JP2008227704A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で印刷ジョブをキャンセルできる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置10を、実行指示を受け付けた各印刷ジョブを,複数の種類情報のいずれかと対応づけた形であると共に各印刷ジョブの実行指示の受付順が分かる形で,管理する装置であると共に、操作パネル11に対して、或る種類情報を指定する操作(幾つかのボタン押下操作等)がなされたときに、その属性情報と対応づけた形で管理している,最も過去に実行指示が受け付けられた印刷ジョブの実行の中止する装置として構成しておく。
【選択図】図1
【解決手段】印刷装置10を、実行指示を受け付けた各印刷ジョブを,複数の種類情報のいずれかと対応づけた形であると共に各印刷ジョブの実行指示の受付順が分かる形で,管理する装置であると共に、操作パネル11に対して、或る種類情報を指定する操作(幾つかのボタン押下操作等)がなされたときに、その属性情報と対応づけた形で管理している,最も過去に実行指示が受け付けられた印刷ジョブの実行の中止する装置として構成しておく。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ,複合機等の,印刷データを受信して印刷を行う印刷装置に、関する。
周知のように、近年の比較的に高機能な印刷装置(プリンタ,複合機等)は、多数の印刷ジョブの実行指示を同時期に受け付けることが可能な装置(複数の印刷データを内部に記憶可能な装置)として構成されている。
そして、そのような印刷装置は、ユーザが,印刷ジョブをキャンセルできるようにも構成されているのであるが、既存の印刷装置は、印刷ジョブをキャンセルしたい場合、ユーザが、印刷ジョブのリストを表示させて、そのリストからキャンセルする印刷ジョブを選択しなければならないもの(例えば、特許文献1参照)となっている。
また、既存の,FAX機能を有する印刷装置は、FAXデータに関する印刷ジョブが、誤ってキャンセルされることがないようにするために、印刷データに関する印刷ジョブと、FAXデータに関する印刷ジョブとを分けて管理するといった複雑な構成(ファームウェアの作成が困難な構成)を採用した装置となっている。
そこで、本発明の第1の課題は、簡単な操作で印刷ジョブをキャンセルできる印刷装置を提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、FAX機能を有する印刷装置であって、そのファームウェアの作成が,既存のFAX機能を有する印刷装置よりも容易な印刷装置を、提供することにある。
上記第1の課題を解決するために、本発明の印刷装置は、各種の印刷ジョブを実行するための印刷ジョブ実行手段と、印刷ジョブの実行指示を受け付け、実行指示を受け付けた各印刷ジョブを,複数の種類情報のいずれかと対応づけた形であると共に各印刷ジョブの実行指示の受付順が分かる形で,管理する印刷ジョブ管理手段と、種類情報を指定する操作が可能なユーザ・インタフェース手段と、或る属性情報を指定する操作がユーザ・インタフェース手段に対してなされたときに、その属性情報と対応づけた形で印刷ジョブ管理手段が管理している,最も過去に実行指示が受け付けられた印刷ジョブの実行が中止されるように、印刷ジョブ管理手段のみ,或いは,印刷ジョブ管理手段及び印刷ジョブ実行手段を制御する印刷ジョブキャンセル手段とを、備える。
すなわち、本発明の印刷装置は、キャンセルする印刷ジョブを選択できるようにする代わりに、受付可能なジョブキャンセル指示操作(1つの印刷ジョブがキャンセルされることになる“種類情報を指定する操作”)の種類を増やした装置となっている。そして、通常、キャンセル対象となる印刷ジョブは、或る種類の,最も過去に実行指示を出したものであるため、本発明の印刷装置は、印刷ジョブのリストから,キャンセルする印刷ジョブを選択できる印刷装置とほぼ同機能の装置であるにも拘わらず、当該印刷装置よりも簡単な操作で印刷ジョブをキャンセルできる装置となっていると言うことが出来る。
本発明の印刷装置を実現するに際しては、本発明の第2の課題も解決できるようにするために、FAXデータを受信するための受信手段を付加しておくと共に、印刷ジョブ管理手段として、受信手段によるFAXデータの受信を、印刷ジョブの実行指示として取り扱う手段であると共に、FAXデータに関する印刷ジョブを、特定の種類情報と対応づけた形で管理する手段を採用しておくことが出来る。
