JP2008218289A - 燃料電池システム及び燃料電池の冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池システムの運転停止後においても冷媒を燃料電池に循環させることにより、燃料電池内温度の不均衡是正や燃料電池の効果的な冷却を実現させる。
【解決手段】燃料電池2と、燃料電池2を冷却する冷却手段5と、を備えた燃料電池システム1において、冷却手段5は、燃料電池2の冷媒出口から排出された冷媒を燃料電池2の冷媒入口へと循環供給する循環流路(第1の冷媒流路51及び第2の冷媒流路61)と、燃料電池システム1の運転時に第1の冷媒流路51内の冷媒を圧送する第1のポンプ52と、燃料電池システム1の運転停止時に第2の冷媒流路61内の冷媒を圧送する第2のポンプ62と、を有する。第2のポンプ62は、第1のポンプ52よりも低電圧の電源によって駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システム及び燃料電池の冷却方法に関する。
現在、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムが提案され、実用化されている。かかる燃料電池システムでは、運転時に燃料電池の温度が上昇して高温となるため、冷媒配管系等の冷却手段を設けて外部に熱を排出し、燃料電池の温度管理を行っている。冷媒配管系は、例えば冷却水等の冷媒が循環する循環流路を備えており、循環流路の一部を燃料電池内に配設して燃料電池に冷媒を供給している。また、循環流路には、燃料電池で加熱された冷媒を冷却するためのラジエータや冷媒を圧送するためのポンプが設けられている。
従来は、燃料電池システムの運転停止後には冷媒配管系における冷媒の循環は停止され、自然冷却のみによって燃料電池を冷却するように構成されていた。ところが、自然冷却では冷却後のスタック(単電池の積層体)に温度分布が生じやすく、特に、低温環境下で運転停止後の燃料電池を放置すると、スタックの端部のみが低温となって凝縮水が生じやすい。そして、スタックの内部に凝縮水が滞留すると、反応ガスの供給不足やセル電圧低下等の不具合が発生し、燃料電池システムを再始動する際に十分な出力を確保できないおそれがあった。
そこで、このような不具合を抑制するために、スタックの周囲の水蒸気圧を一定に維持しながら燃料電池を所定の停止温度まで冷却した上で、燃料電池システムの運転を停止させることにより、スタックの端部における水の滞留を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2005−531904号公報
しかし、特許文献1に記載されたような技術を採用しても、燃料電池システムの運転停止後にシステム外部の温度が急速に低下したような場合には、スタックの端部が急速に冷却されるため、やはりスタック内で温度分布が生じる可能性がある。また、長時間又は高出力の発電を行った直後に燃料電池システムの運転を停止させると、自然冷却のみによってはスタックの冷却が間に合わず、スタックが高温にさらされる場合がある。
一方、燃料電池システムの運転停止後に燃料電池への冷媒供給を継続するためには、冷媒循環用のポンプへの電源供給を継続する必要があるが、従来の冷媒循環用のポンプは、比較的高電圧(例えば100V)の二次電池や燃料電池等から供給される電力によって駆動されていた。このため、燃料電池システムの運転停止後に冷媒循環用のポンプを駆動する電力を確保することは困難であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池システムの運転停止後においても冷媒を燃料電池に循環させることにより、燃料電池内温度の不均衡是正や燃料電池の効果的な冷却を実現させることを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、この燃料電池を冷却する冷却手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、冷却手段は、燃料電池の冷媒出口から排出された冷媒を燃料電池の冷媒入口へと循環供給する循環流路と、燃料電池システムの運転時に循環流路内の冷媒を圧送する第1のポンプと、燃料電池システムの運転停止時に循環流路内の冷媒を圧送する第2のポンプと、を有し、第2のポンプは、第1のポンプよりも低電圧の電源によって駆動されるものである。
また、本発明に係る燃料電池の冷却方法は、燃料電池と、この燃料電池の冷媒出口から排出された冷媒を燃料電池の冷媒入口へと循環供給する循環流路と、を備えた燃料電池システムにおける燃料電池の冷却方法であって、燃料電池システムの運転時に、第1のポンプにより循環流路内の冷媒を圧送する一方、燃料電池システムの運転停止時に、第1のポンプよりも低電圧の電源によって駆動される第2のポンプにより循環流路内の冷媒を圧送するものである。
