JP5453926B2 - 多層延伸フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、多層延伸フィルムに関するものである。また、本発明は、この多層延伸フィルムに由来する加飾用フィルム、加飾用シート、加飾成形品や、光学フィルムにも関係している。
ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料からなる層と、ポリカーボネート樹脂材料からなる層とが積層した多層延伸フィルムは、高い表面硬度や可とう性、溶剤や熱水に対する耐性、機械的強度や耐衝撃性、透明性や低複屈折性といった光学特性等を兼ね備えたものであり、例えば、自動車用内装部品、看板又は光学部材に用いられることが記載されている(特許文献1)。
特開2008−273028号公報
前記従来の多層延伸フィルムにおいては、延伸の際、延伸温度が低いとフィルムに破断が生じてしまうことがあり、延伸温度が高いとフィルムに破断は生じにくいものの、前記熱可塑性樹脂材料が流動して外観が悪化してしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、延伸の際に低い延伸温度でも破断されることなく、外観の良好な多層延伸フィルムを提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、ポリカーボネート樹脂材料の層の少なくとも一方の面に、ポリカーボネート樹脂材料以外の熱可塑性樹脂材料の層が積層されてなる多層延伸フィルムであって、ポリカーボネート樹脂材料が所定量の可塑剤を含有し、かつそのガラス転移温度が該熱可塑性樹脂材料のガラス転移温度と所定の関係にある多層延伸フィルムにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹脂材料の層(A)の少なくとも一方の面に、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料の層(B)が積層されてなる多層延伸フィルムであって、
(1)前記ポリカーボネート樹脂材料が、ポリカーボネート樹脂70〜99重量部及び可塑剤1〜30重量部を含有し、かつ
(2)前記ポリカーボネート樹脂材料のガラス転移温度TgA(℃)と前記熱可塑性樹脂材料のガラス転移温度TgB(℃)とが式:TgA−TgB<25℃を満たすことを特徴とする多層延伸フィルムを提供するものである。
上記多層延伸フィルムは、例えば、層(A)の一方の面に層(B)が積層されてなるものであれば、その層(A)側の面に加飾を施すことにより、容易に成形できる加飾用フィルムとして用いることができる。また、上記多層延伸フィルムが、層(A)の両方の面に層(B)が積層されてなるものであれば、その一方の面に加飾を施すことにより、同様に容易に成形できる加飾用フィルムとして用いることができる。さらに、これら加飾用フィルムの加飾側の面に熱可塑性樹脂シートを積層することにより、加飾シートとすることもできる。そして、上記加飾用フィルムの加飾側の面、又は上記加飾用シートの熱可塑性樹脂シート側の面に、熱可塑性樹脂を射出成形することにより、意匠性に優れた加飾成形品を得ることができる。
くわえて、上記多層延伸フィルムは、その優れた透明性、低複屈折性、耐熱性から偏光子保護フィルムなどの光学フィルムとして用いることもできる。
本発明の多層延伸フィルムは、延伸の際に低い延伸温度でも破断されることなく、良好な外観を有するものであり、これを用いることにより、外観の良好な加飾用フィルム及び加飾用シート、さらには、意匠性に優れた加飾成形品を得ることができる。くわえて、本発明の多層延伸フィルムは、偏光子保護フィルム等の光学フィルムとして好適に使用することができる。
本発明の多層延伸フィルムは、ポリカーボネート樹脂材料の層(A)の少なくとも一方の面に、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料の層(B)が積層されてなるものである。ここで、ポリカーボネート樹脂とは、ポリカーボネート樹脂と可塑剤とを必須成分とし、必要により他の成分を含有するものであり、すなわち、ポリカーボネート樹脂組成物を意味する。また、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料とは、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂を必須成分とし、必要により他の成分を含有するものであり、すなわち、前記熱可塑性樹脂又は前記熱可塑性樹脂組成物を意味する。
