JP2001006060A - 防犯タグ解除器 - Google Patents

防犯タグ解除器

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JP2001006060A
JP2001006060A JP11176213A JP17621399A JP2001006060A JP 2001006060 A JP2001006060 A JP 2001006060A JP 11176213 A JP11176213 A JP 11176213A JP 17621399 A JP17621399 A JP 17621399A JP 2001006060 A JP2001006060 A JP 2001006060A
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alarm
security tag
release
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antenna
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JP11176213A
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Inventor
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Yoshiaki Tsukiji
由明 筑地
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解除器の盗難を未然に防止することを可能に
する防犯タグ解除器を提供すること。 【解決手段】 防犯タグの商品に対する取付状態、又は
防犯タグの警報状態を解除する警報解除機能を備えた解
除器本体と、上記解除器本体に設けられ上記解除器本体
が別途設置されているアンテナの通信可能領域を通過し
たときに警報を出力する警報出力手段と、を具備したも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、防犯タグの商品に
対するロック状態を解除する防犯タグ解除器に係り、特
に、防犯タグ解除器を携帯してアンテナの通信可能領域
を通過した場合に警報を出力するように構成することに
より、防犯タグ解除器の盗難を防止できるように工夫し
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】防犯タグ、例えば、自鳴式防犯タグを使
用した防犯タグ設備は、概略次のような構成になってい
る。まず、吊下タイプ或いは貼付タイプの自鳴式防犯タ
グが各商品に取り付けられている。一方、店舗内の所定
出入口位置には、天井埋込タイプ或いは床埋込タイプの
発信器であるアンテナが設置されていて、該アンテナか
らは所定の範囲内で警報指令信号が出力されるようにな
っている。
【0003】そして、例えば、自鳴式防犯タグを取り付
けたままの状態で商品を盗もうとする場合には、自鳴式
防犯タグが取り付けられた商品を持って店舗の出入口を
通過する。その際、アンテナから警報指令信号が常時出
力されており、この警報指令信号を自鳴式防犯タグが受
信して鳴動する。それによって、盗難発生を告知するも
のである。
【0004】又、自鳴式防犯タグを商品から取り外して
該商品を盗もうとする場合がある。この場合には、例え
ば、吊下タイプの自鳴式防犯タグであれば、紐体を切断
することにより、自鳴式防犯タグを商品から取り外すこ
とが考えられるが、紐体の切断により自鳴式防犯タグ内
に内蔵されているスイッチが作動して鳴動することにな
り、それによって、盗難発生を告知するものである。
【0005】一方、自鳴式防犯タグを商品に一旦取り付
けた後、これを別の商品に付け替える場合がある。或い
は、レジにおいて購入された商品から自鳴式防犯タグを
取り外す場合がある。このような場合に使用されるのが
解除器である。そして、自鳴式防犯タグを商品から取り
外す場合には、まず、商品に取り付けられている自鳴式
防犯タグを解除器内に挿入する。それによって、まず、
自鳴式防犯タグの警報出力機能が停止され、次いで、解
除器に取り付けられている解除ピンが自鳴式防犯タグ内
に挿入され、紐体のロックが解除されることになる。
【0006】それによって、紐体の一端が自鳴式防犯タ
グ内から取り外される。そして、警報を出力させること
なく、自鳴式防犯タグの商品から取り外しが可能になる
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、解除器が万一盗
難にあった場合にはそれが悪用されてしまうという問題
があった。通常、系列の複数の店舗においては、同様の
防犯タグシステムが採用されており、よって、任意の店
舗で使用されている解除器を盗んで別の店舗に持ち込ん
で商品から自鳴式防犯タグを取り外して該商品を盗む
等、その悪用が懸念されるものである。
【0008】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、解除器の盗難を未然に
