JP2008220092A - モータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小さなサイズのケーブルを選定できるとともに運転のフィーリングの悪化を抑制することができるモータの制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置40は、メモリ部41と、制御部42とを備える。メモリ部41は、所定の回転数に達するまで一定のトルクを出力するように設定される第1のマップ43と、所定の回転数に達するまでの間にトルクピーク域が設定されてかつトルクピークに達するまでトルクが上昇するように設定される第2のマップ44とを備えている。制御部42は、U〜W端子用ケーブル28〜30の温度が当該ケーブルの許容温度に達すると、第2のマップ44にしたがって電流を制御し、かつ、U〜W端子用ケーブル28〜30の温度が復帰温度まで低下すると第1のマップ43にしたがう制御に復帰する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電気自動車に用いられるモータの制御装置に関する。
電気自動車では、推進機として用いられるモータは、ケーブルによってインバータに接続されている。このケーブルは、インバータから供給される電力によって、発熱する。このため、ケーブルは、予想される発熱量を許容できるだけの太さを有するものが採用されている。
しかしながら、ケーブルの太さは、例えばアクセルを長時間にわたって踏み込んだ状態など、万が一の場合に起こりえる発熱量も考慮されて選定されているため、太くなる傾向にある。さらに、一般にモータは、三相モータが採用されているため、モータとインバータ間では、3本のケーブルが配索されることになる。
この結果、モータ周囲においてケーブルの占める範囲が大きくなることに起因して当該ケーブルの配索が難しくなったり、または、ケーブルが太くなることに起因してコストの増大および重量増加といった不具合が生じる。
このため、ケーブルを細くすることが求められる。ケーブルの発熱量が許容温度に達したときに、当該ケーブルを流れる電流を制限することによってケーブルの温度上昇を抑制し、許容温度が小さいケーブルつまり細いケーブルを用いてもケーブルの温度が許容温度を超えないようにすることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
走行中、電気自動車を加速する場合、例えば電気自動車を発進した後に加速する場合では、運転者は、アクセルペダルを踏み込む。このとき、モータには、ケーブルを介して大きな電流が流れる。つまり、インバータとモータとを電気的に接続するケーブルには、大きな電流が流れる。
電気自動車においては、上記のように、自動車を加速する際にケーブルに大きな電流が流れるので、ケーブルが大きく発熱しやすい。モータに流れる電流を、特許文献1に開示されている技術を用いて制御する場合、インバータとモータとを電気的に接続するケーブルが許容温度に達すると、インバータから供給される電流が制限されて小さくなる。この結果、ケーブルの温度が低下することが考えられる。
特開2000−16198号公報
しかしながら、モータに供給される電流を、特許文献1に開示されている技術を用いて制御する場合であると、インバータとモータとを電気的に接続するケーブルの温度が一端許容温度に達すると、モータに供給される電流が制限されることによって自動車の加速が鈍くなることが考えられ、それゆえ、運転のフィーリングが悪くなることが考えられる。
したがって、本発明の目的は、小さなサイズのケーブルを選定できるとともに運転のフィーリングの悪化を抑制することができるモータの制御装置を提供することである。
本発明のモータの制御装置は、メモリ部と、制御部とを備える。前記メモリ部は、第1のマップと、第2のマップとを備える。前記第1のマップは、モータの回転数とトルクとの関係を示すとともに、所定の回転数に達するまで一定のトルクを出力するように設定されている。前記第2のマップは、モータの回転数とトルクとの関係を示すとともに、前記所定の回転数に達するまでの間にトルクピークが設定されてかつ前記トルクピークに達するまでトルクが上昇するように設定されている。
制御部は、ケーブルを介して前記モータに供給される電流を、前記第1のマップにしたがって制御するとともに、前記ケーブルの温度が当該ケーブルの許容温度に達すると、前記第2のマップにしたがって前記電流を制御し、かつ、前記ケーブルの温度が復帰温度まで低下すると前記第1のマップにしたがう制御に復帰する。
