JP2015138991A - 情報処理システム及びファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共有データに基づいて迷惑ファクシミリを防止する機能に、個々のユーザによる判断を容易に反映させることができるようにすること。【解決手段】情報処理システム100は、MFP110と、共有拒否リストサーバ150とを備え、MFP110は、予め登録された送信元を示す許可リストを記憶し、この許可リストを参照して、受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断し、受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元ではないと判断した場合に、共有拒否リストサーバ150から共有拒否リストを取得して、この共有拒否リストを参照して、受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム及びファクシミリ装置に関する。
複数の電話装置で電話帳を共有する電話帳データ共有機能が従来から知られている。例えば、特許文献1に記載された電話装置は、他の電話装置と電話帳データを送受信することで、電話帳データを他の電話装置と共有している。
2007−158760号公報
従来の技術のように、共有された電話帳データを迷惑ファクシミリの防止機能に用いた場合、一度、ある人が迷惑ファクシミリを受信した場合、その情報に基づいて、他の人が迷惑ファクシミリを受信してしまうことを未然に防ぐことができる。
しかしながら、例えば、ある電話番号からのファクシミリがある人にとっては、迷惑ファクシミリでも、他の人にとっては、迷惑ファクシミリではない有益なファクシミリである、といったような状況が発生する。
そこで、本発明は、共有データに基づいて迷惑ファクシミリを防止する機能に、個々のユーザによる判断を容易に反映させることができるようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部と、特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部と、ファクシミリデータを受信する受信部と、前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部と、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元ではないと前記第1の判断部が判断した場合に、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る情報処理システムは、予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部、ファクシミリデータを受信する受信部、及び前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部、を備えるファクシミリ装置と、特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部を備える情報処理装置と、を有し、前記ファクシミリ装置及び前記情報処理装置の何れか一方は、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係るファクシミリ装置は、予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部と、特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部と、ファクシミリデータを受信する受信部と、前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部と、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元ではないと前記第1の判断部が判断した場合に、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、共有データに基づいて迷惑ファクシミリを防止する機能に、個々のユーザによる判断を容易に反映させることができる。
実施の形態1及び2に係る情報処理システムの構成の一例を示す概略図である。 実施の形態1及び2におけるMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における記憶部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における自機電話帳情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるインデックスデータの一例を示す概略図である。 実施の形態1における制御部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における共有拒否リストサーバの構成を概略的に示すブロック図である。 (A)〜(C)は、実施の形態1における共有拒否リストの内容を示す概略図である。 実施の形態1におけるアクセス可能装置リストの一例を示す概略図である。 実施の形態1に係る情報処理システムでの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1におけるMFPでの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における共有拒否リストサーバでの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における記憶部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2における制御部の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2におけるMFPでの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、実施の形態1に係る情報処理システム100の構成の一例を示す概略図である。
情報処理システム100は、ファクシミリ装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)110A、110B、110C(以下、各々を特に区別する必要がない場合には、MFP110という)と、情報処理装置(共有特定リストサーバ)としての共有拒否リストサーバ150とを備える。
MFP110及び共有拒否リストサーバ150は、LAN(Local Area Network)、イントラネット及びインターネット等のネットワーク170に接続されている。また、MFP110は、PSTN(Public Switched Telephone Networks)等の電話回線171に接続されている。
なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
図2は、MFP110の構成を概略的に示すブロック図である。
MFP110は、読取部111と、印刷部112と、電話回線接続部113と、ネットワーク接続部114と、操作部115と、記憶部120と、制御部130とを備える。
なお、図2の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
読取部111は、原稿からイメージデータを読み取る。読取部111は、例えば、CCD等の撮像部を利用したスキャナ装置により実現することができる。読取部111は、ファクシミリ送信時の原稿読み取りを行う。
印刷部112は、紙等の媒体に画像を形成する画像形成部である。印刷部112は、例えば、感熱記録方式及び電子写真方式等のプリンタ装置により実現することができる。印刷部112は、ファクシミリ受信の際の受信画印刷を行う。
電話回線接続部113は、電話回線171との間で通信を行う。電話回線接続部113は、電話回線171からファクシミリデータを受信する受信部として機能する。
ネットワーク接続部114は、ネットワーク170との間で通信を行う。
操作部115は、ユーザから操作の入力を受け付ける。操作部115は、例えば、画面を表示する表示部115aと、指示の入力を受け付ける入力部115bとを備える。表示部115aは、液晶表示装置、CRTディスプレイ等の表示装置により実現することができ、入力部115bは、テンキー及び決定キー等により実現することができる。また、操作部115は、タッチパネルにより実現することもできる。
記憶部120は、MFP110での処理に必要な情報を記憶する。
図3は、記憶部120の構成を概略的に示すブロック図である。
記憶部120は、装置設定記憶部121と、アクセス可能フラグ記憶部126と、共有特定リスト記憶部としての共有拒否リスト記憶部127と、自機電話帳情報記憶部128と、受信ファクシミリ記憶部129とを備える。
