JP2008224956A - トナー濃度検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー濃度検出装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナー濃度の検出精度を向上できるトナー濃度検出装置を提供する。
【解決手段】トナー像を担持するトナー像担持体61のトナー濃度を検出するトナー濃度検出装置80において、光源101と、光源101の出射光をP偏光とS偏光に分離してP偏光をトナー像形成部61aに導くとともにS偏光をトナー像非形成部61bに導く第1偏光分離部121と、トナー像形成部61aの反射光をP偏光とS偏光に分離する第2偏光分離部122と、第2偏光分離部122により分離されたP偏光を受光する第1受光部111と、第2偏光分離部122により分離されたS偏光を受光する第2受光部112と、トナー像非形成部61bの反射光を受光する第3受光部102とを備え、第1、第2受光部111、112の受光量に基づいてトナー濃度を検出するとともに、第3受光部102の受光量に基づいて光源101の光量を可変した。
【選択図】図3

Description

本発明は、トナー像を担持するトナー像担持体のトナー濃度を検出するトナー濃度検出装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
カラープリンタ等の画像形成装置にはトナー像を担持する感光ドラム等のトナー像担持体が設けられる。トナー像担持体のトナー濃度を検出する従来のトナー濃度検出装置は特許文献1に開示されている。このトナー濃度検出装置は光源の出射光を偏光板によって分離し、P偏光を感光ドラム上のトナー像が形成されたトナー像形成部に照射する。
トナー像形成部の照射光は感光ドラムで正反射するとともにトナー像で乱反射する。これにより、トナー像形成部の反射光にはP偏光とS偏光が含まれ、偏光板によって分離されたP偏光及びS偏光がそれぞれ第1、第2受光部に受光される。第1受光部に受光されたP偏光は正反射成分と乱反射成分が含まれ、第2受光部に受光されたS偏光は乱反射成分から成る。また、乱反射成分のP偏光とS偏光とは光量が等しい。このため、第1、第2受光部の受光量の差によって感光ドラム表面で正反射した光の光量が得られる。
トナー濃度が低いと感光ドラム表面で正反射した光の光量が増加し、トナー濃度が高いと感光ドラム表面で正反射した光の光量が減少する。従って、第1、第2受光部の受光量に基づいてトナー像のトナー濃度を検出することができる。画像形成装置は検出結果に応じてトナー像担持体に担持されるトナー像のトナー濃度を可変し、良好な画像を出力することができる。また、感光ドラムからトナー像が転写される中間転写体をトナー像担持体として同様のトナー濃度検出装置によりトナー濃度を検出することができる。
特開平6−250480号公報(第2頁−第4頁、第2図)
しかしながら、上記従来のトナー濃度検出装置によると、トナー像担持体がトナー像形成面に垂直な方向に変動すると反射光の光路が変動する。これにより、第1、第2受光部の入射面に対して反射光の入射位置がずれるため受光量が減少する。特に、無端ベルトから成る中間転写体は周回するためトナー像の転写面に垂直な方向への蛇行が生じ易く、第1、第2受光部の受光量減少が著しい。また、トナーに含まれる研磨剤がトナー像担持体に堆積するとトナー像担持体の反射率が低下するため、第1、第2受光部の受光量が減少する。
第1、第2受光部の受光量が減少すると信号のS/N比が低下するため、量子化誤差が大きくなる。これにより、トナー濃度の検出精度が低下する問題があった。また、これに伴って画像形成装置の画質が低下する問題があった。
本発明は、トナー濃度の検出精度を向上できるトナー濃度検出装置を提供することを目的とする。また本発明は、トナー濃度の検出精度を向上して画質を向上できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナー像を担持するトナー像担持体のトナー濃度を検出するトナー濃度検出装置において、光源と、前記光源の出射光を第1、第2偏光に分離して第1偏光をトナー像のトナー像形成部に導くとともに第2偏光をトナー像のトナー像非形成部に導く第1偏光分離部と、前記トナー像形成部の反射光を第1、第2偏光に分離する第2偏光分離部と、第2偏光分離部により分離された第1偏光を受光する第1受光部と、第2偏光分離部により分離された第2偏光を受光する第2受光部と、前記トナー像非形成部の反射光を受光する第3受光部とを備え、第1、第2受光部の受光量に基づいてトナー濃度を検出するとともに、第3受光部の受光量に基づいて前記光源の光量を可変することを特徴としている。
