JP2008058884A - 走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】同期制御用の光ビームに対する結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高める。
【解決手段】光ビームを発生するレーザ素子を備えた光源装置21から出射された同期制御用の光ビームを反射して光源装置内の受光素子に検出させる同期ミラー28を有し、光源装置と光偏向器22とを結ぶ光ビームの光路上、及び光偏向器と同期ミラーとを結ぶ同期制御用の光ビームの光路上にfθレンズ23・24が介在しないように、同期ミラーが、fθレンズ23・24における光偏向器に対向する側に配置されたものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源の光量の検出と同期制御用の光ビームの検出とを1つの光検出センサで兼用するため、光源から出射された同期制御用の光ビームを所要のミラーで折り返して出射位置に戻すことで光源に近接配置された光検出センサに検出させるようにした走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスにより記録紙に画像を形成する画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ装置、複写機、及び複合機など)では、感光体上に潜像を形成するために、光源が発生する光ビームを光偏向器で偏向して感光体上に走査させる走査露光装置が設けられている。この走査露光装置では、温度などの環境変化に応じて変動する光源の光量を一定に保持するため、光源の実際の光量を検出して光源の駆動電流を調整する光量制御が行われており、また感光体上の所定の画像形成領域に適切に露光が行われるように、光源から出射された光ビームをミラーで反射させて戻ってきた戻りビームを検出して走査タイミングを調整する同期制御が行われている。
このような走査露光装置においては、光量制御のために光源の光量を検出する光検出センサと、同期制御のために光ビームを検出する光検出センサとを別々に設ける構成が一般的であるが、部品点数の削減によるコスト削減を図るため、光源に近接配置された光検出センサを光源の光量を検出する用途と同期制御用の光ビームを検出する用途とに兼用し、光源から出射された同期制御用の光ビームをミラーで折り返して出射位置に戻すことで光源に近接配置された光検出センサに検出させるようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平3−245115号公報(第1図、第3図)
しかるに、光ビームを感光体上で結像させるために設けられるfθレンズでは、成形誤差に起因する光軸ズレにより光ビームの光路がずれることが避けられないが、前記従来の技術では、光源から出射された同期制御用の光ビームを同期ミラーで折り返して出射位置に戻す際に、光源から同期ミラーへ向かう往路と、同期ミラーから出射位置へ戻る復路との合計2回、光ビームがfθレンズを通過する。このため、同期制御用の光ビームに対するfθレンズによる影響が大きく、出射位置に戻ってきた光ビームが正規の位置から大きくずれることで、光ビームの検出精度が低下する不都合が生じる。
また、回転多面鏡からなる光偏向器では、回転時に回転軸が正規の位置からずれる、いわゆる軸倒れにより光ビームの光路がずれることが避けられないが、前記従来の技術では、光源から出射された同期制御用の光ビームを同期ミラーで折り返して出射位置に戻す際に、光源から同期ミラーへ向かう往路と、同期ミラーから出射位置へ戻る復路との合計2回、光ビームが光偏向器で反射される。このため、同期制御用の光ビームに対する光偏向器による影響が大きく、出射位置に戻ってきた光ビームが正規の位置から大きくずれることで、光ビームの検出精度が低下する不都合が生じる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、同期制御用の光ビームに対する結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができるように構成された走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。さらに、本発明は、同期制御用の光ビームに対する光偏向器による影響を軽減して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができるように構成された走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの同期制御用の光ビームを反射して前記光検出センサに入射させる同期ミラーとを有し、前記光源と前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上、及び前記光偏向器と前記同期ミラーとを結ぶ同期制御用の光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記同期ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置された構成とする。
また、本発明は、光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの光ビームを反射して前記光偏向器に導く光路変換ミラーとを有し、前記光源と前記光路変換ミラーと結ぶ光ビームの光路上、及び前記光路変換ミラーと前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記光路変換ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置された構成とする。
