JP2001034027A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001034027A
JP2001034027A JP11206991A JP20699199A JP2001034027A JP 2001034027 A JP2001034027 A JP 2001034027A JP 11206991 A JP11206991 A JP 11206991A JP 20699199 A JP20699199 A JP 20699199A JP 2001034027 A JP2001034027 A JP 2001034027A
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toner
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image forming
sensors
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JP11206991A
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Tetsuya Sakai
哲也 酒井
Katsuyuki Hirata
勝行 平田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、複数のセンサを使用
して複数色のトナー付着量の検出・制御を行った場合
に、複数のセンサ間の感度特性にばらつきがあっても、
トナー付着量検出を正確に行え、各色のトナー像の色味
が大きく変化することがないようにする。 【解決手段】 転写ベルト30上に複数色のパターン画
像をセンサ61〜64に対する相対位置を変えて逐次形
成し、各センサ61〜64によりこれら複数色のパター
ン画像を検知する。これにより、センサと複数色のパタ
ーン画像との組み合わせが変わるため、センサ61〜6
4の感度特性にばらつきがある場合でも、トナー付着量
を正確に検知することができ、この検知結果を用いてト
ナー付着量を制御することにより、正確なトナー付着量
制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
わり、特に、画像を安定化させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置において、像
担持体上のトナー画像からの光の反射率又は透過率の変
化に基づいて像担持体上のトナー付着量を検出する自動
画像濃度制御センサ(以下、AIDCセンサと呼ぶ)を
備えて、このセンサの検出結果に応じて、各色のトナー
画像の濃度及び階調性を制御するようにしたものがあ
る。この種の装置では、電源投入時もしくは所定の期間
おきにトナー付着量の制御を行って、各作像プロセスの
作像条件の変化に起因する画像濃度等の変化を防止して
いる。ところが、フルカラー複写機のように、複数色の
作像プロセスを備えた装置においては、各色毎にトナー
付着量の検出を行う必要があるため、一つのAIDCセ
ンサで全色のトナー付着量を検出したのでは、処理に要
する時間が長くなる。そこで、複数のAIDCセンサを
備え、これらのセンサを用いて各色のトナー付着量の検
出を同時に行うことにより、トナー付着量の制御に要す
る時間の短縮を図ったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検出に
用いるAIDCセンサが一つであれば、一つのセンサの
感度特性に応じて全色のトナー付着量の検出・制御を行
うことになり、各色のトナー像の色味などが大きく変化
することが少ないが、上記のような複数のセンサの各々
で各色のトナー付着量の検出を行うカラー画像形成装置
では、図7(a)(b)に示されるように、センサ毎の
トナー付着量に対する感度特性にばらつきが発生し、色
によりトナー付着量の制御の性格が異なってしまうた
め、全体の色味が大きく変化して、使用者が望むような
画像を出力することができないという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数のセンサを使用して複数色
のトナー付着量の検出・制御を行った場合に、複数のセ
ンサ間に感度特性のばらつきがあっても、各色のトナー
付着量の検知を正確に行うことができ、各色のトナー像
の色味が大きく変化することがない画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像を担持する像担持体と、像担持体上に
複数色の画像を形成する複数の作像手段と、像担持体上
に担持された画像を検知する複数の検知手段とを備え、
作像手段は複数色のパターン画像を検知手段に対する相
対位置を変えて逐次形成し、検知手段は前記パターン画
像を検知するものである。
【0006】上記構成においては、作像手段により複数
