JP2008213921A - 易開封性包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開封予定線に沿って、簡単に引裂くことができ、しかも開封予定線が所定間隔で複数形成されており、袋に収納された内容物を小出しするに際し、残存量に応じて開封予定線で引裂くことができ内容物を取り出せる易開封性包装袋を提供することである。
【解決手段】 引裂き開封するための一定長さの直線状切目が間欠的に一直線状に配置された開封予定線が形成された基材層と最内層としての熱接着性樹脂層とを少なくとも積層してなる包装材を、前記開封予定線が長手方向と直角になるようにして長手方向に合掌熱接着部を設けて筒状となし、開口された両端に端縁熱接着部をたピロータイプ袋において、前記端縁熱接着部の間に前記開封予定線を設け、該開封予定線と前記合掌熱接着部の交点を跨ぐ領域に前記基材層のみを貫通する傷痕群が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一直線状の開封予定線が形成された易開封性包装袋に関し、詳しくは開封予定線から引き裂いて簡単に開封できるピロータイプの易開封性包装袋に関する。
従来、合掌熱接着部と直角方向に引き裂いて開封することのできるピロータイプ袋としては、ミシン目または切欠を設けた合成樹脂フィルム・紙などの包装基材の下面にアルミニウム箔およびヒートシール用樹脂をラミネートした包装シート材を用いてピロータイプ袋にした筒状袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、基材層と、熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも積層した長尺状の包装材であって、基材層に一定長さの直線状切目が一定間隔で一直線状に配置された開封予定線が形成されると共に、切目と切目との間で引裂き線の橋渡しを確実に行うことができるようにした包装材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらの発明はいずれもミシン目や切目により形成された開封予定線に沿って確実に引裂いて開封できるものであるが、ピロータイプ袋の側端の折目部より開封予定線に沿って、引裂いて開封を行い合掌熱接着部に至ると該部の引裂きがし難いという問題がある。これは開封が進み合掌熱接着部に達すると、今まで、ピロータイプ袋を構成する包装材の折り重ねられた表面と裏面、すなわち実質2枚の包装材を引裂いていたのが合掌熱接着部を構成する部分の2枚が加わり実質4枚の包装材を引裂かねばならなくなったためであり、特に合掌熱接着部で開封予定線の合わせ位置がずれていると、一層、開封に手間隙がかかるという問題がある。
実開昭57−202966 特開2005−162303
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決し、ピロータイプ袋の側端の折目部より開封予定線に沿って、簡単に引裂くことができ、合掌熱接着部も容易に引裂くことができ、しかも開封予定線が所定間隔で複数形成されており、袋に収納された内容物を小出しするに際し、残存量に応じて開封予定線で引裂くことができ容易に内容物を取り出せる易開封性包装袋を提供することである。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、引裂き開封するための一定長さの直線状切目が間欠的に一直線状に配置された開封予定線が形成された基材層と最内層としての熱接着性樹脂層とを少なくとも積層してなる包装材を、前記熱接着性樹脂層面同士を対向させてかつ前記開封予定線が長手方向と直角になるようにして長手方向に合掌熱接着部を設けて筒状となし、開口された両端に端縁熱接着部を設けて前記端縁熱接着部間に前記開封予定線が位置するように形成されたピロータイプ袋において、前記端縁熱接着部の間に前記開封予定線を設け、該開封予定線と前記合掌熱接着部の交点を跨ぐ領域に前記基材層のみを貫通する傷痕群が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の易開封性包装袋において、前記合掌熱接着部に直交する前記開封予定線が所定間隔で複数形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の易開封性包装袋において、前記傷痕群が前記開封予定線を跨ぐ領域において、前記開封予定線を跨ぎ一定幅の前記傷痕群が形成されない傷痕群未形成領域を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の易開封性包装袋において、前記基材層の表面側、及び/又は前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に易引裂き材層を設けたことを特徴するものである。
