JP2003109131A - 盗難防止装置、及び盗難防止システム - Google Patents

盗難防止装置、及び盗難防止システム

Info

Publication number
JP2003109131A
JP2003109131A JP2001294847A JP2001294847A JP2003109131A JP 2003109131 A JP2003109131 A JP 2003109131A JP 2001294847 A JP2001294847 A JP 2001294847A JP 2001294847 A JP2001294847 A JP 2001294847A JP 2003109131 A JP2003109131 A JP 2003109131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
receiving
receiving circuit
theft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001294847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4723773B2 (ja
Inventor
Kenji Uchida
賢二 内田
Yasuhisa Uotani
安久 魚谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001294847A priority Critical patent/JP4723773B2/ja
Publication of JP2003109131A publication Critical patent/JP2003109131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723773B2 publication Critical patent/JP4723773B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信回路から発せられる信号による影響を低
減することができる盗難防止システムの提供。 【解決手段】 互いに逆向きに巻いた2つの受信用アン
テナ106a,106bを有する受信回路を備え、その
2つの受信用アンテナ106a,106bを連結する結
束部材110をコイルの内側へ向けて摺動することがで
きるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の盗難を防
止すべく警報を出力する盗難防止タグと該盗難防止装置
が警報を出力するための所定信号を発信する盗難防止装
置とを備える盗難防止システム、該盗難防止システムに
利用される盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク、ソフトウェ
ア・パッケージ等の商品を陳列して販売する販売店で
は、販売店の出入口に設置したゲートパネルと商品に取
付けた盗難防止タグとから構成される盗難防止システム
を採用していることが多い。盗難防止タグが商品から無
理に引き剥がされた場合、盗難防止タグが警報を出力す
ることによって当該商品の盗難を防止する。また、盗難
防止タグが取付けられている商品を販売店から持出そう
として、出入り口に設置しているゲートパネルに近付い
た場合、ゲートパネルから常時、発信されている信号を
盗難防止タグが受信して、警報を出力し、商品の盗難を
防止する。更に、盗難防止タグが前記信号を受信した場
合、受信した信号に対する応答信号を発し、この応答信
号を受信したゲートパネル側でも警報を発することによ
って、商品の盗難をより確実に防止するようにしてい
る。
【0003】図12は、従来の盗難防止システムを説明
する模式図である。
【0004】図中40,40は、販売店の出入口に対向
配置させたゲートパネルであり、ゲートパネル40,4
0は、常時、所定信号を適宜領域に発信している。ゲー
トパネル40,40は、所定信号を生成する信号生成回
路、該信号生成部にて生成された信号を発信するための
アンテナ出力部、信号生成回路及びアンテナ出力部に電
力を供給する電源等を備えている。また、ゲートパネル
40,40には、盗難防止タグ50からの応答信号を受
信するためのアンテナ入力部、受信した応答信号が所定
の信号であるか否かを判断する信号処理部、該信号処理
部が所定の信号であると判断した場合、警報を出力する
警報出力部を備えている。
【0005】盗難防止タグ50は、ゲートパネル40,
40から発信された信号を受信するアンテナ入力部、該
アンテナ入力部にて受信した信号が所定信号であるか否
かを判断する信号処理部、盗難を防止すべき商品に対す
る取付け状態を検出する検出部、所定信号を受信した場
合、又は商品から不適当に取外されたことを検出した場
合に警報を出力する警報出力部、及び電源等を内蔵して
いる。また、所定信号を受信したことに対する応答信号
を生成する信号生成回路、該信号生成回路により生成さ
れた信号を発信するアンテナ出力部を備えている。
【0006】ゲートパネル40,40から常時、発信さ
れている信号は、例えば、22kHzの連続波であり、
この信号を盗難防止タグ50にて100ms連続して受
信した場合、警報を出力するようにしている。一方、前
記信号を受信した盗難防止タグ50は、信号を受信した
ことに対する応答として、応答信号をゲートパネル4
0,40へ発信する。
【0007】ゲートパネル40から発信する信号として
20kHzの連続波を用いる場合は、発信する信号の周
波数と受信する信号の周波数とを異ならせることによっ
て、ゲートパネル40,40のアンテナ出力部から発信
される信号がゲートパネル40,40のアンテナ入力部
に影響を及ぼすことはなく、アンテナ入力部とアンテナ
出力部とを並設した場合であっても、アンテナ入力部の
受信性能に影響を与えることはなかった。
【0008】しかしながら、百貨店又は大型小売店で
は、ひとつのフロア内にメインブース、及びメインブー
スから独立したサブブースが混在する場合があり、この
ような場合、メインブース及びサブブースにそれぞれゲ
ートパネル40,40を設置することが要求される。し
たがって、前述のような単一の信号を用いて盗難防止タ
