JP2005032006A - 警備装置および警備方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テンキー21から入力された暗証番号が照合部15によって正当と照合されれば、第1のタイマ時間後に警備状態が警備に移行設定される。この時、第1のタイマ時間より短い第2のタイマ時間内に、禁止キー22から禁止指定が入力されると、制御部14は、切替部11に対して警備モードへの移行を禁止するように制御する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、警備装置および警備方法に関し、特に、警備領域において各種防犯センサが異常を検知したときに警報を監視センタに通報する警備モード、および異常を検知しても警報を監視センタに通報しない警備解除モードとの間で、警備状態を切り替え可能な警備装置および警備方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の警備装置を用いた警備システムの構成を示すブロック図である。従来の警備装置を用いた警備システムは、監視領域に設置されて各種防犯センサ10が接続された警備装置71と、警備装置71と通信回線2を介して接続されて遠隔で監視する監視センタ3とから構成される。警備装置71は、警備状態が警備モードである場合、例えば扉の開閉や人体が発する赤外線をセンサ10が検知すると、警備装置71は監視センタ3に通信回線2を介して警報を送信する。
【0003】
警備装置71は、切替部711、タイマ712、通報部713、制御部714、照合部715、記憶部716、エラーメッセージ出力部718、およびテンキー721を備える。切替部711は、制御部714からの信号により警備状態を警備モードと警備解除モードとの間で切り替える。タイマ712は、所定の時間を計測する。通報部713は、制御部714の信号により、警報を監視センタに送信する。テンキー721は、暗証番号の入力を受け付ける。制御部714は、切替部711,タイマ712,通報部713などを制御する。
【0004】
警備モードとは、警備装置71が警備を行っている状態のことであって、監視領域から正規の入室者が退出した後に、各種防犯センサ10が異常を検知したときに、監視センタ3に警報を出力する状態である。一方、警備解除モードとは、警備装置71が警備を解除している状態で、センサ10が扉の開閉や人体の赤外線を検知しても、警報を監視センタ3に送出しない状態である。
【0005】
警備状態を手動で切り替える場合、操作者は警備装置71に設けられたテンキー721から暗証番号を入力する。入力された暗証番号は制御部714に送信されて、制御部714はさらに、照合部715に送信して、照合部715は記憶部716の記憶された正規の暗証番号と照合する。入力された暗証番号と一致して正当であると判定されれば、制御部714はタイマ712に計時を開始させ、所定時間後に制御部714は、切替部711を制御して警備モードと警備解除モードとを切り替えさせる。
【0006】
この従来例では、暗証番号の入力後、所定時間経過後に、警備状態が自動的に警備モードに切り替わる。ここで所定時間としては、暗証番号を入力した操作者が、入力後に監視領域の外に出るのに必要な時間が想定されている。暗証番号を入力した操作者が監視領域に出るまでに、赤外線センサ10が当該操作者を検知したり、当該操作者による扉の開閉を開閉センサ10が検知したのを、侵入者であると判断して誤って警報を出力するのを防ぐためである。その後、警備モードにおいて各種防犯センサ10が異常を検知すると、警備装置71は、制御部714が通報部713に対して監視センタ3に通信回線2を介して警報を送出させるよう制御する。なお、警報装置71は警備モードにおいて各種防犯センサ10が異常を検知してもすぐには監視センタ3に警報を送出せず、所定時間後に送出するよう制御部714を制御する。所定時間とは、正規の入室者が監視領域の外からテンキー721に辿り着いて暗証番号入力操作を終了するのに十分な時間である。すなわち、正規の入室者が暗証番号を入力するまでの間に、当該入室者による扉の開閉を開閉センサ10が検知したり、赤外線センサ10が当該入室者を検知したのを、侵入者であると判断して誤って警報を出力するのを防ぐためである。そして、警報装置71は、各種防犯センサ10が異常を検知してから所定時間以内にテンキー721による暗証番号の入力がなかった場合、制御部714が通報部713に対して監視センタ3に通信回線2を介して警報を送出させるよう制御する。警備解除モードにおいては、各種センサ10が異常を検知しても、監視センタ3に送信されないよう、制御部714は切替部711を制御する。切替部711は、例えば、リレー接点を開くことによって、検出された異常を監視センタ3に通報しないようにして警備解除モードとする。
【0007】
ところで、上述した警備システムでは、警備解除モードから警備モードへの切り替え時に、正当な入館者が所定の時間以上警備領域にとどまったために、正当な入館者でないと判断される場合がある。例えば、暗証番号を入力した後に、忘れ物に気付いて取りに行った結果、所定時間を経過して警備モードが警備状態に切り替ってしまう場合である。この場合、正当な入館者であるにもかかわらず、警備装置1は侵入者と判定して警報を誤送信して、監視センタ3からの連絡により警備員が急行して無駄な人手を要するという問題があった。
【0008】
例えば特許文献1の発明の警備システムでは、一定時間T1後に警備モードに切り替わる警備システムにおいて、リモートスイッチを操作することによって、T1時間内において警備モードのままであってもT1時間より短いT2時間において扉を開くことができ、警報動作を停止させて退出できる。しかし、この場合でも、T1時間内で警備状態に切り替わった状態で扉が開いたときに、警備領域内に忘れ物などを取りに戻った場合、戻った状態でT1時間が経過してしまうと、正規の入館者であっても侵入者であると判定されて誤った警報が送信される。そのため、同号公報の発明による警備システムにおいては、ちょっとした忘れ物を取りに戻るために、簡便な操作によって警備モードを解除したり警備モードへの移行を遅らせることができなかった。
【0009】
【特許文献1】
特開昭61−169996号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような警報の誤送信を防ぐためには、一度、監視領域の外に出て警備モードが警備状態に切り替わるのを待って、改めて警備領域に入り、暗証番号を入力して警備モードを警備解除モードに切り替えれば、監視領域内に何かを取りに戻ったとしても、警報の誤送信を防ぐことができる。しかし、ちょっとした忘れ物を取りに戻るためにわざわざ監視領域から退出して、警備装置を警備モードに切り替えて、室内に取りに戻ってから再度テンキーで暗証番号を入力して警備解除モードにする操作は、非常に煩雑であるという問題点があった。
【0011】
本発明は以上の問題に鑑みてなされ、その目的は、警備状態を警備モードに切り換える操作をしたあと、警備上の安全性を保ちながら簡易な操作によって警備モードを解除でき、あるいは警備モードへの移行を一時的に停止し、延長して正当な入館者が所定の時間滞在しても侵入者と判定しないようにして、警報が誤送信され無駄な警備員の急行を防ぐことができる警備装置および警備方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、監視対象の警備領域における異常を検知する検知手段に接続され、前記検知手段によって前記警備領域における異常を検知したときに警報を監視センタに通報する警備装置であって、前記警備状態を、異常を検知すると前記監視センタに通報する警備モードと、異常を検知しても警報を前記監視センタに通報しない警備解除モードとの間で切り替える切替手段と、暗証情報を入力させるとともに、前記切替手段による警備状態の切り替え動作の禁止指定を入力させる操作手段と、前記操作手段に入力された暗証情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、前記照合手段による照合時点からの経過時間を計時する計時手段と、入力された前記暗証情報が、前記照合手段によって正当であると判断された照合時点からの前記経過時間が、所定の第1のタイマ時間を越える場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えさせ、前記第1のタイマ時間より短く前記照合時点から計時された第2のタイマ時間内に、前記操作手段からの前記禁止指定の入力を受け付けた場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えることを禁止させるよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする警報装置である。
【0013】
この請求項1の発明によれば、入力された暗証情報が照合されてから、第1のタイマ時間経過後に、警備が警備解除状態から警備状態に切り替わる警備装置であって、第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間内に、禁止指定の入力を受け付けた場合、警備を警備解除状態から警備状態へ切り替えることを禁止する。それ故、警備装置の警備状態への切り替えを簡易な操作によって禁止できるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できる。
【0014】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の警備装置において、前記制御手段は、前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了以前に、前記操作手段からさらに入力された暗証情報が前記照合手段によって正当と判断された場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替える動作を禁止させるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0015】
この請求項2の発明によれば、請求項1に記載の作用に加えて、第2のタイマ時間終了から第1のタイマ時間の終了までの間に、再び暗証情報が入力されて照合されたならば、警備を警備解除状態から警備状態へ切り替わることを禁止できる。それ故、警備装置の警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できる。
【0016】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の警備装置において、前記操作手段は、テンキーを含むことを特徴とする警備装置である。