請求項1の発明は、前記端縁熱接着部の間に前記開封予定線を設け、該開封予定線と前記合掌熱接着部の交点を跨ぐ領域に前記基材層のみを貫通する傷痕群が形成されている構成とすることにより、ピロータイプ袋の側端の折目部より開封予定線に沿って、簡単に引裂くことができ、特に合掌熱接着部で開封予定線の合わせ位置がずれても合掌熱接着部を容易に引裂くことができる効果を奏するものである。
また、請求項2記載の本発明は、前記合掌熱接着部に直交する前記開封予定線が所定間隔で複数形成されていることにより、袋に収納された内容物を小出しするに際し、取り出す都度、包装材を折り畳んで開口部を再封でき、次の小出しに際しては残存量に応じた位置の開封予定線で包装材を引裂いて取除くことができ内容物が容易に取り出せるという小出し機能を易開封性包装袋に付与することができる。
また、請求項3記載の本発明は、前記傷痕群が前記開封予定線を跨ぐ領域において、前記開封予定線を跨ぎ一定幅の前記傷痕群が形成されない傷痕群未形成領域を備えていることにより基材層に開封予定線や傷痕群を形成する工程、基材層と熱接着性樹脂層等と積層する工程等において、ウェブの切断などがなく安定した加工が得られる。
また、請求項4記載の本発明は、前記基材層の表面側、及び/又は前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に易引裂き材層を設けることにより、開封予定線に沿って、より一層、直線的に引裂くことができ、美麗な引裂き開封線からなる開封口を得ることができるものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる易開封性包装袋の一実施形態を示す表面図と裏面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図1の易開封性包装袋の作製に用いた包装材の展開図、図4は図3のY−Y線断面図、図5は一実施形態の傷痕群を形成する傷痕の2〜3の形状例を示す拡大図であり、図中の1は易開封性包装袋、2は包装材、3は直線状切目、4、4a、4bは開封予定線、5は合掌熱接着部、5’a、5’bは合掌熱接着部予定部、6a、6bは端縁熱接着部、6a’、6b’は端縁熱接着部予定部、7は微細な切目、8は突刺し孔、10は基材層、11は熱接着性樹脂層、P1、P2、P3、P1’、P2’、P3’は交点、Q1、Q2、Q3は傷痕群、R1、R2、R3は傷痕群未形成領域、Lは易開封性包装袋の長さ、Wは易開封性包装袋の幅をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる易開封性包装袋の一実施形態を示す図で(イ)は表面図、(ロ)は合掌熱接着部側から見た裏面図であり、図2は図1のX−X線断面図であって、開封予定線の近傍で傷痕群を含む部分の断面を示す。図1、図2に示すように本発明にかかる易開封性包装袋1は、引裂き開封するための一定長さの直線状切目3が間欠的に一直線状に配置された開封予定線4が形成された基材層10と最内層としての熱接着性樹脂層11とを積層してなる包装材2を、熱接着性樹脂層11面同士を対向させてかつ開封予定線4が長手方向と直角になるようにして長手方向に合掌熱接着部5を設けて筒状となし、開口された両端に端縁熱接着部6a、6bを設けて端縁熱接着部6a、6b間に開封予定線4が位置するように形成された長尺のピロータイプ袋である。なお、図1(ロ)では、合掌熱接着部5は該部5の内側で左側に折り曲げられて左側に倒されている。
開封予定線4は、端縁熱接着部6aの近傍に設けられ、さらに合掌熱接着部5に直交する開封予定線4と同様の開封予定線4a、4bが開封予定線4と端縁熱接着部6bとの間に所定間隔で形成されている。開封予定線4、4a、4bと合掌熱接着部5の交点P1、P2、P3を跨ぐ領域には、基材層10のみを貫通する傷痕群Q1、Q2、Q3が形成されている。なお、傷痕群Q1、Q2、Q3は図2に示すように合掌熱接着部5が折り曲げて倒される側の領域にのみ設けているので図1の(ロ)では実際には見えないので点線で示した。図2では傷痕群Q2のみが見えている。本発明にかかる易開封性包装袋1の一実施形態では、開封予定線4、4a、4bの3本形成した例を示したが、易開封性包装袋1に収納される内容物の取り出しやすさを考慮し複数本形成することができる。また、開封予定線が1つでよい場合には、端縁熱接着部6aの近傍に開封予定線4のみ設ければよい。このように開封予定線を複数形成することにより、例えば、略直方体状や円柱状の固形物を複数個縦列させて易開封性包装袋に収納する場合、開封予定線4より包装材を開封して必要数取り出した後、包装材を折り畳むことにより開口部を再封できる。また、その後、残りの固形物を取り出すときには、開封予定線4aあるいは4bで包装材を切り取り、残りの固形物を容易に取り出すことが可能となる。複数の開封予定線を設けることにより内容物の小出し機能を付与し、利便性の高い易開封性包装袋となるものである。
