JP2008227884A - 画像処理装置 - Google Patents

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幸英 林田
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Abstract

【課題】自動的に設定情報を探索し、設定情報の同期を停止することなく行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】通信を行う通信手段38と、機器状態を設定する設定手段31と、を備える画像処理装置101である。
そして、ネットワーク内の情報処理装置から、ファイル共有機能を有する情報処理装置を探索する探索手段36と、発見された情報処理装置のアドレスを、設定情報共有装置のアドレスとして記憶する記憶手段40と、設定しておいたタイミングで設定情報共有装置の設定情報をネットワークを介して取得し、取得した設定情報の更新時間と自己の設定情報の更新時間とを比較して、機器状態の設定情報を更新するとともに、設定情報共有装置の設定情報をネットワークを介して更新する更新手段37と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、設定情報の同期を行うことができる画像処理装置に関する。
近年、画像処理装置として、プリンタ、スキャナ及びファックスなどの複数の機能を備えるいわゆる複合機が一般的である。
この複合機が備える複数の機能は、動作に必要な情報や品質に係る情報を設定されることで、最適な動作をするように調整される。
そして、このような画像処理装置は、複数人が共同で利用する場合が多いため、利用者が機器状態を個別に設定できるようにされ、この設定を個人設定情報として記録することで利便性を向上させている。
しかしながら、このように複数の機能について利用者個別に設定できる画像処理装置は、利用者個別に動作を最適に調整できる一方で、設定されていない画像処理装置を利用する場合には、設定項目数が多く、設定作業が煩瑣になるという問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1では、ネットワークに複数の画像処理装置を接続し、ネットワークを介して画像処理装置の設定情報を同期させることによってこの問題を解決している。
また、特許文献2では、ネットワークを介して利用者ごとにアプリケーション設定を同期することによってこの問題を解決している。
特開2003−264662号公報 特開2003−248637号公報
一方、前記した特許文献1や特許文献2では、同期する設定情報をネットワーク全体で共有するために、設定情報共有装置を指定する必要があったとともに、同期対象となる他の画像処理装置を指定する必要があった。
さらに、同期を行うために指定した画像処理装置や設定情報共有装置が停止している場合には、同期を行うことができないという問題もあった。
そこで、本発明は、自動的に設定情報を探索し、設定情報の同期を停止することなく行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、ネットワークを介して通信を行う通信手段と、装置全体もしくは利用者個別の機器状態の設定情報を設定する設定手段と、を備える画像処理装置であって、前記ネットワーク内の情報処理装置から、ファイル共有機能を有する情報処理装置を探索する探索手段と、発見された情報処理装置のアドレスを、設定情報共有装置のアドレスとして記憶する記憶手段と、設定しておいたタイミングで、前記設定情報共有装置の設定情報を前記ネットワークを介して取得し、取得した設定情報の更新時間と自己の設定情報の更新時間とを比較して、前記機器状態の設定情報を更新するとともに、前記設定情報共有装置の設定情報を前記ネットワークを介して更新する更新手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記探索手段は、前記設定情報共有装置を発見した際には、識別情報を付加するとともに、探索の際に、前記識別情報が付加された前記情報処理装置を発見した場合に、前記設定情報共有装置であると判断することを特徴とする。
さらに、前記探索手段は、前記設定情報共有装置を発見した際には、前記設定情報共有装置のアドレスを、他の画像処理装置に送信するとともに、前記記憶手段は、受信した前記設定情報共有装置のアドレスを記憶することを特徴とする。
そして、前記探索手段は、前記設定情報共有装置のアドレスによって指定される設定情報共有装置に接続できない場合に、新たにファイル共有機能を有する情報処理装置を探索することを特徴とする。
また、前記設定情報を前記ネットワーク内で共有する共有手段を備え、前記探索手段によって、ファイル共有機能を有する情報処理装置が発見できない場合には、前記共有手段を有効化することを特徴とする。
さらに、前記共有手段を有効化している状態で、前記設定情報共有装置の存在する前記ネットワークに接続した場合に、前記共有手段を無効化することを特徴とする。
そして、前記設定手段は、利用者によって設定情報に含まれるユーザーアカウントと同一のユーザーアカウントが作成された場合に、既存の設定情報を上書きすることなく、同期できなかったことを登録することを特徴とする。
また、前記設定情報には、利用者が削除操作したユーザーアカウントにフラグが立てられるとともに、前記更新手段は、該フラグを有するユーザーアカウントを削除することを特徴とする。
さらに、前記タイミングは、利用者が設定した同期時刻より前に不規則に分散して設定されることを特徴とする。
そして、前記タイミングは、前記設定情報の項目ごとに設定されることを特徴とする。
また、前記設定手段は、前記ネットワーク内において、同一のユーザーアカウントが複数使用された場合、管理者に警告を通知することを特徴とする。
さらに、前記更新手段は、前記設定情報共有装置に記憶された前記設定情報を更新する際に、競合状態の防止のために排他制御されることを特徴とする。
そして、前記更新手段は、制限時間を超過して、特定の画像処理装置によって排他制御され続けた場合に、該排他制御を解除することを特徴とする。
また、前記更新手段は、前記設定情報の項目ごとに排他制御されることを特徴とする。
さらに、前記設定情報は、項目ごとに更新されることを特徴とする。