グを発報させるようにした場合、例えば、メインブース
で買物をしている客が、盗難防止タグ50の取付けられ
た商品を持ったまま、サブブースの出入口に設置してあ
るゲートパネル40,40に近付いた場合、不用意に警
報が発せられるという問題が生じていた。
【0009】そこで、ゲートパネル40,40からは、
識別コードを埋込んだ信号を発信して、盗難防止タグ5
0にて受信した信号に含まれる識別コードと予め盗難防
止タグ50に記憶させている識別コードが一致している
場合にのみ、警報を出力するようにしている。この場
合、メインブースで使用する盗難防止タグ50及びゲー
トパネル40,40に割当てる識別コードと、サブブー
スで使用する盗難防止タグ50及びゲートパネル40,
40に割当てる識別コードとを異ならせることによっ
て、前述のような誤作動防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、識別コ
ードを付加するためにアンテナ出力部から発信する信号
をバースト信号のような変調信号とした場合には、信号
の立上がり部分又は信号の立下がり部分に様々な周波数
の信号が混入するため、ゲートパネル40,40のアン
テナ出力部から発信する信号自体が、ゲートパネル4
0,40のアンテナ入力部に対するノイズ源となり、受
信性能に影響を与える。
【0011】また、近年、前述のようなパルス信号方式
の盗難防止システムが、心臓ペースメーカに対して悪影
響を及ぼすのではないかとの指摘がなされている。すな
わち、アンテナ出力部から発信される信号の立上がり部
分、及び立下がり部分で、大きな電磁界が発生するため
であり、パルス信号の立上がり部分、及び立下がり部分
における電磁界の発生強度を抑制することができる盗難
防止システムの開発が望まれていた。
【0012】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、2つの受信部からなる受信回路を備え、夫々の
受信部が受信する信号の大きさを調整可能とする構成と
することにより、ノイズに対する信号の受信性能が良い
盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0013】本発明の他の目的は、受信回路が互いに逆
方向に巻いた2つのコイルを有しており、これらのコイ
ルを連結する連結部をコイルの内側へ向けて摺動可能に
していることにより、受信部にて生じるノイズの量を減
じることができる盗難防止装置を提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、発信回路に入力
するパルス信号のパルス幅を変更できるようにしてあ
り、しかもそのパルス信号を変調する構成とすることに
より、パルス信号の立上がり部分、及び立下がり部分で
電磁界の発生強度を抑えることができ、しかも、受信部
にてノイズの量を減じることができる盗難防止装置を提
供することにある。
【0015】本発明の更に他の目的は、盗難防止タグか
ら発信される応答信号の受信性能が高い盗難防止システ
ムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
装置は、信号を受信する受信回路を備え、該受信回路が
受信した信号に基づき警報を出力すべくなしてある盗難
防止装置において、前記受信回路は、第1受信回路と第
2受信回路とを備え、前記第1、第2受信回路の夫々が
受信する信号の大きさを調整可能になしてあることを特
徴とする。
【0017】第2発明に係る盗難防止装置は、前記第1
受信回路は一方向に巻いた第1コイルを備え、前記第2
受信回路は他方向に巻いた第2コイルを備え、前記第1
コイルと第2コイルとを夫々のコイルの内側へ向けて摺
動可能に連結する連結部を備えることを特徴とする。
【0018】第3発明に係る盗難防止装置は、パルス信
号を生成する信号生成回路と、該信号生成回路により生
成したパルス信号を入力すべくなしてあり、入力された
パルス信号に応じた信号を発信する発信回路と、外部か
らの信号を受信する受信回路とを備え、該受信回路が受
信した信号に基づき警報を出力すべくなしてある盗難防
止装置において、前記信号生成回路は、生成するパルス
信号のパルス幅を変更可能になしてあり、前記信号生成
回路により生成されたパルス信号を変調する信号処理回
路を備えることを特徴とする。
【0019】第4発明に係る盗難防止装置は、前記受信
回路は、第1受信回路と第2受信回路とを備え、前記第
1、第2受信回路の夫々が受信する信号の大きさを調整
可能になしてあることを特徴とする。
【0020】第5発明に係る盗難防止装置は、前記第1
受信回路は一方向に巻いた第1コイルを備え、前記第2
受信回路は他方向に巻いた第2コイルを備え、前記第1
コイルと第2コイルとを夫々のコイルの内側へ向けて摺
動可能に連結する連結部を備えることを特徴とする。
【0021】第6発明に係る盗難防止システムは、パル
ス信号を生成する信号生成回路、該信号生成回路により
生成したパルス信号を入力すべくなしてあり、入力され
たパルス信号に応じた信号を発信する発信回路、及び外
部からの信号を受信する受信回路を備え、該受信回路が
受信した信号に基づき警報を出力すべくなしてある盗難
防止装置と、前記盗難防止装置から発信された信号を受
信する受信回路、及び該受信回路が受信した信号の解析
を行う信号解析部を備え、盗難を防止すべき対象物への
取付け状態又は前記信号解析部による解析結果に基づき
警報を出力すべくなしてある盗難防止タグとを備える盗
難防止システムにおいて、前記盗難防止装置は、第3発
明乃至第5発明の何れかに記載の盗難防止装置であるこ
とを特徴とする。
【0022】第7発明に係る盗難防止システムは、前記
盗難防止タグは、前記信号解析部の解析結果に基づき、
受信した信号に対する応答信号を生成する信号生成部
と、該手段により生成された応答信号に応じた信号を発
信する信号発信回路とを備えることを特徴とする。
【0023】第1発明及び第4発明にあっては、信号を
受信する受信回路は、2つの受信回路からなり、その2
つの受信回路が受信する信号の大きさを調整することが
できる。したがって、2つの受信回路で共通したノイズ
を受信している場合、2つの受信回路が受信する信号の
大きさが同じになるように調整して、受信した信号の平
均又は差分をとることによって、ノイズのみを相殺する
