JP2003215981A - 画像形成方法およびその装置 - Google Patents

画像形成方法およびその装置

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JP2003215981A
JP2003215981A JP2002010645A JP2002010645A JP2003215981A JP 2003215981 A JP2003215981 A JP 2003215981A JP 2002010645 A JP2002010645 A JP 2002010645A JP 2002010645 A JP2002010645 A JP 2002010645A JP 2003215981 A JP2003215981 A JP 2003215981A
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Kazuo Suzuki
一生 鈴木
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの個体差や取り付け精度によらず、精
度良くトナー濃度を検知する。 【解決手段】 顕像化されたトナー像濃度を、LED1
3cから転写体に照射した光の正反射光を検出するフォ
トダイオード13fと、乱反射光を検出するフォトダイ
オード13gとを備えた光センサを有し、正反射光によ
る出力と乱反射光による出力とを、各々異なる補正係数
で補正し、トナー像濃度を校正する。例えば、補正係数
は、転写体1周分の下地を読み取ったときの、光センサ
出力の平均値の逆数とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法およ
びその装置に関し、より詳細には、レーザ・ビームプリ
ンタ、静電記録装置などの画像形成方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷技術の向上によりカラー印刷が普及
し、より見やすい書類の印刷を行なうことが可能になっ
てきている。カラー画像形成装置は、温度や湿度等の変
化に伴って出力画像が変化し、また、電子写真方式の画
像形成装置の場合には、感光ドラム、トナーカートリッ
ジ、トナー等の消耗部品の劣化等に伴って出力画像が変
化することが知られている。そこで、環境条件などに伴
う出力画像の劣化の防止と、安定した画像を供給するた
めに、濃度制御を行なうカラー画像形成装置が知られて
いる。
【0003】図1に、従来のカラー画像形成装置の概略
構成を示す。カラー画像形成装置は、上部にデジタルカ
ラー画像リーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ
部を有する。リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32により露光する。露光
走査した原稿30からの反射光像を、レンズ33により
フルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号
を得る。カラー色分解画像信号は、増幅回路(図示しな
い)を経て、ビデオ処理ユニット(図示しない)におい
て処理され、プリンタ部に送出される。
【0004】プリンタ部には、像担持体である感光ドラ
ム1が、矢印方向に回転自在に担持されている。感光ド
ラム1の周りには、前露光ランプ11と、コロナ帯電器
2と、露光光学系3と、電位センサ12と、4個の現像
器4y、4c、4m、4bkと、転写装置5と、クリー
ニング器6とが配置されている。レーザビームによる露
光光学系3は、リーダ部からの画像信号を入力し、レー
ザ出力部(不図示)にて光信号に変換する。変換された
光信号は、ポリゴンミラー3aで反射し、レンズ3bお
よびミラー3cを介して、感光ドラム1の面を線状に走
査(ラスタスキャン)する光像Eとなる。
【0005】プリンタ部において画像を形成するには、
最初に、感光ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ラ
ンプ11で除電した後、コロナ帯電器2により一様に帯
電し、各分解色ごとに光像Eを照射して潜像を形成す
る。次に、各分解色ごとに所定の現像器を動作させて、
感光ドラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂
を基体としたトナーによる画像を形成する。現像器は、
偏心カム24y、24c、24m、24bkの動作によ
り、各分解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近する
ように構成されている。
【0006】感光ドラム1上のトナー画像は、記録材カ
セット7より搬送系および転写装置5を介して、感光ド
ラム1と対向した位置に供給された記録材に転写され
る。転写装置5は、転写ドラム5aと、転写帯電器5b
と、記録材を静電吸着させるための吸着帯電器5cと、
吸着帯電器5cと対向する吸着ローラ5gと、内側帯電
器5dと、外側帯電器5eとを有している。回転駆動さ
れるように軸支された転写ドラム5aの周面開口域に
は、誘電体からなる記録材担持シート5fを、円筒状に
一体的に張設している。記録材担持シート5fは、ポリ