色のパターン画像を検知手段に対する相対位置を変えて
逐次形成し、各々の検知手段によりこれら複数色のパタ
ーン画像を検知するようにしたので、検知手段とパター
ン画像の組み合わせを切り替えることになり、従って、
複数の検知手段の間に感度特性のばらつきがあっても、
各色のトナー付着量の検知を正確に行うことができる。
この検知結果を用いて各色のトナー付着量を制御すれ
ば、各検知手段の感度特性のばらつきがトナー付着量の
制御に与える影響を小さくすることができ、従って、各
色のトナー像の色味が大きく変化することがなくなる。
【0007】また、像担持体は、画像を担持する中間転
写体又は転写材を保持搬送する転写搬送体とすることが
できる。これにより、中間転写体又は転写搬送体を用い
た装置において、上記と同様な作用を得ることができ
る。
【0008】また、検知手段は光学式のものとすること
が望ましい。これにより、各色のトナー付着量を正確に
検知することができる。
【0009】また、検知手段による検知結果に応じて、
作像手段を制御するようにすることが望ましい。これに
より、複数の検知手段による各色のトナー付着量の検知
結果を用いて各色のトナー付着量を制御することができ
るので、各検知手段の感度特性のばらつきがトナー付着
量の制御に与える影響を小さくすることができ、従っ
て、各色のトナー像の色味が大きく変化することがなく
なる。
【0010】また、制御対象となる作像手段は、現像手
段、転写手段、潜像形成手段の少なくとも一つとすれば
よい。これにより、正確なトナー付着量の検知結果を用
いて、現像手段、転写手段、潜像形成手段の少なくとも
一つを制御することができるので、各色のトナー像の色
味が大きく変化することがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は
本実施形態による画像形成装置の全体構成を示す図、図
2は図1のプリンタ部2の要部を示す図である。この画
像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(K)の各色の作像を行うプロセス
部20を成すプロセスカートリッジ20Y,20M,2
0C,20Kを有するタンデム方式のデジタルフルカラ
ー複写機(以下、複写機と略す)である。複写機は、原
稿の画像データを読み取るイメージリーダ部1と、用紙
上に画像を印刷するプリンタ部2とから構成されてい
る。このイメージリーダ部1において、スキャナ4は、
スキャナモータ12により図示の矢印A方向(副走査方
向)に移動して、原稿台3上に載置された原稿全体を走
査する。この際に、原稿台3上の原稿がスキャナ4の備
える露光ランプにより照射されて、原稿面からの反射光
がミラー6〜8及び不図示の集光レンズを介してフルカ
ラーCCDセンサ10上に像を結ぶ。フルカラーCCD
センサ10は、原稿からの反射光を赤(R)、緑
(G)、青(B)の電気信号(アナログ信号)に変換し
て、プリンタ部2に設けられた画像信号処理部13に出
力する。
【0012】画像信号処理部13は、入力されたアナロ
グ画像信号をデジタル画像信号に変換して各種画像処理
を行った後に、この画像信号をシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)に色変換した
デジタル画像信号を作成し、この信号をLEDドライブ
回路14(以下、ドライブ回路という)に伝達する。ド
ライブ回路14は、入力されたデジタル信号に基づい
て、プロセスカートリッジ20Y〜20Kに収納されて
いる各色用のプリントヘッド部22Y,22M,22
C,22K(潜像形成手段)の各発光素子のON/OF
Fを行う。プリントヘッド部22Y〜22Kは、主走査
方向に並べられた多数の光チップからなるLEDアレイ
により構成される。
【0013】プロセスカートリッジ20Y〜20Kは、
それぞれ各色用の感光体ドラム21Y〜21Kを有して
いる。これらの各感光体ドラム21Y〜21Kの周囲に
は、各感光体ドラム用の帯電器23Y〜23K、静電潜
像形成用のプリントヘッド部22Y〜22K、各感光体
ドラム上の潜像を現像するための現像器(現像手段)2
5Y〜25K、及び各感光体ドラム上の残留トナーを回
収するためのクリーナ24Y〜24Kが順に配設されて
いる。また、転写ベルト30を挟んで各感光体ドラム2
1Y〜21Kと対向する位置に、各色のトナー像の第1
転写用の転写帯電器26Y〜26Kが配されている。
【0014】次に、用紙への画像形成処理について説明
する。図1及び図2中の矢印Bは転写ベルト30(像担
持体)の移動方向を示す。プリントヘッド部22Y〜2
2Kからの光が、帯電器23Y〜23Kにより帯電した
感光体ドラム21Y〜21Kを露光すると、各感光体ド
ラム21Y〜21K上にY,M,C,Kの各色毎の静電
潜像が形成される。これら各色の潜像は、現像器25Y
〜25Kにより各色毎に現像される。これらの感光体ド
