JP2008219573A - 画像形成装置及びその電力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の画像入力部と画像出力部の電力制御を別々に行うことができるようにする。
【解決手段】画像形成装置の画像入力部35と画像出力部36は、PSU(Power Supply Unit)41から電力が供給され、それぞれが第一の電力切替手段であるスイッチ45と第二の電力切替手段であるスイッチ46によって電力のオン・オフが切り替えられる。さらに、各スイッチ45,46は制御部20によって電力のオン・オフの制御がなされ、画像出力部35と画像出力部36への電力の供給を別々に制御する。
【選択図】 図4

Description

スキャナなどの画像入力部とプロッタなどの画像出力部の電力制御を個々に行うことができる画像形成装置及びその電力制御方法に関する。
従来、オフィスなどで使用される、プロッタ、スキャナ、FAXなどの複数の機能を備えた、例えばMFP(マルチファンクションプリンタ)などの画像形成装置が知られている。
このMFPなどの画像形成装置においては、いつでも必要に応じて印刷やスキャナなどの処理が行えることが必要とされており、例えばFAX機能は24時間受信可能な状態にしておくことが多く、また、FAXにて受信したデータを即時印刷するためには、画像形成装置のプロッタを常に作動できる状態におく必要がある。
画像形成装置の各部を常に作動できる状態にしておくために、装置全体を常時通電状態にしておくと電力の浪費になるため、近年の画像形成装置には、使用していないときは装置各部に対する電力供給を遮断若しくは低減することで装置全体の消費電力を低減させる、省電力(ここでは、省エネという)モードが備えられている。
この画像形成装置は、装置全体に通電されている状態(以下、通常モードという)において、画像形成装置の入力又は出力処理が終了してから、ユーザが設定する所定の時間、画像形成装置を操作していないときには、自動的に省エネモードに移行するように制御され、ユーザが画像形成装置を操作したときに省エネモードから通常モードに戻るように制御される。
上記ユーザが設定する、画像形成装置の入力又は出力処理が終了してから省エネモードに移行するまでの所定の時間を、以下省エネ移行時間という。
しかしながら、従来の画像形成装置は、省エネモード時に受信した印刷要求やFAX信号などを迅速に処理するために、画像形成装置の制御部の電源は常にONにしておく必要があり、長い時間印刷要求などを受信しないときは、制御部に供給している電力は無駄になっていた。
そこで、このような電力の無駄を低減するものとして、印刷などの処理を行う部位への電力の供給・停止を制御するシステム制御部と、当該システム制御部の電力の供給・停止を制御する別の制御部を有し、当該システム制御部への電力の供給を停止することで、より電力消費の少ない省エネモードをとることができる画像処理装置が知られている(特許文献1参照)。
この画像処理装置においては、装置各部の多くの部位に対して電力の供給を低減して省電力を図っている。ただ、この画像処理装置の省エネモードでは、装置の電源をONしている限りは装置内のセンサ(例えば、紙搬送を検知するセンサなど)には電力が供給されている。
そこで、消費電力を一層節減するため、画像形成動作を行った後、計時を開始し、所定の時間次の画像形成動作が行われなかったときに、画像形成装置内のセンサの電力を遮断することで、より消費電力を減らすことができる画像形成装置も知られている(特許文献2参照)。
これらの画像形成装置は、省エネモード時には必要最低限の部分のみに電力を供給することで、省電力の効果を向上させている。
しかしながら、これらの画像形成装置は、通常モードから省エネモードに移行するとき、画像形成装置全体、即ち画像形成装置の画像入力部(例えばスキャナなど)と画像出力部(例えばプロッタなど)が必ず同時に省エネモードに移行するため、以下のような問題が生じる。
即ち、例えばプロッタよりもスキャナを多用する場合など、画像出力部と画像入力部との使用頻度に差があるときに、使用頻度の高いスキャナに合わせて省エネ移行時間を長く設定すると、使用頻度の低いプロッタは使用しないにも関わらず通常モードの時間が長くなり、電力が浪費される。
