JP2008217496A - タグ検知システム、移動物体検知方法、及び入退場管理システム - Google Patents

タグ検知システム、移動物体検知方法、及び入退場管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の物体又は人物及びその移動方向も検知できるタグ検知システム、移動物体検知方法、および入退場管理システムを提供する。
【解決手段】3個のアンテナ11,12,13を近接して配置し、アンテナ11,12,13によって発生する高周波磁界で形成される3つの高周波磁気フィールドA,B,Cの各エリアの一部を重畳(干渉)させる。また、各高周波磁気フィールドA,B,Cが重畳した重畳エリアAB,BCは、位相の異なるパルスコード変調信号を重畳させてRFIDタグ3の検知不感エリアとする。これによって、3つの高周波磁気フィールドA,B,Cのうち、両側の高周波磁気フィールドA,Cに対して中間に位置する高周波磁気フィールドBにおけるRFIDタグ3の検知エリアを狭くすることができる。よって、A,B,Cの信号配列によりRFIDタグ3の移動方向を検知できると共に中間の検知エリアで特定の人物のみを検知できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、RFIDタグを付けた物体の移動を検知するタグ検知システム、移動物体検知方法、及びこの移動物体検知方法によって実現される入退場管理システムに関する。
近年、RFIDタグは、ICカードなどに埋め込んで利用されたり、物品管理や人物の入退場管理などに広く利用されている。特に、ICカードなどに埋め込んだパッシブ型のRFIDタグに比べて、自己に内蔵された電池のエネルギーによって電波の発信を行うセミパッシブ型又はアクティブ型のRFIDタグは、通信距離が極めて長い(例えば、1〜10mの通信距離がある)ので、人物の入退場管理システムなどに好んで利用されている。
例えば、定期的にIDを発信するRFIDタグ(以下アクティブタグと称する)を用いて施設への入退場を正確に管理する入退場管理システムの技術が開示されている。この技術によれば、入退場ゲートの左右両側に設置された単指向性アンテナの向きを相対的にずらすことによって、アクティブタグを所持している人物がゲートを通過した場合に、各アンテナで検知した順序によって入場と退場の方向を正確に弁別することができる(例えば、特許文献1参照)。また、ドアの入口と出口にそれぞれ位置IDの異なる赤外線発信器や高周波磁気フィールドを生成するアンテナ等を設置して、このアンテナから信号を受信してIDを発信するRFIDタグ(以下セミパッシブタグ)を所持した人物の位置を特定する入退場管理システムの技術も開示されている。この技術によれば、それぞれのアンテナから発信される位置IDと人物が所持しているRFIDタグのIDから特定者の位置を判別することができるので、ほぼ同時に入退場する複数のRFIDタグ所持者から特定者のみを識別することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−334382号公報(段落番号0009〜0015及び図1と図2参照) 特開2003−21679号公報(段落番号0009〜0015及び図1、図2、図3参照)
しかしながら、アクティブタグを用いて入退場を検知する方式は、周囲の電波反射物や障害物の影響を受けやすくアクティブタグの所持の方法で電波の発信強度が変わるため、位置精度が悪く、屋内での利用が難しかった。また、屋内での利用を可能にするセミパシブタグの場合赤外線方式は赤外線を受信するためにタグを身体の表面に装着する必要があり、外光の影響を受けやすいなどの問題があった。高周波磁気フィールドの方式は、この発信範囲が球体の形で広がるため、タグの検知範囲が広くなる問題があった。その結果、RFIDタグを所持している人(物)が認証されてゲートを通過した後に、近接してタグを所持しない人がゲートを通過する場合(いわゆる共連れ)、従来の方式では検知範囲が不安定であったり、広すぎるため、共連れを検知する手段がなかった。タグをポケットなどに携帯して共連れを正確に検知する為には、高周波磁気フィールド等の電波を利用して、タグを所持した人(物)を安定した狭い範囲で検知して、タグの所持者と非所持者を判別する技術が必要であった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でRFIDタグの検知エリアを狭くして特定の物体又は人物を検知できるようなタグ検知システム、移動物体検知方法、及びこの移動物体検知方法によって実現される入退場管理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のタグ検知システムは、第1の発信機と第2の発信機がそれぞれ送信するパルスコード変調信号の所定部分が相互に隙間を埋めあうようなタイミングでパルスコード変調信号を送信し、第1のアンテナと第2のアンテナは、各アンテナが形成する高周波磁気フィールドの重なり部分が生じるように隣接して配置され重なり部分の全部又は一部において、パルスコード変調信号の所定部分の隙間を埋めて、RFIDタグにパルスコード変調信号を認識させないように構成している。
また、上記の目的を達成するために、本発明の移動物体検知方法は、RFIDタグを付けた物体の移動を検知する移動物体検知方法であって、複数のトリガアンテナが、隣接する磁界の一部が重畳する重畳エリアの存在する高周波磁気フィールドをそれぞれ形成する過程と、それぞれの高周波磁気フィールドに対して対応するパルスコード変調信号を送信すると共に、重畳エリア内で各パルスコード変調信号を重畳させて重畳トリガ信号を生成する過程と、RFIDタグに付設された集積回路が、各高周波磁気フィールド内でパルスコード変調信号に対応するID情報の送受信を行う過程と、集積回路が、重畳エリア内で重畳トリガ信号を認識したときに対応するID情報を送受信する過程とを含んでいる。このとき、集積回路は、重畳エリア内では各パルスコード変調信号の電圧レベルの比の大きさに基づいて重畳トリガ信号を認識している。
また、上記の目的を達成するために、本発明の入退場管理システムは、RFIDタグを所持する人物の行動を監視する入退場管理システムであって、隣接する磁界が一部重畳する重畳エリアの存在する高周波磁気フィールドをそれぞれ形成する複数のトリガアンテナと、RFIDタグに付設され、各高周波磁気フィールド内の磁界に含まれるそれぞれのトリガ信号を検知し、各トリガ信号に対応するID情報の送受信を行う集積回路とを備え、集積回路は、重畳エリア内では、その磁界に含まれる各トリガ信号が重畳された重畳トリガ信号を認識したときのみID情報を送受信する構成を採っている。好適な実施形態では、トリガ信号はパルスコード変調信号であって、重畳トリガ信号は各パルスコード変調信号が時間の隙間を埋め合わせるように重畳された信号である。
本発明によれば、簡単な構成でRFIDタグの検知エリアを狭くして特定の物体又は人物を検知できるようなタグ検知システム、移動物体検知方法、及びこの移動物体検知方法によって実現される入退場管理システムが得られる。
