JPH1138707A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1138707A
JPH1138707A JP9196841A JP19684197A JPH1138707A JP H1138707 A JPH1138707 A JP H1138707A JP 9196841 A JP9196841 A JP 9196841A JP 19684197 A JP19684197 A JP 19684197A JP H1138707 A JPH1138707 A JP H1138707A
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light
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JP9196841A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsushiro
博之 松代
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度制御用の基準濃度パッチを像担持体
上に専用の領域として設けずに、そのパッチ(トナーパ
ッチ)のトナー付着量を正確に検出可能にする。 【解決手段】 中間転写ベルト10のトナー付着量を検
出する前に、検出素子21から中間転写ベルト10の表
面10aに照射した光の反射光を中間転写ベルト10が
1周回動する間、検出素子21の受光素子により検出す
る。その検出した反射光量に基づいて、表面10aに形
成されて上記受光素子により検出されるトナーパッチの
トナー付着量を補正する。それによって、中間転写ベル
ト10の表面10aが残留したトナーや経時等により汚
れたとしても、上記補正により基準濃度パッチのトナー
付着量を正確に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体や中間転
写体等の像担持体上に担持されたトナーの付着量を検出
し、その検出結果に応じて作像条件を制御する電子写真
方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように像担持体である感光体
の表面に担持されたトナーの付着量を検出し、その検出
結果に応じて作像条件を制御するようにした電子写真方
式の画像形成装置としては、例えば特開平3−2009
90号公報に記載されているものがある。この画像形成
装置は、感光体(感材)の表面を画像濃度制御用の基準
濃度パッチを生成する画像濃度検知領域と、出力すべき
画像を形成する画像作成領域とに分け、その画像濃度検
知領域を鏡面にすると共に画像作成領域を粗面とし、そ
の画像濃度検知領域に一定強度の光を照射して、その画
像濃度検知領域からの反射光量を検出し、その反射光量
に基づいて画像濃度を制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この画
像形成装置は、感光体の表面を画像濃度制御用の基準濃
度パッチを生成する画像濃度検知領域と、出力すべき画
像を形成する画像作成領域とに分けているので、画像形
成に必要な領域以外に画像濃度検知領域が必要となるた
め、その分だけ感光体が大きくなって、それに伴って装
置全体も大きくなってしまうという問題点があった。
【0004】また、感光体の表面は、経時環境変化等に
より光の反射光量が変化することが考えられ、その場合
には基準濃度パッチの反射光量も影響を受けるようにな
るので、正確な基準濃度パッチのトナー付着量を検出す
ることができなくなる恐れがあるという問題点があっ
た。このようになると、出力される画像濃度が所望の値
からずれてしまうので問題となる。
【0005】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、画像濃度制御用の基準濃度パッチを生成す
るための余分な領域を中間転写体や感光体等の像担持体
上に必要とせずに、基準濃度パッチ(トナーパッチ)のト
ナー付着量を正確に検出することができるようにするこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、像担持体と、その像担持体の像を担持す
る面に光を照射する発光素子と、その発光素子が照射し
た光の反射光を受光する受光素子と、その受光素子が受
光した反射光量から像担持体の像を担持する面のトナー
付着量を検出するトナー付着量検出手段とを備えた画像
形成装置において、像担持体のトナー付着量を検出する
