JP2008222321A - 排紙収容装置及び画像形成装置 - Google Patents

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道則 松井
Naoki Yoneyama
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Abstract

【課題】排出用紙を受ける用紙受け部の傾斜を利用して用紙揃えを行なう際の用紙揃え精度を向上させる。
【解決手段】画像形成装置に用いられる排紙収容装置の構成として、画像が形成された用紙を排出する排出ロール32と、排出ロール32によって排出された用紙を受ける用紙受け部34を有し、この用紙受け部34に用紙を積載状態で収容する排紙収容部33と、画像形成条件で指定された用紙の情報に基づいて、水平面を基準とした用紙受け部34の傾斜角度を調整する角度調整手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、排紙収容装置及び画像形成装置に関する。
昨今のプリンタや複写機には、画像形成を終えた排出用紙をバスケット状のものに入れたり、台車の上に排出したりして積載するなど、多量の用紙を一度に取り出すことができる、コンテナスタッカーと呼ばれる装置が使われている。コンテナスタッカーに関する従来技術として、例えば下記特許文献1には、排紙トレイに着脱可能にコンテナを取り付けるとともに、このコンテナの底板の前部に設けられた前板を、用紙の先端を整合し得る整合ストッパとして用いる技術が記載されている。
特開昭63−147768号公報
本発明は、排出用紙を受ける用紙受け部の傾斜を利用して用紙揃えを行なう際の用紙揃え精度を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像が形成された用紙を排出する用紙排出手段と、前記用紙排出手段によって排出された用紙を受ける用紙受け部を有し、前記用紙受け部に前記用紙を積載状態で収容する排紙収容部と、画像形成条件で指定された用紙の情報に基づいて、水平面を基準とした前記用紙受け部の傾斜角度を調整する角度調整手段とを備えることを特徴とする排紙収容装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の排紙収容装置において、前記角度調整手段は、前記用紙の情報を用いて特定した用紙の種類に基づいて前記用紙受け部の傾斜角度を設定し、当該設定角度に合わせて前記用紙受け部の傾斜角度を変更することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された用紙を収容する排紙収容手段とを備え、前記排紙収容手段は、前記画像が形成された用紙を排出する用紙排出手段と、前記用紙排出手段によって排出された用紙を受ける用紙受け部を有し、前記用紙受け部上に前記用紙を積載状態で収容する排紙収容部と、画像形成条件で指定された用紙の情報に基づいて、水平面を基準とした前記用紙受け部の傾斜角度を調整する角度調整手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、排出用紙を受ける用紙受け部の傾斜を利用して用紙揃えを行なう際の用紙揃え精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、用紙の種類に応じて用紙受け部の傾斜角度を適切に調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像形成手段で画像が形成された用紙を排紙収容手段に収容する場合に、排出用紙を受ける用紙受け部の傾斜を利用して用紙揃えを行なう際の用紙揃え精度を向上させることができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成システムの構成例を示すブロック図である。図1において、画像形成装置100は、例えば、ネットワーク通信機能を備える複写機、プリンタ又はデジタル複合機などによって構成されるものである。この画像形成装置100は、複数のクライアント装置200とネットワーク300を介して相互に通信可能に接続されている。各々のクライアント装置200は、例えば、ネットワーク通信機能を備えるパーソナルコンピュータなどによって構成されるものである。ネットワーク300は、例えば、LAN(Local Area Network)などによって構成されるものである。
上記構成の画像形成システムにおいては、各々のクライアント装置200から画像形成装置100にネットワーク300を介して画像形成条件が送られる。そうすると、画像形成装置100では、クライアント装置200から送られた画像形成条件にしたがって画像形成処理を行なう。また、画像形成装置100は、各々のクライアント装置200から画像形成条件を受け付けた(受信した)順序にしたがって、各々の画像形成条件に基づく画像形成処理を順に行なう。