そして、前記設定情報は、項目をまとめたグループごとに更新されることを特徴とする。
また、前記設定情報には、画像処理装置に蓄積されているデータのアドレスが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、1つの画像処理装置に設定を行うだけで、他の画像処理装置に設定情報共有装置のアドレスを設定することなくネットワーク内の画像処理装置の設定を同期させるため、利用者が全ての画像処理装置を設定する手間を省くことや設定ミスをなくすことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて、本実施の形態の画像処理装置101を含む設定情報連携ネットワークNの全体構成を説明する。
この設定情報連携ネットワークNは、画像処理装置101,102,103,104と、情報処理装置201,202,203と、これらを連携するネットワーク301と、を備えている。
この情報処理装置201,202,203は、最小限の構成として、CPUと、メモリユニットと、記憶装置制御ユニットと、LAN制御部と、を備えており、FTPサーバ、WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)などの、ファイル共有機能を有している。
次に、本実施の形態の画像処理装置101,102,103,104の制御ブロックについて、図3を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、説明の便宜上、画像処理装置101を用いて説明するが、他の画像処理装置102,103,104であっても同様の処理を行うことができる。
本実施の形態の画像処理装置101は、中央処理部2と、主記憶部3と、FAX制御部4と、LAN制御部5と、入出力装置制御部6と、補助記憶制御部7と、画像処理制御部8と、補助記憶部9と、印刷制御部10と、画像読取制御部11と、表示制御部13と、外部記憶装置14と、外部媒体入出力装置15と、印刷装置16と、画像読取装置17と、表示装置18と、操作入力装置19と、音声入力装置20と、を備えている。
この中央処理部2は、主記憶部3に格納された制御プログラムにしたがって、画像処理装置101を制御している。
また、中央処理部2は、バス線26を介して、補助記憶部9に格納されて、必要に応じて主記憶部3に展開される処理プログラムに従って、入出力装置制御部6、補助記憶制御部7、FAX制御部4、LAN制御部5、画像処理制御部8、入力制御部12を制御する。
そして、この中央処理部2でプログラムを実行することによって、後述する探索手段36や更新手段37が機能する。
さらに、主記憶部3としては、ROM(Read−Only Memory)やRAM(Random Access Memory)から構成される。
そして、補助記憶部9としては、ハードディスクが用いられる。
また、表示装置18としては、タッチパネル、CRT、液晶などが用いられる。
さらに、操作入力装置19としては、タッチパネル、キーボタンが用いられ、このタッチパネルやキーボタンを押すことによって、利用者は画像処理装置101を操作することができる。
そして、音声入力装置20としては、マイクなどが用いられ、利用者が操作に関する発声をすることで画像処理装置101を操作することができる。
また、外部媒体入出力装置15によって入出力できる媒体としては、マルチメディアカード(登録商標)、SmartMedia(登録商標)、MEMORY STICK(登録商標)、SDメモリーカード、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、USBメモリーなどがある。
さらに、印刷装置16としては、カラー印刷もしくはモノクロ印刷できるレーザープリンタやインクジェットプリンタなどがある。
次に、図1を用いて、本実施の形態の画像処理装置101が備える機能について説明する。
本実施の形態の画像処理装置101は、利用者個別に機器状態を設定する設定手段31と、全体の動作を制御する動作制御手段32と、印刷手段33と、画像読取手段34と、表示手段35と、探索手段36と、更新手段37と、通信手段38と、共有手段39と、記憶手段40と、を備えている。
この設定手段31は、利用者の操作によって、利用者個別に機器状態を設定するとともに、この設定を設定情報(I)として記憶する。
ここで、画像処理装置101の設定情報(I)とは、例えば、印刷の濃度、セキュリティ情報、省電力モードに移行する時間、などの機器状態を設定するものの他に、設定の作成時刻や変更時刻などを保持するものである。
そして、設定情報ファイル(IF)は、これらの設定情報(I)を、情報処理装置201,202,203に送信及び保存可能な形式に変換したものである。
また、動作制御手段32は、設定手段31を介して利用者の操作によって、印刷手段33、画像読取手段34、表示手段35を制御するとともに、探索手段36と更新手段37を制御している。
さらに、印刷手段33は、動作制御手段32の命令を受けて文書を印刷し、画像読取手段34は、動作制御手段32の命令を受けて画像を読取り、表示手段35は、動作制御手段32の命令を受けて各種の情報を表示するものである。
そして、本実施の形態の探索手段36は、図2に示すように、動作制御手段32の命令を受けて、ネットワーク301内の情報処理装置201,202,203から、ファイル共有機能を有する情報処理装置201を探索する。
さらに、記憶手段40は、発見された情報処理装置201を、設定情報共有装置200として記憶する。
また、本実施の形態の更新手段37は、あらかじめ設定しておいたタイミングで、設定情報共有装置200に記憶された共有設定情報ファイル(SF)をネットワーク301を介して取得し、取得した共有設定情報ファイル(SF)の更新時間と、自己の保有する設定情報ファイル(IF)の更新時間と、を比較して、より新しい設定情報(I)によって、機器状態の設定を更新するとともに、前記設定情報共有装置200に記憶された共有設定情報ファイル(SF)をネットワーク301を介して更新する。
そして、本実施の形態の共有手段39は、動作制御手段32の命令を受けて、共有設定情報ファイル(SF)を記憶手段40に記憶し、通信手段38を介して共有設定情報ファイル(SF)を設定情報連携ネットワークN内に公開する。