この構成によると、光源の出射光は第1偏光分離部でP偏光及びS偏光に分離され、例えば、P偏光がトナー像形成部に照射されてS偏光がトナー像非形成部に照射される。トナー像形成部に照射された光の反射光はトナー像による乱反射成分を含むため第2偏光分離部でP偏光及びS偏光に分離される。第2偏光分離部で分離されたP偏光は第1受光部により受光され、S偏光は第2受光部により受光される。また、トナー像非形成部の反射光は第3受光部により受光される。トナー像担持体がトナー像形成面に垂直な方向に変動した場合や、トナーに含まれる研磨剤がトナー像担持体に堆積してトナー像担持体の反射率が低下した場合に第3受光部の受光量が減少する。光源は第3受光部の受光量に応じて出射光の光量が可変される。これにより、トナー像担持体の反射光の光量が所定値以上に保持される。そして、第1受光部で受光されたP偏光と第2受光部で受光されたS偏光の光量を比較してトナー濃度が検出される。
また本発明は、上記構成のトナー濃度検出装置において、第1偏光分離部で分離された第1、第2偏光のトナー像担持体に対する入射角が等しいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー濃度検出装置において、第3受光部の受光量が増加した際に出力電圧を下げるとともに第3受光部の受光量が減少した際に出力電圧を上げる比較演算回路と、前記比較演算回路の出力電圧によって前記光源を駆動する駆動回路とを備えたことを特徴としている。
また本発明の画像形成装置は、上記各構成のトナー濃度検出装置を備え、前記トナー濃度検出装置の検知結果に基づいてトナー像のトナー濃度を可変したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー像担持体は周回する無端ベルトにより形成される中間転写体から成ることを特徴としている。この構成によると、感光ドラム上に形成されるトナー像が周回する中間転写体に転写され、中間転写体に担持されるトナー像のトナー濃度がトナー濃度検出装置により検出される。
本発明によると、トナー像が形成されないトナー像非形成部で反射した光の光量に基づいて光源の光量を可変するので、トナー像担持体がトナー像の形成面に垂直な方向に変動した場合や、トナーに含まれる研磨剤がトナー像担持体に堆積した場合でも第1、第2受光部の受光量が所定値以上に保持される。従って、トナー濃度を正確に検出することができるとともに、画像形成装置の画質の低下を防止することができる。
また本発明によると、第1偏光分離部で分離された第1、第2偏光のトナー像担持体に対する入射角が等しいので、トナー像形成部の反射光の光量とトナー像非形成部の反射光の光量とを同じにすることができる。従って、トナー濃度をより正確に検出することができる。
また本発明によると、第3受光部の受光量が増加した際に出力電圧を下げて減少した際に出力電圧を上げる比較演算回路と、比較演算回路の出力電圧によって光源を駆動する駆動回路とを備えたので、第1、第2受光部の受光量を容易に所定値以上に保持することができる。
また本発明によると、トナー像担持体は周回する無端ベルトにより形成される中間転写体から成るので、周回によってトナー像形成面に垂直な方向に中間転写体が変動してもトナー濃度を正確に検出することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す正面図である。画像形成装置1はカラー複写機から成り、上ハウジング11及び下ハウジング12を有している。上ハウジング11上には原稿を搬送する原稿搬送部2が後方を支点に開閉自在に載置されている。
原稿搬送部2は原稿給紙トレイ21、原稿搬送部本体22、原稿排紙トレイ23及び原稿カバー24を備えている。原稿給紙トレイ21は原稿が載置される。原稿搬送部本体22は原稿給紙トレイ21から供給された原稿を読み取るために搬送する。原稿排紙トレイ23は原稿搬送部本体22から排紙された原稿を保管する。原稿カバー24は原稿搬送部2を開いて上ハウジング11上面の原稿載置板26に載置される原稿を押える。
原稿搬送部本体22内には原稿搬送方向dの上流側から順にピックアップローラー22a、搬送ローラー22b、22c、22dが設けられる。ピックアップローラー22aにより原稿給紙トレイ21から原稿が取り出され、搬送ローラー22b、22c、22dにより原稿が搬送される。
