JP2001014562A - 防犯タグ設備 - Google Patents

防犯タグ設備

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JP2001014562A
JP2001014562A JP11188712A JP18871299A JP2001014562A JP 2001014562 A JP2001014562 A JP 2001014562A JP 11188712 A JP11188712 A JP 11188712A JP 18871299 A JP18871299 A JP 18871299A JP 2001014562 A JP2001014562 A JP 2001014562A
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alarm command
antenna
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alarm
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Yoshikazu Tsuchikiri
好和 土切
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの警報指令信号領域を部分的に調整
することを可能にし、防犯タグの不必要な鳴動をなくす
ことが可能な防犯タグ設備を提供すること。 【解決手段】 警報指令信号を出力するアンテナとは別
に警報指令信号を無効にする警報指令無視信号を出力す
る1個又は複数個のアンテナを設置し、警報指令信号が
届く領域と警報指令無視信号が届く領域を一部重合させ
ることにより、警報指令信号を部分的に無効にし、警報
指令信号が有効に届く領域を部分的に狭めるようにした
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、各商品に取り付け
られる防犯タグと、例えば、店舗内の出入口等の所定位
置に配置されて警報指令信号を出力するアンテナ等から
構成された防犯タグ設備に係り、特に、アンテナからの
警報指令信号が届く領域を調整可能にして、防犯タグの
不必要な鳴動等をなくすように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】防犯タグ設備は概略次のような構成にな
っている。まず、各商品に防犯タグ、例えば、自鳴式防
犯タグを取り付けておく。そして、第三者が、例えば、
自鳴式防犯タグを取り付けたままの状態でその商品を盗
もうとする場合には、店舗の所定の出入口を通過する
際、別途設置されているアンテナより出力される警報指
令信号によって上記自鳴式防犯タグを鳴動させ、それに
よって、盗難発生を告知する。又、商品から自鳴式防犯
タグを強引に離脱させて(具体的には、自鳴式防犯タグ
を商品に取り付けている紐体を切断・破損させる)商品
を盗もうとする場合には、紐体の切断・破損によって自
鳴式防犯タグが鳴動することになり、それによって、盗
難発生を告知するものである。
【0003】一方、解除器があり、この解除器は、例え
ば、商品に取り付けられている自鳴式防犯タグを別の商
品に付け替えるような場合に使用するものであり、商品
に取り付けられている自鳴式防犯タグを解除器内に差し
込むことにより、警報を出力させることなく、自鳴式防
犯タグを商品から離脱させることを可能にするものであ
る。そして、一旦商品から取り外した自鳴式防犯タグは
別の商品に取り付けられることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。既に説明したように、店舗
内の出入口近傍の所定位置にはアンテナが設置されてい
て、該アンテナからは警報指令信号が出力されるように
なっている。この種の警報指令信号は、アンテナを中心
にして電波が球状に広がっており、その範囲が自鳴式防
犯タグが鳴動する領域となる。したがって、前述したよ
うに、商品を盗もうとした者が、自鳴式防犯タグを商品
に付けたままの状態で上記領域内に入ると、自鳴式防犯
タグがアンテナからの警報指令信号を受信して鳴動する
ことになる。
【0005】ところが、店舗内が狭い場合等においてア
ンテナを取り付けると、例えば、正規の使用者の通常の
動作範囲がアンテナの警報指令信号領域に跨ってしまう
ことがある。例えば、正規の使用者が自鳴式防犯タグを
付けた商品を別の場所に移動させようとして、店舗内で
あって出入口の近傍を歩く際、アンテナの警報指令信号
領域内を通ってしまうような場合である。このような場
合には、自鳴式防犯タグがアンテナからの警報指令信号
を受信して不必要に鳴動してしまうことになる。
【0006】このような問題に対しては、例えば、アン
テナの出力を調整して警報指令信号領域を狭くすること