図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。図示のように、画像形成装置100は、大きくは、コントローラ101と、操作パネル102と、画像形成部103と、排紙収容装置104とを備えた構成となっている。
コントローラ101は、上記ネットワーク300を介して各々のクライアント装置200から画像形成条件を受け付けるとともに、この画像形成条件に基づく画像形成処理(印刷処理等)や、操作パネル102で指定された画像形成条件に基づく画像形成処理(複写処理等)を行なうにあたって、画像形成装置100全体の処理動作を統括的に制御するものである。
操作パネル102は、画像形成装置100を使用する使用者が各種の情報を入力したり、使用者に対して各種の情報を表示したりするためのインターフェースとなるものである。操作パネル102は、例えば、各種のボタン、スイッチ、キー等を有する入力部と、タッチパネル付きの液晶ディスプレイからなる表示部とによって構成される。画像形成装置100を使用する使用者は、操作パネル102を用いて画像形成条件を指定可能となっている。
画像形成部103は、画像形成条件にしたがって用紙に画像を形成(印刷)するものである。画像形成部103は、例えば、電子写真方式に基づいて用紙に画像を形成するプリンタエンジンを用いて構成されるものである。
排紙収容装置104は、画像形成部103で画像が形成された用紙を取り込んで収容するものである。
図3は画像形成部103のプリンタエンジンの構成例を示す概略図である。図示したプリンタエンジンは、画像形成部103の本体(筐体)に対して引き出し可能に設けられた複数(図例では3つ)の用紙収容部1,2,3に収容された用紙に白黒又はカラーの画像を形成するものである。複数の用紙収容部1,2,3は、上下に多段に配置されている。具体的には、用紙収容部1が上段に配置され、用紙収容部2が中段に配置され、用紙収容部3が下段に配置されている。
各々の用紙収容部1,2,3は、一般に給紙トレイ又は給紙カセットとも呼ばれるもので、画像形成に使用される用紙を積載状態で収容するものである。コントローラ101においては、用紙収容部ごとに種々の情報を個別に設定可能となっている。用紙収容部の設定情報のなかには、用紙収容部に収容されている用紙の種類を特定するための情報が含まれている。用紙の種類は、例えば、用紙の寸法、坪量、厚さ、紙質、製紙メーカー名、品番などの項目で区別されるものである。用紙収容部の設定情報は、例えば、操作パネル102を用いて設定されるものである。
用紙収容部1の近傍には、給紙用のロールとして、呼び出しロール4と送り出しロール5が配置されている。呼び出しロール4は、用紙収容部1に収容された用紙を、最上位の用紙から順に呼び出すものである。送り出しロール5は、呼び出しロール4によって呼び出された用紙を1枚ずつ分離して送り出すものである。これと同様に、中段の用紙収容部2の近傍にも、給紙用のロールとして、呼び出しロール6と送り出しロール7が配置され、下段の用紙収容部3の近傍にも、給紙用のロールとして、呼び出しロール8と送り出しロール9が配置されている。
また、画像形成部103の本体内には用紙搬送路が形成されている。用紙搬送路は、図示しない搬送路形成部材を用いて形成されるものである。用紙搬送路上には複数(図例では4つ)の搬送ロール10〜13が設けられている。各々の搬送ロール10〜13は、一対のロールの間に用紙を挟み込んで回転することにより、用紙に搬送力を付与して用紙を搬送するものである。
プリンタエンジンの構成は、ベルト状の感光体14を用いたタンデム型のマシン構成となっている。感光体14は、無端状のベルト部材によって構成されたもので、一対の支持ロール15A,15Bとテンションロール16とによって支持されている。一対の支持ロール15A,15Bは、一方のロールを回転駆動側、他方のロールを回転従動側として回転することにより、感光体14を矢印方向に走行させるものである。テンションロール16は、感光体14に所定のテンションを付与するものである。
感光体14の走行方向において、支持ロール15Aとテンションロール16との間には4つの画像形成ユニット17,18,19,20が設けられている。画像形成ユニット17は、帯電器17Aとレーザー露光器17Bと現像器17Cとを備えた構成となっている。帯電器17Aは、感光体14の表面を一様な電位に帯電させるものである。レーザー露光器17Bは、帯電器17Aで一様な電位に帯電された感光体14の表面をレーザービームで露光走査することにより、感光体14の表面に静電潜像を形成するものである。現像器17Cは、レーザー露光器17Bで形成された静電潜像をトナーで現像することにより、感光体14の表面にトナー画像を形成するものである。