次に、図4のフローチャートを参照して、本実施の形態の画像処理装置101が設定情報(I)を同期する処理全体について説明する。
まず、共有機能が有効になっていることを確認した後(ステップS101のYES)、設定情報共有装置200として利用するための情報処理装置201を探索する(ステップS102)。
また、共有機能が有効になっていない場合(ステップS101のNO)には、そのまま処理を終了する。
そして、探索が成功した場合(ステップS103のYES)、画像処理装置101は、設定情報(I)の同期イベント待ちに移行する(ステップS104)。
また、探索が失敗した場合(ステップS103のNO)、ステップS102に戻る。
この同期イベントは、画像処理装置101にあらかじめ設定された同期時刻の経過によって発生する。
同期イベントが発生すると(ステップS105)、まず画像処理装置101内の設定情報(I)を収集し、設定情報ファイル(IF)に変換する(ステップS106,S107)。
次にステップS102で保存された設定情報共有装置200のアドレスによって、設定情報共有装置200への接続を行う(ステップS108,S109)。
接続が成功した場合、設定情報共有装置内200に共有設定情報ファイル(SF)が存在するかどうかを確認する(ステップS110,S111)。
この確認時に共有設定情報ファイル(SF)が存在した場合(ステップS111のYES)、共有設定情報ファイル(SF)及び画像処理装置101の設定情報ファイル(IF)を更新することで(S112)、同期を図る。
そして、確認時に共有設定情報ファイル(SF)が存在しなかった場合(ステップS111のNO)、自己が作成した設定情報ファイル(IF)を共有設定情報ファイル(SF)として設定情報共有装置200に送信・保存し(ステップS113)、使用したプロトコルに従って通信を終了して同期イベント発生待ち(ステップS104)に移行する。
次に、上記した設定情報共有装置200の探索方法、すなわち図4のステップS102の処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、アクセス可能な情報処理装置を探索するためのホストアドレスリストを作成する(ステップS201)。
このホストアドレスリストとしては、画像処理装置101のIPアドレスから求められる、同一ネットワークのIPアドレスリストが考えられる。
例えば、画像処理装置101のIPアドレスが192.168.0.36で、サブネットマスクが24bitだった場合には、ホストアドレスリストは、192.168.0.1〜192.168.0.254から、自身のIPアドレス192.168.0.36を除いたものとなる。
次に、上記ホストアドレスリスト中のアドレスに対して、ping(Packet Internet Grouper)などのネットワーク診断プログラムで通信を行うことによって、情報処理装置の存在を確認する(ステップS203,S204)。
この診断によって、情報処理装置の存在が確認できなかったアドレスは(ステップS204のNO)、ホストアドレスリストから削除する(ステップS207)。
一方、診断によって、情報処理装置201の存在が確認できたアドレスは(ステップS204のYES)、対象となる情報処理装置201上で利用するファイル共有機能が利用可能かどうか試行する(ステップS205)。
ファイル共有プロトコルによって接続できなかったアドレスは(ステップS206のNO)、ホストアドレスリストより削除する(S207)。
これによってホストアドレスリストのすべてのアドレスの接続確認が終了した時点で設定情報共有装置候補リストが完成する。
最後に、設定情報共有装置候補リストから設定情報共有装置201を選択し、そのアドレスを設定情報共有装置アドレスとして保存して探索を終了する(S208)。
また、この設定情報共有装置200がネットワーク301内に複数存在する場合(図2の201,202,203)の選択方法としては、種々の方法が考えられるが、最も単純な例としては、設定情報共有装置候補リストの先頭の情報処理装置201を選択する方法がある。
次に、上記した設定情報ファイル(IF)及び共有設定情報ファイル(SF)の更新、すなわち図4のステップS112について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、設定情報(I)の同期を行うに当たり、設定情報共有装置200が記憶する共有設定情報ファイル(SF)の内で更新する必要のある設定のリスト(共有設定情報更新リスト)と、画像処理装置101が記憶する設定情報ファイル(IF)の内で更新する必要のある設定のリスト(装置設定更新リスト)を作成する。
具体的には、設定情報共有装置200から、共有設定情報ファイル(SF)内の設定更新時間情報のみを取得する(ステップS301)。
次に、共有設定情報ファイル(SF)の更新時間情報と、画像処理装置内101の設定情報ファイル(IF)の更新時間情報を用いて、各設定の更新時間を比較する(ステップS302,S303)。
比較した結果、共有設定情報ファイル(SF)の更新時間のほうが古い項目は(ステップS304のYES)、共有設定更新リストに加え(ステップS305)、設定情報ファイル(IF)内の更新時間のほうが古い項目は(ステップS304のNO)、装置設定情報更新リストに加える(ステップS306)。
そして、すべての設定項目に対して、ステップS302〜S306と同様の操作を行うことで、装置設定更新リスト及び共有設定情報更新リストを完成させる。
これらの更新リストが完成すると、装置設定更新リストに含まれる設定項目の設定情報(I)を設定情報共有装置200から取得し、これを設定情報ファイル(IF)に変換して、画像処理装置101の設定を更新する(ステップS307)。
最後に、共有設定情報更新リストに含まれる設定項目を画像処理装置101内の設定情報ファイル(IF)から抽出し、設定情報共有装置200に送信することで共有設定情報ファイル(SF)の更新を行う(ステップS308)。
そして、上記した処理がネットワーク301内に連携された画像処理装置101で実行されることで、一つの画像処理装置101を設定するだけで、他の画像処理装置102,103,104に、再度、設定情報共有装置200のアドレスを設定することなく、ネットワーク301内の画像処理装置101,102,103,104の設定を同期させることができる(図2参照)。
