JP2008230348A - ウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベースプレート又はドアインナパネルを保護しながら部品点数の削減を図ることができるウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を得る。
【解決手段】ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、車両のサイドドア12を構成するドアインナパネル14の車幅方向外側に固定されたベースプレート42が、サイドウインドウ22を開閉するようにドアガラス24を駆動するウインドレギュレータ16を支持している。ベースプレート42は、上フランジ部50の取り付け足50A、50Bにおいてドアインナパネル14に締結されると共に、下フランジ部52の取り付け足52Aにおいてドアインナパネル14に締結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造に関する。
アーム式ウインドレギュレータを支持するベースプレートを、上側1点、下側2点でドアインナパネルに固定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−45977号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ベースプレートの亀裂を防止するために補強プレートを用いており、部品点数の削減や小型化等について改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、ベースプレート又はドアインナパネルを保護しながら部品点数の削減を図ることができるウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造は、車両のドアを構成するドアインナパネルと、前記ドアインナパネルに対する車両外側で、前記ドアインナパネルに対する車体上下方向の上側に配置された窓部を開閉するようにドアガラスを昇降させるためのウインドレギュレータを支持するベースプレートと、前記ベースプレートにおける車体上下方向の下部を、1箇所で前記インナパネルに固定する下側固定手段と、それぞれ一端側が前記ドアインナパネルに対する前記ベースプレート側と反対側に位置すると共に他端側が前記ベースプレート側に固定され、該ベースプレートの車体上下方向の上部における互いに離間した2箇所を、前記ドアインナパネルに対し板厚方向に離間しないように固定する上側固定手段と、を備えている。
請求項1記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造では、ウインドレギュレータによってドアガラスを昇降させて窓部の開閉される際や開度が変更される際に、例えばドアガラス、ウインドレギュレータ等を介してベースプレートに支持荷重が作用する。ベースプレートは、その上部が上側固定手段によって2箇所でドアインナパナル固定されると共に、その下部が下側固定手段によって1箇所でドアインナパナル固定されている。
ところで、例えばドアガラスに作用する下向き荷重に基づくモーメントによって、ベースプレートとドアインナパネルとが互いに引き離される方向の荷重が作用すると、上側固定手段におけるドアインナパネルに係合する一端部の周縁には荷重が集中しやすいが、本ウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造では、上側固定手段による2箇所の固定部に負荷を分散させることができ、例えば補強部材等に頼ることなく、該ベースプレートの上部とインナパネルとの固定部位に作用する応力を緩和させることができる。一方、ベースプレートの下側の下側固定手段による固定部位を1箇所とすることで、固定部位は計3箇所であり、部品点数の削減に寄与する。
このように、請求項1記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造では、ベースプレート又はドアインナパネルを保護しながら部品点数の削減を図ることができる。
請求項2記載の発明に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造は、請求項1記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造において、前記ウインドレギュレータは、駆動力により一端側が前記ドアガラスに連結されたアームを揺動させて該ドアガラスを昇降させるように構成されている請求項1記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造。
