JPS5838776Y2 - 高電圧発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置

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JPS5838776Y2
JPS5838776Y2 JP16279976U JP16279976U JPS5838776Y2 JP S5838776 Y2 JPS5838776 Y2 JP S5838776Y2 JP 16279976 U JP16279976 U JP 16279976U JP 16279976 U JP16279976 U JP 16279976U JP S5838776 Y2 JPS5838776 Y2 JP S5838776Y2
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voltage
high voltage
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JP16279976U
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JPS5379322U (ja
Inventor
隆昭 岩間
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電気音響株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、過電流および連続放電時に対する保護回路を
備えた高電圧発生装置に関する。
従来の高電圧発生装置は、過電流時の特性を利用した過
電流保護回路は有しているが、連続放電が発生した場合
の保護回路は特別に設けていなかった。
このため、従来の高電圧発生装置は、連続放電が発生し
た場合でも、その時に流れる放電電流が、実質的に保護
回路を動作させるに必要な電流値に達しないときには、
そのままの動作を維持する。
したがって、この場合には、高圧コンテ゛ンサや発振用
トランジスタの異常発熱現象が生じ、また放電時に生ず
るパルス電圧によって各部品の信頼性が劣下する等の問
題があった。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、連続放電時に発生する数百止程度のパル
ス変動を検出し、それによってスイッチング素子の導通
状態を制御することにより、過電流とともに連続放電に
対して動作する保護回路を備えた高電圧発生装置を提供
する二とである。
以下、本考案を図面の実施例を用いて詳細に説明する。
図面は、本考案を実施した高電圧発生装置を示す図面で
ある。
図中、1は高圧トランスで、駆動巻線1a、高圧巻線1
b、帰還巻線1C1制御巻線1dを有している。
上記駆動巻線1aには共振用コンデンサ2が並列に接続
されており、その並列回路の一端はエミッタが接地され
た発振用トランジスタ3のコレクタに接続されている。
上記並列回路の他端Pは、ノンロック式のリセットスイ
ッチ4と、これに並列に挿入された保護回路5を構成す
るリレー6の接点6aとを介して電源Bに接続されると
ともに、ベース抵抗7を介してトランジスタ3のベース
に接続されている。
なお、上記トランジスタ3のベースはまた、帰還抵抗8
を介して、一端が接地された帰還巻線ICの他端に接続
されていて、全体としてトランジスタ3による公知の正
帰連形自励発振回路9を形成している。
高圧巻線1bは、上記発振回路9が動作することによっ
て駆動巻線1aに生じる発振出力電圧E1を昇圧して交
流高電圧E2を得るもので、その一端は、一方の出力端
子12′に接続されるとともに、抵抗10を介して接地
されており、他端はカソードが他方の出力端子12に接
続された高圧整流器11のアノードに接続されている。
そして、上記出力端子12.12’間には負荷、例えば
電気集塵器の如き容量性負荷13が接続されている。
なお、上記出力端子12.12’間にはまた、必要に応
じて高圧コンデンサ11′が接続される。
制御巻線1dは、保護回路5を動作させるに必要な制御
電圧E4を得るもので、その一端は接地されており、他
端はダイオード14のアノードに接続されている。
そして、ダイオ−ド14のカソードは平滑用コンデンサ
15を介して接地されるとともに、抵抗16を介して電
界効果形トランジスタ(FET)17のドレインに接続
されている。
そしてまた、前記ダイオード14のカソードはカップリ
ングコンデンサ18を介して、一端が接地されたポテン
ショメータ19の他端に接続されている。
上記ポテンショメータ19の調整接点は、アノードが抵
抗21を介してFET17のゲートに接続されたダイオ
ード20のカソードに接続されている。
上記FET17のゲートはまた、抵抗22とコンデンサ
23の並列回路を介して接地されている。
