JP2007121414A - 画像形成装置 - Google Patents

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覚 石川
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Abstract

【課題】耐久や環境によって画像濃度が変動した場合においても色ずれを抑え、高画質を維持することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】光学式センサの光量補正をする際には、中間転写ベルト下地部からの反射出力を検知して出力レベルを調整し、二値化の閾値を決定する際は、濃度補正シーケンスの結果から閾値を調整することで色ずれ補正用パターンを安定して読み取る。
【選択図】図9

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等のオンデマンドヒーターを用いた画像形成装置に関する。
従来より、像担持体である感光体ドラム上に記録情報に応じて光変調されたレーザービーム光やLED(発光ダイオード)等の発光素子により光を照射し、電子写真プロセスによって感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像して転写紙又は中間転写ベルトに各色のトナー画像を転写する画像形成手段を複数配置し、転写材搬送ベルトによって転写紙を各画像形成手段に順次搬送しながら各色のトナー画像を転写紙上において多重転写したり、中間転写ベルト上において各色のトナー画像を多重転写した後、該中間転写ベルトに1次転写された多色トナー画像を転写紙に一括転写する等の方法によってカラー画像を形成し得る画像形成装置が提案されている。
この種の画像形成装置において、各感光体ドラム間の機械的取り付け誤差及び各レーザービーム光の光路長誤差、光路変化、LEDの環境温度による反り等の理由により各感光体ドラム上で形成された各カラー画像のレジストレーションが最終的に多重転写される転写材上で合わなくなる場合があり、このレジストレーションのずれを補正するために光センサ9a,9bを用いている。
図7(a)は光センサ9a,9bが中間転写ベルト8上の画像ずれ検知用パターン60を検知する様子を示したものであり、画像ずれ検知用パターン60をLED61aとフォトトランジスタ61b等の発光素子、受光素子から成る光センサ9a,9bで読み取る。この光センサ9a,9bは、プロセス方向と直交する方向に所定の距離をおいて2組み配置されており、画像ずれ検知用パターン60もこの光センサ9a,9b上を通過するように形成される。
尚、中間転写ベルト8には光センサ9a,9b内の発光素子となるLED61aが照射する光(例えば赤外光)の反射率が画像ずれ検知用パターン60の反射率に比べて大きい材質のものを使用しており、この反射率の違いにより画像ずれ検知用パターン60のパターン検知を可能としている。
図8はLED4aから照射された光が画像ずれ検知用パターン60若しくは中間転写ベルト8に反射し、その反射光を受光素子となるフォトトランジスタ61bが受光した際の出力信号を電気信号に変換する受光回路70を示す。
図8において、光センサ9a,9bにより中間転写ベルト8の部位を検知すると反射光量が大きいためフォトトランジスタ61bには光電流が多く流れて、抵抗器62で電流/電圧変換され、抵抗器63,64,65とオペアンプ66で増幅される。
一方、光センサ9a,9bにより画像ずれ検知用パターン60を検知すると反射光量が小さいためフォトトランジスタ61bには中間転写ベルト8の部位に比べて少ない光電流が流れ、同様に抵抗器62で電流/電圧変換され、抵抗器63,64,65とオペアンプ66で増幅される。
中間転写ベルト8の部位→画像ずれ検知用パターン又は濃度検知用パッチ60→中間転写ベルト8の部位の順番で光センサ9a,9bが反射光を検知した様子を図9に示す。図9において、光センサ9a,9bにより中間転写ベルト8を検知した転写ベルト検知レベルVaと、画像ずれ検知用パターン60を検知したパターン検知レベルVbとの中間に閾値レベルVtを設定する。
この閾値レベルVtは図8に示す可変抵抗器67により設定され、フォトトランジスタ61bを流れる光電流が、電流/電圧変換されてオペアンプ66から出力された電圧値と、可変抵抗器67により設定された閾値レベルVtの電圧値とをコンパレータ68により比較することで、図9に示すパターン検知出力28を作り出すことができる。
そして、順次送られてくるパターン検知出力28を読み取り、画像ずれ検知用パターン60の幅や間隔等からレジストレーションのずれを検知し、記録されるべき画像信号に電気的補正を行い、更にはレーザービーム光路中に設けられている折り返しミラーを駆動して光路長変化或は光路変化の補正を行うようになっている。
