが好ましい。これにより、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度と、最大圧縮強度とを前記した所定の値にすることができる。具体的には、アクリルフィルムを巻き取る際の揺動ストローク幅としては、製品フィルム全幅以下であれば特に制限はない。また、揺動により端面がずれるが、端面のずれはフィルム製造時のライン速度とストローク幅に依存するため、フィルム成膜後の後加工である印刷等の加飾工程にて加工機械と干渉する場合は、それに応じてライン速度と揺動ストローク幅を適宜調整すればよい。
また、アクリルフィルムを巻き取る際には13kgf以下、好ましくは12kgf以下かつ5kgfを超えるように張力を調整するのがよい。これにより、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度と、最大圧縮強度とを前記した所定の値にすることができる。アクリルフィルムを巻き取る際の張力は、巻き取り中に13kgf以下で適宜変更可能である。
一方、前記張力が13kgfを超えると、ゲージバンドが発生しやすく、5kgf以下であると、フィルムを巻き取る力が弱く、巻き上がったロールが緩いため輸送中の振動などでロールの端面がずれる問題がある。
本発明では、特に、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度と、最大圧縮強度とを確実に前記した所定の値にする上で、フィルム幅方向に揺動を行い、かつ13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取るのが好ましい。
巻き取るアクリルフィルムは、その厚みが300μm以下、好ましくは30〜250μm、より好ましくは40〜200μmであるのがよい。これに対し、厚みが300μmより大きいフィルムは、製造や取り扱いが困難であり、単位面積あたりの単価が増加してコスト的にも不利となるので好ましくない。また、厚みが30μmより薄いフィルムは、特に表面平滑性の高いものを得ようとする場合に成膜し難くなるおそれがある。
また、巻き取るアクリルフィルムは長尺状を有しており、具体的な形状としては、幅500〜2000mm、好ましくは800〜1400mm、長さ100〜3000m、好ましくは500〜2000mであるのがよい。
前記したアクリルフィルムロールを構成するアクリルフィルムの樹脂組成物が、メタクリル樹脂およびアクリルゴム粒子を含むのが好ましい。具体的には、本発明のアクリルフィルムを構成する基材樹脂であるメタクリル樹脂は、メタクリル酸エステルを主体とする重合体であり、メタクリル酸エステルの単独重合体であってもよいし、メタクリル酸エステル50重量%以上とこれ以外の単量体50重量%以下との共重合体であってもよい。ここで、メタクリル酸エステルとしては、通常、メタクリル酸のアルキルエステルが用いられる。
メタクリル樹脂の好ましい単量体組成は、全単量体を基準として、メタクリル酸アルキルが50〜100重量%、アクリル酸アルキルが0〜50重量%、これら以外の単量体が0〜49重量%であり、より好ましくは、メタクリル酸アルキルが50〜99.9重量%、アクリル酸アルキルが0.1〜50重量%、これら以外の単量体が0〜49重量%である。
ここで、メタクリル酸アルキルの例としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。中でもメタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
また、アクリル酸アルキルの例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。
また、メタクリル酸アルキルおよびアクリル酸アルキル以外の単量体は、単官能単量体、すなわち分子内に重合性の炭素−炭素二重結合を1個有する化合物であってもよいし、多官能単量体、すなわち分子内に重合性の炭素−炭素二重結合を少なくとも2個有する化合物であってもよいが、単官能単量体が好ましく用いられる。
単官能単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族アルケニル化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のアルケニルシアン化合物等が挙げられる。また、多官能単量体の例としては、エチレングリコールジメタクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート等の多価アルコールのポリ不飽和カルボン酸エステル;アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、ケイ皮酸アリル等の不飽和カルボン酸のアルケニルエステル;フタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート等の多塩基酸のポリアルケニルエステル;ジビニルベンゼン等の芳香族ポリアルケニル化合物等が挙げられる。