搬送ローラー22c、22d間には画像読取り部25が設けられている。画像読取り部25は原稿給紙トレイ21から供給された原稿を所定の姿勢に保持し、上ハウジング11内に設けられた露光部3による画像読み取りが行われる。
露光部3は露光ランプ31、反射板32、第1、第2、第3ミラー33、34、35、集光レンズ36及びイメージセンサ37を備えている。露光ランプ31は光を出射し、反射板32により集光された光が画像読取部25に照射される。画像読取部25で原稿から反射した光は第1〜第3ミラー33〜35を介して集光レンズ36によりCCD等から成るイメージセンサ37上に集光される。これにより、原稿給紙トレイ21から供給された原稿の画像が読み取られる。
また、露光ランプ31、反射板32及び第1ミラー33は一体に図中、右方向に移動し、原稿載置板26上に載置された原稿をスキャンする。これにより、原稿載置板26上の原稿の反射光がイメージセンサ37上に集光され、該原稿の画像が読み取られる。
下ハウジング12には給紙部4、画像形成部5及び定着装置7が内部に設けられ、排紙トレイ8が外部に取り付けられている。給紙部4は下ハウジング12の下部に配置され、記録紙Pを収納する給紙カセット42a及び複数の給紙カセット41aを有している。
給紙カセット41a、42aの記録紙Pは記録紙搬送路41e、42eにより搬送される。記録紙搬送路42eは記録紙搬送路41eから分岐し、給紙カセット42aの記録紙Pは記録紙搬送路42eで搬送された後に記録紙搬送路41eで搬送される。記録紙搬送路41eで搬送される記録紙Pは記録紙搬送路41eの排出端から排紙トレイ8に導かれる。
記録紙搬送路41eは各給紙カセット41aに対応して分岐し、それぞれピックアップローラー41b及び搬送ローラー41cが設けられる。また、記録紙搬送路41eの合流後に搬送ローラー41dが設けられる。記録紙搬送路42eはピックアップローラー42b及び搬送ローラー42c、42dが設けられる。
ピックアップローラー41bにより各給紙カセット41aから記録紙Pが取り出され、搬送ローラー41c、41dにより搬送される。また、ピックアップローラー42bにより給紙カセット42aから記録紙Pが取り出され、搬送ローラー42c、42dにより搬送される。
画像形成部5は記録紙搬送路41eの上方に配される。画像形成部5は記録紙搬送路41e、42eに搬送される記録紙P上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせて形成する。本実施形態では4色のトナー像を記録紙に転写しているが、2色以上であれば同様に構成することができる。定着装置7は画像形成部5の後段に配される。定着装置7は画像形成部5によって記録紙Pに形成されたトナー像を加熱定着する。
図2は画像形成部5の詳細を示す正面図である。画像形成部5は画像形成ユニット50a〜50d、中間転写体61、63、転写器55、62、64及びトナー濃度検出装置80を備えている。中間転写体61は無端ベルトから成り、支持ローラー65a、65b、65cにより不等辺三角形をなすように張架支持されて周回する。トナー濃度検出装置80は詳細を後述するように中間転写体61に担持されるトナー像のトナー濃度を検知する。中間転写体63は中間転写体61を挟んで支持ローラー65aに対向配置された回転するドラムから成る。
転写器55は中間転写体61を挟んで後述する各感光ドラム51に対向して複数設けられる。転写器55には感光ドラム51の表面で帯電するトナーの極性と逆極性が印加される。転写器62は記録紙搬送路41eを通る記録紙P及び中間転写体61を挟んで支持ローラー65cに対向配置される。転写器62には中間転写体61の表面で帯電するトナーの極性と逆極性が印加される。
転写器64は記録紙搬送路41e、42eの分岐点よりも後段に設けられ、記録紙搬送路41eを通る記録紙Pを挟んで中間転写体63に対向配置される。転写器64には中間転写体63の表面で帯電するトナーの極性と逆極性が印加される。また、図示しないが、中間転写体63近傍には中間転写体61の表面で帯電するトナーの極性と逆極性が印加される転写器が設けられる。