【0017】
この請求項3の発明によれば、テンキーによる暗証情報を設定できるので、利便性と安全性が高い警備装置を提供できる。
【0018】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の警備装置において、前記操作手段は、単一のキーを含むことを特徴とする警備装置である。
【0019】
この請求項4の発明によれば、警備状態に切り替えた直後において警備状態を解除するときは、単一のキーによる簡単な操作によって入力できるので、利便性と安全性が高い警備装置を提供できる。
【0020】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の警備装置において、前記制御手段が、前記第1のタイマ時間終了内において、前記操作手段から所定の延長入力を受け付けた場合、前記第1のタイマ時間終了後さらに第3のタイマ時間を延長した後に、前記警備状態を警備モードへ切り替えさせるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0021】
この請求項5の発明によれば、第1のタイマ時間終了内に入力すればさらに第3のタイマ時間だけ延長できる。それ故、警備解除状態を延長して、その後警備状態に切り替わるので、監視領域にさらなる時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できる。
【0022】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の警備装置において、前記操作手段は、前記延長入力を行うテンキーを含むことを特徴とする警備装置である。
【0023】
この請求項6の発明によれば、数字キーを含む操作手段であるので、暗証情報を設定でき、利便性と安全性の高い警備装置を提供できる。
【0024】
また、請求項7にかかる発明は、監視対象の警備領域における異常を検知する検知手段に接続され、前記検知手段によって前記警備領域における異常を検知したときに警報を監視センタに通報する警備装置であって、前記警備状態を、異常を検知すると前記監視センタに通報する警備モードと、異常を検知しても警報を前記監視センタに通報しない警備解除モードとの間で切り替える切替手段と、描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力させる表示入力手段と、前記表示入力手段に、暗証情報を指定入力させる入力指示情報、および前記切替手段による警備状態の切り替え動作の禁止指定を入力させる禁止指示情報を表示させる表示手段と、前記表示入力手段に表示された前記入力指示情報から入力された前記暗証情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、前記照合手段による照合時点からの経過時間を計時する計時手段と、入力された前記暗証情報が、前記照合手段によって正当であると判断された照合時点からの前記経過時間が、所定の第1のタイマ時間を越える場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えさせ、前記第1のタイマ時間より短く前記照合時点から計時された第2のタイマ時間内に、前記禁止指示情報からの前記禁止指定の入力を受け付けた場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備に切り替えることを禁止させるよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする警報装置である。
【0025】
この請求項7の発明によれば、表示入力手段に表示された入力指示情報から入力された暗証情報が照合されてから、第1のタイマ時間経過後に、警備が警備解除状態から警備状態に切り替わる警備装置であって、第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間内に、表示入力手段に表示された禁止指示情報からの入力を受け付けた場合、警備を警備解除状態から警備状態へ切り替えることを禁止する。それ故、警備装置の警備状態への移行を簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0026】
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の警備装置において、前記制御手段は、前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了以前に、前記表示入力手段に表示された前記入力指示情報から入力された暗証情報が、前記照合手段によって正当と判断された場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替える動作を禁止させるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0027】
この請求項8の発明によれば、請求項7に記載の作用に加えて、第2のタイマ時間終了から第1のタイマ時間の終了までの間に、再び暗証情報が表示入力手段に表示された入力指示情報から入力されて照合手段によって照合されたならば、警備を警備解除状態から警備状態へ切り替わることを禁止できる。それ故、警備装置の警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0028】
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の警備装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段が、最初の前記暗証情報入力以前の警備解除モードにおいては前記入力指示情報としてテンキーを表示させ、前記第2のタイマ時間内においては、前記入力指示情報の表示に代えて、前記禁止指示情報を表示させ、前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了までは、前記禁止指示情報の表示に代えて、前記入力指示情報を表示させるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0029】
この請求項9の発明によれば、表示入力手段は、警備解除状態においてはテンキーを、第2のタイマ時間内においてはテンキーの表示に代えて禁止キーを、第2のタイマ時間経過後第1のタイマ時間終了までは禁止キーの表示に代えて再びテンキーを、表示する。それ故、すぐに必要な指定を入力させることができる画面を表示するので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0030】
また、請求項10にかかる発明は、請求項8または9に記載の警備装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、前記第1のタイマ時間終了内において入力が受け付られた場合、前記制御手段が前記切替手段に対して前記警備状態を警備解除モードから警備モードへ移行禁止する期間を、前記第1のタイマ時間の後さらに第3のタイマ時間だけ延長させる延長指示情報を、表示するよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0031】
この請求項10の発明によれば、第1のタイマ時間終了内に、表示入力手段に表示された延長指示情報から入力されればさらに警備状態を警備モードへ移行する時間を第3のタイマ時間だけ延長できる。それ故、警備解除モードを延長して、その後警備モードに切り替わるので、監視領域にさらに所定の時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備える警備装置を提供できる。
【0032】
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載の警備装置において、前記制御手段は、前記延長指示情報が前記第2のタイマ時間以降第1のタイマ時間終了までの時間に入力されて、さらに前記入力指示情報から暗証情報が入力され、入力された前記暗証情報が前記照合手段によって正当と判断された場合にのみ、前記切替手段に対して前記警備状態の警備モードへの移行を前記第3のタイマ時間だけ延長するよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0033】
この請求項11の発明によれば、第2のタイマ時間経過後第1のタイマ時間終了内に、表示入力手段に表示された入力指示情報からさらに入力された暗証情報が正当と照合された場合、警備状態を警備モードへ移行する時間が第3のタイマ時間だけ延長できる。それ故、警備解除モードを延長して、その後警備モードに切り替わるので、監視領域にさらに所定の時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備える警備装置を提供できる。
【0034】
また、請求項12にかかる発明によれば、請求項10または11に記載の警備装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、最初に前記入力指示情報から前記暗証情報が入力された場合、前記表示入力手段には、前記禁止指示情報および延長指示情報のうちいずれか1つを選択させて入力を受け付ける選択指示情報が表示されるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0035】
この請求項12の発明によれば、最初に暗証情報が入力されて照合された場合、表示入力手段上の表示から、警備状態への移行を禁止するか延長するのかを簡易に視認し選択して入力できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0036】
また、請求項13にかかる発明は、請求項10〜12のうちいずれか1つに記載の警備装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、最初の前記暗証情報の入力以前の期間、最初の前記暗証情報の入力後第2のタイマ時間内の期間、前記第2のタイマ時間終了後から前記第1のタイマ時間終了時までの期間、前記第1のタイマ時間終了時から第3のタイマ時間終了時までの期間、および前記第3のタイマ時間終了時以降の期間のうち、少なくとも1つの期間において、前記表示入力手段における表示色を、異なる色で表示するよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0037】
