JP2008220412A - 電気貯湯容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも、独立した吐出操作部材が上方から着脱でき、操作部の曲面を生かした認識しやすく単独タッチしやすいものとする。
【解決手段】器体1の上端の前部側への張り出し部31がなす操作部30で、独立した吐出操作部材61の押下操作を吐出スイッチ62に伝達して内容液を吐出して使用に供するのに、操作部30は上に凸の二次元曲面ないしは三次元曲面をなし、その頂点に設けた開口64bに吐出操作部材61を上方から嵌め入れてレバー型または非レバー型に押下操作できるよう支持したことにより、上記の目的を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は内容液を加熱して湯沸しや保温を行い貯湯し使用に供する電気貯湯容器に関し、詳しくは、定置できる器体を有して内容液をヒータで加熱して湯沸しや保温を行って貯湯し、貯湯している内容液を、器体の上端の内容液の給排を行う開口の口縁外周が前部側に張り出した張り出し部の上面がなす操作部に、独立した吐出操作部材の押下操作を直接または間接に吐出スイッチに伝達して吐出手段を働かせ、前記張り出し部を経てこの張り出し部から吐出口が下向きに開口した吐出路を通じ吐出し、使用に供する電気貯湯容器に関するものである。
長年の間、このような電気貯湯容器での操作部は、専ら、操作部壁に切り込みを入れてばね性を持たせた樹脂ばねといわれるスイッチ操作部(例えば、特許文献2、図5の沸騰用のボタン20、ロック解除用のボタン21参照。)を複数持ち、シール性を有して貼り付けられる樹脂シート(例えば、特許文献2、図5の表示シール38参照。)などの銘板で覆って、前記切り込みに対するシール性を発揮するのに併せ、スイッチ操作部に対応する位置表示や、ランプ表示部、文字表示などを有したものが主流であった。
しかし、樹脂ばね式のスイッチ操作部では耐久性などの面から大きさが限られ、銘板上の操作位置表示は大きくても、その下のスイッチ操作部は大きくないし、押し込み量は銘板の面内変形限度によって制限を受けるため、吐出操作という、ややもすれば力が入り、また、強い押し込み意識を以っての操作に不便さを感じさせたり、操作過剰分に応じ操作反力を余計に受ける不具合もある。
これに対し、押下操作する独立した吐出操作部材を持った電気貯湯容器は既に知られている(例えば、特許文献1、図2の給湯つまみ13、特許文献2、図1、図3、図4の給湯用のボタン34、特許文献3の図1、図2の操作部材32参照。)。このように、独立した吐出操作部材を設けて押下操作するような場合、押圧操作面を十分に大きく取れるし、銘板による面内変形限度による操作量制限も受けないので、上記のような問題を解消することができる。
特開平6−343554号公報 特開2001−169918号公報 特開2002−455号公報
しかし、特許文献1〜3に開示されている単独の吐出操作部材はいずれも、操作部壁の開口に対し、上方への抜け止め構造を有して下方から嵌め入れる設置構造を採用しているため、組み立て後に吐出操作部材に不具合が見つかったり、不具合が生じたりしても、吐出操作部材は外部から単独で取り出せず、メンテナンスが困難であったり、できなかったりする問題がある。
また、操作部は特許文献1〜3に記載されているように、左右方向で上に凸に湾曲し、かつ前部から後部つまり器体の開口に向かって傾斜するか、ゆるく上に凸に湾曲した曲面、つまり二次元曲面ないしは三次元曲面をなしているが、特許文献1〜3に記載の吐出操作部材はいずれも、他の操作部から独立し、かつ比較的操作面積を大きくまたはおよび上方へ幾分あるいは比較的高く突出した目立つ存在でありながら、操作部の頂点から外れて位置していて、頂点から外れている分操作部と面一な存在では認識しにくくまた、単独タッチしにくくなる。これを特許文献1に示すもののように上方に大きく突出させて対応すると、操作部の拭き取り清掃などの作業の邪魔になるし、使用中では不用意な吐出を招きやすい。
さらに、独立した吐出操作部材を設けて押下操作するには、吐出操作部材を銘板から独立して操作部に露出させる必要がある。このため、操作部壁には吐出操作部材を露出させる開口を必要とし、特許文献2、3に記載のもののように、この開口と吐出操作部材との隙間をそのままにする構造では、操作部が器体の給排用上端の開口に隣れていることなどが原因して、万一にも操作部に水が及ぶと前記隙間に侵入し、吐出操作部材直下のスイッチはもとより、操作部の下に設けられる回路基板、あるいは器体内に設けられる制御基板や電気装備品を損う可能性がある。また、特許文献1、図3の環状ゴム14によって隙間を塞ぐ構造では、部品点数、組み立て工数が増大してコスト上昇の原因となる上、吐出操作部材の操作頻度が高いことも原因して環状ゴム14の早期損傷を招きシール破壊が生じやすい問題がある。