装置設定記憶部121は、MFP110での動作に必要な設定を記憶する。
装置設定記憶部121は、迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122と、特定リスト検索方法情報記憶部としての拒否リスト検索方法情報記憶部123と、装置名記憶部124と、共有特定リストサーバIPアドレス記憶部としての共有拒否リストサーバIPアドレス記憶部125とを備える。
迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122は、MFP110において、迷惑ファクシミリの防止機能を実行するか否かを示す迷惑ファクシミリ防止設定を記憶する。
拒否リスト検索方法情報記憶部123は、共有拒否リスト記憶部127に記憶されている共有拒否リストの検索方法を示す拒否リスト検索方法情報(特定リスト検索方法情報)を記憶する。例えば、拒否リスト検索方法情報は、共有拒否リストを最新参照日順に検索するのか、登録装置が多い順に検索するのか、参照回数が多い順に検索するのかを示す。ここでは、拒否リスト検索方法情報は、予めユーザが操作部115を用いて選択した検索方法を示す。
装置名記憶部124は、MFP110の識別情報である装置名を示す装置名情報を記憶する。ここでは、MFP110の識別情報として、装置名が利用されているが、他の情報、例えば、IPアドレス、MACアドレス等の通信アドレスが利用されてもよい。
共有拒否リストサーバIPアドレス記憶部125は、共有拒否リストサーバ150の通信アドレスであるIPアドレスを記憶する。
アクセス可能フラグ記憶部126は、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができるか否かを示すアクセス可能フラグを記憶する。
共有拒否リスト記憶部127は、共有拒否リストサーバ150から取得された共有拒否リストを記憶する。共有拒否リストは、特定の送信元を示す共有特定リストの一例である。実施の形態1においては、共有拒否リストは、要注意の送信元を示すデータである。共有拒否リストについては、後述する。
自機電話帳情報記憶部128は、MFP110において予め登録された通信の相手先を示す自機電話帳情報を記憶する。自機電話帳情報は、電話及びファクシミリ等の通信の相手先が予め登録されている。このため、自機電話帳情報に登録されている相手先は、MFP110において、ファクシミリデータを送受信する可能性があり、このような送信元からのファクシミリデータは、MFP110のユーザにとって有益である可能性が高い。従って、自機電話帳情報は、自機であるMFP110において予め登録された送信元を示す許可リストとして利用することができる。言い換えると、許可リストは、ファクシミリデータの受信を許可する送信元を示すデータである。
ここで、自機電話帳情報は、MFP110の各々で個別に管理される情報であって、他の装置からは送信元の登録、削除及び変更等の更新を行なうことができないようにされていることが望ましい。即ち、自機電話帳情報は、それが記憶されているMFP110の操作部115を介してのみ更新することができるように構成されていることが望ましい。
図4は、自機電話帳情報の一例を示す概略図である。
自機電話帳情報128aは、名前欄128bと、電話番号欄128cとを有するテーブル形式の情報である。
名前欄128bは、送信先及び送信元を示す識別情報を格納する。ここでは、ユーザの名前が送信先及び送信元を示す識別情報として利用されている。
電話番号欄128cは、名前欄128bに格納された識別情報で識別される送信先及び送信元の電話番号である。
図3の説明に戻り、受信ファクシミリ記憶部129は、MFP100において受信されたファクシミリデータ(以下、受信データともいう)を記憶する。ここでは、受信ファクシミリ記憶部129は、受信データを管理するためのインデックスデータ(管理データともいう)と、このインデックスデータで管理される受信データとを記憶する。
図5は、インデックスデータ129aの一例を示す概略図である。
インデックスデータ129aは、内部管理番号欄129bと、相手先番号欄129cと、受信日欄129dと、番号照合欄129eと、照合結果欄129fとを有するテーブル形式の情報である。
内部管理番号欄129bは、各々の受信データを識別するための識別情報である内部管理番号を格納する。例えば、内部管理番号は、MFP110がファクリミリデータを受信する毎に、1から昇順に割り当てられた番号である。
相手先番号欄129cは、受信データの送信元の電話番号を格納する。
受信日欄129dは、受信データの受信日を示す情報を格納する。本実施の形態では、ファクリミリデータが受信された年月日及び時間が格納される。
番号照合欄129eは、相手先番号欄129cに格納された電話番号の照合が済んだか否かを示す情報を格納する。例えば、この欄に格納されている情報が「済」である場合には、照合が既に行なわれたことを示し、「未」である場合には、照合が未だ行なわれていないことを示す。
照合結果欄129fは、照合の結果を示す情報を格納する。例えば、この欄に格納されている情報が「PLと一致」である場合には、送信元の電話番号が自機の許可リストに含まれていることを示し、「RLと一致」である場合には、送信元の電話番号が共有拒否リストに含まれていることを示し、「PL及びRLと一致せず」である場合には、送信元の電話番号が自機の許可リスト及び共有拒否リストの何れにも含まれていないことを示す。なお、照合が未だ行なわれていない場合には、この欄に「−」が格納される。
図2の説明に戻り、制御部130は、MFP110での処理の全体を制御する。例えば、制御部130は、ファクシミリデータを受信した際に、その送信元と自機電話帳情報128a及び共有拒否リストと照合を行なう。例えば、制御部130は、まず、その送信元と自機電話帳情報128aとの照合を行い、次に、送信元と共有拒否リストとの照合を行う。
図6は、制御部130の構成を概略的に示すブロック図である。
制御部130は、ファクシミリ通信制御部131と、自機電話帳操作部135と、ネットワーク通信制御部139と、時刻計数部140と、共有特定リスト操作部としての共有拒否リスト操作部141と、処理部としての受信データ処理部146とを備える。
ファクシミリ通信制御部131は、ファクシミリ通信を制御する。
ファクシミリ通信制御部131は、通信制御部132と、迷惑ファクシミリ防止部133と、内部管理番号付与部134とを備える。
通信制御部132は、電話回線接続部113を用いて、ファクシミリ通信を制御する。例えば、通信制御部132は、電話回線接続部113がファクシミリデータを受信すると、通信制御部132は、内部管理番号付与部134から内部管理番号を取得して、受信されたファクリミリデータを、取得された内部管理番号に対応付けて、受信ファクシミリ記憶部129に保存する。
迷惑ファクシミリ防止部133は、迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122に記憶されている迷惑ファクシミリ防止設定がONになっている場合に、自機電話帳操作部135に、受信データの送信元と、自機電話帳情報128aとの照合を行なわせて、その送信元が登録されているか否かを判断させる。また、迷惑ファクシミリ防止部133は、迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122に記憶されている迷惑ファクシミリ防止設定がONになっている場合に、共有拒否リスト操作部141に、受信データの送信元と、共有拒否リストとの照合を行なわせて、その送信元が要注意の送信元であるか否かを判断させる。
内部管理番号付与部134は、通信制御部132からの指示に応じて、内部管理番号を生成して、通信制御部132に与える。
自機電話帳操作部135は、自機電話帳情報128aに関連する処理を制御する。
自機電話帳操作部135は、自機電話帳検索部136と、自機電話帳編集部137と、自機電話帳表示部138とを備える。
自機電話帳検索部136は、迷惑ファクシミリ防止部133からの指示に応じて、受信データの送信元と、自機電話帳情報128aとの照合を行ない、受信データの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部である。
自機電話帳編集部137は、自機電話帳情報128aの編集を行なう。例えば、自機電話帳編集部137は、自機電話帳表示部138に指示することで、自機電話帳情報128aの内容を予め定められた形式の画面にして、操作部115に表示させる。そして、自機電話帳編集部137は、表示された画面を介して、ユーザに自機電話帳情報128aの内容を編集させ、編集された内容を自機電話帳情報128aに反映する。実施の形態1では、自機電話帳情報128aを許可リストとして利用しているため、自機電話帳編集部137は、許可リスト編集部として機能する。なお、実施の形態1においては、自機電話帳情報記憶部128に記憶されている自機電話帳情報128aは、自機の自機電話帳編集部137でしか、追加、削除及び変更等の更新を行なうことができないようになっていることが望ましい。
