JP3868930B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用する電力を通常より少なくする制御を行う省電力モードを備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば下記特許文献1には、原稿画像を読み取るセンサーを制御するセンサー制御手段と、前記センサーに画像情報を与える光源と該光源を駆動させるモータとを制御する走査機制御手段と、原稿を搬送させる搬送機構を制御する原稿搬送制御手段と、該原稿搬送制御手段、前記センサー制御手段、および前記走査機制御手段に動作電力を供給する電力供給手段と、該電力供給手段、前記原稿搬送制御手段、前記センサー制御手段、および前記走査機制御手段に対する動作制御信号を発生させ出力する主制御手段と、該主制御手段に装置の動作指示信号を出力する入力手段とを有する画像読取装置において、前記電力供給手段の電力出力部には、リレーコイルおよびリレー切片が配設され、上記主制御手段から入力された動作制御信号に従い前記リレー切片の開閉が行なわれることを特徴とする画像読取装置についての記載がある。この記載における前記画像読取装置はホストコンピュータ等の入力装置に接続されて使用されるイメージスキャナ等の比較的消費電力の小さな機器で、このような機器において消費電力を低減させるためのモードとして待機状態(予熱モード)を設け、装置の待機状態において光源を切るだけでなく電力の供給が必要のない機器(基板)に電力を供給しないようにして節電を行うことを特徴としている。
【0003】
また、従来の複写機にはコピー動作がおこなわれていないときに画像照射ランプの点灯状態を低照度点灯に切り替えるものがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−172511号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の背景技術に記載した画像読取装置では省電力モードとして待機状態(予熱モード)を装置に設け、光源(画像照射ランプ)だけでなくその他の電力の供給が必要のない機器(基板)への電力供給を省電力モード時に停止するので、光源への電力供給のみを停止する省電力モードに比べてよりいっそうの節電が可能となる。しかし、画像読取装置や画像形成装置を構成する部品の中には一旦電力の供給を停止すると元の状態(可動状態)に復帰するのに時間を要するものがある。したがって、このような部品への電力供給の停止は頻繁に行わないほうがよい。また、上記の背景技術に記載した複写機はこのような問題を避けるため画像照射ランプの点灯状態を低照度点灯にして電力をセーブすることにより頻繁には消灯が起こらないようにしているが、画像照射ランプ(光源)以外の部品への電力供給を頻繁に停止することは行っていない。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、2段階の省電力モードを装置(画像形成装置、画像読取装置等)に持たせ一方の省電力モードでは画像照射ランプを低照度点灯にすると共に電力供給の優先度が低い部品への電力供給を停止し、他方の省電力モードでは画像照射ランプを含む電力供給の優先度が高い部品への電力供給を停止することにより、より多くの電力の節約ができると共に装置が可動状態に復帰する時間をより短くし、かつ部品の寿命を長くすることができる画像形成装置を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る画像形成装置は、ユーザによる装置への入力を検知する入力検知手段と、前記入力が最後に検知されたとき又は前記装置の動作が終了したときのどちらか遅い方からの時間を計測する時間計測手段とを備え、前記時間計測手段により計測された時間が所定時間経過した場合に前記装置の使用する電力を通常より少なくする制御を行う省電力モードを有し、前記省電力モードは更に前記装置が消費する電力が通常の可動モードより少ない第1の省電力モードと、前記装置が消費する電力が前記第1の省電力モード時より少ない第2の省電力モードとに分けられる画像形成装置であって、前記装置を構成する部品群のうち前記第1又は前記第2の省電力モード時に電力供給がオフされることが可能な所定の部品群を、1つ以上の部品からなる第1の部品グループと、電力供給の優先度が前記第1の部品グループの部品より低い1つ以上の部品からなる第2の部品グループとに分割し、前記第1の省電力モード時には前記第2の部品グループの部品への電力供給をオフし、前記第2の省電力モード時には前記第1及び前記第2の部品グループの部品への電力供給をオフする制御を行う第1の省電力モード切替手段と、前記第1の省電力モード時には前記第1の部品グループ内の2段階に電力消費量を切り替え可能な第3の部品グループを通常の電力消費の状態から電力消費の低い状態に切り替え、前記第2の省電力モードの時には前記第3の部品グループへの電力供給をオフする制御を行う第2の省電力モード切替手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、装置の消費する電力が通常より少ない第1の省電力モードと装置が消費する電力が第1の省電力モード時より少ない第2の省電力モードの2段階の省電力モードを画像形成装置に持たせると共に、画像形成装置を構成する部品のうち必ずしも常時電力供給する必要のない部品を電力供給の優先度の高い第1の部品グループと、電力供給の優先度の低い第2の部品グループとに分割し、第2の部品グループの部品への電力供給を停止する第1の省電力モードと、第1の部品グループの部品及びと第2の部品グループの部品への電力供給を停止する第2の省電力モードを設定し、第1の省電力モード切替手段が第1の省電力モードと第2の省電力モードを切り替えるので、装置の使用頻度が比較的高い場合にも電力供給の優先度の低い部品の電源のオン/オフを細かく制御することによりより多く節電でき、より高い省電力効果が得られる。