したがって、利用者がすべての画像処理装置101,102,103,104に設定する手間を省くことや設定ミスをなくすことができる。
また、本実施の形態では、設定情報共有装置200を決定する際に、情報処理装置201に設定情報共有装置識別子を付加することで、他の画像処理装置102,103,104が設定情報共有装置200を探索する際に、探索時間を短くすることができる。
これは、図5のフローチャートにおいて、設定情報共有装置200を探索する際に、ファイル共有機能を利用できることが確認できた情報処理装置201に対して、さらに設定情報共有装置識別子が存在することを確認することで実現できる。
すなわち、設定情報共有装置識別子が存在することが判明した時点で、この情報処理装置201を設定情報共有装置200であると判断できるため、それ以降の探索を行う必要がなくなる。
この設定情報共有装置識別子の例としては、ある特定の情報を含むファイルを作成するという方法や、単純に共有設定情報ファイル(SF)を利用する、という方法が考えられる。
上記のように設定情報共有装置識別子を付加することによって、個々の画像処理装置102,103,104が設定情報共有装置200のアドレスを検索する際の負荷を減らすことができるため、ネットワーク301に対する負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態では、設定情報共有装置200を決定する際に、画像処理装置101によって決定した設定情報共有装置200のアドレスを、ネットワーク301内の他の画像処理装置102,103,104に通知することで、設定情報連携ネットワークNを高速にすることができるようになる。
このような動作を行うためには、ネットワーク301から画像処理装置102,103,104に対してSNMP(Simple Network Management Protocol)などのプロトコルを利用して接続し、共有機能を有する情報処理装置(設定情報連携装置)であることが取得できる必要がある。
次に、図7に示したフローチャートによって、この設定情報連携装置であることを取得する処理の説明を行う。
なお、この図7は、図5に示したフローチャートの一部に変更を加えたものであるため、ステップS405までは、図5のステップS205までと同様の処理を行って、共有機能の利用可否を判定する。
そして、共有機能が利用できないと判明したアドレスに対しては(ステップS406のNO)、さらにSNMPなどのプロトコルを利用して接続し、共有機能を有しているかどうかを取得する(ステップS407)。
設定情報連携装置であった場合は、カレントアドレスを設定情報連携装置リストに追加し(ステップS408)、ホストアドレスリストからこのアドレスを削除する(ステップS409)。
そして、設定情報共有装置候補リストから設定情報共有装置200を選択し(ステップS410)、そのアドレスを設定情報共有装置アドレスとして保存する。
最後に、設定情報連携装置リストに含まれているアドレスに、SNMPなどのプロトコルを利用して設定情報共有装置200のアドレスを通知することで、ネットワーク内の他の設定情報連携装置に設定情報共有装置アドレスを設定する(ステップS411)。
これによってネットワーク301内で設定情報共有装置200の探索を行う画像処理装置の数を減少させることができるため、ネットワーク301に対する負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101は、設定情報共有装置200が何らかの理由で停止した際にも、設定情報(I)を同期することができる。
すなわち、設定情報共有装置200が停止して、同期を行うための通信ができなかった場合には、新たに設定情報共有装置200Aを選定することができる。
この新たな設定情報共有装置200Aの選定について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、設定情報(I)を同期する設定情報共有装置200に接続しようとして、接続が確立できなかった場合、ネットワーク内の設定情報連携装置210,・・・に対して、設定情報共有装置の再設定開始を通知する(ステップS501)。
次に、設定情報共有装置の再設定開始通知を受けた設定情報連携装置210,・・・は、この通知が取り消されるまでは設定情報(I)の同期処理を行わないようにすることで、設定情報共有装置の再設定が複数の設定情報連携装置210,・・・で実施されることを防止する。
また、ステップS502では、図5のフローチャートに示したステップS201〜S208と同様の処理によって、設定情報共有装置200Aを選定する。
そして、選定が終了すると、ネットワーク301内の設定情報連携装置210,・・・に対して、新たな設定情報共有装置200Aのアドレスを通知する(ステップS503)。
最後に、新しい設定情報共有装置200Aのアドレスが通知された設定情報連携装置210,・・・は、設定情報共有装置200Aのアドレスを、受信したアドレスに設定するとともに、同期処理の停止を解除する。
以上の処理を行うことで、ネットワーク301内の設定情報(I)の同期処理を、中断することなく実施することが可能となるため、システムのメンテナンスフリー化や稼働率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101は、利用者によって、既存の設定情報(I)に含まれるユーザーアカウントが作成された場合に、既存の設定情報(I)を上書きすることなく、同期できなかったことを登録する。
例えば、画像処理装置101で、利用者Aが”suzuki”でアカウントを取得して利用者登録を行って、設定情報(I)が同期される前に画像処理装置102で利用者Bが同じ”suzuki”でアカウントを取得して利用者登録を行ったとする。
このような場合、他の項目と同様に、後から行われた設定を優先して同期処理を行ってしまうと、先に作成された利用者Aのアカウント”suzuki”が削除されることになってしまう。
この問題を解決するために、すでに画像処理装置101に登録されているユーザーアカウントが設定情報ファイル(IF)に含まれていた場合、そのユーザーアカウントの同期は行わなわないで、同期が出来なかったことをフラグに残しておく。