が考えられる。しかしながら、このような調整では、警
報指令信号領域が単純に球状に狭くなるだけであり、逆
に、必要な場所で鳴動しなくなってしまうようなことが
生じてしまうことになる。
【0007】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、アンテナの警報指令信
号領域を部分的に調整することを可能にし、防犯タグの
不必要な鳴動をなくすことが可能な防犯タグ設備を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による防犯タグ設備は、防犯タグを
商品に取り付けておき、一方、所定場所に警報指令信号
を出力する1個又は複数個のアンテナを配置し、上記防
犯タグを商品に取り付けた状態で上記アンテナから出力
される警報指令信号が届く領域内に侵入したとき警報を
出力させるように構成された防犯タグ設備において、警
報指令信号を出力するアンテナとは別に警報指令信号を
無効にする警報指令無視信号を出力する1個又は複数個
のアンテナを設置し、警報指令信号が届く領域と警報指
令無視信号が届く領域を一部重合させることにより、警
報指令信号を部分的に無効にし、警報指令信号が有効に
届く領域を部分的に狭めるようにしたことを特徴とする
ものである。又、請求項2による防犯タグ設備は、請求
項1記載の防犯タグ設備において、上記警報指令信号を
出力するアンテナと警報指令無視信号を出力するアンテ
ナは共通のアンテナコントローラに接続されていて、上
記警報指令信号と警報指令無視信号は搬送周波数及び位
相が等しいものであることを特徴とするものである。
又、請求項3による防犯タグ設備は、請求項2記載の防
犯タグ設備において、上記警報指令信号は高出力部と低
出力部の組み合わせの信号により構成され、上記警報指
令無効信号は少なくとも上記警報指令信号の低出力部を
補う高出力部成分を含む信号であることを特徴とするも
のである。
【0009】すなわち、まず、1個又は複数個のアンテ
ナから警報指令信号が出力されている。一方、これとは
別に警報指令無視信号を出力する1個又は複数個のアン
テナが設置されていて、上記警報指令無視信号が届く領
域は警報指令信号が届く領域に対して一部重合するよう
に設定されている。警報指令信号と警報指令無視信号が
重合した領域では両信号が混在して防犯タグを鳴動させ
ることができない領域となる。つまり、それによって、
警報指令信号が届く領域を部分的に狭めることが可能と
なる。又、警報指令無視信号は警報指令信号の低出力部
を補う高出力部成分を含む信号のため、防犯タグが警報
指令信号を警報指令信号として理解することができなく
なり、防犯タグが警報指令信号を受信しても警報の発令
をしないことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図10を参照して
本発明の一実施の形態を説明する。図1は、本実施の形
態による防犯タグ設備の全体の概略構成を示す図であ
る。まず、自鳴式防犯タグ1がある。この自鳴式防犯タ
グ1は、紐体3を介して各商品(図示せず)に個別に取
り付けられるものである。上記紐体3はケース5にその
両端を取り付けられている。又、ケース5内には、電源
部、警報部、制御部、警報発令用スイッチ等が内装され
ている。
【0011】又、解除器7があり、例えば、自鳴式防犯
タグ1を別の商品に付け替えるような場合には、この解
除器7を使用して、警報を出力させることなく自鳴式防
犯タグ1の商品に対するロックを解除する。又、アンテ
ナとして、警報指令信号送信アンテナ9と、警報指令無
視信号送信アンテナ9′があり、これら警報指令信号送
信アンテナ9と警報指令無視信号送信アンテナ9′は、
店舗において所定の天井位置にそれぞれ取り付けられる
ものである。上記警報指令信号送信アンテナ9と警報指
令無視信号送信アンテナ9′には、共通のアンテナコン
トローラ11が接続されている。
【0012】まず、上記自鳴式防犯タグ1の構成から説
明する。既に述べたケース5があり、このケース5に
は、この自鳴式防犯タグ1を図示しない商品に取り付け
るための上記紐体3が取り付けられている。上記紐体3
の一端は、図2、図4、図5に示すように、上記ケース
5に取付・固定されていて、又、紐体3の他端はケース
5に着脱可能に取り付けられている。すなわち、紐体3
の他端にはロックピン13が連結されていて、又、ケー
ス5側にはロックピン13が挿入・引抜される挿入孔1
5が形成されている。
【0013】上記ケース5内であって上記挿入孔15の
下方位置には、ロック部材17が軸部材19を中心にし
て回動自在に取り付けられている。このロック部材17
は、コイルスプリング21によって、図4中反時計方向
に常時回動・付勢されている。そして、上記ロックピン
13が挿入孔15内に挿入された状態では、ロックピン
13の先端の係合部13aに、ロック部材17の係合部
