JP2001344676A - 警備装置および警備モードの設定方法 - Google Patents

警備装置および警備モードの設定方法

Info

Publication number
JP2001344676A
JP2001344676A JP2000163594A JP2000163594A JP2001344676A JP 2001344676 A JP2001344676 A JP 2001344676A JP 2000163594 A JP2000163594 A JP 2000163594A JP 2000163594 A JP2000163594 A JP 2000163594A JP 2001344676 A JP2001344676 A JP 2001344676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
security
mode
sensor
unit
authentication information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000163594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hayazaki
茂 早崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Secom Co Ltd filed Critical Secom Co Ltd
Priority to JP2000163594A priority Critical patent/JP2001344676A/ja
Publication of JP2001344676A publication Critical patent/JP2001344676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有人警備セットモードから警備解除モードへ
の設定操作において、利用者の使い勝手を良好に維持す
るとともに、安全性の確保を可能にした警備装置の実現
を目的とする。 【解決手段】 本発明の警備装置は、警備モードの設定
操作を行う操作部と、認証情報を入力する認証情報入力
部と、センサの検知信号に応じて起動し所定時間を計時
する計時部と、前記計時部の計時中に入力された認証情
報と予め記憶した照合用認証情報とを照合する認証情報
照合部と、前記所定時間内は前記認証情報照合部の一致
判定を条件に警備モードの設定を可能とし、前記所定時
間外は前記操作部の操作にて警備モードの設定を可能と
するモード設定可否判定部とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋・マンション
・ビル等の警備対象での火災発生・侵入者などを検出す
ると警備センタに通報する警備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、警備装置は、警備対象の状況によ
って、警備セットモード・警備解除モード・有人警備セ
ットモードなど複数の警備モードを有している。
【0003】警備セットモードとは、警備対象が無人で
あり、火災発生や侵入者などを検出すると警備センタに
通報する状態である。また、警備解除モードとは、警備
対象が有人であり、火災発生に対しては通報するが、侵
入者に対しては通報しない状態である。有人警備セット
モードとは、警備対象が有人であり、火災発生及び窓や
扉など外部からの侵入を検出すると通報する状態であ
る。
【0004】なお、これらの警備モード以外にも、警備
員が巡回中の巡回モードや保守点検中である保守点検モ
ードなど警備対象に応じた種々の警備モードが存在す
る。これらの警備モードは、警備対象の状況に応じた適
切な監視を実現するために設けられている。そして、各
警備モードの設定は、磁気カードの操作・設定用ボタン
の操作・IDコードのキー入力操作などによって行われ
る。
【0005】例えば、警備セットモードと警備解除モー
ドとの相互設定は、警備対象の利用者のみが持つ磁気カ
ードが操作されたことを条件としている。これは、泥棒
などの賊が警備セットモードを勝手に警備解除モードに
設定させることを防ぐ為である。
【0006】また、警備解除モードから有人警備セット
モードへの設定は、磁気カードでの利用者確認を行うこ
となく、セットボタンの押下で行われ。警備解除モード
では、警備対象の利用者が存在している状態であるか
ら、利用者の確認までは要求していない。有人警備セッ
トモードから警備解除モードへの設定についても、解除
ボタン操作で行っている。更に、警備セットモードと有
人警備セットモードへの設定は、警備対象の実際の状況
としてあり得ないので直接設定するのを禁止している。
【0007】ところで、警備対象が有人状態では、利用
者が外に出るために扉を開ける場合や換気のために窓を
開けることがある。このとき、警備解除モードであれ
ば、扉や窓の開閉を検出しても異常通報を行うことがな
い。しかし、有人警備セットモードであれば、警備セン
タに異常通報がされる。この異常通報は、警備対象は正
常状態であるのに、異常発生と判定されるということと
