JPH02220Y2 - - Google Patents

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JPH02220Y2
JPH02220Y2 JP7947383U JP7947383U JPH02220Y2 JP H02220 Y2 JPH02220 Y2 JP H02220Y2 JP 7947383 U JP7947383 U JP 7947383U JP 7947383 U JP7947383 U JP 7947383U JP H02220 Y2 JPH02220 Y2 JP H02220Y2
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reed switch
circuit
voltage
coil
transistor
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JP7947383U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、磁石を用いてのパチンコ機の不正
操作を検出する装置に関する。
(従来技術) パチンコ機の不正操作の一つとして、盤のガラ
ス前面より磁石を用いてパチンコ玉の動きを規制
し、不正にセーフ玉を得ようとする行為がある。
このような不正行為を防止するために従来、
種々の装置が開発されており、なかでも、磁気を
感じたらブザーを吹鳴して報知するものがある
が、この場合には不正行為者が磁石を穏したりす
ることもあつて種々のトラブルの原因となりやす
い。
そこで本出願人より、パチンコ機前面に強力な
磁気が存在するときは、これを感知すると共に、
玉打機の作動を停止することにより、不正行為を
防止するようにしたものが提案されている(実願
昭58−8130号「実開昭59−114184号」等)。
これを第1図〜第3図に基づいて説明すると、
1はパチンコ機前面のガラス、2は木製のパネル
盤、3はパチンコ玉を案内する釘、4はパチンコ
機の裏側の各種機器裏装置である。
パネル盤2の一部には、センサ取付穴5が裏側
から設けられ、このセンサ取付穴5に磁気検出手
段として、磁気を感知すると接点がONになるリ
ードスイツチ6が挿入配置されている。
リードスイツチ6は、この場合上記のようにで
きるだけ前面のガラス1に近づけることが好まし
いが、パネル盤2が比較的短期間のうちに交換さ
れることが多いので、機器裏装置4の一部に配置
することもある。
そして、リードスイツチ6の感度を高めるため
に、リードスイツチ6の周囲にはコイル13が配
設され、励磁回路16から可変抵抗15を介して
コイル13に所定の交流電流が供給される。
即ち、リードスイツチ6の周囲に予め交互に方
向の異なる磁界つまり交番磁界をかけ、これ以外
にわずかでも磁気が加わると、すぐにリードスイ
ツチ6がONになるようにしている。
そして、リードスイツチ6がONになると導通
するトランジスタ8が設けられ、このトランジス
タ8を介してリレー9の常閉接点9bを開閉す
る。
接点9bの玉打機(駆動モータ)10の電源回
路11に挿入され、この接点9bがOFFになつ
たときは、玉打機10の作動スイツチ12がON
状態であつても通電が遮断される。なお、17,
18はコンデンサである。
これにより、パチンコ機の前面ガラス1に磁石
が近づくと、その極性にかかわらず感度良く磁気
を感知すると共に、例えば玉の打出し動作を停止
したり、ブザーを鳴らしたりして不正行為を防止
するのである。
しかしながら、このようにリードスイツチ6の
周囲にコイル13を配設し、交番磁界をかけるよ
うにしたものにあつては、交番磁界のレベルの設
定が難しく、励磁回路16の電源電圧の変動によ
つて大きく影響される。
特に、最近の電子装置を駆使したパチンコ機で
消費電力が大きく、またパチンコ店の照明等に使
われる電力も大きいので、励磁回路16の電源電
圧は非常に変動しやすい。
このため、交番磁界を適正値に維持することが
できず、リードスイツチ6の作動が不安定となつ
て、盤2等の振動により誤作動したり、あるいは
感度が落ちて磁石が接近しても作動せず、検出ス
イツチとしての信頼性が悪化するという問題があ
つた。
(考案の目的) この考案は、電源電圧の安定化を図つてリード
スイツチの良好な作動性を保ち、上記問題点を解
決することを目的としている。
(考案の構成および作用) この考案は、パチンコ機の盤内に磁気により作
動するリードスイツチを配設し、この作動に伴い
磁石による不正操作を検出するようにしたパチン
コ機の不正操作検出装置において、前記リードス
イツチの周囲にコイルを配設し、このコイルに所
定の交番磁界を発生させる励磁回路を設けると共
に、この励磁回路の電源として直列に接続された
2つの定電圧回路を備えている。
この2つの定電圧回路は、1次側の回路が家庭
用交流電源から変圧回路と整流回路と平滑回路と
を介して得られた所定の直流電圧を、一定に保つ
て出力する。そして、この出力電圧を2次側の回
路がさらに一定の直流電圧に保つて出力し、励磁