ことができ、本来受信すべき信号のみ抽出することがで
きる。
【0024】第2発明及び第5発明にあっては、互いに
逆向きに巻いた2つのコイルを有する受信回路を備え、
その2つのコイルを連結する連結部をコイルの内側へ向
けて摺動させることができる。そのため、2つのコイル
の連結部を摺動させることにより、それらのコイルで受
信する信号の大きさを容易に調整することができ、しか
も、受信した信号の差分をとることによって、各コイル
に共通するノイズを相殺することができるので、本来受
信すべき信号のみを抽出することができる。
【0025】第3発明にあっては、変調信号を発信する
ようにしているため、その変調周期によって信号を識別
することができる。また、発信回路に入力するパルス信
号のパルス幅を変更することができるようにしているた
め、例えば、変調信号の立上がり近傍に対応するパルス
信号のパルス幅を徐々に広くしてゆくことで、一定のパ
ルス幅を有するパルス信号を入力した場合と比べて、発
信回路から発信する信号の振幅の時間変化を緩やかに変
化させることができる。その結果、受信回路では、発信
回路が発信する信号により生じるノイズを減少させるこ
とができ、受信性能を向上することができる。また、パ
ルス幅を調整して、発信回路から発信する信号の立上が
り近傍、及び立下がり近傍を緩やかな波形にするため、
電磁界の発生強度を抑えることができ、心臓ペースメー
カ等の他の機器に対して影響を与えにくくすることが可
能となる。
【0026】第6発明及び第7発明にあっては、盗難防
止タグから発信される応答信号を盗難防止装置の受信回
路にて受信するようにしている。受信回路は、2つの受
信回路からなり、その2つの受信回路が受信する信号の
大きさを調整することができるため、受信回路における
ノイズを減少することができ、受信性能を向上すること
ができる。その結果、盗難防止効果を高めることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の
盗難防止システムの使用状態を説明する模式図である。
図中1,1は、販売店の出入口に対向配置させたゲート
パネルであり、ゲートパネル1,1は、常時、所定信号
を適宜領域に発信している。ゲートパネル1,1は、後
述するように、所定信号を生成する信号生成回路11、
該信号生成回路11にて生成された信号を発信するため
のアンテナ出力部12、信号生成回路11及びアンテナ
出力部12に電力を供給する電源等を備えている。ま
た、ゲートパネル1,1には、盗難防止タグ2からの応
答信号を受信するための2つのアンテナ入力部(第1ア
ンテナ入力部13a、及び第2アンテナ入力部13
b)、受信した応答信号が所定の信号であるか否かを判
断する信号処理部14、該信号処理部14が所定の信号
であると判断した場合、警報を出力するブザー16及び
LED17を備えている。
【0028】盗難防止タグ2は、後述するように、ゲー
トパネル1,1から発信された信号を受信するアンテナ
入力部21、該アンテナ入力部21にて受信した信号が
所定信号であるか否かを判断する信号処理部25、盗難
を防止すべき商品Tに対する取付け状態を検出する検出
部24、所定信号を受信した場合、又は商品から不適当
に取外されたことを検出した場合に警報を出力するブザ
ー27及びLED28、及び電源等を内蔵している。ま
た、所定信号を受信したことに対する応答信号を生成す
る信号生成回路29、該信号生成回路29により生成さ
れた信号を発信するアンテナ出力部30を備えている。
【0029】何者かが盗難防止タグ2を取付けた商品を
持ち去り、出口から出ようとして、ゲートパネル1,1
から発せられる信号の到達範囲内に入った場合、盗難防
止タグ2のアンテナ入力部21は、その信号を受信し、
信号処理部25が受信した信号を所定信号であると判断
した場合、警報が出力されるようになっている。
【0030】図2は、ゲートパネル1の正面図、図3
は、ゲートパネル1の内部構造を示した模式図である。
ゲートパネル1は、長方形の基板101に、パルス信号
を生成する信号生成回路11、ブザー16及びLED1
7を駆動させる駆動部15(図5参照)、及び電源等を
固定する制御板120、信号を発信する発信用アンテナ
105、及び2つの受信用アンテナ106a、106b
を取付けてなるものであり、土台部103によって販売
店の床面に立設することができるようになっている。ま
た、基板101より少し大きな2枚の外蓋102、10
2は、ボルト及びナット等の固定具を用いて、基板10
1を挟持するように固定することができ、送信用アンテ
ナ105及び受信用アンテナ106a、106b、並び
に制御板120等をゲートパネル1の外側から目視でき
ないようにしている。
【0031】送信用アンテナ105は、基板101と略
同じ幅を有する長方形の形に銅線を多数回巻いたもので
あり、銅線の端部は、パルス信号を生成する信号生成回
路11に接続されている。銅線は、筒状の保護ケース1
07,107,…の中を通してあり、基板101の一方
の面に保護ケース107を接着固定することで、送信用
アンテナ105を基板101に取付けている。2つの受
信用アンテナ106a,106bは、夫々、略同一の台
形状に銅線を多数回巻いたものであり、夫々の銅線の両
端は、受信した信号が所定の信号であるか否かを判断す
る信号処理部14に接続されている。また、2つの受信
用アンテナ106a,106bは、互いに接するよう
に、上下に配置して基板101の他方の面に取付けてい
る。両受信用アンテナ106a,106bが接している
部分の銅線は、基板101の対向する2辺に対して所要
の角度を持ち、基板101の内側を横切るよう取付けて
いる。その中央近傍で結束部材110により2つの受信
用アンテナ106a,106bを連結している。
【0032】図4は、2つの受信用アンテナ106a,
106bの連結部分の構成を示す模式図である。基板1
01には、2つの受信用アンテナ106a,106bが
接している方向に対して略垂直な方向に長方形状の開孔
部108を設けている。結束部材110とOリング11
1とで、基板101の両面からこの開孔部108を挟み
込むようにし、蝶番109を通して、この蝶番109を
締めることによって、両受信用アンテナ106a,10
6bを所要の位置に固定する。蝶番109を緩めること