カーボネートフィルム等の誘電体シートを使用してい
る。転写ドラム5aを回転させると、感光ドラム1上の
トナー像は、転写帯電器5bにより記録材担持シート5
fに担持された記録材上に転写される。記録材担持シー
ト5fに吸着搬送される記録材には、所望数の色画像が
転写され、フルカラー画像を形成する。
【0007】4色モードの場合には、4色のトナー像の
転写を終了すると、記録材を、転写ドラム5aから分離
爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離帯電器5hの
作用によって分離する。分離された記録材は、熱ローラ
定着器9を介してトレイ10に排紙される。
【0008】他方、転写が終了すると、感光ドラム1
は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃した
後、再度画像形成工程に供する。記録材の両面に画像を
形成する場合には、定着器9を排出後、搬送パス切替ガ
イド19を駆動し、排紙縦パス20を経て、反転パス2
1aに記録材を導く。記録材は、一旦停止して、反転ロ
ーラ21bの逆転により、送り込まれた際の後端を先頭
にして送り込まれた方向と反対向きに退出し、記録材を
裏返して中間トレイ22にストックされる。その後、再
び上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を
形成する。
【0009】転写ドラム5a上の記録材担持シート5f
は、感光ドラム1、現像装置4、クリーニング器6等か
ら粉体が飛散付着すること、記録材のジャム(紙づま
り)によってトナーが付着すること、または、両面画像
形成時に記録材上のオイルが付着することなどにより汚
染される。記録材担持シート5fは、ファーブラシ14
と、記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に
対向するバックアップブラシ15とにより、または、オ
イル除去ローラ16と、記録材担持シート5fを介して
オイル除去ローラ16に対向するバックアップブラシ1
7とにより、清掃された後、再度画像形成プロセスに供
せられる。このような清掃は、前回転時、後回転時、ま
たはジャム発生時に随時行う。
【0010】また、転写ドラム偏心カム25を動作さ
せ、転写ドラム5fと一体化しているカムフォロワ5i
を作動させることにより、記録材担持シート5aと感光
ドラム1とのギャップを、所定のタイミングで所定間隔
に設定することができる。例えば、スタンバイ中または
電源オフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間隔を離
し、感光ドラムの回転駆動から転写ドラムの回転を独立
させることができる。
【0011】各現像器4は、第1および第2の攪拌・搬
送手段を備えており、攪拌・搬送手段は現像剤を互いに
反対方向に搬送するように構成されている。また、第1
攪拌・搬送手段の上方には、現像スリーブが配置されて
いる。上述した一連の画像形成動作において、現像器4
は、以下のように動作している。静電潜像が現像位置に
達するときに、現像バイアス電源からAC、DC重畳さ
れた現像バイアスが現像スリーブに印加され、現像スリ
ーブ駆動装置により現像スリーブが回転する。各現像器
4は、現像加圧カム24により感光ドラムの方へと加圧
され、静電潜像を可視像化する。
【0012】図2に、従来のカラー画像形成装置の濃度
検知センサの概略構成を示す。濃度検知センサ13は、
発光素子として近赤外光のLED、受光素子としてフォ
トダイオード(PD)を用いている。濃度検知センサ1
3は、顕像化されたトナー像が形成された転写ドラム5
a上の正反射光と乱反射光から濃度を検出する。濃度検
知センサ13は、LED13cと、フォトダイオード1
3e、13f、13gと、プリズム13h、13iとを
有している。LED13cによる照射光は、プリズム1
3hにより、入射面に対して垂直方向に振動する成分
(s波光)と、入射面に対して平行方向に振動する成分
(p波光)とに分離される。s波光は、フォトダイオー
ド13eに、p波光はトナー面に照射される。
【0013】感光体や中間転写体など濃度検知する際の
下地となる面に入射したp波光は、ほぼ正反射してp波
となり、プリズム13iを通過してフォトダイオード1
3fに入射する。トナー面に照射されたp波光は、乱反
射してs波とp波とになり、プリズム13iを通過す
る。p波はフォトダイオード13fに入射し、正反射光
を、s波はフォトダイオード13gに入射し、乱反射光
をそれぞれ検出する。
【0014】図3は、トナー濃度に対するp波とs波の
検出結果を示した図である。トナー濃度に対するフォト
ダイオード13f、13gの出力である。実際には、フ
ォトダイオード13fにも乱反射成分が入射しているも
のと考えられる。そこで、フォトダイオード13fの出
力から、フォトダイオード13gの出力にある係数を乗
じたものを引くこと、すなわち、 補正出力=「p波出力」−「s波出力」×補正係数 により真の正反射出力が得られる。得られた結果を図4
に示す。このようにして、プリンタ部を制御する制御部
により、検出したトナー像濃度から、トナー/キャリア
濃度の制御、帯電バイアスの制御を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濃度検