かかる構成を採用すると、システム停止時においても、第2のポンプを用いて燃料電池に冷媒を循環させて燃料電池を冷却することができる。従って、システム停止時における燃料電池内温度の不均衡の是正や燃料電池の効果的な冷却を実現させることができる。また、システム停止時においては、システム運転時に使用される第1のポンプよりも低電圧の電源によって駆動される第2のポンプが使用されるので、冷媒循環用の電源確保が容易となる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、第1のポンプが設けられた第1の冷媒流路と、第2のポンプが設けられた第2の冷媒流路と、を有し、これら第1及び第2の冷媒流路が燃料電池内の冷媒流路に対して並列に接続された循環流路を採用することができる。かかる場合において、空調装置の一部を構成する第2の冷媒流路を採用するとともに、空調装置用の電源によって駆動される第2ポンプを採用することができる。
かかる構成を採用すると、空調装置の一部を構成する冷媒流路(空調用の冷媒流路)を第2の冷媒流路として使用するとともに、空調装置の電源で稼動されるポンプ(空調ポンプ)を第2の冷媒流路内の冷媒を圧送する第2のポンプとして使用することができる。従って、ポンプや熱交換器等の部品を兼用して装置の構成を簡素化することができる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、第2の冷媒流路内の冷媒を第1の冷媒流路の第1のポンプの下流側に供給するバイパス流路と、バイパス流路に設けられた開閉弁と、を有する冷却手段を採用することができる。かかる場合において、燃料電池システムの運転時に開閉弁が閉鎖される一方、燃料電池システムの運転停止時に開閉弁が開放されるように制御されることが好ましい。
かかる構成を採用すると、システム運転時にバイパス流路の開閉弁が閉鎖されて、第2の冷媒流路から第1の冷媒流路の第1のポンプの下流側への冷媒の供給が阻止される。従って、システム運転時における第1の冷媒流路内の冷媒の流通を円滑にして、燃料電池の冷却を促進することが可能となる。また、システム停止時に開閉弁が開放されて、第2の冷媒流路から第1の冷媒流路の第1のポンプの下流側への冷媒の供給が許容されるため、第1のポンプによる圧損の影響を回避することができる。従って、システム停止時における第2の冷媒流路内の冷媒の流通を円滑にして、燃料電池の冷却を促進することが可能となる。
また、本発明に係る燃料電池システムにおいて、燃料電池システムの運転停止後に、第2のポンプを所定時間駆動した後に停止させるポンプ停止手段を備えることもできる。
本発明によれば、燃料電池システムの運転停止後においても冷媒を燃料電池に循環させることにより、燃料電池内温度の不均衡是正や燃料電池の効果的な冷却を実現させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1について説明する。本実施形態に係る燃料電池システム1は、移動体としての燃料電池車両に搭載された発電システムである。
まず、図1を用いて、燃料電池システム1の構成について説明する。燃料電池システム1は、反応ガス(酸化ガス及び燃料ガス)の供給を受けて電気化学反応により電力を発生する燃料電池2を備えるとともに、燃料電池2に酸化ガスとしての空気(酸素)を供給する酸化ガス配管系3、燃料電池2に燃料ガスとしての水素ガスを供給する燃料ガス配管系4、燃料電池2に温度調節のために冷媒を供給する冷媒配管系5(冷却手段)、システム全体を統合制御する制御装置7等を備えている。
燃料電池2は、例えば車載や定置用に好適な固体高分子電解質型で構成され、反応ガスの供給を受けて発電する単電池を所要数積層して構成したスタック構造を有している。燃料電池2を構成する単電池は、イオン交換膜からなる電解質の一方の面に空気極を有し、他方の面に燃料極を有し、さらに空気極及び燃料極を両側から挟みこむように一対のセパレータを有している。空気極及び燃料極は、例えば基材としてカーボンを用いて形成され、白金や白金合金等の触媒がカーボンに担持されている。セパレータの一方に設けられた酸化ガス流路に酸化ガス(空気)が供給され、他方のセパレータに設けられた燃料ガス流路に燃料ガス(水素)が供給される。酸化ガス及び燃料ガスの供給を受けた単電池において電気化学反応が行われ、これにより燃料電池2は電力を発生する。
固体高分子電解質型の燃料電池2での電気化学反応は発熱反応であるが、冷媒の供給により、燃料電池2の温度は所定温度(例えば約60〜70℃)に保たれる。燃料電池2は、スタックの両端に位置する単電池の外側に、順次、カバープレート、出力端子付きのターミナルプレート、絶縁プレート、エンドプレート等を積層して構成されている。燃料電池2に供給される冷媒を流す冷媒流路2cは、スタックの所定箇所(例えばエンドプレート)に接続されている。