回路の電源電圧として供給するのである。
したがつて、極めて安定した電源電圧が得ら
れ、これによりコイルによるバイアス交番磁界を
適正レベルに保つことができ、検出スイツチとし
てのリードスイツチの良好な作動、応答性が維持
されるのである。
(実施例) 第4図はこの考案の実施例を示す回路構成図
で、13はリードスイツチ6(第1図、第2図参
照)の周囲に配設されたコイル、20はこのコイ
ル13に所定の電流を供給して所定の交番磁界を
発生させる励磁回路である。
このコイル13は、第3図と同様円筒形のボビ
ン19に電線が巻かれ、その磁心(ボビン中心
線)にリードスイツチ6が位置するように設置さ
れる。
一方、励磁回路20は矩形波発生部21,22
と、抵抗23とコンデンサ24とからなる平滑部
25,26と、2つのトランジスタ27,28と
抵抗29,30とからなる双方向ゲート部31と
により構成される。
矩形波発生部21,22は、それぞれ第5図の
a,bに示すように所定同一の周波数で180゜位相
の異なる矩形波電流S1,S2を出力し、平滑部2
5,26は、その矩形波電流S1,S2の立上りを所
定の時定数で遅らせ平滑化する。この時定数は比
較的小さくて良い。
双方向ゲート部31は、この平滑化された電流
S3,S4に応答してトランジスタ27,28が交互
に切換り、このトランジスタ27,28のスイツ
チング機能と増幅作用とにより、前記コイル13
に後述する定電圧回路32,33から抵抗29,
30を介して、所定の励磁電圧を所定の周波数で
反転供給する。
即ち、平滑電流S3がトランジスタ27(ベース
側)に入力されているときには、平滑電流S4が0
となつてトランジスタ28が遮断する一方、トラ
ンジスタ27がその電流S3に応じて導通する。ま
た、電流S3がほぼ0のときには、トランジスタ2
7が遮断する一方、トランジスタ28が電流S4
応じて導通する。そして、トランジスタ27の遮
断時には、定電圧回路32,33から抵抗29を
介してコイル13に、トランジスタ28の導通状
態に応じた励磁電流が流れ、トランジスタ28の
遮断時には、抵抗30を介して上記とは反対側か
らコイル13に、トランジスタ27の導通状態に
応じた励磁電流が流れる。
したがつて、コイル13には、励磁回路20か
ら第5図のcに示すような所定の周波数で立上り
の滑らかな交番励磁電流S5が供給されるようにな
つている。
そして、本実施例では、このコイル13に供給
される交番励磁電流S5が、電源電圧の変動によつ
て影響を受けることがないように、励磁回路20
の電源として2つの定電圧回路(レギユレータ)
32,33が備えられる。
この定電圧回路32,33は、それぞれ第6図
に示すように構成され、34は制御用トランジス
タ、35は比較、検出および増幅用トランジス
タ、36は基準電圧発生用のツエナーダイオード
である。
トランジスタ35のエミツタはツエナー電圧
VZの電位となつており、ベースはそれよりもVBE
だけ高くなるように出力電圧Voを抵抗37,3
8で分割した電位が与えられる。そして、この基
準電圧VZと出力電圧Voとを比較してトランジス
タ35のコレクタからその差信号を取出し、トラ
ンジスタ34を駆動する。
いま、入力電圧Viが増加したとすると、抵抗
37,38の分割比が固定されているためトラン
ジスタ35のベース電位が上がり、エミツタ電位
が基準電圧VZに固定されているのでトランジス
タ35のコレクタ電流が増加する。このコレクタ
電流は抵抗39を通つて電源に流れ込み、予め抵
抗39により加えられていたトランジスタ34の
ベース電流を減少させる。したがつて、トランジ
スタ34のコレクタ〜エミツタ間の電圧降下が大
きくなり、出力電圧Voの増加が抑えられる。ま
た、入力電圧Viが減少したときには、上記の逆
の状態となり、出力電圧Voの減少が抑えられる。
これにより、定電圧回路32,33からは一定
の直流電圧が出力されると共に、この出力電圧の
精度をさらに高めるように、定電圧回路32と3
3は直列に接続され、励磁回路20に対して一次
側回路33,2次側回路32となるように接続さ
れる。
なお、40は交流電圧(家庭用電源)を変圧す
る変圧回路、41はその整流を行なう整流回路、
42はその脈流電圧をなめらかな直流電圧にする
平滑回路である。
次に作用を説明する。
交流電源から変圧回路40と整流回路41と平
滑回路42とを介して得られた所定の直流電圧
は、まず1次側の定電圧回路33にて一定(ある
程度の誤差を含む)の電圧に保たれる。そして、
この電圧は2次側の定電圧回路32に送られ、さ
らに一定の電圧に保たれ、励磁回路20に供給さ
れる。
1つの定電圧回路の出力誤差が例えば5%とす
ると、直列に接続された定電圧回路32,33の
出力誤差は5%×5%=0.25%となり、このため
2次側回路32の出力誤差は著しく減少する。
これにより、励磁回路20の電源電圧として、
極めて精度の良いかつ安定した直流電圧を供給す
ることができ、例えばその交流電源がパチンコ店
の照明等の消費電力によつて変動したとしても、
影響を受けるようなことは確実に防止されるので