一方、使用頻度の低いプロッタに合わせて省エネ移行時間を短く設定した場合には、スキャナの高い使用頻度に応じて、省エネモードから通常モードに移行させる頻度が高くなり、画像形成装置の使い勝手が悪くなる。
また、省エネモード時において、ユーザが例えばスキャナで画像を読み取るための操作を行うと、画像を読み取る画像入力部だけではなく画像出力部も同時に通常モードに復帰、つまり通電するようにしている。
即ち、一部の機能のみを使用するときでも、装置全体に通電を行っているため、省電力の効率がよくないという問題がある。
特開2002−94713号公報 特開2005−25066号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、画像出力部と画像入力部の電力制御を別々に行うことができるようにして、電力消費を従来よりも低減させ、省電力の効果を向上させると共に、省エネ移行時間を個別に設定可能にして画像形成装置の使い勝手を向上させることである。
請求項1の発明は、画像入力手段で読み取った画像データに所定の処理を加えて画像出力手段に出力する画像形成装置であって、前記画像入力手段への電力のオン・オフを切り替える第一の電力切替手段と、前記画像出力手段への電力のオン・オフを切り替える第二の電力切替手段と、前記画像入力手段及び画像出力手段それぞれの省エネ移行時間を設定する省エネ移行時間設定手段と、前記第一の電力切替手段及び前記第二の電力切替手段の切り替えを制御する電力制御手段と、を有し、前記電力制御手段は、画像データの入力及び出力処理の終了時からの経過時間が省エネ移行時間に達したとき、前記第一及び第二の電力切替手段をそれぞれ個別にオフに切り替えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像形成装置において、前記画像入力手段又は前記画像出力手段を所定期間内におけるユーザが使用した回数を集計する集計手段を備え、前記省エネ移行時間設定手段は前記集計手段にて集計された使用回数に基づいて、当該期間内における前記画像入力手段及び前記画像出力手段それぞれの省エネ移行時間を設定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、前記使用回数とそれに対応する省エネ移行時間を格納した情報テーブルを格納した記憶手段を有し、前記省エネ移行時間設定手段が前記情報テーブルに基づいて省エネ移行時間を設定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載された画像形成装置において、前記集計手段は、日又は曜日又は時間帯毎に使用状況を集計可能であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4に記載された画像形成装置において、前記省エネ移行時間設定手段は、前記画像入力手段及び画像出力手段が省エネモードへ移行することを禁止する設定が可能であることを特徴とする。
請求項6の発明は、画像入力手段で読み取った画像データに所定の処理を加えて画像出力手段に出力する画像形成装置に通電する電力を制御する電力制御方法であって、前記画像入力手段及び前記画像出力手段のそれぞれの入力又は出力処理を終了してから経過する時間を計時する工程と、前記計時工程にて計時している時間が所定の時間を経過したとき、前記画像入力手段及び前記画像出力手段への電力の供給を個別に停止する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像出力部と画像入力部の電力制御を別々に行って、電力消費を従来よりも低減させ、省電力の効果を向上させると共に、省エネ移行時間を個別に設定でき、画像形成装置の使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を、添付した図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。
この画像形成装置1は、読み取る原稿を載置するための原稿台11と、原稿台11に載置した原稿を押さえるための圧板12とを備えている。
また、この圧板12と一体となってADF(Auto Document Feeder)13が備えられており、このADF13によって給送された原稿、又は原稿台11に載置した原稿を読み取るためのスキャナなどの画像入力部35が備えられている。