この請求項13の発明によれば、最初に暗証情報が入力された場合、表示入力手段は、最初の暗証情報の入力後第2のタイマ時間内の期間、第2のタイマ時間終了後から第1のタイマ時間終了時までの期間、および第1のタイマ時間終了時から第3のタイマ時間終了時までの期間のうち少なくとも1つの期間において、表示手段の表示色を、最初の暗証情報の入力前と異なる色で表示する。それ故、表示手段に表示された色によって、警備状態の変化を認識することができるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0038】
また、請求項14にかかる発明は、請求項10〜13のいずれか1つに記載の警備装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、前記第1のタイマ時間までの残り時間、前記第2のタイマ時間までの残り時間、および前記第3のタイマ時間までの残り時間から選択される1つ以上を表示する時間表示情報を表示させるよう制御することを特徴とする警備装置である。
【0039】
この請求項14の発明によれば、表示入力手段は、第1のタイマ時間までの残り時間、第2のタイマ時間までの残り時間、および第3のタイマ時間までの残り時間から選択される1つ以上を表示する時間表示情報を表示する。それ故、警備状態が変化する時点までの残り時間を表示させることができるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できる。
【0040】
また、請求項15にかかる発明は、暗証情報の入力が正当であるか否かを照合する照合ステップと、前記照合ステップによって照合された時点から計時開始するステップと、所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行う警備設定ステップと、前記照合時点から計時されて、前記第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に、所定の入力を検知した場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止する第1の切替禁止ステップと、前記第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、前記暗証情報がさらに入力されて正当と判断された場合、前記警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する第2の切替禁止ステップと、を含むことを特徴とする警備方法である。
【0041】
この請求項15の発明によれば、暗証情報の入力が正当であるか否かを照合し、照合された時点から計時を開始し、所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行って、第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に所定の入力を検知した場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止し、かつ第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、暗証情報がさらに入力されて正当と判断された場合、警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する。それ故、警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い警備方法を提供できる。
【0042】
また、請求項16にかかる発明は、暗証情報を指定入力させ、かつ指示操作の指定を入力させる入力指示情報を表示する指示情報表示ステップと、前記入力指示情報が入力させた前記暗証情報が正当であるか否かを照合する照合ステップと、前記照合ステップによって照合された時点から計時開始する計時ステップと、所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行う警備設定ステップと、前記照合時点から計時されて、前記第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に、前記入力指示情報に所定の入力がなされた場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止する第1の切替禁止ステップと、前記第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、前記暗証情報がさらに入力されて正当と判断された場合、前記警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する第2の切替禁止ステップと、を含むことを特徴とする警備方法である。
【0043】
この請求項16の発明によれば、暗証情報を指定入力させ、かつ指示操作の指定を入力させる入力指示情報を表示し、入力指示情報が入力させた暗証情報が正当であると照合された時点から計時を開始し、所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行って、第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に入力指示情報から所定の入力を検知した場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止し、かつ第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、入力指示情報から入力された暗証情報が正当と判断された場合、警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する。それ故、警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い入力指示情報を表示した警備方法を提供できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警備装置および警備方法の好適な実施の形態1および2を詳細に説明する。
【0045】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1による警備装置の構成を説明するブロック図である。警備装置1は、センサ10、切替部11、タイマ12、通報部13、制御部14、照合部15、記憶部16、エラーメッセージ出力部17、および操作部20を備えて、公衆回線2を介して監視センタ3に接続されている。操作部20はテンキー21,禁止キー22、および延長キー23を備える。センサ10は、人間の体温を赤外線で検出する赤外線センサ、および扉の開閉を検出する開閉センサを含む警備状態の異常を検出する各種センサである。
【0046】
切替部11は、警備装置1の警備状態を、警備モードおよび警備解除モードの間で切り替える。具体的には、例えば、リレー接点の開閉によって、センサ10の信号を通報部13に送出する制御を行う。それにより、警報状態を警備モードと警備解除モードとの間で切り替えることができる。タイマ12は、所定の経過時間を計測する。通報部13は、センサ10によって検出された各種の異常を監視センタに通報する。
【0047】
照合部15は、テンキー21から受け付けた入力信号が暗証番号と一致するか否かを照合する。記憶部16にはあらかじめ正規の暗証番号が記憶されている。照合部15は、記憶部16にアクセスし、受け付けた入力信号を記憶された正規の暗証番号と照合して判定する。照合部15が、一致したと判定したときは、照合信号を出力する。一致しなかったと判定した場合はエラー信号を出力する。エラーメッセージ出力部17は、照合部15によって出力されたエラー信号を受信して、エラーメッセージを出力する。
【0048】
操作部20の禁止キー22は、警備モードへの移行を禁止する禁止指定のために押下されるものである。操作部20の延長キー23は、警備モードへの移行を一時的に延長する延長指定のために押下されるものである。ここで、本発明における第1のタイマ時間は1分であり、第2のタイマ時間は10秒であるとして説明する。
【0049】
照合信号を受信した制御部14は、切替部11に対して、切り替え停止設定や延長設定が成されない限り、1分後に警備状態を警備解除モードから警備モードに切り換えさせる。
【0050】
ここで、暗証番号の入力から10秒以内においては、禁止キー22、例えば、テンキー21の予め設定した任意の数字キー(例えば数字の1を示すキー)の押下によって生成された信号を、制御部14が受信したときは、制御部14は、上記の1分後に警備状態を警備モードに切り替える設定をキャンセルする。
【0051】
ここで、警備解除モードは、切替部11が通報部13と通信回線2とのリレー接続の接点を開にして、センサ10の検知した異常信号を監視センタ3に通報できないようにすることによって実現できる。また、警備モードは、切替部11が通報部13と通信回線2とのリレー接続の接点を閉にして、センサ10が検知した異常信号を監視センタ3に通報できるようにすることによって実現できる。
【0052】
また、10秒以降1分以内においては、正当な暗証番号がテンキー21から入力されたことを上記と同様に照合部15が判定した場合、同様に、切替部11が警備状態を警備モードに切り替える設定をキャンセルすることによって、警備モードへの移行を禁止することができる。
【0053】
図2は、実施の形態1による警備装置の動作を説明するタイムチャートである。タイムチャート▲1▼〜▲4▼の開始はすべて、テンキー21から受け付けられた暗証番号の入力信号が、照合部15によって正当であると判定された時点である。
【0054】
タイムチャート▲1▼は、暗証番号が正当と照合されてから、警備装置1の操作部20から、入力信号が検出されなかった場合である。この場合、最後に部屋を出る操作者は、警備装置1のテンキー21から暗証番号を入力して、それが正当と判定され、その後何事もなく部屋を退出した場合である。この場合、1分(T1時間)後に、警備モードに切り替わり警備状態が開始する。
【0055】
タイムチャート▲2▼は、暗証番号が照合されてから10秒(T2時間)以内に、操作者が禁止キー22を押下した場合である。禁止キー22による入力が制御部14によって検出され、警備モードへの切り替えがキャンセルされて、1分経過した後も警備状態が開始しない。
【0056】
タイムチャート▲3▼は、暗証番号が照合されてから、10秒以降1分以内の間に禁止キー22が押され、禁止キー22からの入力のみが検知された場合である。この場合、警備モードへの移行はキャンセルされずに、1分後から警備モードに切り替わる。
【0057】