本発明によれば、同期制御用の光ビームに対する結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができ、また同期制御用の光ビームに対する光偏向器による影響を軽減して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができ、同期制御を適切に行う上で大きな効果が得られる。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの同期制御用の光ビームを反射して前記光検出センサに入射させる同期ミラーとを有し、前記光源と前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上、及び前記光偏向器と前記同期ミラーとを結ぶ同期制御用の光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記同期ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置された構成とする。
これによると、光源から出射された同期制御用の光ビームを同期ミラーで折り返して出射位置に戻す際に、光ビームが結像光学系部材を1回も通過しないため、光軸ズレにより生じる光ビームの光路のずれなど、結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
この場合、結像光学系部材が複数ある場合には、最も光偏向器寄りの結像光学系部材における光偏向器に対向する側に同期ミラーが配置される。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記第1の発明において、前記同期ミラーが、前記結像光学系部材に対して固定された構成とする。
これによると、結像光学系部材に対する同期ミラーの相対位置の精度を容易に高めることができる。このため、結像光学系部材の像形成用の光ビームの通過領域に近接させて同期ミラーを配置することができ、これにより同期制御をより一層適切に行うことが可能になる。
この場合、同期ミラーは、結像光学系部材における光偏向器に対向する側の面に固定すれば良い。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの光ビームを反射して前記光偏向器に導く光路変換ミラーとを有し、前記光源と前記光路変換ミラーと結ぶ光ビームの光路上、及び前記光路変換ミラーと前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記光路変換ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置された構成とする。
これによると、光源から出射された同期制御用の光ビームを光偏向器で折り返して出射位置に戻す際に、光ビームが結像光学系部材を1回も通過しないため、光軸ズレにより生じる光ビームの光路のずれなど、結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
また、光源から出射された同期制御用の光ビームを光偏向器で折り返して出射位置に戻す際に、光ビームが光偏向器で1回しか反射されないため、回転軸の軸倒れにより生じる光ビームの光路のずれなど、光偏向器による影響を軽減して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
この場合、結像光学系部材が複数ある場合には、最も光偏向器寄りの結像光学系部材における光偏向器に対向する側に光路変換ミラーが配置される。
前記課題を解決するためになされた第4の発明は、前記第3の発明において、前記光路変換ミラーが、前記結像光学系部材に対して固定された構成とする。
これによると、結像光学系部材に対する光路変換ミラーの相対位置の精度を容易に高めることができる。
この場合、光路変換ミラーは、結像光学系部材における光偏向器に対向する側の面に固定すれば良い。
前記課題を解決するためになされた第5の発明は、前記第3の発明において、前記光源が、その光源から出射された光ビームが前記光偏向器から前記結像光学系部材に向かう光路を横切るように、前記光偏向器の側方に配置された構成とする。
これによると、光源から出射された光ビームを集光光学系(例えばコリメータレンズ)に通過させて平行光に変換する過程で副次的に発生する発散光が、光路変換ミラーから外れてその外側を通過した場合でも、その発散光の光路は被走査体から大きく外れているため、発散光により被走査体で不適切な露光が行われることを避けることができる。
前記課題を解決するためになされた第6の発明は、前記第5の発明において、前記光偏向器と、この光偏向器を駆動するモータと、このモータを制御する制御回路部品とが一体的に実装された光偏向器アセンブリを有し、この光偏向器アセンブリにおける前記制御回路部品の実装部分が、前記光偏向器を挟んで前記光源と相反する側に配置された構成とする。
これによると、制御回路部品の実装部分と光源とが、光偏向器を挟んで互いに相反する側に配置され、走査方向に長く延在する結像光学系部材からその長手方向に大きくはみ出さないように光源を配置することが可能になり、装置の小型化を図ることができる。