この画像形成装置1の下部には給紙カセット14が備えられており、画像入力部35によって原稿が読み取られると、この給紙カセット14から、画像形成装置1内部の図示しない用紙搬送路に用紙が搬送され、図示しない感光体などの画像出力部によって画像が形成され、排紙トレイ15に排紙される。
また、画像形成装置1に情報を入力するための操作部16が原稿台11の付近に備えられている。
図2は本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
制御部20は、CPU21、ROM22、RAM23、不揮発RAM24、IO制御部25から構成される。
CPU21は、ROM22に格納されているプログラムを読み込み、RAM23にプログラムを移して実行し、装置各部の制御を行う。
不揮発RAM24は、画像形成装置1を制御するための各種設定情報を格納し、装置の電源を切っても各種情報を保持することができる。例えば、画像入力部35及び画像出力部36の、前述した省エネ移行時間や、後述する「省エネ移行禁止設定」及び「使用状況」のデータなどを記憶する。
IO制御部25は、センサ37からの入力に基づいて、スイッチなどの負荷38に対してコマンドを出力する。
また、CPU21は、外部のホスト装置などと接続するためのNCU(ネットワークコントロールユニット)39及びFCU(ファックスコントロールユニット)40とコマンドの送受信をして、外部のホスト装置とデータの送受信及び、公衆回線を介してのファックスの送受信を行う。
RTC(リアルタイムクロック)41は、CPU21からコマンドを受信して、現在時刻をCPU21に送信する。
操作部16は、ユーザが各種設定情報を画像形成装置1に入力するための設定手段である。
センサ37は、画像形成装置1内に設けられている複数のセンサからなり、例えば、図1に示した圧板12の状態、即ち圧板12が開いた状態か閉じた状態かを検知する圧板検知センサがある。
画像入力部35は、ADF13から搬送された原稿、又は原稿台11上に載置された原稿から画像データを読み取る読み取り手段である。
画像入力部35にて読み取られた画像データは、ユーザによる設定に応じて画像処理部32によって、例えばMTF(Modulation Transfer Function)補正や変倍処理、画質補正等などが行われ、その後、画像用RAM33に、又はHDD(Hard Disc Drive)コントローラ31を介してHDD34に保存される。
なお、HDD34は、例えば複数枚の原稿に対して複数部のソートコピーを行う場合など、読み取った画像データが画像用RAM33のメモリサイズを超えて保存できないときに、その代わりに用いられる。また、HDD34は、画像形成装置1内に用紙を搬送している際に、ジャムが生じたときのリカバリ動作にも用いられる。
画像処理部32にて画像処理された画像データは、必要に応じて画像出力部36にて画像の出力が行われる。
なお、図2においては、後述する、装置各部に電力を供給するためのPSU(Power Supply Unit)は図示していない。
本実施形態に係る画像形成装置1は、所定時間ユーザからの操作や、画像データの受信がないとき、図2に示した画像入力部35及び画像出力部36への電力の供給を停止し、省エネモードに移行する。
この画像形成装置1は、ユーザが設定する省エネ移行時間を画像入力部35と画像出力部36とに、それぞれ異なる数値を設定することができるため、画像入力部35と画像出力部36とを別々に、通常モードから省エネモードに移行させることができる。
また、この画像形成装置1が省エネモード時にユーザからの操作があったとき、その操作の内容が画像を入力するコマンドであるときは、画像入力部35に電力を供給し、画像を出力するコマンドであるときは、画像出力部36に別々に電力を供給する。
即ち、画像入力部35及び画像出力部36を別々に省エネモードから通常モードに移行するように制御することができる。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の電力制御方法を説明するための図である。
制御部20と画像入力部35、画像出力部36は、PSU42から電力が供給される。制御部20には、常にPSU42から電力が供給されるが、画像入力部35は第一の電力切替手段であるスイッチ45,画像出力部36は第二の電力切替手段であるスイッチ46によって、電源のON/OFFが切り替えられ、通常モードと省エネモードが切り替えられるようになっている。