本発明の主たる目的は、上記のような問題に鑑み、独立した吐出操作部材が操作部の開口に上方から着脱できて、しかも、操作部の二次元ないしは三次元曲面を生かした認識しやすく単独タッチしやすい電気貯湯容器を提供することにあり、さらには、操作部の開口と吐出操作部材との隙間に水が及んでも特別なシール部材の装着のない安価な構造にて電気装備品への影響をなくせる電気貯湯容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の電気貯湯容器は、定置できる器体を有して、内容液をヒータで加熱して湯沸しや保温を行って貯湯し、貯湯している内容液を、器体の上端の内容液の給排を行う開口から前部側に張り出した張り出し部の上面がなす操作部に、独立した吐出操作部材の押下操作を直接または間接に吐出スイッチに伝達して吐出手段を働かせ、前記張り出し部を経てこの張り出し部から吐出口が下向きに開口した吐出路を通じ吐出し、使用に供する電気貯湯容器において、前記操作部は上に凸の二次元曲面ないしは三次元曲面をなし、その頂点に設けた開口に前記吐出操作部材を上方から嵌め入れてレバー型または非レバー型に押下操作できるよう支持したことを特徴としている。
このような構成では、独立した吐出操作部材は、器体上端の開口から前部側への張り出し部の上面がなす操作部に十分な操作面積と押下ストロークを確保して位置でき、定置された器体上で容易かつユーザの吐出操作への思いに対応して押下操作されて、それを直接または間接に吐出スイッチに確実に伝達して吐出手段を働かせ、内容液を吐出路を通じ張り出し部から下向きに開口した吐出口から吐出させ、使用に供することができる。特に、吐出操作部材は周溝が形成する開口に上方から嵌め入れて押下操作できるように支持するのを利用して、弾性的な着脱、支持の組み立て分解を上方からできるようにする設計をすれば、上方から単独に着脱してメンテナンスできる。また、吐出操作部材は二次元ないしは三次元曲面である操作部の頂点に位置しているので操作部から突出しなくても認識されやすく他の邪魔なしに単独タッチしやすいし、目立つ存在の吐出操作部材の操作部での配置バランスがよく操作に違和感を与えない。
上記において、さらに、頂点は操作部の器体の開口側近傍で左右方向中央部にあることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、吐出操作部材が操作部の左右方向の中央位置で、しかも、張り出し部の器体側、特に器体からの張り出し基部側にあって、定置された器体の操作部における押下操作に最も安定な位置にあって押下操作の安定性、安心感をさらに高められる。
上記において、さらに、器体の開口を閉じる蓋と、この蓋に設けられて蓋を開き操作する開き操作部材とを備え、この開き操作部材と吐出操作部材とが器体の左右方向中央部で前後に並んでいることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、吐出操作部材は蓋の開き操作部材と隣接して前後に並び、器体の上面で協働した前後の方向性を有した1つのアクセントをなしながら、相互は操作部と蓋との割線に仕切られて、目的に応じた選択操作が混乱なく達成されるようになる。同時に、吐出操作部材は蒸気が外部に出る外側開口からも、かつ吐出口からも、遠くに位置して、吐出操作において蒸気の影響を受け難い利点があるし、外側開口、吐出口のいずれかに近すぎると蒸気の結露水の影響が強まり必須となる排水構造を省略できる利点もある。
上記において、さらに、操作部の開口は、操作部に吐出操作部材が吐出スイッチに押下操作を伝達する操作域を囲うように設けた周溝の外周壁が形成していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、操作部における吐出操作部材が吐出スイッチに押下操作を伝達する操作域を囲うように設けた周溝の外周壁がなす操作部上面への開口内で、吐出操作部材が押下操作されるもので、操作部には吐出操作部材と周溝の外周壁がなす操作部上面への開口との隙間が露出していて、操作部に隣れる器体上端の開口からの給排液などが及んで前記隙間に侵入することがあっても、浸入水は周溝内へと伝い落ちその底部に捕集される。このため、吐出操作部材による吐出スイッチに対する操作域はそれを囲う周溝の底よりも高いので、その底に捕集される水が及ぶことはなく、操作域に吐出操作部材の押下操作を吐出スイッチに直接伝達するための開口や、押下操作の伝達を仲介する樹脂ばね構造の仲介部による開口があっても、操作部下に侵入水が及ぶのを防止することができる。
上記において、さらに、周溝の底部は一方から他方に低くなっており、その最低位部に下方への排水孔を設けてあることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、周溝への捕集水を周溝の底部の低くした特定の箇所に集められるので、不用意に散らばるのを防止できる。特に、周溝の底部の特定の箇所となる最低位部に排水孔を設けることで、問題が無いか少ない箇所に排水して、周溝内に侵入水がいつまでも存在することを回避することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明で明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