なお、FAXデータに関する印刷ジョブは、印刷ジョブ自体を指定してキャンセルしたいもの(通常、キャンセルしないもの)であるため、本発明の印刷装置を、FAX機能付きの(請求項2記載の)印刷装置として実現する場合には、印刷ジョブキャンセル手段を、特定の属性情報を指定する操作がユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、当該特定の属性情報と対応づけた形で印刷ジョブ管理手段が管理している印刷ジョブの中からユーザに1つの印刷ジョブを選択させるための処理を行った後、ユーザが選択した印刷ジョブの実行が中止されるように、印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、印刷ジョブ管理手段及び印刷ジョブ実行手段を制御する手段としておくことが望ましい。
また、本発明の印刷装置を、『ユーザ・インタフェース手段が、複数の種類情報の中の2つ以上の種類情報が含まれる種類情報グループを指定する操作が可能な手段であり、印刷ジョブキャンセル手段として、種類情報グループを指定する操作がユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、当該種類情報グループに含まれる各属性情報と対応づけた形で印刷ジョブ管理手段が管理している各印刷ジョブの実行が中止されるように、印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、印刷ジョブ管理手段及び印刷ジョブ実行手段を制御する手段である』装置や、『ユーザ・インタフェース手段が、全ての印刷ジョブの実行を中止する種類情報を指定する操作が可能な手段であり、印刷ジョブキャンセル手段が、全ての印刷ジョブの実行を中止する種類情報を指定する操作がユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、その属性情報と対応づけた形で印刷ジョブ管理手段が管理している各印刷ジョブの実行が中止されるように、印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、印刷ジョブ管理手段及び印刷ジョブ実行手段を制御する手段である』装置として実現しておけば、複数の印刷ジョブを一括してキャンセルできる印刷装置が得られることになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1〜図6を用いて、本発明の一実施形態に係る印刷装置10の概要を、説明する。
図1に示してあるように、本発明の一実施形態に係る印刷装置10は、操作パネル11,制御部12,スキャナ13及び印刷エンジン14を備えた装置である。また、印刷装置10は、何台か(図では,1台)のホストPCと,公衆電話回線網とに接続されて使用される装置となっている。
本実施形態に係る印刷装置10が備えるスキャナ13は、原稿をスキャンすることにより,原稿上の画像を表す画像データを生成するユニットである。印刷エンジン14は、用紙上に印刷を行うためのユニットである。
操作パネル11は、1個のLCDと複数のボタン(押しボタンスイッチ)と複数のランプ(LED)とが、図2〜図4に示したように配置されたユニットである。
制御部12(図1)は、CPU,RAM,フラッシュROM,メモリ制御ASIC,IO制御ASIC,FAX回路〔FAXデータの送受信を行う回路〕,各種ホストインタフェース回路(ネットワークインタフェース回路等)等により構成された,印刷装置10をFAXデータの送受信が可能な複合機として機能させるユニットである。
この制御部12は、受信した印刷データ/FAXデータの印刷が完了していなくても、次の印刷データ/FAXデータを受信できるユニットとなっている。また、制御部12は、通常の状態では(プリントモード時には)、図5(A)に示した構成の待機中画面20をLCD上に表示し、印刷中(印刷ジョブの実行中)には、図5(B)に示した構成のプリント中画面31をLCD上に表示するユニットとなっている。
印刷装置10と接続されるホストPCは、印刷装置10用のものとして開発されたプリンタドライバ30をインストールしたコンピュータである。
プリンタドライバ30は、拡張設定用ダイアログボックスとして、図6に示した構成のものを表示するプログラムである。なお、この拡張設定用ダイアログボックスは、既存のプリンタドライバが表示する拡張設定用ダイアログボックスに、キャンセルレベル(図では、“キャンセル優先度”)設定用アイテム32を追加したものとなっている。
そして、プリンタドライバ30は、キャンセルレベル設定用アイテム32の設定値が“標準”である場合には、キャンセルレベルが第1レベルであることを示すキャンセルレベルコマンド(一種のジョブ制御コマンド)を含めた印刷データを生成・送信し、キャンセルレベル設定用アイテム32の設定値が“管理者のみ削除可能”である場合には、キャンセルレベルが第3レベルであることを示すキャンセルレベルコマンドを含めた印刷データを生成・送信するプログラムとなっている。さらに、プリンタドライバ30は、キャンセルレベル設定用アイテム32の設定値が“印刷者のみ削除可能”である場合には、キャンセルレベルが第2レベルであることを示すキャンセルレベルコマンドと,自プログラムに対して設定されているユーザ名(英文字列)及びパスワード(数字列)を含めた印刷データを生成・送信するプログラムとなっている。