酸化ガス配管系3は、図示しない加湿器により加湿された酸化ガス(空気)を燃料電池2に供給する空気供給流路31と、燃料電池2から排出された酸化オフガスが流れる空気排出流路32と、を備えている。空気供給流路31には図示しないコンプレッサが設けられており、コンプレッサの動作は制御装置7により制御される。コンプレッサの動作により、大気中の酸化ガスがフィルタを介して取り込まれ、燃料電池2に圧送される。また、空気排出流路32を流れる酸化オフガスは、加湿器で水分交換された後、最終的に排ガスとして大気中に排出される。
燃料ガス配管系4は、水素供給源から供給された水素ガスを燃料電池2に供給する水素供給流路41と、燃料電池2から排出された水素オフガスが流れる循環流路42と、を備えている。水素供給流路41には、水素ガスの供給を遮断又は許容する遮断弁や水素ガスの圧力を調整する調圧弁等が設けられている。循環流路42は水素供給流路41に合流するが、合流点よりも手前には図示しないパージ流路が分岐接続されている。水素オフガスは、その一部がパージ流路から水素希釈器を介して排出されて最終的に排ガスとなるが、残りはパージ流路に設けられた気液分離器により水分を回収された後、循環流路42に設けられた図示しないポンプにより圧送されて水素供給流路41に合流し、再び燃料電池2に供給される。
冷媒配管系5は、燃料電池2の冷媒出口から排出された冷媒を燃料電池2の冷媒入口へと循環供給する循環流路を有している。本実施形態においては、循環流路として、燃料電池2内の冷媒流路2cに対して並列に接続された2つの冷媒流路(第1の冷媒流路51及び第2の冷媒流路61)を採用しており、燃料電池システム1の運転状態に応じて冷媒の流路を切り替えることができるようになっている。冷媒としては、例えば水(冷却水)を用いることができる。
すなわち、冷媒配管系5は、燃料電池2内の冷媒流路2cに連通する第1の冷媒流路51と、第1の冷媒流路51に設けられた第1のポンプ52と、第1の冷媒流路51を流通する冷媒を冷却するラジエータ53と、ラジエータ53をバイパスするバイパス流路54と、ラジエータ53及びバイパス流路54への冷媒の流れの切替えを行う切替え弁55と、を有している。また、冷媒配管系5は、第1の冷媒流路51の燃料電池2への冷媒入口の近傍に設けられた温度センサ56と、燃料電池2からの冷媒出口の近傍に設けられた温度センサ57と、を有している。温度センサ57が検出する冷媒温度は、燃料電池2の内部温度を反映する。なお、第1の冷媒流路51のラジエータ53の下流側に温度センサを設けてラジエータ53内の温度を検出してもよい。
また、冷媒配管系5は、第2の冷媒流路61と、第2の冷媒流路61に設けられた第2のポンプ62と、第2の冷媒流路61を流通する冷媒の熱交換を行う熱交換器63と、熱交換器63をバイパスするバイパス流路64と、熱交換器63及びバイパス流路64への冷媒の流れの切替えを行う切替え弁65と、第2の冷媒流路61内の冷媒を第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側に供給するバイパス流路66aと、バイパス流路に設けられた開閉弁66bと、を有している。第2の冷媒流路61は、ラジエータ53等をバイパスするように第1の冷媒流路51に接続されている。第2の冷媒流路61には、熱交換器63の上流に加熱用の熱交換器としてのヒートコア67が配設されている。また、熱交換器63の下流側には温度センサ68が設けられている。温度センサ68が検出する冷媒温度は、熱交換器63内の温度を反映する。
冷媒配管系5が有する上記2つの冷媒流路のうち、まず、第1の冷媒流路51側の流路に設けられた各構成について説明する。
第1のポンプ52は、第1の冷媒流路51内の冷媒を燃料電池2に圧送する。第1のポンプ52としては、各種のタイプのポンプを用いることができ、例えば容積型のポンプを用いることができる。本実施形態における第1のポンプ52は、図示していない三相交流のモータと、モータの駆動軸に連結されたインペラを有するコンプレッサ部と、を備えており、モータの駆動、停止及びその回転数は制御装置7によって制御される。これによりインペラの回転数が制御され、燃料電池2に通流される冷媒の流量を制御することができる。第1のポンプ52は、燃料電池2で発生させた電力や例えば100Vの二次電池から供給される電力により駆動される。なお、第1のポンプ52の位置をラジエータ53や切替え弁55の上流側としてもよい。