自機電話帳表示部138は、自機電話帳情報128aの内容を予め定められた形式の画面にして、操作部115に表示させる。
ネットワーク通信制御部139は、ネットワーク接続部114を用いて、ネットワーク通信を制御する。また、ネットワーク通信制御部139は、ネットワーク170を介して、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができるか否かを検出して、当該検出結果に応じて、アクセス可能フラグ記憶部126に記憶されているアクセス可能フラグのON及びOFFを切り替える。例えば、ネットワーク通信制御部139は、必要な情報、例えば、共有拒否リストの取得要求又は更新要求の送信結果に応じて、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができるか否かを検出してもよく、また、PING(Packet INternet Groper)等の公知の技術を用いて、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができるか否かを検出してもよい。
時刻計数部140は、時刻を計測する。例えば、時刻計数部140は、ファクシミリデータの受信時刻及び送信時刻等を計測する。
共有拒否リスト操作部141は、共有拒否リストに関連する処理を制御する。
共有拒否リスト操作部141は、共有特定リスト検索部としての共有拒否リスト検索部142と、共有特定リスト表示部としての共有拒否リスト表示部143と、共有特定リスト更新部としての共有拒否リスト更新部144と、共有特定リスト取得部としての共有拒否リスト取得部145とを備える。
共有拒否リスト検索部142は、迷惑ファクシミリ防止部133からの指示に応じて、受信データの送信元と、共有拒否リストとの照合を行なうことで、受信データの送信元が要注意の送信元であるか否かを判断する第2の判断部である。実施の形態1においては、共有拒否リスト検索部142は、受信データの送信元が登録されている送信元ではないと自機電話帳検索部136が判断した場合に、上述の判断を行なう。
共有拒否リスト表示部143は、共有拒否リストの内容を予め定められた形式の画面にして、操作部115に表示させる。
共有拒否リスト更新部144は、共有拒否リストサーバ150に保存されている共有拒否リストを更新する。例えば、共有拒否リスト更新部144は、受信データの送信元が要注意の送信元であると共有拒否リスト検索部142が判断した場合には、自装置の装置名と、照合を行なった日付(年月日)とを含む更新要求を共有拒否リストサーバ150に送り、共有拒否リストサーバ150に共有拒否リストを更新させる。また、共有拒否リスト更新部144は、操作部115を介してユーザより共有拒否リストを更新する指示の入力を受け取った場合には、更新する内容を含む更新要求を共有拒否リストサーバ150に送り、共有拒否リストサーバ150に共有拒否リストを更新させる。例えば、MFP110のユーザは、新たな送信元を共有拒否リストに登録する場合には、送信元の電話番号を、操作部115に入力することで、共有拒否リスト更新部144は、新規登録を指示する情報と、入力された電話番号と、自装置の装置名と、を含む更新要求を共有拒否リストサーバ150に送る。
共有拒否リスト取得部145は、共有拒否リストサーバ150から、共有拒否リストを取得して、記憶部120に記憶させる。
受信データ処理部146は、自機電話帳検索部136又は共有拒否リスト検索部142での判断結果に応じて、特定の処理を行う。例えば、受信データ処理部146は、受信データの送信元が予め登録された送信元である場合には、第1の処理を行う。また、受信データの送信元が予め登録されている送信元ではなく、要注意の送信元である場合には、第1の処理とは異なる第2の処理を行なう。なお、受信データ処理部146は、送信元が予め登録されている送信元でも、要注意の送信元でもない場合には、第3の処理を行う。第3の処理は、第1の処理及び第2の処理の何れか一方と同じ処理であってもよく、また、第1の処理及び第2の処理の何れとも異なる処理であってもよい。さらに、第1の処理、第2の処理及び第3の処理は、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されている受信データに対して行う処理であってもよい。例えば、第1の処理、第2の処理及び第3の処理の少なくとも何れか1つは、受信データに基づいて印刷部112に印刷を行わせる処理であってもよい。また、第1の処理、第2の処理及び第3の処理の少なくとも何れか1つは、受信データの破棄(削除)であってもよい。さらに、第1の処理、第2の処理及び第3の処理の少なくとも何れかは、自機電話帳検索部136又は共有拒否リスト検索部142での判断結果のユーザへの通知であってもよい。例えば、受信データ処理部146は、自機電話帳検索部136又は共有拒否リスト検索部142での判断結果を示す情報をポップアップ等により操作部115に表示させてもよい。
以上に記載された記憶部120は、例えば、CPU(Centoral Processing Unit)がメモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置を利用することにより実現可能であり、制御部130は、外部記憶装置に記憶されている所定のプログラムをメモリにロードしてCPUで実行することで実現可能であり、電話回線接続部113は、CPUがモデム等の通信装置を利用することで実現可能であり、ネットワーク接続部114は、CPUがNIC(Network Interface Card)等の通信装置を利用することで実現可能である。
図7は、共有拒否リストサーバ150の構成を概略的に示すブロック図である。
共有拒否リストサーバ150は、記憶部151と、表示部154と、入力部155と、ネットワーク接続部156と、制御部157とを備える。
記憶部151は、共有拒否リストサーバ150での処理に必要な情報を記憶する。
記憶部151は、共有特定リスト記憶部としての共有拒否リスト記憶部152と、アクセス可能装置リスト記憶部153とを備える。
共有拒否リスト記憶部152は、共有拒否リストを記憶する。
図8(A)〜(C)は、共有拒否リストの内容を示す概略図である。
共有拒否リストは、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271と、図8(B)に示されている登録情報1272と、図8(C)に示されている参照情報1273とを有する。
図8(A)に示されているように、共有特定リスト電話帳情報としての共有拒否リスト電話帳情報1271は、電話番号欄1271aと、登録装置数欄1271bと、最新参照日欄1271cと、最新参照装置欄1271dと、参照回数欄1271eとを有するテーブル形式のデータである。
電話番号欄1271aは、要注意の送信元の識別情報である電話番号を格納する。
登録装置数欄1271bは、電話番号欄1271aで識別される送信元の登録を行なったMFP110の数を格納する。
最新参照日欄1271cは、電話番号欄1271aで識別される送信元からのファクシミリデータが最後に受信された日付(年月日)を格納する。
最新参照装置欄1271dは、電話番号欄1271aで識別される送信元からのファクシミリデータを最後に受信したMFP110の装置名を格納する。
参照回数欄1271eは、電話番号欄1271aで識別される送信元からのファクシミリデータが受信された回数を格納する。
図8(B)に示されているように、登録情報1272は、登録日欄1272aと、登録元装置欄1272bとを有するテーブル形式のデータである。なお、登録情報1272は、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに格納されている電話番号毎に、形成されている。言い換えると、登録情報1272は、共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに格納されている電話番号に対応付けられており、この電話番号の数と同じ数だけ形成されている。
登録日欄1272aは、登録情報1272が対応付けられている電話番号が登録された日付(年月日)を格納する。
登録元装置欄1272bは、登録情報1272が対応付けられている電話番号の登録を行なったMFP110の装置名を格納する。
なお、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の登録装置数欄1271bに格納されている値は、その電話番号欄1271aに格納されている電話番号に対応付けられている登録情報1272のレコード数となる。