前にその像担持体の像を担持する面からの反射光を像担
持体が1回転あるいは1周回動する間上記受光素子によ
り検出し、その検出した反射光量に基づいて像担持体の
像を担持する面に形成されて上記受光素子により検出さ
れるトナーパッチのトナー付着量を補正するトナー付着
量補正手段を設けたものである。
【0007】このようにすれば、像担持体の像を担持す
る面が残留したトナーや経時等により汚れたとしても、
トナー付着量を検出する前に像担持体を1回転あるいは
1周回動させて像担持体の像を担持する面に発光素子が
光を照射して、その反射光を受光素子が受光したときの
反射光量に基づいて、その後で像担持体に形成されるト
ナーパッチのトナー付着量を補正するので、正確に基準
濃度パッチのトナー付着量を検出することができる。そ
して、画像濃度制御用の基準濃度パッチを生成するため
の専用の領域を像担持体上に必要としないので、像担持
体が大型化することもない。
【0008】また、上記画像形成装置において、上記像
担持体の像を担持する面にその像担持体の移動方向の位
置を示すための位置情報手段を設けると共に、その位置
情報手段を検知する検知器を設け、上記トナー付着量補
正手段が、像担持体のトナーパッチのトナー付着量を検
出するのに先立って上記検知器が上記位置情報手段を検
知した後に像担持体が1回転あるいは1周回動する間上
記発光素子から像担持体に対して照射されて受光素子が
受光した光の反射光量を位置情報手段からの距離に対応
してそれぞれ検出し、その後で検出される上記トナーパ
ッチのトナー付着量をそのトナーパッチの位置情報手段
からの位置に対応する上記検出した反射光量に基づいて
補正する手段であるようにするとよい。
【0009】このようにすれば、像担持体の像を担持す
る面のトナー付着量に対応する上記反射光量を、像担持
体が1回転あるいは1周回動する間において位置情報手
段からの距離に対応して各位置でそれぞれ検出すること
ができ、その後で検出されるトナーパッチのトナー付着
量は、そのトナーパッチの位置情報手段からの位置に対
応する上記検出した反射光量に基づいて補正されるの
で、より正確な基準濃度パッチのトナー付着量を検出す
ることができる。
【0010】さらに、上述したような像担持体と、発光
素子と、受光素子と、トナー付着量検出手段とを備えた
画像形成装置において、上記像担持体の像を担持する面
にその像担持体の移動方向の位置を示すための位置情報
手段を設けると共に、その位置情報手段を検知する検知
器を設け、回転あるいは回動している像担持体上の位置
情報手段を検知器が検知してから一定時間後の検出タイ
ミングに像担持体の像を担持する面からの反射光量の検
出を行なった後、回転あるいは回動している像担持体上
の位置情報手段を上記検知器が検知してから一定時間後
の上記検出タイミングと同じタイミングで像担持体の像
を担持する面にトナーパッチを形成し、そのトナーパッ
チの検出したトナー付着量を上記反射光量の検出結果に
基づいて補正するトナー付着量補正手段を設けるとよ
い。
【0011】このようにすれば、回転あるいは回動して
いる像担持体上の位置情報手段を検知器が検知してから
一定時間後の検出タイミングに、その像担持体の像を担
持する面の反射光量を検出し、その後で同様に回転ある
いは回動している像担持体上の位置情報手段を検知器が
検知してから一定時間後の上記検出タイミングと同じタ
イミングで像担持体の像を担持する面にトナーパッチを
形成するので、その反射光量が検出された位置とトナー
パッチが形成される位置とが一致するため、その反射光
量に基づいて行なわれるトナーパッチのトナー付着量の
補正が、より正確になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による画像形成
装置の一実施形態例であるカラー画像形成装置を制御系
と共に示す全体構成図である。このカラー画像形成装置
は、像担持体であるベルト状の感光体1を備えており、
その感光体1は回転ローラ2,3により回動可能に支持
され、その各回転ローラ2,3の駆動により矢示A方向
に回動される。感光体1の外周部には、帯電装置4,除
電ランプL,感光体1用のクリーニングブレード15A
が配置されている。帯電装置4の下流位置には、光書込
手段であるレーザ書き込みユニット5より発せられるレ
ーザ光が照射される光書き込み部が設けられている。
【0013】光書き込み部より下流位置には、複数の現
像器が切り換え自在に支持された多色現像装置6が配置
されている。多色現像装置6は、収容するトナーの色毎