《発明の概要》
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)に係る物体検知方法、及び入退場管理システムについて説明するが、以下の例では人物の入退場管理システムについて好適な例をあげて説明する。なお、理解を容易にするために、まず、本発明に係る入退場管理システムの概要について説明する。
本発明の入退場管理システムは、少なくともRFIDタグとアンテナからなる入退場管理システムにおいて、複数のアンテナ、例えば3個のアンテナを近接して配置し、それらのアンテナによって発生する高周波磁界で形成される3つの高周波磁気フィールドの各エリアの一部を重畳(干渉)させる。また、各高周波磁気フィールドが重畳した重畳エリアは、位相の異なるパルスコード変調信号を重畳させてRFIDタグの検知不感エリアとする。これによって、3つの高周波磁気フィールドのうち、両側の高周波磁気フィールドに対して中間に位置する高周波磁気フィールドにおけるRFIDタグの検知エリアを狭くすることができる。例えば、検知不感エリアとなる重畳エリアを調節して中間の高周波磁気フィールドの検知エリアの幅を50cm程度にすれば、RFIDタグを所持した一人の人物のみを検知することが可能となる。
《本発明を導入するための原理》
図1は、本発明の入退場管理システムを構築するための基本構成図である。この入退場管理システムは、微弱電流を使用したアクティブ型のRFIDタグシステムであって、トリガID信号SG1を生成するトリガ発信器1と、トリガ発信器1からのトリガID信号SG1に基づいて高周波磁界SG2を発生させるコイル状のトリガアンテナ2と、トリガアンテナ2が発生した高周波磁界SG2に含まれるトリガID信号SG1に基づいて、自己に内蔵された電池のエネルギーによって微弱電波SG3を発信するRFIDタグ3と、半波長の長さのダイポールアンテナなどによって構成され、RFIDタグ3からの微弱電波SG3を受信する受信アンテナ4と、RFIDタグ3の微弱電波SG3からID情報などを抽出して、図示しない上位装置へそのID情報などを送信するRFID受信機5とを備えた構成になっている。なお、トリガアンテナ2は、例えば、一辺が1mの大きさの矩形ループアンテナあるいは直径が1mの円形ループアンテナとして構成されている。
次に、図1に示すRFIDタグシステムの動作の概要を説明する。トリガ発信器1からトリガアンテナ2へトリガID信号SG1によって変調された高周波電流を送信すると、トリガアンテナ2は、このトリガID信号SG1によって高周波磁界SG2を周辺に発生させる。すると、RFIDタグ3は、十分な強さで高周波磁界SG2にさらされることによってトリガID信号SG1を受信する。そして、RFIDタグ3は、このトリガID信号SG1からトリガIDを抽出し、自己に固有のタグIDと抽出したトリガIDとを合成した合成信号をID情報として変調して暗号化し、このID情報を微弱電波SG3として発信する。このとき、RFIDタグ3は、自己の内蔵された電池のエネルギーによって、例えば、1秒以下のランダムな間隔でID情報の含まれる微弱電波SG3を発信する。
すると、RFID受信器5は、受信アンテナ4によってID情報の含まれる微弱電波SG3を受信し、暗号化されたID情報が含まれる微弱電波SG3の信号を復号化して、RFIDタグ3に固有のタグIDとトリガIDとに分解した後に、タグIDとトリガIDに時間情報を付与したデータを上位システム(図示せず)へ送信する。すると、上位システムは、このデータを読み取ることによって、トリガアンテナ2にさらされたRFIDタグ3のID情報(つまり、トリガIDとタグID)及び時間情報を取得する。
次に、図1に示すトリガ発信器1とトリガアンテナ2との組み合わせによってトリガID信号SG1の受信エリアを制御する方法について説明する。すなわち、トリガアンテナ2を1個で使用したり複数個を組み合わせて使用したりすることにより、トリガID信号SG1の受信エリアを制御することができるので、その仕組みについて説明する。
図2は、図1に示すRFIDタグシステムにおいて、トリガアンテナが単一トリガID受信エリアをカバーする概念図である。この場合は、1組のトリガ発信器1aとトリガアンテナ2aで構成することにより、1個のトリガID受信エリアS1を形成する。
図3は、図1に示すRFIDタグシステムにおいて、複数のトリガアンテナが単一トリガID受信エリアS1'をカバーする概念図である。この場合は、トリガ発信器1aとトリガアンテナ2a、トリガ発信器1bとトリガアンテナ2b、及びトリガ発信器1cとトリガアンテナ2cというように複数のトリガ発信器とトリガアンテナを連結して合成することにより、論理的な1個のトリガアンテナ2を形成する。このとき、各トリガ発信器2a,2b、2cは、それぞれのトリガID信号を同一信号又は相互に同期した信号によって生成する。これによって、1個のトリガID受信エリアS1’が磁界の強い拡張トリガエリアとして形成される。
図4は、図1に示すRFIDタグシステムにおいて、2つのトリガアンテナが通過方向検知用のトリガID受信エリアを形成する概念図である。この場合は、2つのトリガ発信器1a,1b(第1,第2の発信機)と2つのトリガアンテナ2a,2b(第1,第2のアンテナ)でそれぞれのトリガID受信エリアS1,S2を形成する。このとき、ID受信エリアS1,S2の大きさは有限であり、トリガアンテナ2a,2bの位置をずらすことで(隣接させることで)、両方のID受信エリアS1,S2がずらして形成される。これによって、人物などがトリガID受信エリアS1からトリガID受信エリアS2へ通過したのか、トリガID受信エリアS2からトリガID受信エリアS1へ通過したのかという通過方向を検知することができる。なお、トリガ発信器とトリガアンテナを3組、4組というように増やすことによって3組、4組のトリガID受信エリアを形成してもよい。
図5は、図1に示すRFIDタグシステムにおいて、3つのトリガアンテナがトリガID受信エリアを制限する場合の概念図である。この場合は、3組のトリガ発信器1a,1b,1c(第1,第2,第3の発信機)とトリガアンテナ2a,2b,2c(第1,第2,第3のアンテナ)によって3個のトリガID受信エリアS1,S2,S3を形成するが、中間のトリガID受信エリアS2における高周波磁界の検知エリアを制限することができる。すなわち、中間のトリガアンテナ2bに対して両外側にトリガアンテナ2a,2cを配置することにより、隣り合うトリガID受信エリアが重なる重畳エリアS12,S23(第1,第2の重なり部分)を検知不感エリアとすることができる。これによって、中間のトリガアンテナ2bが形成するトリガID受信エリアS2における高周波磁界の検知エリアを狭めるように制限することができる(重畳する部分においてトリガID信号を干渉させる(隙間を埋めあう))。