そして、FET17のソースはエミッタが接地されたス
イッチング用トランジスタ24のベースに接続されると
ともに、可変抵抗25を介して接地されている。
なお、上記トランジスタ24のコレクターは、リレー6
の励磁コイル6bとダイオード26の並列回路(ダイオ
ードの極性はアノードがコレクターに接続される方向)
を介して、上記駆動巻線1aと共振用コンデンサ2の接
続点Pに接続されていて、全体として保護回路5を形成
している。
上記の高電圧発生装置は、つぎの様に動作する。
すなわち、リセットスイッチ4がONされて、発振回路
9に電源Bの電圧が供給されると、トランジスタ3は発
振状態を開始し、その状態を維持する。
発振回路9の構成および動作は公知なので、その動作の
説明は省略する。
発振回路9が動作することによって、高圧トランス1の
駆動巻線1aには発振出力電圧E1が生起される。
この電圧E1は高圧巻線1bによって交流高電圧E2に
昇圧される。
そして、この高電圧E2が整流器11およびコンデンサ
11′によって直流電圧に整流平滑されて、負荷13に
供給される。
いま、高圧巻線側の回路が正常に動作している場合、す
なわち出力端子12に流れる電流が過電流状態でなく、
また負荷が連続放電を起していない場合を考えると、保
護回路5の制御巻線1dには、所定の電圧値の電圧E4
が誘起される。
そしてこの電圧E4は、ダイオード14およびコンデン
サ15によって直流電圧E5に整流平滑された後、抵抗
16を介してFET17のドレインに供給される。
なおまた、上記直流電圧E5は、カップリングコンテ゛
ンサ18.ポテンショメータ19.ダイオード20.抵
抗21を介して、FET17のゲートにも供給されてい
る。
このため、上記直流電圧E5に含まれている商用電源に
よるリップル成分が取り出されて、ポテンショメータ1
9に電流が流れる。
この結果、ポテンショメータ19の抵抗値に応じたリッ
プル電圧が得られる。
この電圧は、ダイオード20.コンデンサ23によって
整流平滑されて、FET17のゲートを負電圧にバイア
スする。
本考案の保護回路は、上記の商用電源によるリップル成
分のみでは、ゲートがピンチオフ電圧以下にバイアスさ
れない様に設定されている。
これは、ポテンショメータ19の調整接点を調整するこ
とによって実現できる。
このため、FETのドレイン・ソース間にはゲート電圧
に応じた電流が流れ、この電流が可変抵抗25を流れる
ことによって、トランジスタ24は正電圧にバイアスさ
れる。
本考案の保護回路はまた、制御巻線1dに所定の電圧値
の電圧が誘起され、FETのゲート・ソース間に電流が
流れた場合には、トランジスタ24を導通状態とする様
にバイアスする如く設定されている。
これは可変抵抗25を調整することによって実現される
したがって、発振回路が発振を開始し、高圧側回路が正
常に動作した場合には、制御巻線に所定の電圧値の電圧
が誘起され、この電圧によって、トランジスタ24は導
通状態となる。
この結果、リレー6の励磁コイル6bに電流が流れ、接
点6bが閉じる。
この状態においては、すなわち、リレー6が動作した後
は、リセットスイッチ4は、もはやONされている必要
はなく、スイッチをOFFした場合にも、発振回路は発
振状態を維持する。
以上の動作は、リセットスイッチをONした後、極めて
短時間で行なわれる。
上記の高電圧発生装置において、過電流状態となった場
合に保護回路5は次の様に作用する。
過電流状態となり、高圧巻線1bに流れる電流が所定の
値以上になると、制御巻線1dに誘起される電圧E4の
電圧値は所定の値以下に低下する。
それによって、FET17のドレイン・ソース間に流れ
る電流が減少し、トランジスタ24のバイアス電圧が低
下する。
本考案の保護回路は、制御巻線1dに誘起される電圧が
所定の値以下となった時には、FETのドレイン・ソー
ス間に流れる電流が減少し、それによってトランジスタ
24を遮断状態とする様に設定されている。
したがって、過電流状態の場合には、リレー6の励磁コ
イル6bに流れる電流が遮断されて接点6aが開かれる
その結果、発振回路9と電源Bとの接続が切断され、発
振回路9は発振状態を停止し、高電圧発生装置は動作を
停止する。
それゆえ、上記高電圧発生装置は、過電流に対して保護
される。
また、上記高電圧発生装置において連続放電が発生した
場合には、保護回路5は次の様に作用する。
すなわち、連続放電時には、それによって数百土程度の
周波数のパルスが発生するため、制御巻線1dに誘起さ
れた電圧E4を整流平滑した後の電圧E5にも、商用周
波数のリップル成分とともに、このパルス成分が含まれ
ている。
このパルス成分はカップリングコンテ゛ンサ18により
取り出された後、整流平滑されてFET17のゲートに
供給される。
本考案の保護回路は、FET17の°ゲートに連続放電
時に発生するパルス成分によるバイアス電圧が供給され