請求項2記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造では、ドアガラスが上死点に至ると、ドアガラスの上縁が当接した車体(ドアフレーム等)からの反力が、該ドアガラス、ウインドレギュレータのアームを介して、ベースプレートに伝達される。この反力によって、インナパネルの車体外側(サイドドアの場合は車幅方向外側)に位置するベースプレートの上部には、ドアインナパネルから引き離される方向の荷重(モーメント)が作用するが、この荷重が上側固定手段による2箇所の固定部に負荷を分散され、該ベースプレートの上部とインナパネルとの固定部位に作用する応力を緩和させることができる。
請求項3記載の発明に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造は、請求項1又は請求項2記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造において、前記上側固定手段は、前記ベースプレートを前記ドアインナパネルに締結する締結手段によって、前記ベースプレートの車体上下方向の上部における互いに離間した2箇所をそれぞれ前記ドアインナパネルに固定している。
請求項3記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造では、上側固定手段による上部2箇所の締結及び下側固定手段による固定の計3箇所で、ベースプレートがドアインナパネルに固定される。締結手段による場合、例えばベースプレートとドアインナパネルを引き離す方向の荷重が作用した場合に、締結具の周縁部においてドアインナパネル、ベースプレートに負荷が集中しやすいが、このような負荷が生じやすいベースプレートの上部が2箇所で締結されることで、該締結部位に作用する応力を緩和させることができる。
以上説明したように本発明に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造は、ベースプレート又はドアインナパネルを保護しながら部品点数の削減を図ることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10について、図1乃至図7に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印IN、及び矢印OUTは、それぞれウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の内側、及び外側を示している。
図1には、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10が適用され、自動車の乗員乗降用の開口部を開閉するためのサイドドア12の内部が、該サイドドア12を構成するドアインナパネル14等を取り除いて車室側から見た側面図にて示されている。また、図2(A)には、サイドドア12が模式的な背面断面図にて示されており、図2(B)には、図2(A)の一部を拡大した模式的な断面図が示されている。これらの図に示される如く、サイドドア12におけるドアインナパネル14とドアアウタパネル15との間(内部)には、ウインドレギュレータ16が配設されている。
ウインドレギュレータ16は、図2(A)に示される如く、サイドドア12のドア本体18の上側で、該ドア本体18とドアフレーム20とで囲まれた窓部としてサイドウインドウ22を開閉可能に設けられたドアガラス24を、該サイドウインドウ22を開閉する範囲で昇降させるための機構として構成されている。この実施形態では、ウインドレギュレータ16は、図1に示される如く、ドアガラス24を昇降させる駆動源としてパワーウインドモータ26を備えた構成された電動式のウインドレギュレータとされている。なお、ドアガラス24を昇降させる駆動力を乗員に負担させる手動式のウインドレギュレータを採用しても良い。
図1に示される如く、ウインドレギュレータ16は、一端部28Aがサイドドア12のサイドドア12のドア本体18を構成するドアインナパネル14に対し、車幅方向に沿う回動軸廻りに回動自在に支持されたアームとしてのリフトアーム28を備えている。リフトアーム28の先端28Bは、ドアガラス24の下縁に固定されたリフトアームブラケット30に、車体前後方向の相対変位及び相対回転可能に連結されている。また、ウインドレギュレータ16は、それぞれの一端部32A、34Aがリフトアーム28の中間部28Cに回転自在に連結された一対のイコライザアーム32、34を備えている。
一方のイコライザアーム32の先端32Bは、リフトアームブラケット30に車体前後方向に相対変位及び相対回転可能に連結されており、他方のイコライザアーム34の先端は、車体前後方向に長手とされドアインナパネル14に固定されたイコライザアームブラケット36に体前後方向に相対変位及び相対回転可能に連結されている。
また、ドアガラス24は、図示しないガラスガイドによって、サイドウインドウ22を全閉する閉止位置(上死点)から、最大開度(例えば全開)とする開放位置(下死点)まで、上下方向に略沿って直線的に変位するようにガイドされるようになっている。これにより、ウインドレギュレータ16は、ドアガラス24がサイドウインドウ22を閉止位置側から、リフトアーム28が図1に示す矢印A方向に回動すると、ドアガラス24が下降すなわち開放位置側に変位し、開放位置側からリフトアーム28が図1に示す矢印B方向に回動すると、ドアガラス24が上昇すなわち閉止位置側に変位する構成とされている。