これと同様に、画像形成ユニット18は、帯電器18Aとレーザー露光器18Bと現像器18Cとを備え、画像形成ユニット19は、帯電器19Aとレーザー露光器19Bと現像器19Cとを備え、画像形成ユニット20は、帯電器20Aとレーザー露光器20Bと現像器20Cとを備えた構成となっている。
また、各々の画像形成ユニット17〜20は、互いに異なる色のトナーを用いて感光体14の表面に可視画像(トナー画像)を形成するものである。例えば、画像形成ユニット17はイエローのトナーを用いて画像を形成し、画像形成ユニット18はマゼンタのトナーを用いて画像を形成し、画像形成ユニット19はシアンのトナーを用いて画像を形成し、画像形成ユニット20はブラックのトナーを用いて画像を形成するものである。
転写ロール21は、支持ロール15Bとの間に感光体14を挟むように配置されている。また、転写ロール21は、図示しない付勢部材によって支持ロール15Bに押し付けられる方向に付勢されている。転写ロール21は、支持ロール15Bとの間に用紙を挟み込んで回転しつつ、トナーと逆極性の電荷を用紙に印加することにより、感光体14から用紙にトナー画像を転写させるものである。
定着器22は、用紙に転写されたトナー画像を加熱加圧方式で用紙に定着させるものである。定着器22は、転写ロール21よりも用紙搬送方向の下流側に配置されている。定着器22は、加熱ロール22Aと加圧ロール22Bとを用いて構成されている。加熱ロール22Aは、ヒータ等によって所定の温度(定着温度)に加熱されるものである。加圧ロール22Bは、加熱ロール22Aに所定の圧力で接触するように配置されている。
上記構成からなるプリンタエンジンにおいて、用紙に白黒の画像を形成する場合は、ブラックのトナーを用い、用紙にカラーの画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色、又はこれにブラックを加えた4色のトナーを用いる。一例として、4色のトナーを用いてカラー画像を形成する場合は、矢印方向に一定の速度で走行する感光体14に対して、各々の画像形成ユニット17,18,19,20によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像が順に形成される。その際、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナーは、感光体14上で互いに重ねて現像されるが、ブラックのトナーは、感光体14上で他の色のトナーと重ねて現像されることはない。
一方、画像形成の対象となる用紙は、3つの用紙収容部1,2,3のなかで、いずれかの用紙収容部から送り出される。例えば、画像形成条件で指定された用紙を収容している用紙収容部が、上段の用紙収容部1であったとすると、この用紙収容部1に対応する呼び出しロール4及び送り出しロール5の回転により、用紙収容部1に収容された用紙が用紙搬送路へと送り出される。こうして送り出された用紙は、搬送ロール12の回転によって搬送方向の下流側へと搬送され、搬送ロール13に送り込まれる。
その後、用紙は、搬送ロール13の回転にしたがって、支持ロール15Bと転写ロール21の間に送り込まれる。その際、搬送ロール13の回転動作は、感光体14に形成された可視画像が転写ロール21との対向部分に到達するタイミングと同じタイミングで、当該対向部分に用紙が到達するようにコントローラ101によって制御される。このことから、搬送ロール13は、用紙の搬送方向において、用紙と画像の位置合わせを行なうレジストロールとなる。
また、搬送ロール13によって支持ロール15Bと転写ロール21の間に送り込まれた用紙には感光体14が接触し、この接触部分で転写ロール21がトナーと逆極性の電荷を用紙に付与することにより、感光体14上のトナー画像が用紙に一括転写される。その後、用紙は定着器22に送られ、そこで加熱ロール22Aによる加熱作用と加圧ロール22Bによる加圧作用によって用紙にトナー画像が定着される。以上のプロセスにより、画像形成部103で画像形成処理が行なわれる。なお、画像形成部103は、電子写真方式に限らず、他の方式で用紙に画像を形成するものであってもよい。
図4は排紙収容装置の構成例を示す概略図である。排紙収容装置104は、画像形成部103で画像が形成された用紙を取り込んで搬送する搬送ロール31と、この搬送ロール31によって搬送された用紙を排出する排出ロール32と、この排出ロール32によって排出された用紙を積載状態で収容する排紙収容部33と、排紙収容部33に設けられた用紙受け部34の傾斜角度を変更するための偏心カム35とを備えた構成となっている。