本発明の電気貯湯容器によれば、独立した吐出操作部材によって容易かつユーザの吐出操作への思いに対応した押下操作ができ、それを吐出スイッチに確実に伝達して吐出手段を働かせ、内容液を吐出させて使用に供される便利さを確保して、しかも、吐出操作部材は周溝が形成する開口に上方から嵌め入れて押下操作できるように支持するのを利用した上方から単独に着脱できる設計により、上方から単独に着脱して容易にメンテナンスできる。また、吐出操作部材は二次元ないしは三次元曲面である操作部の頂点に位置しているので操作部から突出しなくても認識されやすく他の邪魔なしに単独タッチしやすいし、目立つ存在の吐出操作部材の操作部での配置バランスがよく違和感や不安感なしに安定操作ができる。
上記に加え、さらに、吐出操作部材が操作部の左右方向の中央位置で、しかも、張り出し部の器体側、特に器体からの張り出し基部側という押下操作に最も安定な位置にあってさらに安定かつ安心して吐出操作することができる。
上記に加え、さらに、吐出操作部材は蓋の開き操作部材と隣接して前後に並び、器体上面で協働した前後の方向性を有した1つのアクセントをなしながら、相互は操作部と蓋との割線に仕切られて、目的に応じた選択操作が混乱なく達成されるようになる。同時に、吐出操作部材は蒸気が外部に出る外側開口からも、かつ吐出口からも、遠くに位置して、吐出操作において蒸気の影響を受け難く操作の安全がはかれるし、外側開口、吐出口のいずれかに近すぎると蒸気の結露水の影響が強まり必須となる排水構造を省略することもできる。
上記に加え、さらに、操作部における吐出操作部材が吐出スイッチに押下操作を伝達する操作域をそれよりも低い底部を有した周溝が囲って、この周溝の外周壁がなす操作部への開口と吐出操作部材との間にできる環状の隙間のどの部分から水が侵入しても、周溝の外周壁を伝い落ちて周溝の底部に捕集され、底部よりも高い吐出操作部材下の操作域に及びにくく、この操作域に、吐出操作部材の吐出操作を吐出スイッチに伝達するための何らかの開口があっても操作部内側への水の進入を、特別なシール部材を採用する場合の部品点数や組み立て工数の増大なしに防止し、吐出スイッチなど内部電気装備品に対する防水を図れる。
上記に加え、さらに、周溝への捕集水を周溝の底部の低くした特定の箇所に集められるので、不用意に散らばるのを防止できる。特に、周溝の底部の特定の箇所となる最低位部に排水孔を設けることで、問題が無いか少ない箇所に排水して、周溝内に侵入水がいつまでも存在することを回避することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図1〜図11を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態は、家庭用の電気ポットの場合の一例であり、ステンレス鋼製の真空二重容器を外装ケースに収容した基本構成を有している。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、用途や真空二重容器の有無、真空二重容器の材質、外装ケースの有無は自由に選択することができる。もっとも、ステンレス鋼は金属の中で熱伝導性が低く、かつ曲げ剛性、強度が十分であり、しかも防錆効果を持つので、飲料用の電気貯湯容器には好適である。
本実施の形態の電気ポットは図8、図9に示すように、ステンレス鋼製の内筒4と外筒5により構成される金属製の真空二重容器3と、内筒4内の内容液を加熱するように真空二重容器3の一重底部に当てがったヒータ11とを備え、これらを外装ケース2に収容して器体1を構成している。このように真空二重容器3が曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間163の層が小さくてよくスリムでありながらその材質と相まって高い保温力を発揮することができる。しかし、真空二重容器3はその胴部が外部に露出して器体1を構成するようにしてもよい。真空二重容器3には内容液を器体1外に吐出する吐出路25が接続されている。この吐出路25は真空二重容器3と外装ケース2との間を立ち上がり、器体1の前部に吐出口25dが臨んでいる。吐出路25の途中には電動ポンプ26が設けられ、内容液を電動にて吐出できるようにしている。これに併せ、真空二重容器3の口部3bに通じる器体1上端の開口12を開閉できるように覆う蓋13を有し、この蓋13に手動のベローズポンプが設けられることもある。本実施の形態では設けていない。
吐出路25の立ち上がり部25aは透明管としてそこでの液量が器体1の図5に示す液量表示窓162から透視できるようにしている。しかし、吐出路25の立ち上がり部25aの上部に吐出流によって回転する流量センサを併せ設けることがある。流量センサによると吐出の開始、終了、吐出流量、吐出量、残量などが自動的に検出できる。吐出路25の立ち上がり部25aの上部、具体的には真空二重容器3内の満水位を超えた高さ位置に、器体1が前傾時、や横転したときに内容液が吐出路25を通じて流れ出るのを防止する前傾時、横転時止水弁40が設けられている。また、吐出路25は立ち上がり部25aから張り出し部31の下面を覆うパイプカバー部2dとの間に入る前記前傾時、横転時止水弁40を持った逆U字ユニット25bを有し、この逆U字ユニット25bの先端にある吐出口25dがパイプカバー部2dを通じて下向きに外部に開口するようにしている。