この場合、制御回路部品は、モータ制御IC、コンデンサ、及びコネクタなどである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置を示す模式的な断面図である。この画像形成装置は、図示しない画像読取装置やPCなどのホスト装置から入力される画像データに基づいて、所要の画像を電子写真方式により記録紙(画像形成媒体)S上に形成する画像形成部1を有し、給紙部2の記録紙Sが、ピックアップローラ3、搬送ローラ4及びレジストローラ5を介して画像形成部1に供給されて画像形成処理が行われ、ついで定着部6に搬送され、ここで加熱ローラ7及び加圧ローラ8による熱と圧力の作用により記録紙S上のトナー像を定着させる定着処理が行われた後、搬送ローラ9及び排紙ローラ10を介して排紙トレイ11上に排出される。
画像形成部1は、感光体ドラム(被走査体)13と、この感光体ドラム13上に露光用の光ビームを照射して静電潜像を形成するLSU(レーザ・スキャニング・ユニット、走査露光装置)14と、感光体ドラム13上に現像ローラ15でトナーを供給して静電潜像を現像する現像器16と、感光体ドラム13上に形成されたトナー像を記録紙S上に転写する転写ローラ17とを有している。なお、画像形成部1には、この他に、感光体ドラム13を均一に帯電させる帯電器や、感光体ドラム13を清掃するクリーニングユニットなどが設けられている。
図2は、図1に示したLSU14の断面図である。このLSU14は、光ビームを発生するレーザ素子を内蔵する光源装置21と、この光源装置21から出射された光ビームを偏向して感光体ドラム13上で走査させる回転多面鏡からなる光偏向器22と、この光偏向器22により偏向された光ビームを感光体ドラム13上に結像させるfθレンズ(結像光学系部材)23・24と、これらを収容するハウジング25とを有している。
光源装置21は、レーザブロック27を構成し、このレーザブロック27には、光源装置21の他に、光源装置21が発する光ビームを平行光に変換するコリメータレンズ、光ビームを副走査方向に集光するシリンドリカルレンズ、及び光ビームを所定の径に整形すると共に外光の入射を制限するアパーチャなどの光学系部品が設けられている。
光偏向器22は、光偏向器アセンブリ41を構成し、この光偏向器アセンブリ41では、光偏向器22の他に、この光偏向器22を駆動するモータ42、このモータ42を制御する制御回路部品である、モータ制御IC43、コンデンサ44、及びコネクタ45などが基板46上に実装されている。
図3は、図2に示した光源装置21の断面図である。光源装置21は、いわゆるキャンタイプであり、光ビームを発生するレーザ素子(光源)32と、このレーザ素子32が搭載されるヒートシンク33と、このヒートシンク33を支持するステム34と、レーザ素子32及びヒートシンク33を外囲するキャップ35と、ステム34から延出されたリードピン36とを有している。キャップ35には光学ガラス窓37が設けられており、レーザ素子32の前面で発生した主ビームが光学ガラス窓37を通過して外部に出射される。
さらに、この光源装置21では、受光素子(光検出センサ)38がステム34上に配置されており、レーザ素子32の背面から発生した光量検出用の副ビームが受光素子38に入射し、レーザ素子32の光量が検出される。また受光素子38には、後に詳しく説明するように、レーザ素子32の前面から発生した主ビームを所要の反射手段で反射させて戻ってきた戻りビームが入射するようになっている。
受光素子38から出力されるモニタ信号は図示しない制御部に入力され、ここで受光素子38のモニタ信号に基づいてレーザ素子32の副ビームの光量を検出し、これにより取得した光量を所定の基準値と比較して光量補正量を取得し、この光量補正量に基づいてレーザ素子32の光量を増減する制御が行われ、これにより温度などの環境変化に応じて変動するレーザ素子32の光量が一定に保持される。
さらにLSU14には、図2に示したように、光偏向器22の走査タイミングを調整するために光源装置21から出射された同期制御用の光ビームを反射して出射位置に戻し、光源装置21に内蔵された受光素子38に検出させる同期ミラー28が設けられており、図示しない制御部において、受光素子38から出力されるモニタ信号に基づいて同期制御用の光ビームのタイミングを検出し、そのタイミング信号に基づいてレーザ素子32を駆動して1ラインの書き込みが開始される。
図4は、図2に示したfθレンズ23及び同期ミラー28を示す分解斜視図である。同期ミラー28は、fθレンズ(結像光学系部材)23に対して固定されるようになっており、同期ミラー28を固定するミラー取付部51が、像形成用の光ビームの通過領域と干渉しないように、fθレンズ23の端部に形成されている。特にここでは、fθレンズ23のレンズ部52の両側に形成されたリブ53に、同期ミラー28が嵌合する凹部54が設けられており、同期ミラー28が所要の位置に精度良く固定される。
図5は、図2に示したLSU14における同期制御用の光ビームを反射させる状態を示す上面図である。図5(A)に示す状態から光ビームの検出動作が開始され、図5(B)に示す状態で光源装置21から出射された光ビームが、光偏向器22で偏向された後、同期ミラー28に入射し、ここで折り返された光ビームが、光偏向器22を経て光源装置21に戻され、その戻りビームが光源装置21内の受光素子38に入射して光ビームのタイミングが検出される。
ここで同期ミラー28は、光偏向器22寄りのfθレンズ23の光偏向器22側に配置されているため、光源装置21から出射された光ビームを同期ミラー28で折り返して光源装置21に戻す際に、光源装置21から同期ミラー28へ向かう往路と、同期ミラー28から光源装置21に戻る復路のいずれでもfθレンズ23・24を通過しない。このため、fθレンズ23・24による影響、すなわちfθレンズ23・24の光軸ズレにより生じる光ビームの光路のずれを回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
