JP4516033B2 - 盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商品などの盗難を防止する装置に関し、特に、段ボールの箱用に適した盗難防止装置に関する。
従来の盗難防止装置は、盗難防止タグと言われるもので、小さな筺体の内部に電源電池、ブザー等の警報装置、これらを接続する警報回路が形成された回路基板、盗難を検知するための検出スイッチ等を収納したものである。この筐体を商品等に両面テープなどで貼付して固定し、盗難者が商品から筐体を剥がすと警報音が鳴動するようになっている。このような盗難防止タグは、筐体内部の回路基盤からさらに、ループ状のケーブルが筐体の外へと延びており、このケーブルを商品展示棚などに結合させている。そして、このケーブルを切断しても警報が出されるようになっている。(例えば、特許文献1参照)
特許第3234163号
しかしながら、このような盗難防止タグは、積み重ねた段ボール箱の盗難を防止するには不向きである。というのは、段ボール箱に前記の筐体を貼りつけても、段ボール箱から筐体を外すことなく、段ボール箱を破れば中の商品を取り出すことができるので、盗難防止の機能を果たせないからである。
本発明は、このような事実から考えられたもので、商品の入った段ボール箱等の盗難を防止することができる盗難防止装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の盗難防止装置は、板状の本体部と、該本体部に形成された固定接点と、該固定接点に接離して電気回路を開閉する可動接点と、該可動接点が前記固定接点から離反するように付勢する弾性部材とを有し、前記可動接点が前記固定接点に接触した状態で可動接点が移動可能に支持され、前記可動接点が前記本体部とほぼ平行な板状の接点保持部材に固定され、前記可動接点の移動が、該接点保持部材の直線的な進退及び/又は回動により行われ、可動接点の移動量が所定の値を越えた場合に、可動接点が固定接点から離反するようにしたことを特徴としている。
記本体部に、該接点保持部材の回動角度及び/又は進退量を規制する規制部を形成した構成とすることができる。
また、前記固定接点を含む電気回路に接続するために前記本体部に設けられた雌端子と、該雌端子に接続される雄端子と該雄端子に接続されるケーブルと、該ケーブルが配索されるために前記本体部に形成された溝とを有し、前記端子を収容する凹部を本体部の中間位置に形成し、前記溝を該凹部の両側に形成した構成としてもよい。
前記本体部に点灯手段を有し、該点灯手段は、前記固定接点と可動接点とが離反したとき点灯する構成としたり、前記接点保持部材が、凸部を有する構成とすることができる。
さらに、前記固定接点と前記可動接点の対が複数あり、すべての前記可動接点が離反したときに、前記電気回路が開く構成としたり、前記固定接点と前記可動接点の対が複数あり、前記複数の可動接点のうち、ひとつが離反したときに、前記電気回路が開く構成としたり、前記固定接点と前記可動接点の対は2つあり、一方は前記本体部の上面側に、他方は前記本体部の下面側に設けられていることとしたり、前記本体部は、滑り止め部を有する構成とすることもできる。
本発明の盗難防止装置を、積み重ねられた段ボール箱に使用する場合、上の段ボール箱と下の段ボール箱との間に板状の本体部を挿入する。本体部に形成された固定接点と、弾性部材に付勢された可動接点とが、上の段ボール箱の重さで接触し、盗難防止用の回路が閉じられオン状態となって、盗難防止装置がセットされた状態となる。この状態で上の段ボール箱を持ち上げると、弾性部材の付勢力で可動接点が固定接点から離れ、オフ状態となって警報が発せられる。また、上の段ボール箱を動かしただけで、可動接点が直線的に移動するか回転するかして、やはり可動接点が固定接点から離れ、オフとなって警報が発せられる。これによって、段ボール箱を動かすだけで盗難を検知できるという優れた効果を奏する。
可動接点が板状の接点保持部材に固定され、前記本体部に該接点保持部材の回動角度を規制する規制部を形成することで、可動接点の回動角を制限して盗難防止装置の設定を容易にすることができる。