ラム21Y〜21K上の各色のトナー像を順次転写ベル
ト30上に中間転写(図2中の第1転写)していくこと
により、転写ベルト30上に各色の重ね合わせ画像を作
成する。この転写ベルト30上の重ね合わせ画像は、ロ
ーラ31〜34による転写ベルト30の移動により、用
紙への転写位置(図2中の第2転写の位置)まで移動す
る。次に、図1に示される給紙カセット51,52内の
用紙が、給紙ローラ53及び搬送ローラ54により転写
ベルト30上の画像と同期をとって第2転写の位置に送
り出され、高電圧の印加された2次転写ローラ35によ
って転写ベルト30上の画像を再転写される。転写後の
用紙は、搬送ベルト55により定着ローラ40の位置に
搬送されて、定着ローラ40によりトナー像を定着され
た後に、トレイ56に排出される。なお、感光体ドラム
21Y〜21K上の残留トナーはそれぞれクリーナ24
Y〜24Kによって回収され、また、転写ベルト30上
の残留トナーはクリーナ37によって回収される。
【0015】また、転写ベルト30の上方には、自動画
像濃度制御用の反射型センサである各色用のAIDCセ
ンサ61〜64が、プロセスカートリッジ20Y〜20
Kによる書き込みの主走査方向に並んで設けられてい
る。上記画像形成処理中の各作像プロセスの画像形成条
件を決定するために、不透明な転写ベルト30上に様々
に作像条件を変えた各色のトナーパターンを作成し、セ
ンサ61〜64を用いてこれら各色のトナーパターンを
検知することにより、各色のトナー付着量を検出する。
これら各色のトナー付着量検出値に基づいて各色のトナ
ーの付着量を適正に維持/補正することにより、画像濃
度を安定化させることができる。
【0016】次に、上記AIDCセンサ61〜64によ
るトナー付着量の検出方法について図3(a)(b)を
参照して説明する。図3(a)(b)は、それぞれY,
M,CのカラートナーとK(ブラック)のトナーの付着
量検出の様子を示す図である。センサ61〜64は、図
に示されるように、赤外線LED71、偏光フィルタ7
2、偏光分離プリズム73、カラー用フォトダイオード
74及びブラック用フォトダイオード75より構成され
る。赤外線LED71より発した赤外光を偏光フィルタ
72を通して転写ベルト30上のトナーパターンに照射
すると、図3(a)に示されるカラートナー77の場合
は、赤外光をほとんど反射する。このカラートナー77
からの反射光は、誘電体であるカラートナー77によっ
て偏光が乱されて照射光とは異なる振幅の光を含むよう
になる。この照射光と異なる振幅の光の量はカラートナ
ー77の付着量の増加に伴って増えるため、反射光中の
照射光と異なる振幅の光を偏光分離プリズム73により
分離して、その光量をカラー用フォトダイオード74で
検出することにより、カラートナー77の付着量を感度
良く検出することができる。この場合、図7(a)に示
されるように、センサ61〜64の出力値は、カラート
ナー77の付着量の増加に応じて大きくなる。
【0017】これに対して、図3(b)に示されるブラ
ックトナー78の場合は、赤外光をほとんど吸収する。
このため、ブラックトナー78からの反射光は非常に少
なく、赤外線LED71より転写ベルト30上のブラッ
クトナー78に照射した光の反射光は、そのほとんどが
転写ベルト30からのものとなる。転写ベルト30は非
誘電体であるため、転写ベルト30からの反射光が転写
ベルト30によって偏光を乱されることはない。このた
め、転写ベルト30からの反射光は、照射光と同じ振幅
の光となる。この転写ベルト30より反射された照射光
と同じ振幅の光の量は、ブラックトナー78の付着量の
増加に伴って減少するので、反射光中の照射光と同じ振
幅の光を偏光分離プリズム73により分離して、その光
量をブラック用フォトダイオード75で検出することに
より、ブラックトナー78の付着量を感度良く検出する
ことができる。この場合、図7(b)に示されるよう
に、センサ61〜64の出力値は、ブラックトナー78
の付着量の増加に応じて小さくなる。
【0018】次に、上記トナー付着量の検出結果に基づ
く画像濃度制御処理について図4を参照して説明する。
装置は各部の制御用のCPU82を有している。このC
PU82には、AIDCセンサ61〜64からのアナロ
グデータをデジタル変換するためのA/D変換部81、
各種データの記憶用のRAMメモリ83、各種プログラ
ムの格納用のROMメモリ84、帯電器23Y〜23K
と現像器25Y〜25Kへの電圧付加用のHV(High V
oltage)基板85、及び上述のドライブ回路14が接続
されている。CPU82は、電源投入時等の所定のタイ
ミングでROMメモリ84から画像濃度制御処理用のプ
ログラムを読み込んで、このプログラムに従って以下の
処理を行う。すなわち、CPU82は、A/D変換部8
1によりデジタル値に変換されたAIDCセンサ61〜
64からのトナー付着量検出データを受け取ると、この