タイムチャート▲4▼は、10秒以降1分以内に暗証番号が入力されて、入力された暗証番号による信号を受信した照合部15が、記憶部16に記憶された正当な暗証番号と照合して正当であると判定した場合である。この場合は1分後に警備モードへ切り替わる設定はキャンセルされ、警備解除モードがそのまま持続する。
【0058】
図3は、実施の形態1による警備装置が警備モードへの移行を停止する手順を示すフローチャートである。警備装置1は先ず、監視領域内に正当な入館者がいて、警備状態は警備解除モードが設定されている。そして、制御部14は、操作部20のテンキー21からの入力を待ち受け状態にある(ステップS301)。操作者は、監視領域から最後に退出するときに、操作部20のテンキー21から暗証番号を入力する。テンキー21を介して入力された暗証番号の信号は、制御部14に送信され、制御部14は、受信した入力信号を照合部15に送信する。入力信号を受信した照合部15は、記憶部16にアクセスして、あらかじめ記憶された正規の暗証番号を読み出して、入力信号と比較する(ステップS302)。
【0059】
照合部15が、入力信号が正当な暗証番号であると判断すると(ステップS302のYes)、正当であるとの照合信号を制御部14に送信する。照合信号を受信した制御部14は、タイマ12に対して、経過時間の計測を開始させる(ステップS303)。照合部15が正当でないと判断した場合(ステップS302のNo)、照合部15は、エラーメッセージをエラーメッセージ出力部17に出力させて(ステップS304)、終わる。
【0060】
次に制御部14は、経過時間が10秒(T2時間)内であるか否かを判定する(ステップS305)。10秒以内の場合(ステップS305のYes)、制御部14は、操作部20の禁止キー22からの入力信号を待ち受ける(ステップS306)。そして、禁止キー22からの入力を検出した場合(ステップS306のYes)、制御部14は、切替部11に対して、通報部13と通信回線2とのリレー接点をT1時間後も引き続き開になるように設定することによって、警備モードへの移行を停止する(ステップS307)。一方、T1時間内であって、禁止キー22からの入力を検出しない場合は、待ち受け状態を持続する(ステップS306のNo)。
【0061】
そして、制御部14が、タイマによる計測が10秒を超えたと判定した場合(ステップS305のNo)、禁止キー22からの入力を待ち受けることをせず、経過時間が1分を越えたかどうかを判定する(ステップS308)。経過時間が1分以内と制御部14が判断すれば(ステップS308のYes)、制御部14はテンキー21からの入力を待ち受ける(ステップS309)。一方、制御部14が、経過時間が1分を超えたと判定した場合(ステップS308のNo)、制御部14は、切替部11に対して警備モードに切り替えさせる(ステップS310)。
【0062】
制御部14が、テンキー21からの入力の待ち受け状態において、テンキー21からの入力を検出すると(ステップS309のYes)、入力信号を照合部15に送信し、照合部15は記憶部16にあらかじめ記憶された正規の暗証番号と比較判定する(ステップS311)。照合部15が、入力信号による暗証番号が正当であると判定した場合(ステップS311のYes)、制御部14は、切替部11に対して通報部13と通信回線2とのリレー接点を閉にしないように設定することによって、1分経過後も警備モードへの移行を禁止する(ステップS307)。
【0063】
一方、制御部14がテンキー21からの入力を検出しない場合は(ステップS309のNo)、そのまま1分間経過するまで待ち状態を持続し(ステップS308)、そのまま経過すれば、警備モードに切り替わる(ステップS310)。また、暗証番号が正当でないと判定された場合(ステップS311のNo)、エラーメッセージ出力部17に、暗証番号が正当でない旨のエラーメッセージを出力させて(ステップS312)、1分間経過するまでは暗証番号入力の待ち受け状態を持続する(ステップS308および309)。
【0064】
このように、操作者が暗証番号を入力してそれが正当と判定されてから10秒以内においては、禁止キー22、例えば所定のテンキーの1つを押下するだけで警備モードへの切り替えをキャンセルできる。また、10秒以降1分以内においては、正当な暗証番号を入力すれば、警備モードへの切り替えをキャンセルできる。
【0065】
このような構成によって、例え侵入者が近くに隠れていて、操作者が退室する際に暗証番号を入力して警備モードへの移行設定を行い、その後、簡単な禁止キー22による警備モード移行を停止し、その後また警備モードへの移行を設定してその場を離れたとしても、離れた後は一般には10秒以上経過しているので、侵入者は簡単な禁止キー22では警備モードへの移行を停止できず、暗証番号の入力が必要となる。それ故、正当な入室者にとっては簡易な操作によって警備の安全性を維持しながら警備状態をキャンセルできる警備装置を提供できるので、警報の誤送信を防ぐことができて、監視要員の急行などの無駄な人手を省くことができる。
【0066】
ここで、10秒以内において押下する禁止キー22の操作数は、最初に警備モードへの移行を設定するための暗証番号による操作数以下であることが望ましい。警備モードへの移行を設定した直後には、簡易な操作で警備モードへの移行設定をキャンセルできるからである。
【0067】
また、10秒以後1分以内に再び入力する暗証番号は、最初に警備モードへの移行設定に用いる暗証番号と異なるものであっても良い。それにより、警備モードへの移行開始のための暗証番号と、移行停止のための暗証番号を異ならせることによって、より安全性を確保できるからである。
【0068】
また、警備モードへの移行を停止するための暗証番号による操作数は、10秒以内に入力する禁止キー22による操作数以上であることが望ましい。警備モードへの移行設定直後の停止操作よりも、時間が経過したときの停止操作が複雑になることによって、より安全性が確保できるからである。
【0069】
即ち、最初に暗証番号を入力して警備モードを設定した直後(10秒以内)は、操作者がまだ警備装置1の近くにいるため、前述のような隠れていた侵入者が現れて禁止キーを押すという問題が発生しにくいため、数の少ないキーあるいは単純な例えば任意の数字キーの押下のみで警備状態への移行をキャンセルしても問題は少ない。そして、操作者が退室したあとに隠れていた侵入者が出てきて禁止キーを押下しても、警備モードへの移行停止のためには暗証番号の押下が必要となってしまっているので、安全性を確保できる。こうして、簡易な操作性と警備上の安全性を確保して警備モードへの移行を停止できる警備装置が提供できる。
【0070】
ここで、禁止キーとしては、上記の例のようにテンキーから所定のキーを選択して構成する代わりに、別途所定の押釦を設けることが可能である。警備状態の切り替えを行う釦を別途用意することで、所定のテンキー番号を覚える必要がなくなるからである。また、別途、押釦が存在することで、押し間違いを避けることができる。また、別途設ける押釦は、複数個から選択するように構成しても良い。
【0071】
(実施の形態1による警備装置の変形例)
ここで、操作部20にさらに延長キー23を設けて、警備状態への移行を延長できる延長モードを考えることができる。既述の実施の形態1においては、最初に暗証番号を入力して正当と判定された時点(すなわち図2のタイムチャートの開始時点)から1分経過後に、警備状態への移行が設定されるのであるが、本変形例においては、開始後10秒以内に、延長キー23が押下されれば、警備モードに切り替わるまでの時間をさらに所定の時間T3だけ、延長する構成とする。
【0072】
また、10秒以降1分以内においては、延長キー23が押下されて、かつ、再び暗証番号が入力されて正当な暗証番号であると照合された場合も、警備モードへと移行する予定である1分(T1)経過の後に、所定の時間T3だけ警備モードへ移行することを停止して、警備モードへの移行を延長する延長モードとする。
【0073】
これにより、警備モードを解除するほどではないが、少しの時間だけ監視領域にとどまりたい場合には、警備モードに切り替える時間を遅らせることによって、侵入者と判定されずにとどまることができる時間を延長することができる。そして、正規の入室者が遅れて退出することによって侵入者と判定されて、警報が監視センタ3に誤送信されて警備員が急行して無駄な人手がかかる事態を防ぐことができる。
【0074】
図4は、実施の形態1による警備装置の変形例の動作を示すタイムチャートである。タイムチャート▲1▼〜▲3▼は、計時開始時刻は最初に入力された暗証番号が照合部15によって正当な暗証番号であると判定された時点である。
【0075】
タイムチャート▲1▼では、10秒以内に延長キー23が押下されず、かつ、10秒以後1分以内において延長キー23が押下されなかったか、あるいは延長キー23が押下されたとしても引き続き正当な暗証番号が1分以内に押下されなかった場合である。この場合は、実施の形態1と同様に、1分経過後に、警備装置1は警備モードに切り替わる。
【0076】
タイムチャート▲2▼においては、開始後10秒以内に禁止キー23が押下された場合である。この場合、所定の1分経過後にさらに所定のT3時間だけ警備モードへの切り替えが延長される。
【0077】
タイムチャート▲3▼は、開始後10秒以後1分以内に、延長キー23および暗証番号が入力されて正当な暗証番号であると判定された場合である。この場合、所定の1分経過後にさらに所定のT3時間だけ警備モードへの切り替えが延長される。
【0078】
図5は、実施の形態1による警備装置の変形例による手順を示すフローチャートである。操作者は、監視領域から最後に退出するときに、警備装置1のテンキー21から暗証番号を入力する。制御部14が、暗証番号の入力信号を照合部15に照合させてタイマ12によって計時開始させるところまでは、実施の形態1による警備装置の手順を示した図3(ステップS303)と同じであるので説明を省略して、それ以後について説明する。
【0079】
制御部14は、タイマ12による経過時間を計測しながら、経過時間がT2時間である10秒以内であるか否かを判定する(ステップS504)。経過時間が10秒以内の場合は(ステップS504のYes)、操作部20の延長キー23からの入力信号を待ち受ける(ステップS505)。そして、制御部14が延長キー23からの入力信号を検出した場合(ステップS505のYes)、制御部14は、切替部11に対して、通報部13と通信回線2とのリレー接点をT1時間経過後も引き続き開になるように設定することによって、警備モードへの移行を停止する(ステップS506)。さらに、制御部14は、タイマ12による経過時間の計時が、T1+T3を経過したか否かを判定する(ステップS507)。経過していれば(ステップS507のYes)、制御部14は、切替部11に対して、通報部13と通信回線2とのリレー接点を閉にすることによって、警備モードへと切り替える(ステップS508)。