このリフトアーム28の一端部28Aには、略扇形状の円弧部分に外歯が形成されたドリブンギヤ38が同軸的かつ一体に回転するように固定的に設けられている。図5に示される如く、ドリブンギヤ38には、パワーウインドモータ26によって駆動されるピニオン40が噛み合されている。したがって、ウインドレギュレータ16は、パワーウインドモータ26の回転方向に応じて、リフトアーム28を矢印A方向又は矢印B方向に回動させ得る構成とされている。ウインドレギュレータ16では、図示しない制御手段によってパワーウインドモータ26が、乗員のスイッチ操作(ドアガラス24を上昇又は下降させる意思)に応じた回転方向に回転駆動されるようになっている。
そして、図1に示される如く、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、以上説明したパワーウインドモータ26、リフトアーム28(ドリブンギヤ38)、ピニオン40が、それぞれベースプレート42を介して、ドアインナパネル14に支持されている。
具体的には、図3に示される如く、ベースプレート42は、パワーウインドモータ26及びリフトアーム28を支持する本体部44と、本体部44をドアインナパネル14に固定するための固定部46とを含んで構成されている。ベースプレート42は、本体部44がドアインナパネル14との間に閉断面を形成するように、該本体部44が固定部46から隆起した如く形成されている。換言すれば、ベースプレート42は、車体上下方向に沿う各断面が、固定部46をフランジ部とする断面ハット形状に形成されている。
本体部44は、図1及び図5に示される如く、車体前後方向(ドア幅方向)に長手とされており、該長手方向の一端側である前部44Aにパワーウインドモータ26が固定されている。この実施形態では、パワーウインドモータ26は、本体部44のビス孔44B(図3参照)に挿通された図示しないビスによって、該本体部44におけるドアインナパネル14側に固定されている。また、パワーウインドモータ26の出力軸26Aは、本体部44に形成された透孔44C(図3参照)を貫通して、該本体部44に対する車幅方向外側(図示しないドアアウタパネル側)でピニオン40に連結されている。
一方、図1及び図5に示される如く、本体部44の後部44Dには、ドリブンギヤ38が一体化されたリフトアーム28が透孔44E(図3参照)を貫通した支軸28D廻りに回転自在に軸支されている。リフトアーム28、ドリブンギヤ38は、それぞれ本体部44に対し車幅方向外側に配置されており、ドリブンギヤ38は上記の通りピニオン40に噛み合わされている。以上により、ウインドレギュレータ16は、ドアガラス24に駆動力を付与するためのリフトアーム28を含む駆動部分が、ベースプレート42を介してドアインナパネル14(サイドドア12)に支持されている。
このベースプレート42の固定部46は、図3に示される如く、本体部44から車体上下方向の上側に延設された上フランジ部50と、本体部44から車体上下方向下側に延設された下フランジ部52とを主要部として構成されている。上フランジ部50からは、車体前後方向に離間して配置された一対の取り付け足50A、50Bが延設されている。取り付け足50Aは、本体部44の前部44Aの近傍に配置され、取り付け足50Bは、本体部44の後部44Dの近傍に配置されている。一方、下フランジ部52からは、単一の取り付け足52Aが延設されている。この実施形態では、取り付け足52Aは、本体部44の長手方向中央部の近傍に配置されている。
また、各取り付け足50A、50B、52Aには、それぞれボルト孔54が設けられている。一方、図4に示される如く、ドアインナパネル14におけるベースプレート42の取り付け足50A、50B、52Aのボルト孔54に対応する位置には、それぞれボルト孔14A、14B、14Cが形成されている。そして、ベースプレート42は、上フランジ部50、下フランジ部52において、それぞれボルト孔54を貫通した締結手段55によって、ドアインナパネル14に固定されている。
具体的には、図2(B)に模式的に示される如く、締結手段55は、ドアインナパネル14側からボルト孔14A、取り付け足50Aのボルト孔54を貫通したボルト56をナット58に螺合させ、ドアインナパネル14側からボルト孔14B、取り付け足50Bのボルト孔54を貫通したボルト56をナット58に螺合させることで、ベースプレート42を上フランジ部50においてドアインナパネル14に固定している。また、締結手段55は、ドアインナパネル14側からボルト孔14C、取り付け足52Aのボルト孔54を貫通したボルト56をナット58に螺合させることで、ベースプレート42を下フランジ部52においてドアインナパネル14に固定している。この実施形態では、ドアインナパネル14とボルト56の頭部56Aとの間には、ワッシャ60が介在されている。