なり、いわゆる誤報と呼ばれる通報となる。警備センタ
では、この通報のみで誤報か否か判定できないので、警
備員を警備対象に急行させるなど異常発生と同一の対応
がとられる。
【0008】これは、利用者が、扉や窓を開ける前に、
有人警備セットモードから警備解除モードへの設定操作
を行えば防ぐことができる。しかし、この操作を利用者
に対して徹底するのは困難である。
【0009】そこで、従来の警備装置では、有人警備セ
ットモード中に扉や窓が開いたことを検出すると、ブザ
ー等で利用者に知らせ警備解除モードの設定操作を促す
ものがあった。この場合、扉や窓の開いたことを検出し
た後、一定時間内に警備解除モードの設定操作がされる
と、異常をクリアし警備センタへ通報しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の警備装
置では、有人警備セットモードにて、賊の侵入による扉
や窓の開放を検出しても、賊が解除ボタンを押下すると
警備センタに異常通報されず、警備対象の安全確保の面
から不都合が生じ得る。これは、有人警備セットモード
から警備解除モードに設定するのに、操作者を認証しな
いでも行えるからである。
【0011】また、有人警備セットモードから警備解除
モードへ設定させるのに、操作者の認証を条件とするも
のもある。この方式では、安全確保の面での問題はなく
なるが、利用者の日常生活における使い勝手が悪くな
る。
【0012】そこで、本発明は、警備解除モードの設定
操作において、利用者の使い勝手を良好に維持するとと
もに、安全性の確保を可能にした警備装置の実現を目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、警備モードの設定操作を行う操作部と、
認証情報を入力する入力部と、センサの検知信号に応じ
て起動し所定時間を計時する計時部と、前記計時部の計
時中に入力された認証情報と予め記憶した照合用認証情
報とを照合する照合部と、前記所定時間内は前記照合部
の一致判定を条件に警備モードの設定を可能とし、前記
所定時間外は前記操作部の操作にて警備モードの設定を
可能とする判定部と、を含む警備装置を提供する。
【0014】上記構成によれば、警備モードの設定を、
通常時には操作部の操作のみで行え、センサの検知から
所定時間以内であれば認証情報での利用者の認証を必要
とすることによって、警備モードの設定にかかる使い勝
手の向上と、安全性の確保の両立が図れる。
【0015】ここで、センサが検知したことを記憶する
記憶部を更に設け、判定部が、前記所定時間内に照合部
の一致判定により前記警備モードが設定されると前記記
憶部におけるセンサ検知の記憶を消去するようにしても
よい。
【0016】望ましくは、記センサは外部からの侵入を
検出するセンサであり、警備モードには、少なくとも警
備対象が有人状態であり前記センサの検知信号に基づき
異常判定を行う有人警備セットモードと、警備対象が有
人状態であり前記センサの検知信号での異常判定を行わ
ない警備解除モードとを設け、判定部は、有人警備セッ
トモードから前記警備解除モードへの警備モードの設定
の可否を判定すると、利用者の使い勝手と安全性が確保
できる。
【0017】また、警備モードの設定操作を行う操作部
と、認証情報を入力する入力部と、センサの検知信号に
応じて起動し所定時間を計時する計時部と、前記計時部
の計時中に入力された認証情報と予め記憶した照合用認
証情報とを照合する照合部と、前記所定時間内は前記照
合部が一致判定したことを条件に警備モードの設定を可
能とし、前記所定時間外は前記操作手段の操作にて警備
モードの設定を可能とするモード設定可否判定部と、前
記検知信号を受けてから前記所定時間内に前記警備モー
ドの設定が行なわれないと異常発生と判定する異常確定
判定部と、を含む警備装置とすることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。
【0019】図1は本発明の実施形態に係る警備装置を
適用した警備システムのシステム構成を示す図である。
警備システムは、家屋・マンション・ビル等の警備対象
A1・A2…内に警備装置1が設置され、電話回線等の
通信回線Cを介して警備センタDに接続されている。
【0020】また、警備対象A1には、外部からの侵入
者を窓や扉の開閉から検出する侵入センサ2a、2b、
更に熱・煙・ガス漏れなどを検出する防災センサ2c、
内部における人の存在を検出する内部センサ2dが設置
され、それぞれ検知信号を警備装置1へ出力する。各セ
ンサ2の検知信号は、警備装置1に対して無線又は有線
にて送信される。
【0021】なお、侵入センサ2a、2bは、マグネッ
トセンサなど扉や窓の開閉の状態変化を検出するセンサ
が用いられる。
【0022】熱・煙・ガス漏れなどを検出する防災セン
サ2cには、熱感知器・煙感知器・ガス検知器などが用
いられる。かかる防災センサ2cの検知信号は、原則と
して警備モードと無関係に常に通報される。
【0023】内部センサ2dは、無線送信器3を介して
無線信号として警備装置に検知信号を送信する。内部セ
ンサ2dには、受動型の赤外線センサや対向式の赤外線
