JP2011073727A - 易開封性包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易に引き裂き開封でき、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムの開封端部を容易に摘んで開口でき、側端縁で、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムの引裂用切目線の位置を合せる必要がなく、生産性に優れた易開封性包装袋を提供する。
【解決手段】 少なくとも基材層と熱接着性樹脂からなる内層とを有する矩形状の積層体を折り返して形成した表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムの内層同士を重ね合わせて周縁部をヒートシールしてなり、少なくとも両側端に側端熱接着部を有する包装袋で表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムのそれぞれに、少なくとも一層に形成され一方の側端熱接着部から他方の側端熱接着部に延びる引裂き用切目線を有し、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムの引裂き用切目線とが重なり合うことなく、側端熱接着部の引裂き用切目線の両端部近傍位置に開封開始手段が形成されている易開封性包装袋。
【選択図】 図2

Description

本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引き裂き開封線がきれいであると共に引き裂き開封線の位置が包装袋を構成する一方の積層体と他方の積層体とで異なることにより、開封端面を容易に摘み包装袋を開口することができる易開封性包装袋に関するものである。
従来から、包装袋には、通常、挟みなどの道具を使うことなく、手で引き裂いて内容物を取り出すことができるように開封開始手段や開封手段が施されている。開封開始手段としては、包装袋の側端熱接着部の外縁に設けられた、例えば、I字状やV字状、U字状、亀甲状等の切欠、あるいは、傷痕群等を挙げることができ、開封手段としては、包装袋を構成する積層体の少なくとも一つの層を残していずれかの層ないし複数の層に設けられた切目やミシン目、あるいは、包装袋を構成する積層体のいずれかの層に開封方向に沿って方向性をもった一軸延伸フィルムを設けたもの等を挙げることができる。
上記した開封手段を設けた三方シール袋や四方シール袋は、開封開始が容易であるが、引き裂きを続行すると包装袋を構成する積層体を無理に引き裂くこととなり、強い力で引き裂くこととなるため、引き裂いた際の引き裂き開封線が一定の形状にならず成り行きとなるために開封口が見苦しいという問題がある。
また、上記した開封開始手段と開封手段を設けた三方シール袋や四方シール袋は、開封手段から容易に引き裂くことができる反面、開封手段が包装袋を構成する表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムの同一の箇所に施されているため、開封後の状態において表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムの切目線が全長にわたって互いに重なり合った状態となり、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのそれぞれを摘み引き離すことが困難となり内容物を取り出し難いという問題がある。
そこで、容易に包装袋を開封開始手段から引き裂きを開始し開封することができると共に、内容物を取り出す際に包装袋を構成する表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのそれぞれを容易に摘むことができて容易に開口することができる易開封性包装袋が提案されている(たとえば、特許文献1)。この易開封性包装袋に開示された技術は、一層以上の合成樹脂層を具える包装用積層フィルムを折返して形成した表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムを重ね合わせ周縁部をヒートシールしてなり、表面側積層フィルムおよび裏面側積層フィルムのそれぞれの、少なくとも一層の合成樹脂層に、一方の側端縁から他方の側端縁まで伸びる引裂き用の線状溝部分を形成してなる易開封性包装袋であって、表面側積層フィルムに形成した線状部分と、裏面積層フィルムに形成した線状溝部分とを、少なくとも、包装袋の幅方向の中央部分で相互に重なり合わせることなく位置させる一方、少なくとも一方の側端縁で重なり合わせてなるもの(請求項1)であり、包装袋の開封に際し、それぞれの線状溝部分を辿って包装袋の一方の側端縁から他方の側端縁まで進行するそれぞれの裂け口は、包装袋の幅方向の中央部分では相互に異なった位置となっており、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのそれぞれの開封端部を容易に摘むことができ、内容物を取出しやすくしたものである。
しかしながら、特許文献1の易開封性包装袋は、包装袋を構成する表面側積層フィルムに形成した線状溝部分と裏面側積層フィルムに形成した線状溝部分とが、少なくとも一方の側端縁で、好ましくは、両側端縁で相互に重なり合わせて位置することが必要であり、位置を合せることが煩雑であり、相互の位置がずれた場合には、包装袋を開封できないという問題がある。
特開平05−147660号公報
