JP2000082185A - 盗難防止機及び盗難防止システム - Google Patents

盗難防止機及び盗難防止システム

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JP2000082185A
JP2000082185A JP10370180A JP37018098A JP2000082185A JP 2000082185 A JP2000082185 A JP 2000082185A JP 10370180 A JP10370180 A JP 10370180A JP 37018098 A JP37018098 A JP 37018098A JP 2000082185 A JP2000082185 A JP 2000082185A
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theft device
vibration
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Toshio Inoue
俊男 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光センサー及び振動センサーを搭載し、商品
の盗難を確実に防止すると共に、より盗難目的の動作に
限定して反応する盗難防止機を提供する。 【解決手段】 光の明暗を検出する光センサー13と、
振動を検出する振動センサー12と、商品等から盗難防
止機本体20が離脱したことを検出する商品離脱検出部
14とを備え、光センサー13からの検出信号が明から
暗へ変化して所定時間T1経過し、かつ振動センサー1
2からの検出信号が振動を連続的に検出して所定時間T
2経過しているときに、あるいは商品離脱検出部14か
らの検出信号が商品から離脱したことを検出したときに
警報ブザー16を介して警報を発するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品等の盗難を
防止する盗難防止機に関し、特に小型にして確実に盗難
を防止することができる盗難防止機に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は特開平2−253395号公報
に記載された従来の盗難防止装置の斜視図であり、図1
1は図10の盗難防止機のブロック図である。
【0003】図10において、盗難防止機2は、小型ペ
ンダント形の本体4と、断線センサーでもある取付け紐
3を備えており、取付け紐3は商品1に取付けられるよ
うになっている。盗難防止機2の内部には、光センサー
5と、振動センサー6と、警報回路7を備えている。
【0004】図11において、光センサー5は光の明暗
を検出して電気信号に変換する機能を有し、振動センサ
ー6は振動を検出して電気信号に変換する機能を有し、
切断センサー3は取付け紐の断線を検知して電気信号を
出力する機能を有している。警報回路7は、信号処理回
路9とブザー10から構成されている。そして、信号処
理回路9には、光センサー5、振動センサー6、切断セ
ンサー3からの検出信号が入力され、光センサー5から
の検出信号が明から暗に変化して一定時間経過し、かつ
振動センサー6からの検出信号が振動を検出していると
きに、あるいは切断センサー3からの検出信号が断線を
検出したときに、ブザー10を鳴らして警報を発するよ
うに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
の光センサー及び振動センサーを有する盗難防止機を改
良・発展させたものであり、商品の盗難を確実に防止
し、より盗難目的の動作に限定して反応する盗難防止機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の盗難防止
機の発明は、光の明暗を検出する光センサーと、振動を
検出する振動センサーと、上記光センサー及び上記振動
センサーからの検出信号を取り込み、上記光センサーか
らの検出信号が明から暗へ変化して所定時間T1経過
し、かつ上記振動センサーからの検出信号が振動を連続
的に検出して所定時間T2経過しているときに警報を発
する警報部を備えたものである。
【0007】請求項2記載の盗難防止機の発明は、光の
明暗を検出する光センサーと、振動を検出する振動セン
サーと、上記光センサー及び上記振動センサーからの検
出信号を取り込み、上記光センサーからの検出信号が明
から暗へ変化して所定時間T1経過し、かつ上記振動セ
ンサーからの検出信号を検出して所定時間T6経過した
ときに警報を発する警報部を備えたものである。
【0008】請求項3記載の盗難防止機の発明は、商品
等から盗難防止機本体が離脱したことを検出する商品離
脱検出部を備え、警報部は、商品離脱検出部からの検出
信号が商品から離脱したことを検出したときに警報を発
することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の盗難防止機の発明は、振動