ラジエータ53は、燃料電池2に循環供給される冷媒が流通する流路を内部に有している。冷媒は、この流路を通過する際にファンにより送風された外気と熱交換(放熱)される。これにより、燃料電池2の発電反応により昇温した冷媒が冷却される。ラジエータ53のファンは制御装置7に接続されており、その駆動、停止及びその回転数は制御装置7によって制御される。
切替え弁55は、三方弁構造を有する例えばロータリバルブからなり、冷媒がラジエータ53及びバイパス流路54の一方にのみ流れるように、又はこの両方に所定の分流比で流れるように切替え可能に構成されている。例えば、切替え弁55がラジエータ53側に切り替えられると、ラジエータ53により放熱された冷媒が燃料電池2に流入する。切替え弁55は、制御装置7に接続されており、その弁の開度が制御装置7によって制御される。従って、制御装置7によりラジエータ53で放熱される冷媒の流量を制御することができる。
次に、第2の冷媒流路61側の流路に設けられた各構成について説明する。
第2のポンプ62は、第2の冷媒流路61内の冷媒を燃料電池2に圧送する。第2のポンプ62は、第1のポンプ52とは異なる電源により稼動されるポンプである。本実施形態では、第2の冷媒流路61に設けられた熱交換器63において、冷媒と燃料電池車両の空調気体との間で熱交換を行っており、第2のポンプ62として、燃料電池車両の空調装置8に設けられた冷媒循環用の空調ポンプを用いている。この空調ポンプは、第1のポンプ52を駆動する電力(例えば電源電圧100Vの二次電池から供給される電力)よりも低い電力(例えば12Vの小型電池から供給される電力)で稼働されるものである。
第2のポンプ62としては、第1のポンプ52と同様に各種のタイプのポンプを用いることができ、そのモータの駆動、停止及びその回転数は制御装置7によって制御される。このため、制御装置7によって燃料電池2に通流される冷媒の流量を制御することができる。また、第2のポンプ62の位置を熱交換器63の下流側としてもよい。
熱交換器63は、燃料電池車両の車室内の温度を調整するための空調装置8に設けられており、空調気体を循環させる循環流路に配設されている。空調装置8としては、例えば、車室内の空気を空調気体として循環させる内気循環型の装置を採用することができ、熱交換器63には、空調気体として車室内の空気を導入することができる。熱交換器63は、燃料電池2に循環供給される冷媒が流通する流路を内部に有している。この流路を流れる冷媒は、熱交換器63内の流路を通過する際に空調気体と熱交換される。従って、空調気体の温度が冷媒の温度よりも低い場合には、熱交換器63において冷媒が冷却される一方、空調気体が加温されることとなる。なお、熱交換器63に外気を導入して熱交換により加熱したのち、空調気体として車室に送風してもよい。
空調装置8は、このように、燃料電池2に循環供給される冷媒の熱量すなわち燃料電池2の排熱を利用して空調気体を昇温させ、燃料電池2の排熱を利用して車室の暖房を行うものである。第2の冷媒流路61は空調装置8の一部を構成する。また、ヒートコア67は、冷媒の温度が空調気体よりも低い場合に冷媒を加熱して昇温させることができる。これにより、空調装置8は、燃料電池2が運転停止して排熱が得られない場合には、ヒートコア67により暖房を行うことができる。なお、ヒートコア67により加熱された冷媒を燃料電池2内に供給することにより、低温環境下等での燃料電池2の予熱を行うことも可能である。
切替え弁65は、三方弁構造を有する例えばロータリバルブからなり、切替え弁55と同様に、冷媒が熱交換器63及びバイパス流路64の一方にのみ流れるように、又はこの両方に所定の分流比で流れるように切替え可能に構成されている。切替え弁65は制御装置7に接続されており、その弁の開度が制御装置7によって制御される。従って、制御装置7により熱交換器63で熱交換される冷媒の流量を制御することができる。
バイパス流路66aは、第2の冷媒流路61内の冷媒を第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側に供給するための流路である。開閉弁66bは、例えば電磁駆動式とされ、その開閉動作は制御装置7によって制御される。開閉弁66bを開放すると、第2の冷媒流路61から、第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側を経由させて、冷媒を燃料電池2内へ循環供給することができる。一方、開閉弁66bを閉鎖すると、第2の冷媒流路61から第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側への冷媒の供給を阻止することができる。