この同期制御用の光ビームの検出は、像形成の直前に実施され、光偏向器22の反射面22aにおける回転方向前側の端部、すなわち反射面22aの中心部に設定された像形成用ビーム反射領域の回転方向前側の領域で、光源装置21からの同期制御用の光ビームが反射される。
図6は、図2に示したLSU14における像形成用の光ビームを反射させる状態を示す上面図である。ここでは、前記の同期制御用の光ビームの検出により取得した走査タイミングに基づいて、感光体ドラム13に対する走査が行われ、図6(A)に示す状態で書き込みが開始されて、図6(B)に示す状態まで継続される。このとき、光源装置21から出射された光ビームは、光偏向器22で偏向された後、fθレンズ23・24を順次通過して感光体ドラム13に到達し、像形成用の光ビームが感光体ドラム13上で結像される。
ここで、同期ミラー28はfθレンズ23に対して精度良く固定され、fθレンズ23における像形成用の光ビームの通過領域の直近に同期ミラー28を配置することができるため、図5(B)に示す同期制御用の光ビームの検出時と、図6(A)に示す書込開始時との間の時間差が小さくなるため、同期制御をより一層適切に行うことが可能になる。
なお、この像形成に引き続いて、図3に示したように、光源装置21のレーザ素子32の背面から発生した光量検出用の副ビームを受光素子38に検出させる光量検出が行われる。この光量検出時には、レーザ素子32の前面から出射される光ビーム(主ビーム)が、光偏向器22の反射面22aの回転方向後側の端部、すなわち像形成用ビーム反射領域の回転方向後側の領域で反射され、その反射ビームは、光源装置21とは大きく異なる方向に進むため、光ビームが迷光となっても高強度のままで光源装置21の受光素子38に入射することがなく、迷光による悪影響を避けることができる。
図7は、図1に示したLSU14の別の例を示す断面図である。ここでは、光源装置21から出射された光ビームを光路変換ミラー61を介して光偏向器22に導くようになっており、特にここでは、fθレンズ23の走査方向の一端側に配置された光路変換ミラー61に対して、fθレンズ23の走査方向の他端側に配置された光源装置21から光ビームが出射され、光源装置21から光路変換ミラー61に向かう光ビームが光偏向器22からfθレンズ23に向かう光路を横切るようになっている。
光路変換ミラー61は、前記の図4に示した例での同期ミラーと同様に、fθレンズ23(結像光学系部材)に対して固定されており、これによりfθレンズ23に対する光路変換ミラー61の相対位置の精度を高めることができる。
光偏向器22の回転軸は、fθレンズ23・24の走査方向の中心線、すなわち感光体ドラム13上での像高0の光路に沿った中心線の近傍に配置され、また光偏向器アセンブリ41における制御回路部品である、モータ制御IC43、コンデンサ44、及びコネクタ45の実装部分48が、光偏向器22を挟んで光源装置21と相反する側に配置されており、これにより走査方向に長く延在するfθレンズ23・24からその長手方向に大きくはみ出さないように光源装置21及び光偏向器アセンブリ41を配置することが可能になるため、LSU14の小型化を図ることができる。
図8は、図7に示したLSU14における同期制御用の光ビームを反射させる状態を示す上面図である。図8(A)に示す状態から光ビームの検出動作が開始され、図8(B)に示す状態で光源装置21から出射された光ビームが、光路変換ミラー61を経て光偏向器22に入射し、ここで折り返された光ビームが、光路変換ミラー61を経て光源装置21に戻され、その戻りビームが光源装置21内の受光素子38に入射して光ビームのタイミングが検出される。
ここで光路変換ミラー61は、光偏向器22寄りのfθレンズ23の光偏向器22側に配置されているため、光源装置21から出射された光ビームを光偏向器22で折り返して光源装置21に戻す際に、光源装置21から光偏向器22へ向かう往路と、光偏向器22から光源装置21に戻る復路のいずれでもfθレンズ23・24を通過しない。このため、fθレンズ23・24による影響、すなわちfθレンズ23・24の光軸ズレにより生じる光ビームの光路のずれを回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
さらにここでは、光源装置21から出射された同期制御用の光ビームが光偏向器22で折り返して光源装置21に戻る際に、光ビームが光偏向器22で1回しか反射されない。このため、光偏向器22による影響、すなわち光偏向器22の軸倒れにより生じる光ビームの光路のずれを小さく抑えて同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる。
図9は、図7に示したLSU14における像形成用の光ビームを反射させる状態を示す上面図である。ここでは、前記の同期制御用の光ビームの検出により取得した走査タイミングに基づいて、感光体ドラム13に対する走査が行われ、図9(A)に示す状態で書き込みが開始されて、図9(B)に示す状態まで継続される。このとき、光源装置21から出射された光ビームは、光偏向器22で偏向された後、fθレンズ23・24を順次通過して感光体ドラム13に到達し、像形成用の光ビームが感光体ドラム13上で結像される。
なお、前記の例と同様に、図8に示した同期制御用の光ビームの検出は、図9に示した像形成の直前に実施され、光偏向器22の反射面22aにおける像形成用ビーム反射領域の回転方向前側の領域で光ビームが反射される。また像形成に引き続いて、光量検出が行われ、この光量検出時には、光偏向器22の反射面22aにおける像形成用ビーム反射領域の回転方向後側の領域で光ビームが反射される。