17aが係合し、それによって、ロックピン13の挿入
孔15からの抜けが防止されるようになっている。
【0014】又、その状態で、ロックピン13を挿入孔
15内から引き抜こうとしても、ロック部材17がコイ
ルスプリング21によって、図4中反時計方向に常時付
勢されているので、ロックピン13の先端の係合部13
aとロック部材17の係合部17aとの係合関係が不用
意に解除されることはなく、よって、容易に外れること
がない構成になっている。
【0015】ケース5内には基板23が収容・配置され
ていて、この基板23上には、図3にも示すように、電
池25、CPU27等が実装されている。又、上記基板
23の図4中下方位置には、ブザー29が内装されてい
る。又、基板23上には、図3及び図4に示すように、
警報発令用スイッチ31が実装されている。この警報発
令用スイッチ31は、既に説明した紐体3と関係してい
て、紐体3が切断されたような場合に作動して、上記C
PU27を介して、ブザー29を鳴動させて警報を出力
させるようになっている。
【0016】又、図5に示すように、基板23の図4中
上方位置には信号受信アンテナ33が配置されている。
又、商品が陳列されている室の出入口近傍には、既に説
明した警報指令信号出力アンテナ9、警報指令無視信号
出力アンテナ9′が配備されている。そして、自鳴式防
犯タグ1を商品に取り付けたままの状態でこれを盗もう
とした場合には、上記出入口を通過することになり、そ
の際、上記警報指令信号出力アンテナ9から出力されて
いる警報指令信号を信号受信アンテナ33が受信し、そ
の警報指令信号の受信によって、CPU27が機能して
ブザー29を鳴動させて警報を出力させるものである。
その他、この信号受信アンテナ33を介してその他の外
部出力信号、例えば、解除器7からの出力信号を入力す
るようになっている。
【0017】又、図4中基板23の左側には、スライド
部材35が、図4中上下方向にスライド可能に収容・配
置されている。このスライド部材35は、ケース5内に
内装されたコイルスプリング37によって、常時下方に
付勢されている。又、上記ケース5の下端部には、挿入
孔39、41が形成されている。これら挿入孔39、4
1内に既に説明した解除器7の一対の解除ピン43、4
5が差し込まれることになる。又、上記スライド部材3
5の側方には、解除動作開始検出用スイッチ47が取り
付けられている。
【0018】すなわち、上記解除器7の一対の解除ピン
43、45が挿入孔39、41内に挿入され、スライド
部材35がコイルスプリング37の付勢力に抗して移動
し始めると、上記解除動作開始検出用スイッチ47が作
動し、解除器7による解除動作が開始されたことを検知
する。
【0019】上記構成をなす自鳴式防犯タグ1の制御関
係の構成は図8に示すようになっている。まず、信号受
信アンテナ33を介して受信された外部信号(アンテナ
又はゲートや解除器7からの信号)は、復調回路80を
介して、CPU27に入力される。又、警報発令用スイ
ッチ31、解除動作開始検出用スイッチ47からの信号
もCPU27に入力される。又、ROM73があり、こ
のROM73には制御するために必要なプログラムが記
憶されている。
【0020】又、RAM75があり、このRAM75に
は制御するために必要な情報が記憶されているものであ
る。そして、CPU27は、上記信号受信アンテナ33
を介して受信される各種外部信号、警報発令用スイッチ
31、解除動作開始検出用スイッチ47からの信号に基
づいて、ROM73に記憶されている制御プログラム及
びRAM75に記憶されている各種情報に基づいて、L
ED駆動回路77、ブザー駆動回路79を適宜駆動し
て、LED78を点灯させたり、或いは、ブザー29を
鳴動させたりするものである。
【0021】次に、解除器7であるが、図4及び図5に
示すように、ケース47があり、このケース47には自
鳴式防犯タグ1を挿入するための挿入空間49が形成さ
れている。この挿入空間49の底部には、既に説明した
一対の解除ピン43、45が突設されている。これら一
対の解除ピン43、45が自鳴式防犯タグ1側のケース
5に形成された挿入孔39、41内に挿入されることに
なる。
【0022】又、上記ケース47の挿入空間49の横に
は、消勢部51が内装されている。この消勢部51は、
電池53と、発信コイル(アンテナ)55と、ロック解
除信号出力用スイッチ57等から構成されている。そし
て、上記ロック解除信号出力用スイッチ57は、挿入空
間49側に突出・配置されていて、自鳴式防犯タグ1が
挿入空間49内に挿入されることにより、自鳴式防犯タ
グ1のケース5に付勢され、それによって、動作するこ
とになる。
【0023】このロック解除信号出力用スイッチ57の
動作によって、発信コイル55から警報の発生を禁止す
る警報出力禁止指令信号が出力されることになり、それ