また、電力供給を一旦停止すると通常動作(可動状態)に復帰するのに時間がかかる部品を電力供給の優先度の高い部品とすることで、通常動作に復帰するのに時間がかからない部品のみへの電力供給を停止した省電力モード(第1の省電力モード)になっているときには、装置の使用に際し装置が可動状態へ復帰する時間をユーザが待つ必要がない。さらに、第1の部品グループに含まれる部品のうち2段階に電力消費を切り替えることができる第3の部品グループに対しては第1の省電力モード時には通常よりも電力消費の低い状態に切り替えることで、より多くの電力の節約ができると共に、再び第1の省電力モードから通常の可動モードに復帰する時間の増大を防止することができる。
【0009】
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記第1の省電力モード切替手段は、前記所定の部品群に対する電力供給をオフするための第1の信号及び前記第2の部品グループに対する電力供給をオフするための第2の信号のそれぞれの出力を制御するスリープモード制御手段を備え、前記スリープモード制御手段は、前記時間計測手段により計測された時間が第1の所定時間経過した時に前記第2の信号を出力し、前記第1の所定時間より長い第2の所定時間経過した時に前記第1の信号を出力することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、スリープモード制御手段は第1の信号(スリープ信号)の出力及び第2の信号(電荷結合素子スリープ信号)の出力を制御し、スリープ信号及び電荷結合素子スリープ信号の出力時期を画像形成装置が使用されていない時間によって決定するので、容易にスリープモードの切り替えを行うことができる。
【0011】
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記第2の省電力モード切替手段は、前記第3の部品グループを前記電力消費の低い状態にするための第3の信号の出力を制御する照度制御手段を備え、前記照度制御手段は、前記第2の信号の出力に連動して前記第3の信号を出力することを特徴とする。この構成によれば、照度制御手段は第3の部品グループを電力消費の低い状態にするための信号を第2の信号(電荷結合素子スリープ信号)に連動して出力するので、第2の部品グループへの電力供給の停止に連動させて第3の部品グループの電力消費の切り替えを容易に行うことができる。
【0012】
請求項4に係る画像形成装置は、請求項1、2、3のうちのいずれかに記載の画像形成装置であって、前記第2の部品グループは、電荷結合素子センサーを含むことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、電荷結合素子センサーを第2の部品グループの部品とするので、電荷結合素子センサーの通電時間を第2の省電力モードにおける場合より短くすることができ、電荷結合素子センサーが使用限界に達する時期を遅らせることができる。
【0014】
請求項5に係る画像形成装置は、請求項1、2、3、4のうちのいずれかに記載の画像形成装置であって、前記第3の部品グループは、画像照射ランプを含むことを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、画像照射ランプを第3の部品とするので、低照射モードを使用した省電力モードの場合に、画像照射ランプに対して完全に電力供給を停止してしまわないので、装置の使用に際し画像照射ランプが正常動作に復帰する時間がネックになって装置が可動状態へ復帰する時間をユーザが待たなければならないということがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態による画像形成装置である複写機の一例としてデジタル複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるコピー機能が組み込まれたデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【0017】
デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の複合機能を備えたデジタル方式の複写機である。デジタル複合機1では、上記の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。
【0018】