層(A)を構成するポリカーボネート樹脂材料の必須成分の1つであるポリカーボネート樹脂としては、例えば、二価フェノールとカルボニル化剤とを界面重縮合法や溶融エステル交換法などで反応させることにより得られるもの、カーボネートプレポリマーを固相エステル交換法などで重合させることにより得られるもの、環状カーボネート化合物を開環重合法で重合させることにより得られるものが挙げられる。
二価フェノールとしては、例えば、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノールA)、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモ)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(3−イソプロピル−4−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}フルオレン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−o−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,7−ジメチルアダマンタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルケトン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエステルが挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもできる。
中でも、ビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン及びα,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群から選ばれる二価フェノールを単独で又は2種以上用いるのが好ましく、特に、ビスフェノールAの単独使用や、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンと、ビスフェノールA、2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フェニル}プロパン及びα,α’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼンからなる群から選ばれる1種以上の二価フェノールとの併用が好ましい。
カルボニル化剤としては、例えば、ホスゲンの如きカルボニルハライド、ジフェニルカーボネートの如きカーボネートエステル、二価フェノールのジハロホルメートの如きハロホルメートが挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもできる。
ポリカーボネート樹脂材料としては、ポリカーボネート樹脂と可塑剤とを混合して、所望のガラス転移温度を有するポリカーボネート樹脂を調製し、これを使用する。
可塑剤としては、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェートの如きリン酸エステル系化合物、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシルフタレート)、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジイソノニルフタレート、エチルフタリルエチルグリコレートの如きフタル酸エステル系化合物、トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテートの如きトリメリット酸エステル系化合物、ジメチルアジペート、ジブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ビス(ブチルジグリコール)アジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アゼレート、ジメチルセバケート、ジブチルセバケート、ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジエチルサクシネートの如き脂肪族二塩基酸エステル系化合物、メチルアセチルリシノレートの如きリシノール酸エステル系化合物、トリアセチン、オクチルアセテートの如き酢酸エステル系化合物、N−ブチルベンゼンスルホンアミドの如きスルホンアミド系化合物が挙げられる。中でも、ポリカーボネート樹脂との相溶性が良いこと、相溶後の樹脂の透明性が良いことから、リン酸エステル系化合物、特にクレジルジフェニルホスフェートやトリクレジルホスフェートが好ましい。