制御装置7は、内部にCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータとして構成される。CPUは、制御プログラムに従って所望の演算を実行して、後述する運転停止時における燃料電池2の冷却制御等の種々の処理や制御を行う。ROMは、CPUで処理する制御プログラムや制御データを記憶する。RAMは、主として制御処理のための各種作業領域として使用される。また、制御装置7は、燃料電池システム1の運転停止後における第2のポンプ62の稼働時間を計測するタイマを有しており、このタイマにより計測した稼働時間が所定時間を超えた場合には、自動的に第2のポンプ62の稼動を停止させる。すなわち、制御装置7は、本発明におけるポンプ停止手段の一実施形態として機能する。
ここで、燃料電池システム1の運転時及び運転停止時における燃料電池2の冷却制御について説明する。
制御装置7は、燃料電池システム1の運転時には、開閉弁66bに制御信号を出力して開閉弁66bを閉鎖する。これにより、冷媒が第1の冷媒流路51を循環するようになる。制御装置7は、第1の冷媒流路51に設けられた温度センサ56及び温度センサ57や、燃料電池車両のアクセル開度を検出するセンサ等の各種センサからの検出信号の入力をうけ、これらに基づき、第1のポンプ52、ラジエータ53のファン及び切替え弁55に制御信号を出力する。
例えば、発熱量が大きい場合には、制御装置7は、第1のポンプ52におけるモータの回転数を最大にして冷媒の流量を最大にするとともに、切替え弁55をラジエータ53側に全開に切り替えることによりラジエータ53による冷媒の冷却を促進させる。このような制御により、燃料電池2の発熱量に応じた流量及び温度の冷媒が供給され、燃料電池2が所定の温度に保たれる。なお、燃料電池システム1の運転時とは、燃料電池2にその要求出力に応じて反応ガスの供給が行われ、燃料電池2で発電が行われている状態をいう。
一方、制御装置7は、燃料電池システム1の運転停止時には、第1のポンプ52を停止して第1のポンプ52による冷媒の圧送を停止するとともに、ラジエータ53のファンを停止することにより、第1の冷媒流路51側での冷媒の冷却を停止する。従って、第1の冷媒流路51側からの燃料電池2内への冷媒の循環供給は停止される。ここで、燃料電池システム1の運転停止時とは、燃料電池2に反応ガスが供給されず、燃料電池2の発電が停止した状態をいう。
燃料電池システム1は運転停止直後には高温となっている。第1のポンプ52を停止して冷媒の循環を停止した状態で燃料電池2を放置して自然冷却すると、スタックの端部の方が中央部よりも温度低下が早いために、冷却過程でスタックに温度分布が生じる。その結果、凝縮水の発生等によりセル電圧低下等の不具合が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、このような不具合を防止するために、図2に示すフローに基づき、燃料電池システム1の運転停止直後から所定時間に亘って、第2の冷媒流路61側に冷媒を循環させるように制御を行う。
すなわち、まず、制御装置7は、燃料電池車両の乗員によるイグニッションスイッチのOFF操作等により運転停止指令が出されたか否かを検出する(運転停止判定工程:S1)。そして、制御装置7は、運転停止判定工程S1において運転停止指令を検出した場合に、燃料電池システム1の運転を停止するとともに、第1の冷媒流路51側での冷媒の循環を停止する。
次いで、制御装置7は、燃料電池2内の温度や空調気体の温度等を検出するセンサ等からの信号の入力を受け、これらに基づいて切替え弁65を制御して熱交換器63側への流量を調整するとともに、第2のポンプ62(空調ポンプ)を稼動して冷媒の循環を行う(空調ポンプ稼働工程:S2)。また、制御装置7は、開閉弁66bを開放することにより、第2の冷媒流路61から第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側へと冷媒を供給可能とする(開閉弁開放工程:S2)。
続いて、制御装置7は、タイマを用いて、燃料電池システム1の運転停止後における第2のポンプ62の稼働時間を計測し、計測した稼働時間が所定時間を超えたか否かを判定する(終了判定工程:S4)。そして、制御装置7は、終了判定工程S4において、第2のポンプ62の稼働時間が所定時間未満であると判定した場合には、開閉弁開放工程S2に戻って制御を続行する。一方、制御装置7は、第2のポンプ62の稼働時間が所定時間を超えたものと判定した場合には、第2のポンプ62を停止させて(空調ポンプ停止工程:S5)、制御動作を終了する。
以上説明した実施形態に係る燃料電池システム1においては、システム停止時においても、第2のポンプ62を用いて燃料電池2に冷媒を循環させて燃料電池2を冷却することができる。従って、システム停止時における燃料電池2内温度の不均衡の是正や燃料電池2の効果的な冷却を実現させることができる。また、システム停止時においては、システム運転時に使用される第1のポンプ52よりも低電圧の電源によって駆動される第2のポンプ62が使用されるので、冷媒循環用の電源確保が容易となる。