デジタル複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
【0019】
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、コピー部数等を入力するために用いられる。
【0020】
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
【0021】
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ207、排出口208、及び排出トレイ209等を備える。
【0022】
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置206は、所定の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
【0023】
一方、給紙ローラ202は、用紙が収納された給紙カセット201から用紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ207は、転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。その後、用紙は、本体部200の排出口208から用紙後処理部300に搬入される。また、用紙は、必要に応じて排出トレイ209へも排出される。
【0024】
用紙後処理部300は、搬入口301、用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。用紙搬送部302は、排出口208から搬入口301に搬入された用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0025】
図2は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を主に示すブロック図である。デジタル複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、ネットワークI/F(インターフェース)部62、パラレルI/F部63、シリアルI/F部64及びHDD(ハードディスクドライブ)65を備える。
【0026】
スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61は、図1に示す本体部200、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部62及びパラレルI/F部63は、図1に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0027】
操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、及び図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられる。
【0028】
制御部41は、スキャナコントローラ42、ファクシミリコントローラ43、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45として機能する。制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウエア回路等から構成され、装置全体の動作を制御する。スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。コピーコントローラ45は、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。
【0029】
スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する画像照射ランプ12及びCCD(電荷結合素子、Charge Coupled Device)センサー13を含む。スキャナ部11は、画像照射ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。
【0030】
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像データを必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部62等へ出力する。補正部22は、読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0031】
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ207等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データ、ネットワークI/F部62を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された印刷データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は用紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を用紙に転写し、定着部35はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