ポリカーボネート樹脂と可塑剤との配合割合は、両者の合計100重量部を基準として、ポリカーボネート樹脂が70〜99重量部、可塑剤が1〜30重量部である。好ましくは、ポリカーボネート樹脂が90〜98重量部、可塑剤が2〜10重量部である。可塑剤の量があまり少ないと、可塑化効果が不十分でTgAが十分に下がらず、式:TgA−TgB<25℃を満たすようにするのが難しくなり、得られる多層延伸フィルムの成形性を高めるのが難しくなる。逆に可塑剤の量があまり多いと、ポリカーボネート樹脂組成物の流動性が著しく大きくなり、外観が良好な多層延伸フィルムを得るのが難しくなる。
層(A)を構成するポリカーボネート樹脂材料は、そのガラス転移温度TgA(℃)が、層(B)を構成するポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂のガラス転移温度TgB(℃)との関係で、式:TgA−TgB<25℃を満たすようにする。すなわち、TgAがTgBより25℃以上高くならないようにする。これにより、成形が容易で、射出成形同時貼合用途に好適な多層延伸フィルムを得ることができる。なお、TgBは通常90〜110℃であることから、TgAは通常130℃以下であり、好ましくは120℃以下である。また、得られる多層延伸フィルムの外観の点から、TgAとTgBとは、式:0℃<TgA−TgBを満たすのが好ましく、式:5℃<TgA−TgBを満たすのがより好ましい。
層(B)を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、その一部が変性したものであってもよい。これらの中でも、メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂が好ましく、メタクリル樹脂がより好ましい。以下、層(B)を構成する熱可塑性樹脂として好適なメタクリル樹脂を例示して説明するが、本発明では、該樹脂はメタクリル樹脂に限られるものではない。
メタクリル樹脂は、メタクリル酸エステルを主体とする重合体であり、メタクリル酸エステルの単独重合体であってもよいし、メタクリル酸エステル50重量%以上とこれ以外の単量体50重量%以下との共重合体であってもよい。ここで、メタクリル酸エステルとしては、通常、メタクリル酸のアルキルエステルが用いられる。また、この共重合体には、ラクトン環単位、無水グルタル酸単位、グルタルイミド単位がさらに含まれていてもよい。
メタクリル樹脂の好ましい単量体組成は、全単量体の合計100重量%を基準として、メタクリル酸アルキルが50〜100重量%、アクリル酸アルキルが0〜50重量%、これら以外の単量体が0〜49重量%であり、より好ましくは、メタクリル酸アルキルが50〜99.9重量%、アクリル酸アルキルが0.1〜50重量%、これら以外の単量体が0〜49重量%である。
ここで、メタクリル酸アルキルの例としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルが挙げられ、そのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。中でもメタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
また、アクリル酸アルキルの例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルの如きアクリル酸アルキルが挙げられ、それらのアルキル基の炭素数は通常1〜8、好ましくは1〜4である。
また、メタクリル酸アルキル及びアクリル酸アルキル以外の単量体は、単官能単量体、すなわち分子内に重合性の炭素−炭素二重結合を1個有する化合物であってもよいし、多官能単量体、すなわち分子内に重合性の炭素−炭素二重結合を少なくとも2個有する化合物であってもよいが、単官能単量体が好ましく用いられる。そして、この単官能単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き芳香族アルケニル化合物、アクリロニトリル、メタクリロニトリルの如きアルケニルシアン化合物、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸イソプロピル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸ノルマルブチル、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸ターシャリーブチル、2−(ヒドロキシエチル)アクリル酸メチルの如き2−(ヒドロキシアルキル)アクリル酸アルキル、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、N−置換マレイミドが挙げられる。