センサーが振動を検出しているときに警報電波を送信す
る警報電波送信部を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の盗難防止機の発明は、光セ
ンサーが明から暗へ変化した状態を検出しているときに
警報電波を送信する警報電波送信部を備えたことを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の盗難防止システムの発明
は、請求項3又は請求項4に記載の盗難防止機と、この
盗難防止機内の警報電波送信部から送信される警報電波
を受信して警報を発するレシーバ装置とを備えたもので
ある。
【0012】請求項7記載の盗難防止機の発明は、光セ
ンサーからの検出信号が暗から明に変化して所定時間T
3が経過したときに、警報を発するのを解除することを
特徴とする。
【0013】請求項8記載の盗難防止機の発明は、振動
センサーからの検出信号が振動を検知しなくなって所定
時間T4経過したときに、警報を発するのを解除するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項9記載の盗難防止機の発明は、警報
を解除するための警報解除部を設けたことを特徴とす
る。
【0015】請求項10記載の盗難防止機の発明は、警
報解除部は、商品離脱検出部からの検出信号により警報
が発せられた場合のみ使用されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による盗難防止機を示す図であり、(a)
図は盗難防止機の機能ブロック図、(b)図は盗難防止
機の外観斜視図である。
【0017】この発明に係る盗難防止機は、陳列又は保
管等されている商品(図示せず)に両面テープ等により
取付け又は固定し、無断で商品を持ち運ぼうとすると警
報を発するものである。本実施の形態1の盗難防止機本
体20には、少なくとも、振動センサー12と、光セン
サー13と、振動センサー12及び光センサー13の検
出信号が入力される信号処理部15と、警報用のブザー
16を備え、信号処理部15とブザー16により警報部
50を構成している。
【0018】振動センサー12は、少なくとも商品を持
ち運ぶ際の歩行動作に伴う振動を検知することができ、
振動を電気信号に変換する機能を有するものであり、全
方位の振動を敏感に感知できるセンサーが好ましい。光
センサー13は、光の明暗を検出して電気信号に変換す
る機能を有する。そして、信号処理部15は、例えば、
演算処理部(CPU)、記憶部(RAM、ROM)、入
出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータ
により構成され、振動センサー12及び光センサー13
からの検出信号を入力し、それらの検出信号が所定の条
件を満たした場合、ブザー16を鳴らして警報を発する
ように構成されている。
【0019】次に、実施の形態1の盗難防止機の警報動
作について、図2のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、盗難防止機本体20を商品に取付け・固着す
ることにより、又は図示しないスイッチをONにするこ
とにより、光センサー13及び振動センサー12を作動
状態にする(S101,S102)。次に、信号処理部
15は光センサー13からの検出信号が明から暗に変化
して所定時間(T1)が経過したか否かを判断し(S1
03)、明から暗に変化して所定時間(T1)が経過し
た場合はS104に進み、そうでない場合は所定サイク
ルで判断ステップを繰り返す。S104では、信号処理
部15は振動センサー12からの検出信号により、振動
が所定時間(T2)連続的に検出されているか否かを判
断し、振動が所定時間(T2)連続的に検出された場合
はS105に進み、そうでない場合は判断ステップを繰
り返す。そして、S105ではブザー16を鳴らして警
報を発する。すなわち、実施の形態1では、盗難防止機
の周囲の状態が明から暗に変化して所定時間(T1)が
経過し、かつ振動が所定時間(T2)連続的に検出され
た場合に、警報を発する構成とする。
【0020】以上のように実施の形態1によれば、下記
の状態に対応できる。
【0021】(1)盗難防止機の付いた商品をショッピ
ングバックや着衣等に隠した場合、隠した状態がT1時
間(例えば5秒)以上経過し、更に歩行がT2時間(例
えば5秒)以上続くと、盗難防止機は不正持出しと判断
して、盗難防止機本体20から警報を発する。
【0022】(2)盗難防止機の付いた商品を持って歩
行中、故意にショッピングバックや着衣等に隠した場
合、すでに歩行状態がT2時間(例えば5秒間)以上経
過しているので、隠した状態からT1時間(例えば5秒
間)後に盗難防止機本体20から警報を発する。
【0023】(3)商品が積み重ねられたり等して盗難
防止機が隠れた状態におかれ、商品選び等により一時的
に振動が加わった場合、警報は発しない。すなわち、振
動センサー12に対して一定の歩行数に相当する連続的