に、イエロー現像器,マゼンダ現像器,シアン現像器を
備えている。多色現像装置6の上部には、黒色トナーを
収容したブラック現像器7が備えられている。
【0014】これらの各現像器のいずれか1つが対応す
る色の現像タイミングに同期し、現像可能な位置に移動
する。多色現像装置6は、円周上120度の回転によっ
ていずれかの現像器を選択する機能を有している。そし
て、これらの現像器が稼動するときには、ブラック現像
器7は感光体1より離間した位置に移動する。その移動
は、カム45の回転により行なわれる。
【0015】レーザ書き込みユニット5は、図示しない
レーザ光源から画像の各色に対応する複数の画像形成信
号(書き込み情報)によってそれぞれ変調したレーザ光
を順次発生させ、ポリゴンモータ5Aによって回転され
るポリゴンミラー5Bを用いてそのレーザ光を周期的に
偏向させ、fθレンズ5C及びミラー5Dなどを経て、
帯電された感光体1の表面を走査してその表面に静電潜
像を形成する。
【0016】感光体1の表面に形成される静電潜像は、
対応する現像器からのトナーによって現像され、トナー
画像が形成・保持される。像担持体である中間転写ベル
ト10は、感光体1に隣接しており、回転ローラ11,
12により矢示B方向に回動可能に支持されている。感
光体1上のトナー画像は、中間転写ベルト10の裏側に
ある転写ブラシ13により、その中間転写ベルト10の
表面に転写される。
【0017】感光体1の表面は1色毎にクリーニングブ
レード15Aよりクリーニングされ、その表面に所定色
のトナー画像が形成される。そして、その都度中間転写
ベルト10の1回動毎にその表面の同じ位置に感光体1
上のトナー画像が転写されて、中間転写ベルト10上に
複数色のトナー画像が重ね合わせられて保持される。そ
の後、そのトナー画像は用紙やプラスチック等の記録媒
体に転写される。
【0018】その記録媒体への転写に際しては、給紙装
置(給紙カセット)17に収納されている記録媒体が給
紙ローラ18によって繰り出されて搬送ローラ19によ
り搬送され、レジストローラ対20に付き当てられた状
態で一旦停止された後、トナー画像の転写位置が正規の
ものとなるようにタイミングがとられて中間転写ベルト
10と転写ローラ14のニップに再搬送される。
【0019】そして、その記録媒体は転写ローラ14の
作用により中間転写ベルト10上の複数色のトナー画像
が一括転写された後、定着装置50に送られ、そこでト
ナー像が定着された後、排紙ローラ対51により本体フ
レーム9の上部の排紙スタック部52に排出される。
【0020】中間転写ベルト10には、回転ローラ11
の部位に中間転写ベルト10用のクリーニング装置16
が設けられており、クリーニングブレード16Aがクリ
ーニングブレード接離用アーム16Cを介して接離自在
の構成となっている。このクリーニングブレード16A
は、感光体1からトナー画像を受け取る工程では、中間
転写ベルト10から離れ、中間転写ベルト10から記録
媒体にトナー画像が転写された後に接触するようになっ
ていて、記録媒体にトナー画像が転写された後の残留ト
ナーを掻き取る。
【0021】クリーニングブレードは、前述したように
感光体1用と中間転写ベルト10用がある。これらブレ
ードが掻き取った廃トナーは、回収容器15に収納す
る。その回収容器15は適宜交換される。中間転写ベル
ト10用のクリーニング装置16の内部に設けられたオ
ーガ16Bが、クリーニングブレード16Aで掻き取ら
れた廃トナーを搬送し、図示しない搬送手段で回収容器
15に送るようになっている。31はユニット化された
プロセスカートリッジで、感光体1,帯電装置4,中間
転写ベルト10,クリーニング装置16,用紙搬送路を
形成する搬送ガイド30等を一体に組み込み、寿命到来
時に交換できるように構成されている。
【0022】なお、プロセスカートリッジ31の交換の
他に、多色現像装置6,ブラック現像器7なども寿命到
来時に交換するが、その交換性やジャム紙の処理を容易
にするため、本体の一部の前フレーム8は支軸9Aを中
心に開閉可能に回動できる構造にしてある。また、図1
の左方上部にはファン58が備えられており、機内の温
度過昇防止のために排風する。また、同図で右方には、
比較的小規模な別の給紙装置59が備えられている。
【0023】ところで、このカラー画像形成装置は、中
間転写ベルト10の像を担持する表面10aに光を照射
する発光素子と、その発光素子が照射した光の反射光を
受光する受光素子とが一体に形成された検出素子21
を、その中間転写ベルト10の表面10aに近接させて