知センサ13の個体差により、または、濃度検知センサ
13の取り付けにばらつきが生じることにより、トナー
像濃度に対するセンサ出力もばらついてしまうという問
題があった。
【0016】この原因をさらに細かく検証してみると、
濃度検知センサ13の装置本体への取り付け精度によ
り、例えば、あらかじめ定められている基準板をセンシ
ングした際の2つのフォトダイオード13f、13gの
出力が、それぞれ異なる変化を示す。従って、上述した
補正出力も、取り付け精度により変化してしまうことが
わかった。
【0017】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、センサの個体差や
取り付け精度によらず、精度良くトナー濃度を検知する
画像形成方法およびその装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、像担持
体上に帯電を行い、露光、現像を経て、転写体から転写
材上に画像を転写する画像形成方法において、前記転写
体に照射した光の正反射光と乱反射光とを検出する光セ
ンサにより、顕像化されたトナー像濃度を検出する検出
ステップと、正反射光による前記光センサの出力と乱反
射光による前記光センサの出力とから、各々の補正係数
を算出するステップと、各々の前記補正係数により各々
の前記光センサの出力を補正し、トナー像濃度を校正す
る制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記補正係数は、前記光センサの出力の平均値の逆数
であることを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の前記光センサの出力の平均値は、前記転写体1周分の
下地を読み取った平均値であることを特徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明は、像担持体上に帯
電を行い、露光、現像を経て、転写体から転写材上に画
像を転写する画像形成装置において、顕像化されたトナ
ー像濃度を、前記転写体に照射した光の正反射光と乱反
射光とにより検出する光センサと、正反射光による前記
光センサの出力と乱反射光による前記光センサの出力と
を、各々異なる補正係数で補正し、トナー像濃度を校正
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の前記補正係数は、前記光センサの出力の平均値の逆数
であることを特徴とする。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の前記光センサの出力の平均値は、前記転写体1周分の
下地を読み取った平均値であることを特徴とする。
【0024】請求項7に記載の発明は、像担持体上に帯
電を行い、露光、現像を経て、転写体から転写材上に画
像を転写する画像形成装置の制御部に、請求項1、2ま
たは3に記載の各ステップを実行させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
ることを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明は、像担持体上に帯
電を行い、露光、現像を経て、転写体から転写材上に画
像を転写する画像形成装置の制御部に、請求項1、2ま
たは3に記載の各ステップを実行させるためのプログラ
ムであることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、上
述した画像形成装置に具現化する。従って、画像形成装
置の全体的構成、機能についての詳しい説明は省略し、
本発明の特徴的部分についてのみ説明する。
【0027】(第1の実施形態)上述したように、本実
施形態で用いる濃度検知センサは、2つのフォトダイオ
ードを有している。これら2つのフォトダイオードの相
対的な出力の比率が、濃度検知センサの個体差により、
または装置本体への取り付け精度により変動してしま
う。従って、濃度検知センサの個体差と、濃度検知セン
サを実際に取り付けた状態でのばらつきとを、最適化す
る補正が重要である。
【0028】図5は、取り付け角度に対するp波とs波
の検出結果を示した図である。取り付け角度0°は、フ
ォトダイオードの装置本体への正しい取り付け位置を示
し、これを中心に、取り付け角度がばらついたときのセ
ンサ出力を示している。正反射成分の大きいp波のセン
サ出力は、角度に対する出力の変化が大きいのに対し、
散乱成分の大きいs波のセンサ出力は、角度に対する出
力の変化が小さいことがわかる。従って、 補正出力=「p波出力」−「s波出力」×補正係数 (1) において、角度によってp波出力とs波出力の比率が変
化するため、補正出力をさらに規格化したとしても、濃
度に対する出力が一意に決まらず、誤差の大きな要因と
なる。
【0029】図6に、式(1)を用いて規格化された補
正出力を示す。取り付け角度0°、1°および2°につ
いて、式(1)を適用し、トナーなしの状態が、出力5
となるよう規格化した。例えば、濃度1.0のトナーパ
ッチを読み取った際に、取り付け角度によって補正出力
に誤差が変わっていることがわかる。図7に、濃度1.