特開平11−048537号公報
しかしながら、このレジストレーションのずれを正確に補正するためには、パターン検知出力28を正確に得、光センサ9a,9bの出力を安定して得る必要があり、そのためにAPC(Auto Power Control)を搭載したり、閾値レベルを決定するために特殊なICを搭載する等、コストアップを伴う方法が採られている。
本発明は、上述の点に着目してなされたもので、コストアップを伴うことなく、光センサの光量調整及び閾値レベルを調整することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体上に画像信号若しくはコントロール信号に応じて露光する露光手段と、前記像担持体上の静電潜像を複数色のトナーで現像して前記像担持体上にトナー像を形成する作像手段と、前記作像部で形成された画像が転写される中間転写ベルトと、前記トナー像及び前記中間転写ベルト上に光を照射するための発光部と、前記発光部から照射され、前記トナー像及び前記中間転写ベルトからの反射光を受光することにより画像情報及び中間転写ベルト表面の情報の取得を行う受光部を有する画像情報検知手段と、前記画像検知手段の出力を調整する手段と、前記画像検知手段の出力を二値化するための基準電圧を切り替える手段を有し、前記画像情報検知手段を用いて画像濃度の補正及び色ずれの補正を行う画像形成装置において、前記中間転写ベルト表面からの反射光量に応じて前記画像情報検知手段の出力を調整し、前記画像濃度補正時の結果に応じて前記基準電圧を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、耐久や環境によって画像濃度が変動した場合においても色ずれを抑え、高画質を維持することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の電子写真方式でタンデム型の中間転写ベルト(中間転写手段)を有するカラー画像形成装置(カラープリンタ)の一例を示す概略構成図である。
この画像形成装置は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これら4つの画像形成部1Y,1M,1C,1Bkは一定の間隔において一列に配置される。更にその下方に給紙ユニット17,20を配置し、記録媒体の搬送パス18,19を縦に配置し、その上方に定着ユニット16を備えている。
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。
各画像形成部1Y,1M,1C,1Bkには、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと言う)2a,2b,2c,2dが設置されている。各感光ドラム2a,2b,2c,2dの周囲には、一次帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、転写手段としての転写ローラ5a,5b,5c,5d、ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dがそれぞれ配置されており、一次帯電器3a,3b,3c,3dと現像装置4a,4b,4c,4dとの間の下方には、レーザ露光装置7が設置されている。
前記各感光ドラム2a,2b,2c,2dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。一次帯電手段としての一次帯電器3a,3b,3c,3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム2a,2b,2c,2dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
感光ドラム下方に配置されるレーザ露光装置7は、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザ発光手段、ポリゴンレンズ、反射ミラー等で構成され、各感光ドラム2a,2b,2c,2dに露光をすることによって、各一次帯電器3a,3b,3c,3dで帯電された各感光ドラム2a,2b,2c,2dの表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。レーザ露光装置7の詳細構成に関しては後述する。
前記各現像装置4a,4b,4c,4dは、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収納されていて、各感光ドラム2a,2b,2c,2d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。