そして、その画像処理装置101で同期できなかったユーザーアカウントによって、再びログインが行われた時に、「同じユーザーアカウントが存在するためネットワーク同期できませんでした。ユーザーアカウントを変更してください」等の警告を出して、利用者にユーザーアカウントの変更を促し、ユーザーアカウントの変更を行う。
このように、既存のアカウントを上書きすることなく登録することで、既存のアカウントを保護することができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101では、設定情報(I)のうち、利用者が削除の操作をしたユーザーアカウントにフラグが立てられるとともに、更新手段37はこのフラグを有するユーザーアカウントを削除する。
すなわち、画像処理装置101のシステム設定などは、項目数が決まっていて、項目を増やしたり減らしたりすることはないが、ユーザーアカウントは、追加や削除を行うことができる。
そして、このような情報には、情報の追加又は削除を示すフラグを用意しておき、情報の削除の操作が行われたときには、削除のフラグを立てて、他の設定情報(I)と区別し、その設定が表示されたり、実行されたりしないようにするとともに、設定情報ファイル(IF)からは消さないでおく。
さらに、設定情報(I)の同期を行うときには、設定情報ファイル(IF)に削除のフラグが立っていた場合、共有設定情報ファイル(SF)からその設定を削除した後に、削除操作が行われた画像処理装置101の設定情報ファイル(IF)を削除する。
したがって、設定情報連携ネットワークN内のすべての画像処理装置101,102,103,104の設定情報ファイル(IF)を書き換えることができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101では、ネットワーク301内において、同一のユーザーアカウントが複数使用された場合、ネットワーク301の管理者に警告を通知する。
すなわち、画像処理装置101に個人を認証する機能が備わっている場合、認証情報が漏洩されてしまうと、自分のユーザーアカウントが不正に利用されてしまう可能性がある。
本実施の形態では、ユーザーアカウントが不正に利用されている可能性がある場合に、管理者に知らせることができる。
例えば、認証機能を有する画像処理装置101において、あるユーザーアカウントでログインされた場合、そのユーザーアカウントの情報を設定情報共有装置200に送信する。
このように、画像処理装置101がユーザーアカウントの情報を送信する場合、同じユーザーアカウントを有する情報が別の画像処理装置102から送られてきたとすると、そのユーザーアカウントは不正に利用されている可能性がある。
そして、このような場合、設定情報共有装置200はあらかじめ登録されている管理者に不正使用をメールで通知することで不正使用を防止できる。
なお、管理者に通知するかどうかは、利用者が自由に設定できるし、通知する手段もメールに限らず、管理者に通知できるものであればどのような手段であってもよい。
そして、本実施の形態の画像処理装置101は、更新時間が、設定されたタイミングとして利用者が設定した同期時刻より前の、不規則な時刻に分散して設定される。
すなわち、共有設定情報ファイル(SF)の取得及び更新の時刻として、複数の画像処理装置101,102で同一の同期時刻が設定されている場合には、その同期時刻になると設定情報共有装置200にアクセスが集中し、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新に失敗する可能性がある。
本実施の形態では、この問題を解決し、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新によってネットワーク301の負荷が高まることを抑えることができる。
例えば、利用者が更新時刻を12:00に設定した場合、12:00に共有設定情報ファイル(SF)を同期するのではなく、12:00を最大時刻として、その12:00までのランダムな時刻(11:51,11:53,11:59など)に同期を実行する。
このランダムな時刻は、画像処理装置101,102,103,104ごとに異なり、12:00までに同期が完了されるように決定される。
このように、画像処理装置101,102,103,104の内部処理によって、画像処理装置101,102,103,104ごとに同期時刻をずらすことで、多数の画像処理装置101,102,103,104の同期時刻が、利用者によって同一の時刻12:00に設定された場合でも、12:00にアクセスが集中することがないため、アクセスが集中することで同期に失敗する可能性を抑えることができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101では、更新のタイミングが、設定情報(I)の項目ごとに設定される。
すなわち、画像処理装置101に個人を認証する機能が備わっている場合、認証するためにはユーザーアカウントを設定する必要があるが、このユーザーアカウントは、重複しないように一意に決定される。
そして、認証のための時間ロスを抑えるためには、認証の度に、設定情報共有装置200に問い合わせるのではなく、画像処理装置101の内部に登録済のユーザーアカウントを保持しておくことが望ましい。
そのためには、登録されているユーザーアカウント及びアカウントが使用する登録情報を、全ての画像処理装置101,102,103,104が保持している必要がある。
一方、これを実現するためには、更新の時間間隔を短く設定しなければならない。
他方、ある画像処理装置101の保持する設定情報(I)の全ての項目について、同一の時刻に同期を実行すると、ネットワーク301の負荷が高まり、画像処理装置101の性能を低くしてしまうという問題が生じる。
本実施の形態では、この問題を解決するために、設定情報(I)の項目ごとに更新のタイミングを設定することで、頻繁に更新すべき設定情報(I)の項目数を最小限に抑えることができるため、画像処理装置101の性能の低下を抑えることができる。
例えば、ユーザーアカウントの情報は、登録が完了した時点で設定情報共有装置200の共有設定情報ファイル(SF)を更新するとともに、画像処理装置101の設定情報ファイル(IF)は、5分ごとに同期を実行するようにする。