搬送ロール31は、画像形成部103側から送り込まれた用紙を受け取るとともに、受け取った用紙を排出ロール32に向けて搬送するものである。排出ロール32は、搬送ロール31によって搬送された用紙を排紙収容部33に向けて排出するものである。
排紙収容部33に設けられた用紙受け部34は、排出ロール32によって排出された用紙を当該用紙受け部34の上面側で受けるものである。用紙受け部34は、全体的にトレイ形状に形成されたもので、支軸36を中心に回転自在に支持されている。また、用紙受け部34は、排出ロール32による用紙排出方向(矢印方向)の上流側となる支軸36側を低位側、その反対側(用紙排出方向下流側)を高位側として、水平面に対して傾斜した状態に配置されている。
用紙受け部34の傾斜角度は、水平面を基準に規定されるものである。より具体的に記述すると、用紙受け部34の傾斜角度は、当該用紙受け部34の上面(用紙受け面)と水平面とのなす角度で規定されるもので、当該角度が大きくなるほど用紙受け部34の傾斜がきつくなる。
また、排紙収容部33には、用紙排出方向で用紙揃えの基準となる基準部材37が設けられている。排紙収容部33での用紙揃えは、排出ロール32によって排紙収容部33に排出された用紙の後端が基準部材37の基準面に突き当てられることにより行なわれる。用紙の後端とは、用紙搬送方向(用紙排出方向)の上流側を向いて配置される用紙の端部をいう。基準部材37は、例えば、支軸36を中心にして用紙受け部34と一体に回転自在に設けられたものであってもよいし、固定状態で設けられたものであってもよい。
偏心カム35は回転軸38に取り付けられている。偏心カム35は回転軸38と一体に回転するものである。偏心カム35の外周面は、用紙受け部34の下面側に接触している。回転軸38は、図示しない角度調整モータ(例えば、パルスモータなど)の駆動にしたがって回転するものである。また、回転軸38は、ベース部材39に固定された軸受け部材(不図示)によって回転自在に支持されている。ベース部材39は、排紙収容装置104の筐体部分にねじ等で取り付けられている。また、ベース部材39は水平に配置されている。
さらに、排紙収容部33の用紙受け部34にはバスケット状のコンテナ40が着脱可能に取り付けられている。コンテナ40は、用紙受け部34の上面に重ねて配置される用紙積載板41と平面視コ字形の用紙案内板42とを一体に有するものである。用紙受け部34にコンテナ40を取り付けた状態では、用紙受け部34と平行に用紙積載板41が配置される。また、排出ロール32によって排出された用紙は、コンテナ40の用紙積載板41の上に順に重ねて収容される。
上記構成からなる排紙収容装置104において、角度調整モータ(不図示)の駆動により回転軸38と一体に偏心カム35を図4の状態から反時計回り方向に回転させると、当該偏心カム35の回転にしたがって用紙受け部34の傾斜角度が変化(増大)する。角度調整モータにパルスモータを採用した場合は、当該パルスモータに供給する駆動パルスのパルス数を制御パラメータとして偏心カム35の回転角度を制御することが可能である。また、偏心カム35の回転角度位置は、ロータリーエンコーダー等を用いて検出することが可能である。
実際に偏心カム35を回転させたときの様子を図5〜図7に示す。図5の状態は、図4の状態から偏心カム35を反時計回り方向に90°回転させた状態であり、図6の状態は、図4の状態から偏心カム35を反時計回り方向に120°回転させた状態であり、図7の状態は、図4の状態から偏心カム35を反時計回り方向に180°回転させた状態である。本形態例においては、図4に示す状態での用紙受け部34の傾斜角度を初期角度(=θ0)、図5に示す状態での用紙受け部34の傾斜角度を第1の角度(=θ1)、図6に示す状態での用紙受け部34の傾斜角度を第2の角度(=θ2)、図7に示す状態での用紙受け部34の傾斜角度を第3の角度(=θ3)と定義する。そうした場合、それらの角度θ0〜θ3の間には、θ0<θ1<θ2<θ3の大小関係が成り立つ。
図8はコントローラ101によって制御される画像形成装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、コントローラ101は、ネットワーク300上のクライアント装置200又は操作パネル102を操作する使用者から画像形成条件を受け付けると、この画像形成条件にしたがって画像形成処理を開始する。そして、最初のステップS1においては、上記の画像形成条件で指定された用紙の情報を取得する。ここで記述する「用紙の情報」とは、画像形成条件に基づく画像形成処理を行なうにあたって、画像形成の対象となる用紙を一意に指定する用紙指定情報や、画像形成の対象となる用紙を収容している用紙収容部を一意に指定する用紙収容部指定情報などをいう。