た場合に、ゲート電圧はピンチオフ電圧以下となる様に
設定されている。
したがって、連続放電時には、FET17が遮断状態と
なり、その結果トランジスタ24のバイアス電圧が零に
なる。
そのため、トランジスタ24も遮断状態となり、過電流
の場合と同様、高電圧発生装置は動作を停止する。
それゆえ、上記高電圧発生装置は、連続放電に対して保
護される。
なお、連続放電現象が発生した場合、上記保護回路5は
ある時定数をもって動作している。
すなわち、放電時に発生する数百ル程度のパルス成分は
、カップリングコンテ゛ンサ18によって取り出された
後、抵抗21およびコンデンサ23より成る積分回路に
よって積分され、その積分された電圧値がある値以上に
なると保護回路を動作させる様になっている。
このことは、本考案の如き高電圧発生装置にとって重要
である。
なぜならば、本考案の如き高電圧発生装置は、主として
電気集塵器、イオナイザー、電着塗装器等の様に、容量
性負荷が接続されることが多い。
容量性負荷は、電圧が供給された瞬間に回路に与える影
響は、放電現象が発生した場合と類似している。
また、これらの容量性の負荷は、使用中の種々の条件に
より、正常な動作をしているにもかかわらず、瞬間的に
放電現象を起している場合がある。
この様な負荷が接続されることの多い高電圧発生装置に
、放電現象を起した瞬間に動作する保護回路を設けたな
らば、高電圧発生装置の使用に支障をきたすおそれがあ
る。
そのため、本考案の保護回路は、放電時に発生するパル
ス成分を積分し、その積分値がある値以上になった場合
にのみ動作する様に構成しである。
なお、上記の保護回路において、ポテンショメータ19
の調整接点を調整することによって、連続放電が発生し
てから回路が動作するまでの時間を調整することができ
、また可変抵抗25を調整することによって、過電流状
態に対する動作点を調整できる。
また、コンデンサ23と並列に接続された抵抗22は、
コンデンサ23に蓄えられた電荷の放電経路を形成して
いる。
上記の実施例においては、保護回路が動作をすることに
よって、発振回路と電源との接続を切断するものであっ
たが、本考案はこれに限定されないことは言うまでもな
い。
要は、発振肘路の動作を停止させる構成であれば良い。
以上説明した様に、本考案の高電圧発生装置は、制橋巻
線を設け、制御巻線に誘起される電圧が所定の値以下と
なると動作するとともに、連続放電によって制御巻線に
誘起される電圧に生じるパルス成分を取り出し、このパ
ルス成分を積分した値がある値以上になった場合に動作
して発振回路の動作を停止させる保護回路を有するもの
である。
したがって、本考案の高電圧発生装置によれば、次の様
な有益な効果が得られる。
まず第1に、過電流時ばかりでなく、連続放電時にも動
作を停止するために、装置の安全性、信頼性が極めて向
上する。
そして連続放電の検出には、ある時定数を設けているた
めに、不都合な連続放電時の場合のみ確実に動作する。
また、制御巻線に誘起される電圧によってのみ制御する
構成であるため、高圧巻線側の回路と駆動巻線側の回路
とを直流的に絶縁することができる。
このため、トランスレス方式の高電圧発生装置において
も問題なく使用できる。
本考案は、上記の如きものであるから、今後波々需要の
高まる電気集塵器、電着塗装器等の高電圧発生装置とし
て極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案を実施した高電圧発生装置を示す回路接
続図である。 図中、1は高圧トランス、5は保護回路、6はリレ−、
9は発振回路、13は負荷、Bは電源を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発振回路と、該発振回路の発振出力電圧を昇圧する高圧
    トランスとを有する高電圧発生装置において、前記高圧
    トランスに設けた制御巻線に誘起される電圧が所定の値
    以下になると動作するとともに、前記高圧トランスの高
    圧巻線側の回路で連続放電を起した場合に、該連続放電
    によって制御巻線に誘起される電圧中に生じるパルス成
    分を取り出し、該パルス成分を積分した値がある値以上
    になった場合に動作して、前記発振回路の発振動作を停
    止させる如く作用する保護回路を設けたことを特徴とす
    る高電圧発生装置。
JP16279976U 1976-12-03 1976-12-03 高電圧発生装置 Expired JPS5838776Y2 (ja)

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JPS5379322U JPS5379322U (ja) 1978-07-01
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