【0032】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・符号化し、受信した画像データを伸長・復号化する。変復調部は、圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調する。NCUは、送受信先となるファクシミリ装置等との電話回線による接続を制御する。
【0033】
ネットワークI/F部62は、ネットワークインタフェース(10/100Base-TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御し、例えば、クライアントPC等から送信された印刷データ等を受信する。パラレルI/F部63は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等する。シリアルI/F部64は、シリアルインターフェイス(RS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等する。
【0034】
HDD65は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDD65に記憶されている画像データは、デジタル複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部62を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPC等の所定のフォルダへ転送される。
【0035】
上記のように、デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等の種々の機能を実行可能なように構成されており、複写機として使用することが出来る。本実施形態においては、デジタル複合機1を特に複写機として使用する。
【0036】
図3は、本発明に係るデジタル複合機1の省電力モード制御に係る機能構成を示すブロック図である。入力検知部71は図2に示す操作パネル部51に対するユーザが行った任意の入力を検知する。動作検知部72はデジタル複合機1の動作(例えばコピー動作)が開始したこと及び終了したことを検知する。時間計測部73は入力検知部71及び動作検知部72の検知情報に従いデジタル複合機1の動作が終了したとき又はユーザからの最後の入力があったときのどちらか遅い方の時点から計時を開始する。
【0037】
第1省電力モード切替部74は電力供給の優先度の低い省電力部品(省電力モード時に電力供給を停止するか消費電力の少ないモードで動作させる部品)である第2部品グループ78の部品(例えばCCD(Charge Coupled Device)センサー)への電力供給の停止を開始する時間として所定時間、例えば5分、が時間計測部74により計時された場合に、この第2部品グループ78の部品への電力供給を停止する制御を行う。また、電力供給の優先度の高い省電力部品である第1部品グループ76の部品(例えば画像照射ランプ)への電力供給の停止を開始する時間として所定時間、例えば10分が時間計測部73により計時された場合にこの第1部品グループ76の部品への電力供給を停止する制御を行う。
【0038】
第2省電力モード切替部75は2段階の電力消費モードを有する部品77(例えば通常点灯(高電力消費)と低照度点灯(低電力消費)に切り替えることが可能な画像照射ランプ)に対する高電力消費モードから低電力消費モードへの切り替え(画像照射ランプの場合には通常点灯から低照度点灯への切り替え)時間として、第1省電力モード切替部74が第2部品グループ78へ電力停止を開始する時間と同じ所定時間、例えば5分、が時間計測部73により計時された場合に、この部品に対して高電力消費モードから低電力消費モードへ切り替える制御を行う。
【0039】
第1部品グループ76は電力供給の優先度の高い1つ以上の部品からなる部品のグループで、例えば画像照射ランプを含む。第2部品グループ78は電力供給の優先度の低い1つ以上の部品からなる部品のグループで、例えばCCDセンサーを含む。第1部品グループ76内の2段階消費電力切替部品77は消費電力を2段階に切り替えることが可能な部品を1つ以上含むグループで、例えば画像照射ランプを含む。
【0040】
入力検知部71、動作検知部72、時間計測部73、第1省電力モード切替部、第2省電力モード切替部75はデジタル複合機1における制御部41に含まれる。デジタル複合機1に電源が投入されている間、常に電力供給が必要な部品(デジタル複合機1の構成部品)は第1部品グループ及び第2部品グループに含まれない。
【0041】
図4は図3に示す本発明に係る機能を実現するハードウェア構成の概要を示すブロック図である。この図における例としては第1部品グループでかつ2段階に消費電力の切り替えを可能とする部品として画像照射ランプ88、第2部品グループの部品としてCCDセンサー87を使用している。この2つの部品以外は省電力制御を行わない(装置の電源が切られた場合以外においては電力供給が行われる)部品90とする。CPU84で動作するプログラムはバスによりCPU84と接続されたROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)に格納されるがこれらは図示しない。この図において白抜きの矢印は電源線を表し電流を運ぶものである。実線の矢印は制御線を表す。