画像形成ユニット50a〜50dはそれぞれ同様の構成になっており、中間転写体61に接してタンデム配置される。画像形成ユニット50a〜50dによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像がそれぞれ形成される。ブラック用の画像形成ユニット50dは中間転写体63に近い側に配置される。イエロー、マゼンタおよびシアン用の画像形成ユニット50a〜50cは配列順序を変えてもよい。
画像形成ユニット50a〜50dは感光ドラム51を有している。感光ドラム51の周囲には図中、反時計回りに帯電器52、光走査ユニット53、現像器54、除電器56、クリーニング器57が設けられる。現像器54と除電器56との間で感光ドラム51が中間転写体61と接触する。
感光ドラム51は図中、反時計回り(矢印A方向)に回転し、帯電器52は感光ドラム51を均一に帯電させる。光走査ユニット53はレーザー光を出射し、イメージセンサ37(図1参照)で読み取られた画像情報に応じて帯電した感光ドラム51表面の電荷を消去する。これにより、感光ドラム51の表面に静電潜像を形成する。
現像器54は感光ドラム51上の静電潜像にトナーを供給してトナー像として顕像化する。このトナー像が転写器55により中間転写体61に転写される。除電器56は感光ドラム51の表面電荷を除去する。クリーニング器57は感光ドラム51に接するブレード等から成り、中間転写体61に転写されなかった残留トナーを除去する。
ブラック用の画像形成ユニット50dは画像形成ユニット50a〜50cと同様に、上部の帯電器52から図中、反時計回りに光走査ユニット53、現像器54が設けられる。また、中間転写体61との接触部分を介して除電器56、クリーニング器57が設けられる。これにより、感光ドラム51は図中、反時計回り(矢印A)に回転してトナー像を中間転写体61に転写できる。
また、帯電器52から図中、時計回りにも同様に光走査ユニット53、現像器54が設けられる。また、中間転写体61との接触部分を介して、除電器56、クリーニング器57が設けられる。これにより、感光ドラム51は図中、時計回り(矢印B)にも回転してトナー像を中間転写体61に転写することができる。
上記構成の画像形成装置1において、原稿給紙トレイ21または原稿載置板26に原稿がセットされると、露光部3のイメージセンサ37によって原稿の画像が読み取られる。読み取られた画像情報は画像形成部5に送られる。
画像形成部5でカラー画像を形成する場合は、支持ローラー65bの駆動により中間転写体61が図2の矢印A方向に回転する。また、各画像形成ユニット50a〜50dの感光ドラム51が図中、時計回り(矢印A方向)に回転する。感光ドラム51が回転を開始すると、帯電器52により表面が均一に帯電される。
次に、光走査ユニット53から照射されるレーザー光によって記録紙Pに形成される画像部分または画像以外の部分に相当する電荷が消去される。これにより、感光ドラム51の表面に静電潜像が形成される。感光ドラム51上の静電潜像には現像器54によってトナーが供給され、トナー像として顕像化される。
感光ドラム51がさらに回転してトナー像が転写器55と対向すると、転写器55にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加される。これにより、感光ドラム51表面のトナー像が中間転写体61に転写される。感光ドラム51表面の静電潜像は除電器56により除電され、転写されなかった残留トナーはクリーニング器57によって感光ドラム51上から除去される。
各画像形成ユニット50a〜50dは所定のタイミングで順に駆動され、中間転写体61上にブラックを含むカラーのトナー像が重ねられる。
中間転写体61は更に回転してトナー像が転写器62と対向する位置に配される。この時、記録紙搬送路41eにより搬送される記録紙Pが中間転写体61と転写器62との間に配される。転写器62にはトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、中間転写体61上のトナー像が記録紙Pに転写される。中間転写体61上の転写されなかった残留トナーはクリーニング器(不図示)によって中間転写体61上から除去される。
トナー像が転写された記録紙Pは記録紙搬送路41eで搬送され、定着装置7に導かれる。定着装置7ではトナー像が記録紙Pに定着される。画像を定着した記録紙Pは記録紙搬送路41eを搬送されて排紙トレイ8に排出される。
画像形成部5によってモノクロ画像を形成する場合は、支持ローラー65aの駆動により中間転写体61が図2の矢印B方向に回転する。この時、イエロー、マゼンタ及びシアン用の画像形成ユニット50a〜50cの感光ドラム51は中間転写体61に接して矢印B方向に回転するが、画像形成を行わない。