センサなど主に空間を監視対象にするものが用いられ
る。
【0024】これら、各種センサは、種々実用化されて
いる物を警備対象に応じて適宜選択して用いれば良い。
他の警備対象A2…についても、同様な構成が採用され
る。
【0025】次に、図2を参照して、警備装置1につい
て説明する。図2は、警備装置1の概念ブロックを示し
ている。警備装置1は、無線送信器3と無線信号を送受
信するアンテナ11と、アンテナ11に接続される送信
部12と、同じくアンテナ11に接続される受信部1
3、センサ2a、2b、2cの信号を入力するための有
線センサI/F14と、警備モードの設定操作などを行
う操作部15と、電話回線Cに接続され警備センタDに
異常信号などを送信する通報部16と、現在の警備モー
ドや異常の有無などを表示する表示部17と、これら各
部を制御するCPU(中央演算装置)・ROM(Read O
nly Memory)・RAM(Random Access Memory)から
なる制御部19と、交流電源を直流電源に変換して各部
に供給する電源18とから構成されている。
【0026】操作部15は、利用者のみが持つ磁気カー
ドのデータを読み込むカードリーダー15aと、有人警
備セットモードに設定するときに操作するセットボタン
15bと、警備解除モードに設定させるときに操作する
解除ボタン15cと、操作者が認証情報を入力するテン
キー15dとを有している。
【0027】なお、操作部15は、これに限られるもの
でなく、例えばテンキー15dを省略して、テンキー1
5dにて実現している機能を他のキーやキー操作の手順
などにて実現しても良いし、指紋やICカードなどのデ
ータを入力させるようにしても良い。これらの各機能を
実現する手段については、警備装置において一般的に使
用されているものであるから、詳細な説明は省略する。
【0028】ここで、警備システムの動作の概略を各警
備モードごとに説明する。警備対象A1が、警備セット
モードの場合、侵入センサ2aが窓の開いたことを検出
したとする。侵入センサ2aは、検知信号を警備装置1
に出力する。警備装置1では、警備装置1の有線センサ
I/F14を介してセンサ2aの検知信号が入力され
る。警備装置1は、当該検知信号の入力を受けると、警
備対象A1内に侵入者があったものと判定し、通報部1
6から電話回線Cを介して警備センタDへ異常発生信号を
通報する。この通報を受けた警備センタDでは、通報信
号に含まれる情報から、警備対象及び異常種別等を特定
し、警備員を警備対象A1に向かわせるなど適切な対応
を行う。これにより、警備対象A1は、無人状態であっ
ても賊の侵入を警備センタDにて監視されている。
【0029】また、警備対象A1が警備解除モードであ
れば、防災センサ2cの検知信号についてのみ前述の処
理を行う。
【0030】次に、有人警備セットモードのときについ
ての動作を説明する。有人警備セットモードでは、防災
センサ2cの検知信号に対しては、警備セットモードと
同様の処理となる。また、内部センサ2dの検知信号に
対しては、警備対象A1の利用者の検知信号であり、異
常処理を行わない。
【0031】しかし、侵入センサ2a、2bの検知信号
については、警備対象A1の利用者が誤って窓や扉を開
けてしまう可能性が高いので、誤報を減らすため、他の
警備モードと異なった処理となる。
【0032】すなわち、警備装置1は、侵入センサ2a
の検知信号を受信すると、表示部17にてセンサ検知を
表示・ブザーを鳴動させるとともに、タイマー8(図4
参照)が所定時間(例えば、60秒)の計時を開始す
る。そして、所定時間の経過までに後述する警備モード
の設定操作によって警備解除モードに設定しなければ、
異常通報を行う。一方、所定時間内に警備解除モードに
設定されると、利用者の不注意であったと判定し、異常
通報を行わない。
【0033】図3〜図5を参照して、警備システムの警
備モードの設定について説明する。図3は、警備モード
の遷移を示す図である。図4は、警備装置1の制御部1
9が処理する警備モードの設定可否判定の機能ブロック
を示している。
【0034】図4を参照して、警備装置1が警備モード
の設定可否を判定するのに、必要な機能概要を説明す
る。
【0035】先ず、警備モードの設定は、基本的に利用
者の意思によって行われるものであり、この利用者の意
思を入力する手段である操作部15から各種入力信号が
入力される。
【0036】操作者の意思により入力される信号には、
カードリーダー15aから読み込まれるカードデータ4
1、セットボタン15bを押下したときに入力されるセ
ットボタン操作信号42、テンキー15dから入力され
る認証情報43、解除ボタン15cを押下したときに入
力される解除ボタン操作信号44がある。
【0037】また、利用者の意思と異なり警備対象A1
を監視している各種センサの検知信号であるセンサ検知
信号5が入力される。このセンサ検知信号5には、侵入
センサ2a、2bの検知信号、防災センサ2cの検知信
号、内部センサ2dの検知信号が区別され入力される。
【0038】また、警備モードの設定可否を判定するた
めの情報は、記憶部7に記憶されている。なお、ここで
は、詳細に記載しないが警備装置1の動作プログラムな