【0042】
電源81はデジタル複合機1に供給する電力の電源で例えば外部AC電源である。入力検知装置85は図3における入力検知部71に相当するハードウェアで図2に示す操作パネル部51に対するユーザが行った任意の入力を検知し、入力検知信号線91によりCPU84に通知する。動作検知装置86は図3における動作検知部72に相当するハードウェアでデジタル複合機1の動作(例えばコピー動作)が開始したこと及び終了したことを検知し、CPU84からの問い合わせに対し動作が終了しているか否かを動作検知信号線92によりCPU84に通知する。
【0043】
スリープオン/オフ制御回路82は電源81から供給される電力を媒介して画像照射ランプ88及びCCDセンサーへの電力供給を制御するCCDオン/オフ制御回路83に供給すると共にその電力の供給をスリープ信号線93の状態に従いオン/オフ制御(スリープ信号線がオンのときは省電力部品への電力供給を停止)する回路である。CCDオン/オフ制御回路83はスリープオン/オフ制御回路82を介して供給される電力を媒介して第2部品グループ78の部品であるCCDセンサー87に供給すると共にその電力の供給をCCDスリープ信号線94の状態に従いオン/オフ制御(CCDスリープ信号線がオンのときはCCDセンサーへの電力供給を停止)する回路である。
【0044】
ランプ光量制御回路89はランプ制御線97により信号を送ることにより通常点灯でランプオン、低照度点灯でランプオン、消灯(ランプオフ)の3段階で画像照射ランプ88の状態を切り替える制御を行う。ランプ光量制御回路89はランプオン/オフ制御線96がオンで待機点灯制御線95がオフのとき通常点灯、ランプオン/オフ制御線96がオンで待機点灯制御線95がオンのとき低照度点灯、ランプオン/オフ制御線96がオフのときは(待機点灯制御線95のオン/オフに関わりなく)ランプオフ(消灯)にする信号をランプ制御線97に出力する。
【0045】
CPU84は入力検知装置85によるユーザからの入力の検知結果、及び動作検知装置86によるデジタル複合機1の動作開始又は終了の検知結果を基に、デジタル複合機1の動作が終了したとき又はユーザからの最後の入力があったときのどちらか遅い方の時点からタイマーにより時間を計測し、CCDセンサー87を停止するための所定時間経過後、例えば5分経過後、CCDスリープ信号線94をオンにする。これに伴いCCDスリープ信号線94に接続された待機点灯制御線95も連動してオンになる。
【0046】
また、タイマーによる時間の計測が画像照射ランプ88を消灯するための所定時間経過後、例えば10分経過後、ランプオン/オフ線96をオフにしてからスリープ信号線93をオンにする。入力検知装置85からユーザからの入力が検知されたことを受信した場合にはタイマーの計測をクリアすると共にスリープ信号線93及びCCDスリープ信号線94(及び待機点灯制御線95)をオフにし、ランプオン/オフ制御線をオンにする。これにより省電力モードが解除される。
【0047】
図3における入力検知部71は図4における入力検知装置85、動作検知部72は動作検知装置86、時間計測部74はCPU84、第1省電力モード切替部74はスリープオン/オフ制御回路82、CCDオン/オフ制御回路83、及びCPU84、第2省電力モード切替部75はランプ光量制御回路89及びCPU84に相当する。
【0048】
図5の表は図4に示す例における複写機(デジタル複合機1)の3状態である可動モード(非省電力モード)、待機モード(第1省電力モード)、スリープモード(第2省電力モード)におけるスリープ信号線93、CCDスリープ信号線94、及びランプオン/オフ制御線96のオン/オフ状態、並びに画像照射ランプ88の点灯状態及びCCDセンサー87の動作状態を示した表である。可動モードにおいてはスリープ信号線93はオフ、CCDスリープ信号線94はオフ、ランプオン/オフ制御線96はオン、画像照射ランプ88は通常点灯状態でCCDセンサー87は動作オン状態である。待機モードにおいてはスリープ信号線93はオフ、CCDスリープ信号線94はオン、ランプオン/オフ制御線96はオン、画像照射ランプ88は低照度点灯状態でCCDセンサー87は動作オフ状態である。スリープモードにおいてはスリープ信号線93はオン、CCDスリープ信号線94は関係なし(スリープモードにおけるCCDスリープ信号線94の状態は全体の動作に影響を与えない)、ランプオン/オフ制御線96はオフ、画像照射ランプ88は消灯状態でCCDセンサー87は動作オフ状態である。
【0049】
次に図6のフローチャートを使用して本発明に係る複写機(デジタル複合機1)の制御の流れを説明する。
【0050】