一次転写手段としての転写ローラ5a,5b,5c,5dは、各一次転写部32a〜32dにて中間転写ベルト8を介して各感光ドラム2a,2b,2c,2dに当接可能に配置されており、前記各感光ドラム上のトナー像を順次中間転写ベルト8上に転写し重ね合わせていく。ドラムクリーナ装置6a,6b,6c,6dは、クリーニングブレード等で構成され、感光ドラム2上の一次転写時の残留した転写残トナーを、前記感光ドラム2から掻き落としてドラムの表面を清掃する。
前記中間転写ベルト8は、各感光ドラム2a,2b,2c,2dの上面側に配置されて、二次転写対向ローラ10とテンションローラ11間に張架されていて、前記二次転写対向ローラ10は、二次転写部34において、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ12と当接可能に配置されている。
又、中間転写ベルト8は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。中間転写ベルトに転写された画像は二次転写部34において、給紙ユニット17から搬送され記録媒体上に転写される。中間転写ベルト8の外側で、テンションローラ11の近傍には、前記中間転写ベルト8の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置(不図示)が設置されている。
以上に示したプロセスにより各トナーによる画像形成が行われる給紙ユニットは、記録媒体Pを収納するためのカセット17、手差しトレイ20、カセット内若しくは手差しトレイから記録媒体Pを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラ(不図示)、各ピックアップローラから送り出された記録媒体Pをレジストローラまで搬送するための給紙ローラ、給紙ガイド18、そして、前記画像形成部の画像形成タイミングに合わせて記録媒体Pを二次転写領域へ送り出す為のレジストローラ19から成る。
定着ユニット16は、内部にセラミックヒータ基板等の熱源を備えた定着フィルム16aと前記セラミックヒータ基板に前記フィルムを挟んで加圧される加圧ローラ16b(このローラに熱源を備える場合もある)から成る。
又、定着ユニット16搬送前後には、上記ローラ対のニップ部31へ記録媒体Pを導くためのガイド34、前記定着ユニット16から排出された記録媒体Pを装置の外部に導き出すための外排紙ローラ21が配設される。
制御ユニットは、上記ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板やモータドライバ基板(不図示)等から成る。
図2は従来の画像形成装置におけるコントローラ部150及び画像処理部300のブロック図である。
201は画像処理装置全体の制御を行うCPUであり、装置本体の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ(ROM)203からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU201のアドレスバス及びデータバスは、バスドライバー回路202、アドレスデコーダ回路を経て各負荷に接続されている。又、204は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。
206はI/Oインターフェースであり、操作者がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用いて表示する151の操作パネルや給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモーター類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、又、搬送される記録媒体を検知するための検知センサ類210等、装置の各負荷に接続される。現像器118には現像器内のトナー量を検知するトナー残検センサ211が配置されており、その出力信号がI/Oポート206に入力される。
更に、各負荷のホームポジション、ドアの開閉状態等を検知するためのスイッチ類212の信号もI/Oポート206に入力される。213は高圧ユニットであり、CPUの指示に従って、前述の1次帯電器113、現像器118、転写前帯電器121、転写帯電器133、分離帯電器134へ高圧を出力する。
215は画像処理部であり、接続されたパソコン106等から出力された画像信号が入力され画像処理を行い、画像データに従ってレーザーユニット117の制御信号を出力する。レーザーユニット117から出力されるレーザー光は、感光ドラム110を照射し、露光するとともに非画像領域において受光センサであるところのビーム検知センサ214によって発光状態が検知され、その出力信号がI/Oポート206に入力される。
次に、図3〜図6を用いてレーザ露光装置の構成について説明する。