すなわち、トリガ発信器とトリガアンテナの構成によって様々なパターンのトリガID受信エリアを形成することができる。そこで、本発明の実施形態では、図5に示すような複数(2個以上)のトリガ発信器とトリガアンテナの組み合わせによって、隣り合うトリガID受信エリアが重なる重畳エリアを高周波磁界の検知不感エリアとすることにより、中間に位置するトリガID受信エリアにおける高周波磁界の検知エリアを制限する機能を実現している。以下、トリガ発信器とトリガアンテナを3組で構成する場合において、トリガID受信エリアを制限する具体的な実施形態について詳細に説明する。
《第1実施形態》
まず、前述の図1を参照しながら、RFIDタグ3に内蔵された3次元コイル(3Dコイル)がトリガアンテナで発生したX,Y,Z方向の3次元高周波磁気フィールドを検知して、高周波磁気フィールド内の受信エリアを制限する手法について説明する。トリガ発信器1が、トリガID信号SG1として、OOK(On-Off-Keying:2値変調方式)あるいはASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調方式)によるパルスコード変調信号を生成すると、トリガアンテナ2がパルスコード変調信号を含んだ高周波磁界SG2を発生させる。このとき、図では示されていないが、複数組のトリガ発信器1とトリガアンテナ2が近接して配置されていると、高周波磁気フィールドの重なる重畳エリアが存在する高周波磁界SG2を発生させる(図5参照)。
一方、RFIDタグ3は、図6の3Dコイルと専用の集積回路(IC)によって高周波磁界SG2を検知し、その高周波磁界SG2が持つデータ(つまり、トリガID信号SG1であるパルスコード変調信号)によって、自己がどのエリアの高周波磁界SG2で励起されたかというID情報を微弱電波SG3によって受信アンテナ4へ送信する。すると、RFID受信器5は、RFIDタグ3から送信された微弱電波SG3に含まれるID情報の信号を受信して誤り符号を排除し、時間情報を付加して図示しない上位装置へ送信する。
このとき、RFIDタグ3は、図6の3Dコイルと専用のICによってトリガアンテナ2で発生した高周波磁界SG2のX,Y,Zの3次元ベクトル成分をスカラ成分として検出する。図6はRFIDタグ3に搭載された専用の集積回路(IC)の構成図であるので、この図を用いて3Dコイルと専用のICが高周波磁界の3次元ベクトル成分をスカラ成分として検出する動作を説明する。
一般的に、ループコイルからなるトリガアンテナ2で発生した高周波磁界は、ループコイルの線輪を取り囲むように発生してドーナツ状の状態を形成される。一方、本実施形態のRFIDタグ3には、X,Y,Z方向の3次元の磁界検出を行うための3Dコイル6が搭載されている。この3Dコイル6は、各コイルの周辺の点でのX,Y,Z方向それぞれの成分の磁界を極性のある電圧の大きさ(つまり、ベクトル値)として検出する。そして、専用のIC7は、X,Y,Z方向の電圧のベクトル値を入力してそれぞれの自動利得調整増幅器8a,8b,8cで増幅した後、合成器9によって各電圧のベクトル値を合成してスカラ値として出力する。これによって、IC7は、ピーク電圧が一定で所定のタイミングのパルス信号を出力する。
ここで、X,Y,Z方向の磁界の大きさをHx、Hy、Hzとし、3Dコイル6のX,Y,Zの電圧変換係数をKx、自動利得調整増幅器8a,8b,8cの利得をAv、IC7の出力信号電圧をVoとすると、出力信号電圧Voは次の式(1)で近似される。
Vo=Av(|Kx×Hx|+|Ky×Hy|+|Kz×Hz|) (1)
ここで、磁界の強さが一定レベルを超えるときは、出力信号電圧Voの大きさはほぼ電源電圧VDDとなる。
次に、本発明の特徴である高周波磁気フィールドにおける受信エリアの制限手法について説明する。相互に重なって干渉する高周波磁界同士は、パルスコード変調信号を重ねると相互の信号の隙間を埋め合わせるようなパルスコード変調信号として発信させる。このとき、高周波磁気フィールドの重なった重畳エリアの内、磁界の強度が近似しているエリア部分はパルスコード変調信号が近似した電位レベルで相互に隙間を埋め合わされるために、専用のIC7は、高周波磁界に含まれるパルスコード変調信号を検出することができない。つまり、この範囲(高周波磁気フィールドの重なった重畳エリアの内で磁界の強度が近似している重畳エリアの範囲)は高周波磁気フィールドのエリアであっても検知不可能な無効なエリア(検知不感エリア)となる。これによって、トリガアンテナ2のコイルで作る高周波磁界の検知可能なエリアを制限することができる。なお、このように相互の信号の隙間を埋め合わせる一つの手法として、各トリガ発信機1において、パルスコード変調信号の送信タイミングをずらすことがあげられる。
次に、図面を参照しながら高周波磁界の検知可能なエリアを制限する手法について具体的に説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係る入退場管理システムにおいて、3個のトリガアンテナによる高周波磁気フィールドのエリア制限の動作を示す概念図である。図7において、Aアンテナ11による高周波磁気フィールドAと、Bアンテナ12による高周波磁気フィールドBと、Cアンテナ13による高周波磁気フィールドCが相互に一部のエリアを重畳させて干渉し合っている。したがって、高周波磁気フィールドBの両側に重畳エリアABと重畳エリアBCが形成される。
一方、Cアンテナ13は高周波磁気フィールドCへTID13のパルスコード変調信号を送信し、Aアンテナ11は高周波磁気フィールドAへTID11のパルスコード変調信号を送信している。このとき、TID13のパルスコード変調信号とTID11のパルスコード変調信号は同じ位相の信号でそれぞれの高周波磁気フィールドA,Cへ送信している。また、中間に位置するBアンテナ12は高周波磁気フィールドBへTID12のパルスコード変調信号を送信しているが、このTID12のパルスコード変調信号はTID13及びTID11のパルスコード変調信号に対して180°位相がずれている。すなわち、TID12のパルスコード変調信号は、TID13及びTID11のパルスコード変調信号が存在しない時間区間のタイミング信号となっている。
これによって、Aアンテナ11の高周波磁気フィールドAとBアンテナ12の高周波磁気フィールドBが重畳する重畳エリアAB、及びBアンテナ11の高周波磁気フィールドBとCアンテナ13の高周波磁気フィールドCが重畳する重畳エリアBCの重畳トリガ信号TID14は連続信号となってOOK信号とならないために、RFIDタグ3のICはパルスコード変調信号として検出することができない。したがって、Bアンテナ11の高周波磁気フィールドBは、重畳エリアAB及び重畳エリアBCの領域が高周波磁界の検知不可能なエリア(検知不感エリア)となるため、Bアンテナ11の高周波磁気フィールドBの検知エリアを狭くするように制限することができる。
これによって、RFIDタグ3を所持した人物がA→B→Cの方向(例えば、入場側)へ向かっているのか、C→B→Aの方向(例えば、退場側)へ向かっているのかを検知することができると共に、高周波磁気フィールドBの中の狭い検知エリア(つまり、B−AB−BCのエリア)を通過したときにはその人物の所持するRFIDタグ3のみを検知するので、複数の人物が接近して移動していても特定の人物のみを検知することができる。つまり、高周波磁気フィールドBの中の狭い検知エリア(B−AB−BCのエリア)において共連れを防止するためのチェックを行うことができる。