なお、上記のメタクリル酸アルキル、アクリル酸アルキルおよびこれら以外の単量体は、それぞれ必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
メタクリル樹脂は、フィルムの耐熱性の点から、そのガラス転移温度が40℃以上であるのが好ましく、60℃以上であるのがより好ましい。このガラス転移温度は、単量体の種類やその割合を調整することにより、適宜設定することができる。
メタクリル樹脂は、その単量体成分を、例えば懸濁重合、乳化重合、塊状重合等の方法により重合させることにより調製することができる。その際、好適なガラス転移温度を得るため、または好適なフィルムへの成形性を示す粘度を得るため、重合時に連鎖移動剤を使用することが好ましい。連鎖移動剤の量は、単量体の種類やその割合等に応じて適宜決定すればよい。
メタクリル樹脂には紫外線吸収剤を配合して、その組成物によりアクリルフィルムを構成してもよい。紫外線吸収剤の例としてはベンゾトリアゾール系の、2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール](分子量659;市販品の例としては株式会社ADEKAの「LA31」)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(分子量447.6;市販品の例としてはチバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社の「チヌビン234」)等が挙げられる。また、ベンゾエート系紫外線吸収剤の例として、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(分子量438.7;市販品の例としては住友化学株式会社の「Sumisorb400」)も挙げられる。なお、上記紫外線吸収剤はそれぞれ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもできる。また、必要により、上記紫外線吸収剤以外の紫外線吸収剤、例えばサリチル酸誘導体、置換アクリロニトリル、ニッケル錯体、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等をフィルムに含有させることもできる。
前記アクリルゴム粒子は、ゴム成分としてアクリル酸エステルを主体とする弾性重合体を含有する粒子であり、この弾性重合体のみからなる単層構造の粒子であってもよいし、この弾性重合体の層を有する多層構造の粒子であってもよいが、フィルムの表面硬度の点から多層構造の粒子であることが好ましい。また、この弾性重合体は、アクリル酸エステルの単独重合体であってもよいし、アクリル酸エステル50重量%以上とこれ以外の単量体50重量%以下との共重合体であってもよい。ここで、アクリル酸エステルとしては、通常、アクリル酸のアルキルエステルが用いられる。
アクリル酸エステルを主体とする弾性重合体の好ましい単量体組成は、全単量体を基準として、アクリル酸アルキルが50〜99.9重量%、これ以外の単官能単量体が0〜49.9重量%、多官能単量体が0.1〜10重量%である。
ここで、アクリル酸アルキルの例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたアクリル酸アルキルの例と同様であり、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは4〜8である。
また、アクリル酸アルキル以外の単官能単量体は、メタクリル酸アルキルその他の単官能単量体であることができ、その例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたメタクリル酸アルキルの例や、メタクリル酸アルキル及びアクリル酸アルキル以外の単官能単量体の例と同様である。
また、多官能単量体の例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げた多官能単量体の例と同様であり、中でも、不飽和カルボン酸のアルケニルエステルや、多塩基酸のポリアルケニルエステルが好ましく用いられる。
なお、上記のアクリル酸アルキル、これ以外の単官能単量体および多官能単量体は、それぞれ必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
アクリルゴム粒子として多層構造のものを使用する場合、その好適な例としては、アクリル酸エステルを主体とする弾性重合体の層の外側に、メタクリル酸エステルを主体とする重合体の層を有するもの、すなわち、アクリル酸エステルを主体とする弾性重合体を内層とし、メタクリル酸エステルを主体とする重合体を外層とする、少なくとも2層構造のものを挙げることができる。ここで、外層の重合体の単量体成分であるメタクリル酸エステルとしては、通常、メタクリル酸アルキルが用いられる。また、外層の重合体は、内層の弾性重合体100重量部に対し、通常10〜400重量部、好ましくは20〜200重量部の割合で形成するのがよい。外層の重合体を、内層の弾性重合体100重量部に対し10重量部以上とすることで、該弾性重合体の凝集が生じ難くなり、フィルムの透明性が良好となる。