次に、コントローラ101は、先のステップS1で取得した用紙の情報に基づいて、画像形成の対象となる用紙の種類を特定するとともに、当該特定した用紙の種類に基づいて用紙受け部34の傾斜角度を設定する(ステップS2)。用紙の種類に関しては、例えば、ステップS1で取得した用紙の情報が用紙指定情報である場合は、この用紙指定情報に基づいて用紙の種類を特定し、用紙の情報が用紙収容部指定情報である場合は、当該用紙収容部指定情報で指定された用紙収容部の設定情報に基づいて用紙の種類を特定する。
また、用紙受け部34の傾斜角度に関しては、例えば、コントローラ101が備えるデータベース(ハードディスク等)に格納されたデータテーブルを参照して設定する。図9にデータテーブルの一例を示す。図示したデータテーブルにおいては、用紙の種類が、図9(A)に示す用紙の厚さ(坪量)、図9(B)に示す用紙の長さ、図9(C)に示す紙質といった3つの項目に分かれている。このうち、用紙の長さは、用紙搬送方向(用紙排出方向)の用紙の寸法で規定されるものである。このため、例えば、A4定型サイズ(297mm×210mm))の用紙を、当該用紙の短辺部を用紙搬送方向に向けて搬送する場合の用紙の長さは297mmとなる。
用紙の厚さに関しては、坪量60g/m2未満の用紙を薄紙、坪量60g/m2以上、100g/m2未満の用紙を普通紙、坪量100g/m2以上の用紙を厚紙として区分し、それぞれに重み値を設定している。重み値は、用紙の厚さが厚いほど大きな値となるように、薄紙の場合が0.3に、普通紙の場合が0.6に、厚紙の場合が1.0にそれぞれ設定されている。
用紙の長さに関しては、210mm以上の用紙と、182mm以上、210mm未満の用紙と、182mm未満の用紙に区分し、それぞれに重み値を設定している。重み値は、用紙の長さが長いほど小さな値となるように、210mmの用紙の場合が0.1に、182mm以上、210mm未満の用紙の場合が0.3に、182mm未満の用紙の場合が0.5にそれぞれ設定されている。
紙質に関しては、上質紙と、中質紙と、下級紙(更紙)に区分し、それぞれに重み値を設定している。重み値は、紙質が上質になるほど小さな値となるように、上質紙の場合が0.1に、中質紙の場合が0.2に、下級紙の場合が0.1にそれぞれ設定されている。
コントローラ101は、上述のように用紙の種類ごとに重み値を設定したデータテーブルを参照することにより、例えば、上記ステップS1で取得した用紙の情報を用いて特定した用紙の種類が、A4の普通紙で、かつ用紙の長さが210mmの中質紙であった場合は、それに対応してデータテーブルに設定されている重み値(0.6、0.1、0.2)を読み出して加算し、これによって得られる重み加算値にしたがって用紙受け部34の傾斜角度を設定する。
重み加算値と傾斜角度の関係は、図9(D)のデータテーブルに示すように、重み加算値が0.5以上、0.8以下で傾斜角度が第1の角度θ1に、重み加算値が0.9以上、1.2以下で傾斜角度が第2の角度θ2に、重み加算値が1.3以上、1.8以下で傾斜角度が第3の角度θ3に設定されるように対応付けられている。このため、コントローラ101は、上記の事例にしたがってデータテーブルから重み値(0.6、0.1、0.2)を読み出した場合は、重み加算値を“0.6+0.1+0.2=0.9”と算出し、この算出結果にしたがって用紙受け部34の傾斜角度を第2の角度θ2に設定する。
こうして用紙受け部34の傾斜角度を設定したら、この設定角度に合わせて用紙受け部34の傾斜角度を変更するために、角度調整モータを駆動して偏心カム35を回転させる。画像形成処理を開始する段階(角度調整前の段階)では、用紙受け部34の傾斜角度が初期角度θ0(図4の状態)に設定されている。このため、上記ステップS3で用紙受け部34の傾斜角度を第2の角度θ2に設定した場合は、この設定角度に基づいてコントローラ101が角度調整モータを駆動することにより、図4の状態から偏心カム35を反時計回り方向に120°回転させる。これにより、図6に示すように用紙受け部34の傾斜角度が第2の角度θに合わせて変更される。
コントローラ101は、これまでの処理(ステップS1〜S3)を、1枚目の用紙が画像形成部103を経て排紙収容装置104の用紙受け部34に排出される前に行なう。このため、画像形成部103で画像が形成された用紙は、予め傾斜角度が調整された用紙受け部34の上に排出されることになる。また、用紙受け部34に排出された用紙は、当該用紙受け部34の傾斜に沿って滑り落ちることにより、用紙の後端が基準部材37の基準面に突き当てられる。このため、排紙収容部33に積載される各の用紙の後端は基準部材37の基準面に沿って揃えられる。