真空二重容器3の一重底部に当てがったヒータ11の背部には、金属製の遮熱板187が設けられ、真空二重容器3の外筒5の底部下面に溶接などして取り付けた取り付け金具188にねじ189によりねじ止めし、遮熱板187とヒータ11との間に金属製のバックアップ板92および図示しないばね部材を挟み込み、このばね部材によってヒータ11を一重底部に押し付け密着させている。
外装ケース2は樹脂製の底部材111と肩部材6との間に金属製の胴部112を挟み込む組み立て構造と、図9に示す肩部材6が形成する器体1の開口12の内周下部に設けた上向き段部12aに対し、真空二重容器3の上端フランジ部3aを載置して吊持し、この真空二重容器3の底部と底部材111とを溶接付けなどした図示しない取付金具およびねじにより連結した連結構造とで外装ケース2を一体化し、また、分離可能としている。
蓋13は図9に示すように、肩部材6の後部にある軸受部122にヒンジピン120によりヒンジ連結して、器体1の開口12を真空二重容器3の口部3bと共に開閉する蓋13を器体1に開閉できるようにしてある。軸受部122には蓋13側に設けたヒンジピン120を着脱できるように受け入れて軸受する開放部122aと、この開放部122aをばね123の付勢で閉じるストッパ124を設けてあり、ストッパ124を開にすると蓋13を半開きにした状態でヒンジピン120を軸受部122から蓋13を伴い出し入れでき、これが蓋13の着脱となる。また、蓋13は真空二重容器3の口部3bを閉じる部分を金属製、具体的にはステンレス鋼製の内蓋126として蓋13の内側に当てがってねじ止めし、蓋13下面と内蓋126外周との間に挟み込んだシール部材127が口部3bの内周に当接してシールするようにしている。
また、蓋13には、図9に示すように真空二重容器3からの蒸気を外部に逃がす蒸気通路125が形成され、蓋13の真空二重容器3内に面する位置の内側開口125aと、外部に露出する外面に形成された外側開口125bとの間で通じるように形成されている。蒸気通路125の途中には、器体1が横転して内容液が侵入してきた場合にそれを一時溜め込み、あるいは迂回させて、外側開口125bに至るのを遅らせる安全経路125cを設けてある。これにより、器体1が横転して内容液が蒸気通路125を通じて外部に流出するまでに器体1を起こすなどの処置ができるようになる。また、蒸気通路125には器体1の横転時に、蒸気通路125に侵入しようとし、あるいは侵入した内容液が先に進むのを阻止するように自重などで働く転倒時止水弁125dが適所に適数設けられている。
さらに、蓋13の前部には、蓋13の閉じ位置で肩部材6側の図示しない係止部に係合して蓋13を閉じ位置にロックするロック部材21が設けられ、蓋13が閉じられたときに係止部19に自動的に係合するようにばね22の付勢によってロック位置に常時突出するようにしている。これに対応して蓋13にはロック部材21を後退操作して前記ロックを解除するロック解除部材23が設けられている。ここに、ロック解除部材23は蓋13の閉じ位置へのロックを解除するもので、ロックを解除された蓋13は肩部材6との間にヒンジピン120まわりで働かせたばねによる付勢によって自動的に開くが、蓋13を開くことにかかわる点で、一種の開き操作部材といえるし、蓋13の開き操作を行うものもあり、本発明でいう開き操作部材である。
電動ポンプ26は遠心ポンプであって真空二重容器3の底部直ぐ下の位置に設けられ、真空二重容器3内から流れ込む内容液を吐出路25を通じて器体1外に臨む吐出口25dに向け送りだし、吐出口25dから外部に吐出させ使用に供する。
器体1において図1、図3、図6に示すように、器体1の肩部材6の開口12から前部側に嘴状に張り出す張り出し部31が形成され、この張り出し部31の上面は操作部30とされている。この操作部30には従来同様に、図1、図3に示すような樹脂ばねといわれるスイッチ操作部41、42、43など複数持ち、図5に示すような樹脂シートなどの銘板45を図6、図7に示すようにシール性を有して貼り合わせて水密状態に覆い、切り込みなどによる開口44に対するシール性を発揮させるのに併せ、スイッチ操作部41〜43に対応する位置表示46〜48や、ランプ表示部49〜51、文字表示52〜54などを有したものとし、液晶表示部55を設けている。因みに、スイッチ操作部41〜43は図5に示す銘板45における保温選択、再沸騰、ロック解除の文字表示52〜54を持った位置表示46〜48に対応している。
外装ケース2の底部材111の下向きの凹部111a内には下方から回転座環137が回転できるように嵌め合せて設けられ、器体1がテーブル面などに定置されたときに回転座環137の上で軽く回転して向きを変えられるようにしてある。