設けている。そして、このカラー画像形成装置は、その
検出素子21の受光素子が受光した反射光量から中間転
写ベルト10の表面10aのトナー付着量を検出するト
ナー付着量検出手段として機能する制御装置60を備え
ている。
【0024】その制御装置60は、各種判断及び処理機
能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラ
ム及び固定データを格納したROMと、処理データを格
納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/
O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
【0025】この制御装置60は、中間転写ベルト10
の表面10aのトナー付着量を検出する前にその中間転
写ベルト10の表面10aからの上記反射光を中間転写
ベルト10が1周回動する間検出素子21の受光素子に
より検出し、その検出した反射光量に基づいて中間転写
ベルト10の表面10aに形成されて上記受光素子によ
り検出されるトナーパッチのトナー付着量を補正するト
ナー付着量補正手段としても機能する。
【0026】上記中間転写ベルト10の表面10aから
の反射光に対応する出力電圧とトナー付着量との関係
は、黒トナーの場合には正反射光を検出するので、図2
に示すようにトナー付着量が0(ゼロ)のときに出力電
圧が最も高くなり、右下がりのグラフ(線図)になる。ま
た、カラートナーの場合には、図3に示すようにトナー
付着量が0(ゼロ)のときに出力電圧が最も低くなり、
右上がりのグラフになる。なお、トナー付着量が0(ゼ
ロ)の時の出力電圧をVstとする。
【0027】このVstの値は、トナーなしのときの中間
転写ベルト10からの反射光による出力電圧であるが、
中間転写ベルト10の固体差や経時変化による反射特性
の違いにより、上記Vstの値は変化することがある。そ
のため、このカラー画像形成装置では、作像動作を開始
する前に、中間転写ベルト10が1周回動する間に亘っ
てVstの値を検出し、その平均値により検量線を補正す
るようにしている。
【0028】その補正方法としては、図4に示すように
複数の検量線の中から1番近いものを選択するか、図5
に示すように元の検量線のVstと、検出したVstとの差
をトナー付着量0のときを100%とし、トナー付着量
1mgのときを0%として、その間を多項式回帰する方
法等がある。
【0029】そして、上記のようなトナー付着量を検出
する前の反射光量の検出を行なった後にトナーパッチの
検出を実行し、上述したような補正された検量線に基づ
いてトナーパッチのトナー付着量を算出し、その算出さ
れたトナー付着量に基づいて作像条件を制御する。な
お、作像条件の制御とは、具体的には例えば多色現像装
置6及びブラック現像器7における現像バイアス電圧の
調整(電圧の上下)等を、図1に示す現像バイアス電源
25を制御することにより行なうことである。
【0030】図6は、この実施の形態における作像条件
制御に関する流れを示すフロー図である。すなわち、図
1に示した制御装置60が有するマイクロコンピュータ
は、作像条件制御がスタートすると、図6に示すよう
に、まず最初に上述したようにトナー付着量が0(ゼ
ロ)のときの出力電圧Vstを検出し、その後で検量線の
補正を行ない、次にトナーパッチの検出をする。さら
に、上記補正された検量線に基づいてトナーパッチのト
ナー付着量を算出し、その算出されたトナー付着量に基
づいて作像条件を制御する。
【0031】このようにすれば、中間転写ベルト10の
表面10aが残留したトナーや経時により汚れたとして
も、トナー付着量を検出する前に中間転写ベルト10を
1周回動させてその表面10aに検出素子21の発光素
子が光を照射して、その反射光を受光素子が受光したと
きの反射光量に基づいて、その後で中間転写ベルト10
に形成されるトナーパッチのトナー付着量を補正するの
で、正確に基準濃度パッチのトナー付着量を検出するこ
とができる。そして、画像濃度制御用の基準濃度パッチ
を生成するための専用の領域を中間転写ベルト10上に
必要としないので、装置全体を大きくするようなことも
ない。
【0032】図7はこの発明による画像形成装置の他の
実施の形態を示す図1と同様な全体構成図であり、図1
と対応する部分には同一の符号を付してある。このカラ
ー画像形成装置は、中間転写ベルト10の像を担持する
表面10aに、その中間転写ベルト10の回動(移動)方
向の位置を示すための位置情報手段であるマーク22を