また、多官能単量体の例としては、エチレングリコールジメタクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートの如き多価アルコールのポリ不飽和カルボン酸エステル、アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、ケイ皮酸アリルの如き不飽和カルボン酸のアルケニルエステル、フタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレートの如き多塩基酸のポリアルケニルエステル、ジビニルベンゼンの如き芳香族ポリアルケニル化合物が挙げられる。なお、前記単量体として、(2−ヒドロキシメチル)アクリル酸アルキルを用い重合分子内で環化縮合を行うことにより、ラクトン環単位を有する共重合体が得られ、前記単量体として、アクリル酸やメタクリル酸を用い重合分子内で環化縮合を行うことにより、無水グルタン酸単位を有する共重合体が得られ、前記単量体として、アクリル酸やメタクリル酸を用い、さらにアンモニア、アミン等により重合分子内で環化を行うことにより、グルタルイミド単位を有する共重合体が得られる。
上記のメタクリル酸アルキル、アクリル酸アルキル、及びこれら以外の単量体は、それぞれ、必要に応じてそれらの2種以上を用いてもよい。
メタクリル樹脂は、層(A)を構成するポリカーボネート樹脂材料と熱的性質が大きく異ならないよう、そのガラス転移温度が60℃以上であるのが好ましく、80℃以上であるのがより好ましい。このガラス転移温度は、単量体の種類やその割合を調整することにより、適宜設定することができる。
メタクリル樹脂は、その単量体成分を、懸濁重合、乳化重合、塊状重合などの方法により重合させることにより、調製することができる。その際、好適なガラス転移温度を得るため、重合時に連鎖移動剤を使用することが好ましい。連鎖移動剤の量は、単量体の種類やその割合などに応じて、適宜決定すればよい。
メタクリル樹脂材料として、得られる多層延伸フィルムの可とう性を向上させるために、アクリルゴム粒子を含有するメタクリル樹脂組成物を用いるのが好ましい。その場合、メタクリル樹脂とアクリルゴム粒子との配合割合は、両者の合計100重量部を基準として、メタクリル樹脂が85〜100重量部であり、アクリルゴム粒子が0〜15重量部であることが好ましい。メタクリル樹脂の割合があまり小さく、アクリルゴム粒子の割合があまり大きいと、折り曲げ時や成形時などに白化し易くなり、また層(B)の表面硬度が低下して傷が付き易くなると共に、形状転写後の製品外観が悪くなる。
なお、層(B)を構成するメタクリル樹脂材料には、アクリルゴム粒子の他、必要に応じて他の成分、例えば、紫外線吸収剤、有機系染料、無機系染料、顔料、酸化防止剤、帯電防止剤、界面活性剤などを含有させてもよい。
また、マット調の意匠を発現させるためには、層(A)を構成するポリカーボネート樹脂材料、若しくは層(B)を構成するメタクリル樹脂材料、又はその両方に、有機系又は無機系の微粒子を含有させて、層(A)及び/又は層(B)を光拡散性のマット層とするのが有効である。有機系の微粒子としては、例えば架橋アクリル系重合体粒子や架橋スチレン系重合体粒子が用いられ、無機系の微粒子としては、例えばシリカやアルミナが用いられる。これら微粒子の使用量は、要望する表面光沢や意匠により適宜調整されるが、ポリカーボネート樹脂材料に含有させるのであれば、該ポリカーボネート樹脂材料100重量%を基準として、またメタクリル樹脂材料に含有させるのであれば、該メタクリル樹脂材料100重量%を基準として、通常0.1〜50重量%である。
次に、本発明の多層延伸フィルムの製造方法について説明する。かかる方法としては、例えば(1)層(A)の構成材料であるポリカーボネート樹脂材料と、層(B)の構成材料である前記熱可塑性樹脂材料とを、多層フィルム化することにより、ポリカーボネート樹脂材料の層(A)の少なくとも一方の面に、前記熱可塑性樹脂材料の層(B)を形成することで、多層フィルムを得、次いでこの多層フィルムを延伸する方法や、(2)ポリカーボネート樹脂材料からなる延伸フィルムの少なくとも一方の面に、前記熱可塑性樹脂材料からなる延伸フィルムを貼合する方法などが挙げられる。なかでも上記(1)の方法が好ましい。延伸方法としては、従来公知の延伸方法を採用できる。例えば、自由幅一軸延伸や定幅一軸延伸等の一軸延伸、逐次二軸延伸や同時二軸延伸等の二軸延伸が挙げられる。なかでも、フィルムの機械的強度のムラを抑制しうる点で、二軸延伸が好ましい。