図3は図1の易開封性包装袋1の作製に用いた包装材2の展開図であって、表面(基材層側)からみた状態を示すものであり、図4は図3のY−Y線断面図であり、傷痕群Q2の部分での合掌熱接着部予定部5’aに直角方向の断面を示す。図3中の斜線部は熱接着予定部分を示したものであり、合掌熱接着部予定部5’aと合掌熱接着部予定部5’bは熱接着性樹脂層11同士を対向させて熱接着して合掌熱接着部5となる部分であり、合掌熱接着部予定部5’aは合掌熱接着部5が折り曲げて倒される側となる。図3、図4に示すように開封予定線4、4a、4bと合掌熱接着部予定部5’aの内側との交点P1’、P2’、P3’を跨ぐ領域には、基材層10のみを貫通する傷痕群Q1、Q2、Q3が形成されている。傷痕群Q1、Q2、Q3は、同じものであり、傷痕群Q2を例として説明する。傷痕群Q2は開封予定線4aを跨ぎ該開封予定線4aと平行に端縁熱接着部予定部6a’、6b’間の方向に一定幅の傷痕群Q2が形成されない傷痕群未形成領域R2を備えた構成である。同様に傷痕群Q1、Q3は傷痕群が形成されない傷痕群未形成領域R1、R3を備えた構成である。このような構成とすることにより易開封性包装袋1の包装材2が折り曲げられた側端の折目部、図1の(ロ)では右側側端の折目部の開封予定線4より引裂いて易開封性包装袋1を容易に開封でき、合掌熱接着部5に達しても簡単に開封できるものである。同様に側端折目部の開封予定線4a、4bより引裂いて容易に開封できる。なお、傷痕群Q1、Q2、Q3は合掌熱接着部予定部5’b側の開封予定線4、4a、4bと合掌熱接着部予定部5’bの内側との交点P1、P2、P3を跨ぐ領域に設けることもできる。
図5(イ)、(ロ)は傷痕群Q1、Q2、Q3を構成する傷痕の2〜3の形状を例示したものである。図5(イ)は微細な切目7が開封予定線4に平行な直線状に形成されている形状であり、微細な切目7は、切目の長さが0.5〜2.0mmが好ましく、0.5〜1.0mmがより好ましい。微細な切目7の方向は、特に限定されるものではないが、開封予定線4に平行に形成するのが好ましい。また、微細な切目7の形状は直線、屈曲線、曲線等でもよい。図5(ロ)は複数の微細な突刺し孔8が形成されている形状である。突刺し孔8の大きさは直径が0.5〜2.0mmとして0.5〜2.0mm間隔で設けるのが好ましい。突刺し孔8の形状は円形、楕円形あるいは角形としてもよい。また、微細な切目7と突刺し孔8が入り混じったものでもよい。傷痕群Q1、Q2、Q3の微細な切目7及び/又は突刺し孔8は、合掌熱接着部5が折り曲げて倒される側の折り曲げ部、図3では交点P1’、P2’、P3’を中心とした合掌熱接着部予定部5’aの内側を跨ぐ領域に形成するのが好ましい。このように構成することにより図1(ロ)において易開封性包装袋1の右側側端の折目部の開封予定線4、4a、4bより該開封予定線に沿って引裂き、合掌熱接着部5に達しても、容易に引裂くことができ開封できる。
図3に示すように傷痕群Q1、Q2、Q3は開封予定線4、4a、4bをそれぞれ跨ぐ領域に10〜20mm角程度の大きさに形成するのが好ましい。開封予定線4、4a、4bが合掌熱接着部5で合わせ位置がずれると易開封性包装袋1の側端の折目部より開封予定線4、4a、4bに沿って開封を開始し合掌熱接着部5に達すると、開封がし難く、開封に手間隙がかかるものであるが、このような構成にすることにより、合掌熱接着部5に達しても、傷痕群Q1、Q2、Q3により合掌熱接着部5を容易に引裂くことができ開封できるものである。傷痕群未形成領域R1、R2、R3は、傷痕群Q1、Q2、Q3の上下方向(端縁熱接着部予定部6a’と端縁熱接着部予定部6b’間の方向)の中央に位置するように、且つ開封予定線4、4a、4bを跨ぎ該開封予定線4、4a、4bと平行に上下方向に一定幅の領域にそれぞれ形成され、傷痕群Q1、Q2、Q3が上下方向に傷痕群未形成領域R1、R2、R3で二分されている。傷痕群未形成領域R1、R2、R3は設けなくてもよいが、基材層に開封予定線や傷痕群を形成する工程、基材層と熱接着性樹脂層等と積層する工程において、ウェブの切断などがなく安定した加工ができるので設けるほうが好ましい。傷痕群未形成領域R1、R2、R3の上下方向の幅は1〜3mm程度である。