《第2実施形態》
図8は、本発明の入退場管理システムに用いられるパルスコード変調信号のモデル図である。すなわち、図1におけるトリガアンテナ2から高周波磁気フィールド内のRFIDタグ3へ送信される高周波磁界のトリガID信号(つまり、パルスコード変調信号)は、図8に示すように、一定期間の連続波のプリアンブル部21とそれに続くヘッダ部22とデータ部23から構成されている。RFIDタグ3のIC7はトリガID信号の存在をプリアンブル部21で知るとデータ部23の受信準備を開始する。そして、RFIDタグ3は、プリアンブル部21に続いてヘッダ部22を確認すると、次に続くトリガ信号をデータ部として受信を始める。言い換えると、RFIDタグ3のIC7は、振幅変調された磁界を電庄の変化としてCPUに出力することができ、さらに、その電圧から一定の規則で変化する信号(つまり、デジタル信号による通信におけるプリアンブルパターンやヘッダパターンなどの信号)をもつデータのみをCPUに出力できる機能も有している。
したがって、RFIDタグ3のIC7は、ヘッダ部22が期待されるパルス信号として検出されないとデータ部23を受信することができない。または、IC7によってデータ部23が受信されてもCRC(Cyclic Redundancy Checking:巡回冗長符号)で誤り符号が検出されるので、そのデータ部23は破棄される。RFIDタグ3のIC7がこのような特性を備えていることを利用して、高周波磁界の狭帯域な検知エリアを実現することが可能となる。
すなわち、前述の第1実施形態で用いた図7のように、隣り合う2つの高周波磁気フィールドのパルスコード変調信号を重畳させる重畳エリアを形成すれば、2つのパルスコード変調信号のプリアンブル部とそれに続くヘッダ部(パルスコード変調信号の所定部分)の信号も重畳されるので、重畳エリアにおいては正常なプリアンブルパターンやヘッダパターンでなくなってしまう。つまり、高周波磁気フィールドの重畳エリアにおいてはプリアンブル部及びヘッダ部が破壊されてしまうので、第1実施形態の場合と同様に重畳エリアを検知不感エリアとすることができる。
しかしながら、重畳する2つのパルスコード変調信号の信号レベル(電圧レベル)が異なる場合は、RFIDタグ3のIC7は、2つのパルスコード変調信号の信号レベルの比の大きさによって正常なプリアンブル部及びヘッダ部として認識する場合と認識しない場合とがある。すなわち、2つのパルスコード変調信号における信号レベルの比が大きいときは、2つのパルスコード変調信号の差分の信号を正常なパルスコード変調信号のプリアンブル部及びヘッダ部として認識する。一方、パルスコード変調信号の信号レベルの比が小さいときは、2つのパルスコード変調信号の差分の信号がON/OFF信号(OOK信号)として認識できないので、正常なパルスコード変調信号のプリアンブル部及びヘッダ部として認識しない。
ここで、重畳する2つのパルスコード変調信号における信号レベルの比の大きさによってプリアンブル部及びヘッダ部が認識されたり認識されなかったりする動作を詳細に説明するために、まず、磁界検出コイルである3Dコイル6(図6参照)が検出するトリガアンテナの高周波磁界のパターンについて説明する。図9は、ループ状のトリガアンテナが発生する高周波磁界の所定の高さにおける磁界の方向を示す図である。この図の場合は、直径1mのトリガアンテナにおいて、例えば、1mの一定の高さにおける水平方向(x軸方向)の磁界Hxの向きと、垂直軸方向(z軸方向)の磁界Hzの向きを示している。つまり、この図は、3Dコイルが検出する磁界の方向を示している。
図10は、図9の測定位置で3Dコイルが検出する垂直軸方向(z軸方向)の磁界Hzの強さを示す特性図であり、横軸はトリガアンテナの中心からの距離、縦軸は磁界の強さを示している。すなわち、高さ1mでトリガアンテナの垂直軸方向(z軸方向)に3Dコイルが検出する磁界の強さは、図10に示すようにトリガアンテナの中心で最大となり、トリガアンテナの両側のコイル端(中心から0.5mの位置)において最小となる。
図11は、図9の測定位置で3Dコイルが検出する水平方向(x軸方向)の磁界Hxの強さを示す特性図であり、横軸はトリガアンテナの中心からの距離、縦軸は磁界の強さを示している。すなわち、高さ1mでトリガアンテナの水平方向(x軸方向)に3Dコイルが検出する磁界の強さは、図11に示すようにトリガアンテナの中心で最小となり、トリガアンテナの両側のコイル端(中心から0.5mの位置)で最大となる。
通常、RFIDタグがx軸に直角になるように通過する場合はy軸は平行となるので高周波磁界のy軸成分Hyは0であって無視できるので、3Dコイルが検出する高周波磁界は水平方向(x軸方向)の磁界Hxと、垂直軸方向(z軸方向)の磁界Hzの2種類の合成でよい。したがって、図10に示す水平方向(x軸方向)の磁界Hxの絶対値と、図11に示す垂直軸方向(z軸方向)の磁界Hzの絶対値をスカラ値として合成すると、図12のような磁界の特性になる。ずなわち、図12は、図9の測定位置で3Dコイルが検出する合成磁界の強さを示す特性図であり、横軸はトリガアンテナの中心からの距離、縦軸は磁界の強さを示している。
ここで、図12に示す3Dコイルが検出する合成磁界の強さの特性に基づいてRFIDタグ3がレベル2で動作する場合において、x軸方向の位置におけるRFIDタグ3の動作開始位置をグラフ化すると図13のようになる。すなわち、図13は、3Dコイルがx軸方向において検出する磁界の強さを示す特性図であり、横軸はトリガアンテナの中心からの距離、縦軸はトリガアンテナからの高さを示している。この磁界の強さのパターンは歪んでいるが、全体的にはほぼ球状の形に近い。すなわち、RFIDタグ3の3Dコイルによってトリガアンテナの高周波磁界を検出すれば、図13に示すようにほぼ球状に同じ磁界の強さを検出することができる。
ここで、3Dコイルを用いることにより3次元の何れの方向の磁界も均等に検知することができるという前提に基づいて、先に述べた本実施形態の特徴である重畳する2つのパルスコード変調信号の信号レベルの比の大きさによってプリアンブル部及びヘッダ部が認識されたり認識されなかったりする動作について説明する。本実施形態では、二つ以上の高周波磁気フィールドの磁界レベルの干渉により、相互の磁界の重なり部分(重畳エリア)で2つのパルスコード変調信号の信号レベルの比が一定の範囲内では、いずれのパルスコード変調信号も検出されず、パルスコード変調信号の信号レベルの比が一定の範囲を超えた場合は、レベルの高い方のパルスコード変調信号が検出される。
図14は、2つのパルスコード変調信号が相互の隙間を補完するように重畳された合成パルスコード変調信号である。すなわち、本実施形態におけるRFIDタグ3のICは、図14に示すように、2つのパルスコード変調信号(トリガ信号1とトリガ信号2)の比(A/BまたはB/A)が一定値を超えたところで比の大きいレベルのパルスコード変調信号を検出する仕組みを構成している。