走査光学式装置と感光ドラム等の画像形成部を示す。感光ドラムの下部に走査式光学装置を配置しており、1枚のポリゴンミラーに対して両側にそれぞれ2本のレーザ光が入射し、各々の感光ドラムを照射光E1〜E4で露光する方式である。
図において、2は感光ドラム、3は帯電手段、4現像手段、50はレーザ発光したビームを偏向走査するポリゴンミラー、53はレーザ光を等速走査及びドラム上でスポット結像させるfθレンズである。52a〜52cはビームを所定の方向へ反射する折り返しミラー、6はクリーニング装置、59は走査式光学装置の各光学部品を格納する光学ケースである。
光学的な配置は中央にポリゴンミラー50を配置しており、各感光ドラムへの光学パスは左右対称形状であるため、照射光E1,E2のグループに対して説明する。図3の光学装置は、走査式光学装置の小型化を達成するために薄型ポリゴンミラーを使用した斜入射光学系である。斜入射光学系のレーザ光はポリゴンミラーを出射した後方で上下の各光路を分離するために、図4(a)に示すように、ポリゴンミラー面の法線とポリゴンの回転方向で定義される平面を基本平面(図5のX−Y平面)とすると、図中の基本平面に対して互いに反対の角度で入射する光学系である。
一般的に、前記基本平面と偏向走査光との相対角度は画像性能上3°以下が良いとされている。本実施の形態では、光学的な特性を揃えるため、斜入射角を互いに反対且つ同一の角度としている。ここで、ポリゴンミラーでの反射位置は図4(a),(b)に示すように、同一でもミラー面高さ方向にズレていても良く、ポリゴンでの反射位置を図4(b)のようにズラスことで、分離用折り返しミラー52bの位置をより手前に配置することが可能である。
ポリゴンミラーから出射した2本のレーザ光は、第1の結像レンズ53を透過し、感光ドラム側を通過するレーザ光は、分離用折り返しミラーで下方向に反射される。ここで、第1の結像レンズは、レーザ光が互いに異なる角度で入射するためシリンダーレンズで構成しており、副走査方向へはそれぞれの光路に対して配置した第2の結像レンズ54で結像させる。分離されたレーザ光は、他方のレーザ光と交差して下方に向かい、途中に設けられた第2の結像レンズと透過した後に光学箱下面に配置された折り返しミラー52cによって再反射され、第1の結像レンズ横を通過して感光ドラム上に照射される。
ここで、両端部の感光ドラムを照射するレーザ光は、分離用折り返しミラーの直下を通過し、第2の結像レンズを透過した後に折り返しミラー52aで感光ドラムへ照射され、分離用折り返しミラーは2本のレーザ光が各部品公差やポリゴンモータの面倒れ等によって光束のケラレが発生しない位置に配置されている。
又、光路長が本実施の形態より長い光学系の場合、両端部の感光ドラムを照射する光路に対しても中央側の感光ドラムを露光する場合と同様に2枚の折り返しミラーを配置して、照射光E1がポリゴンミラーで偏向走査された自身のレーザ光と交差する構成であっても良く、その場合、ポリゴンミラーから第1のミラーまでの光路ではなく第1のミラーから第2のミラーまでの光路に第2の結像レンズを配置しても良い。
第2の結像レンズの光学配置位置としては、第2の結像レンズを前記折り返しミラー52cの後に配置することも可能であるが、折り返しミラー52cにて感光ドラム上での照射位置調整を行うことを考えると、第2の結像レンズに入射するレーザ光の位置が変わり、光学性能も変化してしまう可能性がある。
そこで、本構成では第2の結像レンズを前記分離用折り返しミラー52bと前記折り返しミラー52cの間に配置することで、光学的な変化なく且つ光路の隙間に配置することでコンパクト化を達成している。
感光ドラム側のレーザ光を下側、つまり感光ドラムから遠ざかる方向に反射させ、且つ、第2折り返しミラーでポリゴンミラー反射後の全てのビームを横切る形態とすることで、光学系をコンパクト化できる。
一方、反射ミラー間に第2の結像レンズを配置することで、ミラーの長手方向の長さを短くすることができるとともに、レンズを配置する上で空間を有効に利用でき、スキャナユニットを薄型化することができる。尚、本構成は、1つのレーザダイオードチップから複数のレーザ光が発光する場合においても上記実施例における構成は変わらず、やはり同様の効果が得られることは明らかである。
図6はレーザ露光装置9の上視図を示す。
図6においてBDセンサは、レーザドライバ基板上に実装されており、K用感光ドラム2dの走査開始側に取り付けられている。
K用感光ドラム以外へのレーザ露光走査もBDセンサ214でのビーム検知信号をもとに行われる。図6のようにレーザ光を同じ方向から照射した場合は、Y用、M用感光体へのレーザ露光走査は、主走査の後端側から露光することになり、C用、K用感光体への露光とは逆方向となる。この場合はY用、M用ビデオデータの1ライン分をLIFO(Last In First Out )メモリ等に入れ画像の順番を入れ替えるのが普通である。