次に、本実施形態に係る印刷装置10の通常時の動作を、説明する。
本印刷装置10内の制御部12は、ジョブ情報登録処理と印刷ジョブ実行処理とを並行的に実行するように構成されたユニットとなっている。
制御部12が実行する印刷ジョブ実行処理は、ジョブ管理テーブルに登録されている各ジョブ情報が示している内容の印刷ジョブを,順次(ジョブ管理テーブルへのジョブ情報の登録順通りに),実行する処理である。なお、ジョブ情報とは、それに基づき,印刷ジョブ(印刷エンジン14に印刷を行わせる処理)を実行できる情報(データが記憶されているアドレス等からなる情報)のことである。また、ジョブ管理テーブルとは、制御部12内(本実施形態では、RAM上)に用意されている情報の記憶領域のことである。
制御部12が実行するジョブ情報登録処理は、図7に示した手順の処理である。
すなわち、ジョブ情報登録処理を実行している制御部12は、通常は、FAXデータ/印刷データの受信や,管理用印刷物要印刷イベントの発生を監視する処理(ステップS101)を行っている。なお、管理用印刷物要印刷イベントとは、“ステータスシートの印刷を指示するコマンドを受信した”,“ステータスシートの印刷を指示する操作が操作パネル11に対してなされた”,“FAXの送受信ログの印刷を行う必要が生じた”といったイベントのことである。
そして、制御部12は、FAXデータを受信した場合(ステップS101;FAXデータ受信)には、受信したFAXデータに関するジョブ情報を,キャンセルレベルが第4レベルであることを示す情報と共にジョブ管理テーブルへ登録する処理(ステップS102)を行ってから、ステップS101の処理(各種イベントの発生を監視する処理)を再び開始する。
制御部12は、管理用印刷物要印刷イベントが発生した場合(ステップS101;管理用印刷物要印刷イベント)には、発生した管理用印刷物要印刷イベントに関するジョブ情報を,キャンセルレベルが第3レベルであることを示す情報と共にジョブ管理テーブルへ登録する処理(ステップS103)を行ってから、ステップS101の処理を開始する。また、制御部12は、印刷データを受信した場合(ステップS101;印刷データ受信)には、受信した印刷データに関するジョブ情報を,印刷データ中のキャンセルレベルコマンドに対応する内容の情報(キャンセルレベルが,キャンセルレベルコマンド内に設定されているレベルであることを示す情報)と共にジョブ管理テーブルへ登録する処理(ステップS104)を行ってから、ステップS101の処理を開始する。
次に、印刷装置10(制御部12)のジョブキャンセル時の動作を、ストップボタン押下時の動作と、ストップボタン及び拡張ボタンの同時押下時の動作と,ストップボタン及びFAXボタンの同時押下時の動作とに分けて,説明する。
《ストップボタン押下時の動作》
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンが単独で押下された場合には、図8に示してあるように、まず、ストップボタンの押下時間が所定時間以上であるか否かを判断する。
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンが単独で押下された場合には、図8に示してあるように、まず、ストップボタンの押下時間が所定時間以上であるか否かを判断する。
ストップボタンの押下時間が所定時間未満であった場合、制御部12は、印刷をキャンセルするか否かをユーザに問い合わせるための問い合わせ画面22をLCD上に表示する。
そして、制御部12は、印刷をキャンセルしないことが指示された場合(戻るボタンが押下された場合)には、ストップボタンの押下により開始した処理を終了して、LCD上の画面をプリント中画面21に戻す。また、制御部12は、印刷をキャンセルすることが指示された場合(ストップボタンが押下された場合)には、実行中の印刷ジョブのキャンセルレベル〔実行中の印刷ジョブに関するジョブ情報と共にジョブ管理テーブルに記憶されている情報が示しているキャンセルレベル〕が第1レベルであるか否かを判断する。そして、制御部12は、実行中の印刷ジョブのキャンセルレベルが第1レベルではなかった場合には、印刷ジョブをキャンセルできない旨をユーザに通知するための画面24を,一定時間,LCD上に表示してから、ストップボタンの押下により開始した処理を終了する。