S1では、複写機1を可動状態(省電力モードではない通常の状態)にするためにCPU84はスリープ信号線93をオフ状態にする。これにより、スリープオン/オフ制御回路82はスリープオフ制御(スリープ機能をオフする制御、つまり可動状態にする制御)としてスリープオン/オフ制御回路82から出た電源線に電流が流れるように回路制御を行う。S3では、S1と同様、複写機1を可動状態(省電力モードではない状態)にするためにCPU84はランプオン/オフ制御線95をオン状態にする。これにより、ランプ光量制御回路89は画像照射ランプ88を通常点灯でオンにする信号をランプ制御線97により画像照射ランプ88に出力する。
【0051】
S5では、S1及びS3と同様、複写機1を可動状態(省電力モードではない状態)にするためにCPU84はCCDスリープ信号線94をオフ状態にする。これにより、CCDオン/オフ制御回路83はCCDオン制御(CCDセンサー87をオンにする制御)としてCCDセンサー87に接続された電源線に電流が流れるように回路制御を行う。また、CCDスリープ信号線94をオフ状態にすることによりCCDスリープ信号線94に接続された待機点灯制御線95も連動してオフ状態になる。これにより、ランプ光量制御回路89はランプオン/オフ制御線95がオン状態の場合には画像照射ランプ88を通常点灯(低照度点灯ではない通常の点灯)で点灯させる信号をランプ制御線97により画像照射ランプ88に出力する。
【0052】
S7では、入力検知装置85は操作パネル部51を使用してユーザが行った何らかの入力を検知した場合には、入力検知信号線91をオンにして入力検知信号をCPU84に出力する。CPU84は入力検知信号の受信をチェックし入力検知信号を受信した場合は(S7でYES)、当該チェックを再度行うべくS7を再度実行する。入力検知信号を受信しなかった場合は(S7でNO)、S9へ進む。S9では、動作検知装置86は複写機1の複写等の動作の開始又は終了の信号を装置本体から受信することにより動作の状態を管理する。CPU84は動作検知装置86に動作状態を問い合わせその結果を動作検知信号92により受け取る。CPU84が複写機1の動作が終了している旨を受信した場合には(S9でYES)、S11へ進む。複写機1の動作が終了していない旨を受信した場合には(S9でNO)、S7へ戻りユーザによる複写機1への入力のチェックと複写機1の動作の終了チェックを繰り返す。
【0053】
S11では、CPU84はタイマー計測を開始する。S13では、S7と同じ処理により複写機1(装置)への入力があったか否かをチェックする。複写機1への入力がなかった場合には(S13でNO)、S15へ進む。複写機1への入力があった場合には(S13でYES)、タイマー計測をクリアするためにS9へ戻る。S15では、CPU84はタイマーの計測時間が複写機1を待機モードにする時期を決定するための所定時間、例えば5分、になったか否かをチェックする。所定時間になっていない場合は(S15でNO)、S13の処理とS15の処理を繰り返す。予定時間になった場合は(S15でYES)、S17へ進む。
【0054】
S17では、CPU84はCCDスリープ信号線94をオン状態にする。これにより、CCDオン/オフ制御回路83はCCDオフ制御(CCDセンサー87をオフにする制御)としてCCDセンサー87に接続された電源線に電流が流れないように回路制御を行う。これにより、CCDセンサー87の動作は停止する。また、CCDスリープ信号線94をオン状態にすることによりCCDスリープ信号線94に接続された待機点灯制御線95も連動してオン状態になる。これにより、ランプ光量制御回路89はランプオン/オフ制御線95がオン状態であるので画像照射ランプ88が低照度点灯で点灯されるようにランプ光量制御回路89からランプ制御線97により画像照射ランプ88へ信号を出す。
【0055】
S19では、S7又はS13と同じ処理により複写機1(装置)への入力があったか否かをチェックする。複写機1への入力がなかった場合には(S19でNO)、S21へ進む。複写機1への入力があった場合には(S19でYES)、CCDスリープモードを解除するため及びタイマー計測をクリアするためにS5へ戻る。S21では、CPU84はタイマーの計測時間が複写機1をスリープモードにする時期を決定するための所定時間、例えば10分、になったか否かをチェックする。所定時間になっていない場合は(S21でNO)、S19の処理とS21の処理を繰り返す。予定時間になった場合は(S21でYES)、S23へ進む。
【0056】
S23では、CPU84はランプオン/オフ制御線95をオフ状態にする。これにより、ランプ光量制御回路89は画像照射ランプ88を通常点灯でオフにする信号をランプ制御線97により出力し、画像照射ランプ88は消灯する。S25では、CPU84はスリープ信号線93をオン状態にする。これにより、スリープオン/オフ制御回路82はスリープオン制御(スリープ機能をオンする制御)としてスリープオン/オフ制御回路82から出た電源線に電流が流れないように回路制御を行う。これによりスリープオン/オフ制御回路82を介して電力が供給されている部品(本例では画像照射ランプ88のみ)は動作を停止する。
【0057】
S27では、S7、S13、又はS19と同じ処理により複写機1(装置)への入力があったか否かをチェックする。複写機1への入力がなかった場合には(S27でNO)、S27を繰り返す。複写機1への入力があった場合には(S27でYES)、スリープモードを解除するため及びタイマー計測をクリアするためにS1へ戻る。