本実施の形態では、特に、上記のような操作部30において、図2に示すような独立した吐出操作部材61を図1、図3〜図8に示すように設けて、その押下操作を直接または間接に図1、図4、図6に示す吐出スイッチ62に伝達して吐出手段としての前記電動ポンプ26を働かせ、前記張り出し部31を経てこの張り出し部31から吐出口25dが下向きに開口した吐出路25を通じ吐出し、使用に供するのに、操作部30における図1、図4、図6に示すような吐出操作部材61が吐出スイッチ62に押下操作を伝達する操作域63を囲う図1、図4に示すような周溝64を設け、この周溝64の外周壁64aが形成する開口64b内に吐出操作部材61を図1〜図8に示すように上方から嵌め入れて押下操作できるように支持している。このような独立した吐出操作部材61は、器体1上端の開口12から前部側への張り出し部31の上面がなす操作部30に十分な操作面積と押下ストロークを確保して位置できる。これによって、定置された器体1上で容易かつユーザの吐出操作への思いに対応した強さや押下量にて押下操作されて、それを直接または間接に吐出スイッチ62に確実に伝達して電動ポンプ26を働かせ、内容液を吐出路25を通じ張り出し部31から下向きに開口した吐出口25dから吐出させ、使用に供することができる。
特に、この吐出操作部材61は、操作部30における吐出操作部材61が吐出スイッチ62に押下操作を伝達する操作域63を囲うように設けた周溝64の外周壁64aがなす操作部30上面への開口64b内で押下操作されるもので、操作部30には吐出操作部材61と周溝64の外周壁64aがなす操作部30上面への開口64bとの図4〜図6に示すような隙間65が露出していて、操作部30に隣れる器体1上端の開口12からの給排液などが及んで隙間65に侵入することが万一あっても、浸入水は周溝64内へと伝い落ちその底部64cに捕集される。このため、吐出操作部材61による吐出スイッチ62に対する操作域63はそれを囲う周溝64の底部64cよりも高いので、その底部64cに捕集される水が操作域63に及ぶことはない。従って、操作域63に吐出操作部材61の押下操作を吐出スイッチ62に直接伝達するための開口や、図示例のように押下操作の伝達を仲介する樹脂ばね構造の仲介部66による図1、図4、図6に示すような開口67があっても、操作部30下に侵入水が及ぶのを防止することができる。
この結果、独立した吐出操作部材61によって容易かつユーザの吐出操作への思いに対応した押下操作ができ違和感や不満を与えないし、その押下操作を吐出スイッチ62に確実に伝達して内容液を吐出させて使用に供せる便利さを確保した上で、操作部30における吐出操作部材61が吐出スイッチ62に押下操作を伝達する操作域63をそれよりも低い底部64cを有した周溝64が囲って、この周溝64の外周壁64aがなす操作部30への開口64bと吐出操作部材61との間にできる環状の隙間65のどの部分から水が侵入しても、周溝64の外周壁64aを伝い落ちて周溝64の底部64cに捕集され、底部64cよりも高い吐出操作部材61下の操作域63に及びにくく、この操作域63に、吐出操作部材61の吐出操作を吐出スイッチ62に伝達するための何らかの開口67があっても操作部30内側への水の浸入を、特別なシール部材を採用する場合の部品点数や組み立て工数の増大なしに、従ってそれによるコスト上昇なしに防止し、図4に示すように吐出スイッチ62、液晶表示部55内側の液晶表示モジュール68、その他のスイッチや表示ランプを搭載した表示基板71、図8、図9に示すように真空二重容器3と外装ケース2との胴部間に設けた制御基板72、図9に示すように真空二重容器3と外装ケース2との底部間に設けた電源基板73など内部電気装備品に対する防水を図れる。
なお、吐出操作部材61は操作部30とほぼ面一になるほぼ同じ上面高さの関係にあり、これによって操作部30における吐出操作部材61の下に対向する操作域63は吐出操作部材61の厚みないしは高さ方向寸法分だけ、操作部30の上面から、従って操作部30のスイッチ操作部41〜43の配列面より一段低い位置にあるが、それを囲う周溝64の底部64cよりも低くなることはない。また、操作部30の上面には図1、図3、図4に示すように前記銘板45を貼り合わせる貼り合わせ域を囲うようリブ30aを形成し、貼り合わせ時の位置決めとなるようにしている。
しかも、吐出操作部材61は周溝64が形成する開口64bに上方から嵌め入れて押下操作できるように支持するのを利用して、弾性的な着脱、支持の組み立て分解を上方からできるようにする設計をすれば、上方から単独に着脱して容易にメンテナンスできる。
また、周溝64が形成する開口64bは、図3、図4、図8に示すように吐出操作部材61よりも若干大きく、かつ平面視してほぼ相似形であるようにしている。これにより、吐出操作部材61と周溝64が形成する開口64bとは、相互間のほぼ均一な隙間65によって互いが擦れ合うことなくスムーズに押下動作および復帰動作ができ、かつ、水が部分的に侵入しやすくなるのを防止できる。しかし、隙間65は最小隙間とするのが好適であり、それによって、水が侵入してもその表面張力で隙間65のボリューム内に溜まって詰まり、周溝64内に伝い落ちたり流れ落ちたりするのを、それ以上の侵入に併せ抑制することができる。もっとも、吐出操作部材61の外周と周溝64が形成する開口64b内周との間をシールする図示しないシール部材を吐出操作部材61の外周か、開口64bの内周かに設けると周溝64内への水の侵入自体に対する防水効果が向上する。