一方、設定が変更されることが少ないネットワーク設定やセキュリティ設定などは1日ごとに同期するように設定する。
このように項目ごとに分けて更新のタイミングを設定することで、画像処理装置101を効率よく運用することができる。
また、本実施の形態の画像処理装置101では、設定情報(I)は、項目ごとに更新される。
すなわち、図11に示すように、設定情報(I)の項目ごとに(同期する/しない)の設定を持つ。
そして、(同期しない)になっている項目は、取得した共有設定情報ファイル(SF)で更新されている場合でも書き換えを実行しない。
例えば、初期設置時には、全ての項目を(同期する)にしておいて、画像処理装置101の環境や使い方に合わせて、後から個別に設定するなどの運用ができる。
したがって、画像処理装置101に固有に持たせておく情報と、同期する情報と、を利用者の使用環境に応じて設定できる。
また、本実施の形態では、画像処理装置101に蓄積されている文書データを同期し、一方の画像処理装置101に蓄積された文書データを、他方の画像処理装置102でも使用することができる。
しかし、この場合、文書データは容量が大きいため、同期しようとするとネットワーク301に大きな負荷がかかってしまうという問題がある。
本実施の形態では、文書ファイル自体ではなく、文書ファイルが保存されているアドレスの情報を同期することで、ネットワーク301に負荷をかけることなく文章を同期することができる。
また、本実施の形態では、更新手段37は、設定情報共有装置200に記憶された設定情報(I)を更新する際に、排他制御される。
すなわち、設定情報共有装置200が保有する共有設定情報ファイル(SF)には、複数の画像処理装置101,102が同一時刻にアクセスする可能性がある。
したがって、ある画像処理装置101が共有設定情報ファイル(SF)を取得及び更新しようとしている時に、他の画像処理装置102が共有設定情報ファイル(SF)を取得及び更新しようとした場合、ファイルの競合が発生し、共有設定情報ファイル(SF)が破損する可能性が考えられる。
本実施の形態では、排他フラグを利用する事によって共有設定情報ファイル(SF)の更新の際の競合を防ぐことができる。
例えば、ある画像処理装置101が共有設定情報ファイル(SF)を更新する際に、設定情報共有装置内200の共有設定情報ファイル(SF)が存在しているディレクトリに、1つのフォルダを作成する。
このフォルダの名前はGUID(Globally Unique Identifier)などで一意に決められて、このフォルダを排他制御のフラグとして利用する。
そして、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新を行う場合は、最初にこの排他フラグが存在しているかどうかをチェックし、この排他フラグが存在している場合は、共有設定情報ファイル(SF)の更新や取得を行うことができない。
また、この排他フラグが存在しない場合は、必ず排他フラグとしてのフォルダ生成の後に、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新を行い、処理が終了した後この排他フラグとしてのフォルダを削除する。
ここでは、例として、排他フラグとしてのフォルダを作成して排他制御を行う場合を挙げたが、排他制御はこの方法でなくともよい。
以下、図9に示すフローチャートを用いてこの排他処理の流れを説明する。
まず、排他フラグが設定されているかどうかを判断する(ステップS601)。
そして、排他フラグが設定されている場合は(ステップS601のNO)、他の画像処理装置102が共有設定情報ファイル(SF)にアクセスしていると判断して、処理を終了する。
また、排他フラグが設定されていない場合は(ステップS601のYES)、排他フラグを生成し(ステップS602)、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新の処理を行う(ステップS603)。
最後に、取得や更新の処理が完了した後、排他フラグを削除して処理を完了する(ステップS604)。
したがって、ファイル更新の際に、競合を防ぐことができ、取得や更新に失敗する可能性を低くすることができる。
また、本実施の形態では、更新手段37は、所定の制限時間を超過して、特定の画像処理装置102によって排他制御され続けた際に、この排他制御を解除することができる。
例えば、共有設定情報ファイル(SF)の取得時や更新時にエラーが発生し、排他フラグを削除しないで処理が終了してしまったとする。
このような場合、排他フラグが存在し続けるので、画像処理装置101は永遠にこの設定情報共有装置200の共有設定情報ファイル(SF)を取得したり更新したりすることができなくなる。
本実施の形態では、排他フラグの作成時間からの経過時間を判断することによって、このような問題を解決することができる。
例えば、画像処理装置101が、設定情報共有装置200の共有設定情報ファイル(SF)を取得しようとした場合、排他フラグのフォルダが存在しているとする。
そして、この排他フラグが作成されてから30分以上経過している場合、画像処理装置101はこの排他フラグを削除して、共有設定情報ファイル(SF)の取得や更新をすることができる。
ここでは、排他フラグの作成時間からの経過時間を、排他制御を解除する際の判断材料の例として挙げているが、この方法でなくともよい。
以下、図10に示すフローチャートを用いて、この排他処理の流れを説明する。
この図10に示すフローチャートは、図9に示すフローチャートにステップS705及びステップS706の処理を追加したものである。
まず、排他フラグが存在していると判断された場合(ステップS701のNO)、その排他フラグが作成されてからの経過時間を判断する(ステップS705)。
そして、排他フラグが作成されてから30分未満の場合(ステップS705のNO)は、他の画像処理装置102が共有設定情報ファイル(SF)にアクセスしていると判断して処理を終了する。
また、排他フラグが作成されてから30分以上経過している場合(ステップS705のYES)は、他の画像処理装置101が異常終了したと判断し、この古い排他フラグを削除する(ステップS706)。
したがって、共有設定情報ファイル(SF)の取得及び更新ができなくなる事態を回避することができる。