によって、開孔部108の長手方向に結束部材110を
摺動させることができ、両受信用アンテナ106a,1
06bの固定位置を調整することが可能となる。したが
って、送信用アンテナ105から所定の信号を発信し
て、両受信用アンテナ106a,106bにて生じるノ
イズの大きさを観測し、夫々で観測したノイズの大きさ
の差分値が最小となるような位置で結束部材110を固
定することによって、送信用アンテナ105からの信号
の影響を最も小さくすることができる。
【0033】図5は、本発明の盗難防止システムのブロ
ック図である。図中1は、販売店の出入口近傍に設置す
るゲートパネルであり、2は、商品に取付けられ、ゲー
トパネル1からの信号を受信して警報を出力すると共
に、ゲートパネル1に対して応答信号を発信する盗難防
止タグである。ゲートパネル1は、所定周期(例えば、
22kHz)のパルス信号を生成する信号生成回路1
1、及び信号生成回路11から入力された信号に応じた
信号を発信するアンテナ出力部12を備えている。信号
生成回路11では、所定周期のパルス信号を生成すると
共に、バースト制御信号を生成し、パルス信号及びバー
スト制御信号に基づいて後述するようなコード信号を生
成することによって、アンテナ出力部12から発信する
信号に識別性を持たせる。また、信号生成回路11は、
コード信号を構成しているパルス信号のパルス幅を連続
的に調整し、コード信号の立上がり近傍及び立下がり近
傍で、パルス幅を狭めるようにしている。
【0034】ゲートパネル1は、更に、盗難防止タグ2
からの応答信号を受信するための第1アンテナ入力部1
3a及び第2アンテナ入力部13bを備えている。第1
アンテナ入力部13aは、前述の受信用アンテナ106
aと受信した信号を所定信号に変換する回路とを備えて
いる。同様に、第2アンテナ入力部13bは、受信アン
テナ106bと受信した信号を所定信号に変換する回路
とを備えている。アンテナ入力部13a及び第2アンテ
ナ入力部13bが受信した信号は、所定信号に変換され
た後、信号処理部14に入力される。信号処理部14
は、信号の周波数等により、入力された信号が所定の信
号であるか否かを判断する。信号処理部14が、所定の
信号であると判断した場合には、駆動部15に警報信号
を与え、ブザー16及びLED17を駆動させる。
【0035】盗難防止タグ2は、ゲートパネル1のアン
テナ出力部12から出力される信号を受信し、コード信
号に変換して出力するアンテナ入力部21、アンテナ入
力部21から与えられたコード信号を識別するコード識
別部22を備えている。信号処理部25は、コード識別
部22から入力された信号に基づき、駆動部26に警報
信号を与え、ブザー27及びLED28を駆動させる。
また、盗難防止タグ2は、盗難を防止すべき商品Tへの
取付け状態を検出する検出部24を備えている。検出部
24は、例えば、プッシュスイッチからなるものであ
り、盗難防止タグ2の表面に設けられた穴から突出可能
に設けてあるレバーと該レバーを盗難防止タグ2の外側
へ付勢するコイルバネ等の弾性体とを備えている。盗難
を防止すべき対象物に盗難防止タグ2を正常に取付けて
いる場合、レバーは盗難防止タグ2の内部へ押し込めら
れて、プッシュスイッチは開路し、対象物から取外され
た場合、レバーは弾性体の弾性力により盗難防止タグ2
の外側へ突出して、閉路するようにしている。プッシュ
スイッチが閉路した場合、入力部23から与えられた信
号に基づき、信号処理部25は、警報信号を駆動部26
に与え、ブザー27及びLED28を駆動させる。
【0036】更に、アンテナ入力部21で受信した信号
をコード識別部22が所定の信号であるか否かを判断し
た結果、所定の信号であると判断した場合には、信号処
理部25に信号を入力して、ブザー27及びLED28
を駆動させると共に、信号生成回路29により応答信号
を生成し、アンテナ出力部30から信号を発信する。応
答信号としては、例えば、ゲートパネル1の信号生成回
路11で生成するパルス信号と周波数が異なるパルス信
号を生成する。
【0037】図6及び図7は、ゲートパネル1が発信す
るコード信号の構成例を説明する説明図である。コード
信号は、スタートビット及びデータビットからなる14
0msecの長さのフレームからなり、ゲートパネル1
からは、常時、コード信号と50msecの長さのLレ
ベルのフレームとを交互に発信している。コード信号の
先頭にあるスタートビットは、20msecの長さであ
り、立ち上がりから15msecがHレベルであり、残
りの5msecがLレベルである。データビットは、デ
ータビット”0”、及びデータビット”1”の組み合わ
せにより構成される。データビット”0”は、8mse
cの長さであり、立ち上がりから2msecがHレベ
ル、残りの6msecがLレベルである。データビッ
ト”1”は、12msecの長さであり、立ち上がりか
ら8msecがHレベルであり、残りの4msecがL
レベルである。
【0038】このコード信号は、スタートビットS0と
それに続くデータビットD0〜D11とで構成されい
る。データビットD0〜D11の内、データビットD0
〜D5がデータコードであり、これらは、インタリーブ
されて、D2D3D4D5D0D1の順に発信される。
データビットD6〜D11は、図5に示すように、デー
タコードD0〜D5のビット反転したものであり、受信
側で更に反転されて、D0からD5までのデータコード
とD6からD11までのデータコードとが等しい場合
に、正確に信号を受信したものと確認するためのもので
ある。例えば、データコードD0からD5が”0101
01”である場合、コード信号は、”S0 01010
1101010”となる。
【0039】前述のスタートビット及びデータビットの
Hレベルの信号は、例えば、22kHzのパルス信号に
より構成されている。図8は、スタートビットの構成例
を説明する説明図である。前述したようにスタートビッ
トは、15msecのHレベルの信号及び5msecの
Lレベルの信号から構成される(図8(a))。Hレベ
ルの信号は、22kHzのパルス信号により構成されて
いる。図8(b)に示すように、スタートビットを構成
しているパルス信号は、スタートビットの立上がり部分
のパルス幅を最も狭くして、徐々にパルス幅を増加させ
る。同様に、スタートビットの立下げ部分も徐々にパル