上記外層の重合体の好ましい単量体組成は、全単量体を基準として、メタクリル酸アルキルが50〜100重量%、アクリル酸アルキルが0〜50重量%、これら以外の単量体が0〜49重量%である。
ここで、メタクリル酸アルキルの例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたメタクリル酸アルキルの例と同様であり、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。中でもメタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
また、アクリル酸アルキルの例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたアクリル酸アルキルの例と同様であり、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。
また、メタクリル酸アルキルおよびアクリル酸アルキル以外の単量体は、単官能単量体であってもよいし、多官能単量体であってもよいが、単官能単量体が好ましく用いられる。そして、この単官能単量体の例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたメタクリル酸アルキルおよびアクリル酸アルキル以外の単官能単量体の例と同様であり、また、多官能単量体の例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げた多官能単量体の例と同様である。
なお、上記のメタクリル酸アルキル、アクリル酸アルキルおよびこれら以外の単量体は、それぞれ必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
また、多層構造のアクリルゴム粒子の好適な例として、上記2層構造の内層であるアクリル酸エステルを主体とする弾性重合体の層の内側に、さらにメタクリル酸エステルを主体とする重合体の層を有するもの、すなわち、このメタクリル酸エステルを主体とする重合体を内層とし、アクリル酸エステルを主体とする弾性重合体を中間層とし、先のメタクリル酸エステルを主体とする重合体を外層とする、少なくとも3層構造のものを挙げることもできる。ここで、内層の重合体の単量体成分であるメタクリル酸エステルとしては、通常、メタクリル酸アルキルが用いられる。また、内層の重合体は、中間層の弾性重合体100重量部に対し、通常10〜400重量部、好ましくは20〜200重量部の割合で形成するのがよい。
上記内層の重合体の好ましい単量体組成は、全単量体を基準として、メタクリル酸アルキルが70〜100重量%、これ以外の単量体0〜30重量%である。
ここで、メタクリル酸アルキルの例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたメタクリル酸アルキルの例と同様であり、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。中でもメタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
また、メタクリル酸アルキル以外の単量体は、アクリル酸アルキルその他の単官能単量体であってもよいし、多官能単量体であってもよい。そして、この単官能単量体の例は、先にメタクリル樹脂の単量体成分として挙げたアクリル酸アルキルの例や、メタクリル酸アルキルおよびアクリル酸アルキル以外の単官能単量体の例と同様であり、また、多官能単量体の例は、先にメタクリル酸樹脂の単量体成分として挙げた多官能単量体の例と同様である。
なお、上記のメタクリル酸アルキルおよびこれら以外の単量体は、それぞれ必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
このような3層構造のアクリルゴム粒子は、例えば特公昭55−27576号公報(米国特許第3793402号明細書)に開示されている。特に、同公報の実施例3に記載のものは、好ましい組成の一つである。
アクリルゴム粒子は、先に述べたアクリル酸エステルを主体とする弾性重合体の単量体成分を、乳化重合法等により、少なくとも1段の反応で重合させることにより調製することができる。その際、先に述べた通り、上記弾性重合体の層の外側に、メタクリル酸エステルを主体とする重合体の層を形成する場合は、この外層の重合体の単量体成分を、上記弾性重合体の存在下に、乳化重合法等により、少なくとも1段の反応で重合させることにより、上記弾性重合体にグラフトさせればよい。また、先に述べた通り、上記弾性重合体の層の内側に、さらにメタクリル酸エステルを主体とする重合体の層を形成する場合は、まず、この内層の重合体の単量体成分を、乳化重合法等により、少なくとも1段の反応で重合させ、次いで、得られる重合体の存在下に、上記弾性重合体の単量体成分を、乳化重合法等により、少なくとも1段の反応で重合させることにより、上記内層の重合体にグラフトさせ、さらに、得られる弾性重合体の存在下に、上記外層の重合体の単量体成分を、乳化重合法等により、少なくとも1段の反応で重合させることにより、上記弾性重合体にグラフトさせればよい。なお、各層の重合を、それぞれ2段以上で行う場合、いずれも、各段の単量体組成ではなく、全体としての単量体組成が所定の範囲内にあればよい。