図8(C)に示されているように、参照情報1273は、参照装置欄1273aと、参照日欄1273bとを有するテーブル形式のデータである。なお、参照情報1273は、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに格納されている電話番号毎に、形成されている。言い換えると、参照情報1273は、共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに格納されている電話番号に対応付けられており、この電話番号の数と同じ数だけ形成されている。
参照装置欄1273aは、参照情報1273が対応付けられている電話番号を送信元とするファクリミリデータを受信したMFP110の装置名を格納する。
参照日欄1273bは、参照情報1273が対応付けられている電話番号を送信元とするファクリミリデータが受信された日付(年月日)を格納する。
なお、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の参照回数欄1271eに格納されている値は、その電話番号欄1271aに格納されている電話番号に対応付けられている参照情報1273のレコード数となる。
また、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の最新参照日欄1271c及び最新参照装置欄1271dに格納される値は、対応する参照情報1273における最も日付の新しいレコードの値である。
以上のように、共有拒否リストは、ネットワーク170に接続されているMFP110から、要注意の送信元の登録を受け付けることにより、複数のMFP110において、要注意の送信元を共有することができる。
図7の説明に戻り、アクセス可能装置リスト記憶部153は、共有拒否リストサーバ150へのアクセスが許可されたMFP110の装置名を示すアクセス可能装置リストを記憶する。
図9は、アクセス可能装置リスト153aの一例を示す概略図である。
アクセス可能装置リスト153aは、アクセス可能装置欄153bを有するテーブル形式のデータである。
アクセス可能装置欄153bは、共有拒否リストサーバ150へのアクセスが許可されたMFP110の装置名を格納する。
図7の説明に戻り、表示部154は、画面を表示する。
入力部155は、指示の入力を受け付ける。
ネットワーク接続部156は、ネットワーク170との間で通信を行う。
制御部157は、共有拒否リストサーバ150での処理を制御する。例えば、制御部157は、MFP110からの共有拒否リストの取得要求に応じて、共有拒否リストをMFP110に送る。
制御部157は、ネットワーク通信制御部158と、ユーザ認証部159と、アクセス可能装置リスト編集部160と、共有特定リスト編集部としての共有拒否リスト編集部161と、共有特定リスト送信部としての共有拒否リスト送信部162とを備える。
ネットワーク通信制御部158は、ネットワーク接続部156を用いて、ネットワーク通信を制御する。
ユーザ認証部159は、記憶部151に記憶されているアクセス可能装置リスト153aを用いて、アクセスしてきたMFP110の認証を行なう。
アクセス可能装置リスト編集部160は、アクセス可能装置リスト153aの編集を行なう。例えば、アクセス可能装置リスト編集部160は、アクセス可能装置リスト153aの内容を予め定められた形式で表示部154に表示させて、入力部155を介して、その編集を受け付ける。例えば、ユーザは、入力部155を介して、新たにアクセスを認めるMFP110の装置名の追加、アクセスを拒否するMFP110の装置名の削除等を行なうことができる。
共有拒否リスト編集部161は、記憶部151に記憶されている共有拒否リストの編集を行なう。例えば、共有拒否リスト編集部161は、MFP110から更新要求を受け取った場合には、受け取った更新要求に応じて、共有拒否リストの更新を行なう。具体的には、共有拒否リスト編集部161は、新規登録を指示する情報と、電話番号と、装置名と、を含む更新要求をMFP110より受け取った場合には、含まれている装置名をユーザ認証部159に与えて、認証を行なわせる。ユーザ認証部159での認証が成功した場合には、共有拒否リスト編集部161は、受け取られた更新要求に含まれている電話番号が、図8(A)に示されている共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに既に格納されているか否かを判断する。それが既に格納されている場合には、その電話番号に対応する登録装置数欄1271bに「1」を加算する。そして、共有拒否リスト編集部161は、その電話番号に対応付けられている登録情報1272に新たなレコードを追加して、登録日欄1272aに更新要求を受け取った日付を格納するとともに、登録元装置欄1272bに更新要求に含まれている装置名を格納する。
一方、受け取られた更新要求に含まれている電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271の電話番号欄1271aに格納されていない場合には、共有拒否リスト編集部161は、共有拒否リスト電話帳情報1271に新たなレコードを追加して、その追加されたレコードの電話番号欄1271aに更新要求に含まれている電話番号を格納し、登録装置数欄1271bには「1」を格納し、最新参照日欄1271c、最新参照装置欄1271d及び参照回数欄1271eには予め定められたそれぞれの初期値を格納する。また、共有拒否リスト編集部161は、新たに格納された電話番号に対応付けて、登録情報1272及び参照情報1273を生成する。ここで、共有拒否リスト編集部161は、登録情報1272の登録日欄1272aに更新要求を受け取った日付を格納するとともに、登録元装置欄1272bに更新要求に含まれている装置名を格納する。また、共有拒否リスト編集部161は、参照情報1273の参照装置欄1273a及び参照日欄1273bには、予め定められた初期値を格納する。
共有拒否リスト送信部162は、MFP110からの取得要求に応じて、共有拒否リスト記憶部152に記憶されている共有拒否リストをMFP110に送る。
以上に記載された共有拒否リストサーバ150は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置と、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有する記憶媒体に対して情報を読み書きする読取/書込装置と、キーボードやマウス等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置と、通信ネットワークに接続するためのNIC等の通信装置と、を備えた一般的なコンピュータで実現できる。
例えば、記憶部151は、CPUがメモリ又は外部記憶装置を利用することにより実現可能であり、制御部157は、外部記憶装置に記憶されている所定のプログラムをメモリにロードしてCPUで実行することで実現可能であり、入力部155は、CPUが入力装置を利用することで実現可能であり、表示部154は、CPUが出力装置を利用することで実現可能であり、ネットワーク接続部156は、CPUが通信装置を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読取/書込装置を介して記憶媒体から、あるいは、通信装置を介してネットワーク170から、外部記憶装置にダウンロードされ、それから、メモリ上にロードされてCPUにより実行されるようにしてもよい。また、読取/書込装置を介して記憶媒体から、あるいは、通信装置を介してネットワークから、メモリ上に直接ロードされ、CPUにより実行されるようにしてもよい。
(動作の説明)
図10は、実施の形態1に係る情報処理システム100での処理を示すシーケンス図である。
ここで、対向機190は、電話回線171に接続されており、少なくともファクシミリ送信機能を有するファクシミリ装置である。
まず、対向機190からファクシミリデータの送信が開始されると(S10)、MFP110では、通信制御部132が、電話回線接続部113を介して、対向機190との間で、ファクシミリ通信のネゴシエーションを開始する。
ファクシミリ通信のネゴシエーション中に、迷惑ファクシミリ防止部133は、自機電話帳検索部136に指示することで、送信元である対向機190の電話番号と、自機電話帳情報128aとの照合を行なわせる(S11)。自機電話帳検索部136は、例えば、対向機190の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれているか否かにより照合を行なう。ここでは、対向機190の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれていないものとして、説明を行なう。
対向機190とのネゴシエーションが終了し、ファクシミリデータの受信が完了すると(S12)、通信制御部132は、内部管理番号付与部134から内部管理番号を受け取り、受信データを受信ファクシミリ記憶部129に記憶させる(S13)。