防止することを可能にする防犯タグ解除器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による防犯タグ解除器は、防犯タグ
の商品に対する取付状態又は防犯タグの警報状態を解除
する警報解除機能を備えた解除器本体と、上記解除器本
体に設けられ上記解除器本体が別途設置されているアン
テナの通信可能領域を通過したときに警報を出力する警
報出力手段と、を具備したことを特徴とするものであ
る。又、請求項2による防犯タグ解除器は、請求項1記
載の防犯タグ解除器において、上記解除器本体に設けら
れ上記警報出力手段による警報の出力を解除する警報出
力解除手段を設けたことを特徴とするものである。又、
請求項3による防犯タグ解除器は、請求項2記載の防犯
タグ解除器において、上記警報出力手段によって警報が
出力されてから予め設定された時間内に上記警報出力解
除手段による警報出力の解除がなされなかった場合に防
犯タグ解除機能を無効にする制御手段を設けたことを特
徴とするものである。又、請求項4による防犯タグ解除
器は、請求項2又は請求項3記載の防犯タグ解除器にお
いて、上記警報解除手段は解除器本体に設けられた押釦
スイッチを使用するものであって、該押釦スイッチを所
定のパターンで押圧操作することにより、警報の出力を
解除するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】すなわち、本願発明の場合には、防犯タグ
の取付状態又は警報状態の解除機能を備えた解除器を携
帯して、アンテナの通信可能領域を通過した場合に、警
報出力手段によって警報を出力するように構成したもの
である。通常、正規の使用者は解除器を携帯して、アン
テナの通信可能領域を通過するようなことはなく、よっ
て、警報出力手段によって警報が出力されれば、使用者
以外の第三者が防犯タグ解除器を盗もうとしたことにな
る。そして、警報の出力によってそれを検知することが
できる。又、警報出力解除手段を設けた場合には、例え
ば、正規の使用者が防犯タグ解除器を携帯して不用意に
アンテナの通信可能領域を通過してしまった場合に、警
報の出力を解除することができる。又、制御手段を設け
た場合には、警報出力手段による警報出力があってから
予め設定された時間内に警報出力解除手段による警報出
力の解除がない場合には、防犯タグ解除機能を無効にす
ることができる。つまり、正規の使用者であれば、不用
意に警報を出力させてしまった場合には、迅速に警報出
力解除手段による警報出力の解除を行う。これに対し
て、正規の使用者以外の第三者であれば、そのような警
報出力解除手段による警報出力の解除を行うことはでき
ず、よって、その場合には、防犯タグ解除機能を無効に
してしまうものである。つまり、警報が出力されても、
防犯タグ解除器を強引に盗まれてしまうこともあり、よ
って、そのような場合に、防犯タグ解除機能を無効にし
てしまえば、悪用を未然に防止することができる。又、
警報出力解除手段としては、様々な構成のものが考えら
れるが、例えば、解除器本体に設けられた押釦スイッチ
を使用して、それを所定のパターンで押圧することによ
り、警報の出力を解除することが考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9を参照して本
発明の一実施の形態を説明する。最初に自鳴式防犯タグ
の構成を説明する。まず、ケース1があり、このケース
1には、この自鳴式防犯タグを図示しない商品に取り付
けるための紐体3が取り付けられている。上記紐体3の
一端は、図4に示すように、上記ケース1に取付・固定
されていて、又、紐体3の他端はケース1に着脱可能に
取り付けられている。すなわち、紐体3の他端にはロッ
クピン5が連結されていて、又、ケース1側にはロック
ピン5が挿入・引抜される挿入孔7が形成されている。
又、このケース1には、図4に示すように、基板15に
設置された視覚的に警報を発令するLED18が設置さ
れている。
【0012】上記ケース1内であって上記挿入孔7の下
方位置には、ロック部材9が軸部材11を中心にして回
動自在に取り付けられている。このロック部材9は、コ
イルスプリング13によって、図4中反時計方向に常時
回動・付勢されている。そして、上記ロックピン5が挿
入孔7内に挿入された状態では、ロックピン5の先端の
係合部5aに、ロック部材9の係合部9aが係合し、そ
れによって、ロックピン5の挿入孔7からの抜けが防止
されるようになっている。
【0013】又、その状態で、ロックピン5を挿入孔7
内から引き抜こうとしても、ロック部材9がコイルスプ
リング13によって、図4中反時計方向に常時付勢され
ているので、ロックピン5の先端の係合部5aとロック
部材9の係合部9aとの係合関係が不用意に解除される
ことはなく、よって、容易に外れることがない構成にな
っている。
【0014】ケース1内には基板15が収容・配置され
ていて、この基板15上には、図2にも示すように、電
池17、CPU19等が実装されている。又、上記基板
15の図4中下方位置には、ブザー21が内装されてい