この構造によれば、例えば、一例として、第2のマップで示されるトルク特性を、エンジン(レシプロ式など)と同等のトルク特性にすることによって、ケーブルの温度が許容温度に達しても、第2のマップにしたがって、エンジンを搭載する車両と同じ運転フィーリングが得られる。
本発明の好ましい形態では、前記第1のマップに示される各回転数に対するトルクは、前記第2のマップに示される各回転数に対するトルクよりも大きい。
本発明によれば、小さなサイズのケーブルを選定できるとともに運転のフィーリングの悪化を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るモータの制御装置を、図1〜5を用いて説明する。図1は、本実施形態のモータの制御装置を備える電気自動車を示す概略図である。図1に示すように、電気自動車10は、モータ11と、バッテリ12と、MCU(Motor Control Unit)14と、電流計15と、温度センサ16と、回転数検出器17と、アクセルペダル18と、アクセルペダルセンサ19と、ECU(Electronic Control Unit)20と、タイヤ21となどを備えている。
モータ11は、電気自動車10の推進機とし機能しており、例えば電気自動車10のリアに配置されるタイヤ21に図示しないドライブシャフトによって連結されており、リアのタイヤ21を駆動する。
バッテリ12は、モータ11の電源として機能しており、モータ11に電力を供給する。
MCU14は、インバータ25と、制御装置40とを備えている。インバータ25は、モータ11とバッテリ12との間に電気的に介装されている。具体的には、インバータ25とバッテリ12とは、P端子用ケーブル26と、N端子用ケーブル27とによって、電気的に接続されている。バッテリ12からは、P,N端子用ケーブル26,27を介してインバータ25に直流電流が供給される。
インバータ25とモータ11とは、U端子用ケーブル28と、V端子用ケーブル29と、W端子用ケーブル30とによって、電気的に接続されている。インバータ25は、バッテリ12から供給される直流電流を交流電流に変換した後、U,V,W端子用ケーブル28〜30を介してモータ11へ当該電流を供給する。U,V,W端子用ケーブル28〜30の径は、同じである。制御装置40は、インバータ25からモータ11へ供給される電流を制御する。制御装置40については、後で詳細に説明される。
電流計15は、例えばU端子用ケーブル28とW端子用ケーブル30とに、例えば1つずつ設けられており、U端子用ケーブル28を流れている電流値と、W端子用ケーブル30を流れている電流値とを検出する。各電流計15は、制御装置40に電気的に接続されており、検出したU,W端子用ケーブル28,30を流れている電流値を、制御装置40に送信する。上記したように、U〜W端子用ケーブル28〜30は略同じ構造であるので、V〜W端子用ケーブル28〜30に流れる電流は、各々同じである。
温度センサ16は、例えばV端子用ケーブル29に設けられている。温度センサ16は、V端子用ケーブル29の温度を測定する。温度センサ16は、制御装置40に電気的に接続されており、検出したV端子用ケーブル29の温度を制御装置40に送信する。なお、上記されたように、U,V,W端子用ケーブル28〜30の径は同じであるので、電流が流れることに起因する発熱量は、各々同じである。それゆえ、U,V,W端子用ケーブル28〜30の温度は、略同じであるので、V端子用ケーブル2の温度が代表して検出される。
回転数検出器17は、モータ11に設けられている。回転数検出器7は、モータ11の回転数を検出する。回転数検出器17は、制御装置40に電気的に接続されており、検出したモータ1の回転数を制御装置40に送信する。
アクセルペダルセンサ19は、アクセルペダル18に設けられている。アクセルペダルセンサ19は、アクセルペダル18の踏み込み量と、アクセルペダル18の踏み込みの加速度となどを検出する。アクセルペダルセンサ19は、後述されるECU20に電気的に接続されており、検出した踏み込み量と踏み込みの加速度となどをECU20に送信する。
ECU20は、アクセルペダルセンサ19から送信されるアクセルペダル18の踏み込み量と踏み込みの加速度となどから、要求されるトルクを検出する。ECU20は、制御装置40に電気的に接続されており、検出した要求トルクを制御装置40に送信する。また、ECU20は、例えば電気自動車10の動作に必要な他の制御を行うなどする。
つぎに、制御装置40について具体的に説明する。制御装置40は、メモリ部41と、制御部42とを備えている。メモリ部41は、第1のマップ43と、第2のマップ44とを備えている。制御部42は、第1,2のマップ43,44にしたがって、インバータ25を制御する。