また、吐出操作部材61を図2、図4に示すような板状部材とすることで、高さ方向寸法を抑えると、その分だけ操作域63の操作部30上面に対して低くする段差を小さくし、周溝64の深さを浅くしても底部64cと操作域63とに必要な高さの差をかさ低い条件下で満足することができ、器体1高さが徒に大きくなるようなことを防止することができる。
ここで、周溝64の開口64bとの間に隙間65を形成する輪郭位置よりも若干内側に寄って操作域63よりも低い位置まで延び、かつ、隙間65を通じて浸入する侵入水を操作域63側への濡れを生じさせずに周溝64の底部64cへ伝い落ちさせるといった図4に仮想線で例示するような水切りエッジ61aを設けると、隙間65内のそのボリューム分の水が表面張力で安定している詰まり状態から、隙間65の内側に漏れ出て吐出操作部材61の裏面への濡れを生じ、万一操作域63側に伝い移ろうとしても、水切りエッジ61aによって堰き止めて操作域63よりも下まで伝い落して、操作域63側に濡れ移るようなことなく周溝64の底部64cに捕集されるのを保証することができる。
また、操作域63に既述した吐出操作部材61の押下を吐出スイッチ62に伝達する樹脂ばね構造の仲介部66を設けて、吐出操作部材61の押下操作の吐出スイッチ62への伝達を仲介することによって、吐出操作部材61が操作部30の壁の内側まで入り込むような吐出操作部材61の成形に不利なかさ高構造を避けて本実施の形態が実現し、しかも、仲介部66が開口67を持つ樹脂ばね構造であっても水の侵入の心配がないのでシール材の貼り合わせが不要でシール材により十分な押下操作量が損なわれることはない。
また、周溝の底部64cは図1、図4、図6、図7に示すように一方から他方に低くなっている。これにより、周溝64への捕集水を周溝64の底部64cの低くした特定の箇所に集められるので、不用意に散らばるのを防止できる。特に、周溝64の底部64cの図1、図6、図7に示す最低位部64dに下方への排水孔74を設けてある。これにより、最低位部64dが特定の個所であるのを利用して設けた排水孔74により、問題が無いか少ない箇所に排水して、周溝64内に侵入水がいつまでも存在すること、従って、それにより器体1を傾けるなどの取り扱いによっては開口67のある操作域63に水が及んでしまうようなことを回避することができる。
具体的には、排水孔74は図6、図7に示すように、前記前傾時、横転時止水弁40の後部上に位置して、排水を前傾時、横転時止水弁40の上に流れ落ちるように案内し、前傾時、横転時止水弁40を伝い落ちるようにしている。これによって、他の電気装備品に濡れ移ったり、流れ落ちるのを防止することができる。それには、例えば、排水は前傾時、横転時止水弁40から吐出路25の立ち上がり部25aへと伝い落ちさせて、外装ケース2と真空二重容器3との胴部間において器体1内底部まで案内し、その底部の電気装備品のない位置へと流れ落ち外部に排出させるようにすることができる。本実施の形態では、前傾時、横転時止水弁40が中央部の膨らみを除いて天板40aを図6、図7に示すように前傾時、させて、流れ落ちてきた排水を制御基板72から遠ざかる方向となる張り出し部31の前部側に案内してパイプカバー部2d上に流れ落ちるようにし、パイプカバー部2d上に流れ落ちた排水はパイプカバー部2dの後部側に低くなり、かつ図8に示すように左右方向において中央部が最低位となる下に凸の湾曲形状をなしているのを利用して、その最低位部に設けた排水孔75から器体1の前部下へ流下させるようにしている。図6、図7の矢印はそのような排水の流れを示している。
さらに、表示基板71、制御基板72、電源基板73のそれぞれは、周溝64への侵入水が排水される空間76に位置しているが、いずれも空間76から隔絶するカバーケース77、78、79が施されていて、万が一排水が及ぶことがあっても電気装備品の内装域に侵入するようなことを防止できる。また、表示基板71のカバーケース77は排水孔75下端よりも上に位置して排水孔75部と繋がっているので、排水が濡れ移るのを防止しやすい。制御基板72はカバーケース78と共に図8に示すように、排水が案内される器体1の左右方向中央部から左側に片寄って位置するので、排水が及ぶのを防止しやすい。電源基板73はカバーケース79と共に、電動ポンプ26は駆動モータと共に、排水がパイプカバー部2d内から後部側に溢れたときに伝い落ちる外装ケース2の前部から後方へ大きく離れ定置しているので、排水が及ぶのを防止しやすい。