また、実行中の印刷ジョブのキャンセルレベルが第1レベルであった場合、制御部12は、ジョブキャンセル中画面23をLCD上に表示しながら、実行中の印刷ジョブをキャンセルする処理(実行中の印刷ジョブを中止し、自ユニット内の当該印刷ジョブに関する情報を消去する処理)を行う。そして、制御部12は、ストップボタンの押下により開始した処理を終了し、印刷ジョブが残っていなかった場合には、LCD上に待機中画面20を表示する。また、制御部12は、印刷ジョブが残っていた場合には、LCD上にプリント中画面21を表示して,残っている印刷ジョブを開始する。
一方、ストップボタンの押下時間が所定時間以上であった場合、制御部12は、全印刷をキャンセルするか否かをユーザに問い合わせるための問い合わせ画面22bをLCD上に表示する。
全印刷をキャンセルしないことが指示された場合(戻るボタンが押下された場合)、制御部12は、ストップボタンの押下により開始した処理を終了する。
また、制御部12は、全印刷をキャンセルすることが指示された場合(ストップボタンが押下された場合)には、LCD上にジョブキャンセル中画面23bを表示しながら、キャンセルレベルが第1レベルとなっている各印刷ジョブ(図では、第1レベルジョブ)をキャンセルする処理を行う。そして、制御部12は、ストップボタンの押下により開始した処理を終了し、印刷ジョブが残っていなかった場合には、LCD上に待機中画面20を表示する。また、制御部12は、印刷ジョブ(キャンセルレベル=第2〜第4レベル)が残っていた場合には、LCD上にプリント中画面21を表示して,残っている印刷ジョブを開始する。
《ストップボタン及び拡張ボタンの同時押下時の動作》
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンと拡張ボタンとが押下された場合には、図9に示してあるように、まず、ストップボタン及び拡張ボタンの押下時間が所定時間以上であるか否かを判断する。
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンと拡張ボタンとが押下された場合には、図9に示してあるように、まず、ストップボタン及び拡張ボタンの押下時間が所定時間以上であるか否かを判断する。
ストップボタン及び拡張ボタンの押下時間が所定時間未満であった場合、制御部12は、図示してあるような画面25,26をLCD上に表示することにより、操作者(ストップボタン及び拡張ボタンを押下した者)に、ユーザ名及びパスワードを入力させる処理を行う。なお、各画面25,26は、上下ボタンを操作することにより文字/数字を選択し、右ボタンを押下することにより選択した文字/数字を確定させるといった形で、ユーザ名/パスワードの入力を行う画面となっている。
その後、制御部12は、問い合わせ画面22をLCD上に表示し、印刷をキャンセルしないことが指示された場合(戻るボタンが押下された場合)には、ストップボタン及び拡張ボタンの押下により開始した処理を終了して、LCD上の画面をプリント中画面21に戻す。
また、制御部12は、印刷をキャンセルすることが指示された場合(ストップボタンが押下された場合)には、ジョブキャンセル中画面23をLCD上に表示しながら、入力されたユーザ名で識別されるユーザの印刷ジョブをキャンセルする処理を行う。そして、制御部12は、ストップボタン及び拡張ボタンの押下により開始した処理を終了し、印刷ジョブが残っていなかった場合には、LCD上に待機中画面20を表示する。また、制御部12は、印刷ジョブが残っていた場合には、LCD上にプリント中画面21を表示して、残っている印刷ジョブを開始する。
ストップボタン及び拡張ボタンの押下時間が所定時間以上であった場合、制御部12は、画面27をLCD上に表示することにより、操作者(この場合、管理者)に、管理者ジョブキャンセルパスワードを入力させる処理を行う。なお、管理者ジョブキャンセルパスワードとは、操作パネル11を操作することより、管理者(管理者パスワードを知っている者)が,値の設定/変更が行えるパスワード(数字列)のことである。
そして、制御部12は、入力された管理者ジョブキャンセルパスワードが正しいものであった場合には、問い合わせ画面22bをLCD上に表示し、印刷をキャンセルしないことが指示された場合(戻るボタンが押下された場合)には、ストップボタン及び拡張ボタンの押下により開始した処理を終了する。
また、制御部12は、印刷をキャンセルすることが指示された場合(ストップボタンが押下された場合)には、ジョブキャンセル中画面23bをLCD上に表示しながら、キャンセルレベルが,第1〜第3レベルのいずれかとなっている各印刷ジョブ(図では、第1〜第3レベルジョブ)をキャンセルする処理を行う。そして、制御部12は、ストップボタン及び拡張ボタンの押下により開始した処理を終了し、印刷ジョブが残っていなかった場合には、LCD上に待機中画面20を表示する。また、制御部12は、印刷ジョブが残っていた場合には、LCD上にプリント中画面21を表示して、残っている印刷ジョブを開始する。