によって、自鳴式防犯タグ1側の警報出力機能が停止さ
れる。尚、これは、現在出力されている警報を解除する
というものではなく、警報出力機能を停止させるもので
あり、現在出力されている警報を解除するのは、次に説
明する警報解除信号出力用スイッチ58である。すなわ
ち、ケース47には警報解除信号出力用スイッチ58が
取り付けられていて、この警報解除信号出力用スイッチ
58を押圧・操作することにより、上記発信コイル55
から警報解除信号が出力され、それによって、現在出力
されている警報が解除されることになる。
【0024】次に、警報指令信号出力アンテナ9と、警
報指令無視信号出力アンテナ9′と、アンテナコントロ
ーラ11について説明する。まず、警報指令信号出力ア
ンテナ9は、図7に示すように、店舗(図7中符号Aで
示す)内の出入口(図7中符号Bで示す)の内側の所定
位置(この実施の形態の場合には天井裏)に設置され
る。一方、警報指令無視信号出力アンテナ9′は、図7
に示すように、店舗(図7中符号Aで示す)内の出入口
(図7中符号Bで示す)の内側であって、上記警報指令
信号出力アンテナ9よりさらに内側の所定位置(この実
施の形態の場合には天井裏)に設置されている。
【0025】又、アンテナコントローラ11は、図6に
示すように、中央処理ユニット61と、第1送信出力制
御回路63と、第2送信出力制御回路65とから構成さ
れている。上記第1送信出力制御回路63からは警報指
令信号出力アンテナ9に制御信号が出力され、第2送信
出力制御回路65からは警報指令無視信号出力アンテナ
9′に制御信号が出力されるようになっている。
【0026】そして、図7に示すように、警報指令信号
出力アンテナ9からは所定の警報指令電波が略球状に出
力される。自鳴式防犯タグ1はこの警報指令電波を受信
して警報を出力することになる。一方、警報指令無視信
号出力アンテナ9′からは警報指令無視電波が略球状に
出力される。そして、警報指令信号出力アンテナ9と警
報指令無視信号出力アンテナ9′との間のある領域で
は、上記警報指令電波と警報指令無視電波が重合して混
在した状態となる。このような警報指令電波と警報指令
無視電波が混在した領域では、自鳴式防犯タグ1は警報
指令電波を受信することはできず、結局、その範囲では
警報の出力ができないことになる。つまり、それだけ、
警報指令信号出力アンテナ9による警報指令領域を部分
的に狭めることができることになる。
【0027】次に、図9を参照して、自鳴式防犯タグ1
の入力回路81の構成を説明する。この入力回路81
は、図8に示した復調回路80の一部である。まず、電
波検知部83があり、この電波検知部83は、既に説明
した信号受信アンテナ33と、コンデンサ87、89と
から構成されている。この電波検知部83を介して、ア
ンテナ又はゲートや解除器7からの各種外部出力信号が
入力される。上記コンデンサ87、89としては、例え
ば、セラミックスコンデンサが使用される。これは、ス
ペースとコストの面からの選択である。
【0028】上記電波検知部835には、入力保護部9
1が接続されている。この入力保護部91は、抵抗93
と、コンデンサ95から構成されている。このような構
成をなす入力保護部91によって、電波検知部83を介
しての異常入力に対して回路を保護するものである。
【0029】上記入力保護部91には、信号増幅部97
が接続されている。この信号増幅部97は、第一段目ト
ランジスタ99と、抵抗103、107、109、11
1とを備えていて、上記抵抗111にはバイパスコンデ
ンサ113が並列・接続されている。このような構成を
なす信号増幅部97によって入力した信号を増幅すると
共に、バイパスコンデンサ113によって増幅度の低下
を防止するようにしている。
【0030】上記信号増幅部97には、信号の増幅及び
正弦波をパルス波形に成型する波形整形部115が接続
されている。この波形整形部115は、第二段目トラン
ジスタ117と、抵抗119、121、123と、コン
デンサ125とから構成されている。このような構成を
なす波形整形部115によって、信号増幅部97によっ
て増幅された信号をさらに増幅して波形整形すると共に
包絡線検波して、図8に示すCPU27に信号出力する
ものである。又、信号増幅部97と波形整形部115と
の間には結合コンデンサ127が介挿されている。
【0031】次に、図10の(a)から(f)を参照し
て、自鳴式防犯タグ1への入力信号について説明する。
まず、図10(a)〜(c)は図9における電波検知部
83から入力される信号を示す図であって、高出力部と
低出力部の組合わせの信号であり、図10(a)は警報
指令信号出力アンテナ9から出力される警報指令信号を
示し、図10(b)は警報指令無視信号出力アンテナ
9′から出力される警報指令無視信号を示し、図10
(c)は警報指令信号と警報指令無視信号とが混ざり合