ス幅を減少させている。例えば、パルス幅が最小となる
スタートビットの立上がり部分及び立下げ部分は、パル
ス信号のデューティを10%にする。一方、パルス幅が
最大になる部分では、パルス信号のデューティを50%
としている。また、スタートビットのみならず、データ
ビットを示す信号も、同様に、信号の立上がり部分から
徐々にパルス幅を増加させてゆく共に、立下がり部分に
向けて、パルス幅を減少させている。
【0040】図9は、アンテナ出力部12の詳細を示す
ブロック図である。アンテナ出力部12は、ブリッジ回
路からなり、その4つの入力端子t1,t2,t3,t
4に信号生成回路11からの信号が入力されることによ
って、入力された信号に応じた出力電圧がコイルLに加
わり、信号が発信される。入力端子t1とt3との間に
出力用電源Voが接続されており、入力端子t2とt4
との間は、接地されている。また、入力端子t1とt2
との間にはコイルLの一方の端子が接続されており、入
力端子t3とt4との間にはコイルLの他方の端子が接
続されている。また、信号生成回路11からの接続線
は、入力端子t1及びt4に同一の信号が入力されるよ
うに接続されており、入力端子t2及びt3に同一の信
号が入力されるように接続されている。
【0041】図10は、アンテナ出力部12に入力され
る信号の一例を示す波形図である。図10(a)に示す
ように、信号S1は、入力端子t1及びt4(又は、入
力端子t2及びt3)に入力する信号であり、周期f
(例えば、22kHz)の方形波により構成されてい
る。同様に、信号S2は、周期f、信号S1と逆位相の
方形波により構成され、入力端子t2及びt3(又は、
入力端子t1及びt4)に入力される。各入力端子t
1,t2,t3,t4に信号S1及びS2が入力された
場合、コイルLにかかる電圧は、最大電圧Vin、周期f
を有するパルス電圧となる(図10(c))。また、こ
の場合、コイルLに流れる電流は、振幅Iin、周期fを
有する略正弦波形となる。従って、アンテナ出力部12
から発信される信号は、振幅Iinに比例した振幅を有す
る信号となる。
【0042】一方、周期fを変更せずに、パルス幅を狭
めた信号S1’及びS2’(図10(e)及び(f))
をアンテナ出力部12に入力した場合、コイルLにかか
る電圧は、周期及び最大電圧Vin’が変化せず、パルス
幅のみ小さくなる。この場合、コイルLに流れる電流の
振幅Iin’は小さくなり、その結果、アンテナ出力部1
2から発信される信号の振幅も減少することになる。本
発明でアンテナ出力部12に入力するコード信号は、信
号の立上がり部分でパルス幅を徐々に増加させているた
め、アンテナ出力部12から発信される信号の波形は、
その振幅が緩やかに変化したものであり、電磁界の発生
強度を抑制することができる。したがって、第1アンテ
ナ入力部13a、第2アンテナ入力部13b、及び心臓
ペースメーカ等の他の機器に与える影響を和らげること
ができる。
【0043】図11は、盗難防止タグが受信した信号を
処理する手順を示したフローチャートである。
【0044】アンテナ入力部21は、盗難防止タグ2が
設置された区域の出入口等に設置されたゲートパネル1
からの信号を受信している間のみ、HレベルのLFIN
信号を作成することにより復調する。まず、アンテナ入
力部21は、何らかの信号を受信したか否かを判断する
(ステップS1)。信号を受信していない場合(S1:
NO)、信号を受信するまで待機する。信号を受信した
場合(S1:YES)、受信した信号の振幅が所定値よ
り大きいか否かを判断する(ステップS2)。受信した
信号の振幅が所定値より小さい場合(S2:NO)、処
理をS1へ戻す。
【0045】受信した信号の大きさが所定値より大きい
場合(S2:YES)、アンテナ入力部21は、信号の
立上がりから例えば5秒毎のレベルを検出することによ
り、LFIN信号のHレベル部分(LFIN(H))
が、12msecより長いか否かを判断し(ステップS
3)、長くない場合(S3:NO)、無意味な信号とし
て無視する。長い場合(S3:YES)、このLFIN
信号をスタートビットS0として、データビットの読み
込みを開始する(ステップS4)。
【0046】アンテナ入力部21は、復調したLFIN
信号の長さを、例えば立ち上がりから5秒毎のレベルを
検出することにより比較する。アンテナ入力部21は、
読み込んだデータビットのLFIN(H)の長さが20
msecより長いか否かを比較し(ステップS5)、長
い場合(S5:YES)、無意味な信号として、以下の
読み込みを中止する。また、読み込んだデータビットの
LレベルのLFIN信号(LFIN(L))の長さが、
20msecより長いか否かを判断し(ステップS
6)、長い場合(S6:YES)、無意味な信号とし
て、以下の読み込みを中止する。アンテナ入力部21
は、また、データビットの読み込み中に、新たなスター
トビットS0を確認した場合は、すでに読み込んだデー
タビットを廃棄して、新たにデータビットの読み込みを
開始する。
【0047】アンテナ入力部21は、データビットを1
2ビット読み込んだ場合、データビットの読み込みを完
了する(ステップS7)。次いで、アンテナ入力部21
は、読み込んだデータビットのD0〜D5とD6〜D1
1の反転信号とが一致するか否かを判断し(ステップS
8)、一致していない場合(S8:NO)、正確に受信
できなかったとして、読み込んだデータビットを廃棄す
る。一致する場合(S8:YES)、読み込んだデータ
ビットのLFIN信号の列をコードとしてコード識別部
22へ与える。コード識別部22は、与えられたコード
を識別し(ステップS9)、所定のコードであるか否か
を判断する(ステップS10)。所定のコードでない場
合(S10:NO)、異なる種類のコード信号であると
判断して、処理をS1へ戻す。所定のコード信号である
と判断した場合(S10:YES)、信号処理部25に
警報信号を与えることによって、駆動部26を駆動さ
せ、ブザー27及びLED28を駆動させて警報を出力
する(ステップS11)。
【0048】本実施の形態では、プッシュスイッチによ
って、商品Tへの取付け状態を検出するようになした盗
難防止タグ2について説明したが、本発明は、これに限
らず、ワイヤによって、盗難防止タグ2を衣類等の商品