【0080】
こうして、T2時間内に延長キー23の入力を制御部14が検出することによって、警備装置1が警備モードに移行する時間をT1時間に加えて、T3時間延長することができる。ここで、T1時間は1分、T3時間は2分とする。その場合、警備モードに移行するまでには、最初の1分に加え、さらに2分だけ延長される。
【0081】
一方、延長キー23からの入力を10秒間、検出しない場合(ステップS504のNo)、経過時間が1分内であるか否かを判定する(ステップS509)。経過時間が1分以内であれば、制御部14は、延長キー23からの入力の検出およびテンキー21から両方の入力を待ち受ける(ステップS510)。ここで、制御部14が、延長キー23からの入力およびテンキー21からの入力の少なくとも1つを検出せずに(ステップS510のNo)1分以上経過した場合(ステップS509のNo)、制御部14は、切替部11に対して、通報部13と通信回線2とのリレー接点を閉にすることによって、警備モードへ移行させる(ステップS508)。
【0082】
経過時間が1分以内に制御部14が、延長キー23からの入力信号およびテンキー21からの入力信号の両方を検出した場合(ステップS510のYes)、テンキーからの入力があらかじめ記憶部16に記憶された正規の暗証番号と一致するか否かを、照合部15に照合させる(ステップS511)。正規の暗証番号であると判定された場合(ステップS511のYes)、制御部14は、切替部11に対して通報部13と通信回線2とのリレー接点を閉にしないように設定する(ステップS506)。そして、計時時間の判定によりステップS508および509で説明したように、1分経過後、所定のT3時間だけ延長して(ステップS507)後、警備モードへ移行する(ステップS509)。
【0083】
また、照合部15が、テンキー21からの入力による暗証番号が正当でないと判定した場合(ステップS511のNo)、照合部15は、暗証番号が正当でないとのエラーメッセージを出力部17に出力させて(ステップS512)、さらに、延長キー23およびテンキー21からの入力の待ち受け状態を、1分経過するまで持続する(ステップS509およびS510)。
【0084】
このように、操作者が暗証番号を入力してそれが正当と判定されてから10秒以内においては、延長キー23、例えば所定のテンキーの1つを押下するだけで警備モードへの切り替えを1分経過後も所定時間(2分間)だけ延長できる。また、10秒以降、1分以内においては、延長キー23およびテンキー21から暗証番号を入力すれば同様に警備モードへの移行を延長することができる。
【0085】
このような構成によって、操作者が暗証番号を入力して警備モードへの移行設定を行い、そのT1時間以内(この場合10秒以内)に、延長キー23を押下することによって警備モードへの移行を所定のT3時間だけ延長できる。そして、10秒以後1分までの期間であれば、延長キー23かつテンキー21からの正当な暗証番号入力という、より複雑な操作によって、警備モードへの移行を延長できる。
【0086】
このような構成によって、警備モードへの移行を解除するほどではなくても、少しの時間だけ移行を延長したい場合に、時間の経過とともに簡易な操作から、より複雑な操作を課すことによって、警備モードへの移行延長を設定することによって、例え、延長操作時に侵入者が隠れていたとしても、操作直後には侵入者は隠れているので暗証番号を盗むことができないため、正規の入室者にとっては簡易な操作により、そして侵入者にとっては複雑な操作が必要になるため、簡易な操作でありながら高い安全性を維持できる警備モードへの時間延長が可能な警備装置を提供できる。
【0087】
ここで、10秒以内において押下する延長キー23の操作数は、最初に警備モードへの移行を設定するための暗証番号による操作数以下であることが望ましい。警備モードへの設定直後には、簡易な操作で警備モードへの延長ができるためである。
【0088】
また、10秒以後1分以内に再び入力する暗証番号は、最初に警備モードへの移行設定に用いる暗証番号と異なるものであっても良い。それにより、警備モードへの移行開始の暗証番号と、移行を延長するための暗証番号とを異ならせることによって、より安全性を確保できるからである。
【0089】
また、警備モードへの移行を延長するための暗証番号による操作数は、10秒以内に入力する延長キー23による操作数以上であることが望ましい。警備モードへの移行設定直後の延長のための操作よりも、時間がたったときの延長のための操作を複雑にすることによって、より安全性を確保することができるからである。
【0090】
すなわち、最初に暗証番号を入力して警備モードを設定した直後(10秒以内)は、操作者がまだ警備装置1の近くにいるため、前述のような侵入者が現れてキーを押すという問題が発生しないため、数の少ないキーあるいは単純な、例えば任意の数字キーの押下のみで警備モードへの切り替えを延長しても問題は少ない。このように構成することによって、安全性を確保しつつ、簡便な操作性を確保した警備装置が提供できる。
【0091】
ここで、延長キーとしては、上記の例のようにテンキーから所定のキーを選択して構成する代わりに、別途所定の押釦を設けることが可能である。警備状態の切り替えを行う釦を別途用意することで、所定のテンキー番号を覚える必要がなくなるからである。また、別途押釦が存在することで、押し間違いを避けることができる。また、別途設ける押釦は、複数個から選択するように構成しても良い。
【0092】
このような構成によって、警備モードへの移行を解除しなければならない期間ほどは、監視領域に滞在しないが、しかし、例えば忘れ物を机の上から取って鞄に入れて帰るくらいの多少の時間延長して滞在した後に、警備モードに自動的に移行してほしいときなどは、延長キー23が有効に利用できる。また、10秒以降1分以内の時点では、安全のため延長キー23と暗証番号とを併用する。ここで、10秒以降1分以内においては、延長キー23の押下と暗証番号の入力は、その順番を変えることができる。
【0093】
(実施の形態2)
実施の形態2による警備装置は、表示手段として液晶タッチパネルを用い、テンキー、禁止キー、および延長キーを液晶タッチパネルに表示し、操作者がタッチすることによって入力する点が、実施の形態1による警備装置と異なる。また、各キーをタッチして入力したときに、警備状態への移行段階の表示をそれぞれ変化させながら、液晶タッチパネル上で表示することができる。
【0094】
図6は、実施の形態2による警備装置を示すブロック図である。実施の形態1と同じ構成については説明を省略し、異なった構成について説明する。実施の形態2による警備装置61は、実施の形態1による警備装置において備えていたテンキー45、禁止キー46、および延長キー23の代わりに、表示制御部61、液晶タッチパネル63、およびタッチ検出部62を備える。
【0095】
ここで、表示制御部61は、液晶タッチパネル63に対して、実施の形態1による警備装置が備えていたテンキー45、禁止キー46、および延長キー23に代わって、タッチ操作によって入力する液晶タッチパネル上に表示されるそれぞれのキーを表示するように制御する。
【0096】
ここで制御部14は、警備装置61が動作を開始した時点、および切替部11を制御して警備状態を切り替えた場合、その警備状態を記憶部16に記憶させ、そして、必要なときに記憶部16にアクセスして、警備状態を読み込んで警備装置61の警備状態を読み出して判定するものである。制御部14は、読み出した警備装置61の警備モードを表す信号を、表示制御部61に送信し、受信した表示制御部61は、警備モードを表す信号により、警備状態の表示および、各種キーなど表示画面を液晶タッチパネル63上に表示させる。液晶タッチパネル63は、本発明の表示入力手段を構成する。
【0097】
図7は、実施の形態2による警備装置の液晶タッチパネルの一例を示す図である。この例では、液晶タッチパネル63には、テンキー45、禁止キー46、延長キー47、残り時間カウンター48、選択表示49、および警備状態表示50が表示される。警備状態表示50には、警備モードであることを表す警備の表示51、および警備解除モードであることを表す警備解除の表示52が、表示される。図7においては、警備表示51と警備解除表示52とが並列して描かれているが、各モードの状態の時は該モードが反転されるなど強調されて表示されて、区別されることが望ましい。液晶タッチパネル63上の各キーがタッチされると、タッチ検出部62は、各キーのタッチを検出し、表示制御部61に信号を送信する。
【0098】
以下の実施の形態2においては、警備状態の変化に応じて液晶タッチパネル63の表示が変化する構成として説明する。ここでも、本発明における第1のタイマ時間は1分とし、第2のタイマ時間は10秒であるとして説明する。
【0099】
警備装置61が動作を開始すると、制御部14は記憶部16に対して警備装置61の警備状態を問い合わせる。記憶部16から得られた警備状態についての情報に基づき制御部14は、表示制御部61に対して、警備モードである場合は警備モード信号を、警備解除モードである場合は警備解除モード信号を送信する。表示制御部61は警備モード信号を受信した場合、液晶タッチパネル63に対して、警備モードの画面(後述)を表示させ、警備解除信号を受信した場合は、警備解除モードの画面(後述)を表示させる。
【0100】
図8は、実施の形態2による警備装置の動作を示すフローチャートである。警備装置61のある警備領域には、正規の入室者がいて、全員が退出して警備解除モードから警備モードに切り替えるところである。現在、制御部14は、監視領域が警備解除モードであると判定して、表示制御部61は警備解除モードの画面を、液晶タッチパネル63上に表示させている。そして、制御部14は液晶タッチパネル63上のテンキー45からの入力を待ち受け状態にある(ステップS801)。
【0101】
図9は、実施の形態2による警報装置のタッチパネルの他の例を示す図である。この例では、操作者の操作によって、タッチパネル上の表示が変化していく。図9の(a)は、通常の警備解除モードでの表示画面である。
【0102】
警備解除モードにある警備装置61のテンキー45から、タッチによって入力されると、入力信号をタッチ検出部62が検出し、制御部14に送信する。制御部14がテンキー45からの入力を検知すると(ステップS801のYes)、入力信号を照合部15に送信し、受信した照合部15は記憶部16にアクセスしてあらかじめ記憶された正当な暗証番号を読み出し、一致するかどうかを判定する(ステップS802)。暗証番号が一致した場合は、正当な暗証番号が入力されたとして、照合信号を制御部14に送信する(ステップS802のYes)。照合信号を受信した制御部14は、タイマ12に、経過時間の計時を開始させる(ステップS803)。