また、以上説明した実施形態に係る燃料電池システム1においては、空調装置8の電源で稼動されるポンプ(空調ポンプ)を第2の冷媒流路61内の冷媒を圧送する第2のポンプ62として使用することができる。従って、ポンプや熱交換器等の部品を兼用して装置の構成を簡素化することができる。
また、以上説明した実施形態に係る燃料電池システム1においては、システム運転時にバイパス流路66aの開閉弁66bが閉鎖されて、第2の冷媒流路61から第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側への冷媒の供給が阻止される。従って、システム運転時における第1の冷媒流路51内の冷媒の流通を円滑にして、燃料電池2の冷却を促進することが可能となる。また、システム停止時に開閉弁66bが開放されて、第2の冷媒流路61から第1の冷媒流路51の第1のポンプ52の下流側への冷媒の供給が許容されるため、第1のポンプ52による圧損の影響を回避することができる。従って、システム停止時における第2の冷媒流路61内の冷媒の流通を円滑にして、燃料電池2の冷却を促進することが可能となる。
なお、以上の実施形態においては、本発明に係る燃料電池システムを燃料電池車両に搭載した例を示したが、燃料電池車両以外の各種移動体(例えばロボット、船舶、航空機、電車等)に本発明に係る燃料電池システムを搭載することもできる。また、本発明に係る燃料電池システムを、建物(例えば住宅、ビル、工場等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムに適用してもよい。
本発明の実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 図1に示した燃料電池システムの運転停止後における燃料電池の冷却制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…燃料電池システム、2…燃料電池、2c…(燃料電池内の)冷媒流路、5…冷媒配管系(冷却手段)、7…制御装置(ポンプ停止手段)、51…第1の冷媒流路(循環流路)、52…第1のポンプ、53…ラジエータ、61…第2の冷媒流路(循環流路)、62…第2のポンプ、66a…バイパス流路、66b…開閉弁。

Claims (5)

  1. 燃料電池と、この燃料電池を冷却する冷却手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記冷却手段は、前記燃料電池の冷媒出口から排出された冷媒を前記燃料電池の冷媒入口へと循環供給する循環流路と、前記燃料電池システムの運転時に前記循環流路内の冷媒を圧送する第1のポンプと、前記燃料電池システムの運転停止時に前記循環流路内の冷媒を圧送する第2のポンプと、を有し、前記第2のポンプは、前記第1のポンプよりも低電圧の電源によって駆動される、
    燃料電池システム。
  2. 前記循環流路は、前記第1のポンプが設けられた第1の冷媒流路と、前記第2のポンプが設けられた第2の冷媒流路と、を有し、前記第1及び第2の冷媒流路は、前記燃料電池内の冷媒流路に対して並列に接続されており、
    前記第2の冷媒流路は、空調装置の一部を構成するものであり、
    前記第2のポンプは、前記空調装置の電源によって駆動されるものである、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記冷却手段は、前記第2の冷媒流路内の冷媒を前記第1の冷媒流路の前記第1のポンプの下流側に供給するバイパス流路と、前記バイパス流路に設けられた開閉弁と、を有し、前記燃料電池システムの運転時に前記開閉弁が閉鎖される一方、前記燃料電池システムの運転停止時に前記開閉弁が開放されるように制御されるものである、
    請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムの運転停止後に、前記第2のポンプを所定時間駆動した後に停止させるポンプ停止手段を備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 燃料電池と、この燃料電池の冷媒出口から排出された冷媒を前記燃料電池の冷媒入口へと循環供給する循環流路と、を備えた燃料電池システムにおける燃料電池の冷却方法であって、
    前記燃料電池システムの運転時に、第1のポンプにより前記循環流路内の冷媒を圧送する一方、前記燃料電池システムの運転停止時に、前記第1のポンプよりも低電圧の電源によって駆動される第2のポンプにより前記循環流路内の冷媒を圧送する、
    燃料電池の冷却方法。
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