Tに取り付けるようにした盗難防止タグも利用すること
が可能である。この場合、盗難防止タグ2の筐体の一面
には、ワイヤの差込み部を差込む2つの差込み穴が開設
してあり、両差込み穴に、導電性のワイヤの両端部が着
脱可能に嵌合してある。商品Tに取付ける場合、上着又
はシャツのボタン穴、又は衣類の襟元に設けた商品タグ
等、商品Tの取付け部位にワイヤを挿通させた後、ワイ
ヤの両端を盗難防止タグの両差込穴に挿入させる。この
ワイヤは、常閉接点として機能しており、盗難防止タグ
を商品Tから取り外すべく、盗難防止タグ2の差込み穴
からワイヤを抜出した場合、又はワイヤを切断した場
合、盗難防止タグ2の検出部24がそれを検出し、警報
を出力するようにしている。
【0049】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明及び第
4発明による場合は、信号を受信する受信回路は、2つ
の受信回路からなり、その2つの受信回路が受信する信
号の大きさを調整することができる。したがって、2つ
の受信回路で共通したノイズを受信している場合、2つ
の受信回路が受信する信号の大きさが同じになるように
調整して、受信した信号の平均又は差分をとることによ
って、ノイズのみを相殺することができ、本来受信すべ
き信号のみ抽出することができる。
【0051】第2発明及び第5発明による場合は、互い
に逆向きに巻いた2つのコイルを有する受信回路を備
え、その2つのコイルを連結する連結部をコイルの内側
へ向けて摺動させることができる。そのため、2つのコ
イルの連結部を摺動させることにより、それらのコイル
で受信する信号の大きさを容易に調整することができ、
しかも、受信した信号の差分をとることによって、各コ
イルに共通するノイズを相殺することができるので、本
来受信すべき信号のみを抽出することができる。
【0052】第3発明による場合は、変調信号を発信す
るようにしているため、その変調周期によって信号を識
別することができる。また、発信回路に入力するパルス
信号のパルス幅を変更することができるようにしている
ため、例えば、変調信号の立上がり近傍に対応するパル
ス信号のパルス幅を徐々に広くしてゆくことで、一定の
パルス幅を有するパルス信号を入力した場合と比べて、
発信回路から発信する信号の振幅の時間変化を緩やかに
変化させることができる。その結果、受信回路では、発
信回路が発信する信号により生じるノイズを減少させる
ことができ、受信性能を向上することができる。また、
パルス幅を調整して、発信回路から発信する信号の立上
がり近傍、及び立下がり近傍を緩やかな波形にするた
め、電磁界の発生強度を抑えることができ、心臓ペース
メーカ等の他の機器に対して影響を与えにくくすること
が可能となる。
【0053】第6発明及び第7発明による場合は、盗難
防止タグから発信される応答信号を盗難防止装置の受信
回路にて受信するようにしている。受信回路は、2つの
受信回路からなり、その2つの受信回路が受信する信号
の大きさを調整することができるため、受信回路におけ
るノイズを減少することができ、受信性能を向上するこ
とができる。その結果、盗難防止効果を高めることがで
きる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止システムの使用状態を説明す
る模式図である。
【図2】ゲートパネルの正面図である。
【図3】ゲートパネル1の内部構造を示した模式図であ
る。
【図4】2つの受信用アンテナの連結部分の構成を示す
模式図である。
【図5】盗難防止システムのブロック図である。
【図6】ゲートパネルが発信するコード信号の構成例を
説明する説明図である。
【図7】ゲートパネルが発信するコード信号の構成例を
説明する説明図である。
【図8】スタートビットの構成例を説明する説明図であ
る。
【図9】アンテナ出力部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図10】アンテナ出力部に入力される信号の一例を示
す波形図である。
【図11】盗難防止タグが受信した信号を処理する手順
を示したフローチャートである。
【図12】従来の盗難防止システムを説明する模式図で
ある。
【符号の説明】
1 ゲートパネル 11 信号生成回路 12 アンテナ出力部 13 アンテナ入力部 14 信号処理部 15 駆動部 16 ブザー 17 LED 2 盗難防止タグ 21 アンテナ入力部 22 コード識別部 23 入力部 24 検出部 25 信号処理部 26 駆動部 27 ブザー 28 LED 29 信号生成回路 30 アンテナ出力部 105 送信用アンテナ 106a 受信用アンテナ 106b 受信用アンテナ 109 蝶番 110 結束部材
フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA15 CA23 KA02 KA04 KA06 KA13 KA29 KA31 YA20 5C084 AA03 AA09 AA14 AA19 BB04 BB33 CC35 DD26 DD87 EE01 EE07 FF08 GG12 GG20 GG43 GG52 GG57 HH03 HH10 HH13 5K012 AB05 AC06 AC07 AC08 AC10 BA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を受信する受信回路(13a,13
    b)を備え、該受信回路(13a,13b)が受信した
    信号に基づき警報を出力すべくなしてある盗難防止装置
    (1)において、 前記受信回路は(13a,13b)、第1受信回路(1
    3a)と第2受信回路(13b)とを備え、前記第1、
    第2受信回路(13a,13b)の夫々が受信する信号
    の大きさを調整可能になしてあることを特徴とする盗難
    防止装置(1)。
  2. 【請求項2】 前記第1受信回路(13a)は一方向に
    巻いた第1コイル(106a)を備え、前記第2受信回
    路(13b)は他方向に巻いた第2コイル(106b)
    を備え、前記第1コイル(106a)と第2コイル(1
    06b)とを夫々のコイル(106a,106b)の内
    側へ向けて摺動可能に連結する連結部(110)を備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の盗難防止装置