図15は、2つのトリガアンテナによって形成される2つの高周波磁気フィールドをRFIDタグ3が通過する状態を示す概念図である。それぞれ長辺が1mのトリガアンテナが中心間隔で2m隔てられているとき、それぞれのトリガアンテナ2a,2bによってそれぞれの高周波磁気フィールドSa,Sbが形成されると重畳エリアScが生じる。このとき、RFIDタグ3がトリガアンテナ2a,2bの面より1mの高さを図の矢印の方向へ通過している。
このとき、RFIDタグ3の3Dコイル及びICが重畳エリアSc内で検知する図14に示すような2種類のパルスコード変調信号(トリガ信号1とトリガ信号2)の信号レベルA,Bの比は、RFIDタグ3がa点にいるときは高周波磁気フィールドSaの磁界が強くて高周波磁気フィールドSbの磁界が弱いので、トリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比はA:B=4:1の大きさとなる。したがって、パルスコード変調信号におけるトリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比が大きいので、RFIDタグ3が重畳エリアSc内にあっても、3Dコイル及び1Cは、トリガアンテナ2aが発生する高周波磁気フィールドSaのトリガ信号1をパルスコード変調信号として検知することができる。
次に、RFIDタグ3がb点に移動したときは高周波磁気フィールドSaの磁界と高周波磁気フィールドSbの磁界が同じであるので、トリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比はA:B=1:1である。したがって、パルスコード変調信号におけるトリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比が小さいので、RFIDタグ3の3Dコイル及びICは、トリガ信号1及びトリガ信号2の何れのトリガ信号もパルスコード変調信号として検知することがでない。
さらに、RFIDタグ3がc点に移動したときは高周波磁気フィールドSbの磁界が強くて高周波磁気フィールドSaの磁界が弱いので、トリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比はA:B=1:4である。したがって、パルスコード変調信号におけるトリガ信号1の信号レベルAとトリガ信号2の信号レベルBの比が大きいので、RFIDタグ3が重畳エリアC内にあっても3Dコイル及びICは、トリガアンテナ2bが発生する高周波磁気フィールドSbのトリガ信号2をパルスコード変調信号として検知することができる。このようにして、RFIDタグ3が重畳エリアC内にあっても、RFIDタグ3が移動することによってパルスコード変調信号(トリガ信号1とトリガ信号2)の信号レベルA,Bの比が変化するので、3Dコイルの検知エリアを可変させることができる。
図16は、図15に示す2つのトリガアンテナの配置によって発生する合成磁界の強さを示す特性図であり、横軸は2つのトリガアンテナの中間からの距離、縦軸は磁界の強さを示している。すなわち、この図はRFIDタグ3がトリガアンテナより高さ1mの位置にあって、2つのトリガアンテナ2a,2bをセンタより中心同士の間隔で2m離したときに、それぞれのアンテナが作る磁界の強さの絶対値レベルを表示している。磁界の強さの絶対値レベル比(つまり、トリガ信号1とトリガ信号2の信号レベルA,Bの比)が2対lを超えるところより何れかのトリガアンテナの磁界を認識する境界は±0.32mとなる。また、磁界の強さの絶対値レベル比(つまり、トリガ信号1とトリガ信号2の信号レベルA,Bの比)が2.5対1のときに磁界を認識する境界は±0.5mとなる。すなわち、AとBの比が小さくなるほど磁界を認識する境界が狭くなって検知不感エリアを狭めることができる。
次に、パルスコード変調信号のトリガパターンに基づいて、RFIDタグ3の磁界検出回路が動作する仕組みを説明する。図17はパルスコード変調信号のトリガパターンであり、(a)はパターン1の同期ビットデータ、(b)はパターン2の同期ビットデータ、(c)はパターン1及びパターン2のプリアンブル部とヘッダ部を示している。
図17で黒色の部分にトリガの磁界である高周波磁界が存在するので、何れか一方の高周波磁界が存在するエリアにRFIDタグ3が入ったときにパターン1又はパターン2の波形が検出される。ここで、パターン1とパターン2の共通するところはプリアンブル部及びヘッダ部と呼ばれ、RFIDタグ3が自己のための信号であると判断するために必要な部分である。この部分を信号中に発見したら後にデータ部が続くとして読み込みを開始する。このとき、読み込んだデータ部にエラーが見つけられなければデータ部を受信したとして処理される。
図18は、図17のパターン1とパターン2が重畳したときのパルス信号である。すなわち、高周波磁気フィールドの重畳エリアにおいては、パターン1とパターン2のトリガ信号を空間的にかつ時間軸の微細な調整で重ねて磁界レベルで重ねられ、図18のようなパルス信号となる。したがって、磁界レベルの重なり合ったパルス信号のところにRFIDタグ3が侵入すると、パターン1とパターンのトリガ信号の信号レベルの比で図18のような検出波形が現れる。すなわち、パターン1とパターン2におけるプリアンブル部とヘッダ部は重なり合って別の信号を構成したような波形になる。言い換えると、正常なヘッダ部が見当たらなくなってデータとして処理されない結果となる。また、プリアンブル部は周波数が同じで位相差を持ったトリガ信号の磁界同士がベクトル合成される部分となるため大きくなったり小さくなったりする干渉となる。つまり、パターン1とパターン2が信号レベルの比の小さい状態で重畳することによってプリアンブル部とヘッダ部が破壊されて次に続くデータ部を読むことができない。
次に、RFIDタグ3の位置が移動するにしたがってどちらかのトリガアンテナが作る磁界が強くなってくる。その結果、RFIDタグ3のICの中では合成信号のピークを一定にするように働くので、パターン1又はパターン2の何れかのトリガ信号が低くなり、図14に示すようなパルスコード変調信号の比(A/BまたはB/A)が大きくなるので、プリアンブル部及びヘッダ部のパルス波形が目立ってくる。その結果、プリアンブル部及びヘッダ部が正常に認識されるのでRFIDタグ3のICはデータを読むことができる。
図19は、パターン1とパターン2のトリガ信号の比を示す図であり、(a)はトリガ信号の比が4対3、(b)はトリガ信号の比が4対1のときの波形を示している。図20は、図19の波形における閾値より上のトリガ信号の情報を示す図であり、(a)はトリガ信号の比が4対3、(b)はトリガ信号の比が4対1のときの波形を示している。
図19(a)のようにトリガ信号の比が4対3であって比が小さいときは、帯で示した閥値より上にパターン1とパターン2のトリガ信号の重なり合う部分が存在するため、ブリアンブル部とヘッダ部を検出することができないためにRFIDタグ3のICからデータ信号が出力されない。