図2は、第1のマップ43を示している。図2に示すように、第1のマップ43は、モータ11の回転数と出力されるトルクとの関係を示している。第1のマップ43は、予め設定された所定回転数r1までは、一定の所定トルクa1を出力するよう設定されており、所定回転r1を超えるとトルクが徐々に低下するようになっている。
第1のマップ43は、アクセルペダル18の踏み込み量によって変化する。図2に示される第1のマップ43は、例えばアクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態における回転数とトルクとの関係を示している。
なお、アクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態以外の状態での第1のマップであっても、所定回転数r1までは一定のトルクが出力されるように設定されており、回転数とトルクとの関係が図2に示される第1のマップ43と同じような関係になるように設定されている。
第2のマップは、モータ11の回転数とモータ11の出力トルクとの関係を示す。図3は、一例としてアクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態における第2のマップ44を示している。
第2のマップ44について、アクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態を代表して説明する。図3に示すように、第2のマップ44は、例えばレシプロ式エンジンの回転数に対する出力トルクに似た特性を有している。具体的には、第2のマップ44は、所定回転数r1までの間にトルクピークa2を有しており、トルクピークa2に達するまでは、トルクが上昇する。本実施形態では、一例として、トルクピークa2は、所定回転r1よりも低い回転数で達成されるようになっている。
なお、アクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態以外の状態での第2のマップであっても、所定回転数r1までの間にトルクピーク(トルクピークa2以外の値)を有するように設定されており、回転数とトルクとの関係が図3に示される第2のマップ44と同じような関係になるように設定されている。
図2に、アクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態での第2のマップ44上での回転数と出力トルクとの関係を示すグラフが2点鎖線で示されている。図2に示すように、第2のマップ44上でのトルクピークa2は、第1のマップ43の所定トルクa1よりも小さい。
さらに、第2のマップ44に示される、各回転数に対するトルクの値は、第1のマップ43に示される、各回転数に対するトルクの値よりも全体的に小さくなるように設定されている。
制御装置40(制御部42)によるインバータ25の制御には、第1の制御と、第2の制御とがある。第1の制御と第2の制御との切り替えには、上記された温度センサ16の検出結果が用いられる。
第1の制御について具体的に説明する。モータ11起動後における電気自動車10の始動時では、第1の制御が行われる。第1の制御では、制御部42がメモリ部41より第1のマップ43を読み出すとともに第1のマップ43にしたがってインバータ25を制御する。第2の制御では、制御部42がメモリ部41より第2のマップ44を読み出すとともに第2のマップ44にしたがってインバータ25を制御する。
また、制御部42は、第1の制御時に、温度センサ16の検出結果に基づいてV端子用ケーブル29が許容温度に達したと判断すると、第2の制御に移る。さらに、第2の制御時に、V端子用ケーブル29の温度が復帰温度まで下がると、第1の制御に復帰する。なお、復帰温度は、許容温度よりも低く、V端子用ケーブル29が充分冷えた状態となる温度である。つまり、V〜W端子用ケーブル28〜30が充分冷えた状態を示す温度である。復帰温度は、予め設定される。
つぎに、制御装置40の動作を、電気自動車10の始動後の加速状態を一例に説明する。なお、上記加速状態は、一例としてアクセルペダル18が最後まで踏み込まれた状態であり、この状態には、第1〜3の状態がある。これら、各第1〜3の状態での制御装置40の動作を説明する。
まず、第1の状態について説明する。第1の状態は、モータ11が始動した後、アクセルペダル18が最後まで踏み込まれて電気自動車10が加速される状態であって、V端子用ケーブル29の温度が当該V端子用ケーブル29の許容温度に達する前の状態である。第1の状態では、第1の制御がなされる。
運転者が電気自動車10の乗車した後、イグニッションキーがモータ11の始動位置まで回動されることによって、モータ11が起動する。