    (1)。
  3. 【請求項3】 パルス信号を生成する信号生成回路(1
    1)と、該信号生成回路(11)により生成したパルス
    信号を入力すべくなしてあり、入力されたパルス信号に
    応じた信号を発信する発信回路(12)と、外部からの
    信号を受信する受信回路(13a,13b)とを備え、
    該受信回路(13a,13b)が受信した信号に基づき
    警報を出力すべくなしてある盗難防止装置(1)におい
    て、 前記信号生成回路(11)は、生成するパルス信号のパ
    ルス幅を変更可能になしてあり、前記信号生成回路(1
    1)により生成されたパルス信号を変調する信号処理回
    路を備えることを特徴とする盗難防止装置(1)。
  4. 【請求項4】 前記受信回路(13a,13b)は、第
    1受信回路(13a)と第2受信回路(13b)とを備
    え、前記第1、第2受信回路(13a,13b)の夫々
    が受信する信号の大きさを調整可能になしてあることを
    特徴とする請求項3に記載の盗難防止装置(1)。
  5. 【請求項5】 前記第1受信回路(13a)は一方向に
    巻いた第1コイル(106a)を備え、前記第2受信回
    路(13b)は他方向に巻いた第2コイル(106b)
    を備え、前記第1コイル(106a)と第2コイル(1
    06b)とを夫々のコイル(106a,106b)の内
    側へ向けて摺動可能に連結する連結部(110)を備え
    ることを特徴とする請求項4に記載の盗難防止装置
    (1)。
  6. 【請求項6】 パルス信号を生成する信号生成回路(1
    1)、該信号生成回路(11)により生成したパルス信
    号を入力すべくなしてあり、入力されたパルス信号に応
    じた信号を発信する発信回路(12)、及び外部からの
    信号を受信する受信回路(13a,13b)を備え、該
    受信回路(13a,13b)が受信した信号に基づき警
    報を出力すべくなしてある盗難防止装置(1)と、前記
    盗難防止装置(1)から発信された信号を受信する受信
    回路(21)、及び該受信回路(21)が受信した信号
    の解析を行う信号解析部(25)を備え、盗難を防止す
    べき対象物への取付け状態又は前記信号解析部(25)
    による解析結果に基づき警報を出力すべくなしてある盗
    難防止タグ(2)とを備える盗難防止システム(1,
    2)において、 前記盗難防止装置(1)は、請求項3乃至請求項5の何
    れかに記載の盗難防止装置(1)であることを特徴とす
    る盗難防止システム(1,2)。
  7. 【請求項7】 前記盗難防止タグ(2)は、前記信号解
    析部(25)の解析結果に基づき、受信した信号に対す
    る応答信号を生成する信号生成部(29)と、該手段に
    より生成された応答信号に応じた信号を発信する信号発
    信回路(30)とを備えることを特徴とする請求項6に
    記載の盗難防止システム(1,2)。
JP2001294847A 2001-09-26 2001-09-26 盗難防止装置、及び盗難防止システム Expired - Lifetime JP4723773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294847A JP4723773B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 盗難防止装置、及び盗難防止システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294847A JP4723773B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 盗難防止装置、及び盗難防止システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003109131A true JP2003109131A (ja) 2003-04-11
JP4723773B2 JP4723773B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=19116372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001294847A Expired - Lifetime JP4723773B2 (ja) 2001-09-26 2001-09-26 盗難防止装置、及び盗難防止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4723773B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299052A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Hitachi Ltd 動態管理システム
JP2008217496A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Hitachi Ltd タグ検知システム、移動物体検知方法、及び入退場管理システム
JP6081013B1 (ja) * 2016-09-15 2017-02-15 マイティキューブ株式会社 盗難防止システム、盗難防止用タグ、盗難防止用ゲート、それらの制御方法およびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174899A (ja) * 1985-09-30 1987-07-31 センソ−マテイツク エレクトロニクス コ−ポレ−シヨン 電子監視システム
JPH10208163A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Unie Denshi Kogyo Kk 電子式保安システムのためのアンテナシステム