前記固定接点を含む電気回路に接続するために前記本体部に設けられた雌端子と、該雌端子に接続される雄端子と該雄端子に接続されるケーブルと、該ケーブルが配索されるために前記本体部に形成された溝とを有し、前記端子を収容する凹部を本体部の中間位置に形成し、前記溝を該凹部の両側に形成したことによって、ケーブルの接続部の損傷を防止することができる。前記溝が該凹部の両側に形成されることで、ケーブルを本体部の左右どちらにも配索することができる。
固定接点と可動接点とが離反したとき点灯する点灯装置を本体部に設けることで、離れた場所からどの段ボール箱が盗難されたかを簡単に知ることができる。
薄い板を差し込んで固定接点と可動接点との接触を保った状態とした上で上の段ボール箱を取り除こうとすると、盗難を検知できないおそれがある。しかし、接点保持部材に凸部を形成しておくと、薄い板を差し込んだとき、この凸部に当たって可動接点を動かすので、盗難を検知することができる。
固定接点と可動接点がそれぞれ複数あり、すべての可動接点が固定接点から離反した場合に電気回路が開いて盗難を検知する構成にした場合、ダンボール箱や盗難防止装置の位置を微調整した程度では盗難とは検知されないため、誤動作を防止できる。
固定接点と可動接点がそれぞれ複数あり、そのうちの何れか1つの可動接点が固定接点から離反すると盗難と検知する場合には、感度のよい検知が可能となる。
固定接点と可動接点がそれぞれ2つあり、一方は本体部の上側に、他方は下側に配置されていることで、確実に盗難を検知することができる。
本体部に滑り止め部を有する構成とした場合、上のダンボールと下のダンボールとの間に後端部分を突出した状態で設置しても、滑り止め部と上下のダンボールとの間の摩擦力で盗難防止装置がしっかりと固定するので、作業者等が突出した部分にぶつかっても盗難防止装置はずれることがなく、誤作動を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の盗難防止装置の分解斜視図で、図2は組立た状態を示す斜視図である。これらの図に示すように、盗難防止装置10は、板状の本体部11と、この本体部11に組み込まれた基板12と、接点保持部材13と、弾性部材14とから構成されている。
本体部11は、全体として板状であるが、薄い板を離間して張り合わせた中空の構造になっている。本体部11の先端側は、2つの突出端部11a,11aに別れ、それぞれの先端には厚肉部11b,11bが形成されている。また、突出端部11a,11aの中間は薄肉部11cで接続され、この薄肉部11cには、長孔11dが穿設されている。
基板12は、内部に電気回路12aを埋設した合成樹脂製の薄板で、基板12の一部が本体部11の薄板に挟まれ、一部が突出端部11a,11aと薄肉部11cとで囲われた空間を充足している。基板12に内蔵された電気回路12aの一部として固定接点12b部分だけが基板12の表面に露出している。電気回路12aの端末は、ケーブル15に接続され、本体部11の後端の凹部11eの端面に形成された図示しない雌端子に接続されている。この雌端子には、雄端子16が接続され、雄端子16からケーブル19が延びている。雌端子と雄端子16には、ピンジャックとピンプラグが適している。
図3(a),(b)は、基板12の電気回路12aの例を示す拡大図である。電気回路12aは、前述のように固定接点12bのみが外部に露出し、他は基板12を構成する合成樹脂内に埋設された状態である。この電気回路12aは、線12cと線12dとが固定接点12bのところで近接配置されたものである。
固定接点12bは、線12c側に3本あり、線12d側にも3本あって、これらが交互に配置されている。線12c,12dは、ケーブル15に接続され、ケーブル15から図示しない雌端子に接続され、この雌端子に外部の雄端子16が接続される。なお、電気回路12aには、必要に応じて抵抗などの回路素子12eを接続する。
雄端子16には、別のケーブル19が接続されているが、このケーブル19は、凹部11eの両側に形成された溝11f,11fのいずれかに収容され、配索される。溝11fには凹凸が設けられ、ケーブル19は溝11f内に蛇行状態に押し込むようにして収容され、簡単には溝11fから外に出ないようになっている。このように、ケーブル19の雄端子16側を溝11fに収容することで、ケーブル19と雄端子16との接続部に加わる衝撃力を緩衝させ、ケーブル19の断線や損傷を防止することができる。溝11fが凹部11eの両側にあるので、ケーブル19を左右どちら側にも配索し易くしている。