ブラック用の画像形成ユニット50dは感光ドラム51が図中、時計回り(矢印B)回転する。そして、上記と同様に、モノクロのトナー像が感光ドラム51上に形成され、中間転写体61に転写される。中間転写体61に転写されたトナー像が中間転写体63と対向すると、図示しない転写器によって中間転写体63にトナー像が転写される。
中間転写体63が更に回転すると中間転写体63に転写されたトナー像が転写器64と対向する位置に配される。この時、給紙カセット42aから記録紙搬送路42e、41eにより搬送された記録紙Pが中間転写体63と転写器64との間に配される。転写器64にはトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、中間転写体63上のトナー像が記録紙Pに転写される。中間転写体63上の転写されなかった残留トナーはクリーニング器(不図示)によって中間転写体63上から除去される。
トナー像が転写された記録紙Pは記録紙搬送路41eで搬送され、定着装置7に導かれる。定着装置7ではトナー像が記録紙Pに定着される。画像を定着した記録紙Pは記録紙搬送路41eを搬送されて排紙トレイ8に排出される。
これにより、モノクロ画像を形成する場合に、感光ドラム51から記録紙Pに定着されるまでのトナー像の移動距離がカラー画像を形成する場合に比して短縮される。従って、モノクロ画像を形成する場合の1枚目の画像が排出されるまでの時間を短縮することができる。
図3はトナー濃度検出装置80の構成を示すブロック図である。トナー濃度検出装置80はトナー像を担持する中間転写体61(トナー像担持体)に対向配置される。中間転写体61上には各色のトナー像から成るパッチ画像Gが感光ドラム50a〜50dからそれぞれ転写される。各パッチ画像Gは中間転写体61の周方向にずれた位置に配される。これにより、中間転写体61上にはトナー像から成るパッチ画像Gが形成されるトナー像形成部61aと、トナー像が形成されないトナー像非形成部61bとが設けられる。
トナー濃度検出装置80は光源101を有したAPC回路100、第1、第2偏光分離部121、122、第1、第2受光部111、112、増幅回路113、114を備えている。APC(Auto Power Control)回路100は光源101、第3受光部102、増幅回路103、比較演算回路104、駆動回路106を有している。
光源101はLEDから成り、自然光を出射する。第1偏光分離部121は偏光板から成り、光源101の出射光を偏光分離してP偏光を透過するとともにS偏光を反射する。第1偏光分離部121は分離したP偏光及びS偏光がそれぞれ中間転写体61のトナー像形成部61a、61bに照射されるように配置される。P偏光が照射されるトナー像形成部61aはパッチ画像Gが形成されるため、乱反射によるP偏光とS偏光とが反射光に含まれる。
第2偏光分離部122は偏光板から成り、トナー像形成部61aの反射光を偏光分離してP偏光を透過するとともにS偏光を反射する。第1、第2受光部111、112はフォトダイオードから成り、第2偏光分離部122により分離されたP偏光及びS偏光をそれぞれ受光する。第1、第2受光部111、112をフォトトランジスタにより形成してもよい。増幅回路113、114は第1、第2受光部111、112から受光量に応じて出力される信号を増幅し、電圧Vp、Vsをそれぞれ出力する。
第3受光部102はフォトトランジスタから成り、トナー像非形成部61bの反射光を受光する。第3受光部102をフォトダイオードにより形成してもよい。増幅回路103は第3受光部102から受光量に応じて出力される信号を増幅し、電圧Viを出力する。
図4は比較演算回路104を示す回路図である。比較演算回路104はOPアンプ107による差動増幅回路により構成されている。OPアンプ107の端子(+)には基準電圧Vrefが抵抗R3、R4で分圧して入力される。例えば、抵抗R3=1kΩ、R4=2kΩである。
OPアンプ107の端子(−)側には増幅回路103から出力された電圧Viが抵抗R1、R2で分圧して印加される。例えば、抵抗R1=1kΩ、R2=2kΩである。抵抗R2の一端はOPアンプ107の出力側に接続されている。これにより、比較演算回路104から出力される電圧Voは式(1)で表わされる。
Vo=−(R2/R1)Vi+(R4/R3)Vref ・・・(1)