一方、図19(b)のようにトリガ信号の比が4対1の場合は、帯で示した閥値より下にパターン1とパターン2のトリガ信号の重なり合う部分が存在するため、正常にプリアンブル部とヘッダの部が検出されるのでRFIDタグ3のICからデータ信号が出力される。また、パターン1とパターン2のトリガ信号の比が2対1付近においてはデータ信号が出力されたりされなかったりするので、トリガ信号の比が2対1のところを閾値とする。
図21は、1つのパターンにおける磁界のフィールドを示す図である。また、図22は2つのパターンにおいて一部の磁界が重なったときの磁界のフィールドを示す図である。つまり、図21に示すように、1つのパターンでトリガアンテナ2から高周波磁界が放射される場合は、トリガアンテナ2を取り巻いてほぼ球状に高周波磁気フィールドSが形成される。したがって、広いエリアでトリガ信号を検知することができる。
一方、図22に示すように、2つのパターンでトリガアンテナ2a,2bから高周波磁界が放射される場合は、2つのパターンの磁界の強さの比によってトリガ信号が見え隠れする。つまり、パターン1とパターン2の2種類の磁界が存在すると、高周波磁気フィールドSaと高周波磁気フィールドSbが重なり合った重畳エリアScの内部で何れのトリガ信号も検出できない境界域の壁(境界壁)Wが生成されて2つの領域を分離する。
すなわち、2つの高周波磁気フィールドSa、Sbに重畳エリアScが存在するときは、パターン1とパターン2のトリガ信号の比が例えば4対1のように大きいと第1エリアSc1と第2エリアSc2はデータを読むことができるが、トリガ信号の比が2対1のところを境界壁Wとして、トリガ信号の比が4対3のように比の小さい第3エリア(一部エリア)Sc3ではデータを読むことができない。つまり、第3エリアSc3の領域ではパターン1のトリガ信号もパターン2のトリガ信号も検出することができない。このようにして、パターン1とパターン2のトリガ信号の比によって、適宜にデータの読めないエリア(検知不感エリア)を可変することができる。
図23は2つのパターンのトリガ信号の比を変えたときの検知不感エリアを示す特性図であり、横軸はトリガアンテナからRFIDタグ3までの高さ、縦軸は検知不感エリアの中心からの距離を示している。すなわち、この特性図は2つのトリガアンテナの長辺がそれぞれ1mであり、2つのトリガアンテナの中心間の距離が2mの場合における検知不感エリアの実測データである。
例えば、RFIDタグ3の高さが0.5mから1.7mまでにおいては、2つのパターンのトリガ信号の比が2対1のときはデータを出力しない検知不感エリアの幅が0.25mであるが、2つのパターンのトリガ信号の比が5対2になるとデータを出力しない検知不感エリアの幅が1mまで広がる。
なお、各トリガ発信機1の出力は同じとして(つまり高周波磁気フィールドの大きさは同じとして)説明しているが、隣接する発信機1の出力に差を設けることでも、検知不感エリア(ひいては検知エリア)の形状を可変にすることができる。
図24は、図7に示す3個のトリガアンテナによる高周波磁気フィールドのエリア制限を立体的に示したモデル図である。すなわち、図24に示すようにBアンテナ12が作る高周波磁気フィールドの検知エリア(制限された認識範囲)Snは図に示すようなドーム状の磁界の壁が形成される。したがって、このドーム状の磁界の壁の中の領域(つまり、検知エリアSn)を例えば0.5mぐらいに狭めれば、RFIDタグ3を所持した1人の人物のみを検知することができるので共連れ防止を実現することが可能となる。
なお、図24の検知エリアSnを撮影するカメラ、検知エリアSnを照射するレーザ、検知エリアSnからの赤外線を検知するセンサ、検知エリアSnの床などにかかる荷重を計量する重量計、などを介して得られる情報に基づいて、検知エリアSn内に存在する人間の数を検知または推定する手段(人数計数手段)を設けることで、共連れか否かを判定(共連れ判定手段)することができる。つまり、検知エリアSnでRFIDタグ3を検知した際に、人数計数手段が複数人を検知したときは、共連れと判定することができる。例えば、図24の検知エリアSnにおいて、RFIDタグ3を持つ人の横に、RFIDタグ3を持たない人が並んだ場合を検知することができる。
また、人数計数手段に加えて、検知エリアSn内に存在するRFIDタグ3の数を検知または推定する手段(タグ計数手段)を設け、RFIDタグ3の数と人間の数を比較し、人間の数が多いときに共連れと判定(共連れ判定手段)することができる。
ちなみに、RFIDタグ3は、パルスコード変調信号(トリガID信号)を受信すると当該パルスコード変調信号に含まれる識別情報(トリガID)と自身のタグ識別情報(タグID)とを含めて識別信号を微弱電波に乗せて送信するものであるので、タグ識別情報に基づき、RFIDタグ3の数を数えることは容易である。また、システムとして、RFIDタグ3から識別情報を受信したとき、トリガIDに基づき、どのトリガアンテナ2からのトリガ信号に応答するものであるかを知ることも容易なことである。
《実験結果》
上記の各実施形態によって実現される入退場管理システムは、高周波磁気フィールドの磁界領域をRFIDタグ3が移動中において以下ようなの性能を満足させることができる。但し、RFIDタグ3の移動線上において、トリガアンテナの長辺は1mの長さであり、磁気回路、反磁気回路、ノイズ、及び反射物などの外乱要素がない環境において実測したときの性能である。
1.RFIDタグ3の移動速度約30km/hにおける読み取り可能確率はほぼ100%である。すなわち、1個のRFIDタグ3を領域内で時速30km/hで100回通過させてほぼ100回読み取ることができる。
2.RFIDタグ3の移動速度8km/hにおける10個同時の読取可能確率は、ほぼ100%である。すなわち、同時に10個のRFIDタグ3を、領域内で時速8km/hもって100回通過させて、ほぼ100回、10個全てのタグIDを読み取ることができる。
3.システムの必要最小通信時間(一例)は100ms以下である。すなわち、RFIDタグ3がトリガ領域突入時を開始時間とし、RFID受信器がRFIDタグ3のID情報を上位システムに送信完了する時間を終了時間として、開始時間から終了時間までの時間間隔を測定した結果が100ms以下である。但し、RFID受信器のデータホールド時間は含んでいない。
従って、本発明によれば、例えば、3個のトリガアンテナを隣接して配置したときは中間のトリガアンテナで形成される高周波磁気フィールドの検知エリアを狭くすることができる。したがって、3個のトリガアンテナで形成される3つの高周波磁気フィールドに含まれる固有のトリガID信号によってRFIDタグの移動方向を知ることができると共に、中間位置の狭い検知エリアによって特定のRFIDタグのみを検知することができるので、共連れを防止するためのチェックを行うことができる。