る。又、基板15上には、図2及び図4に示すように、
警報発令用スイッチ23が実装されている。この警報発
令用スイッチ23は、既に説明した紐体3と関係してい
て、紐体3が切断されたような場合に作動して、上記C
PU19を介して、ブザー21を鳴動させて又はLED
18を点滅させて警報を出力させるようになっている。
【0015】又、図4に示すように、基板15の図4中
上方位置にはアンテナ25が配置されている。すなわ
ち、図7に示すように、商品が陳列されている室の入口
や出口には、図示しない発信器が、例えば、アンテナ2
6として配備されている。尚、このアンテナ26にはア
ンテナコントローラ28が接続されていて、これらアン
テナ26とアンテナコントローラ28は、例えば、天井
内に埋め込まれた状態で設置されることになる。そし
て、自鳴式防犯タグを商品に取り付けたままの状態でこ
れを盗もうとした場合には、上記入口や出口を通過する
ことになり、その際、上記アンテナ26から出力されて
いる警報指令信号をアンテナ25が受信し、その警報指
令信号の受信によって、CPU19が機能してブザー2
1を鳴動させ又はLED18を点滅させて警報を出力さ
せるものである。その他、このアンテナ25を介してそ
の他の外部出力信号、例えば、後述する解除器からの出
力信号を入力するようになっている。
【0016】又、図4中基板15の左側には、スライド
部材31が、図4中上下方向にスライド可能に収容・配
置されている。このスライド部材31は、ケース1内に
内装されたコイルスプリング33によって、常時下方に
付勢されている。又、上記ケース1の下端部には、挿入
孔35、37が形成されている。これら挿入孔35、3
7内に後述する解除器39の一対の解除ピン41、43
が差し込まれることになる。又、上記スライド部材31
の側方には、解除動作開始検出用スイッチ45が取り付
けられている。
【0017】すなわち、上記解除器39の一対の解除ピ
ン41、43が挿入孔35、37内に挿入され、スライ
ド部材31がコイルスプリング33の付勢力に抗して移
動し始めると、上記解除動作開始検出用スイッチ45が
作動し、解除器39による解除動作が開始されたことを
検知する。
【0018】上記解除器39であるが、図3及び図4に
示すように、ケース47があり、このケース47には自
鳴式防犯タグを挿入するための挿入空間49が形成され
ている。この挿入空間49の底部には、既に説明した一
対の解除ピン41、43が突設されている。これら一対
の解除ピン41、43が自鳴式防犯タグ側のケース1に
形成された挿入孔35、37内に挿入されることにな
る。
【0019】又、上記ケース47の挿入空間49の横に
は、消勢部51が内装されている。この消勢部51は、
電池53と、発信コイル(アンテナ)55と、受信コイ
ル61と、ロック解除信号出力用スイッチ57等から構
成されている。そして、上記ロック解除信号出力用スイ
ッチ57は、挿入空間49側に突出・配置されていて、
自鳴式防犯タグが挿入空間49内に挿入されることによ
り、自鳴式防犯タグのケース1に付勢され、それによっ
て、動作することになる。
【0020】このロック解除信号出力用スイッチ57の
動作によって、発信コイル55から警報の発生を禁止す
る警報出力禁止指令信号が出力されることになり、それ
によって、自鳴式防犯タグ側の警報出力機能が停止され
る。尚、これは、現在出力されている警報を解除すると
いうものではなく、警報出力機能を停止させるものであ
り、現在出力されている警報を解除するのは、次に説明
する警報解除信号出力用スイッチ58である。すなわ
ち、ケース47には警報解除信号出力用スイッチ58が
取り付けられていて、この警報解除信号出力用スイッチ
58を押圧・操作することにより、上記発信コイル55
から警報解除信号が出力され、それによって、現在出力
されている警報が解除されることになる。
【0021】又、ケース47内には、警報出力手段とし
てのブザー76が内装されている。このブザー76は、
例えば、正規の使用者以外の第三者が解除器39を盗む
目的で、これを持って店舗外に持ち出そうとした場合に
機能するものである。すなわち、店舗外に出ようとする
と、アンテナの通信可能領域を通過することになり、そ
れによって、上記ブザー76が鳴動することになり、こ
のブザー76の鳴動により、解除器39が持ち出されよ
うとしていることを検知することができる。
【0022】又、正規の使用者が解除器39を携帯し
て、不用意にアンテナ26の通信可能領域を通過してし
まうことが予想される。この場合には、上記したよう
に、ブザー76が鳴動してしまうことになる。そこで、
これを解除できるように構成している。上記ブザー76
の鳴動を解除するためには、前述した警報解除信号出力
用スイッチ58を所定のパターンで押圧操作すればよ
い。具体的には、警報解除信号出力用スイッチ58を、
まず、短く2回押圧し、約1秒だけ間隔をあけて、次
に、DIPスイッチ101のNo.6、7、8により設
定される解除ビットと同じ回数、例えば、設定値を
「3」とすると3回ボタンを押圧し、又1秒だけ間隔を