検出データに基づいて必要な帯電電圧、現像バイアス、
露光量を算出して、これらの算出値とRAMメモリ83
に記憶された過去3回分の帯電電圧、現像バイアス、露
光量の算出値に基づいて、今回の設定値となる帯電電
圧、現像バイアス、露光量を決定する。CPU82は、
これらの設定値と実際の帯電電圧、現像バイアス及び露
光量が等しくなるように、HV基板85とドライブ回路
14に指示を与えて、各帯電器23Y〜23Kの帯電電
圧、各現像器25Y〜25Kの現像バイアス、及び各プ
リントヘッド部22Y〜22Kの露光量の制御を行う。
【0019】本実施形態では、各センサ61〜64の感
度特性のばらつきが画像濃度制御に与える影響を小さく
するために、以下のような工夫がなされている。図5
は、トナー付着量検出処理における1〜4回目の各セン
サ61〜64と各色のトナーパターンの相対位置を示す
図である。図において、左右方向が転写ベルト30の搬
送方向(副走査方向)であり、4色のトナーパターンを
並列的に適宜の間隔をおいて記録する。トナー付着量の
検出・制御処理は、電源を投入する度、又は所定枚数プ
リントする度に行う。そして、図に示されるように、検
出・制御処理の度(1回目、2回目、3回目、4回目)
に、使用するセンサ61〜64と検出対象となるトナー
色の組み合わせを入れ替える。これにより、各センサ6
1〜64のそれぞれを用いてC,M,Y,K全色のトナ
ー付着量を検出することができる。
【0020】上記の各センサ毎に求めた各色のトナー付
着量検出値を用いて、図6に示されるトナー付着量制御
処理を行う。すなわち、CPU82は、センサ61〜6
4を用いて上記のトナー付着量検出処理を行い(#
1)、検出した各色のトナー付着量の値に基づいて、必
要な各色の帯電電圧、現像バイアス、露光量を算出する
(#2)。そして、今回の算出値である各色の帯電電圧
GA、現像バイアスBA、露光量LAと、RAMメモリ
83から読み込んだ過去3回分の各色の帯電電圧GB,
GC,GD、現像バイアスBB,BC,BD、露光量L
B,LC,LDの算出値に基づいて、過去4回の各色の
平均帯電電圧GS、平均現像バイアスBS、平均露光量
LSを求めて(#3,#4)、これらの値を今回の各色
の帯電電圧、現像バイアス、露光量の設定値とする(#
5)。この後、CPU82は、次回のトナー付着量制御
処理に備えて、#3で算出した今回算出値を前回算出
値、#4でRAMメモリ83から読み込んだ前回算出値
を前々回算出値、前々回算出値を前々々回算出値として
RAMメモリ83に記憶する(#6)。
【0021】上述したように、本実施形態による画像形
成装置によれば、各色のトナーパターンを各センサ61
〜64に対する相対位置を変えて逐次形成し、各々のセ
ンサ61〜64によりこれら各色のトナーパターンを検
出するようにしたので、センサ61〜64とトナーパタ
ーンの組み合わせを切り替えることになり、従って、各
センサ61〜64の間に感度特性のばらつきがあって
も、各色のトナー付着量の検出を正確に行うことができ
る。この検知結果を用いて各色のトナー付着量を制御す
ることにより、各センサ61〜64の感度特性のばらつ
きがトナー付着量の制御に与える影響を小さくすること
ができ、従って、各色のトナー像の色味が大きく変化す
ることがなくなる。
【0022】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形
態では、各センサの感度特性のばらつきが各色のトナー
付着量の制御に与える影響を少なくするために、各色の
トナー付着量制御用の帯電電圧等の平均値を算出して、
これらの平均値に基づいて各色のトナー付着量の制御を
行うものを示したが、それに限られず、各色のトナー付
着量に相当するセンサ検出値そのものの平均値を算出
し、これに基づいて各色の帯電電圧等を求めて、この帯
電電圧等に応じて各色のトナー付着量の制御を行うよう
にしてもよい。
【0023】また、上記実施形態では、電源を投入する
都度、又は所定枚数プリントする都度、使用するセンサ
61〜64と検出対象となるトナーパターンの組み合わ
せを入れ替えて、過去3回分の制御用データと今回分の
制御用データでトナー付着量制御を行うものを示した
が、電源投入時等に過去の制御用データを使うことな
く、その時の複数回分の制御用データでトナー付着量制
御を行ってもよい。これにより、最新のトナー付着量の
情報のみを用いてトナー付着量制御を行うことができる
ので、正確な制御を行うことができる。
【0024】また、上記実施形態では、4つのセンサを
用いて4色のトナー付着量を制御する場合について示し
たが、センサ及びトナーの色の数はこれに限らない。ま
た、トナー付着量の制御に使用するセンサ検出値は、過
去4回分のものに限られず、過去2回分以上のものであ
ってもよい。また、トナー付着量検出のためのパターン
は、上記のように4種類に限られず、少なくとも2種類
以上の組み合わせであればよい。また、プリントヘッド