な振動が加わらない限り、警報ブザー16は発せず、品
物を選ぶ動作等において少しでも静止する状態があれば
警報は作動せず、客の迷惑にならない。
【0024】次に、実施の形態1の盗難防止機の警報の
解除動作について説明する。図3は警報の解除動作のフ
ローチャートを示したもので、S110において警報ブ
ザーがなっている場合、信号処理部15は、光センサー
13からの検出信号により、検出信号が暗から明に変化
して所定時間(T3;例えば3秒間)が経過したか否か
を判断し(S111)、所定時間(T3)が経過した場
合はS113に進み、そうでない場合はS112に進
む。S112では、信号処理部15は、振動センサー1
2からの検出信号により振動を検知しなくなって所定時
間(T4;例えば30秒間)経過したか否かを判断し、
所定時間(T4)経過した場合はS113に進み、そう
でない場合は戻る。そして、S113では、光センサー
13により暗から明に変化して所定時間(T3)が経過
したか、又は振動センサー12により振動が検知されな
くなって所定時間(T4)経過した場合に、警報を解除
し、次の警戒状態に入る。
【0025】以上のように実施の形態1の警報の解除動
作によれば、間違って盗難防止機を隠れた状態で持ち歩
いたりして警報が鳴った場合でも、光を当てるなど簡単
な動作により警報ブザーの解除を行うことができ、客に
不愉快な気持ちにさせることがない。また、夜間の消灯
後に歩行数を上回る地震が発生した場合、警戒セット中
の全ての盗難防止機は警報を発するが、振動が終ると所
定時間T4、例えば30秒後に自動的に鳴りやみ、次の
警戒状態に戻る。
【0026】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による盗難防止機を示す機能ブロック図である。図
において、実施の形態2の盗難防止機本体20には、実
施の形態1で説明した振動センサー12、光センサー1
3、信号処理部15、警報用のブザー16の他に、商品
離脱検出部14と、警報解除部17を備えている。
【0027】商品離脱検出部14は、盗難防止機本体2
0が取付けられている商品から盗難防止機本体20を取
り外す際に、信号処理部15に商品離脱信号を送出する
機能を有するものであり、信号処理部15は商品離脱信
号を受け取った場合は、直ちにブザー16を介して警報
を発する。警報解除部17は、商品から盗難防止機本体
20を取り外した場合に発する警報を解除する機能を有
するものである。
【0028】図5は実施の形態2の盗難防止機の種々の
形態を示す外観斜視図である。図5(a)の盗難防止機
は、本体20aを商品に貼り付けるタイプであり、本体
20aに裏面には、商品に接着するためのテープ21
と、商品に取付けると引っ込んでONとなり商品から離
脱すると突出してOFFとなるリミットスイッチ22が
設けられている。図5(b)の盗難防止機は、本体20
bにバッグ、時計、指輪等に取付けるためのループ状の
ワイヤー25が設けられ、コネクタ25aにより本体2
0bと着脱可能な構成となっている。また、ワイヤー2
5は電線等が通っており、切断すると切断信号が送出さ
れる。図5(c)の盗難防止機は、CD、DVDソフト
等のケース28に装着するもので、本体20cにはケー
ス28を装着する案内部26が設けられ、また、ケース
28が挿入されると引っ込んでONとなり離脱すると突
出してOFFとなるリミットスイッチ27が設けられて
いる。
【0029】次に、実施の形態2の盗難防止機の警報動
作について、図6のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0030】まず、盗難防止機本体20を商品に取付け
・固着することにより、警戒状態にセットする(S20
0)。すなわち、図5(a)、(c)の場合はリミット
スイッチ22及び27がONすることにより、図5
(b)の場合はコネクタ25aが接続されることによ
り、警戒状態に入る。このように、S200において警
戒状態セットになれば、光センサー13及び振動センサ
ー12は作動状態に入る(S101,S102)。
【0031】次にS201において、信号処理部15は
商品離脱検出部14からの検出信号により、盗難防止機
本体が商品から離脱したか否かを判断する。すなわち、
図5(a)、(c)の場合は、盗難防止機本体20a,
20cが商品から離脱するとリミットスイッチ22及び
27がOFFとなることにより商品離脱信号が発せら
れ、また、図5(b)の場合は、盗難防止機本体20b
からコネクタ25aが抜かれるか、ワイヤー25が切断
されることにより商品離脱信号が発せられ、商品から離
脱したことが検出される。そしてS201により、商品
からの離脱が検出されると、S105に進み警報用のブ
ザーが鳴る。
【0032】なお、S103〜S105では、実施の形
態1で説明したと同様に、光センサー13からの検出信
号が明から暗に変化して所定時間(T1)が経過し、か
つ振動センサー12からの検出信号により、振動が所定
時間(T2)連続的に検出された場合に、ブザー16を