さらに、吐出操作部材61の開口64b内への押下操作を可能とする支持構造について具体的に述べる。吐出操作部材61は樹脂製で図2に示すような舌片状の板部材よりなり、背部左右両側の下方に延びる取り付け片61bのそれぞれに、内向きに突出する軸61cが一体成形されている。これに対し、上方に開口したボックス型の本体部81bの周壁においてスリット81cによる切り離し部を有して形成された左右側壁の上端に前記軸61cが嵌り合う軸受片81aを一体成形した図2に示すような樹脂製の支持部材81が組み合わさって、吐出操作部材61を支持するようにしている。
詳述すると、支持部材81は本体部81bが平面視長方形をなし、図1に示すように周溝64の最低位部64dにおける操作域63の背部範囲をその両側の排水孔74の配置部から隔絶して形成した平面視長方形のボックス部64eに図1、図6に示すように上方から嵌め入れられる。この嵌め入れに際し本体部81bの底部の左右に下向きに突出した排水孔81dをボックス部64e底部に形成した排水孔64fに嵌め合せておく。この状態で、図6に示すように取り付け孔64hに前記表示基板71のカバーケース77の一部を当てがって、本体部81bの底部から立ち上がる取り付けボス81eに下方からねじ83をねじ込み、本体部81bおよびカバーケース77の一部を操作部30のボックス部64eを上下から挟み付けるように共締めしている。このように、支持部材81の本体部81bが上方に開口したボックス型であって隙間65から水が侵入する可能性があっても、侵入水は排水孔64f、81dを通じ、既述の排水孔74からの排水とほぼ同じ条件にて前傾時、横転時止水弁40の上に排水される。なお、図6、図7に示すようにカバーケース77は周溝64のボックス部64eに対応する後部側の下方から当てがわれ、ボックス部64eではそれの底部を兼ねる構造としてあり、前記本体部81bの排水孔81dが嵌り合う図6に示す排水孔64fのほか、周溝64の排水孔74が嵌り合う図7に示す排水孔91をも有したものとなっている。しかし、これに限られることはなく、操作部30への周溝64の形成構造や操作部30の内側への排水構造は種々に設計することができる。
一方、吐出操作部材61はその後部両側にある軸61cを支持部材81の軸受片81aの軸受孔81fに軸受片81aの弾性を利用しての嵌め合わせを伴い、周溝64が形成している開口64bに上方から嵌め入れることで装着できる。この装着状態で吐出操作部材61は軸61cを中心に回動できるレバータイプの操作部材となり、押下操作されると軸61cを中心に前部に向く自由端側が下動し、下面に形成されている押動突起61dによって、操作部30における操作域63に形成している既述した樹脂ばね構造の仲介部66を押動し、押動される仲介部66がそれと対向している吐出スイッチ62をオン操作する。これによって電動ポンプ26が駆動され内容液を吐出することができる。吐出操作部材61の押下操作が解除されると仲介部66はその樹脂ばね構造により吐出操作部材61を伴い上動復帰し、吐出スイッチ62もオフ状態に自動復帰する。従って、吐出操作部材61に復帰のための特別な付勢手段を働かせる必要はない。なお、吐出操作部材61の復帰位置は開口64bの後縁との図6、図7に見られるような当接関係などによって記載でき、不用意に上動したり、操作部30から起き上がるようなことはない。
このように吐出操作部材61がレバータイプであるとそのレバー比を利用して操作抵抗を軽減できる。それには、図6、図7に示すように吐出操作部材61の最後部に回動中心位置を設定するのがレバー比を最大に取れて好適となる。しかし、吐出操作部材61は非レバータイプのものとしてもよく、それには、上下摺動できるように前後の左右に設けた図示しない摺動突起を開口64bの外周壁64aないしは内周壁64gに形成した図示しない摺動溝に上方から弾性係合させながら吐出操作部材61を開口64bに嵌め入れて支持するなどして対応できる。
最後に、吐出操作部材61は図1に示すように左右方向に上に凸に湾曲し、前部から後部に斜め上に傾斜し、またはおよびゆるく上に凸に湾曲した操作部30における最高位置、つまり上に凸の二次元曲面ないしは三次元曲面の頂点にあるので、認識されやすいし、他の邪魔なしに操作しやすいものといえる。また、その位置は左右方向の中央位置で、しかも、張り出し部31の器体1側、特に器体1からの張り出し基部側にあって、定置された器体1の操作部30における押下操作に最も安定な位置となり、器体1は微動だにせず吐出操作に対する安心感を与えられる。しかも、これによって、吐出操作部材61は蓋13の前後方向で最も高い前部側でかつ左右の最上部である中央部に位置する、従って蓋13の上に凸の三次元曲面の頂点に位置し、操作性の高いロック解除部材23と隣接して前後に並び、器体1上面で協働した前後の方向性を有した1つのアクセントをなしながら、相互は操作部30と蓋13との割線に仕切られて、目的に応じた選択操作が混乱なく達成されるようになる。同時に、吐出操作部材61は図1に示すように蒸気通路125の蒸気が外部に出る外側開口125bからも、かつ吐出口25dからも、遠くに位置して、吐出操作において蒸気の影響を受け難い利点があるし、外側開口125b、吐出口25dのいずれかに近すぎると蒸気の結露水の影響が強まり必須となる排水構造を省略できる利点もある。