二軸延伸を行う場合、延伸方向への延伸倍率は、1.1〜3.0倍の範囲であるのが好ましく、1.6〜2.0倍であるのがより好ましい。1.6〜2.0倍の範囲内であると、機械的強度の向上効果が高い。1.1〜3.0倍の範囲外であると、機械的強度の向上効果を十分には得られないことがある。延伸温度は、通常、層(A)を構成するポリカーボネート樹脂材料のガラス転移温度TgA(℃)以上であり、TgA+20(℃)〜TgA+60(℃)であるのが好ましく、TgA+20(℃)〜TgA+40(℃)であるのがより好ましい。TgA+20(℃)よりも低いと、フィルムに破断が生じるおそれがある。TgA+60(℃)よりも高いと、樹脂の流動により外観が悪化するおそれがある。延伸速度は、0.1〜3.0m/minの範囲であるのが好ましい。0.1m/minよりも遅いと、十分な延伸倍率を得るために時間がかかり、生産性の点で十分でない。3.0m/minよりも速いと、延伸フィルムに厚みムラが生じるおそれがある。
なお、各樹脂材料を多層フィルムとした後、この多層フィルムを延伸する方法〔上記(1)〕において、該多層フィルムの製造方法は適宜選択されるが、例えば、それぞれの構成材料を押出機にて溶融させ、フィードブロック法又はマルチマニホールド法を用いて積層させる共押出成形法が好ましく用いられる。
共押出成形法の場合、溶融した樹脂材料をロールやベルトに密着させてフィルム成形を行う。このときのロールやベルトの本数や配置、材質は特に限定されないが、溶融した樹脂材料を2本の金属ロール間又は金属ロールと金属ベルトに接触、通過させて、ロールやベルトの表面を転写させる方法が、フィルム表面の面精度を高め、加飾性を向上させるうえで好ましい。あるいは、金属ロールと、弾性を有する金属ロールにより、面で溶融樹脂材料の両面を接触、通過させる方法は、成形時の歪みを低減させ、強度や熱収縮性の異方性を低減したフィルムを得るのに好適である。金属弾性ロールとしては、例えば、軸ロールと、この軸ロールの外周面を覆うように配置され、溶融樹脂材料に接触する円筒形の金属製薄膜とを備えており、これら軸ロールと金属製薄膜との間に水や油などの温度制御された流体が封入されたものや、ゴムロールの表面に金属ベルトを巻いたものが例として挙げられる。
こうして得られる多層フィルムは、その厚さが通常40〜1000μmである。この多層フィルムを延伸して得られる多層延伸フィルムは、その厚さが10〜250μmであり、より好ましくは20〜200μmである。あまりに厚い多層延伸フィルムでは、例えば自動車内装材として成形する際に成形加工に時間がかかると共に、物性や意匠性の向上効果が小さく、コストも高くなる。一方、あまりに薄い多層延伸フィルムでは、破断強度が小さくなり、生産不具合の発生確率が高くなる。多層延伸フィルムの厚さは、多層フィルムの厚さ、延伸倍率などを調節することにより、調整できる。なお、該多層フィルムの厚さは、製膜速度、T型ダイスの吐出口厚み、ロールの間隙などを調節することにより、調整できる。
本発明の多層延伸フィルムは、加飾用フィルムとして好ましく用いられる。加飾性や製品化後の表面硬度を考慮すると、層(A)の両面に層(B)が形成されたものが好ましく用いられる。加飾手段としては、例えば、連続グラビア印刷やシルク印刷などにより表面に木目調などや各種デザインの直接印刷を施す方法や、蒸着やスパッタリングなどにより金属メッキ調の加飾を施す方法、また印刷や蒸着などの加飾が施された他の樹脂フィルムをラミネートする方法が挙げられる。
さらに、この加飾用フィルムは、その加飾側の面に、バッキング材として熱可塑性樹脂シートを積層して、加飾用シートとすることもできる。ここで、熱可塑性樹脂シートを構成する樹脂としては、例えば、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。また、この熱可塑性樹脂シートの厚さは、所謂フィルム領域の厚さも包含し、通常0.1〜2mmである。