図中の2本の矢印は制御部20が、スイッチ45,46のON/OFFを別々に制御することを示している。
本実施形態に係る画像形成装置1では、画像形成装置1の入力処理又は出力処理が終了してから経過した時間が省エネ移行時間に達したとき、図3に示したスイッチ45,46のON/OFFを省エネモードに移行するように制御することができる。
図4及び図5は画像入力部35及び画像出力部36のタイマを制御するフロー図である。
なお、図4及び図5のフロー図に示す処理を始めとした、以下で説明する処理は、制御部20にて実行される。
図4のフロー図において、画像形成装置1にて画像の読み取りが終了すると(S101)、図2に示した制御部20は、画像の読み取り終了後の経過時間を計時するためのタイマ(以下、画像入力部省エネ移行タイマという)をスタートさせる(S102)。
図5のフロー図において、画像形成装置1にて画像の出力が終了すると(S201)、図2に示した制御部20は、画像の出力終了後の経過時間を計時するためのタイマ(以下、画像出力部省エネ移行タイマという)をスタートさせる(S202)。
以上の処理によって、画像読み取り終了後及び画像出力終了後の経過時間を別々に計時することができ、この計時した時間によって画像入力部35及び画像出力部36を別々に電力制御し、別々に省エネモードに移行させることができる。
なお、図4におけるステップS101の処理の画像の読み取りの終了は、例えば、図1に示した原稿台11又はADF13にセットされた原稿で全ての画像を読み取り、読み取った画像データを図2に示した画像処理部32に送信した時点等、画像読み取り動作が実質的に終了した時点であればよい。
また、図5におけるステップS201の処理の画像の出力の終了とは、例えば、図2に示した画像用RAM33又はHDD34に保存された画像データを画像出力部36にて用紙へ印刷し、図1に示した排紙トレイ15に排紙し終えた時点等、画像の出力が実質的に終了した時点であればよい。
図6は、画像入力部35及び画像出力部36を省エネモードに移行させる処理のフロー図である。
まず、図4に示した処理フローで計時している時間、即ち画像入力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過したか否かを判定し(S301)、画像入力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過していないときは(S301、NO)、ステップS303の処理へ進む。
画像入力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過したときは(S301、YES)、図3に示したスイッチ45をOFFして、画像入力部35への電力の供給を停止する(S302)。
次に、図5に示した処理フローで計時している時間、即ち画像出力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過したか否かを判定し(S303)、画像出力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過していないときは(S303、NO)、処理を終了する。
一方、ステップS303において画像出力部省エネ移行タイマが省エネ移行時間を経過したときは(S303、YES)、図3に示したスイッチ46をOFFして、画像出力部36への電力の供給を停止する(S304)。
なお、この処理フローは、一定時間、例えば100msec(ミリ秒)毎に実行され、画像入力部省エネ移行タイマ及び画像出力部省エネ移行タイマの監視を行い、省エネ移行時間を経過しているときに省エネモードに移行する。
次に、画像入力部35及び画像出力部36の各省エネ移行時間の設定例について説明する。
図7及び図8は、画像入力部35よりも画像出力部36のほうが使用頻度が高い場合の各省エネ移行時間の設定例を説明するための図である。
例えばスキャナはあまり使用せず、プロッタを多用する場合には、一度コピーなどにおいてスキャナを使用すると、スキャナは当分使用されない可能性が高いため、このスキャナ、即ち画像入力部35を早めに省エネモードへ移行させることで電力の消費を押さえることができる。