《ストップボタン及びFAXボタンの同時押下時の動作》
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンとFAXボタンとが押下された場合には、図10に示してあるように、まず、画面27をLCD上に表示することにより、操作者(この場合、管理者)に、管理者ジョブキャンセルパスワードを入力させる処理を行う。
制御部12は、プリント中画面21の表示中(印刷ジョブの実行中)に、ストップボタンとFAXボタンとが押下された場合には、図10に示してあるように、まず、画面27をLCD上に表示することにより、操作者(この場合、管理者)に、管理者ジョブキャンセルパスワードを入力させる処理を行う。
入力された管理者ジョブキャンセルパスワードが正しいものであった場合、制御部12は、未完了の各FAXジョブの識別情報(“11:34 印刷中〜”等)が示されているFAXジョブ情報画面28をLCD上に表示する。その後、制御部12は、操作者の指示(上,下ボタンの操作)に従って、このFAXジョブ情報画面28内の,反転表示する識別情報を変更する状態となり、ストップボタンが押下された場合には、FAXジョブを削除するか否かを操作者に問い合わせるための問い合わせ画面29をLCD上に表示する。
また、制御部12は、FAXジョブ情報画面28の表示中に、右ボタンが押下された場合には、操作者が選択したFAXジョブの詳細が示されるFAXジョブ詳細画面をLCD上に表示する。そして、制御部12は、戻るボタンが押下された場合には、FAXジョブ情報画面28をLCD上に表示し、ストップボタンが押下された場合には、問い合わせ画面29をLCD上に表示する。
問い合わせ画面29の表示を行った制御部12は、FAXジョブを削除するか否かについての指示が入力されるのを待機する状態となり、FAXジョブを削除しないことが指示された場合(“いいえ”が選択された場合)には、ストップボタン及びFAXボタンの押下により開始した処理を終了して、LCD上の画面をプリント中画面21に戻す。
また、制御部12は、FAXジョブを削除することが指示された場合(“はい”が選択された場合)には、ジョブキャンセル中画面22をLCD上に表示しながら、その識別情報がFAXジョブ情報画面28で選択されたFAXジョブ(キャンセルレベルが,第43レベルとなっている印刷ジョブ)をキャンセルする処理を行う。そして、制御部12は、ストップボタン及びFAXボタンの押下により開始した処理を終了し、印刷ジョブが残っていなかった場合には、LCD上に待機中画面20を表示する。また、制御部12は、印刷ジョブが残っていた場合には、LCD上にプリント中画面21を表示して、残っている印刷ジョブを開始する。
以上の説明から明かなように、本実施形態に係る印刷装置10は、キャンセルする印刷ジョブを選択できるようにする代わりに、受付可能なジョブキャンセル指示操作〔“ストップボタンの短時間押下操作”,“ストップボタンの長時間押下操作”“ストップボタン及び拡張ボタンを短時間押下した後、ユーザ名等を入力する操作”等)の種類を増やした装置となっている。そして、通常、キャンセル対象となる印刷ジョブは、或る種類の,最も過去に実行指示を出した印刷ジョブや、或る種類の全ての印刷ジョブであるため、本実施形態に係る印刷装置10は、印刷ジョブのリストから,キャンセルする印刷ジョブを選択できる印刷装置とほぼ同機能の装置であるにも拘わらず、当該印刷装置よりも簡単な操作で印刷ジョブをキャンセルできる装置となっていると言うことが出来る。
また、印刷装置10は、FAXデータ、印刷データに関する各印刷ジョブの管理が、1つのジョブ管理テーブルで行われる装置として構成されている。このため、印刷装置10は、ファームウェアの作成が既存のFAX機能を有する印刷装置よりも簡単に作成できる装置(その分、安価に製造できる装置)となっていると言うことも出来る。
《変形形態》
上記した印刷装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、印刷装置10は、ユーザの印刷ジョブをキャンセルする場合(図9参照)、ユーザ名の入力が必要な装置であったが、印刷装置10を、ユーザの印刷ジョブをキャンセルする場合、ユーザ名の入力ではなく、ユーザが使用しているホストPC名(ホストPCのOSが管理しているコンピュータ名)の選択が必要な装置に変形することが出来る。また、印刷装置10を、FAX機能を有さない装置や、一括して複数の印刷ジョブをキャンセルすることが出来ない装置に変形しても良いことなどは、当然のことである。