図4に示すように、ケーブル19は、その先端に接続された別の雄端子20(ピンプラグ)により集中管理装置21の雌端子21a(ピンジャック)に接続される。集中管理装置21には、多数の雌端子21aと、各雌端子21aに対応するランプ21bと、警報ランプ21c及び警報ブザー21dが設けられている。
電気回路12aの固定接点12bのパターンは、図3(a)のように盗難防止装置10の中心線と平行でもよく、(b)のように傾斜して配置してもよい。勿論、図3(a),(b)に例示したもの以外、多様なパターンが採用できる。なお、固定接点12bとしては、線12c側に1本、線12d側に1本の合計2本あればよいのであるが、この実施例では3本ずつ交互に配置している。接点が1本ずつだと、誤動作が多くなるため、3本ずつ配置することで、精度を上げることができる。しかしながら、誤動作の問題が起こらなければ1本ずつで合計2本の構成としてもよい。
弾性部材14は、バネ鋼などから作られ、上側の長片14aと下側の短片14bとがヘアピン状に折り曲げられたもので、可動接点14cが一体的に形成されている。この弾性部材14は、ピン17とEリング18によって長孔11dに軸支されるための孔を短片14bに有する。図に示す長片14aの孔14dは、短片14bに穿設された孔と重なる位置にあり、弾性部材14を長孔11dに取り付ける作業をするための孔となっている。
接点保持部材13は、四角形の板状で下面の3方に周縁があり、中央に窓13aがある。この接点保持部材13の周縁内に弾性部材14を貼りつけて固定するが、窓13aから可動接点14cと、孔14dが露出するようになっている。また、接点保持部材13の窓13aの両側には、凸部13b,13bが設けられている。
次に、組立方法を説明する。まず、接点保持部材13の下面に弾性部材14を接着剤などで固定する。次に、弾性部材14を長孔11dに重ね、下からピン17を差しこみ、このピン17を短片14bの孔に貫通させ、上方の孔14dからEリング18を入れてピン17の先端にはめ込む。以上で図2に示すように組立られる。
ピン17は長孔11d内を移動自在であり、接点保持部材13の幅は突出端部11a,11aの間の幅より小さいので、接点保持部材13は、ピン17を中心にした回動と、長孔11dに沿った直線的な進退との双方が自在である。実際には、直線運動と回転運動との複合した動きとなっている。
可動接点14cは、接点保持部材13が突出端部11a,11aの中央にあって、かつ、ピン17が長孔11dの中央にある場合(この位置を「基準位置」という言うことにする)は、可動接点14cを上から押しつけることで、固定接点12bと接触する。可動接点14cが導電性のバネ鋼からできているので、3本ずつある固定接点12bの線12c側の接点と線12d側の接点とを短絡して電気回路12aが閉じる。可動接点14cに加わった力を除くと、可動接点14cは弾性部材14の付勢力で固定接点12bから浮き上がり、電気回路12aは開かれる。
図5は、接点保持部材13の回動範囲を示す拡大図である。接点保持部材13は、前述したように、ピン17を軸として、回動と直線的な進退とが可能になっている。そして、回動可能な範囲は、厚肉部11b,11bが規制部となり、接点保持部材13の先端側の角が、厚肉部11b,11bのいずれか一方に当たる13’から他方に当たる13”までの範囲である。また、長孔11dが直線的な進退量を規制する規制部で、長孔11d内をピン17が移動する範囲内が進退方向の可能範囲である。可動接点14cは、基準位置から所定の範囲内では固定接点12bと接触可能で、線12c側の接点と線12d側の接点との短絡状態を保ち、電気回路12aを閉成できる。
しかし、本発明では、回動範囲内や進退範囲内であっても、回動角が一定の値を越えたり、進退量が一定の値を越えると、可動接点14cは固定接点12bから外れてこの閉成ができなくなるようにしている。固定接点12bに可動接点14cが接触して電気回路12aが閉じた状態をオンとし、固定接点12bと可動接点14cとが離れ、電気回路12aが開いた状態をオフとしたとき、集中管理装置21では、多数接続された盗難防止装置10のいずれかがオフの状態になると、その雄端子20が接続された雌端子21aにオフの電気信号が入力される。それによって、その雌端子21aに対応するランプ21bが点灯し、警報ランプ21cが点灯し、警報ブザー21dが鳴動する。これによって、離れていてもいずれかの盗難防止装置10がオフになったことを知ることができ、集中管理装置21に来れば、どのランプ21bが点灯しているかが分かるので、どの盗難防止装置10であるかを簡単に知ることができるようになる。