以上により、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、締結手段55によってドアインナパネル14に固定されたベースプレート42を介して、該ドアインナパネル14に対しドアガラス24を昇降させるためのウインドレギュレータ16の駆動部分がドアインナパネル14に支持されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成のウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10が適用された自動車では、乗員がサイドウインドウ22を開放すべく操作スイッチを操作すると、ウインドレギュレータ16のパワーウインドモータ26の駆動力によってリフトアーム28が矢印Aに回動される。これにより、ドアガラス24が下降され、該ドアガラス24に閉止されていたサイドウインドウ22の一部又は全部が開放される。
一方、サイドウインドウ22の一部又は全部が開放されている状態から、乗員がサイドウインドウ22を閉止すべく操作スイッチを操作すると、ウインドレギュレータ16のパワーウインドモータ26の駆動力によってリフトアーム28が矢印Bに回動される。これにより、ドアガラス24が上昇され、該ドアガラス24によってサイドウインドウ22の一部又は全部が閉止される。
ところで、ドアガラス24が上昇されてサイドウインドウ22を全閉する閉止位置すなわち上支点まで至ると、ドアガラス24の上縁24Aがドアフレーム20に当接する。このドアフレーム20との当接(押圧)により、ドアガラス24は、図6(A)に示される如く、ドアフレーム20から反力Rを受ける。この反力Rは、主にリフトアーム28を介してベースプレート42に伝達される。そして、リフトアーム28(ウインドレギュレータ16)が車幅方向にオフセットしてベースプレート42に取り付けられているため、該ベースプレート42には、図6(B)に示される如きモーメントMが作用する。
具体的には、モーメントMは、ベースプレート42、ドアインナパネル14を、図7(A)及び図7(B)に示す想像線の状態から実線の状態に変形させるように、ベースプレート42の下フランジ部52をドアインナパネル14に押し付けると共に、ベースプレート42の上フランジ部50をドアインナパネル14から引き離す方向に作用する。したがって、ドアガラス24によるサイドウインドウ22の全閉(閉じ切り)動作に伴って、下フランジ部52とドアインナパネル14との間には押圧力が作用する、上フランジ部50、ドアインナパネル14には、ボルト56の頭部56A、ナット58の周縁部に集中荷重(主に曲げ、せん断)が作用する。
ここで、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、ベースプレート42の上フランジ部50が取り付け足50A、50Bを有するため、上フランジ部50、ドアインナパネル14におけるボルト56の頭部56A、ナット58の周縁部で集中する荷重が2箇所に分散される。これにより、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、ドアガラス24によるサイドウインドウ22の全閉動作に伴って、ベースプレート42の上部及びドアインナパネル14の対応部分に作用する応力が緩和される。したがって、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、補強部材に頼ることなく、ドアインナパネル14やベースプレート42に亀裂が生じることを防止することができる。
一方、ベースプレート42の下フランジ部52では、ドアガラス24によるサイドウインドウ22の全閉動作に伴って、ドアインナパネル14との間に厚み方向の圧縮力が作用するので、この荷重をベースプレート42自体(ドアインナパネル14との当接部分)で分散させることができ、単一の締結手段55を用いることによる過度の応力集中を生じることがない。
このため、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、上フランジ部50をドアインナパネル14に対し2点で固定する一方、下フランジ部52をドアインナパネル14に対し1点で固定するといった、固定点数が少なく(計3点で)かつ各固定部への応力集中が緩和される構成が実現された。これにより、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、例えば図8に示す比較例に係る構成のようにベースプレート100の上下のフランジ102、104にそれぞれ2つのボルト孔54が形成された上下2点固定の構成と比較して、部品点数(ボルト56、ナット58)の削減を図ることができ、軽量化にも寄与する。また、例えば、ベースプレート42の下部を2点で締結する構成と比較して下フランジ部52を小さくすることができる(取り付け足52Aが1つで足りる)ため、ベースプレート42が全体として小型化され、これによっても軽量化に寄与する。