なお、トリガアンテナ3の並べ方は、図5のような「川」の字に限定されるものではなく、効果を奏する範囲において適宜調整することができる。また、共連れを防止するためのチェックを行うには、トリガアンテナ3が2つあればよい。例えば、2つのトリガアンテナ2と壁を利用して、検知エリアSnを狭く制限することができ、これにより共連れ防止のチェックを適切に行える。
本発明の入退場管理システムを構築するための基本構成図である。 図1に示すRFIDタグシステムにおいて、トリガアンテナが単一トリガID受信エリアをカバーする概念図である。 図1に示すRFIDタグシステムにおいて、複数のトリガアンテナが単一トリガID受信エリアをカバーする概念図である。 図1に示すRFIDタグシステムにおいて、2つのトリガアンテナが通過方向検知用のトリガID受信エリアを形成する概念図である。 図1に示すRFIDタグシステムにおいて、3つのトリガアンテナがトリガID受信エリアを制限する場合の概念図である。 RFIDタグに搭載された3Dコイルと専用の集積回路(IC)の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る入退場管理システムにおいて、3個のトリガアンテナによる高周波磁気フィールドのエリア制限の動作を示す概念図である。 本発明の入退場管理システムに用いられるパルスコード変調信号のモデル図である。 ループ状のトリガアンテナが発生する高周波磁界の所定の高さにおける磁界の方向を示す図である。 図9の測定位置で3Dコイルが検出する垂直軸方向(z軸方向)の磁界Hzの強さを示す特性図である。 図9の測定位置で3Dコイルが検出する水平方向(x軸方向)の磁界Hxの強さを示す特性図である。 図9の測定位置で3Dコイルが検出する合成磁界の強さを示す特性図である。 3Dコイルがx軸方向において検出する磁界の強さを示す特性図である。 2つのパルスコード変調信号が相互の隙間を補完するように重畳された合成パルスコード変調信号である。 2つのトリガアンテナによって形成される2つの高周波磁気フィールドをRFIDタグが通過する状態を示す概念図である。 図15に示す2つのトリガアンテナの配置によって発生する合成磁界の強さを示す特性図である。 パルスコード変調信号のトリガパターンであり、(a)はパターン1の同期ビットデータ、(b)はパターン2の同期ビットデータ、(c)はパターン1及びパターン2のプリアンブル部とヘッダ部を示す。 図17のパターン1とパターン2が重畳したときのパルス信号である。 パターン1とパターン2のトリガ信号の比を示す図であり、(a)はトリガ信号の比が4対3、(b)はトリガ信号の比が4対1のときの波形を示す。 図19の波形における閾値より上のトリガ信号の情報を示す図であり、(a)はトリガ信号の比が4対3、(b)はトリガ信号の比が4対1のときの波形を示す。 1つのパターンにおける磁界のフィールドを示す図である。 2つのパターンおいて一部の磁界が重なったときの磁界のフィールドを示す図である。 2つのパターンのトリガ信号の比を変えたときの検知不感エリアを示す特性図である。 図7に示す3個のトリガアンテナによる高周波磁気フィールドのエリア制限を立体的に示したモデル図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c トリガ発信器
2,2a,2b,2c トリガアンテナ
3 RFIDタグ
4 受信アンテナ
5 RFID受信器
6 3次元コイル(3Dコイル)
7 集積回路(IC)
8a,8b,8c 自動利得調整増幅器
9 合成器
11 Aアンテナ
12 Bアンテナ
13 Cアンテナ
21 プリアンブル部
22 ヘッダ部
23 データ部
S1,S1’,S2,S3 トリガID受信エリア
A,B,C,Sa,Sb 高周波磁気フィールド
AB,BC,Sc 重畳エリア
Sc1 第1エリア
Sc2 第2エリア
Sc3 第3エリア
W 境界壁

Claims (17)

  1. 第1のアンテナを介してパルスコード変調信号を所定の強度で送信する第1の発信機と、
    第2のアンテナを介してパルスコード変調信号を所定の強度で送信する第2の発信機と、
    前記パルスコード変調信号を認識したRFIDタグが応答して送信する識別信号を受信用のアンテナを介して受信する受信機とを備えたタグ検知システムであって、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナは、両方のアンテナが形成する高周波磁気フィールドの重なり部分が生じるように隣接して配置され、
    前記第1の発信機と前記第2の発信機は、それぞれが送信するパルスコード変調信号の所定部分が相互に隙間を埋めあうようなタイミングでパルスコード変調信号を送信し、
    前記重なり部分の全部又は一部において、前記パルスコード変調信号の所定部分の隙間を埋めて、前記RFIDタグにパルスコード変調信号を認識させないように構成したことを特徴とするタグ検知システム。
  2. 前記RFIDタグは、各パルスコード変調信号を受信すると当該パルスコード変調信号に含まれる識別情報と自身のタグ識別情報とを含めて前記識別信号として送信するものであり、
    前記タグ検知システムは、
    前記受信用のアンテナを介して前記RFIDタグが送信する識別信号を受信すると、前記識別信号が、前記第1のアンテナからのパルスコード変調信号に対応するものであるか、前記第2のアンテナからのパルスコード変調信号に対応するものであるかを判別し、
    前記第1のアンテナからのパルスコード変調信号に対応する識別信号および前記第2のアンテナからのパルスコード変調信号に対応する識別信号の双方を受信したときは、受信の順序から、前記RFIDタグが、前記第1のアンテナの側から前記第2のアンテナの側に移動したのか、前記第2のアンテナの側から前記第1のアンテナの側に移動したのかを判別することを特徴とする請求項1に記載のタグ検知システム。
  3. 第1のアンテナを介してパルスコード変調信号を所定の強度で送信する第1の発信機と、
    第2のアンテナを介してパルスコード変調信号を所定の強度で送信する第2の発信機と、
    第3のアンテナを介してパルスコード変調信号を所定の強度で送信する第3の発信機と、
    少なくとも前記第1のアンテナからの前記パルスコード変調信号を認識したRFIDタグが応答して送信する識別信号を受信用のアンテナを介して受信する受信機とを備えたタグ検知システムであって、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナは、両方のアンテナが形成する高周波磁気フィールドが重なる第1の重なり部分が生じるように隣接して配置され、
    前記第1のアンテナと前記第3のアンテナは、両方のアンテナが形成する高周波磁気フィールドが重なる第2の重なり部分が生じるように隣接して配置され、
    前記第1の発信機と前記第2の発信機は、それぞれが送信するパルスコード変調信号の所定部分が相互に隙間を埋めあうようなタイミングでパルスコード変調信号を送信し、
    前記第1の発信機と前記第3の発信機は、それぞれが送信するパルスコード変調信号の所定部分が相互に隙間を埋めあうようなタイミングでパルスコード変調信号を送信し、