あけて、さらに、短く二回押圧する。それによって、上
記ブザー76の鳴動を停止させることができる。尚、上
記ボタンの押圧の際や約1秒だけ間隔をあけた際にLE
D75を点滅させたり、ブザー76の音を変更させると
なお良い。尚、DIPスイッチ101による解除ビット
の設定において、全てのスイッチが「OFF」の場合
は、ボタンによる解除機能を不可とするようになってい
る。
【0023】又、上記解除器39の制御関係の構成は図
5に示すようになっている。まず、受信アンテナ61を
介して受信された外部信号は、復調回路63を介して、
CPU65に入力される。又、ROM67があり、この
ROM67には制御するために必要なプログラムが記憶
されている。
【0024】又、RAM69があり、このRAM69に
は制御するために必要な情報が記憶されているものであ
る。そして、CPU65は、上記受信アンテナ61を介
して受信される各種外部信号に基づいて、ROM67に
記憶されている制御プログラム及びRAM69に記憶さ
れている各種情報に基づいて、LED駆動回路71、ブ
ザー駆動回路73を適宜駆動して、LED75を点灯さ
せたり、或いは、ブザー76を鳴動させたりするもので
ある。又、DIPスイッチ101が設けられており、次
の表1に示すような各店舗のゲートアンテナ側のIDに
対応する自己IDビット、及び次の表2に示すような解
除器39が鳴動した際の解除パターンを設定する解除ビ
ットの設定が可能である。例えば、自己IDビットの設
定は、表1に示すように32種類の設定が可能であり、
解除ビットの設定は、表2に示すように8種類の設定が
可能である。例えば、設定値を「6」とすれば、2回、
6回、2回の順に警報解除信号出力用スイッチ58を押
圧すれば良いことになる。尚、各店舗に設置のゲートア
ンテナ側、例えば、アンテナコントローラ28にも、D
IPスイッチ101と同様な表1に示すようなアンテナ
側のIDビッドを設定するDIPスイッチが存在する。
そして、アンテナ26よりゲートID信号が電波送信さ
れる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】又、解除機能無効化回路81が設けられて
いる。この解除機能無効化回路81は、図6に示すよう
に、入力バッファ83、トランジスタ85、抵抗87、
ヒューズ89とから構成されている。そして、所定の条
件が揃ったところで、上記ヒューズ89を溶解させて、
解除器39の解除機能を無効にするものである。
【0028】又、この実施の形態の場合には、例えば、
他店舗の解除器が持ち込まれた場合に、その解除器39
の防犯タグ解除機能を無効にするように構成している。
すなわち、アンテナや解除器39に対しては、店舗毎に
異なるIDが設定・入力されている。解除器39の場合
にはDIPスイッチ101を使用してアンテナ側と一致
したIDが設定・入力される。そして、他店舗の解除器
39が持ち込まれると、IDが不一致となり、それによ
って、その解除器39の防犯タグ解除機能を無効にする
ものである。
【0029】尚、自鳴式防犯タグ、解除器39、アンテ
ナによる防犯タグ設備の全体をみてみると、図7に示す
ようなものとなる。
【0030】以上の構成を基に、図8及び図9のフロー
チャートを参照してその作用を説明する。尚、作用を説
明するに際しては、正規の使用者又はそれ以外の第三者
が解除器39を携帯してアンテナ26の通信可能領域を
通過するような状況を想定している。図8において、ま
ず、ステップS1において、ゲート電波、すなわち、ア
ンテナ26からの電波を検知しているか否かを判別す
る。ゲート電波を検知している場合には、ステップS2
に移行して、検知したゲート電波に含まれているゲート
ID信号を読み取る。次いで、ステップS3に移行し
て、ゲート検知フラグを「ON」とする。そして、ステ
ップS1に戻る。
【0031】一方、ステップS1において、ゲート電波
を検知していないと判別された場合には、ステップS4
に移行する。このステップS4においては、ゲート検知
フラグが「ON」になっているか否かが判別される。ゲ
ート検知フラグが「ON」になっていないと判別された
場合には、ステップS1に戻る。これに対して、ゲート
検知フラグが「ON」になっていると判別された場合に
は(これは、解除器39を携帯した状態でアンテナ26
の通信可能領域を通過していることを意味する)、ステ
ップS5に移行する。
【0032】ステップS5においては、DIPスイッチ
101による自己ID値を読み込む。次いで、ステップ
S6に移行して、ゲートID値と自己ID値とを比較す
る。この場合、その店舗内で使用されている解除器39
であればゲートID値と自己ID値とは一致し、別の店
舗の解除器39であれば一致しないものである。次い
で、ステップS7に移行して、ゲートID値と自己ID
値とが一致するか否かを判別する。一致していると判別
された場合には、ステップS8に移行して、計時タイマ
がカウントを開始すると共に、警報を開始する(ステッ
プS9)。つまり、その店舗にて使用されている解除器
39を携帯してアンテナ26の通信可能領域を通過した
ことになる。