図6は本発明の盗難防止装置10の使用状態を示す拡大断面図である。本発明の盗難防止装置10は、積み重ねられた段ボール箱31,32の間に挿入して使用するものである。下の段ボール箱31と上の段ボール箱32の間に盗難防止装置10を挿入する。後端側は段ボール箱31,32の外側に突出させておく。可動接点14cは上の段ボール箱32の重さで基板12に押しつけられ、基板12上に露出している固定接点12bと接触する。このとき、ケーブル19を集中管理装置21に接続し、可動接点14cと固定接点12bとが接触していることを確認するとよい。
以上で盗難防止装置10の設定が完了する。この後、上の段ボール箱32を取り除くと、図7の拡大断面図に示すように可動接点14cが持ち上がり、オフの状態となる。すると、前述したように集中管理装置21の警報ランプ21cが点灯し、警報ブザー21dが鳴動する。監視員が集中管理装置21に近づいてどのランプ21bが点灯しているかを見ることで、盗難にあった段ボール箱を特定することができる。
段ボール箱32を取り除いた場合は、上記の通りであるが、上の段ボール箱32を取り除かないまでも、単に動かしただけでも、可動接点14cが動き、固定接点12bとの接触が外れてオフとなり、警報を発することになる。
また、上の段ボール箱32と盗難防止装置10との間に薄い板を入れ、可動接点14cと固定接点12bとの接触状態を保持したままで、上の段ボール箱32を取り去ることができれば、具合が悪い。しかし、薄い板を挿入したとき、接点保持部材13の凸部13bに当たることになる。薄い板をなおも押し込もうとすると、接点保持部材13を動かすことになり、可動接点14cが動いてオフとなり、盗難を検知することができる。
なお、盗難防止装置10自身に発光ダイオードなどの点灯手段を設け、固定接点12bと可動接点14cとが接触したオン状態で消灯し、両接点が離反したオフ状態で点灯するようにすれば、盗難箇所の発見を早くすることができる。
図8は本発明の盗難防止装置の第2実施例の上面側からの斜視図であり、図9は下面側からの斜視図である。この盗難防止装置100は板状の本体部101と、本体部101の端部に立設された警報部102と、2つの接点保持部材103,113と、弾性部材104,114とから構成されている。警報部102を設けたことで、集中管理装置21が不要になる。
本体部101は、第1実施例と同様に、薄板を離間して貼り合せた中空構造となっている。第1実施例との違いは、本体部101の一方側に警報部102の外装部分を一体形成したL字型となっている点である。また、第1実施例よりも、短辺方向の長さが長い、すなわち幅広となっている。
本体部101の先端は2つの突出部101a,101bに別れ、それぞれの先端に肉厚部101c,101dが形成されている。また、本体部101の長辺方向の中央よりやや後方には突起状の滑り止め部105が上面側の両側に2つ形成されている。この滑り止め部105は、下面側にも形成されている。
警報部102内には、特許文献1に記載された盗難防止装置の筐体内に収容されているものと同じような、警報回路、電源用の電池、警報用の点灯手段107、警棒ブザー、各種のスイッチ等が収容されている。
接点保持部材103,113は、突出部101a,101bの間に、並んで配置されている。すなわち、接点保持部材103が盗難防止装置100の上面側に、接点保持部材113は盗難防止装置100の下面側に配置されている。
接点保持部材103,113は第1実施例の接点保持部材13と同様で、四角形状で下面の3方向に周縁があり、一方に開口部を有し、先端には凸部103a,113aを有している。接点保持部材103,113の開口からは、弾性部材104,114が挿入され、接点保持部材103,113に設けられた3方向の周縁に弾性部材104,114の先端と左右の両側端が当接するように取り付けられている。
弾性部材104,114は、第1実施例の弾性部材14と同様にバネ鋼をヘアピン状に折り曲げて作られたものであり、弾性部材104には可動接点104aが、弾性部材114には可動接点114aが、それぞれ一体に形成されている。弾性部材104及び114は、図示しないが、第1実施例の短片14b、可動接点14c、孔14dに相当するものを備えている。各可動接点104a,114aは、接点保持部材103,113内に配置される。弾性部材104,114は、第1実施例と同じように、ピン17と同様の軸で本体部101に取り付けられており、この軸を中心として、回動と直線的な進退とが可能になっている。