そして、本実施の形態では、更新手段37は、設定情報(I)の項目ごとに排他制御される。
すなわち、排他制御を実行すると、ある画像処理装置102が共有設定情報ファイル(SF)を取得や更新している場合には、他の画像処理装置101は共有設定情報ファイル(SF)にアクセスすることができない。
しかし、取得や更新したい設定情報(I)の項目が異なるなどして、ファイルの競合が発生しない場合には、同時にアクセスできた方が便利である。
このため、本実施の形態では、設定情報(I)の項目ごとに、排他フラグを持つことで、排他制御する必要がない場合には同時にアクセスすることを可能とする。
例えば、ゲートウェイアドレスやサブネットなどのネットワーク設定の情報をネットワーク設定情報ファイルとし、利用者名やメールアドレスなどの登録情報を登録設定情報ファイルとして別々に持っているとする。
さらに、これらのネットワーク設定情報ファイルや登録設定情報ファイルに専用の排他フラグも別々に持っているものとする。
そうすると、ある画像処理装置102が排他フラグを作成して、ネットワーク設定情報ファイルを取得していても、登録設定情報ファイルを取得したい別の画像処理装置101は、排他フラグを作成して登録設定情報ファイルを取得することができる。
このように、設定情報(I)の項目ごとに排他フラグを有することで、すでに他の画像処理装置102によって排他制御が行われている場合でも、取得する設定情報(I)の項目が異なる場合には、画像処理装置101は共有設定情報ファイル(SF)の取得及び更新ができる。
以下、前記実施の形態とは別の形態の画像処理装置101について説明する。
なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
本実施例の画像処理装置101は、設定情報(I)を設定情報連携ネットワークN内で共有する共有手段39を備えている。
前記実施の形態に記載した画像処理装置101を用いた設定情報連携ネットワークNでは、ファイル共有機能を持つ情報処理装置がネットワーク301内に存在しない場合に同期を実施することができない。
このため、画像処理装置101が、必要に応じてファイル共有機能を提供できるようにすることで、さらに設定情報連携ネットワークN全体の稼働率を向上することができる。
この動作は以下のような処理によって実現することが可能である。
ファイル共有機能を持つ情報処理装置201の探索時に、探索に失敗した場合、画像処理装置101内に実装されている共有手段39を有効化し、設定情報共有装置200のアドレスには共有手段39を有効にした画像処理装置101自身のアドレスを設定する。
その後、前記した識別情報やアドレスの通知によって、他の画像処理装置102,103,104に設定情報共有装置200のアドレスを通知する。
これにより、設定情報連携ネットワークN内に設定情報共有装置200が存在しない状態の発生を防止することができるため、設定情報連携ネットワークN全体の稼働率を向上できるとともに、画像処理装置101が設定情報共有装置200となることで、画像処理装置101とは別に設定情報共有装置200として情報処理装置を設置する必要がなくなり、ハードウェア資源の削減を図ることが可能となる。
しかしながら、設定情報共有機能を提供している画像処理装置101が停止し、新しく設定情報共有装置200が選定された場合、これまで設定情報共有装置200として起動していた画像処理装置101が再び起動しても、この画像処理装置101には、設定情報共有装置200のアドレスとして自身のアドレスが設定されているため、設定情報連携ネットワークNに参加することができない。
このため共有手段39を有する画像処理装置101に自動的に設定情報連携ネットワークNに復帰する機能を付加することでより利便性を向上することができる。
例えば、共有手段39を有する画像処理装置101が停止後、復帰した際に設定情報共有装置200を探索する方法が考えられる。
以下にこの共有手段39が設定情報共有装置200を探索する方法について説明する。
共有手段39を持つ画像処理装置101が復帰した際、まず設定情報共有装置200の探索を実行する。
設定情報共有装置200が存在した場合、既存の設定情報共有装置200のアドレスを更新し、自身の共有手段39によって公開している共有設定情報ファイル(SF)を削除する。
そして共有手段39を無効化し、設定情報連携装置としての動作を継続する。
このように、設定情報連携ネットワークNに自動的に復帰することで、利用者が、画像処理装置101の復帰を、手作業によって設定することを省略することができる。
また、本実施例では、設定情報(I)は、図12に示すように設定情報を同期するグループごとに(同期する/しない)の設定を持つ。
そして、(同期する)と設定されたグループに属していない設定情報(I)は、共有設定情報ファイル(SF)の取得時に更新されていても書き換ない。
例えば、ユーザーアカウントは部署内だけで同期し、システムの設定は全社で同期するなどの運用を行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、本実施の形態では、設定情報連携装置210,・・・として、自動的に探索された装置のみを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、利用者が手動で設定する装置を含んでいてもよい。
また、本実施の形態では、更新のタイミングとして、あらかじめ設定された同期時刻を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、画像処理装置101を利用したことを同期イベントとするなど、ある程度の頻度で発生するイベントであればよい。
さらに、本実施の形態では、設定されたタイミングとして、利用者が設定した時刻を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、あらかじめ機器内部に固定された設定情報として備えるものであってもよい。
そして、本実施の形態では、設定情報ファイル(IF)が、画像処理装置101に蓄積しているデータのアドレスを含む場合について説明したが、これに限定されるものではなく、データの名前や大きさなどの基本的な情報を含むものであってもよい。