部は、LEDを用いたものに限られず、液晶シャッタア
レイ等の他の固体走査型の光学系やレーザ光走査型の光
学系であってもよい。また、帯電器はローラ帯電方式の
ものであってもよい。また、上記実施形態では、各セン
サで取得した各色のトナー付着量検出値に基づいて、帯
電電圧、現像バイアス、露光量の全てを制御したが、制
御対象をこれらのうちの少なくとも1つとしてもよい。
また、上記実施形態では、中間転写体である転写ベルト
上に形成したトナーパターンを検出するものを示した
が、用紙を保持搬送する転写搬送体上に形成したトナー
パターンを検出するものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数色の
パターン画像を検知手段に対する相対位置を変えて逐次
形成し、各々の検知手段によりこれら複数色のパターン
画像を検知するようにしたことにより、検知手段とパタ
ーン画像の組み合わせを切り替えることになり、従っ
て、複数の検知手段の間に感度特性のばらつきがあって
も、各色のトナー付着量の検知を正確に行うことができ
る。この検知結果を用いて各色のトナー付着量を制御す
れば、各検知手段の感度特性のばらつきがトナー付着量
の制御に与える影響を小さくすることができ、従って、
各色のトナー像の色味が大きく変化することがなくな
り、安定した画像を得ることができる。
【0026】また、像担持体を画像を担持する中間転写
体又は転写材を保持搬送する転写搬送体とすることによ
り、中間転写体又は転写搬送体を用いた装置において、
上記と同様の効果を得ることができる。また、検知手段
を光学式のものとすることにより、各色のトナー付着量
を正確に検知することができる。また、検知手段による
検知結果に応じて、作像手段を制御することにより、作
像手段により形成される各色のトナー像の色味の差を小
さくして、安定した画像を得ることができる。また、こ
の制御対象となる作像手段は、現像手段、転写手段、潜
像形成手段の少なくとも一つとすればよく、装置の特性
に合わせて、最適な制御とすることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像形成装置の構成
図である。
【図2】同装置のプリンタ部の構成図である。
【図3】(a)(b)は、それぞれ同装置においてカラ
ートナーとブラックトナーの付着量を検出する様子を示
す図である。
【図4】同装置における画像濃度制御処理の説明図であ
る。
【図5】トナー付着量制御処理における1〜4回目の各
センサと各色のトナーパターンの相対位置を示す図であ
る。
【図6】同装置におけるトナー付着量制御処理のフロー
チャートである。
【図7】(a)(b)は、それぞれカラートナーとブラ
ックトナーに対するAIDCセンサの感度特性を示す図
である。
【符号の説明】
22Y〜22K プリントヘッド部(潜像形成手段) 25Y〜25K 現像器(現像手段) 26Y〜26K 転写帯電器(転写手段) 30 転写ベルト(像担持体) 35 2次転写ローラ(転写手段) 61〜64 AIDCセンサ(検知手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DE02 EA01 EA02 EA05 EA18 EC07 EC20 ED03 ED06 ED09 ED24 EE07 EF09 2H030 AB02 AD12 AD16 BB02 BB13 BB23 BB34 BB42 BB54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を担持する像担持体と、 前記像担持体上に複数色の画像を形成する複数の作像手
    段と、 前記像担持体上に担持された画像を検知する複数の検知
    手段とを備え、 前記作像手段は複数色のパターン画像を前記検知手段に
    対する相対位置を変えて逐次形成し、前記検知手段は前
    記パターン画像を検知することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体は、画像を担持する中間転
    写体又は転写材を保持搬送する転写搬送体であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は光学式であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段による検知結果に応じて、
    前記作像手段を制御するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御対象となる作像手段は、現像手
    段、転写手段、潜像形成手段の少なくとも一つであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

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