0のときの、取り付け角度と補正出力との関係を示す。
本実施形態では、取り付け角度公差が±1°であるた
め、最悪値を考慮すると、濃度1.0のときに0.13
程度の濃度誤差が検出される。
【0030】本実施形態では、プリンタ部を制御する制
御部により、次のようなセンサ補正工程を実行してい
る。濃度制御を行う前に、トナーパッチを形成しない状
態での下地を検出するために、転写ドラム1周分を濃度
検知センサにより読み取る。このとき、 1/p波出力平均値=p波補正係数 1/s波出力平均値=s波補正係数 として、 補正出力=「p波出力」×「p波補正係数」−「s波出力」×「s波補正 係数」×補正係数 (2) とする。なお、下地を読み取る代わりに、基準板を読み
取るようにしてもよい。下地または基準板のいずれを使
用しても、p波のセンサ出力とs波のセンサ出力とを、
独立に補正することにより、トナー濃度の校正を、高精
度で行うことができる。
【0031】図8に、式(2)を用いて規格化された補
正出力を示す。図6に示した補正出力と同様に、取り付
け角度0°、1°および2°について、式(2)を適用
し、トナーなしの状態が出力5となるように規格化し
た。例えば、濃度1.0のトナーパッチを読み取った際
に、取り付け角度によって補正出力の差がほとんどない
ことがわかる。
【0032】図9に、濃度1.0のときの、取り付け角
度と補正出力との関係を示す。フォトダイオードの取り
付け状態のばらつきによるセンサ出力変動を、低濃度か
ら高濃度まで精度よく補正することができるのがわか
る。本実施形態では、取り付け角度公差が±1°である
ため、最悪値を考慮しても、濃度1.0のときに0.0
2程度の濃度誤差しか検出されない。本実施形態では、
取り付け角度0°〜2°について説明したが、2°を越
える角度であっても補正できることはいうまでもない。
【0033】本実施形態によれば、画像形成装置は、顕
像化されたトナー像濃度を、転写ドラムに照射した光の
正反射光と乱反射光とにより検出する光センサを有し、
正反射光による光センサの出力と乱反射光による光セン
サの出力とを、各々異なる補正係数で補正することによ
り、センサの個体差や取り付け精度によらず、精度良く
トナー濃度を検知することができる。
【0034】本実施形態においては、転写体として転写
ドラムを例にして説明したが、本発明はこれ以外の転写
体に対しても同様に適用することができる。図10に、
中間転写体を使用したカラー画像形成装置の概略構成を
示す。例えば、転写体として中間転写体51を用いたフ
ルカラー電子写真画像形成装置であってもよく、濃度検
知センサ13は、中間転写ベルト51に対向して設置す
る。図11に、転写ベルトを使用したカラー画像形成装
置の概略構成を示す。直接多重転写方式を用いた画像形
成装置においては、転写体として転写ベルトを用いて行
い、同様に濃度検知センサ13は転写ベルト51に対向
して設置する。
【0035】(第2の実施形態)本実施形態は、複数の
プリンタを一元管理し、出力の制御を行う、クラスタプ
リンティングに適用した。第1の実施形態と同様の部分
は、省略して説明する。図12に、本実施形態にかかる
クラスタプリンティングシステムの構成を示す。クラス
タプリンティングシステムは、サーバ101と、サーバ
101に接続されたRIP102a,102bと、RI
P102a,102bにそれぞれ接続されたプリンタ1
03a,103bとから構成される。
【0036】クラスタプリンティングシステムでは、ト
ータルでの生産性向上を図るために、例えば100ペー
ジからなる出力ファイルを、プリンタ103aで50ペ
ージ、プリンタ103bで50ページ出力するなど分散
処理を行う。このとき、2台のプリンタ間で色味が異な
っていては、品質の高いクラスタプリンティングシステ
ムとは言えない。そこで、各々のプリンタ103a,1
03bに濃度検知センサを搭載し、第1の実施形態と同
様の補正係数最適化工程を設けることで、異なる2台の
濃度を精度良くあわせることができ、高品質なクラスタ
プリンティングシステムを提供することができる。
【0037】なお、本実施形態において、各々のプリン
タで下地を読み取る代わりに、複数のプリンタで共通の
基準板を用いて、読み取るようにすれば、より高精度の
濃度制御を行うことができる。
【0038】本発明は、上述した各実施形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶
媒体を、画像形成装置に供給し、その制御部のCPUが
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、達成されることは言うまでもな
い。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコ
ード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、
そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構
成することになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顕像化されたトナー像濃度を、転写体に照射した光の正