鳴らして警報を発する。
【0033】次に、実施の形態2の盗難防止機の警報の
解除動作について説明する。盗難防止機本体を商品から
離脱することにより警報が発せられた場合は、警報解除
部17を介してのみ警報を解除するように構成する。警
報解除の例としては、専用の外部解除機(図示せず)に
より所定信号を警報解除部17に送信して警報を解除す
る方法等がある。このように、盗難防止機を商品から離
脱する行為は意図的、作為的な可能性が高いため、光を
一定時間当てたり、振動を止めたりする簡単な動作によ
り警報ブザーの解除を行うことができないようにする方
が好ましい。
【0034】なお、光センサー13及び振動センサー1
2の検出信号に基づいて警報が発せられた場合は、実施
の形態1の解除動作により警報が解除されるように構成
しても、実施の形態2の警報解除部17の解除動作によ
り警報が解除されるようにしてもどちらでも良い。
【0035】実施の形態3.この発明の実施の形態3の
盗難防止機は、盗難防止機を商品とともに隠さずに堂々
と持出す場合等に対処するものである。
【0036】図7は実施の形態3による盗難防止機を示
す機能ブロック図であり、盗難防止機本体20には、実
施の形態1で説明した振動センサー12、光センサー1
3、信号処理部15、警報用のブザー16の他に、信号
処理部15からの指令を受けて警報電波を発する警報電
波送信部18を備えている。また、警報電波送信部18
から発信される電波を受ける警報電波受信部32を備え
たレシーバ装置30が店の出入口等に設置され、このレ
シーバ装置30には警報部31が備えられている。
【0037】次に、実施の形態3の盗難防止システムの
動作について説明する。盗難防止機本体20を取付けた
商品を持出す際、盗難防止機本体20内の振動センサー
12は振動を検出し、その検出信号を信号処理部15に
送出する。信号処理部15は振動センサー12からの振
動検出信号を受けている間、警報電波送信部18に対し
て所定周波数の警報電波を発するように指令する。一
方、店の出入口等に配置されたレシーバ装置30の警報
電波受信部32が上記警報電波を受信すると、警報部3
1を介して警報を発する。なお、その他の盗難防止機の
警報動作及び警報解除動作は実施の形態1に説明したも
のと同じである。
【0038】以上のように実施の形態3によれば、盗難
防止機本体20を取付けた商品を隠さずに堂々と店外に
持ち出すような場合でも、振動センサー12の検出信号
と連動して警報電波が発せられるので、店の出入口等に
設けたレシーバ装置30により感知し警報を発すること
で、不正な持出しに対処できる。
【0039】実施の形態4.この発明の実施の形態4の
盗難防止機は、買物カート等に入れて盗難防止機を隠す
と共に、振動を与えないような状態で持出す場合に対処
するものである。
【0040】実施の形態4の盗難防止機の構成は、図7
の機能ブロック図に示すものと同様である。その動作
は、盗難防止機本体20を取付けた商品を買物カート等
に隠して振動を与えない状態で持出す際、盗難防止機本
体20内の光センサー13は明から暗に変化したことを
検出し、その検出信号を信号処理部15に送出する。信
号処理部15は光センサー13からの検出信号を受けて
いる間、警報電波送信部18に対して所定周波数の警報
電波を発するように指令する。一方、店の出入口等に配
置されたレシーバ装置30の警報電波受信部32が上記
警報電波を受信すると、警報部31を介して警報を発す
る。
【0041】以上のように実施の形態4によれば、盗難
防止機本体20を取付けた商品を隠すと共に振動を与え
ない状態で店外に持ち出すような場合でも、光センサー
13の検出信号と連動して警報電波が発せられるので、
店の出入口等に設けたレシーバ装置30により感知し警
報を発することで、不正な持出しに対処できる。
【0042】なお、実施の形態3及び実施の形態4の説
明では、実施の形態1の構成に警報動作送信部17を加
えた構成について説明したが、図8に示すように、実施
の形態2の商品離脱検出部14を有する盗難防止機に警
報電波送信部18を備えても同様の効果を奏する。
【0043】実施の形態5.上記実施の形態の説明で
は、盗難防止機の周囲の状態が明から暗に変化して所定
時間(T1)が経過し、かつ振動が所定時間(T2)連続
的に検出された場合に、警報を発する構成としたが、実
施の形態5では、盗難防止機の周囲の状態が明から暗に
変化して所定時間(T1)が経過し、かつ振動が検知さ
れてから所定時間(T6)経過した場合に、警報を発す
る構成とする。
【0044】すなわち、図9のフローチャートに基づい
て説明すると、盗難防止機本体20を商品に取付け・固
着することにより、又は図示しないスイッチをONにす
ることにより、光センサー13及び振動センサー12を
作動状態にする(S101,S102)。次に、信号処
理部15は光センサー13からの検出信号が明から暗に
変化して所定時間(T1)が経過したか否かを判断し
(S103)、明から暗に変化して所定時間(T1)が
経過した場合はS104aに進み、そうでない場合は所