ある。
したがつて、励磁回路20からコイル13に第
5図のcに示した交番励磁電流S5が正確に供給さ
れ、バイアス交番磁界を適正レベルに維持して、
常にリードスイツチ6の良好な作動、応答性を確
保することが可能となる。
ところで、この励磁電流S5の立上りを滑らかに
したので、磁界の立上りに応動してリードスイツ
チ6が誤作動するようなことはなく、また立上り
後の励磁電流S5がフラツトになつているため、磁
界のレベル設定が正確に行なえ、より最適な交番
磁界を維持してリードスイツチ6の作動信頼性が
一層高められる。
この結果、パチンコ機の前面ガラス1に磁石を
近づけて不正行為をしようとした場合には、、リ
ードスイツチ6が確実に作動して、玉の打ち出し
動作が停止したりブザーを鳴らしたり、装置とし
ての信頼性が著しく向上するのである。
なお、本実施例では、直流の定電圧回路32,
33を用いたが、交流電源から直接コイル13を
駆動する場合よりも、制御性が良く、バイアス磁
界の設定が極めて正確となる。
また、この交番磁界の周波数としては、100〜
0.1Hzの範囲で、特に数Hzの交番磁界に設定した
ときが、リードスイツチ6の作動、応答性が最良
となることが確かめられている。
(考案の効果) 外部電源の変動にかかわることなく極めて安定
した電源電圧を確保することができ、リードスイ
ツチのバイアス交番磁界を適正レベルに保つて、
その検出感度および作動性が常に最良な状態に維
持され、不正操作検出装置としての高い信頼性を
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例の要部断面図と、制御
回路図と、コイルの励磁回路図、第4図は本考案
の実施例を示す回路構成図、第5図のa〜cは各
電流波形図、第6図は定電圧回路の1例を示す回
路図である。 1……ガラス、2……パネル盤、6……リード
スイツチ、9……リレー、10……玉打機、13
……コイル、20……励磁回路、21,22……
矩形波発生回路、25,26……平滑部、27,
28……トランジスタ、31……双方向ゲート
部、32,33……定電圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パチンコ機の盤内に磁気により作動するリード
    スイツチを配設し、この作動に伴い磁石による不
    正操作を検出するようにしたパチンコ機の不正操
    作検出装置において、前記リードスイツチの周囲
    にコイルを配設し、このコイルに所定の交番磁界
    を発生させる励磁回路を設けると共に、この励磁
    回路の電源として直列に接続された2つの定電圧
    回路を備えたことを特徴とするパチンコ機の不正
    操作検出装置。
JP7947383U 1983-05-26 1983-05-26 パチンコ機の不正操作検出装置 Granted JPS59184882U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7947383U JPS59184882U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 パチンコ機の不正操作検出装置

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JP7947383U JPS59184882U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 パチンコ機の不正操作検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS59184882U JPS59184882U (ja) 1984-12-08
JPH02220Y2 true JPH02220Y2 (ja) 1990-01-05

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ID=30209476

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JP7947383U Granted JPS59184882U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 パチンコ機の不正操作検出装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2502743Y2 (ja) * 1989-08-07 1996-06-26 有限会社イールドキノシタ パチンコ機の盤面操作具
JP2502744Y2 (ja) * 1989-08-07 1996-06-26 有限会社イールドキノシタ パチンコ機の盤面操作具

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JPS59184882U (ja) 1984-12-08

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