ここでは、対向機190の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれていないため、制御部130は、共有拒否リストサーバ150より共有拒否リストを取得する。
共有拒否リスト取得部145は、装置名記憶部124に記憶されている装置名を含む、共有拒否リストの取得要求を生成する。そして、共有拒否リスト取得部145は、ネットワーク通信制御部139に指示することで、ネットワーク接続部114を介して、共有拒否リストサーバ150に取得要求を送信する(S14)。
取得要求を取得した共有拒否リストサーバ150では、共有拒否リスト送信部162が、ネットワーク接続部156を介して、共有拒否リストをMFP110に送信する(S15)。共有拒否リストを受信したMFP110では、共有拒否リスト取得部145は、受信された共有拒否リストを記憶部120に記憶させる。
そして、迷惑ファクシミリ防止部133は、共有拒否リスト検索部142に指示することで、送信元である対向機190の電話番号と、共有拒否リストとの照合を行なわせる(S16)。共有拒否リスト検索部142は、例えば、対向機190の電話番号が共有拒否リストに含まれている共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれているか否かにより照合を行なう。ここでは、対向機190の電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれているものとして、説明を行なう。
迷惑ファクシミリ防止部133は、対向機190の電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれていることを受信データ処理部146に通知し、受信データ処理部146は、通知された内容に応じて、受信ファクシミリ記憶部129に保存されている受信データを処理する。また、共有拒否リスト更新部144は、参照日と、装置名記憶部124に記憶されている装置名とを含む、共有拒否リストの更新要求を生成し、ネットワーク通信制御部139に送信指示を与える。このような指示を受けたネットワーク通信制御部139は、ネットワーク接続部114を介して、共有拒否リストサーバ150に更新要求を送信する(S17)。
更新要求を受信した共有拒否リストサーバ150では、共有拒否リスト編集部161が、受信された更新要求に応じて、記憶部151に記憶されている共有拒否リストを更新する(S18)。
図11は、実施の形態1におけるMFP110での動作を示すフローチャートである。
まず、MFP110の電話回線接続部113が、呼び出し信号を受信して、呼が設定されると(S20)と、通信制御部132は、対向機190との間で、ファクシミリ通信のネゴシエーションを開始する。
迷惑ファクシミリ防止部133は、迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122に記憶されている迷惑ファクシミリ防止設定がON、言い換えると、迷惑ファクシミリの防止機能が有効となっているか否かを判断する(S21)。迷惑ファクシミリ防止設定がONとなっている場合(S21でYes)には、処理はステップS23に進み、迷惑ファクシミリ防止設定がOFFとなっている場合(S21でNo)には、処理はステップS30に進む。
ステップS22では、通信制御部132は、内部管理番号付与部134から内部管理番号を受け取り、受信データを受信ファクシミリ記憶部129に記憶させるとともに、インデックスデータ129aを更新する。
ステップS23では、通信制御部132によるファクシミリ通信のネゴシエーション中に、迷惑ファクシミリ防止部133は、自機電話帳検索部136に指示することで、送信元の電話番号と、自機電話帳情報128aとの照合を行なわせる。そして、送信元の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれていない場合(S23でNo)には、処理はステップS22に進み、送信元の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれている場合(S23でYes)には、処理はステップS31に進む。
次に、共有拒否リスト取得部145は、アクセス可能フラグ記憶部126に記憶されているアクセス可能フラグを参照することにより、共有拒否リストサーバ150と通信可能か否かを判断する(S24)。通信可能である場合(S24でYes)には、処理はステップS25に進み、通信可能ではない場合(S24)には、共有拒否リスト取得部145は通信可能になるまで待機する。
ステップS25では、共有拒否リスト取得部145は、ネットワーク通信制御部139に指示することで、ネットワーク接続部114を介して、共有拒否リストの取得要求を共有拒否リストサーバ150に送信する。そして、共有拒否リスト取得部145は、ネットワーク通信制御部139及びネットワーク接続部114を介して、共有拒否リストサーバ150から共有拒否リストを取得して、記憶部120に記憶させる。
次に、迷惑ファクシミリ防止部133は、共有拒否リスト検索部142に指示することで、送信元の電話番号と、共有拒否リストとの照合を行なわせる(S26)。そして、送信元の電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれている場合(S26でYes)には、処理はステップS27に進み、送信元の電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれていない場合(S26でNo)には、処理はステップS32に進む。
ステップS27では、迷惑ファクシミリ防止部133は、共有拒否リスト検索部142での照合結果に従って、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに「RLと一致」の情報を格納する。
そして、受信データ処理部146は、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに格納されている情報に従って、受信データの処理を実行する(S28)。ここでは、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているため、受信データ処理部146は、例えば、受信データの印刷(画像形成)を行なわせずに、受信データを破棄する。具体的には、受信データ処理部146は、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されている受信データを削除する。
また、共有拒否リスト更新部144は、参照日と、装置名記憶部124に記憶されている装置名とを含む、共有拒否リストの更新要求を生成し、ネットワーク通信制御部139に送信指示を与える。このような指示を受けたネットワーク通信制御部139は、ネットワーク接続部114を介して、共有拒否リストサーバ150に更新要求を送信する(S29)。
ステップS21で、迷惑ファクシミリ防止設定がOFFとなっている場合(S21でNo)には、処理はステップS30に進む。ステップS30では、MFP110は、通常通り、ファクシミリデータの受信を行なう。そして、処理はステップS33に進む。ここで、受信されたファクシミリデータは、受信ファクシミリ記憶部129に記憶され、インデックスデータ129aは更新されてもよい。
また、ステップS23において、送信元の電話番号が自機電話帳情報128aに含まれている場合(S23でYes)には、処理はステップS31に進む。ステップS31では、迷惑ファクシミリ防止部133は、自機電話帳検索部136での照合結果に従って、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに「PLと一致」の情報を格納する。そして、処理はステップS33に進む。
さらに、ステップS26において、送信元の電話番号が共有拒否リスト電話帳情報1271に含まれていない場合(S26でNo)には、処理はステップS32に進む。ステップS32では、迷惑ファクシミリ防止部133は、共有拒否リスト検索部142での照合結果に従って、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに「PL及びRLと一致せず」の情報を格納する。そして、処理はステップS33に進む。
ステップS33では、受信データ処理部146は、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに格納されている情報に従って、受信データの処理を実行する。ここでは、例えば、受信データ処理部146は、受信データの印刷(画像形成)を行なう。但し、ステップS30からステップS33に処理が進んだ場合には、受信されたファクシミリデータは受信ファクシミリ記憶部129に記憶されずに、すぐに印刷が行われる。
図12は、実施の形態1における共有拒否リストサーバ150での動作を示すフローチャートである。