    前記第1の重なり部分および前記第2の重なり部分の全部又は一部において、前記パルスコード変調信号の所定部分の隙間を埋めて、前記RFIDタグにパルスコード変調信号を認識させないように構成し、前記RFIDタグが、前記第1のアンテナのパルスコード変調信号を認識できる認識範囲を制限したことを特徴とするタグ検知システム。
  4. 前記制限された認識範囲に存在する人間の数を検知または推定する人数計数手段と、
    前記計数手段が検知または推定した人間の数が複数のときは共連れと判定する共連れ判定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のタグ検知システム。
  5. 前記RFIDタグは、パルスコード変調信号を受信すると自身のタグ識別情報を含めて前記識別信号として送信するものであり、
    前記タグ検知システムは、
    前記制限された認識範囲に存在する人間の数を検知または推定する人数計数手段と、
    前記受信機で受信した識別信号の前記タグ識別情報から、前記認識範囲に存在するRFIDタグの数を検知または推定するタグ計数手段と、
    前記検知または推定されたRFIDタグの数と人間の数を比較し、人間の数が多いときは共連れと判定する共連れ判定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のタグ検知システム。
  6. 前記RFIDタグは、
    複数の前記アンテナからのパルスコード変調信号を受信したときに、当該受信した複数のパルスコード変調信号の強度の比または差が近接した状態になることで前記所定部分の隙間が埋められているときは、受信したパルスコード変調信号を認識できないものであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタグ検知システム。
  7. RFIDタグを付けた物体の移動を検知する移動物体検知方法であって、
    複数のトリガアンテナが、隣接する磁界の一部が重畳する重畳エリアの存在する高周波磁気フィールドをそれぞれ形成する過程と、
    それぞれの前記高周波磁気フィールドに対して対応するパルスコード変調信号を送信すると共に、前記重畳エリア内で前記各パルスコード変調信号を重畳させて重畳トリガ信号を生成する過程と、
    前記RFIDタグに付設された集積回路が、前記各高周波磁気フィールド内で前記パルスコード変調信号に対応するID情報の送受信を行う過程と、
    前記集積回路が、前記重畳エリア内で前記重畳トリガ信号を認識したときに対応するID情報を送受信する過程と
    を含むことを特徴とする移動物体検知方法。
  8. 前記集積回路は、前記重畳エリア内では、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差の大きさに基づいて前記重畳トリガ信号を認識することを特徴とする請求項4に記載の移動物体検知方法。
  9. 前記集積回路は、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差が閾値より大きいときは前記重畳トリガ信号を認識して前記ID情報の送受信を行い、前記各トリガ信号の電圧レベルの比または差が閾値より小さいときは前記重畳トリガ信号を認識しないことを特徴とする請求項8に記載の移動物体検知方法。
  10. RFIDタグを所持する人物の行動を監視する入退場管理システムであって、
    隣接する磁界が一部重畳する重畳エリアの存在する高周波磁気フィールドをそれぞれ形成する複数のトリガアンテナと、
    前記RFIDタグに付設され、前記各高周波磁気フィールド内の磁界に含まれるそれぞれのトリガ信号を検知し、前記各トリガ信号に対応するID情報の送受信を行う集積回路とを備え、
    前記集積回路は、前記重畳エリア内では、その磁界に含まれる前記各トリガ信号が重畳された重畳トリガ信号を認識したとき前記ID情報を送受信しない
    ことを特徴とする入退場管理システム。
  11. 前記各トリガ信号はパルスコード変調信号であって、前記重畳トリガ信号は前記各パルスコード変調信号が時間の隙間を埋め合わせるように重畳された信号であることを特徴とする請求項10に記載の入退場管理システム。
  12. 前記集積回路は、前記パルスコード変調信号の先頭部分に存在するプリアンブル部及びヘッダ部の重畳トリガ信号の認識の可否を決定することを特徴とする請求項11に記載の入退場管理システム。
  13. 前記集積回路は、前記重畳エリア内では、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差の大きさに基づいて、前記重畳トリガ信号を認識するか否かを決定することを特徴とする請求項12に記載の入退場管理システム。
  14. 前記集積回路は、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差が閾値より大きいときは前記重畳トリガ信号を認識して前記ID情報の送受信を行い、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差が閾値より小さいときは前記重畳トリガ信号を認識しないことを特徴とする請求項13に記載の入退場管理システム。
  15. RFIDタグを所持する人物の行動を監視する入退場管理システムであって、
    隣接する磁界が一部重畳する重畳エリアの存在する高周波磁気フィールドをそれぞれ形成する3個のトリガアンテナと、
    前記RFIDタグに付設され、前記各高周波磁気フィールド内の磁界に含まれるそれぞれのパルスコード変調信号を認識して前記各パルスコード変調信号に対応するID情報の送受信を行うと共に、前記重畳エリア内の少なくとも一部エリアでは、その磁界に含まれる前記各パルスコード変調信号が重畳された重畳トリガ信号を認識しない集積回路とを備え、
    前記集積回路は、前記各パルスコード変調信号に対応するID情報の変化過程に基づいて前記RFIDタグの移動方向を認識すると共に、前記一部エリアに挟まれた中間の高周波磁気フィールドにおいて特定のRFIDタグを識別することを特徴とする入退場管理システム。
  16. 前記一部エリアは、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差の大きさに基づいて可変であることを特徴とする請求項15に記載の入退場管理システム。
  17. 前記一部エリアは、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差が閾値より大きいときは前記重畳エリア内で広いエリア方向へ変化し、前記各パルスコード変調信号の電圧レベルの比または差が閾値より小さいときは前記重畳エリア内で狭いエリア方向へ変化することを特徴とする請求項16に記載の入退場管理システム。
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