また、液晶表示部55は、図1、図3、図4に示すように吐出操作部材61の配置位置に対し前記三次元曲面をなす操作部30における左側に片寄って位置し、液晶表示部55の内側に設けられる液晶表示モジュール68が周溝64から側方へ離れて位置することになるので、周溝64に捕集し、また排水する浸入水から保護しやすい。しかも、液晶表示モジュール68は周溝64からの排水孔81d、排水孔64f、排水孔74、91の下端開口よりも高い位置にあって排水が及ぶのを防止しやすい。
図10、図11に示す例では、液晶表示部55を吐出操作部材61に対し周溝64の最低位部64dから遠い側、つまり操作部30の前部側に寄って配置してある。これにより、液晶表示モジュール68が周溝64の捕集位置、排水位置からさらに遠い位置となって、しかも周溝64からの排水孔81d、排水孔64f、排水孔74、91の下端開口よりも高い位置にあることを確保して浸入水や排水が及ぶのをさらに防止しやすいものとしている。他の構造は先の例と特に変わるところはないので、詳細な図示および説明は省略する。なお、図中先の例と共通する説明対象には同一の符号を付してある。
本発明は家庭用の電気ポットに実用して、独立した吐出操作部材が上方から着脱してメンテナンスができ、しかも、操作に便利で、拭き取り作業などの邪魔をせず、かつ不用意な吐出に繋がらないものとし、さらには、特別なシール部材のない安価な構造にて電気装備品に対する吐出操作部材まわりからの浸入水の影響をなくせるようになる。
本発明に係る電気貯湯容器の器体上部における操作部とこれに隣れる器体開口および器体開口を閉じる蓋との関連構造を示す斜視図である。 図1の操作部に設けられる吐出操作部材とそれを図1の操作部の周溝内に押下操作できるように支持する支持部材とを示す分解斜視図である。 図1の操作部の平面図である。 図3のA−A線で見た断面図である。 図1の吐出操作部材と、操作部の吐出操作部材配置位置を除く部分にシール性を有して貼り合わせる銘板との配置関係を示す平面図である。 図3、図4の中央縦断側面図である。 図4の周溝の左側底部に沿った縦断側面図である。 図1の器体の上端部を持った本発明に係る電気貯湯容器の正面図である。 図8の電気貯湯容器の縦断側面図である。 図3に示す操作部の例に対する変形例を示す平面図である。 図10の中央縦断側面図である。
符号の説明
1 器体
11 ヒータ
12 開口
13 蓋
23 ロック解除部材(開き操作部材)
25 吐出路
25d 吐出口
26 電動ポンプ
30 操作部
31 張り出し部
40 前傾時、横転時止水弁
41、42、43 スイッチ操作部
44、67 開口
45 銘板
46〜48 位置表示
49〜51 ランプ表示部
52〜54 文字表示
55 液晶表示部
61 吐出操作部材
61b 取り付け片
61c 軸
62 吐出スイッチ
63 操作域
64 周溝
64a 外周壁
64b 開口
64c 底部
64d 最低位部
64f、74、81d、91 排水孔
64g 内周壁
64h 取り付け孔
65 隙間
66 仲介部
68 液晶表示モジュール
71 表示基板
72 制御基板
73 電源基板
77、78、79 カバーケース
81 支持部材
81a 軸受片
81f 軸受孔
81e 取り付けボス
83 ねじ
125 蒸気通路
125b 外側開口

Claims (5)

  1. 定置できる器体を有して、内容液をヒータで加熱して湯沸しや保温を行って貯湯し、貯湯している内容液を、器体の上端の内容液の給排を行う開口から前部側に張り出した張り出し部の上面がなす操作部に、独立した吐出操作部材の押下操作を直接または間接に吐出スイッチに伝達して吐出手段を働かせ、前記張り出し部を経てこの張り出し部から吐出口が下向きに開口した吐出路を通じ吐出し、使用に供する電気貯湯容器において、
    前記操作部は上に凸の二次元曲面ないしは三次元曲面をなし、その頂点に設けた開口に前記吐出操作部材を上方から嵌め入れてレバー型または非レバー型に押下操作できるよう支持したことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 頂点は操作部の器体の開口側近傍で左右方向中央部にある請求項1に記載の電気貯湯容器。
  3. 器体の開口を閉じる蓋と、この蓋に設けられて蓋を開き操作する開き操作部材とを備え、この開き操作部材と吐出操作部材とが器体の左右方向中央部で前後に並んでいる請求項1、2のいずれか1項に記載の電気貯湯容器。
  4. 前記操作部の開口は、操作部に吐出操作部材が吐出スイッチに押下操作を伝達する操作域を囲うように設けた周溝の外周壁が形成している請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気貯湯容器。
  5. 周溝の底部は一方から他方に低くなっており、その最低位部に下方への排水孔を設けてある請求項4に記載の電気貯湯容器。
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