本体部101の可動接点104a,114aと対向する位置には、図示しないが、第1実施例の基板12と同様の基板があり、固定接点12bと同じ固定接点が設けられている。可動接点104a,114aは、弾性部材104,114の弾性により、それぞれ対向する固定接点に接離可能である。また、接点保持部材103,113のスライドによっても接離可能である。
警報部102の上面102aには、点灯手段107が設けられている。点灯手段107はLEDであり、以下に示す場合に点灯するようになっている。
点灯手段107が点灯する場合としては、2つの可動接点104a,114aのうち、一方の可動接点が固定接点から離れた時点で点灯させる場合と、全ての可動接点104a,114aが固定接点から離れた時点で点灯させる場合とがある。本発明の盗難防止装置100では、いずれの場合に点灯するようにしてもよい。点灯手段107が点灯すると、警報部102の内部に設けられた図示しない警報ブザーから警報音を出すようになっている。
上面102aには、点灯手段107の他に、盗難防止装置100の電源をON/OFFするための電源スイッチ108、盗難防止装置100に内蔵された電池が電池切れになっているかどうかをチェックする電池切れチェックスイッチ109およびロック解除スイッチ110がある。電源スイッチ108及びチェックスイッチ109は小さな穴の奥に設けられており、簡単に外から操作できないようになっている。電源スイッチ108は、たとえば、細い棒を入れて操作することでONになる。しかし、一度ONにすると、ロックされて再度棒で操作してもOFFにすることはできないようになっている。OFFにするには、ロック解除スイッチ110を押すかスライドするなどの操作をして上記のロックを解除し、それと同時に電源スイッチ108を操作してOFFにする必要がある。この場合、警報部102の図示の部分にロック解除スイッチ110を設けたことは、重要である。この部分は、使用時にはダンボール箱にほぼ接しているので、操作不能な状態になっている。もし、このロック解除スイッチ110が使用時に操作可能な位置にあると、簡単に電源をOFFにすることができ、盗難防止の役に立たなくなるからである。
図10は本発明の盗難防止装置100の使用状態を示す拡大図である。盗難防止装置100は、第1実施例の盗難防止装置10と同様に、積み重ねられたダンボール箱31,32の間に挿入して使用する。盗難防止装置100の上下に設けられた2つの可動接点104c,104dは、ダンボール箱32の重みによってそれぞれの固定接点に接触する。
ダンボール箱32が取り除かれると、弾性部材104,114の弾性力によって、全ての可動接点104a,114aが固定接点から離れ、警報部102の点灯手段107が点灯し、併せて警報ブザーも鳴動する。また、盗難防止装置100をダンボール箱31,32の間から図の右方向へ抜き取ろうとすると、本体部101はそれに連動して右方向へ移動するが、2つの可動接点104aはダンボール箱31,32との摩擦力によって移動せずにその場にとどまる。その結果、可動接点104aと固定接点が同じ面内で移動して接点が開き、点灯手段107等が作動することとなる。
盗難防止装置100は、警報部102をダンボール31,32の外側に突出させた状態で使用する。そのため、ダンボール箱を搬入・搬出するときに、作業員の体や搬送中のダンボール箱等が警報部102にぶつかり、その衝撃で盗難防止装置100がずれて可動接点104a,114aと固定接点とが離れて点灯手段107が点灯し、警報音が鳴動してしまう誤動作を起こす場合がある。滑り止め部105はこのような誤動作を防止するためのものである。盗難防止装置100をダンボール箱31,32の間に挟むと、滑り止め部105の突起がダンボール箱31,32に食い込む。それによって警報部102に人がぶつかっても盗難防止装置100がずれることがなくなり、誤動作を防止することができる。
なお、滑り止め部105は突起の他に、ゴムシート等摩擦係数の高いシートを本体部101に貼り付けることで、本体部101のズレを防止しても良い。