運転者がアクセルペダル18を踏み込むことによって、アクセルペダルセンサ19は、当該アクセルペダル18の踏み込み量および踏み込みの速度を検出し、検出結果をECU20に送信する。さらに、なお、第1の状態を仮定しているので、モータ11の始動後の加速状態であるので、アクセルペダル18は最後まで踏み込まれる
ECU20は、アクセルペダルセンサ19から送信されてきた検出結果に基づいて、電気自動車10が加速状態にあると判断する。ついで、ECU20は、加速に際してモータ11が出力すべき要求トルク値を算出する。ついで、ECU20は、モータ11が加速に際して要求されるトルク値を出力するように、制御装置40(制御部42)にトルク指令を送信する。
図4,5は、制御装置40の動作を説明するフローチャートの一例である。制御部42は、ECU20からのトルク指令を受信すると動作を開始する。具体的には、図4に示すように、ステップST1において、ECU20からトルク指令を受信するとステップST2に進む。
ステップST2では、要求されるトルク値を正規化する。要求されるトルク値が正規化されると、ステップST3に進む。なお、正規化とは、人が見て判断できる数値から,ECU20(ECU20には、例えばマイクロコンピュータが用いられている。)が制御に使うための数値に変換することである。つまり、ECU20は、180Nmのように人が容易に理解できる値をECU20が制御に使うための値に変換する。
ステップST3では、保護・故障検出が行われる。具体的には、アクセルペダルセンサ19から送信された検出結果に基づいて、ECU20から送信されてきたトルク指令が、アクセルペダル18が踏み込まれることに起因する指令かどうかを判断する。
また、ステップST3では、モータ温度の異常上昇,駆動電力素子(IGBT)温度の異常上昇,モータ駆動電圧の異常低下・上昇,駆動電力素子(IGBT)の短絡異常,三相線の短絡異常,温度センサ異常,回転数センサ異常などを検出する。
ステップST3で上記の異常が検出されると、ステップST7に進む。ステップST7では、ステップST1においてECU20から受信したトルク指令をキャンセル(0に)する。ついで、制御が終了してモータ11が停止される。
ステップST3において、異常が検出されない場合はステップST4に進む。ステップST4では、指令値が確定される。つまり、モータ11が出力すべき要求トルク値が確定される。ついで、ステップST5に進む。
ステップST5では、ステップST4で確定された要求トルク値とV端子用ケーブル29の温度とに基づいて、モータ11に供給されるべき電流値が計算される。ステップ5での動作を具体的に説明する。
図5は、ステップST5での動作の内容を具体的に示すフローチャートである。図5に示すように、まず、ステップST51で、制御装置40が用いている制御マップは第1,2のいずれかが確認される。電気自動車10の始動後最初の場合では第1のマップ43が用いられる第1の制御であるのでステップST52に進む。または、前回の判定において第2のマップ44が用いられた場合もステップST52に進む。
ステップST52では、V端子用ケーブル29の温度が、V端子用ケーブル29の許容温度に達したか否かが判定される。なお、第1の状態は、V端子用ケーブル29は許容温度に達していないので、ステップST53に進む。
ステップST53では、第1のマップ43が採用される。第1のマップ43が採用されることによって、制御部42は、第1の制御となり、図2に示す第1のマップ43にしたがって電流値を計算する。ついで、ステップST6に進む。
図4に示すように、ステップST6では、ステップST5で計算された電流値がモータ11に供給されるように、現在流れている電流(電流計15の検出結果)とモータ11の回転数(回転数検出器17の検出結果)とを考慮して、制御部42は、インバータ25をPWM制御する。
このことによって、インバータ25からモータ11に、要求トルク値に対応する電流値が供給される。この結果、モータ11は、要求トルク値と同等のトルクを出力する。
なお、図4,5に示されるフローは、所定の間隔で実行される。それゆえ、電気自動車10が走行状態であり、第1の状態で加速しつづける場合は、制御装置40は、上記されたフローにしたがってインバータ25を制御する。
ついで、第2の状態について説明する。第2の状態は、V端子用ケーブル29の温度が許容温度に達してから復帰温度まで下がるまでの状態である。つまり、図2に示すように、加速状態において一定トルクが出力されることによって、V端子用ケーブルが発熱し、それゆえ、許容温度に達した状態である。
第2の状態になる直前では、第1のマップ43が用いられている。それゆえ、図5に示すように、ステップST51を経てステップST52に進む。