ども当然に記憶されている。
【0039】記憶部7には、侵入センサ2a、2bから
の検知信号が入力されるとON状態にされ、異常クリア
によりOFF状態となる検知フラグ71、カードデータ
41が正規なデータか否かを判定するための照合用カー
ドデータを記憶する照合用カードデータ記憶部72、更
に認証情報43が正規なものか否かを判定するための照
合用認証情報を記憶する照合用認証情報記憶部73、現
在の警備モードを記憶するモード記憶部74が設けられ
ている。
【0040】また、入館ディレー時間を計時するタイマ
T1や認証情報を照合する時間を制限するタイマT2な
どであるタイマ8がある。
【0041】更に、これらの入力や記憶情報等に基づい
て、警備モードの設定判定処理を行う判定部6がある。
【0042】判定部6には、認証情報43の正規性の判
定する認証情報照合部61、カードデータ41の正規性
を判定するカードデータ照合部62、有人警備セットモ
ードにおいて侵入センサ2a、2bからの検知信号を異
常か否か判定する異常確定判定部63、これらの判定部
の判定結果に基づいて警備モードの設定の可否を判定す
るモード設定可否判定部64から構成される。
【0043】なお、これらの各機能は、本実施の形態で
はソフトウエアにて実現されるが、リレー等を用いた論
理回路であるハードウエアやファームウエアにて実現し
ても良い。
【0044】図5は、警備装置1の制御部19におい
て、有人警備セットモードから警備解除モードへの設定
動作の概略フローを示している。警備セットモードと警
備解除モード間の設定操作について述べる。
【0045】先ず、警備セットモードにおいて、警備対
象A1に利用者が入館すると、この利用者が扉を開けた
ことを侵入センサ2aがこれを検知する。警備装置1で
は、侵入センサ2aの検知信号を有線センサI/F14
経由で受信すると、所定時間を計時する入館ディレータ
イマT1を動作させる。この所定時間は、利用者が、普
通に警備対象A1へ入って警備装置1を操作できる時間
が設定されている。この時間は、警備対象A1の規模等
に最適な時間が選択される。そして、この入館ディレー
タイマT1の計時中に、IDコードを記憶している磁気
カードを利用者がカードリーダー15aに読ませると、読
み込まれたカードデータ41と、予め照合用カードデー
タ記憶部72に記憶している照合用カードデータとをカ
ードデータ照合部62にて照合する。この結果、正規の
磁気カードであると判定すれば、警備セットモードから
警備解除モードに設定させ、モード記憶部74に警備解
除モードを記憶する。警備解除モードへの設定が行われ
ることにより、侵入センサ2aの検知信号による異常記
憶をクリアする。
【0046】なお、警備装置1は、入館ディレータイマ
T1の計時が終了するまでに、警備解除モードへの設定
がないと、警備センタDに通報部16から異常通報す
る。
【0047】このように、警備セットモードから警備解
除モードへの設定は、利用者のみが所持する磁気カード
を操作することにより行われる。一方、警備解除モード
から警備セットモードへの設定についても、同様に利用
者による正規の磁気カード操作により行える。この場合
は、磁気カードが操作されたときに、各種センサ2a、
2b…からセンサ検知信号5が入力されないことをも条
件とすることで、戸締り忘れ等を防止している。
【0048】次に、警備解除モードから有人警備セット
モードへの設定は、セットボタン15bを押下すること
により行う。すなわち、セットボタン操作信号42の入
力が警備解除モード中に入力されると設定する。
【0049】有人警備セットモードは、例えば警備対象
A1の外部からの侵入者を検出する侵入センサ2a、2
b及び防災センサ2cの検知は異常発生と扱い、内部セ
ンサ2dの検知信号は異常発生と扱わないモードであ
る。したがって、セットボタン15bの押下と、押下し
たときに侵入センサ2a、2bが正常状態、つまり窓や
扉が閉じた状態であることが条件とし、判定部6がこの
条件の成立を判定している。
【0050】次に、本発明の一実施例である有人警備セ
ットモードから警備解除モードへの設定について、図5
を参照して詳細に説明する。図5は、警備装置1の制御
部19が判定部6にて行う有人警備セットモードから警
備解除モードへの設定可否判定フローを示す。
【0051】有人警備セットモードから警備解除モード
への設定方法には、侵入センサ2a、2bが検知してか
ら所定時間内か否かにより、2種類の方法がある。
【0052】先ず、有人警備セットモードにおいて、侵
入センサ2a、2bが検知していないときの警備モード
の設定について説明する。
【0053】図5において、ステップS1では、検知フ
ラグ71がONか否か判定する。検知フラグ71とは、
侵入センサ2a、2bからの検知信号を受信したときに
ONにされ、警備解除モードに設定した場合および警備
員により警備対象A1の安全が確認された場合に復旧操
作がされたときにOFFとされるフラグである。ここ
で、検知フラグ71がONであるときは、有人警備セッ
トモードにおいて侵入センサ2a、2bからの検知信号
を既に受信したことを意味する。一方、検知フラグ71
がOFFであるときは、有人警備セットモードにおい