【0058】
このように本実施形態によれば、スリープ信号線93の他にCCDスリープ信号線94を別に設け、電力供給の優先度の低いCCDセンサー87への電力供給を停止する省電力モード(待機モード)とCCDセンサー87及び省電力モードを電力供給の優先度の高い画像照射ランプ88の両方への電力供給を停止する省電力モード(スリープモード)の2段階で省電力制御を行うことにより、装置の使用頻度が比較的高い場合にもCCDセンサーの電源のオン/オフを細かく制御し節電を行うことができ、より高い省電力効果が得られる。また、CCDセンサーの通電時間をより少なくすることができ、CCDセンサーが使用限界に達する時期を遅らせることができる。また、待機モードにおいては画像照射ランプへの電力供給を停止しないので頻繁に(待機モードになる度に)画像照射ランプが停止することを防ぐことができ装置が可動状態へ復帰するのをユーザが待たなければいけないという機会を減らすことができる。
【0059】
本実施形態においては、CCDセンサーを第2の部品グループの部品(第1の省電力モードにおいて電力供給を停止する部品)としたが、これはCCDセンサー以外の部品でもよい。第2の部品グループの部品としては、一旦電力供給を停止しても通常の動作状態(可動状態)になるのに時間がかからないものがよい。例えば、画像形成装置においては、書き込みレーザー(LSU、Laser Scanning Unit)や操作パネル部のバックライトのオン/オフ制御等も第2の部品グループの部品とすればよい。
【0060】
また、本実施形態においては、画像照射ランプを第1の部品グループの部品(第2の省電力モードのみにおいて電力供給を停止する部品)としたが、これは画像照射ランプ以外の部品でもよい。第1の部品グループの部品は、一旦電力供給を停止すると通常の動作状態になるのに時間がかかるものにするとよい。また、第2の部品グループの部品として通電することにより部品の劣化が比較的大きく進むものや、第1の部品グループの部品としてオン/オフの切替を頻繁に行うことが部品の劣化に比較的影響しやすいものを選択するとよい。
【0061】
また、本実施形態においては、2段階に電力消費を切り替えることが可能な部品として画像照射ランプを選択したが、これは2段階に電力消費を切り替えることが可能な部品であれば画像照射ランプ以外の部品でもよい。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、装置の消費する電力が通常より少ない第1の省電力モードと装置が消費する電力が第1の省電力モード時より少ない第2の省電力モードの2段階の省電力モードを画像形成装置に持たせると共に、画像形成装置を構成する部品のうち必ずしも常時電力供給する必要のない部品を電力供給の優先度の高い第1の部品グループと、電力供給の優先度の低い第2の部品グループとに分割し、第2の部品グループの部品への電力供給を停止する第1の省電力モードと、第1の部品グループの部品及びと第2の部品グループの部品への電力供給を停止する第2の省電力モードを設定し、第1の省電力モード切替手段が第1の省電力モードと第2の省電力モードを切り替えるので、装置の使用頻度が比較的高い場合にも電力供給の優先度の低い部品の電源のオン/オフを細かく制御することによりより多く節電でき、より高い省電力効果が得られる。また、電荷結合素子センサー(CCD(Charge Coupled Device)センサー)を第2の部品グループの部品とするので、CCDセンサーの通電時間を第2の省電力モードにおける場合より短くすることができ、CCDセンサーが使用限界に達する時期を遅らせることができる。また、電力供給を一旦停止すると通常動作(可動状態)に復帰するのに時間がかかる部品を電力供給の優先度の高い部品とすることで、通常動作に復帰するのに時間がかからない部品のみへの電力供給を停止した省電力モード(第1の省電力モード)になっているときには、装置の使用に際し装置が可動状態へ復帰する時間をユーザが待つ必要がない。
【0063】
請求項2に記載の発明によれば、2段階に電力消費を切り替えることが可能な部品に対し電力消費が少ないモードを使用した省電力モードの場合には、この部品に対して完全に電力供給を停止してしまわないので、装置の使用に際しこの部品が通常動作に復帰する時間がネックになって装置が可動状態へ復帰する時間をユーザが待たなければならないということがない。
【0064】
請求項3に記載の発明によれば、画像照射ランプを前記2段階に電力消費を切り替えることが可能な部品とするので、低照射モードを使用した省電力モードの場合に、画像照射ランプに対して完全に電力供給を停止してしまわないので、装置の使用に際し画像照射ランプが正常動作に復帰する時間がネックになって装置が可動状態へ復帰する時間をユーザが待たなければならないということがない。
【0065】
請求項4に記載の発明によれば、省電力モード切替手段に備えられるスリープモード制御手段はスリープ信号の出力及び電荷結合素子スリープ信号の出力を制御し、スリープ信号及び電荷結合素子スリープ信号の出力時期を画像形成装置が使用されていない時間によって決定するので、容易にスリープモードの切り替えを行うことができる。
【0066】