そして、こうして得られる加飾フィルム又は加飾シートを、加飾層が設けられていない樹脂層側が表側に配置されるように、熱可塑性樹脂成形品に積層することにより、すなわち、加飾フィルムであれば、加飾側の面に、熱可塑性樹脂成形品を積層することにより、また、加飾シートであれば、熱可塑性樹脂シート側の面に、熱可塑性樹脂成形品を積層することにより、加飾成形品を得ることができる。ここで、熱可塑性樹脂成形品を構成する樹脂としては、例えば、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。
加飾成形品を得るための方法としては、射出成形同時貼合法が有利に採用される。射出成形同時貼合法は、加飾フィルム又は加飾シートを予備成形することなく、射出成形金型内に挿入し、そこに溶融樹脂を射出して、射出成形品を形成すると同時に、その成形品に加飾フィルム又は加飾シートを貼合する方法(狭義の射出成形同時貼合法と呼ばれることがある)、加飾フィルム又は加飾シートを真空成形や圧空成形などにより予備成形してから、射出成形金型内に挿入し、そこに溶融樹脂を射出して、射出成形品を形成すると同時に、その成形品に加飾フィルム又は加飾シートを貼合する方法(インサート成形法と呼ばれることがある)、加飾フィルム又は加飾シートを射出成形金型内で真空成形や圧空成形などにより予備成形した後、そこに溶融樹脂を射出して、射出成形品を形成すると同時に、その成形品に加飾フィルム又は加飾シートを貼合する方法(インモールド成形法と呼ばれることがある)によって行うことができる。射出成形同時貼合法のさらに詳しい説明は、例えば、特公昭63−6339号公報、特公平4−9647号公報、特開平7−9484号公報に記載されている。
また、本発明の多層延伸フィルムは、優れた透明性、低複屈折性、耐熱性を備えるものとなるため、偏光子保護フィルムなどの光学フィルムとして、好適に採用される。なかでも、同時二軸延伸により得られる多層延伸フィルムは、より優れた低複屈折性を備えるものとなるため、低複屈折性がより求められる偏光子保護フィルムとして、より有利に採用される。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、例中、含有量ないし使用量を表す%及び部は、特記ないかぎり重量基準である。また、ガラス転移温度は、JIS K7121:1987に従い、示差走査熱量測定により加熱速度10℃/分で求めた補外ガラス転移開始温度である。
ポリカーボネート樹脂として、住友ダウ株式会社製 カリバー 303−10(ガラス転移温度145℃)を用いた。
可塑剤として、クレジルジフェニルホスフェート(大八化学工業株式会社製 CDP)を用いた。
メタクリル樹脂(1)として、メタクリル酸メチル97.8%とアクリル酸メチル2.2%とからなる単量体のバルク重合により得られた熱可塑性重合体(ガラス転移温度104℃)のペレットを用いた。
メタクリル樹脂(2)として、住友化学株式会社製 スミペックス MHF(ガラス転移温度105℃)を用いた。
〔実施例1〕
ポリカーボネート樹脂を75mmφ二軸押出機〔東芝機械(株)製〕で溶融させ、バレルの途中からポンプで液状の可塑剤を送り込み、ポリカーボネート樹脂と可塑剤の合計100重量部に対して、ポリカーボネート樹脂95重量部と、可塑剤5重量部とを含有するポリカーボネート樹脂組成物をペレットとして得た。得られたペレットのガラス転移温度は117℃であった。
次いで、ポリカーボネート樹脂組成物を65mmφ一軸押出機〔東芝機械(株)製〕で、メタクリル樹脂(1)を45mmφ一軸押出機〔東芝機械(株)製〕で、それぞれ溶融させ、フィードブロック法にて、ポリカーボネート樹脂組成物の層(A)の両面にメタクリル樹脂(1)の層(B)が積層されるように、これらの層を溶融積層一体化させ、設定温度265℃のT型ダイスを介して押し出し、得られるフィルム状物を、一対の表面が平滑な金属製のロールの間に挟み込んで成形した。こうして層(A)の両面に層(B)が積層した2種3層構成の多層フィルム(層(B)(厚さ10μm)/層(A)(厚さ70μm)/層(B)(厚さ10μm))を得た。
得られた多層フィルムを、同時二軸延伸機〔東芝機械(株)製〕で、140℃又は150℃にて、延伸速度2.0m/minで、フィルムの機械的流れ方向の延伸倍率を2.0倍に、それと直交する方向の延伸倍率を2.0倍に同時二軸延伸した。いずれの延伸温度の場合でも、破断されることなく、外観の良好な2種3層構成の多層延伸フィルム(層(B)(厚さ2μm)/層(A)(厚さ20μm)/層(B)(厚さ3μm))が得られた。
〔比較例1〕