また、直線状切目3は基材層10を貫通するように形成され、長さとしては、0.3〜5.0mmが好ましく、0.3mm未満では加工が難しく、5.0mmを超えると加工時に基材層10が切断し易くなる。また、直線状切目3と直線状切目3との間隔は、0.3〜0.5mmが好ましく、0.3mm未満では加工が難しく、0.5mmを超えると引裂き時に直線状切目3から隣接する直線状切目3への良好な橋渡しが難しくなる。
上記の開封予定線4、4a、4b及び傷痕群Q1、Q2、Q3は、基材層10の印刷を施す工程で印刷と同時に、所定の寸法及び形状の開封予定線、傷痕群の切刃を備えたロータリーダイロール等により印刷位置に同調させて所定の位置に基材層10を貫通する開封予定線、傷痕群を形成することができる。あるいは、基材層10に印刷後、所定の位置に例えば、ロータリーダイカッター等により基材層10を貫通する開封予定線、傷痕群を形成することもできる。
また、今までは、基材層10と熱接着性樹脂層11とからなる構成の包装材2を例に挙げて説明してきたが、基材層10の表面側、及び/又は基材層10と熱接着性樹脂層11との間に、セロハン、紙、アルミニウム箔及び手切れ性を有するフィルム等の易引裂き材層を設けてもよいものである。手切れ性を有するフィルムとしては、例えば、厚さ6μm以下のポリエステルフィルム、少なくとも2種類の融点の異なるポリエステル樹脂層が積層されてなる易引裂き性ポリエステル、横一軸方向に直線カット性のあるポリプロピレンフィルム(例えば、東レ株式会社製、YT42)やポリエチレンフィルム(例えば、東洋化学株式会社製、カラリアンY)等が挙げられる。
本発明にかかる易開封性包装袋1に用いられる包装材2の層構成は、包装される内容物によりガスバリア性、強度や自動包装機械適性等を勘案して要求品質を満足するように決定される。基材層10に用いるフィルムとしては、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂からなる周知の二軸延伸されたフィルムを用いることができ、熱接着性樹脂層11に用いる熱接着性樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンとアクリル酸との酸コポリマー、エチレンとアクリル酸エステルとのエステルコポリマー等の周知の熱接着性樹脂を用いることができ、各層の積層方法としてはドライラミネーション法やサンドイッチラミネーション法等の周知の積層方法を用いればよく、最内層の熱接着性樹脂層11についてはエクストルージョンラミネーション法で積層してもよい。具体的な積層構成を下記に例示する。
1)基材層/印刷層/熱接着性樹脂層
2)基材層/印刷層/アルミニウム箔層/熱接着性樹脂層
3)基材層/印刷層/アルミニウム箔層/手切れ性を有するフィルム/熱接着性樹脂層
4)手切れ性を有するフィルム/基材層/印刷層/アルミニウム箔層/熱接着性樹脂層
5)印刷層/紙層/基材層/熱接着性樹脂層
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
〔実施例1〕
基材層に厚さ16μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を用いて、PETの片面にグラビア印刷法により所定の印刷を行ない印刷絵柄層を設けるとともに、周面の所定位置に設けられた開封予定線及び傷痕群を形成する切刃を突設したロータリーダイロールとアンビルロールとからなるロータリーダイカッターを用いて印刷絵柄と同調させてPETを貫通する開封予定線及び傷痕群を形成した。その後、印刷絵柄層面に易引裂き材層として厚さ7μmのアルミニウム箔(ALM)と厚さ14μmの手切れ性を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(TPET)(東洋紡績株式会社製、商品名TF110)、さらに熱接着性樹脂層に厚さ30μmの低密度ポリエチレンフィルムをウレタン系接着剤を介してドライラミネーション法(DL)で積層し、PET16μm/印刷絵柄層/DL/ALM7μm/DL/TPET14μm/DL/LDPE30μmなる構成の易開封性包装袋用の包装材を作製した。