【0103】
照合部15は、暗証番号が一致しないと判定したときは(ステップS802のNo)、エラー信号をエラーメッセージ出力部17に送信し、エラーメッセージ出力部17は、「暗証番号が誤りです」というエラーメッセージを液晶タッチパネル63に表示させる(ステップS804)。図9の(b)に、暗証番号が一致しない場合のエラーメッセージの表示の例を示す。
【0104】
タイマによる計時開始と同時に、表示制御部61は、液晶タッチパネル63上に、選択表示49を表示させる(図9の(a))。選択表示49には、禁止キー46および延長キー47が並んで表示される。操作者は、この場合、禁止キー46を選択しタッチにより入力する。選択表示49から禁止モードが選択されると、表示制御部61は、液晶タッチパネル63上に、禁止キー46からの入力を受け付ける画面(図9の(c))に液晶タッチパネル63の表示を変化させる(ステップS805)。図9の(c)は、禁止キー入力を受け付ける状態の表示である。
【0105】
次に制御部14は、タイマ12により経過時間を判定し、10秒以内であれば(ステップS806)、制御部14は、禁止キー46による入力を受け付ける(ステップS807)。制御部14が、禁止キー46による入力を検出した場合(ステップS807のYes)、制御部14は切替部11に対して、警備装置1を警備モードへ移行させることを停止するように制御する(ステップS808)。警備モードへの移行停止は、実施の形態1による警備装置の場合と同じ構成とする。そして、制御部14は、警備モードの切り替えたことを記憶部16に記憶させ、さらに、表示制御部61に対して警備モードの切替を送信し、表示制御部61は警備モードの切替信号を受信して、液晶タッチパネル63上の表示を警備解除モードの画面(図9の(a))へと切り替えさせる(ステップS809)。
【0106】
一方、制御部14は、禁止キー46による入力を検出しない場合(ステップS807のNo)、さらに10秒間経過するまで禁止キー46の待ち受けを持続する(ステップS806)。そして、10秒を経過した場合(ステップS806のNo)、禁止キー46からの入力受け付けを停止し、表示制御部61は液晶タッチパネル63の画面を、テンキー45による入力を受け付ける画面(図9の(d))に表示を変える(ステップS810)。図9の(d)は、警備モード移行設定を行う途中でテンキーの入力を受け付ける画面である。
【0107】
制御部14は経過時間が1分を超えるか否かを計時し(ステップS811)、1分を超えない場合(ステップS811のYes)、テンキー45からの入力を待ち受ける(ステップS812)。制御部14が、テンキー45からの入力を検出した場合(ステップS812のYes)、照合部15は暗証番号が正当であるか否かを判定し(ステップS813)、一致しないと判定した場合(ステップS813のNo)は、エラーメッセージ出力部17にエラーメッセージを液晶タッチパネル63に出力させ(ステップS814)、1分間経過するまで暗証番号の入力を受け付ける(ステップS811)。図9の(e)は、液晶タッチパネル63上に表示された暗証番号のエラーメッセージの1例である。
【0108】
暗証番号が正当であると判定された場合(ステップS813のYes)、既述のように警備モードの切り替えを停止させ(ステップS808)、表示制御部61は警備解除モードの画面に変える(図9の(a))(ステップS809)。また、暗証番号の一致を検出せずに1分を過ぎた場合は(ステップS811のNo)、通常通りに制御部14は、切替部11に対して警備状態を警備モードに切り替えさえ、警備モードの切り替えを記憶部16に記憶させる(ステップS815)。そして、制御部14は、表示制御部61に警備モードの切り替え信号を送信し、受信した表示制御部61は、画面を警備モード画面に変える(ステップS816)。図9の(f)は、警備状態が警備モードであることを表示する液晶タッチパネルの表示例である。
【0109】
ここで、液晶タッチパネル63のバックライトの色は、最初の暗証番号入力から10秒までと、10秒以降1分までの間とで、変化させることが望ましい。液晶タッチパネル63の表示色を変化させることによって、どちらの操作を行えば警備状態の切り替えをキャンセルできるか色でもって容易に判別できるからである。例えば、10秒までの間では、バックライトを緑色に変化させ、禁止キー46の入力によって警備状態を解除できることを示し、10秒以降1分までは、バックライトを赤色に変化させることによって、暗証番号を入力すべきことを示すことができる。
【0110】
こうして、最初に暗証番号を入力して警備モードを設定した直後(10秒以内)は、操作者がまだ警備装置1の近くにいるため、隠れていた侵入者が現れてタッチパネルの禁止キーを押すという問題が発生しにくいため、数の少ないタッチパネル上のキー例えば任意の数字タッチキーのタッチのみで警備状態への移行をキャンセルしても問題は少ない。そして、操作者が退室したあとに隠れていた侵入者が出てきて禁止キーをタッチしても、警備モードへの移行停止のためには暗証番号の押下が必要となってしまっているので、安全性を確保できる。こうして、簡易な操作性と警備上の安全性を確保して警備モードへの移行を停止できる液晶パネルを備えた警備装置が提供できる。
【0111】
上記の説明では、最初の暗証番号入力から10秒は液晶タッチパネルに禁止キー46のみを表示し、10秒以降1分までの間はテンキー45のみを表示したことにより、警備状態の切り替えをキャンセルする操作に必要なキーのみの画像を表示するので、一目で必要な操作が分かるため、誤操作を防ぐことができる。
【0112】
また、液晶タッチパネル63は、警備モードを解除できる時間までの残り時間をカウントダウン形式で表示する時間表示部48を備えることが望ましい。例えば、暗証番号を入力した直後から、液晶タッチパネル63に10秒までのカウントダウン(10、9、8…)が表示される(図9の(c))。また、10秒以降1分までは50秒のカウントダウンが表示される(図9の(d))。なお、暗証番号の入力直後から1分のカウントダウン(60、59、58…)を行ってもよい。残り時間表示する表示部48を設けることにより、操作者は時間内に行うべき必要な操作を把握することができる。それ故、設定された60秒の時間を超過して警備装置が誤報を出す事態を発生しにくくさせることができる。
【0113】
ここで、所定のキーの押下または暗証番号の入力により警備状態の変更をキャンセルした際は、音声、文字、光等の表示により、その旨を出力するようにすることが望ましい。例えば、「キャンセルしました」という音声を出力したり、液晶タッチパネルにその旨を文字で表示したり、あるいはバックライトの色を変化させることによって、警備状態の変更キャンセルを知らせることができる(不図示)。
【0114】
(実施の形態3)
実施の形態3による警備装置は液晶タッチパネル上の表示において延長キーを設けて、延長キーからのタッチ入力により、警備状態が警備モードに移行する時間を一時延長させる。ここで、表示制御部61は、液晶タッチパネル63に、延長キー47を表示させる(図7、および図9の(a))。実施の形態3の説明では延長キー47のキー入力が検出された場合について詳細に説明し、それ以外の実施の形態2と同じ構成については説明を省略する。
【0115】
延長キー47がタッチされた場合は、液晶タッチパネル63上の各キーがタッチされてタッチ検出部62によりタッチが検出され、表示制御部61が液晶タッチパネル63に表示する構成は記述の方式と同様である。ここで、本発明における第1のタイマ時間は1分とし、第2のタイマ時間は10秒とし、さらに延長を行う第3のタイマ時間は2分であるとして説明する。
【0116】
図10は実施の形態3による警備装置の動作を示すフローチャートである。警備装置61が動作中の場合、制御部14は記憶部16に対して警備装置61の警備状態を問い合わせて通常入館者のいる警備解除モードである。通常の警備解除モードの下で、正当な暗証番号が入力されて照合された場合、タイマによる計時が開始され、表示制御部61は、液晶タッチパネル63上に、選択表示49を表示させる。液晶タッチパネル63上に表示された選択表示49には、禁止キー46および延長キー47が並んで表示される(図9の(a))。こうして、表示制御部61が選択表示画面を表示する(図9の(a))(ステップS805)までは、実施の形態2と同じであるので、説明は省略し、それ以後について説明する。
【0117】
ここで最初に制御部14は、記憶部16から得られた警備状態についてのモード信号を表示制御部61に送信、すなわち、警備解除モードである警備解除信号を送信して、液晶タッチパネル63に警備解除モードの画面を表示させている。
【0118】
制御部14は、タイマ12に経過時間を計時させ、10秒以内であるか否かを判定する(ステップS1001)。10秒以内であると判定した場合、制御部14は、延長キー47からの入力を待ち受け状態にある(ステップS1002)。操作者は、この場合、延長キー47を選択し、タッチにより入力する。
【0119】
制御部14はタイマ12により経過時間を判定し、10秒以内に制御部14が、禁止キー46による入力を検出した場合(ステップS1002のYes)、制御部14は切替部11に対して、警備装置1を警備モードへ移行させることを停止するように制御する(ステップS1003)。警備モードへの移行停止は、実施の形態1による警備装置の場合と同じである。そして、制御部14は、警備モードを切り替えたことを記憶部16に記憶させ、さらに、表示制御部61に対して液晶タッチパネル63上の表示を、警備延長モードの画面へと切り替えさせる(ステップS1004)。図11の(a)は、延長モードに切り替わったことを表示する延長モード表示画面である。延長モード表示画面においては、残り時間を表示することが望ましい。図11の(b)においては、延長後に警備モードに切り替わるまでの残り時間、この場合は1分40秒30が表示されている。
【0120】
一方、制御部14は、延長キー47による入力を検出せずに(ステップ1002のNo)、10秒間経過した場合(ステップS1001のNo)、延長キー47からの入力受付を停止する。そして、表示制御部61は液晶タッチパネル63の画面を、テンキー45による入力を受け付ける画面(図9の(d))に表示を変更する(ステップS1008)。
【0121】