ゴム粒子としては、平均粒子径が0.05〜0.4μmであるものが好ましく用いられる。ゴム粒子の平均粒子径が0.05μmより小さいと、フィルムの表面硬度が低下して、傷が付き易くなったり、フィルムの耐衝撃性や柔軟性が低下して、割れ易くなったりするおそれがある。一方、ゴム粒子の平均粒子径が0.4μmより大きいと、フィルムの透明性や表面平滑性が低下して、外観が悪化し易くなるので好ましくない。ゴム粒子は、一般的には乳化重合により製造することができ、その際、乳化剤の添加量や単量体の仕込み量などを調節することによって、平均粒子径を所望の値にコントロールすることができる。
なお、上記樹脂組成物には、ゴム粒子の他、安定剤、加工助剤、可塑剤などの一般の配合剤を必要に応じて含有させてもよい。
以上説明したメタクリル樹脂および必要に応じて他の成分を含有する樹脂組成物をフィルム化することにより、本発明のアクリルフィルムが得られる。このフィルム化の方法は適宜選択されるが、Tダイ法等の溶融押出法が有利に採用される。すなわち、Tダイより押し出されたアクリルフィルムを構成する樹脂組成物の両面が同時にロールに接するように冷却固化されて製造される、両面タッチ法が好ましい。
本発明のアクリルフィルムは、前記したアクリルフィルムロールから繰り出されるものであり、アクリルフィルム本来の優れた耐候性および透明性を有するうえ、製造時に取り扱いやすいことから基材に意匠性を付与するためのフィルムとして好適に用いられる。意匠性を付与する加飾加工の手段としては、アクリルフィルムの少なくとも一方の面、好ましくは片面に、印刷や金属蒸着、加飾シートのラミネート等の手段によって加飾層を形成する方法が挙げられる。
特に片面に印刷が施された上記アクリルフィルムは、その印刷が施された面に樹脂層を設けることにより、積層フィルムとするのも有利である。ここで、樹脂層を構成する基材樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂等が挙げられ、発泡樹脂であってもよい。かかる積層フィルムは、印刷が施された上記アクリルフィルムと上記樹脂層を構成する基材樹脂からなるフィルムとを、熱ラミネーションや接着剤による接着等により貼り合わせることにより、簡単かつ効率よく製造できる。
そして、片面に印刷が施された上記アクリルフィルム、またはその印刷が施された面に樹脂層が設けられてなる上記積層フィルムを、アクリルフィルム層が表側に配置されるように、樹脂成形体に積層することにより、すなわち上記アクリルフィルムであれば、印刷が施された面に樹脂成形体を積層することにより、また、上記積層フィルムであれば、樹脂層が設けられた面に樹脂成形体を積層することにより、黄変し難い積層成形体を得ることができる。ここで樹脂成形体を構成する基材樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂等が挙げられ、発泡樹脂であってもよい。
上記積層成形体を得るための方法としては、射出成形同時貼合法が有利に採用される。具体的には、上記フィルムを予備成形することなく射出成形金型内に挿入し、そこに溶融樹脂を射出して、上記フィルムと一体化する方法(狭義の射出成形同時貼合法と呼ばれることもある)や、上記フィルムを真空成形や圧空成形などにより予備成形してから射出成形金型内に挿入し、そこに溶融樹脂を射出して、上記フィルムと一体化する方法(インサート成形法と呼ばれることもある)、上記フィルムを射出成形金型内で真空成形や圧空成形などにより予備成形した後、そこに溶融樹脂を射出して、上記フィルムと一体化する方法(インモールド成形法と呼ばれることもある)等が挙げられる。射出成形同時貼合法のさらに詳しい説明は、例えば特公昭63−6339号公報、特公平4−9647号公報、特開平7−9484号公報等に記載されている。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中、含有量ないし使用量を表す%および部は、特記ないかぎり重量基準である。
[実施例1〜11および比較例1]
メタクリル樹脂として、メタクリル酸メチルと少量のアクリル酸メチルを用いて重合させた熱可塑性重合体(ガラス転移温度104℃)のペレットを用いた。
アクリルゴム粒子として、特公昭55−27576号公報の実施例3に準じて製造され、最内層がメタクリル酸メチルと少量のメタクリル酸アリルを用いて重合させた硬質重合体、中間層がアクリル酸ブチルを主成分としてさらにスチレンおよび少量のメタクリル酸アリルを用いて重合させた弾性重合体、最外層がメタクリル酸メチルと少量のアクリル酸メチルを用いて重合させた硬質重合体からなる球形3層構造であり、平均粒子径が0.22μmのものを用いた。