ベルトの幅方向の一端部に設けると共に、そのマーク2
2を検知する検知器23を設けた点が、図1のカラー画
像形成装置と異なる。
【0033】また、このカラー画像形成装置では、トナ
ー付着量補正手段として機能する制御装置60′(図1
の制御装置60と同様なマイクロコンピュータを有して
いる)が、中間転写ベルト10のトナーパッチのトナー
付着量を検出するのに先立って検知器23がマーク22
を検知した後に中間転写ベルト10が1周回動する間検
出素子21の発光素子から中間転写ベルト10に対して
照射されて検出素子21の受光素子が受光した光の反射
光量をマーク22からの距離に対応してそれぞれ検出
し、その後で検出される上記トナーパッチのトナー付着
量をそのトナーパッチのマーク22からの位置に対応す
る上記検出した反射光量に基づいて補正する。
【0034】図8は、このカラー画像形成装置における
作像条件制御に関する流れを示すフロー図である。すな
わち、図7に示した制御装置60′が有するマイクロコ
ンピュータは、作像条件制御がスタートすると、まず最
初に作像動作を開始させる前に中間転写ベルト10上の
マーク22を検知器23で検知する。その後は、中間転
写ベルト10が1周する間の前述したVstを検出し、
それを制御装置60′が有しているRAM(メモリ)に
記憶する。
【0035】次に、検量線の補正を行ない、その後でト
ナーパッチの検出を行なうが、その際にはマーク22を
基準として、そこからの距離でトナーパッチの位置を検
出する。その後は、マーク22の位置からの距離ごとに
対応させてRAMに記憶させてある前述したVstの値か
ら、トナーパッチの位置に対応するものを読み出し、上
記補正された検量線に基づいてトナーパッチのトナー付
着量を算出する。そして、その算出されたトナー付着量
に基づいて作像条件を制御する。このようにしても、ト
ナーパッチのトナー付着量は、そのトナーパッチのマー
ク22からの位置に対応する上記検出した反射光量に基
づいて補正されるので、より正確な基準濃度パッチのト
ナー付着量を検出することができる。
【0036】ところで、図7に示した検知器23が、回
動している中間転写ベルト10上のマーク22を検知し
てから一定時間後の検出タイミングに中間転写ベルト1
0の像を担持する表面10aからの反射光量の検出を行
なった後、回動している中間転写ベルト10上のマーク
22を検知器23が検知してから一定時間後の上記検出
タイミングと同じタイミングで中間転写ベルト10の像
を担持する表面10aにトナーパッチを形成し、そのト
ナーパッチの検出したトナー付着量を上記反射光量の検
出結果に基づいて制御装置60′が補正するようにして
もよい。
【0037】すなわち、その場合の作像条件制御に関す
る流れを図9を使用して説明すると、まず最初に中間転
写ベルト10上のマーク22を検出し、そのマーク22
を検出してから一定時間後に、中間転写ベルト10の表
面10aからの反射光を検出素子21の受光素子により
検出してVstを求める。
【0038】次に、検量線の補正を行ない、その後で検
知器23がマーク22を検知してから一定時間後の上記
検出タイミングと同じタイミングで中間転写ベルト10
の表面10a(上記Vstを求めた場所と同じ位置)にト
ナーパッチを形成し、そのトナーパッチを検出する。そ
の後は、先に求めておいたVstに基づいて補正された検
量線に基づいてトナーパッチのトナー付着量を算出し、
その算出されたトナー付着量に基づいて作像条件を制御
する。
【0039】このようにすれば、中間転写ベルト10の
像を担持する表面10a上のマーク22を検知器23が
検知してから一定時間後の検出タイミングに、その表面
10aの反射光量が検出され、その後で同様に検知器2
3がマーク22を検知してから一定時間後の上記検出タ
イミングと同じタイミングで中間転写ベルト10の表面
10aにトナーパッチを形成するので、その反射光量が
検出された位置とトナーパッチが形成される位置とが一
致するため、トナーパッチのトナー付着量を正確な値に
補正することができる。
【0040】以上、像担持体である中間転写ベルト10
の表面10aに担持されたトナーの付着量を検出し、そ
れによって作像条件を制御するようにした場合の例につ
いて説明したが、この発明は同様に像担持体である感光
体1の表面に担持されたトナーの付着量を検出し、それ
によって作像条件を制御する場合にも、同様に適用する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像濃度制御用の基準濃度パッチ(トナーパッチ)