JP2001109852A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Toshiba Corp 無線情報処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174899A (ja) * 1985-09-30 1987-07-31 センソ−マテイツク エレクトロニクス コ−ポレ−シヨン 電子監視システム
JPH10208163A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Unie Denshi Kogyo Kk 電子式保安システムのためのアンテナシステム
JP2001109852A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Toshiba Corp 無線情報処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299052A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Hitachi Ltd 動態管理システム
JP2008217496A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Hitachi Ltd タグ検知システム、移動物体検知方法、及び入退場管理システム
US20090179742A1 (en) * 2007-03-05 2009-07-16 Hitachi, Ltd. Tag Detecting System, Moving Object Detecting Method, and Entrance/Exit Management System
US8248204B2 (en) 2007-03-05 2012-08-21 Hitachi, Ltd. Tag detecting system, moving object detecting method, and entrance/exit management system
JP6081013B1 (ja) * 2016-09-15 2017-02-15 マイティキューブ株式会社 盗難防止システム、盗難防止用タグ、盗難防止用ゲート、それらの制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4723773B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5589819A (en) Self-sounding tag alarm
KR101222561B1 (ko) Rfid 장치로부터 eas 기능을 검출하는 eas판독기
US8659428B2 (en) Method and system for reducing effect of interference in integrated metal detection/electronic article surveillance systems
AU605832B2 (en) Detection of unauthorized removal of theft detection target devices
US5815076A (en) Pulsed-signal magnetomechanical electronic article surveillance system with improved damping of transmitting antenna
TWI288243B (en) Multiple frequency detection system
EP1987497B1 (en) A wide exit/entrance electronic article surveillance antenna system
US9830793B2 (en) Automatic selective damping of a resonant antenna
US4670740A (en) Portable, batteryless, frequency divider consisting of inductor and diode
JP2003109131A (ja) 盗難防止装置、及び盗難防止システム
AU761550B2 (en) Circuit for energizing EAS marker deactivation device with DC pulses of alternating polarity
JP4723774B2 (ja) 盗難防止システム及び盗難防止タグ
AU2015266655B2 (en) Handheld deactivator with integrated thermal sensor
US6690279B1 (en) Security element for the electronic surveillance of articles
JP2001505336A (ja) 組合せた励起−不活性化コイルを有する万引き検出ラベル不活性化装置
JPH09212761A (ja) 被監視装置および監視装置
AU2015252034B2 (en) Method and system for reducing effect of interference in integrated metal detection/electronic article surveillance systems
JPH02220Y2 (ja)
JP3071354B2 (ja) 盗難防止装置における送信周波数調節装置
JPH08212467A (ja) 盗難防止装置の信号送信回路
EP1000419A1 (en) Security element for the electronic surveillance of articles
JPH06243352A (ja) 警報付きセンサー装置
JPH08161657A (ja) 盗難防止用装置
KR20170053622A (ko) 트랜스미터 필드를 적응가능하게 제어하기 위한 시스템들 및 방법들
JP2009146324A (ja) 磁界発生装置、物品監視装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4723773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250