レーザ光が同じ方向から照射されるのでなく、Y用、M用感光体にするポリゴンモータの回転方向の上流側にレーザ発光部がある場合はLIFOを用いる必要はない。
次に、上記したカラー画像形成装置の画像形成動作について説明を行う。
画像系装置に接続されたパソコン若しくは複写動作を行うべき操作部(不図示)等から画像形成開始信号が発せられると、選択されたカセット若しくは手差しトレイから給紙動作を開始する。例えば、カセットから給紙された場合について説明すると、先ず、ピックアップローラにより、カセットから転写材Pが1枚ずつ送り出される。
そして、記録媒体Pが給紙ガイド18の間を案内されてレジストローラ19まで搬送される。そのとき、レジストローラは停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミング信号に基づいてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、記録媒体Pと画像形成部より中間転写ベルト8上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域において丁度一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では画像形成動作開始信号が発せられると、各色のドラム上に静電潜像が形成される。副走査方向の画像形成タイミングは中間転写ベルト8の回転方向において一番上流にある感光ドラム(本特許の場合はY)から順に各画像形成部間の距離に応じて決定され、制御される。
又、各ドラムの主走査方向の書き出しタイミングについては図示しない回路動作により1つのBDセンサ信号(本実施の形態ではBKに配置されている)を用いて、擬似BDセンサ信号を生成し制御する。形成された静電潜像は、前述したプロセスにより現像される。そして、前記一番上流にある感光ドラム2a上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器5aによって一次転写領域において中間転写ベルト8に一次転写される。
一次転写されたトナー像は、次の一次転写領域5bまで搬送される。そこでは前記したタイミング信号により、各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて次のトナー像が転写されることになる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト8上において一次転写される。
その後、記録媒体Pが二次転写領域(二次転写ローラ12)に進入し中間転写ベルト8に接触すると、記録媒体Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ12に、高電圧を印加させる。そして、前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録媒体Pの表面に転写される。
二次転写後、記録媒体Pは、搬送ガイド34によって定着ローラニップ部まで正確に案内される。そして、定着フィルム16a、加圧ローラ16bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が記録媒体表面に定着される。その後、外排紙ローラ21により搬送され、記録媒体Pは、機外に排出されて一連の画像形成動作を終了する。
尚、本実施の形態では、上流側からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配置したが、これは装置の特性で決定されるものでこの限りではない。
次に、本発明の特徴とも言うべき光センサ9a,9bの出力調整及び閾値レベルの調整方法について図10を用いて説明する。
二値化された信号28を正確に得るためには、ベルト下地部のセンサ出力レベルVaとトナーパッチ部のセンサ出力レベルVbの差(ダイナミックレンジ)を大きく取り、波形の立上り及び立下りを急峻にする必要がある。
そこで、本実施の形態では、受光側の回路にゲイン切り替え機能を持たせて複数段階に切り替えている。具体的には、図8の抵抗器64を並列に複数個配列し、それぞれの抵抗器とGNDとの間をトランジスタでスイッチングして合成抵抗の値を変化させて、受光部の感度を調整している。このような手段で感度を段階的に切り替えた出力(オペアンプ66の出力)をCPU201でA/D変換して取り込み、予めROM203に格納されている設定値と比較し、その設定値と最も近い出力が得られる抵抗値に決定する。このような抵抗値を切り替える手段は光センサ9a,9bが持ち、ユニットとして構成されているが、プリンタエンジンの制御基板上に構成しても同様の効果が得られる。尚、この設定値は検討で得られた最適値である。