第2の状態では、V端子用ケーブル29が許容温度に達しているので、ステップST54に進む。ステップST54では、第2のマップ44が採用される。第2のマップ44が採用されることによって、制御部42は、第2の制御を行う。ステップST54では、第2のマップ43にしたがって、電流値を計算する。
第2の状態において2回目以降の動作では、ステップST51,55を経てステップST56に進み、第2のマップ44が採用される。それゆえ、第2の制御が維持される。
第2の状態、つまり第2の制御では、回転数に対するトルクが第1の制御よりも小さい。それゆえ、第2の制御では、要求トルクに対応する電流値よりも小さい電流がV端子用ケーブル29を流れる。この結果、V端子用ケーブル29の温度は小さくなる。さらに、第2のマップ44は、レシプロエンジンと同じようなトルク特性を有しているので、第2の状態では、当該レシプロエンジンを搭載した自動車と同じ運転フィーリングが得られる。
ついで、第3の状態について説明する。第3の状態とは、第2の状態になった後、V端子用ケーブル29が復帰温度まで下がった状態である。第3の状態では、ステップST51を経てステップST55に進む。第3の状態では、V端子用ケーブル29の温度は復帰温度まで下がっているので、ステップST55を経てステップST53に進む。
ステップST53では、第1のマップ43が採用される。それゆえ、制御部42は、第1の制御でインバータ25を制御する。この後、V端子用ケーブル29が再び許容温度に達するまで、第1の制御が維持される。
このように構成されるモータ11の制御装置40では、U,V,W端子用ケーブル28〜30の温度が許容温度に達すると、モータ11に供給される電流が制限される。このため、U,V,W端子用ケーブル28〜30の温度が低下するので、U,V,W端子用ケーブル28〜30は許容温度を越えることがない。さらに、電流が制限された場合であっても、電気自動車10は、第2のマップ44にしたがって制御されるので、運転者は、レシプロエンジンを搭載した自動車と同等の運転フィーリングを得ることができる。つまり、供給電流が制限されることにともなう運転フィーリングの悪化が抑制される。
この結果、U,V,W端子用ケーブル28〜30の径を小さくすることができるので、U,V,W端子用ケーブル28〜30のコストが低減されるとともに重量増加が抑制される。さらに、運転フィーリングの悪化が抑制される。
また、第1のマップ(第1のマップ43を一例として示す)に示される、各回転数に対する出力トルクは、第2のマップ(第2のマップ44を一例として示す)に示される、各回転数に対する出力トルクよりも小さいので、いかなる運転状態であっても、V〜W端子用ケーブル28〜30の温度が許容温度を超えることがない。
なお、本実施形態では、制御装置40は、MCU14の構成要素としたが、これに限定されない。例えば、ECU20が制御装置40と同じ機能を有していてもよい。
本発明の一実施形態に係るモータの制御装置を備える電気自動車を示す概略図。 図1に示されたメモリ部が備える第1のマップを示すグラフ。 図1に示されたメモリ部が備える第2のマップを示すグラフ。 図1に示された制御装置の動作を示すフローチャート。 図1に示された制御装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
11…モータ、28…U端子用ケーブル(ケーブル)、29…V端子用ケーブル(ケーブル)、30…W端子用ケーブル(ケーブル)、43…第1のマップ、44…第2のマップ。

Claims (2)

  1. モータの回転数とトルクとの関係を示すとともに、所定の回転数に達するまで一定のトルクを出力するように設定された第1のマップと、モータの回転数とトルクとの関係を示すとともに、前記所定の回転数に達するまでの間にトルクピークが設定されてかつ前記トルクピークに達するまでトルクが上昇するように設定された第2のマップと、を備えるメモリ部と、
    ケーブルを介して前記モータに供給される電流を、前記第1のマップにしたがって制御するとともに、前記ケーブルの温度が当該ケーブルの許容温度に達すると、前記第2のマップにしたがって前記電流を制御し、かつ、前記ケーブルの温度が復帰温度まで低下すると前記第1のマップにしたがう制御に復帰する制御部と
    を具備することを特徴とするモータの制御装置。
  2. 前記第1のマップに示される各回転数に対するトルクは、前記第2のマップに示される各回転数に対するトルクよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のモータの制御装置。
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