を生成するための余分な領域を中間転写体や感光体等の
像担持体上に必要とせずに、基準濃度パッチのトナー付
着量を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の一実施形態例で
あるカラー画像形成装置を制御系と共に示す全体構成図
である。
【図2】同じくそのカラー画像形成装置の黒トナーの場
合の出力電圧とトナー付着量との関係を示す線図であ
る。
【図3】同じくそのカラー画像形成装置のカラートナー
の場合の出力電圧とトナー付着量との関係を示す線図で
ある。
【図4】複数の検量線の中から1番近いものを選択する
検量線の補正方法の一例を示す線図である。
【図5】検量線を補正する他の方法の一例を示す線図で
ある。
【図6】図1のカラー画像形成装置における作像条件制
御に関する流れを示すフロー図である。
【図7】この発明による画像形成装置の他の実施の形態
を示す図1と同様な全体構成図である。
【図8】図7のカラー画像形成装置における作像条件制
御に関する流れを示すフロー図である。
【図9】他の作像条件制御に関する流れを示すフロー図
である。
【符号の説明】
1:感光体(像担持体) 10:中間転写ベルト(像担持体) 10a:表面 21:検出素子 22:マーク(位置情報手段) 23:検知器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体の像を担持する
    面に光を照射する発光素子と、その発光素子が照射した
    光の反射光を受光する受光素子と、該受光素子が受光し
    た反射光量から前記像担持体の像を担持する面のトナー
    付着量を検出するトナー付着量検出手段とを備えた画像
    形成装置において、 前記像担持体のトナー付着量を検出する前に該像担持体
    の像を担持する面からの前記反射光を前記像担持体が1
    回転あるいは1周回動する間前記受光素子により検出
    し、その検出した反射光量に基づいて前記像担持体の像
    を担持する面に形成されて前記受光素子により検出され
    るトナーパッチのトナー付着量を補正するトナー付着量
    補正手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体の像を担持する面に該像担持体の移動方向
    の位置を示すための位置情報手段を設けると共に、該位
    置情報手段を検知する検知器を設け、 前記トナー付着量補正手段が、前記像担持体のトナーパ
    ッチのトナー付着量を検出するのに先立って前記検知器
    が前記位置情報手段を検知した後に前記像担持体が1回
    転あるいは1周回動する間前記発光素子から前記像担持
    体に対して照射されて前記受光素子が受光した光の反射
    光量を前記位置情報手段からの距離に対応してそれぞれ
    検出し、その後で検出される前記トナーパッチのトナー
    付着量を該トナーパッチの前記位置情報手段からの位置
    に対応する前記検出した反射光量に基づいて補正する手
    段であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、該像担持体の像を担持する
    面に光を照射する発光素子と、その発光素子が照射した
    光の反射光を受光する受光素子と、該受光素子が受光し
    た反射光量から前記像担持体の像を担持する面のトナー
    付着量を検出するトナー付着量検出手段とを備えた画像
    形成装置において、 前記像担持体の像を担持する面に該像担持体の移動方向
    の位置を示すための位置情報手段を設けると共に、該位
    置情報手段を検知する検知器を設け、 回転あるいは回動している前記像担持体上の前記位置情
    報手段を前記検知器が検知してから一定時間後の検出タ
    イミングに前記像担持体の像を担持する面からの反射光
    量の検出を行なった後、回転あるいは回動している前記
    像担持体上の前記位置情報手段を前記検知器が検知して
    から一定時間後の前記検出タイミングと同じタイミング
    で前記像担持体の像を担持する面にトナーパッチを形成
    し、そのトナーパッチの検出したトナー付着量を前記反
    射光量の検出結果に基づいて補正するトナー付着量補正
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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