った状態の信号を示す図である。
【0032】尚、図10(a)〜(c)に示す信号の搬
送波はすべて同周波数のものであり位相も一致している
ものである。この図10(a)の警報指令信号は図7中
符号Bに示す警報電波範囲で自鳴式防犯タグ1の電波検
知部83が受信する信号であり、図10(b)の警報指
令無視信号は図7中符号Aに示す警報電波無効範囲で自
鳴式防犯タグ1の電波検知部83が受信する信号であ
り、図10(c)の警報指令信号と警報指令無視信号と
が混ざり合った状態の信号は図7中符号Cに示す電波混
在範囲で自鳴式防犯タグ1の電波検知部83が受信する
信号である。
【0033】次に、図10(d)〜(f)は図9の電波
検知部83から入力された信号を信号増幅部97、波形
整形部115等を経てCPU27(ポートP50)に入
力される信号を示す図であり、図10(d)は図10
(a)に示す警報指令信号のみを受信した際にCPU2
7に入力される信号を示し、図10(c)は図10
(b)に示す警報指令無視信号のみを受信した際にCP
U27に入力される信号を示し、図10(f)図10
(c)に示す警報指令信号と警報指令無視信号とが混ざ
り合った状態の信号を受信した際にCPU27に入力さ
れる信号を示す図である。尚、図10(a)〜(c)に
示す高出力部が図10(d)〜(f)に示す山部(HI
GH)となり、図10(a)〜(c)に示す低出力部が
図10(d)〜(f)に示す谷部(LOW)となる。
【0034】次に、CPU27は、図10(d)に示す
波形の信号を入力すると、ブザー29やLED78より
警報を発令するようにプログラムされている。又、この
他の信号波形では警報の出力はなされないように構成さ
れている。したがって、図10(e)や図10(f)に
示すような波形の信号をCPU27に入力しても警報は
発令されないこととなる。このように、図10(d)に
示す信号を入力すると警報を発令するものにおいて、そ
の信号波形を崩すような図10(e)に示すような信号
を入力することにより警報が発令されなくなるものであ
る。
【0035】図10(e)の警報指令無視信号の波形と
しては、図10(d)の警報指令信号の信号波形の谷部
(未受信部)を埋めるような信号波形により構成すると
よい。尚、常に「HIGH」となる逆波形の信号の場合
は、山部を埋めるようにするとよい。又、警報指令無視
信号の波形として図10(c)に示すような警報指令信
号を全てカバーするようなものでもよい。
【0036】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、警報指令信号出力アンテ
ナ9の警報指令電波を受信して自鳴式防犯タグ1が鳴動
する領域を適宜部分的に調整することができる。すなわ
ち、警報指令信号出力アンテナ9から出力される警報指
令電波の領域に対して警報指令無視信号出力アンテナ
9′から出力される警報指令無視電波の領域を一部重合
させることにより制限することができるからである。し
たがって、予め、警報指令電波の領域を部分的に狭めて
設定しておけば、出入口の近傍で正規の使用者が自鳴式
防犯タグ1を取り付けた商品を持って動き回っても、自
鳴式防犯タグ1が不用意に鳴動するといったことをなく
すことができる。特に、店舗が狭くて、警報指令信号出
力アンテナ9の通常の領域の設定だけでは、所望の警報
指令領域を得ることができないような場合に好都合であ
る。又、この実施の形態の場合には警報指令信号出力ア
ンテナ9と警報指令無視信号出力アンテナ9′を共通の
アンテナコントローラ11によって制御するようにして
いるので、設備も簡単で済む。
【0037】尚、本発明は前記一実施の形態に限定され
るものではない。まず、前記一実施の形態では、警報指
令信号出力アンテナ9と、警報指令無視信号出力アンテ
ナ9′とをそれぞれ1個ずつ使用して、警報指令信号出
力アンテナ9による警報指令領域を調整するようにした
が、3個以上のアンテナを使用して警報指令領域を調整
することも考えられる。又、前記一実施の形態では、ア
ンテナとして、天井埋込式のアンテナを例に挙げて説明
したが、それ以外にも、マット式アンテナ、ゲート式ア
ンテナであっても同様に適用可能である。又、前記一実
施の形態では、警報指令無視信号を警報指令信号の低出
力部の全てを高出力部で埋めるように構成したがこれに
限定されるものではなく、警報指令信号の低出力部の一
部のみを高出力部で埋めるような信号としてもよい。
又、前記一実施の形態では、警報指令信号を防犯タグが
受信した際に、防犯タグより警報を発生させたが、警報
指令信号を防犯タグが受信した際に、防犯タグより設置
のアンテナ等へ信号を出力しアンテナから警報を発生さ
せてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による防犯タ
グ設備によると、任意のアンテナの警報指令領域に対し