請求項5に記載の発明によれば、省電力モード切替手段に備えられる照度制御手段は前記画像照射ランプを電力消費の低い低照度点灯にするための信号を前記電荷結合素子スリープ信号に連動して出力するように出力を制御するので、前記電荷結合素子スリープに連動させて前記画像照射ランプを低照度点灯することを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図2】図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図3】デジタル複合機の機能のうち特に本発明にかかる機能の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す機能を実現するハードウェア構成の概要を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るデジタル複合機の各電力消費モードにおける制御線及び部品の状態を示す図表である。
【図6】本実施形態において本発明に係る複写機の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【図7】本実施形態において本発明に係る複写機の処理の流れを示すフローチャートの続きを示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像形成装置)
41 制御部
45 コピーコントローラ
71 入力検知部(入力検知手段)
73 時間計測部(時間計測手段)
74 第1省電力モード切替部(第1の省電力モード切替手段)
75 第2省電力モード切替部(第2の省電力モード切替手段)
76 第1部品グループ(第1の部品グループ)
78 第2部品グループ(第2の部品グループ)
82 スリープオン/オフ制御回路(第1の省電力モード切替手段)
83 CCDオン/オフ制御回路(第1の省電力モード切替手段)
84 CPU(第1の省電力モード切替手段、第2の省電力モード切替手段)
85 入力検知装置(入力検知手段)
87 CCDセンサー
88 画像照射ランプ
89 ランプ光量制御回路(第1の省電力モード切替手段、第2の省電力モード切替手段)

Claims (5)

  1. ユーザによる装置への入力を検知する入力検知手段と、前記入力が最後に検知されたとき又は前記装置の動作が終了したときのどちらか遅い方からの時間を計測する時間計測手段とを備え、前記時間計測手段により計測された時間が所定時間経過した場合に前記装置の使用する電力を通常より少なくする制御を行う省電力モードを有し、前記省電力モードは更に前記装置が消費する電力が通常の可動モードより少ない第1の省電力モードと、前記装置が消費する電力が前記第1の省電力モード時より少ない第2の省電力モードとに分けられる画像形成装置であって、
    前記装置を構成する部品群のうち前記第1又は前記第2の省電力モード時に電力供給がオフされることが可能な所定の部品群を、1つ以上の部品からなる第1の部品グループと、電力供給の優先度が前記第1の部品グループの部品より低い1つ以上の部品からなる第2の部品グループとに分割し、前記第1の省電力モード時には前記第2の部品グループの部品への電力供給をオフし、前記第2の省電力モード時には前記第1及び前記第2の部品グループの部品への電力供給をオフする制御を行う第1の省電力モード切替手段と、
    前記第1の省電力モード時には前記第1の部品グループ内の2段階に電力消費量を切り替え可能な第3の部品グループを通常の電力消費の状態から電力消費の低い状態に切り替え、前記第2の省電力モードの時には前記第3の部品グループへの電力供給をオフする制御を行う第2の省電力モード切替手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の省電力モード切替手段は、
    前記所定の部品群に対する電力供給をオフするための第1の信号及び前記第2の部品グループに対する電力供給をオフするための第2の信号のそれぞれの出力を制御するスリープモード制御手段を備え、
    前記スリープモード制御手段は、前記時間計測手段により計測された時間が第1の所定時間経過した時に前記第2の信号を出力し、前記第1の所定時間より長い第2の所定時間経過した時に前記第1の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の省電力モード切替手段は、
    前記第3の部品グループを前記電力消費の低い状態にするための第3の信号の出力を制御する照度制御手段を備え、
    前記照度制御手段は、前記第2の信号の出力に連動して前記第3の信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の部品グループは、電荷結合素子センサーを含むことを特徴とする請求項1、2、3のうちのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第3の部品グループは、画像照射ランプを含むことを特徴とする請求項1、2、3、4のうちのいずれかに記載の画像形成装置。
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