紫外線吸収剤として、2,2’−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール](分子量659;株式会社ADEKAの「LA31」)を用いた。
まず、前記したメタクリル樹脂のペレット70部、アクリルゴム粒子30部および紫外線吸収剤1.6部をそれぞれスーパーミキサーで混合し、二軸押出機で溶融混練して樹脂組成物のペレットAとした。
ついで、上記で得たペレットAを直径65mmの一軸押出機、Tダイより押出し、ポリシングロールに両面が完全に接するようにして冷却し(すなわち両面タッチ法)、表1の実施例1〜11および比較例1に示す条件にて厚さ125μmのアクリルフィルムを1050mm幅にて1000m巻き取ってアクリルフィルムロールを得た。巻取り条件と、巻き取ったアクリルフィルムロールの状態、印刷評価について表1にまとめる。なお、表1に示すゲージバンド、印刷抜けおよび圧縮強度の評価方法は以下に示す通りである。
(ゲージバンド)
得られたアクリルフィルムロールから繰り出したアクリルフィルム表面を目視観察してゲージバンド痕の有無を確認した。なお、判定基準は以下のものを用いた。
○:ゲージバンド痕なし
△:ゲージバンド痕が若干観察されるものの実使用上は問題のない範囲
×:ゲージバンド痕が多量に発生した
(印刷抜け)
得られたアクリルフィルムロールから繰り出したアクリルフィルム表面に、白色インキを印刷し、印刷後のアクリルフィルム表面を目視観察して印刷抜けの有無を確認した。なお、判定基準は以下のものを用いた。
○:印刷抜けなし
△:印刷抜けが若干観察されるものの実使用上は問題のない範囲
×:印刷抜けが多量に発生した
(圧縮強度)
アクリルフィルムを巻き上げた際のロール幅方向の巻き硬さ(圧縮強度)をJIS A 1155に従って10箇所測定し、得られた測定値から平均圧縮強度を算出した。また、前記測定値中の最大値を最大圧縮強度とした。
Figure 2008230722
表1から明らかなように、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲である実施例1〜11は、ゲージバンドおよび印刷抜けの発生を抑制しているのがわかる。これに対し、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度と、最大圧縮強度とが所定の値でない比較例1では、ゲージバンドおよび印刷抜けが劣る結果を示した。

Claims (10)

  1. 長尺のアクリル系樹脂フィルムをロール状に巻き取ってなるアクリルフィルムロールであって、巻取り後のロール幅方向の平均圧縮強度が45N/m2以下であり、かつロール幅方向中の最大圧縮強度が平均圧縮強度の1.3倍以下の範囲であることを特徴とするアクリルフィルムロール。
  2. フィルム幅方向に揺動を行いながら巻き取った請求項1記載のアクリルフィルムロール。
  3. 13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取った請求項1記載のアクリルフィルムロール。
  4. フィルム幅方向に揺動を行い、かつ13kgf以下となるように巻取り張力を調整して巻き取った請求項1記載のアクリルフィルムロール。
  5. 巻き取るアクリル系樹脂フィルムの厚みが300μm以下である請求項1〜4のいずれかに記載のアクリルフィルムロール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアクリルフィルムロールを構成するアクリル系樹脂フィルムの樹脂組成物が、メタクリル樹脂およびアクリルゴム粒子を含むことを特徴とするアクリル系樹脂フィルム。
  7. 前記メタクリル樹脂が、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体であり、前記アクリルゴム粒子が、アクリル酸アルキルを主体とする弾性重合体を含む粒子である請求項6記載のアクリル系樹脂フィルム。
  8. 前記アクリルゴム粒子が、前記弾性重合体の層の外側に、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体の層を有する多層構造の粒子である請求項7記載のアクリル系樹脂フィルム。
  9. 前記アクリルゴム粒子が、前記弾性重合体の層の内側に、メタクリル酸アルキルを主体とする重合体の層を有する多層構造の粒子である請求項7または8記載のアクリル系樹脂フィルム。
  10. Tダイより押し出されたアクリル系樹脂フィルムを構成する樹脂組成物の両面が同時にロールに接するように冷却固化されて製造される請求項6〜9のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルム。
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