共有拒否リストサーバ150のユーザ認証部159は、ネットワーク接続部156を介して、MFP110からの要求を取得する(S40)と、要求に含まれている装置名に基づいて、要求の送信元であるMFP110がアクセス許可装置であるか否かを判断する(S41)。例えば、ユーザ認証部159は、要求に含まれている装置名が、アクセス可能装置リスト記憶部153に記憶されているアクセス可能装置リスト153aに含まれている場合には、そのMFP110がアクセス許可装置であると判断する。そして、MFP110がアクセス許可装置である場合(S41でYes)には、処理はステップS42に進み、MFP110がアクセス許可装置ではない場合(S41でNo)には、処理は終了する。
ステップS42では、ユーザ認証部159は、MFP110からの要求の内容を確認し、共有拒否リストの取得要求である場合には、処理はステップS43に進み、共有拒否リストの更新要求である場合には、処理はステップS44に進む。
ステップS43では、共有拒否リスト送信部162は、記憶部151に記憶されている共有拒否リストを、ネットワーク接続部156を介して、MFP110に送る。
一方、ステップS44では、共有拒否リスト編集部161は、MFP110から受け取った更新要求の内容に応じて、記憶部151に記憶されている共有拒否リストを更新する。
以上のように、実施の形態1によれば、迷惑ファクシミリの送信元をネットワーク170上に共有し、受信を受け入れるファクシミリの送信元をローカルに保持しておくことにより、ファクシミリデータの送信元が共有された迷惑ファクシミリの送信元の中に存在していても、ローカルで保持されている送信元に該当すれば、迷惑ファクシミリとして認定しないようにすることができる。このようにすることで、セキュリティを保ちつつユーザビリティを向上させることができる。
以上に記載された実施の形態1においては、MFP110が共有拒否リストサーバ150から共有拒否リストを取得して、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているか否かを判断しているが、このような例に限定されるものではない。例えば、共有拒否リストサーバ150で、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているか否かを判断してもよい。このような場合には、MFP110は、受信データの送信元を示す送信元情報を、ネットワーク通信制御部139及びネットワーク接続部114を介して共有拒否リストサーバ150に送る送信元情報送信部と、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれるか否かの判断結果を示す判断結果情報を、ネットワーク通信制御部139及びネットワーク接続部114を介して共有拒否リストサーバ150から取得する判断結果取得部とをさらに備える。また、共有拒否リストサーバ150は、共有拒否リスト検索部142と同様の機能を有する機能部を備えるとともに、送信元情報を、ネットワーク接続部156を介してMFP110から取得する送信元情報取得部と、送信元情報で示される送信元が共有拒否リストに含まれるか否かの判断結果を示す判断結果情報を、ネットワーク接続部156を介してMFP110に送る判断結果情報送信部とをさらに備える。
なお、MFP110に備えられた送信元情報送信部は、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合には、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができるようになるまで待機する。
実施の形態1では、自機電話帳情報128aを許可リストとして利用しているが、このような情報とは別に、ファクシミリの受信を許可する送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部をMFP110が備えていてもよい。
実施の形態2.
(構成の説明)
図1に示されているように、実施の形態2に係る情報処理システム200は、MFP210A、210B、210C(以下、各々を特に区別する必要がない場合には、MFP210という)と、共有拒否リストサーバ150とを備える。実施の形態2に係る情報処理システム200は、MFP210において、実施の形態1に係る情報処理システム100と異なっている。
図2に示されているように、MFP210は、読取部111と、印刷部112と、電話回線接続部113と、ネットワーク接続部114と、操作部115と、記憶部220と、制御部230とを備える。実施の形態2におけるMFP210は、記憶部220に記憶されている情報の点と、制御部230での制御の点とにおいて、実施の形態1におけるMFP110と異なっている。
図13は、実施の形態2における記憶部220の構成を概略的に示すブロック図である。
記憶部220は、装置設定記憶部221と、アクセス可能フラグ記憶部126と、共有拒否リスト記憶部127と、自機電話帳情報記憶部128と、受信ファクシミリ記憶部129とを備える。実施の形態2における記憶部220は、装置設定記憶部221において、実施の形態1における記憶部120と異なっている。
実施の形態2における装置設定記憶部221は、迷惑ファクシミリ防止設定記憶部122と、拒否リスト検索方法情報記憶部123と、装置名記憶部124と、共有拒否リストサーバIPアドレス記憶部125と、不通時対処方法情報記憶部321とを備える。実施の形態2における装置設定記憶部221は、不通時対処方法情報記憶部321をさらに備える点において、実施の形態1における装置設定記憶部121と異なっている。
不通時対処方法情報記憶部321は、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合の対象方法を示す不通時対処方法情報を記憶する。例えば、不通時対処方法情報は、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合の複数の対処方法の内、ユーザが予め操作部115を介して選択した対処方法を示す。なお、実施の形態2においては、対処法として、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合にアクセスできるようになるまで待機する「不通時は待機」、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合に、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているものとする「RL該当」、及び、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができない場合に、受信データの送信元が自機電話帳情報128aに含まれているものとする「PL該当」の何れかから選択されるものとする。
図14は、実施の形態2における制御部230の構成を概略的に示すブロック図である。
制御部230は、ファクシミリ通信制御部131と、自機電話帳操作部135と、ネットワーク通信制御部139と、時刻計数部140と、共有拒否リスト操作部141と、受信データ処理部146と、不通時対処部247とを備える。実施の形態2における制御部230は、不通時対処部247がさらに備えられている点において、実施の形態1における制御部130と異なっている。
不通時対処部247は、共有拒否リスト取得部145が、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができないと判断した場合に、不通時対処方法情報で示される対象方法を実行する。
(動作の説明)
図15は、実施の形態2におけるMFP210での動作を示すフローチャートである。
図15に示されているフローにおいて、図11と同じ処理については、図11と同じ符号が付されている。但し、ステップS24において、通信可能ではない場合(S24でNo)には、処理はステップS50に進む。
ステップS50では、不通時対処部247は、不通時対処方法情報記憶部321に記憶されている不通時対処方法情報を参照して、対処方法が「不通時は待機」であるか否かを判断する。そして、対処方法が「不通時は待機」である場合(S50でYes)には、処理はS24に戻り、対処方法が「不通時は待機」ではない場合(S50でNo)には、処理はS51に進む。
ステップS51では、不通時対処部247は、不通時対処方法情報記憶部321に記憶されている不通時対処方法情報を参照して、対処方法が「RL該当」であるか否かを判断する。そして、対処方法が「RL該当」である場合(S51でYes)には、処理はS52に進む。一方、対処方法が「RL該当」ではない場合(S51でNo)には、対処方法は、「PL該当」であるので、処理はS31に進む。