反射光と乱反射光とにより検出する光センサと、正反射
光による光センサの出力と乱反射光による光センサの出
力とを、各々異なる補正係数で補正し、トナー像濃度を
校正する制御手段とを備えたので、センサの個体差や取
り付け精度によらず、精度良くトナー濃度を検知するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の概略構成を示した断面図
である。
【図2】カラー画像形成装置の濃度検知センサの概略構
成を示した図である。
【図3】トナー濃度に対するp波とs波の検出結果を示
した図である。
【図4】トナー濃度に対する補正出力を示した図であ
る。
【図5】取り付け角度に対するp波とs波の検出結果を
示した図である。
【図6】式(1)を用いて規格化された補正出力を示し
た図である。
【図7】濃度1.0のときの、取り付け角度と式(1)
を用いて規格化された補正出力との関係を示した図であ
る。
【図8】式(2)を用いて規格化された補正出力を示し
た図である。
【図9】濃度1.0のときの、取り付け角度と式(2)
を用いて規格化された補正出力との関係を示した図であ
る。
【図10】中間転写体を使用したカラー画像形成装置の
概略構成を示した図である。
【図11】転写ベルトを使用したカラー画像形成装置の
概略構成を示した図である。
【図12】クラスタプリンティングシステムを示した構
成図である。
【符号の説明】
13 濃度検知センサ 13c LED 13e、13f、13g フォトダイオード 13h、13i プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA01 BB06 BB09 CC19 EE02 EE05 GG00 GG04 JJ19 KK01 KK03 MM03 MM10 MM14 2H027 DA09 DE02 DE07 DE10 EC06 HA14 2H200 FA02 GA12 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 HA02 HB12 JA02 JB06 JB45 JB50 JC04 JC15 JC20 MA03 MA04 MA20 PB17 PB20 PB39

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に帯電を行い、露光、現像を
    経て、転写体から転写材上に画像を転写する画像形成方
    法において、 前記転写体に照射した光の正反射光と乱反射光とを検出
    する光センサにより、顕像化されたトナー像濃度を検出
    する検出ステップと、 正反射光による前記光センサの出力と乱反射光による前
    記光センサの出力とから、各々の補正係数を算出するス
    テップと、 各々の前記補正係数により各々の前記光センサの出力を
    補正し、トナー像濃度を校正する制御ステップとを備え
    たことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記補正係数は、前記光センサの出力の
    平均値の逆数であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記光センサの出力の平均値は、前記転
    写体1周分の下地を読み取った平均値であることを特徴
    とする請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 像担持体上に帯電を行い、露光、現像を
    経て、転写体から転写材上に画像を転写する画像形成装
    置において、 顕像化されたトナー像濃度を、前記転写体に照射した光
    の正反射光と乱反射光とにより検出する光センサと、 正反射光による前記光センサの出力と乱反射光による前
    記光センサの出力とを、各々異なる補正係数で補正し、
    トナー像濃度を校正する制御手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記補正係数は、前記光センサの出力の
    平均値の逆数であることを特徴とする請求項4に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記光センサの出力の平均値は、前記転
    写体1周分の下地を読み取った平均値であることを特徴
    とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体上に帯電を行い、露光、現像を
    経て、転写体から転写材上に画像を転写する画像形成装
    置の制御部に、請求項1、2または3に記載の各ステッ
    プを実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 像担持体上に帯電を行い、露光、現像を
    経て、転写体から転写材上に画像を転写する画像形成装
    置の制御部に、請求項1、2または3に記載の各ステッ
    プを実行させるためのプログラム。
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