図7に示す例では、スキャナなどの画像入力部35には省エネ移行時間を10秒に設定し、プロッタなどの画像出力部36には省エネ移行時間を1分に設定しており、各省エネ移行時間の設定情報は制御部20の図示しない不揮発RAM24に格納されている。
また、例えばFAX受信の頻度が高く、そのFAX受信データを即時印刷したい場合には、画像出力部は常に通常モードにしておくことが必要とされる。
本実施形態に係る画像形成装置1は、通常モードから省エネモードへ移行することを禁止し、常に通常モードであるように設定することができる(この設定を以下、省エネ移行禁止設定という)。
図8に示す例では、スキャナなどの画像入力部35には省エネ移行時間を10秒に設定し、プロッタなどの画像出力部36には省エネ移行禁止設定をしている。従って、例えばコピー終了後は、画像入力部35は10秒経過後に省エネモードに移行するが、画像出力部36は省エネモードに移行することなく、通常モードのままとなる。
一方、スキャナなどの画像入力部35の消費電力を極限まで抑えたいときは、画像入力部35の動作終了と共に省エネモードに移行する設定である「画像入力終了時省エネ移行設定」に設定することができる。
なお、省エネ移行禁止設定及び画像入力終了時省エネ移行設定は省エネ移行時間の設定と同様、操作部16にて行う。
また、この画像入力終了時省エネ移行設定において、図1に示した画像形成装置1の原稿台11に原稿を載置して連続コピーを行うときは、一枚の原稿のコピー実行終了の度に省エネモードになり、操作性が低下することが考えられるため、ADF13にて原稿を読み取ったときのみこの画像入力時省エネ移行設定を有効とすることができる。
なお、上記で説明した省エネ移行時間は、初めはデフォルトの設定値が設定されている。
本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザが設定した日・曜日の時間帯毎の、画像入力部35及び画像出力部36の使用状況(使用回数)を集計し、その集計結果に応じて時間帯毎に適切な省エネ移行時間を自動的に設定することができる。
例えば、ある時間帯においてプロッタは頻繁に使用するが、スキャナの使用頻度が低いときは、この時間帯では画像入力部35の省エネ移行時間は短く、画像出力部36の省エネ移行時間は長く設定される。また、別の時間帯においてFAX送信(入力処理)だけしか行わないときは、その時間帯は画像入力部35の省エネ移行時間は長く、画像出力部36の省エネ移行時間は短く設定される。
このように、画像形成装置1を使用する時間帯毎に最適な省エネ移行時間を設定して、電力消費を抑え、操作性も確保することができる。
図9は使用状況に応じた省エネ移行時間の自動設定を説明するための図である。
集計した画像入力部35及び画像出力部36の使用状況は、制御部20内の図示しない不揮発RAM24に記憶される。
制御部20は、各使用状況に基づいて予め定められた省エネ移行時間を各部35及び36に設定する。
また、使用状況を集計する時間帯は操作部16からユーザが設定することができ、例えば一日を午前中(8:00〜12:00)、午後(12:00〜17:00)、夜(17:00〜23:00)、それ以外(0:00〜8:00、23:00〜24:00)、のように時間帯を分割し、その時間帯ごとに使用状況を毎日集計できる。
図10は使用状況を集計するための時間帯の設定画面を表示している操作部16の例を示している。
図10に示した操作部16はタッチパネルになっており、時間帯設定画面が表示されている。
時間帯設定画面では、一日の時間(0:00〜24:00)を表している24時間バー50を時間帯分割線57で区切ることで時間帯を指定する。時間帯分割線57の下端に表示されている白塗り三角印51、及び黒塗り三角印52は時間帯分割線57の位置を示しており、各三角印51,52の下には、各時間帯分割線57の位置している時間が示されている。
図の例では、各時間帯分割線57は、8:00、12:00、17:00、23:00の計4箇所に位置している。
白塗り三角印51は時間帯分割線57の位置が決定していることを示しており、一方、黒塗り三角印52は時間帯分割線57の位置が選択中であることを示している。
位置選択中の時間帯分割線57は時間帯分割線移動ボタン54をタッチすることで図中左右に移動させることができる。