ステップS52では、迷惑ファクシミリ防止部133は、不通時対処部247での判断結果に従って、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに「RLと一致」の情報を格納する。
そして、受信データ処理部146は、受信ファクシミリ記憶部129に記憶されているインデックスデータ129aにおいて、受信データの内部管理番号に対応するレコードの照合結果欄129fに格納されている情報に従って、受信データの処理を実行する(S53)。ここでは、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているため、受信データ処理部146は、例えば、受信データの印刷を行なわずに、受信データを廃棄する。
以上のように、実施の形態2によれば、ネットワーク170の不通時にユーザに受信したファクシミリをどのように処理するかを判断させることにより、ネットワーク170が再び繁がるのを待つ必要がなくなる。このため、更にユーザビリティを向上させることができる。
以上に記載された実施の形態2においては、ユーザにより選択された対処方法を示す不通時対処方法情報が不通時対処方法情報記憶部321に記憶されているものとしているが、このような例に限定されるものではない。例えば、不通時対処方法情報記憶部321に記憶されている不通時対処方法情報は、共有拒否リストサーバ150にアクセスできない場合に選択することのできる複数の対処方法を示すものであってもよい。このような場合には、不通時対処部247は、図15のステップS24で共有拒否リストサーバ150にアクセスできないと判断された場合に、不通時対処方法情報で示されている選択可能な対処方法を予め定められた形式で操作部115に表示させることで、ユーザから選択する対処方法の入力を受け付けてもよい。そして、不通時対処部247は、ユーザにより選択された対処方法を実行すればよい。
以上に記載された実施の形態2においても、共有拒否リストサーバ150で、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれているか否かを判断してもよい。このような場合には、上述のように、MFP210は、送信元情報送信部と、判断結果取得部とをさらに備え、共有拒否リストサーバ150は、共有拒否リスト検索部142と同様の機能を有する機能部と、送信元情報取得部と、判断結果情報送信部とをさらに備える。また、このような場合には、不通時対処部247は、MFP210に備えられた送信元情報送信部が、共有拒否リストサーバ150にアクセスすることができないと判断した場合に、処理を実行すればよい。
以上に記載された実施の形態1及び2においては、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれている場合には、その受信データを破棄し、その他の場合には、受信データに基づいて印刷が行われているが、このような例に限定されるものではない。
例えば、受信データの送信元が共有拒否リストに含まれている場合には、受信データ処理部146は、受信データに基づいて印刷を行なうか否かの指示を求める画面を操作部115に表示させて、ユーザから印刷するか否かの指示の入力を受け付けてもよい。ユーザが印刷を行なう指示を入力した場合には、受信データ処理部146は、受信データを印刷部112に印刷させ、ユーザが印刷を行なわない指示を入力した場合には、受信データ処理部146は、受信データを破棄する。その選択に従って受信データを処理してもよい。例えば、ここで表示される画面には、共有拒否リストに含まれていることを示す情報、送信元の電話番号及び受信データのサムネイル画像の少なくとも何れか1つが含まれていることが望ましい。
同様に、受信データの送信元が自機電話帳情報128a及び共有拒否リストの何れにも含まれていない場合にも、受信データ処理部146は、受信データに基づいて印刷を行なうか否かの指示を求める画面を操作部115に表示させて、ユーザから印刷するか否かの指示の入力を受け付けて、その指示に従って受信データを処理してもよい。ここでも、表示される画面には、自機電話帳情報及び共有拒否リストに含まれていないことを示す情報、送信元の電話番号並びに受信データのサムネイル画像の少なくとも何れか1つが含まれていることが望ましい。
さらに、受信データの送信元が自機電話帳情報128aに含まれている場合にも、受信データ処理部146は、受信データに基づいて印刷を行なうか否かの指示を求める画面を操作部115に表示させて、ユーザから印刷するか否かの指示の入力を受け付けて、その指示に従って受信データを処理してもよい。ここでも表示される画面には、自機電話帳情報に含まれていることを示す情報、送信元の電話番号及び受信データのサムネイル画像の少なくとも何れか1つが含まれていることが望ましい。
また、迷惑ファクシミリ防止設定がOFFにされている場合にも、受信データ処理部146は、受信データに基づいて印刷を行なうか否かの指示を求める画面を操作部115に表示させて、ユーザから印刷するか否かの指示の入力を受け付けて、その指示に従って受信データを処理してもよい。ここでも表示される画面には、迷惑ファクシミリ防止設定がOFFにされていることを示す情報、送信元の電話番号及び受信データのサムネイル画像の少なくとも何れか1つが含まれていることが望ましい。
以上に記載した実施の形態1及び2においては、本発明を、MFP110、210に適用した例を説明したが、このような例に限定されるものではない。例えば、本発明は、ファクシミリによる通信機能を備える装置(ファクシミリ装置)であれば、どのような装置であってもよい。
100,200 情報処理システム、 110,210 MFP、 111 読取部、 112 印刷部、 113 電話回線接続部、 114 ネットワーク接続部、 115 操作部、 120,220 記憶部、 121,221 装置設定記憶部、 122 迷惑ファクシミリ防止設定記憶部、 123 拒否リスト検索方法情報記憶部、 124 装置名記憶部、 125 共有拒否リストサーバIPアドレス記憶部、 126 アクセス可能フラグ記憶部、 127 共有拒否リスト記憶部、 128 自機電話帳情報記憶部、 129 受信ファクシミリ記憶部、 321 不通時対処方法情報記憶部、 130,230 制御部、 131 ファクシミリ通信制御部、 132 通信制御部、 133 迷惑ファクシミリ防止部、 134 内部管理番号付与部、 135 自機電話帳操作部、 136 自機電話帳検索部、 137 自機電話帳編集部、 138 自機電話帳表示部、 139 ネットワーク通信制御部、 140 時刻計数部、 141 共有拒否リスト操作部、 142 共有拒否リスト検索部、 143 共有拒否リスト表示部、 144 共有拒否リスト更新部、 145 共有拒否リスト取得部、 146 受信データ処理部、 247 不通時対処部、 150 共有拒否リストサーバ、 151 記憶部、 152 共有拒否リスト記憶部、 153 アクセス可能装置リスト記憶部、 154 表示部、 155 入力部、 156 ネットワーク接続部、 157 制御部、 158 ネットワーク通信制御部、 159 ユーザ認証部、 160 アクセス可能装置リスト編集部、 161 共有拒否リスト編集部、 162 共有拒否リスト送信部。

Claims (13)

  1. 予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部と、
    特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部と、
    ファクシミリデータを受信する受信部と、
    前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部と、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元ではないと前記第1の判断部が判断した場合に、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部と、を備えること
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1の判断部又は前記第2の判断部での判断結果に応じて、特定の処理を行う処理部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 画像形成を行なう画像形成部をさらに備え、
    前記処理部は、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であると前記第1の判断部が判断した場合、又は、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元ではないと前記第2の判断部が判断した場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて、前記画像形成部に画像形成を行なわせること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記処理部は、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であると前記第2の判断部が判断した場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づく画像形成を前記画像形成部に行なわせずに、前記受信部で受信されたファクシミリデータを破棄すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 画像形成を行なう画像形成部と、