て、未だ侵入センサ2a、2bからの検知信号を受信し
ていないことを示している。
【0054】本例では、未だ侵入センサ2a、2bから
の検知信号を受信していないので、NOと判定しステッ
プS2に進む。ステップS2では、侵入センサ2a、2
bから検知信号を受けたか否かの判定処理が行われる。
【0055】本例では、同様に侵入センサ2a、2bが
検知していないので、ステップS8に進む。ステップS
8では、解除ボタン15Cが押下されたか否か判定す
る。本例では、利用者が警備解除モードへの設定操作で
ある解除ボタン15Cを押下すると(YES)、ステッ
プS9に進む。
【0056】ステップS9は、検知フラグ71がONで
ありタイマーT2が所定時間t0の経過したか否か判定す
る。すなわち、侵入センサ2a、2bからの検知信号を
受信してから所定時間t0経過していないか否か判定す
る。
【0057】ここで、タイマT2とは、利用者が誤って
警備解除モードにする前に窓等を開けた場合に、利用者
が警備装置1の設置場所まで到着し、後述の所定の操作
を行うのに必要な時間(t0)を計時するタイマーであ
る。この所定時間は、警備対象A1の規模により異なる
もので、警備装置1を設置する際に適宜定められる。
【0058】本例では、そもそもセンサ検知していない
ので、検知フラグ71がOFFでありタイマT2も起動
していないので、NOと判定され、警備解除モードに設
定する。このように、警備対象A1にて、侵入センサ2
a、2bが検知していない状態では解除ボタン15Cを
押下するだけで、警備解除モードに設定できる。
【0059】次に、侵入センサ2a、2bからの検知信
号を有人警備セットモードにて最初に受信した場合につ
いて説明する。
【0060】同図において、ステップS1では、最初の
侵入センサ2a、2bからの検知信号の受信であるから
検知フラグ71がOFFになっている。したがって、判
定がNOとなりステップS2へ進む。
【0061】ステップS2では、侵入センサ2a、2b
からの検知信号を受信したので、YESとの判定とな
り、ステップS3に進む。ステップS3では、検知フラ
グ71をONにするとともに、タイマT2を起動させ
る。
【0062】そして、ステップS4において、利用者が
テンキー15dを操作しコード入力されたか判定する。こ
のテンキー15dからの入力があれば、認証情報の入力
と判定するとともに記憶し(ステップS5)、タイマT
2がt0を計時したか判定する(ステップS6)。一
方、テンキー15dの操作がなければ、そのままタイマ
T2がt0を計時したか判定(ステップS6)する。
【0063】ステップS6では、タイマT2がt0の経
過を計時すると、すなわち、計時中(t0経過前)に警
備解除モードに設定できなかったときは、侵入センサ2
a、2bからの検知信号が賊によるものと異常確定判定
部63にて判定し、通報部16から警備センタDに異常通
報する(ステップS7)。異常通報した後は、ステップ
S8の処理に進む。
【0064】一方、タイマT2が計時中であれば、その
ままステップS8に進む。ステップS8では、解除ボタ
ン15Cの押下の有無を判定する。ここで、解除ボタン
15Cの押下がなければ、ステップS1に戻り、同様の処
理を繰り返す。
【0065】ステップS8にて解除ボタン15Cの押下
と判定すると、検知フラグ71がONであり、かつ、タ
イマT2がt0を計時中か判定する(ステップS9)。す
なわち、侵入センサ2a、2bからの検知信号を受信
し、所定時間(t0)内に解除ボタン15Cの押下があ
ったときのみ、照合用認証情報記憶部73に予め記憶さ
れた認証情報と、ステップS5にて記憶した入力された
認証情報とが一致するか否かを認証情報照合部61にて
照合判定する(ステップS10)。
【0066】ここで、認証情報の一致と判定した場合
は、利用者が不注意により窓等を開けたために、侵入セ
ンサ2a、2bからの検知信号が入力されたと判定し、
警備解除モードへの設定可能にする。一方、認証情報の
一致判定をしない場合は、ステップS1に戻り同様の処
理を繰り返す。このように、有人警備セットモードから
警備解除モードへの設定可否を判定するにあたって、侵
入センサ2a、2bからの検知信号を受信してから所定
時間(t0)内は認証情報入力が条件となり、これ以外
のタイミングでは解除ボタン15Cが押下のみで警備モ
ードの設定ができる。
【0067】したがって、警備装置1では、有人警備セ
ットモードから警備解除モードへの設定操作は、普段は
利用者の認証処理を行うことなく解除ボタン15Cの押
下のみで簡単に行うことができ利用者の使い勝手よく、
利用者が誤って窓等を開けた場合には利用者の認証を条
件にするので安全性が高くなる。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
警備モードの設定条件として、利用者の認証を必要とす
る場合と、利用者の認証を不要とする場合とを、センサ
検知の有無によって切り替えるので、警備装置のヒュー
マンインタフェースのバリエーションが増える。
【0069】特に、有人警備セットモードから警備解除
モードへの設定操作に適用すると、利用者の不注意と侵
入者によるセンサ検知とを区別でき、利用者の使い勝手