例えば、未調整のときに得られる光センサ9a,9bの出力が図10(a)のような波形になった場合、中間転写ベルト8のばたつきや、駆動ローラの回転ムラ等により出力が変動し、ベルト下地部レベルが、閾値レベルVtを下回ってしまう可能性がある。このような場合を考慮して、前述のように抵抗値を切り替えて出力を調整し、図10(b)のような波形を得るようにしている。
図10(a),(b)を比較しても分かる通り、受光回路の感度を上げるということは、トナーパッチを読み取ったレベルVbにも影響してしまう。通常は元々Vbのレベルが低いために余り影響を受けないレベルになるが、センサの特性のばらつきや、大きな濃度変動があった場合等は影響を受け、逆にVbが閾値レベルVtを上回ってしまうことも考えられえる。
そこで、本発明では、閾値レベルVtを切り替えることで上記問題を解決している。閾値レベルを決定している抵抗器67についても抵抗器64と同様に複数個並列に配列して、スイッチングして抵抗値を切り替え、閾値レベルを調整している。このような切り替え手段を用いて調整し、図10(c)のような波形を得ることができる。
ここで、本実施の形態のポイントとなる閾値レベルの決定の仕方について図11を用いて説明する。
これまで述べてきたことから、閾値レベルVtはVaとVbの中間にあることが望ましいことは言うまでもない。Vaは或る設定値に最も近い値を選択するため、ほぼ決まっているがVbはトナーパッチの濃度によって変化してしまうため、読み取る必要がある。
そこで、本実施の形態では濃度補正シーケンスの際に読み取った値を利用することで、新たにVb検出のためのシーケンスを追加することなくVb及びVtを決定している。ここで、濃度補正について簡単に説明する。
図11のようにトナーパッチの濃度を変化させて、光センサ9a,9bで読み取った場合、出力値と濃度は1対1で対応している。これを利用し、所定の濃度設定でトナーパッチを形成し、それを光センサで読み取ると、設定した濃度と実際に形成された濃度が分かり、その差を補うためにトナー補給量を決定する。この濃度補正シーケンスで読み取った所定濃度の値と、図11の関係から、色ずれ補正に用いるトナーパッチ濃度の出力値は容易に算出できる。
例えば、図11の関係を表1のようなテーブルとしてROM203に格納してあり、濃度補正用のトナーパッチは濃度6で形成し、色ずれ補正用のトナーパッチは濃度8で形成する場合を考える。濃度補正時に光センサ9a,9bが0. 58Vと読み取ったとき、色ずれ補正時はVb=0. 37Vと読み取るであろうことは容易に求めることができる。
Figure 2007121414
しかし、濃度補正時に0. 74Vと読み取った場合は、設定値と検出レベルにずれが生じているので、同じようにシフトし、色ずれ補正時はVb=0. 45Vと読み取ると予想され、その値で閾値レベルVtを決定する。
又、濃度補正時に用いる受光回路の抵抗値64と、色ずれ補正時に用いる受光回路の抵抗値64は異なる場合が多い。この場合は、図11の感度1と感度2の違いのように、一律抵抗の比率分だけ乗算されたテーブルとなるため、感度切り替え用の抵抗値の比率と、表1のテーブルからVaを求めることができる。つまり、感度1/感度2=2であり、濃度補正時に感度1を用い、色ずれ補正時に感度2を用いる場合に、表1が感度1のテーブルであるときを考えると次のようになる。濃度補正時の検知出力が0. 58Vのとき、色ずれ補正時の出力は、Vb=0. 37/2=0. 185Vと算出できる。
このようにして求めたVaとVbの中間の値をCPU201で算出してVtの目標値とする。この目標値に対して、抵抗器67を切り替えて閾値レベルVtを決定する。
次に、本実施の形態の動作を図12のフローチャートを用いて説明する。
光センサ9a,9bの出力調整及び閾値決定のシーケンスが開始されると、先ず光センサ9a,9bのLEDを点灯させる(S1)。次に、受光回路の抵抗器64を切り替えて感度の値nをセットしてから出力値Vaを検出する(S2)。その読み取った値がROM203に格納されている設定値Aより大きいか否かの判断をする(S3)。このとき、Aより小さければ、感度が最大かどうか判断し(S5)最大でなければ、S2に戻って感度を1段階上げる。もしS5で感度が最大であれば、感度nとして決定する(S8)。
又、S3でAより大きければ、感度が1であるかどうか判断し(S4)、1ならば感度1で決定する(S7)。S4で感度が1でなければ、S6に進む。S6では感度nのときの出力と、感度n−1のときの出力のどちらが設定値Aに近いかを判断して、設定値に近い方の感度に決定する(S9,S10)。こうして、Vaにおける受光回路の感度が決定すると、その感度におけるパターン検知レベルVbを、前述したように濃度補正時の結果より算出する(S11)。