また、この実施例で、図4に集中管理装置21を使用し、各盗難防止装置100とをページャなどのような無線により接続する構成としてもよい。その場合、集中管理装置21では、単に、いずれかの盗難防止装置100が作動したことを警報ランプ21cや、警報ブザー21dで知らせればよいことになる。警報が鳴動すれば、どの盗難防止装置10が作動したかは、個々の盗難防止装置100が使用されている現場にいって、LEDの点灯しているものを探すだけでよい。
本発明の盗難防止装置の分解斜視図である。 組立た状態を示す斜視図である。 (a),(b)は、基板の電気回路の例を示す拡大図である。 本発明の盗難防止装置と集中管理装置との接続を示す図である。 接点保持部材の回動範囲を示す拡大図である。 本発明の盗難防止装置の使用状態を示す拡大断面図である。 図6において、上の段ボール箱を取り除いた状態を示す拡大断面図である。 本発明の盗難防止装置の第2実施例の上面側の斜視図である。 本発明の盗難防止装置の第2実施例の下面側の斜視図である。 本発明の盗難防止装置の使用状態を示す拡大図である。
符号の説明
10,100 盗難防止装置
11,101 本体部
11a,11a,101a,101b 突出端部
11b,11b,101c,101d 厚肉部(回転角度の規制部)
11d 長孔(進退量の規制部)
11e 凹部
11f 溝
12a 電気回路
12b 固定接点
13,103,113 接点保持部材
13b,103a 凸部
14,104,114 弾性部材
14c,104a,114a 可動接点

Claims (9)

  1. 板状の本体部と、該本体部に形成された固定接点と、該固定接点に接離して電気回路を開閉する可動接点と、該可動接点が前記固定接点から離反するように付勢する弾性部材とを有し、可動接点が固定接点に接触した状態で可動接点が移動可能に支持され、前記可動接点が前記本体部とほぼ平行な板状の接点保持部材に固定され、前記可動接点の移動が、該接点保持部材の直線的な進退及び/又は回動により行われ、可動接点の移動量が所定の値を越えた場合に、可動接点が固定接点から離反するようにしたことを特徴とする盗難防止装置。
  2. 記本体部に、該接点保持部材の回動角度及び/又は進退量を規制する規制部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の盗難防止装置。
  3. 前記固定接点を含む電気回路に接続するために前記本体部に設けられた雌端子と、該雌端子に接続される雄端子と該雄端子に接続されるケーブルと、該ケーブルが配索されるために前記本体部に形成された溝とを有し、前記端子を収容する凹部を本体部の中間位置に形成し、前記溝を該凹部の両側に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の盗難防止装置。
  4. 前記本体部に点灯手段を有し、該点灯手段は、前記固定接点と可動接点とが離反したとき点灯することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の盗難防止装置。
  5. 前記接点保持部材が、凸部を有することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の盗難防止装置。
  6. 前記固定接点と前記可動接点の対が複数あり、すべての前記可動接点が離反したときに、前記電気回路が開くことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の盗難防止装置。
  7. 前記固定接点と前記可動接点の対が複数あり、前記複数の可動接点のうちひとつが離反したときに、前記電気回路が開くことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の盗難防止装置。
  8. 前記固定接点と前記可動接点の対は2つあり、一方は前記本体部の上面側に、他方は前記本体部の下面側に設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の盗難防止装置。
  9. 前記本体部は、滑り止め部を有することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の盗難防止装置。
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