と警備対象の安全性の確保をハイレベルで実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】警備システムのシステム構成図
【図2】本発明にかかる警備装置のブロック図
【図3】警備モードの遷移図
【図4】警備モード設定判定にかかわる機能ブロック図
【図5】判定部における有人警備セットモードから警備
解除モードへの設定処理フロー
【符号の説明】
A…警備対象 C…電話回線 D…警備センタ 1…警備装置 2…センサ 3…無線送信器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警備モードの設定操作を行う操作部と、認
    証情報を入力する入力部と、センサの検知信号に応じて
    起動し所定時間を計時する計時部と、前記計時部の計時
    中に入力された認証情報と予め記憶した照合用認証情報
    とを照合する照合部と、前記所定時間内は前記照合部が
    一致判定したことを条件に警備モードの設定を可能と
    し、前記所定時間外は前記操作手段の操作にて警備モー
    ドの設定を可能とする判定部と、を含むことを特徴とし
    た警備装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の警備装置において、更に、
    センサが検出したことを記憶する記憶部を含み、前記判
    定部は、前記所定時間内に照合部の一致判定により前記
    警備モードが設定されると前記記憶部のセンサ検出記憶
    を消去することを特徴とする警備装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の警備装置にお
    いて、前記センサは外部からの侵入を検出するセンサで
    あり、前記警備モードには、少なくとも警備対象が有人
    状態であり前記センサの検知信号に基づき異常判定を行
    う有人警備セットモードと、警備対象が有人状態であり
    前記センサの検知信号での異常判定を行わない警備解除
    モードとを設け、前記判定部は、前記有人警備セットモ
    ードから前記警備解除モードへの警備モード設定の可否
    を判定することを特徴とする警備装置。
  4. 【請求項4】複数の警備モードを有する警備システムに
    おける警備モードの設定方法であって、通常時は、利用
    者確認を行うことなく警備モードの設定を可能とし、セ
    ンサの検出からの所定時間内は、利用者確認を条件に警
    備モードの設定を可能とすることを特徴とした警備モー
    ドの設定方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の警備モードの設定方法に
    おいて、前記警備モードには、少なくとも警備対象が有
    人状態であり前記センサの検知信号に基づき異常判定を
    行う有人警備セットモードと、警備対象が有人状態であ
    り前記センサの検知信号での異常判定を行わない警備解
    除モードとを有し、前記有人警備セットモードから前記
    警備解除モードへの警備モードの設定方法。
  6. 【請求項6】警備モードの設定操作を行う操作部と、認
    証情報を入力する入力部と、センサの検知信号に応じて
    起動し所定時間を計時する計時部と、前記計時部の計時
    中に入力された認証情報と予め記憶した照合用認証情報
    とを照合する照合部と、前記所定時間内は前記照合部が
    一致判定したことを条件に警備モードの設定を可能と
    し、前記所定時間外は前記操作手段の操作にて警備モー
    ドの設定を可能とするモード設定可否判定部と、前記検
    知信号を受けてから前記所定時間内に前記警備モードの
    設定が行なわれないと異常発生と判定する異常確定判定
    部と、を含むことを特徴とした警備装置。
JP2000163594A 2000-05-31 2000-05-31 警備装置および警備モードの設定方法 Pending JP2001344676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163594A JP2001344676A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 警備装置および警備モードの設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163594A JP2001344676A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 警備装置および警備モードの設定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001344676A true JP2001344676A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18667328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163594A Pending JP2001344676A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 警備装置および警備モードの設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001344676A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015145485A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 セコム株式会社 警備装置、警備システムおよび警備モード設定方法