その後、包装材を展開寸法が長さ200mm×幅100mmの矩形状に切り取り、長手方向にシール幅10mmの合掌熱接着部を設けて筒状となし、一方の開口端にシール幅10mmの端縁熱接着部を設けて、他方が開口された幅(W)40mm×長さ(L)200mmのピロータイプの易開封性包装袋1を作製し、厚さ12mm×幅20mm×長さ30mmの略直方体の固形食品を易開封性包装袋の開口部より5個挿入し長さ方向に縦列させ、開口部をシール幅10mmの端縁熱接着部でヒートシールして図1に示す易開封性包装袋に封入した。なお、開封予定線は展開寸法が幅100mmの方向に辺に平行に3本形成し、1本目は端辺より15mm、2本目は70mm、3本目は130mmの位置に設けた。開封予定線の形状は直線状切目の長さ3mm、直線状切目間の間隔を0.3mmとした。傷痕群の領域を幅(W)方向10mm×長さ(L)方向に16mmとして合掌熱接着部が折り曲げて倒される側に設け、傷痕の形状は直径0.5mm、間隔0.5mmの突刺し孔とした。傷痕群未形成領域の幅は開封予定線を跨いで2mmとした。
〔実施例2〕
基材層に厚さ16μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を用いて、PETの片面にグラビア印刷法により所定の印刷を行ない印刷絵柄層を設けるとともに、周面の所定位置に設けられた開封予定線及び傷痕群を形成する切刃を突設したロータリーダイロールとアンビルロールとからなるロータリーダイカッターを用いて印刷絵柄と同調させてPETを貫通する開封予定線及び傷痕群を形成した。その後、印刷絵柄層面にポリエチレンイミン系のアンカー剤(AC)をコートし、低密度ポリエチレンを熱溶融押出し(PE)しながら厚さ7μmのアルミニウム箔(ALM)とサンドイッチラミネーションし、ALM面にウレタン系のアンカー剤(AC)を介して低密度ポリエチレンを熱溶融押出し(PE)しエクストルージョンラミネーションして熱接着性樹脂層を形成して、PET16μm/印刷絵柄層/AC/PE20μm/ALM7μm/AC/PE40μmなる構成の易開封性包装袋用の包装材を作製した。その後、実施例1と同じ易開封性包装袋1を作製した。包装材の構成が異なる以外は実施例1と同じとした。
実施例1、2で作製した易開封性包装袋を合掌熱接着部が折り曲げて倒される側と反対側の包装材を折り曲げた側端の折目部の1本目の開封予定線4より開封を開始したところ、いずれも容易に開封予定線4に沿って引裂くことができ、合掌熱接着部5に達しても簡単に開封することができた。その後、固形食品を2ケ取り出し包装材を折り畳むと開封口を再封することができた。その後、折り畳んだ包装材を拡げて対応する2本目の開封予定線4aで引裂くと容易に引裂くことができ、開口部を形成して固形食品を取り出すことができた。
本発明にかかる易開封性包装袋の一実施形態を示す表面図と裏面図である。 図1のX−X線断面図である。 図1の易開封性包装袋の作製に用いた包装材の展開図である。 図3のY−Y線断面図である。 一実施形態の傷痕群を形成する傷痕の2〜3の形状例を示す拡大図である。
符号の説明
1 易開封性包装袋
2 包装材
3 直線状切目
4、4a、4b 開封予定線
5 合掌熱接着部
5’a、5’b 合掌熱接着部予定部
6a、6b 端縁熱接着部
6a’、6b’ 端縁熱接着部予定部
7 微細な切目
8 突刺し孔
10 基材層
11 熱接着性樹脂層
P1、P2、P3、P1’、P2’、P3’ 交点
Q1、Q2、Q3 傷痕群
R1、R2、R3 傷痕群未形成領域
L 易開封性包装袋の長さ
W 易開封性包装袋の幅

Claims (4)

  1. 引裂き開封するための一定長さの直線状切目が間欠的に一直線状に配置された開封予定線が形成された基材層と最内層としての熱接着性樹脂層とを少なくとも積層してなる包装材を、前記熱接着性樹脂層面同士を対向させてかつ前記開封予定線が長手方向と直角になるようにして長手方向に合掌熱接着部を設けて筒状となし、開口された両端に端縁熱接着部を設けて前記端縁熱接着部間に前記開封予定線が位置するように形成されたピロータイプ袋において、前記端縁熱接着部の間に前記開封予定線を設け、該開封予定線と前記合掌熱接着部の交点を跨ぐ領域に前記基材層のみを貫通する傷痕群が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋。
  2. 前記合掌熱接着部に直交する前記開封予定線が所定間隔で複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の易開封性包装袋。
  3. 前記傷痕群が前記開封予定線を跨ぐ領域において、前記開封予定線を跨ぎ一定幅の前記傷痕群が形成されない傷痕群未形成領域を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の易開封性包装袋。
  4. 前記基材層の表面側、及び/又は前記基材層と前記熱接着性樹脂層との間に易引裂き材層を設けたことを特徴する請求項1〜3のいずれかに記載の易開封性包装袋。
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