しかも、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、上記した通り補強部材に頼ることなく上フランジ部50、ドアインナパネル14への応力集中が緩和されるため、例えばベースプレート42上側を1点で固定すると共に下側を2点で固定するために補強プレートを用いる構成と比較しても、部品点数の削減、小型化、軽量化の効果が得られる。
また、以上説明した部品点数の削減、軽量化、小型化の各効果によって、ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造10では、コスト増加の抑制(コスト低減)を図ることができる。
なお、上記の実施形態では、上フランジ部50を2点で締結し、下フランジ部52を一転で締結することで、固定点数を少なく抑えつつ応力集中を緩和する構成としたが、例えば、ボルト56のボルト径(すなわち頭部56A、ナット58の外径)を大きくしたり、頭部56A、ナット58とドアインナパネル14、上フランジ部50との間にワッシャやゴム材(ブッシュ)等を介在させたり、これらの介在物の径を大きくしたりすることで、ドアインナパネル14、上フランジ部50への応力集中を一層緩和させるようにしても良い。
本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造概略全体構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を示す図であって、(A)は背面断面図、(B)は要部を拡大し一部切り欠いて示す背面断面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を構成するベースプレートの側面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を構成するドアインナパネルの側面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造にてドアインナパネルに支持されるウインドレギュレータを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造におけるドアガラスの閉じ切り状態を示す図であって、(A)は閉じ切り反力の作用状態を示す背面断面図、(B)はベースプレートにモーメントが作用する状態を示す背面断面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造における閉じ切りに伴うモーメントによる変形状態を誇張して示す図であって、(A)は背面断面図、(B)は要部を拡大して示す背面断面図である。 本発明の実施形態に係るウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造を構成するベースプレートに対する比較例を示す側面図である。
符号の説明
10 ウインドレギュレータ用ベースプレート取付構造
14 ドアインナパネル
16 ウインドレギュレータ
22 サイドウインドウ(窓部)
24 ドアガラス
28 リフトアーム(アーム、ウインドレギュレータ)
42 ベースプレート
50 上フランジ部(ベースプレートの上部、上側固定手段)
52 下フランジ部(ベースプレートの下部、下側固定手段)
55 締結手段(上側固定手段、下側固定手段)
56 ボルト(締結手段)
56A 頭部(上側固定手段の一端部)
58 ナット(締結手段)

Claims (3)

  1. 車両のドアを構成するドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルに対する車両外側で、前記ドアインナパネルに対する車体上下方向の上側に配置された窓部を開閉するようにドアガラスを昇降させるためのウインドレギュレータを支持するベースプレートと、
    前記ベースプレートにおける車体上下方向の下部を、1箇所で前記インナパネルに固定する下側固定手段と、
    それぞれ一端側が前記ドアインナパネルに対する前記ベースプレート側と反対側に位置すると共に他端側が前記ベースプレート側に固定され、該ベースプレートの車体上下方向の上部における互いに離間した2箇所を、前記ドアインナパネルに対し板厚方向に離間しないように固定する上側固定手段と、
    を備えたウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造。
  2. 前記ウインドレギュレータは、駆動力により一端側が前記ドアガラスに連結されたアームを揺動させて該ドアガラスを昇降させるように構成されている請求項1記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造。
  3. 前記上側固定手段は、前記ベースプレートを前記ドアインナパネルに締結する締結手段によって、前記ベースプレートの車体上下方向の上部における互いに離間した2箇所をそれぞれ前記ドアインナパネルに固定している請求項1又は請求項2記載のウインドレギュレータ用ベースプレートの取付構造。
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