その後、コントローラ101は、最終用紙の排紙が終了したかどうかを繰り返し確認する(ステップS4)。最終用紙とは、画像形成条件で指定された枚数分の用紙の中で最後に画像形成処理される用紙をいう。
排出ロール32による最終用紙の排紙動作を終えると、コントローラ101は、角度調整モータを再び駆動して、用紙受け部34の傾斜角度を初期角度θ0に戻す(ステップS5)。例えば、上記ステップS2,S3で用紙受け部34の傾斜角度を第2の角度θ2に合わせて調整した場合は、角度調整モータを駆動することにより、図6の状態から偏心カム35を時計回り方向に120°回転させる。これにより、画像形成処理が終了した段階では、用紙受け部34の傾斜角度が初期角度θ0に戻った状態になる。
また、画像形成処理中に用紙受け部34に排出された用紙は、当該用紙受け部34に取り付けられたコンテナ40に積載状態で収容される。このため、画像形成処理が終了した段階で用紙受け部34からコンテナ40を取り外すことにより、画像形成済みの積載用紙をコンテナ40と一緒に画像形成装置100の外に取り出すことができる。
なお、用紙受け部34の傾斜角度を設定するにあたって、用紙の種類をどのように区分するかは任意に変更可能である。例えば、製紙メーカーや用紙の品番によって用紙の種類を区分してもよい。また、用紙の腰の強さは、パルプ繊維の方向性(縦目、横目)によっても異なるため、これを基準に用紙の種類を区分してもよい。さらに、のりつけ用紙や塗工紙などの特殊用紙を区分に加えてもよい。
また、用紙の種類ごとに設定した重み値で重み付けを行なって用紙受け部34の傾斜角度を設定するにあたっては、上記図9のデータテーブルに設定(登録)する重み値や重み加算値を、例えば操作パネル102を用いて任意に変更し得る構成としてもよい。
さらに、用紙受け部34の傾斜角度は、上述のように3段階で調整する以外にも、大小の2段階で調整するもの、又は4段階以上の多段階で調整するものであってもよい。また、用紙受け部34を水平に配置してコンテナ40の着脱作業を行えるように、用紙受け部34の初期角度θ0をほぼゼロにしてもよい。
本発明が適用される画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 プリンタエンジンの構成例を示す概略図である。 排紙収容装置の構成例を示す概略図である。 用紙受け部の傾斜角度を第1の角度に合わせた状態を示す図である。 用紙受け部の傾斜角度を第2の角度に合わせた状態を示す図である。 用紙受け部の傾斜角度を第3の角度に合わせた状態を示す図である。 画像形成装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 データテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
34…用紙受け部、35…偏心カム、100…画像形成装置、200…クライアント装置、300…ネットワーク、101…コントローラ、102…操作パネル、103…画像形成部、104…排紙収容装置

Claims (3)

  1. 画像が形成された用紙を排出する用紙排出手段と、
    前記用紙排出手段によって排出された用紙を受ける用紙受け部を有し、前記用紙受け部に前記用紙を積載状態で収容する排紙収容部と、
    画像形成条件で指定された用紙の情報に基づいて、水平面を基準とした前記用紙受け部の傾斜角度を調整する角度調整手段と
    を備えることを特徴とする排紙収容装置。
  2. 前記角度調整手段は、前記用紙の情報を用いて特定した用紙の種類に基づいて前記用紙受け部の傾斜角度を設定し、当該設定角度に合わせて前記用紙受け部の傾斜角度を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の排紙収容装置。
  3. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された用紙を収容する排紙収容手段とを備え、
    前記排紙収容手段は、
    前記画像が形成された用紙を排出する用紙排出手段と、
    前記用紙排出手段によって排出された用紙を受ける用紙受け部を有し、前記用紙受け部上に前記用紙を積載状態で収容する排紙収容部と、
    画像形成条件で指定された用紙の情報に基づいて、水平面を基準とした前記用紙受け部の傾斜角度を調整する角度調整手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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