増幅回路103から出力される電圧Viは第3受光部102の受光量に応じて変化する。これにより、第3受光部102の受光量が増加して電圧Viが上昇すると比較演算回路104から出力される電圧Voが下がる。また、第3受光部102の受光量が減少して電圧Viが降下すると比較演算回路104から出力される電圧Voが上がる。
図5は駆動回路106を示す回路図である。駆動回路106はトランジスタTrを有している。トランジスタTrのコレクタには、電源電圧Vcc(例えば、5V)が印加された光源101が接続される。トランジスタTrのエミッタは抵抗R5(例えば、56Ω)を介して接地され、比較演算回路104から出力される電圧Voがベースに入力される。この時、光源101の駆動電流Ifは式(2)で表わされる。ここで、Vbeはベースエミッタ間電圧で約0.6Vである。
If≒(Vo−Vbe)/R5 ・・・(2)
光源101の駆動電圧Vfは駆動電流Ifの増減に対応して増減される。このため、比較演算回路104から出力される電圧Voに応じて光源101の駆動電圧Vfが可変される。即ち、第3受光部102の受光量が増加すると光源101の駆動電圧Vfが下がり、出射光の光量が減少する。また、第3受光部102の受光量が減少すると光源101の駆動電圧Vfが上がり、出射光の光量が増加する。
増幅回路113、114から出力される電圧Vp、Vsはそれぞれトナー像形成部61aの反射光に含まれるP偏光とS偏光の光量に応じて増減する。トナー像形成部61aに照射されるP偏光は中間転写体61の表面で正反射するとともにパッチ画像Gで乱反射する。このため、第1受光部111は中間転写体61の表面で正反射したP偏光と、パッチ画像Gで乱反射したP偏光とを受光する。また、第2受光部112はパッチ画像Gで乱反射したS偏光のみを受光する。
従って、電圧Vp、Vsはそれぞれ式(3)、式(4)に示すように表わされる。ここで、Vpmは中間転写体61の表面で正反射したP偏光に基づく電圧である。Vprはパッチ画像Gで乱反射したP偏光に基づく電圧である。Vsrはパッチ画像Gで乱反射したS偏光に基づく電圧である。
Vp=Vpm+Vpr ・・・(3)
Vs=Vsr ・・・(4)
パッチ画像Gで乱反射するP偏光とS偏光とは光量がほぼ等しいため、中間転写体61の表面で正反射したP偏光に基づく電圧Vpmは式(5)で表わされる。従って、パッチ画像Gが形成されない時のトナー像形成部61aの反射光による電圧を予め取得してこれをVp0とすると、トナー濃度X[%]は式(6)で表わされる。これにより、中間転写体61のトナー濃度Xを検出することができる。
Vpm=Vp−Vs ・・・(5)
X=(1−Vpm/Vp0)×100[%] ・・・(6)
図6に示すように、中間転写体61がトナー像の形成面に対して垂直方向に変動量ΔZで変動すると、第3受光部102の受光量が減少する。また、トナーに含まれるSiCやSiO2等の研磨剤が中間転写体61に堆積すると中間転写体61の反射率が低下するため、第3受光部102の受光量が減少する。この時、APC回路100によって光源101の光量が増加され、中間転写体61の反射光の光量が所定値以上に維持される。
これにより、第1、第2受光部111、112の受光量が所定値以上に維持され、S/N比が高く保持される。従って、第1、第2受光部111、112の量子化誤差を小さくして正確にトナー濃度を検知することができる。
トナー濃度は中間転写体61の周回によって各色に対して検出され、検出結果に応じて感光ドラム50a〜50dに供給されるトナー量が可変される。これにより、良好な画質を維持することができる。
本実施形態によると、トナー像非形成部61bで反射した光の光量に基づいて光源101の光量を可変するので、中間転写体61(トナー像担持体)がトナー像の形成面に垂直な方向に変動した場合や、トナーに含まれる研磨剤が中間転写体61に堆積した場合でも第1、第2受光部111、112の受光量が所定値以上に保持される。従って、トナー濃度を正確に検出することができるとともに、画像形成装置1の画質の低下を防止することができる。
尚、第1偏光分離部121で分離されたP偏光とS偏光の中間転写体61に対する入射角θ1、θ2(図3参照)を等しくするとより望ましい。これにより、トナー像形成部61aの反射光の光量とトナー像非形成部61bの反射光の光量とを同じにすることができる。従って、トナー濃度をより正確に検出することができる。