ポリカーボネート樹脂を65mmφ一軸押出機〔東芝機械(株)製〕で、メタクリル樹脂(2)を45mmφ一軸押出機〔東芝機械(株)製〕で、それぞれ溶融させ、フィードブロック法にて、ポリカーボネート樹脂の層(A)の一方の面にメタクリル樹脂(2)の層(B)が積層されるように、これらの層を溶融積層一体化させ、設定温度265℃のT型ダイスを介して押し出し、得られるフィルム状物を、一対の表面が平滑な金属製のロールの間に挟み込んで成形した。こうして層(A)の一方の面に層(B)が積層した2種2層構成の多層フィルム(層(B)(厚さ30μm)/層(A)(厚さ90μm))を得た。
得られた多層フィルムを、同時二軸延伸機〔東芝機械(株)製〕で、140℃、150℃又は160℃にて、延伸速度2.0m/minで、フィルムの機械的流れ方向の延伸倍率を2.0倍に、それと直交する方向の延伸倍率を2.0倍に同時二軸延伸を試みたが、いずれの延伸温度の場合でも、多層フィルムが破断され、多層延伸フィルムを得ることができなかった。

Claims (19)

  1. ポリカーボネート樹脂材料の層(A)の少なくとも一方の面に、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料の層(B)が積層されてなる多層延伸フィルムであって、
    (1)前記ポリカーボネート樹脂材料が、ポリカーボネート樹脂70〜99重量部及び可塑剤1〜30重量部を含有し
    (2)前記ポリカーボネート樹脂材料のガラス転移温度TgA(℃)と前記熱可塑性樹脂材料のガラス転移温度TgB(℃)とが式:TgA−TgB<25℃を満たし、かつ
    (3)TgAが130℃以下であることを特徴とする多層延伸フィルム。
  2. ポリカーボネート樹脂材料と、ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂材料とを共押出成形して得られる多層フィルムが延伸されてなる請求項1に記載の多層延伸フィルム。
  3. 前記延伸が、二軸延伸である請求項2に記載の多層延伸フィルム。
  4. 延伸方向への延伸倍率が1.1〜3.0倍である請求項3に記載の多層延伸フィルム。
  5. 全体の厚さが10〜250μmである請求項1〜4のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  6. 可塑剤が、リン酸エステル系の可塑剤である請求項1〜5のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  7. 前記熱可塑性樹脂がメタクリル樹脂及び/またはポリスチレン樹脂である請求項1〜6のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  8. メタクリル樹脂が、メタクリル酸アルキル、アクリル酸アルキル、及びこれら以外の単量体の合計100重量%を基準として、メタクリル酸アルキルを50〜100重量%、アクリル酸アルキルを0〜50重量%、及びこれら以外の単量体を0〜49重量%の割合で重合させてなる重合体である請求項7に記載の多層延伸フィルム。
  9. 前記メタクリル樹脂材料がアクリルゴム粒子を含有することを特徴とする請求項7又は8に記載の多層延伸フィルム。
  10. 層(A)及び/又は層(B)が有機系又は無機系の微粒子を含有する層である請求項1〜9のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  11. 層(A)の一方の面に層(B)が積層されてなる請求項1〜10のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  12. 層(A)の両方の面に層(B)が積層されてなる請求項1〜10のいずれかに記載の多層延伸フィルム。
  13. 請求項11に記載の多層延伸フィルムの層(A)側の面に、加飾が施されてなることを特徴とする加飾用フィルム。
  14. 請求項12に記載の多層延伸フィルムの一方の面に、加飾が施されてなることを特徴とする加飾用フィルム。
  15. 請求項13又は14に記載の加飾用フィルムの加飾側の面に、熱可塑性樹脂シートが積層されてなることを特徴とする加飾用シート。
  16. 請求項13又は14に記載の加飾用フィルムの加飾側の面に、熱可塑性樹脂が射出成形されてなることを特徴とする加飾成形品。
  17. 請求項15に記載の加飾用シートの熱可塑性樹脂シート側の面に、熱可塑性樹脂が射出成形されてなることを特徴とする加飾成形品。
  18. 請求項1〜12のいずれかに記載の多層延伸フィルムからなる光学フィルム。
  19. 請求項1〜12のいずれかに記載の多層延伸フィルムからなる偏光子保護フィルム。
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