次に、(Va+Vb)/2の計算でVtの目標値を算出し(S12)、抵抗器67を切り替えてVtを調整する(S13)。このようにして、調整した状態で色ずれ補正を行い(S14)、それが終了するとLEDを消灯し(S15)シーケンスを終了する。
以上のような動作で、適切な出力レベル、適切な閾値レベルでの色ずれ補正を実現することができる。
<実施の形態2>
ベルト検知レベルVaの出力調整において、LEDに流れる電流値を切り替えて調整、つまり抵抗器62を切り替えて調整しても実施の形態1と同様の効果が得られる。この場合、受光回路の抵抗器64を切り替える必要はない。
本発明によれば、耐久や、環境によって画像濃度が変動した場合においても色ずれを抑え、高画質を維持することができる。
本発明が適用された画像形成装置としてのフルカラープリンタの側断面図である。 本発明の制御を司る電装系の構成図である。 感光ドラムへのレーザ光路を説明する図である。 レーザ露光装置のレンズ配置、レーザ光路の拡大図である。 レーザ露光装置の基本平面図である。 レーザ露光装置の上視図である。 光センサによりベルト部材上の画像ずれ検知用パターンを読み取る様子を示す模式説明図及び防塵手段の開閉を表す図である。 光センサの出力を受ける受光回路の構成を示す図である。 画像ずれ検知用パターンを読み取ったときの光センサの出力及び受光回路のパターン検知出力を示す図である。 光センサの検知出力を示す図である。 トナーパッチ濃度と光センサの出力値を示す図である。 実施形態のシーケンスを説明するフローチャートである。
符号の説明
1Y,1M,1C,1Bk 画像形成部
2a,2b,2c,2d 感光ドラム(像担持体)
3a,3b,3c,3d 一次帯電器(帯電手段)
4a,4b,4c,4d 現像装置(現像手段)
5a,5b,5c,5d 転写ローラ(一次転写手段)
6a,6b,6c,6d ドラムクリーナ装置(クリーナ手段)
7 露光装置(露光手段)
7a 下面
7b 下端部
8 中間転写ベルト
8a 最上面
8b 下部平面(一次転写面)
9a,9b 光センサ
10 二次転写対向ローラ
11 テンションローラ
12 二次転写ローラ(二次転写手段)
16 定着装置(定着手段)
16a 定着ローラ
16b 加熱ローラ
17 給紙カセット
18 搬送パス
21 排紙ローラ(排出手段)
22 排紙トレイ
28 パターン検知出力
30 トナー容器
31 挟持部(加熱加圧位置)
32a〜32d 一次転写部
34 二次転写部
53 第1結像レンズ(fθレンズ)
54 第2結像レンズ(fθレンズ)
59 光学箱
50 ポリゴンミラー
52a〜52c 折り返しミラー
E1〜E4 照射光
60 画像ずれ検知用パターン或いはトナー濃度検知用パッチ
61a LED
61b フォトトランジスタ
62〜65 抵抗器
66 オペアンプ
67 可変抵抗器
68 コンパレータ
69 出力値格納部
70 受光回路
72 A/D変換部
74 防塵手段駆動部
75 防塵手段

Claims (5)

  1. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体上に画像信号若しくはコントロール信号に応じて露光する露光手段と、前記像担持体上の静電潜像を複数色のトナーで現像して前記像担持体上にトナー像を形成する作像手段と、前記作像部で形成された画像が転写される中間転写ベルトと、前記トナー像及び前記中間転写ベルト上に光を照射するための発光部と、前記発光部から照射され、前記トナー像及び前記中間転写ベルトからの反射光を受光することにより画像情報及び中間転写ベルト表面の情報の取得を行う受光部を有する画像情報検知手段と、前記画像検知手段の出力を調整する手段と、前記画像検知手段の出力を二値化するための基準電圧を切り替える手段を有し、前記画像情報検知手段を用いて画像濃度の補正及び色ずれの補正を行う画像形成装置において、
    前記中間転写ベルト表面からの反射光量に応じて前記画像情報検知手段の出力を調整し、前記画像濃度補正時の結果に応じて前記基準電圧を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像情報検知手段の出力調整は、発光光量を調整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像情報検知手段の出力調整は、受光部の感度を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像情報検知手段は、画像濃度補正と色ずれ補正の両方に用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像情報検知手段は、出力を切り替える回路を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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