JP2016038766A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 セコム株式会社 警備装置
JP2016038765A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 セコム株式会社 警備装置
JP2016177356A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 セコム株式会社 異常検知端末及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015145485A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 セコム株式会社 警備装置、警備システムおよび警備モード設定方法
CN105164738A (zh) * 2014-03-28 2015-12-16 西科姆株式会社 警备装置、警备系统及警备模式设定方法
JP2016038766A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 セコム株式会社 警備装置
JP2016038765A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 セコム株式会社 警備装置
JP2016177356A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 セコム株式会社 異常検知端末及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9235980B2 (en) Method and apparatus for automatically disarming a security system
US20150379795A1 (en) Active Detection Type Radio Frequency Identification Smart Door Lock Controller
CN101174352A (zh) 用于安全系统的无源解除收发器
KR101676104B1 (ko) 비밀번호 도어락을 구비한 보안시스템
US20060059963A1 (en) Wireless access control system including wireless exit kit (''WEXK'') with panic bar
KR100516969B1 (ko) 디지털 도어락을 이용한 보안 시스템의 제어 방법 및 시스템
JP5748923B1 (ja) 警備装置、警備システムおよび警備モード設定方法
CA2729689C (en) Security system and method for using an lf activated rfid tag
WO2005031672A1 (ja) セキュリティ管理装置、セキュリティ管理方法、セキュリティ管理プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2001344676A (ja) 警備装置および警備モードの設定方法
JP2011209950A (ja) 警備装置
KR20060124897A (ko) 디지털도어락을 이용한 홈오토메이션 시스템 및 그제어방법
JP7026321B2 (ja) 警戒システム、通信装置、及び監視装置
JP4424814B2 (ja) 警報装置
KR20150004569U (ko) 비밀번호 도어락을 구비한 보안시스템
JP6297384B2 (ja) 警備装置、警備システムおよび警備モード設定方法
TWI735121B (zh) 保全系統
JP7393231B2 (ja) 警備システムの制御装置及び警備システム
JP2000298783A (ja) 監視システム
WO2019186789A1 (ja) 無線通信機及び入退室管理システム
JP2005032006A (ja) 警備装置および警備方法
JPH064793A (ja) 警備システム用制御方法及び装置
JPH1063961A (ja) 入出退管理システム及び火災通報システム
JP2001109971A (ja) 個人識別装置を用いた警備システム
JP2002298253A (ja) 警備装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080909