上記した印刷装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、印刷装置10は、ユーザの印刷ジョブをキャンセルする場合(図9参照)、ユーザ名の入力が必要な装置であったが、印刷装置10を、ユーザの印刷ジョブをキャンセルする場合、ユーザ名の入力ではなく、ユーザが使用しているホストPC名(ホストPCのOSが管理しているコンピュータ名)の選択が必要な装置に変形することが出来る。また、印刷装置10を、FAX機能を有さない装置や、一括して複数の印刷ジョブをキャンセルすることが出来ない装置に変形しても良いことなどは、当然のことである。
10 印刷装置、 11 操作パネル、 12 制御部、 13 スキャナ
14 印刷エンジン、 30 プリンタドライバ
14 印刷エンジン、 30 プリンタドライバ
Claims (5)
- 各種の印刷ジョブを実行するための印刷ジョブ実行手段と、
印刷ジョブの実行指示を受け付け、実行指示を受け付けた各印刷ジョブを,複数の種類情報のいずれかと対応づけた形であると共に各印刷ジョブの実行指示の受付順が分かる形で,管理する印刷ジョブ管理手段と、
種類情報を指定する操作が可能なユーザ・インタフェース手段と、
或る属性情報を指定する操作が前記ユーザ・インタフェース手段に対してなされたときに、その属性情報と対応づけた形で前記印刷ジョブ管理手段が管理している,最も過去に実行指示が受け付けられた印刷ジョブの実行が中止されるように、前記印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、前記印刷ジョブ管理手段及び前記印刷ジョブ実行手段を制御する印刷ジョブキャンセル手段と
を備えることを特徴とする印刷装置。 - FAXデータを受信するための受信手段を、さらに、備え、
前記印刷ジョブ管理手段が、
前記受信手段によるFAXデータの受信を、印刷ジョブの実行指示として取り扱う手段であると共に、FAXデータに関する印刷ジョブを、特定の種類情報と対応づけた形で管理する手段である
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記印刷ジョブキャンセル手段が、
前記特定の属性情報を指定する操作が前記ユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、当該特定の属性情報と対応づけた形で前記印刷ジョブ管理手段が管理している印刷ジョブの中からユーザに1つの印刷ジョブを選択させるための処理を行った後、ユーザが選択した印刷ジョブの実行が中止されるように、前記印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、前記印刷ジョブ管理手段及び前記印刷ジョブ実行手段を制御する手段である
ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。 - 前記ユーザ・インタフェース手段が、
前記複数の種類情報の中の2つ以上の種類情報が含まれる種類情報グループを指定する操作が可能な手段であり、
前記印刷ジョブキャンセル手段が、
前記種類情報グループを指定する操作が前記ユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、当該種類情報グループに含まれる各属性情報と対応づけた形で前記印刷ジョブ管理手段が管理している各印刷ジョブの実行が中止されるように、前記印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、前記印刷ジョブ管理手段及び前記印刷ジョブ実行手段を制御する手段である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置。 - 前記ユーザ・インタフェース手段が、
全ての印刷ジョブの実行を中止する種類情報を指定する操作が可能な手段であり、
前記印刷ジョブキャンセル手段が、
全ての印刷ジョブの実行を中止する種類情報を指定する操作が前記ユーザ・インタフェース手段に対してなされたときには、その属性情報と対応づけた形で前記印刷ジョブ管理手段が管理している各印刷ジョブの実行が中止されるように、前記印刷ジョブ管理手段のみ,或いは、前記印刷ジョブ管理手段及び前記印刷ジョブ実行手段を制御する手段である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017144741A (ja) * | 2017-03-30 | 2017-08-24 | キヤノン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法、およびプログラム |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090903 |
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