【0033】次に、図8に移って、ステップS10に移
行する。このステップS10においては、計時タイマに
よるカウントが5分を経過したか否かを判別する。5分
を経過していないと判別された場合には、ステップS1
1に移行し、警報解除ボタン、すなわち、警報解除信号
出力用スイッチ58が押圧操作されているか否かが判別
される。警報解除信号出力用スイッチ58が押圧操作さ
れていると判別された場合には、ステップS12に移行
する。このステップS12においては、警報解除ボタン
の押圧操作が解析される。すなわち、警報解除信号出力
用スイッチ58がどのようなパターンで押圧操作された
かを解析する。
【0034】次いで、ステップS13に移行する。この
ステップS13においては、警報解除信号出力用スイッ
チ58の押圧パターンが設定解除パターンと一致するか
否かの判別がなされる。一致していると判別された場合
には、ステップS14に移行して、警報が停止されるこ
とになる。尚、警報解除信号出力用スイッチ58の押圧
パターンの設定内容については、正規の使用者のみが知
っていることであり、よって、それ以外の第三者の場合
には警報の解除を行うことはできないものである。
【0035】一方、ステップS7において、ゲートID
と自己IDとが一致しないと判別された場合には、ステ
ップS15に移行して、ヒューズ電流が「ON」され
る。次いで、ステップS16に移行して、ヒューズ89
が溶解したか否かの判別がなされる。ヒューズ89が溶
解したと判別された場合にはそのまま終了し、溶解され
ていないと判別された場合にはステップS15に戻るこ
とになる。これは、他店舗の解除器39が持ち込まれた
ことを意味しており、その場合には、即座に解除器39
の防犯タグ解除機能を無効にしてしまうものである。
【0036】又、ステップS10において、計時タイマ
のカウント値が5分を経過していると判別された場合に
も、ステップS15に移行することになる。つまり、既
に述べたように、正規の使用者以外は、警報を解除する
ための操作、すなわち、警報解除信号出力用スイッチ5
8の押圧パターンの設定内容を知っておらず、結局、警
報を解除させることができずに、5分が経過してしま
う。つまり、正規の使用者ではなく第三者ということに
なる。この場合には、ステップS15移行の処理が行わ
れて、解除器39の防犯タグ解除機能が無効にされてし
まうことになる。
【0037】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、解除器39が盗難されそ
うになっていることを検知することができる。これは、
正規の使用者以外の第三者が解除器39を盗もうとして
店舗の出入口を通る際、アンテナから出力されている信
号を受信してら警報を出力するからである。又、警報が
出力されてから予め設定された時間が経過してもそれを
解除する操作が行われない場合には、解除器39の自鳴
式防犯タグに対する解除機能が無効になるように構成さ
れているので、万一、警報が出力された状態で解除器3
9を強引に盗まれても、それが他の店舗等で悪用される
ことを未然に防止することができる。又、正規の使用者
が解除器39を携帯して不用意にアンテナ26の通信可
能領域を通過してしまった場合には、警報が出力される
ことになるが、速やかに解除操作を行うことにより、警
報を解除することができると共に、解除器39の自鳴式
防犯タグに対する解除機能を無効にすることもない。
【0038】尚、本発明は前記一実施の形態に限定され
るものではない。前記一実施の形態の場合には、吊下タ
イプの防犯タグに適用した例を挙げて説明したが、それ
に限定されることなく、貼付タイプの防犯タグにも同様
に適用できる。解除機能を無効にするための設定時間は
任意に設定すればよい。又、前記一実施の形態では、解
除機能を無効にするためにヒューズを使用した回路を用
いたが、例えば、ソフトウェア的に無限ループを構成す
るようにして無効にすることでもよい。又、警報の解除
方法としても、例えば、アンテナの通信可能領域を通過
した後、予め設定された時間以内に、再度アンテナの通
信可能領域を通過することにより解除するようにするこ
とも考えられる。又、警報の解除方法として自己IDが
同じである別の解除器の電波を送信することにより行っ
ても良い。この場合には、警報解除信号出力用スイッチ
58の押圧パターンを覚えなくても、アンテナの通信可
能領域の通過によるブザー76の鳴動を解除することが
できる。又、前記一実施の形態では、警報出力手段とし
てブザー76による鳴動のみであったが、この他の警報
出力手段であるLED75等の警報手段からの警報を利
用しても良い。又、自鳴式防犯タグへ警報指令信号等を
発信する発信器と、解除器39へゲートID等の信号を
発信する発信器とを、アンテナ26により兼用したが個
別に設けても良い。又、前記一実施の形態では、警報解
除信号出力用スイッチ58に解除ボタンとしての機能を
兼備させたが、別に設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による防犯タ
グ解除器によると、防犯タグ解除機能を備えた解除器を