トナー濃度検出装置80を感光ドラム50a〜50dにそれぞれ対向して設け、各色のトナー濃度を検出してもよい。しかしながら、トナー濃度検出装置80を中間転写体61に対向して設けるとより望ましい。これにより、1つのトナー濃度検出装置80によって各色のトナー濃度を検出することができ、部品点数を削減することができる。また、中間転写体61は周回によってトナー像形成面に垂直な方向に変動し易いため、本実施形態によってより大きな効果を得ることができる。
本実施形態において、第1偏光分離部121によって分離されたS偏光をトナー像形成部61aに導いてP偏光をトナー像非形成部61bに導いてもよい。また、画像形成装置1はカラー複写機から成っているが、プリンタやファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよい。またモノクロの画像形成装置でもよい。即ち、トナー像を転写して画像を形成する画像形成装置において、同様の効果を得ることができる。
本発明によると、トナー像を担持するトナー像担持体のトナー濃度を検出するトナー濃度検出装置及びそれを用いた画像形成装置に利用することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す正面図 本発明の実施形態の画像形成装置の画像トナー像形成部の詳細を示す正面図 本発明の実施形態の画像形成装置のトナー濃度検出装置を示すブロック図 本発明の実施形態の画像形成装置のトナー濃度検出装置の比較演算回路を示す回路図 本発明の実施形態の画像形成装置のトナー濃度検出装置の駆動回路を示す回路図 本発明の実施形態の画像形成装置の中間転写体61の変動を説明する図
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿搬送部
3 露光部
4 給紙部
5 画像トナー像形成部
7 定着装置
8 排紙トレイ
21 原稿給紙トレイ
26 原稿載置板
37 イメージセンサ
41a、42a 給紙カセット
41e、42e 記録紙搬送路
50a〜50d 画像形成ユニット
51 感光ドラム
52 帯電器
53 光走査ユニット
54 現像器
55、62、64 転写器
56 除電器
57 クリーニング器
61、63 中間転写体
61a トナー像形成部
61b トナー像非形成部
80 トナー濃度検出装置
100 APC回路
101 光源
102 第3受光部
103、113、114 増幅回路
104 比較演算回路
106 駆動回路
111 第1受光部
112 第2受光部
121 第1偏光分離部
122 第2偏光分離部

Claims (5)

  1. トナー像を担持するトナー像担持体のトナー濃度を検出するトナー濃度検出装置において、光源と、前記光源の出射光を第1、第2偏光に分離して第1偏光をトナー像が形成されたトナー像形成部に導くとともに第2偏光をトナー像が形成されないトナー像非形成部に導く第1偏光分離部と、前記トナー像形成部の反射光を第1、第2偏光に分離する第2偏光分離部と、第2偏光分離部により分離された第1偏光を受光する第1受光部と、第2偏光分離部により分離された第2偏光を受光する第2受光部と、前記トナー像非形成部の反射光を受光する第3受光部とを備え、第1、第2受光部の受光量に基づいてトナー濃度を検出するとともに、第3受光部の受光量に基づいて前記光源の光量を可変することを特徴とするトナー濃度検出装置。
  2. 第1偏光分離部で分離された第1、第2偏光のトナー像担持体に対する入射角が等しいことを特徴とする請求項1に記載のトナー濃度検出装置。
  3. 第3受光部の受光量が増加した際に出力電圧を下げるとともに第3受光部の受光量が減少した際に出力電圧を上げる比較演算回路と、前記比較演算回路の出力電圧によって前記光源を駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトナー濃度検出装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー濃度検出装置を備え、前記トナー濃度検出装置の検知結果に基づいてトナー像のトナー濃度を可変したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記トナー像担持体は周回する無端ベルトにより形成される中間転写体から成ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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