本発明の画像処理装置の概略構成を説明する機能ブロック図である。 本発明の設定情報連携ネットワークの接続形態を説明する説明図である。 画像処理装置の制御ブロック図である。 本発明の画像処理装置の同期処理方法の全体を示すフローチャートである。 本発明の画像処理装置が設定情報共有装置を探索する方法を示すフローチャートである。 本発明の画像処理装置が設定情報を更新する方法を示すフローチャートである。 本発明の画像処理装置が設定情報共有装置のアドレスを他の画像処理装置に通知する方法を示すフローチャートである。 設定情報共有装置に接続できない場合に、新たに設定情報共有装置を探索して他の画像処理装置に通知する方法を示すフローチャートである。 本発明の画像処理装置が備える更新手段の排他制御の方法を示すフローチャートである。 本発明の画像処理装置が備える更新手段の排他制御を解除する方法を示すフローチャートである。 設定情報の項目ごとの同期設定を説明する表である。 設定情報のグループごとの同期設定を説明する表である。
符号の説明
N 設定情報連携ネットワーク
101,102,103,104 画像処理装置
200,200A 設定情報共有装置
201,202,203 情報処理装置
301 ネットワーク
31 設定手段
36 探索手段
37 更新手段
38 通信手段
39 共有手段
40 記憶手段

Claims (17)

  1. ネットワークを介して通信を行う通信手段と、装置全体もしくは利用者個別の機器状態の設定情報を設定する設定手段と、を備える画像処理装置であって、
    前記ネットワーク内の情報処理装置から、ファイル共有機能を有する情報処理装置を探索する探索手段と、
    発見された情報処理装置のアドレスを、設定情報共有装置のアドレスとして記憶する記憶手段と、
    設定しておいたタイミングで、前記設定情報共有装置の設定情報を前記ネットワークを介して取得し、取得した設定情報の更新時間と自己の設定情報の更新時間とを比較して、前記機器状態の設定情報を更新するとともに、前記設定情報共有装置の設定情報を前記ネットワークを介して更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記探索手段は、前記設定情報共有装置を発見した際には、識別情報を付加するとともに、
    探索の際に、前記識別情報が付加された前記情報処理装置を発見した場合に、前記設定情報共有装置であると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記探索手段は、前記設定情報共有装置を発見した際には、前記設定情報共有装置のアドレスを他の画像処理装置に送信するとともに、
    前記記憶手段は、受信した前記設定情報共有装置のアドレスを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記探索手段は、前記設定情報共有装置のアドレスによって指定される設定情報共有装置に接続できない場合に、新たにファイル共有機能を有する情報処理装置を探索することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定情報を前記ネットワーク内で共有する共有手段を備え、
    前記探索手段によって、ファイル共有機能を有する情報処理装置が発見できない場合には、前記共有手段を有効化することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記共有手段を有効化している状態で、前記設定情報共有装置の存在する前記ネットワークに接続した場合に、
    前記共有手段を無効化することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記設定手段は、利用者によって設定情報に含まれるユーザーアカウントと同一のユーザーアカウントが作成された場合に、既存の設定情報を上書きすることなく、同期できなかったことを登録することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記設定情報には、利用者が削除操作したユーザーアカウントにフラグが立てられるとともに、
    前記更新手段は、該フラグを有するユーザーアカウントを削除することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記タイミングは、利用者が設定した同期時刻より前に不規則に分散して設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記タイミングは、前記設定情報の項目ごとに設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記設定手段は、前記ネットワーク内において、同一のユーザーアカウントが複数使用された場合、管理者に警告を通知することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記更新手段は、前記設定情報共有装置に記憶された前記設定情報を更新する際に、競合状態の防止のために排他制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  13. 前記更新手段は、制限時間を超過して、特定の画像処理装置によって排他制御され続けた場合に、該排他制御を解除することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記更新手段は、前記設定情報の項目ごとに排他制御されることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記設定情報は、項目ごとに更新されることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  16. 前記設定情報は、項目をまとめたグループごとに更新されることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  17. 前記設定情報には、画像処理装置に蓄積されているデータのアドレスが含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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