時間帯分割線57の位置を決定するときは、操作部16の下部に表示されている適用ボタン55をタッチする。位置が決定されると、黒塗り三角印52は白塗り三角印51になる。
また、白塗り三角印51をタッチすると、タッチされた白塗り三角印51は黒塗り三角印52に戻り、その三角印と連動する時間帯分割線57は再度時間帯分割線移動ボタン54で移動できるようになる。
三角印が黒塗り三角印52であるときに取消ボタン56をタッチすると、この黒塗り三角印52と、この黒塗り三角印52が示す位置にある時間帯分割線57を消去することができる。
以上の設定において、時間帯分割線57が位置する時間になったときに、スキャナ及びプロッタの使用状況の集計を行う。例えば、現在時刻が、図の例において時間帯分割線57が位置する12:00に達したとき、その前の時間帯分割線57が位置する時間、即ち8:00から現在時刻である12:00の間のスキャナ及びプロッタの使用状況を集計する。
また、集計した使用状況によって当該時間帯における画像入力部35及び画像出力部36の省エネ移行時間が自動的に設定される。この省エネ移行時間の設定は、使用状況に対応した省エネ移行時間が記憶されている情報テーブルを利用して行う。
図11は使用状況に対応した省エネ移行時間の情報テーブルを示す図である。
図示のように、このテーブルの項目は、「使用状況(1h換算の使用回数)」、「スキャナ省エネ移行時間(秒)」、「プロッタ省エネ移行時間(秒)」の3項目から構成されている。
図10にて設定した時間帯の、例えば8:00〜12:00において集計した使用状況から1時間あたりのスキャナ及びプロッタの使用回数を算出し、その使用回数が例えば各15回であったときは、この情報テーブルより、「使用状況」の項目の「6〜20」にあたるため、スキャナの省エネ移行時間は60秒、プロッタの省エネ移行時間は30となる。
なお、この情報テーブルは不揮発RAM24に格納されており、デフォルトの値が設定されているが、ユーザが変更することもできる。
次に、設定した時間帯毎に、図11にて説明した情報テーブルを利用して省エネ移行時間を決定する処理について説明する。
図12は省エネ移行時間決定処理を示すフロー図である。
まず、CPU21が、図2に示したRTC41から現在時刻を取得し(S401)、取得した現在時刻が時間帯の区切りか否か、即ち図10に示した時間帯分割線57の位置する時間か否かを判定する(S402)。
時間帯の区切りではないときは(S402、NO)、ステップS401の処理に戻り、現在時刻が時間帯の区切りになるのを待つ。
現在時刻が時間帯の区切りであるときは(S402、YES)、この時間帯、即ち一つ前の時間帯の区切りからこの時間帯の区切りまでのスキャナの使用状況を集計する(S403)。さらに、過去に集計した同じ時間帯のスキャナの使用状況のデータを不揮発RAM24から取り出し、過去に集計した数回分の使用状況の平均(平均スキャナ使用状況)を算出する(S404)。
平均スキャナ使用状況を算出したら、図11に示した情報テーブルを参照して、平均スキャナ使用状況の値と情報テーブル内の「使用状況」の項目の値とを比較し、スキャナの省エネ移行時間を設定する(S405)。
次に、この時間帯のプロッタの使用状況を集計し(S406)、過去数回分の同じ時間帯のプロッタの使用状況のデータを不揮発RAM24から取り出し、過去に集計した数回分の使用状況の平均(平均プロッタ使用状況)を算出する(S407)。
平均プロッタ使用状況を算出したら、図11に示した情報テーブルを参照して、平均プロッタ使用状況の値と情報テーブル内の「使用状況」の項目の値とを比較し、プロッタの省エネ移行時間を設定する(S408)。
スキャナ及びプロッタの省エネ移行時間を設定したら、ステップS401へ戻り、現在時刻が次の時間帯の区切りに達するまで待ち、次の時間帯の区切りが来たら、ステップS403からステップS408までの処理を繰り返し、次の時間帯の省エネ移行時間を設定する。