制御部14は経過時間を計時して1分を超えないか否かを判定し(ステップS1009)、1分を超えない場合(ステップS1009のYes)、テンキー45からの入力の待ち受け状態となる(ステップS1010)。ここで、制御部14が、テンキー45からの入力を検出した場合(ステップS1010のYes)、照合部15は暗証番号が正当であるか否かを判定し(ステップS1011)、一致しないと判定した場合(ステップS1011のNo)はエラーメッセージ出力部17にエラーメッセージを液晶タッチパネル63に出力させる(ステップS1012)。そして、制御部14は、1分間経過するまで暗証番号の入力を受け付ける(ステップS1009およびS1010)。図9の(e)は、液晶タッチパネル63上に表示された暗証番号のエラーメッセージの1例である。
【0122】
暗証番号が正当であると判定された場合(ステップS1011のYes)、既述のように警備モードの切り替えを停止させ(ステップS1003)、警備延長モードの画面に変える(ステップS1004)。そして、制御部は、経過時間が1分+2分(T1+T3)時間経過したか否かを判定し(ステップS1005)、経過するまでは、警備モードへの切り替えを停止する(ステップS1005のNo)。
【0123】
一方、制御部は、経過時間が1分+2分(T1+T3)時間経過したと判定した場合は(ステップS1005のYes)、切替部11に対して警備モードへ切り替えるよう制御する(ステップS1006)。そして、制御部14は、警備状態を警備モードに切り替えたことを記憶部16に記憶させ、表示制御部61に対して、モード変更信号を送信する。表示制御部61は、液晶タッチパネル63の画面を警備モード画面表示に変化させる(ステップS1007)。
【0124】
また、暗証番号の一致を検出せずに1分を過ぎた場合は(ステップS1009のNo)、通常通りに制御部14は、切替部11に対して警備状態を警備モードに切り替えさえる。(ステップS1006)。そして、制御部14は、警備モードの切り替えを記憶部16に記憶させ、表示制御部61に警備モードの切り替え信号を送信する。受信した表示制御部61は、画面を警備モード画面に変える(ステップS1007)。図9の(f)は、警備状態が警備モードであることを表示する液晶タッチパネルの表示例である。
【0125】
液晶タッチパネル63のバックライトの色を、最初の暗証番号入力から10秒まで、10秒以降1分まで、および1分以後延長された3分までの間、それぞれ変化させることが望ましい。液晶タッチパネル63の表示色を変化させることによって、どちらの操作を行えば警備状態の切り替えをキャンセルできるか、あるいは警備状態がどのようなモードにあるかを色でもって容易に知らせることができるからである。例えば、10秒までの間では、バックライトを緑色に変化させ、禁止キー46の入力によって警備状態を解除できることを示し、10秒以降1分までは、バックライトを赤色に変化させることによって、暗証番号を入力すべきことを示し、さらに延長時間内はオレンジ色にして注意を喚起することができる。
【0126】
こうして、操作者が液晶パネルを通して暗証番号を入力して警備モードへの移行設定を行い、そのT1時間以内(この場合10秒以内)に、延長キー23にタッチすることによって警備モードへの移行を所定のT3時間だけ延長できる。そして、10秒以後1分までの期間であれば、延長キー23かつテンキー21からの正当な暗証番号入力という、より複雑な操作によって、警備モードへの移行を延長できる。
【0127】
即ち、警備モードへの移行を解除するほどではなくても、少しの時間だけ移行を延長したい場合に、時間の経過とともに簡易な操作から、より複雑な操作を課すことによって、警備モードへの移行延長を設定することによって、例え、延長操作時に侵入者が隠れていたとしても、操作直後には侵入者は隠れているので暗証番号を盗むことができないため、正規の入室者にとっては簡易な操作により、そして侵入者にとっては複雑な操作が必要になるため、簡易な操作でありながら高い安全性を維持できる警備モードへの時間延長が可能な液晶パネルを備えた警備装置を提供できる。
【0128】
上記の説明では、最初の暗証番号入力から10秒は液晶タッチパネルに延長キー47のみを表示し、10秒以降1分までの間はテンキー45のみを表示したことにより、警備状態の切り替えを延長する操作に必要なキーのみの画像を表示するので、一目で必要な操作が分かる。
【0129】
また、液晶タッチパネル63は、警備モードを延長できる時間までの残り時間をカウントダウン形式で表示する時間表示部48を備えることが望ましい。また、延長が設定された後は、延長時間終了までの残り時間を表示することが望ましい。残り時間表示する表示部43を設けることにより、操作者は時間内に行うべき必要な操作、および延長時間終了までの時間を容易に知ることができ、設定された延長の時間を超過して警備装置が誤報を出す事態を発生しにくくさせることができる。
【0130】
ここで、所定のキーの押下または暗証番号の入力により警備状態の延長を設定した際は、音声、文字、光等の表示により、その旨を出力するようにすることが望ましい。例えば、「延長しました」という音声を出力したり、液晶タッチパネルにその旨を文字で表示したり、あるいはバックライトの色を変化させることによって、警備状態への移行延長を知らせることができる。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、入力された暗証情報が照合されてから、第1のタイマ時間経過後に、警備が警備解除状態から警備状態に切り替わる警備装置であって、第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間内に、禁止指定の入力を受け付けた場合、警備を警備解除状態から警備状態へ切り替えることを禁止する。それ故、警備装置の警備状態を簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0132】
また、請求項2にかかる発明によれば、警備装置の警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0133】
また、請求項3にかかる発明によれば、テンキーによる暗証番号を設定できるので、利便性と安全性が高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0134】
また、請求項4にかかる発明によれば、警備状態に切り替えた直後において警備状態を解除するときは、単一のキーによる簡単な操作によって入力できるので、利便性と安全性が高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0135】
また、請求項5にかかる発明によれば、第1のタイマ時間終了内に入力すればさらに第3のタイマ時間だけ延長できる。それ故、警備解除状態を延長して、その後警備状態に切り替わるので、監視領域にさらなる時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項6にかかる発明によれば、数字キーを含む操作手段であるので、暗証番号を設定でき、利便性と安全性の高い警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項7にかかる発明によれば、警備装置の警備状態への移行を簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項8にかかる発明によれば、警備装置の警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0139】
また、請求項9にかかる発明によれば、すぐに必要な指定を入力させることができる画面を表示するので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0140】
また、請求項10にかかる発明によれば、警備解除モードを延長して、その後警備モードに切り替わるので、監視領域にさらに所定の時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備える警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0141】
また、請求項11にかかる発明によれば、警備解除モードを延長して、その後警備モードに切り替わるので、監視領域にさらに所定の時間だけとどまりたいときには延長が可能になるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備える警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0142】
また、請求項12にかかる発明によれば、最初に暗証番号が入力されて照合された場合、表示入力手段上の表示から、警備状態への移行を禁止するか延長するのかを簡易に視認し選択して入力できるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0143】
また、請求項13にかかる発明によれば、表示手段に表示された色によって、警備状態の変化を認識することができるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0144】
また、請求項14にかかる発明によれば、表示手段に表示された色によって、警備状態の変化を認識することができるので、利便性と安全性の高い表示入力手段を備えた警備装置を提供できるという効果を奏する。
【0145】
また、請求項15にかかる発明によれば、警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い警備方法を提供できるという効果を奏する。
【0146】
また、請求項16にかかる発明によれば、警備状態を2段階の簡易な操作によって解除できるので、利便性と安全性の高い入力指示情報を表示した警備方法を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による警備装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】実施の形態1による警備装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図3】実施の形態1による警備装置が警備モードへの移行を停止する手順を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1による警備装置の変形例の動作を示すタイムチャートである。
【図5】実施の形態1による警備装置の変形例による手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2による警備装置を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2による警備装置の液晶タッチパネルの一例を示す図である。