    画面を表示する表示部と、
    指示の入力を受け付ける入力部と、をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であると前記第2の判断部が判断した場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なうか否かの指示を求める画面を前記表示部に表示させ、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なう指示の入力を前記入力部が受け付けた場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて、前記画像形成部に画像形成を行なわせ、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なわない指示の入力を前記入力部が受け付けた場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づく画像形成を前記画像形成部に行なわせずに、前記受信部で受信されたファクシミリデータを破棄すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  6. 画像形成を行なう画像形成部と、
    画面を表示する表示部と、
    指示の入力を受け付ける入力部と、をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記第1の判断部での判断結果及び前記第2の判断部での判断結果の少なくとも何れか一方を示すとともに、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なうか否かの指示を求める画面を前記表示部に表示させ、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なう指示の入力を前記入力部が受け付けた場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて、前記画像形成部に画像形成を行なわせ、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づいて画像形成を行なわない指示の入力を前記入力部が受け付けた場合には、前記受信部で受信されたファクシミリデータに基づく画像形成を前記画像形成部に行なわせずに、前記受信部で受信されたファクシミリデータを破棄すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  7. ネットワークに接続するための第1のネットワーク接続部、前記許可リスト記憶部、前記受信部及び前記第1の判断部を備えるファクシミリ装置と、
    前記ネットワークに接続するための第2のネットワーク接続部、前記共有特定リスト記憶部を備える情報処理装置と、を有し、
    前記ファクシミリ装置及び前記情報処理装置の何れか一方は、前記第2の判断部をさらに備え、
    前記ファクシミリ装置が前記第2の判断部をさらに備える場合には、前記情報処理装置は、前記共有特定リストを、前記第2のネットワーク接続部を介して前記ファクシミリ装置に送る共有特定リスト送信部をさらに備え、前記ファクシミリ装置は、前記第1のネットワーク接続部を介して、前記共有特定リストを取得する共有特定リスト取得部をさらに備え、
    前記情報処理装置が前記第2の判断部を有する場合には、前記ファクシミリ装置は、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元を示す送信元情報を、前記第1のネットワーク接続部を介して前記情報処理装置に送る送信元情報送信部と、前記第2の判断部の判断結果を示す判断結果情報を、前記第1のネットワーク接続部を介して前記情報処理装置から取得する判断結果取得部とをさらに備え、前記情報処理装置は、前記第2のネットワーク接続部を介して、前記送信元情報を取得する送信元情報取得部と、前記判断結果情報を、前記第2のネットワーク接続部を介して前記ファクシミリ装置に送る判断結果情報送信部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記共有特定リスト取得部又は送信元情報送信部は、前記情報処理装置にアクセスすることができない場合には、前記ファクシミリ装置と前記情報処理装置との間で通信を行なうことができるようになるまで待機すること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記ファクシミリ装置は、
    前記情報処理装置にアクセスすることができない場合に行なう対処方法を示す不通時対処方法情報を記憶する不通時対処方法情報記憶部と、
    前記情報処理装置にアクセスすることができない場合に、前記不通時対処方法情報で示される対処方法を実行する不通時対処部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  10. 前記ファクシミリ装置は、
    前記情報処理装置にアクセスすることができない場合に行なう対処方法を複数示す不通時対処方法情報を記憶する不通時対処方法情報記憶部と、
    画面を表示する表示部と、
    指示の入力を受け付ける入力部と、
    前記情報処理装置にアクセスすることができない場合に、前記不通時対処方法情報で示される複数の対処方法を示す画面を前記表示部に表示させ、前記複数の対処方法から1つの対処方法を選択する指示の入力を前記入力部が受け付けた場合には、当該選択された対処方法を実行する不通時対処部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  11. 前記ファクシミリ装置は、
    指示の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で入力された指示に応じて、前記許可リストを編集する許可リスト編集部と、
    前記入力部で入力された指示に応じて、前記共有特定リストの更新を要求する更新要求を生成し、当該更新要求を、前記第1のネットワーク接続部を介して前記情報処理装置に送る共有特定リスト更新部と、をさらに備え、
    前記情報処理装置は、前記第2のネットワーク接続部を介して前記更新要求を取得し、前記更新要求に応じて、前記共有特定リストを更新する共有特定リスト編集部をさらに備えること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  12. 予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部、
    ファクシミリデータを受信する受信部、及び
    前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部、を備えるファクシミリ装置と、
    特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部を備える情報処理装置と、を有し、
    前記ファクシミリ装置及び前記情報処理装置の何れか一方は、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部をさらに備えること
    を特徴とする情報処理システム。
  13. 予め登録された送信元を示す許可リストを記憶する許可リスト記憶部と、
    特定の送信元を示す共有特定リストを記憶する共有特定リスト記憶部と、
    ファクシミリデータを受信する受信部と、
    前記許可リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元であるか否かを判断する第1の判断部と、
    前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が予め登録された送信元ではないと前記第1の判断部が判断した場合に、前記共有特定リストを参照して、前記受信部で受信されたファクシミリデータの送信元が特定の送信元であるか否かを判断する第2の判断部と、を備えること
    を特徴とするファクシミリ装置。
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