定サイクルで判断ステップを繰り返す。S104aで
は、信号処理部15は振動センサー12からの検出信号
により、振動が検知されてから所定時間(T6)経過し
たか否かを判断し、振動を検知してから所定時間(T
6)経過した場合はS105に進み、そうでない場合は
判断ステップを繰り返す。そして、S105ではブザー
16を鳴らして警報を発する。
【0045】以上のように実施の形態5によれば、下記
の状態に対応できる。
【0046】(1)盗難防止機の付いた商品を車の付い
たショッピングバック等に隠して振動を与えない状態で
持ち出す場合、隠す行為に基づく振動が検知されてから
T6時間(例えば5秒)経過し、隠した状態がT1時間
(例えば5秒)以上経過すると、盗難防止機は不正持出
しと判断して、盗難防止機本体20から警報を発する。
【0047】(2)盗難防止機の付いた商品を持って歩
行中、故意に車の付いたショッピングバック等に隠した
場合、振動が検知されてからT6時間(例えば5秒間)
以上経過し、隠した状態からT1時間(例えば5秒間)
後に盗難防止機本体20から警報を発する。
【0048】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、盗難防
止機の付いた商品をショッピングバックや着衣等に隠し
た場合、隠した状態がT1時間以上経過し、更に歩行が
T2時間以上続くと、盗難防止機は不正持出しと判断し
て警報を発することができる。また、盗難防止機の付い
た商品を持って歩行中、故意にショッピングバックや着
衣等に隠した場合、すでに歩行状態がT2時間以上経過
しているので、隠した状態からT1時間後に盗難防止機
本体から警報を発する。更に、商品が積み重ねられたり
等して盗難防止機が隠れた状態におかれ、商品選びによ
り一時的に振動が加わった場合、警報は発しない。すな
わち、振動センサーに対して一定の歩行数に相当する連
続的な振動が加わらない限り、警報は発せず、品物を選
ぶ動作等において少しでも静止する状態があれば警報は
作動せず、客の迷惑にならない効果がある。
【0049】また、盗難防止機の周囲の状態が明から暗
に変化して所定時間(T1)が経過し、かつ振動が検知
されてから所定時間(T6)経過した場合に警報を発す
るようにしたので、盗難防止機の付いた商品を車の付い
たショッピングバック等に隠して振動を与えない状態で
持ち出す場合でも、不正持出しと判断するととができ
る。
【0050】また、商品等から盗難防止機本体が離脱し
たことを検出する商品離脱検出部を設けることにより、
盗難防止機が商品から離脱した場合にも警報を発するこ
とができ、盗難防止の効果がある。
【0051】さらに、振動センサーが振動を検出してい
るときに警報電波を送信する警報電波送信部を盗難防止
機に備え、また警報電波送信部から送信される警報電波
を受信して警報を発するレシーバ装置を備えることによ
り、盗難防止機本体を取付けた商品を隠さずに堂々と店
外に持ち出すような場合でも対処できる。
【0052】また、光センサーからの検出信号が暗から
明に変化して所定時間T3が経過したとき、又は振動セ
ンサーからの検出信号が振動を検知しなくなって所定時
間T4経過したときに、警報を発するのを解除するよう
にしたので、間違って盗難防止機を隠れた状態で持ち歩
いたりして警報が鳴った場合でも、光を当てるなど簡単
な動作により警報の解除を行うことができ、客に不愉快
な気持ちにさせることがない。また、夜間の消灯後に歩
行数を上回る地震が発生した場合、警戒セット中の全て
の盗難防止機は警報を発するが、振動が終ると所定時間
T4後に自動的に鳴りやむ効果がある。
【0053】なおこの場合、光センサー及び振動センサ
ーからの検出信号に基づいての警報が発せられた場合の
み、その警報を解除するために適用することが好まし
い。商品離脱により警報が発せられた場合は、意図的、
作為的な可能性が高いため、光を一定時間当てたり、振
動を止めたりする簡単な動作により警報の解除を行うこ
とは好ましくないからである。
【0054】さらに、例えば専用の外部解除機により警
報が解除される警報解除部を設け、警報の解除を行うよ
うにしたので、警報の解除が現場で店員等により即座に
行える。
【0055】また、警報解除部による警報の解除は、商
品離脱検出部からの検出信号により警報が発せられた場
合のみ適用することにより、意図的、作為的な行為者に
より簡単に警報の解除をできないようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による盗難防止機を
示す機能ブロック図、及び外観斜視図である。
【図2】 実施の形態1の盗難防止機の警報動作を示す
フローチャートである。
【図3】 実施の形態1の盗難防止機の警報解除動作を
示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による盗難防止機を
示す機能ブロック図である。
【図5】 実施の形態2の盗難防止機の種々の形態を示
す外観斜視図である。
【図6】 実施の形態2の盗難防止機の警報動作を示す
フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3及び実施の形態4に
よる盗難防止機を示す機能ブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3及び実施の形態4に
よる他の盗難防止機を示す機能ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による盗難防止機の
警報動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来の盗難防止装置を示す斜視図である。
【図11】 従来の盗難防止装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 振動センサー、13 光センサー、14 商品離
脱検出部、15 信号処理部、16 ブザー、17 警
報解除部、18 警報電波送信部、20 盗難防止機本
体、30 レシーバ装置、31 レシーバ装置の警報
部、32 警報電波受信部、50 盗難防止機本体の警
報部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 BB01 BB04 BB32 CC34 DD04 DD07 DD33 DD79 DD89 EE07 FF02 FF27 GG43 GG52 GG57 GG66 HH03 HH12 5C086 AA28 AA55 CA11 CA23 CA25 CB24 DA02 DA08 DA16 DA27 DA30 EA11 EA13 EA41 EA45 FA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の明暗を検出する光センサーと、振動
    を検出する振動センサーと、上記光センサー及び上記振
    動センサーからの検出信号を取り込み、上記光センサー
    からの検出信号が明から暗へ変化して所定時間T1経過
    し、かつ上記振動センサーからの検出信号が振動を連続
    的に検出して所定時間T2経過しているときに警報を発
    する警報部を備えた盗難防止機。
  2. 【請求項2】 光の明暗を検出する光センサーと、振動
    を検出する振動センサーと、上記光センサー及び上記振
    動センサーからの検出信号を取り込み、上記光センサー
    からの検出信号が明から暗へ変化して所定時間T1経過
    し、かつ上記振動センサーからの検出信号を検出して所
    定時間T6経過したときに警報を発する警報部を備えた
    盗難防止機。
  3. 【請求項3】 商品等から盗難防止機本体が離脱したこ
    とを検出する商品離脱検出部を備え、上記警報部は、上
    記商品離脱検出部からの検出信号が商品から離脱したこ
    とを検出したときに警報を発することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の盗難防止機。
  4. 【請求項4】 上記振動センサーが振動を検出している
    ときに警報電波を送信する警報電波送信部を備えたこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記
    載の盗難防止機。
  5. 【請求項5】 上記光センサーが明から暗へ変化した状
    態を検出しているときに警報電波を送信する警報電波送
    信部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれか1項に記載の盗難防止機。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4に記載の盗難防止
    機と、この盗難防止機内の警報電波送信部から送信され
    る警報電波を受信して警報を発するレシーバ装置とを備
    えた盗難防止システム。
  7. 【請求項7】 上記光センサーからの検出信号が暗から
    明に変化して所定時間T3が経過したときに、警報を発
    するのを解除することを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか1項に記載の盗難防止機。
  8. 【請求項8】 上記振動センサーからの検出信号が振動
    を検知しなくなって所定時間T4経過したときに、警報
    を発するのを解除することを特徴とする請求項1から請
    求項5、請求項7のいずれか1項に記載の盗難防止機。
  9. 【請求項9】 上記警報を解除するための警報解除部を
    設けたことを特徴とする請求項1から請求項5、請求項
    7、請求項8のいずれか1項に記載の盗難防止機。
  10. 【請求項10】 上記警報解除部は、上記商品離脱検出
    部からの検出信号により警報が発せられた場合のみ使用
    されることを特徴とする請求項9記載の盗難防止機。
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