携帯して、アンテナの通信可能領域を通過した場合に、
警報出力手段によって警報を出力するようにしたので、
使用者以外の第三者が防犯タグ解除器を盗もうとしたこ
とを検知することができる。又、警報出力解除手段を設
けた場合には、正規の使用者が解除器を携帯して不用意
にアンテナの通信可能領域を通過してしまった場合に、
警報を解除することができる。又、警報出力解除手段と
制御手段とを設けた場合には、例えば、使用者が防犯タ
グ解除器を携帯して不用意にアンテナの通信可能領域を
通過してしまった場合に、警報の出力を解除することが
できると共に、警報出力手段による警報出力があってか
ら予め設定された時間内に警報出力解除手段による警報
出力の解除がない場合には、防犯タグ解除機能を無効に
することができる。よって、警報が出力されているにも
かわらず強引に防犯タグ解除器を盗まれてしまった場合
において、防犯タグ解除器の別の場所での悪用を未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグの外観を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグ内に内蔵されている基板の構成を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除器の構成を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除器の構成を示す正断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、解除器の制
御関係の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、解除器の解
除機能無効化回路の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、防犯タグ設
備全体の構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説明
するためのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
26 アンテナ 39 解除器 58 警報解除信号出力用スイッチ 65 CPU 76 ブザー(警報出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 BB33 CC35 DD07 DD74 EE04 EE07 FF02 GG03 GG07 GG09 GG13 GG43 GG52 GG56 GG57 GG68 HH03 HH08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防犯タグの商品に対する取付状態又は防
    犯タグの警報状態を解除する警報解除機能を備えた解除
    器本体と、 上記解除器本体に設けられ上記解除器本体が別途設置さ
    れているアンテナの通信可能領域を通過したときに警報
    を出力する警報出力手段と、 を具備したことを特徴とする防犯タグ解除器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防犯タグ解除器におい
    て、 上記解除器本体に設けられ上記警報出力手段による警報
    の出力を解除する警報出力解除手段を設けたことを特徴
    とする防犯タグ解除器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防犯タグ解除器におい
    て、 上記警報出力手段によって警報が出力されてから予め設
    定された時間内に上記警報出力解除手段による警報出力
    の解除がなされなかった場合に防犯タグ解除機能を無効
    にする制御手段を設けたことを特徴とする防犯タグ解除
    器。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の防犯タグ解
    除器において、 上記警報解除手段は上記解除器本体に設けられた押釦ス
    イッチを使用するものであって、該押釦スイッチを所定
    のパターンで押圧操作することにより、警報の出力を解
    除するようにしたことを特徴とする防犯タグ解除器。
JP11176213A 1999-06-23 1999-06-23 防犯タグ解除器 Pending JP2001006060A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169903A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Mk Pabikku Kk 物品監視装置の機能解除装置
JP2009169904A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Mk Pabikku Kk 物品監視装置の機能解除装置

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