【図8】実施の形態2による警備装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態2による警報装置のタッチパネルの他の例を示す図である。
【図10】実施の形態3による警備装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】延長モードに切り替わったことを表示する延長モード表示画面である。
【図12】従来の警備装置を用いた警備システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、61、71 警備装置
2 通信回線
3 監視センタ
10 センサ
11、711 切替部
12 タイマ
13、713 通報部
14、714 制御部
21、721 テンキー
22、46 禁止キー
23、47 延長キー
48 時間表示部
49 選択キー
61 表示制御部
62 液晶タッチパネル
Claims (16)
- 監視対象の警備領域における異常を検知する検知手段に接続され、前記検知手段によって前記警備領域における異常を検知したときに警報を監視センタに通報する警備装置であって、
前記警備状態を、異常を検知すると前記監視センタに通報する警備モードと、異常を検知しても警報を前記監視センタに通報しない警備解除モードとの間で切り替える切替手段と、
暗証情報を入力させるとともに、前記切替手段による警備状態の切り替え動作の禁止指定を入力させる操作手段と、
前記操作手段に入力された暗証情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、
前記照合手段による照合時点からの経過時間を計時する計時手段と、
入力された前記暗証情報が、前記照合手段によって正当であると判断された照合時点からの前記経過時間が、所定の第1のタイマ時間を越える場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えさせ、
前記第1のタイマ時間より短く前記照合時点から計時された第2のタイマ時間内に、前記操作手段からの前記禁止指定の入力を受け付けた場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えることを禁止させるよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする警報装置。 - 前記制御手段は、前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了以前に、前記操作手段からさらに入力された暗証情報が前記照合手段によって正当と判断された場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替える動作を禁止させるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の警備装置。
- 前記操作手段は、テンキーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の警備装置。
- 前記操作手段は、単一のキーを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の警備装置。
- 前記制御手段が、前記第1のタイマ時間終了内において、前記操作手段から所定の延長入力を受け付けた場合、前記第1のタイマ時間終了後さらに第3のタイマ時間を延長した後に、前記警備状態を警備モードへ切り替えさせるよう制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の警備装置。
- 前記操作手段は、前記延長入力を行うテンキーを含むことを特徴とする請求項5に記載の警備装置。
- 監視対象の警備領域における異常を検知する検知手段に接続され、前記検知手段によって前記警備領域における異常を検知したときに警報を監視センタに通報する警備装置であって、
前記警備状態を、異常を検知すると前記監視センタに通報する警備モードと、異常を検知しても警報を前記監視センタに通報しない警備解除モードとの間で切り替える切替手段と、
描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力させる表示入力手段と、
前記表示入力手段に、暗証情報を指定入力させる入力指示情報、および前記切替手段による警備状態の切り替え動作の禁止指定を入力させる禁止指示情報を表示させる表示手段と、
前記表示入力手段に表示された前記入力指示情報から入力された前記暗証情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、
前記照合手段による照合時点からの経過時間を計時する計時手段と、
入力された前記暗証情報が、前記照合手段によって正当であると判断された照合時点からの前記経過時間が、所定の第1のタイマ時間を越える場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えさせ、前記第1のタイマ時間より短く前記照合時点から計時された第2のタイマ時間内に、前記禁止指示情報からの前記禁止指定の入力を受け付けた場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替えることを禁止させるよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする警報装置。 - 前記制御手段は、前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了以前に、前記表示入力手段に表示された前記入力指示情報から入力された暗証情報が、前記照合手段によって正当と判断された場合、前記切替手段に対して前記警備状態を警備モードに切り替える動作を禁止させるよう制御することを特徴とする請求項7に記載の警備装置。
- 前記表示制御手段は、前記表示入力手段が、最初の前記暗証情報入力以前の警備解除モードにおいては前記入力指示情報としてテンキーを表示させ、
前記第2のタイマ時間内においては、前記入力指示情報の表示に代えて、前記禁止指示情報を表示させ、
前記第2のタイマ時間終了後前記第1のタイマ時間終了までは、前記禁止指示情報の表示に代えて、前記入力指示情報を表示させるよう制御することを特徴とする請求項8に記載の警備装置。 - 前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、前記第1のタイマ時間終了内において入力が受け付けられた場合、前記制御手段が前記切替手段に対して前記警備状態を警備解除モードから警備モードへ移行禁止する期間を、前記第1のタイマ時間の後さらに第3のタイマ時間だけ延長させる延長指示情報を、表示するよう制御することを特徴とする請求項8または9に記載の警備装置。
- 前記制御手段は、前記延長指示情報が前記第2のタイマ時間以降第1のタイマ時間終了までの時間に入力されて、さらに前記入力指示情報から暗証情報が入力され、入力された前記暗証情報が前記照合手段によって正当と判断された場合にのみ、前記切替手段に対して前記警備状態の警備モードへの移行を前記第3のタイマ時間だけ延長するよう制御することを特徴とする請求項10に記載の警備装置。
- 前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、最初に前記入力指示情報から前記暗証情報が入力された場合、前記表示入力手段には、前記禁止指示情報および延長指示情報のうちいずれか1つを選択させて入力を受け付ける選択指示情報が表示されるよう制御することを特徴とする請求項10または11に記載の警備装置。
- 前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、最初の前記暗証情報の入力以前の期間、最初の前記暗証情報の入力後第2のタイマ時間内の期間、前記第2のタイマ時間終了後から前記第1のタイマ時間終了時までの期間、前記第1のタイマ時間終了時から第3のタイマ時間終了時までの期間、および前記第3のタイマ時間終了時以降の期間のうち、少なくとも1つの期間において、前記表示入力手段における表示色を、異なる色で表示するよう制御することを特徴とする請求項10〜12のうちいずれか1つに記載の警備装置。
- 前記表示制御手段は、前記表示入力手段に対して、前記第1のタイマ時間までの残り時間、前記第2のタイマ時間までの残り時間、および前記第3のタイマ時間までの残り時間から選択される1つ以上を表示する時間表示情報を表示させるよう制御することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1つに記載の警備装置。
- 暗証情報の入力が正当であるか否かを照合する照合ステップと、
前記照合ステップによって照合された時点から計時開始するステップと、
所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行う警備設定ステップと、
前記照合時点から計時されて、前記第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に、所定の入力を検知した場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止する第1の切替禁止ステップと、
前記第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、前記暗証情報がさらに入力されて正当と判断された場合、前記警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する第2の切替禁止ステップと、
を含むことを特徴とする警備方法。 - 暗証情報を指定入力させ、かつ指示操作の指定を入力させる入力指示情報を表示する指示情報表示ステップと、
前記入力指示情報が入力させた前記暗証情報が正当であるか否かを照合する照合ステップと、
前記照合ステップによって照合された時点から計時開始する計時ステップと、
所定の第1のタイマ時間経過後に、警備状態を警備解除モードから警備モードに切り替える設定を行う警備設定ステップと、
前記照合時点から計時されて、前記第1のタイマ時間よりも短い第2のタイマ時間以内に、前記入力指示情報に所定の入力がなされた場合、警備状態を警備解除モードに切り替えることを禁止する第1の切替禁止ステップと、
前記第2のタイマ時間終了時後前記第1のタイマ時間終了以内の間に、前記暗証情報がさらに入力されて正当と判断された場合、前記警備状態を警備解除モードから警備モードへの切り替えを禁止する第2の切替禁止ステップと、
を含むことを特徴とする警備方法。
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