て別の任意のアンテナの警報指令無視領域を部分的に重
合させることにより狭めることができ、それによって、
防犯タグが鳴動する範囲を部分的に適宜調整することが
できるようになった。よって、出入口の近傍で正規の使
用者が防犯タグを取り付けた商品を持って動き回って
も、防犯タグが不用意に鳴動するといったことをなくす
ことができる等、使い勝手を向上させることができるよ
うになった。特に、店舗が狭くて、通常のアンテナの領
域の調整・設定(例えば、出力の調整)だけでは、所望
の警報指令領域を得ることができないような場合に好都
合である。又、警報指令信号を出力するアンテナと警報
指令無視信号を出力するアンテナから同じ搬送周波数及
び位相の信号を出力することにより、防犯タグの受信部
を共通化でき特殊な回路構成をする必要がなく安価に実
現が可能となる。又、警報指令無視信号を警報指令信号
の低出力部を補うような出力とすることにより実現する
ため、警報指令信号を特殊な電波を用いずに無効にする
ことができ、出力する信号のパターンの変更のみで警報
指令無視信号を出力できるため、警報指令信号用のアン
テナコントローラやアンテナを流用でき、安価に実現が
可能な上、警報指令信号の低出力部を補うような出力で
あるため、高出力部での出力は不要であり、低消費電力
にて実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、防犯タグ設
備の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグの正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグのケース内に内装されている基板の平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除器の構成を示す側断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除器の構成を示す正断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、アンテナコ
ントローラ及びアンテナの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、警報指令電
波領域と警報指令無視電波領域と両者の混在範囲を示す
図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグの制御関係の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグの復調回路の一部である入力回路の構成を示す回路
図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示す図で、入力信号
を示す波形図である。
【符号の説明】
1 自鳴式防犯タグ 9 警報指令信号出力アンテナ 9′ 警報指令無視信号出力アンテナ 11 アンテナコントローラ A 店舗 B 店舗の出入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯タグを商品に取り付けておき、一
    方、所定場所に警報指令信号を出力する1個又は複数個
    のアンテナを配置し、上記防犯タグを商品に取り付けた
    状態で上記アンテナから出力される警報指令信号が届く
    領域内に侵入したとき警報を出力させるように構成され
    た防犯タグ設備において、 警報指令信号を出力するアンテナとは別に警報指令信号
    を無効にする警報指令無視信号を出力する1個又は複数
    個のアンテナを設置し、警報指令信号が届く領域と警報
    指令無視信号が届く領域を一部重合させることにより、
    警報指令信号を部分的に無効にし、警報指令信号が有効
    に届く領域を部分的に狭めるようにしたことを特徴とす
    る防犯タグ設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防犯タグ設備において、 上記警報指令信号を出力するアンテナと警報指令無視信
    号を出力するアンテナは共通のアンテナコントローラに
    接続されていて、上記警報指令信号と警報指令無視信号
    は搬送周波数及び位相が等しいものであることを特徴と
    する防犯タグ設備。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防犯タグ設備において、 上記警報指令信号は高出力部と低出力部の組み合わせの
    信号により構成され、 上記警報指令無効信号は少なくとも上記警報指令信号の
    低出力部を補う高出力部成分を含む信号であることを特
    徴とする防犯タグ設備。
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