以上の処理によって、設定した時間帯毎に集計した使用状況から画像入力部35及び画像出力部36の省エネ移行時間を自動的に決定でき、時間帯毎のスキャナ及びプロッタの使用状況に応じて、画像形成装置1を適切なタイミングで省エネモードに移行させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の電力制御方法を説明するための図である。 画像入力部のタイマを制御するフロー図である。 画像出力部のタイマを制御するフロー図である。 画像入力部及び画像出力部を省エネモードに移行させる処理のフロー図である。 画像入力部よりも画像出力部のほうが使用頻度が高い場合の各省エネ移行時間の設定例を説明するための図である。 画像入力部よりも画像出力部のほうが使用頻度が高い場合の各省エネ移行時間の設定例を説明するための図である。 使用状況に応じた省エネ移行時間の自動設定を説明するための図である。 使用状況を集計するための時間帯の設定画面を表示している操作部の例を示す図である。 使用状況に対応した省エネ移行時間の情報テーブルを示す図である。 省エネ移行時間決定処理のフロー図である。
符号の説明
1・・・画像形成装置、11・・・原稿台、12・・・圧板、13・・・ADF、14・・・給紙カセット、15・・・排紙トレイ、16・・・操作部、20・・・制御部、21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・RAM、24・・・不揮発RAM、25・・・IO制御部、31・・・HDDコントローラ、32・・・画像処理部、33・・・画像用RAM、34・・・HDD、35・・・画像入力部、36・・・画像出力部、37・・・センサ、38・・・負荷、39・・・NCU、40・・・FCU、41・・・RTC、42・・・PSU、45,46・・・スイッチ、50・・・24時間バー、51・・・白塗り三角印、52・・・黒塗り三角印、53・・・時間帯分割線追加ボタン、54・・・時間帯分割線移動ボタン、55・・・適用ボタン、56・・・取り消しボタン、57・・・時間帯分割線。

Claims (6)

  1. 画像入力手段で読み取った画像データに所定の処理を加えて画像出力手段に出力する画像形成装置であって、
    前記画像入力手段への電力のオン・オフを切り替える第一の電力切替手段と、前記画像出力手段への電力のオン・オフを切り替える第二の電力切替手段と、前記画像入力手段及び画像出力手段それぞれの省エネ移行時間を設定する省エネ移行時間設定手段と、前記第一の電力切替手段及び前記第二の電力切替手段の切り替えを制御する電力制御手段と、を有し、前記電力制御手段は、画像データの入力及び出力処理の終了時からの経過時間が省エネ移行時間に達したとき、前記第一及び第二の電力切替手段をそれぞれ個別にオフに切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記画像入力手段又は前記画像出力手段を所定期間内におけるユーザが使用した回数を集計する集計手段を備え、前記省エネ移行時間設定手段は前記集計手段にて集計された使用回数に基づいて、当該期間内における前記画像入力手段及び前記画像出力手段それぞれの省エネ移行時間を設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記使用回数とそれに対応する省エネ移行時間を格納した情報テーブルを格納した記憶手段を有し、前記省エネ移行時間設定手段が前記情報テーブルに基づいて省エネ移行時間を設定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3に記載された画像形成装置において、
    前記集計手段は、日又は曜日又は時間帯毎に使用状況を集計可能であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4に記載された画像形成装置において、
    前記省エネ移行時間設定手段は、前記画像入力手段及び画像出力手段が省エネモードへ移行することを禁止する設定が可能であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像入力手段で読み取った画像データに所定の処理を加えて画像出力手段に出力する画像形成装置に通電する電力を制御する電力制御方法であって、
    前記画像入力手段及び前記画像出力手段のそれぞれの入力又は出力処理を終了してから経過する時間を計時する工程と、前記計時工程にて計時している時間が所定の時間を経過したとき、前記画像入力手段及び前記画像出力手段への電力の供給を個別に停止する工程と、を備えたことを特徴とする電力制御方法。
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