図10は、図7に示したLSU14における発散光の状況を示す上面図である。光源装置21から出射された光ビームが集光光学系を構成するアナモフィック型のコリメータレンズ29を通過して平行光に変換される過程で発散光が副次的に発生する。
この発散光の一部は光路変換ミラー61から外れてその外側を通過するが、ここでは光源装置21が、その光源装置21から出射された光ビームが光偏向器22からfθレンズに向かう光路を横切るように、光偏向器22の側方に配置されているため、発散光の光路は感光体ドラム13から大きく外れており、発散光により感光体ドラム13で不適切な露光が行われることを避けることができる。
本発明にかかる走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置は、同期制御用の光ビームに対する結像光学系部材による影響を回避して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができ、また同期制御用の光ビームに対する光偏向器による影響を軽減して同期制御用の光ビームの検出精度を高めることができる効果を有し、光源の光量の検出と同期制御用の光ビームの検出とを1つの光検出センサで兼用するため、光源から出射された同期制御用の光ビームを所要のミラーで折り返して出射位置に戻すことで光源に近接配置された光検出センサに検出させるようにした走査露光装置及びこれを備えた画像形成装置、例えばプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置などとして有用である。
本発明が適用される画像形成装置を示す模式的な断面図 図1に示したLSUの断面図 図2に示した光源装置の断面図 図2に示したfθレンズ及び同期ミラーを示す分解斜視図 図2に示したLSUにおける同期制御用の光ビームを反射させる状態を示す上面図 図2に示したLSUにおける像形成用の光ビームを反射させる状態を示す上面図 図1に示したLSUの別の例を示す断面図 図7に示したLSUにおける同期制御用の光ビームを反射させる状態を示す上面図 図7に示したLSUにおける像形成用の光ビームを反射させる状態を示す上面図 図7に示したLSUにおける発散光の状況を示す上面図
符号の説明
1 画像形成部
13 感光体ドラム(被走査体)
14 LSU(走査露光装置)
21 光源装置
22 光偏向器
23・24 fθレンズ(結像光学系部材)
27 レーザブロック
28 同期ミラー
32 レーザ素子(光源)
38 受光素子(光検出センサ)
41 光偏向器アセンブリ
42 モータ
43 モータ制御IC
44 コンデンサ
45 コネクタ
46 基板
48 制御回路部品の実装部分
51 ミラー取付部
61 光路変換ミラー

Claims (7)

  1. 光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの同期制御用の光ビームを反射して前記光検出センサに入射させる同期ミラーとを有し、
    前記光源と前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上、及び前記光偏向器と前記同期ミラーとを結ぶ同期制御用の光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記同期ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置されたことを特徴とする走査露光装置。
  2. 前記同期ミラーが、前記結像光学系部材に対して固定されたことを特徴とする請求項1に記載の走査露光装置。
  3. 光ビームを発生する光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査体上に走査させる光偏向器と、この光偏向器により偏向された光ビームを前記被走査体上で結像させる結像光学系部材と、前記光源に近接配置されて当該光源の光量を検出すると共に同期制御用の光ビームを検出する光検出センサと、前記光源からの光ビームを反射して前記光偏向器に導く光路変換ミラーとを有し、
    前記光源と前記光路変換ミラーと結ぶ光ビームの光路上、及び前記光路変換ミラーと前記光偏向器とを結ぶ光ビームの光路上に前記結像光学系部材が介在しないように、前記光路変換ミラーが、前記結像光学系部材における前記光偏向器に対向する側に配置されたことを特徴とする走査露光装置。
  4. 前記光路変換ミラーが、前記結像光学系部材に対して固定されたことを特徴とする請求項3に記載の走査露光装置。
  5. 前記光源が、その光源から出射された光ビームが前記光偏向器から前記結像光学系部材に向かう光路を横切るように、前記光偏向器の側方に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の走査露光装置。
  6. 前記光偏向器と、この光偏向器を駆動するモータと、このモータを制御する制御回路部品とが一体的に実装された光偏向器アセンブリを有し、この光偏向器アセンブリにおける前記制御回路部品の実装部分が、前記光偏向器を挟んで前記光源と相反する側に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の走査露光装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の走査露光装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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