そこで本発明は、容易に引き裂き開封することができると共に、開封後においては、包装袋の表面側積層フィルムの開封端部と裏面側積層フィルムの開封端部とを容易に摘んで開口することができ、さらに、包装袋の側端縁において、表面側積層フィルムに形成した引裂用切目線と裏面側積層フィルムに形成した引裂用切目線の位置を合せる必要がなく、生産性に優れた易開封性包装袋を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、少なくとも基材層と熱接着性樹脂からなる内層とを有する矩形状の積層体を折り返して形成した表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムの前記内層同士を重ね合わせて周縁部をヒートシールしてなり、少なくとも両側端に側端熱接着部を有する包装袋であって、前記表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムのそれぞれには、積層フィルムを構成する少なくとも一層に形成され一方の側端熱接着部から他方の側端熱接着部に向かって延びる引裂き用切目線を有し、前記表面側積層フィルムの前記引裂き用切目線と裏面側積層フィルムの前記引裂き用切目線とが前記側端熱接着部で相互にずれて位置すると共に前記包装袋の内側で相互にずれて位置しており、前記側端熱接着部の前記引裂き用切目線の両端部近傍位置に開封開始手段が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。このように構成することにより、開封開始手段から引裂きを開始できる共に、引裂き用切目線に沿って表面側積層フィルムおよび裏面側積層フィルムが開封され、包装袋の中央部分では表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムの開封端部がずれることとなり、内容物を取り出す際に、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのそれぞれを摘み包装袋を容易に開口することができる。
請求項2の発明は、前記開封開始手段が、前記側端熱接着部を貫通する傷痕郡から形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。このように構成することにより、傷痕郡が設けられた領域のいずれの位置からでも開封を開始することができる。
請求項3の発明は、前記傷痕郡の内側に前記側端熱接着部を貫通し内側に突出する切欠が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。このように構成することにより、傷痕郡が設けられたいずれの位置からでも開封でき、引裂きが切欠に達した後に内側の引裂き用切目線に誘導されることとなり表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムの引裂き用切目線に沿って容易に開封することができる。
請求項4に記載の発明は、前記表面側積層フィルムの前記引裂き用切目線または前記裏面側積層フィルムの前記引裂き用切目線が複数本からなることを特徴とする易開封性包装袋である。このように構成することにより、引裂きが特定の引裂き用切目線から逸れても隣合う引裂き用切目線に沿って開封され容易に包装袋を開封することができる。
本発明の易開封性包装袋は、容易に引き裂き開封することができると共に、開封後においては、包装袋の表面側積層フィルムの開封端部と裏面側積層フィルムの開封端部とを容易に摘んで開口することができ、さらに、包装袋の側端縁において、表面側積層フィルムに形成した引裂用切目線と裏面側積層フィルムに形成した引裂用切目線の位置を合せる必要がなく、生産性に優れた易開封性包装袋を提供することができる。
本発明に係る易開封性包装袋の第1実施形態を示す正面図。 図1のI−I線断面図。 第1実施形態の開封開始手段の他の例を示す部分拡大図。 本発明に係る易開封性包装袋の第2実施形態を示す正面図。 本発明に係る易開封性包装袋の第3実施形態を示す正面図。 本発明に係る易開封性包装袋の第4実施形態を示す正面図。 本発明に係る易開封性包装袋の第5実施形態を示す正面図。 本発明に係る易開封性包装袋の第6実施形態を示す正面図。 第6実施形態の易開封性包装袋を開封した後の状態を示す正面図。 第6実施形態の易開封性包装袋の表面側積層フィルムに形成された開封切れ目を示す拡大図。
本発明につき、図面等を用いて以下に詳述する。図1及び図2を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第1実施形態を説明する。
本発明の第1実施形態は図1、図2に示すとおりである。平面形状は、図1に示すように、表面側となる矩形状の表面側積層フィルムAと裏面側となる矩形状の裏面側積層フィルムBとをそれぞれの内層同士を重ね合わせ両側部及び底部が熱接着されて形成された側端熱接着部2と底部熱接着部3を有する3方シール包装袋であって、包装袋を構成する表面側積層フィルムA及び裏面側積層フィルムBのそれぞれには、包装袋の開口端の近傍において側端熱接着部2と直交し一方の側端熱接着部2から他方の側端熱接着部2に伸びる引裂き用切目線4、5が形成されており、表面側積層フィルムAに形成された引裂き用切目線4は底部熱接着部3に対して平行に形成されており、裏面側積層フィルムBに形成された引裂き用切目線5は中央部分で底部熱接着部3側に凸となるように形成されている。さらに、引裂き用切目線4、5の両端の側端熱接着部2には、側端熱接着部2を貫通する傷痕群6が形成されるとともに、傷痕群6の内側の側端熱接着部2に内側に突出する三日月形の孔からなる切欠7が突出部の先端が切目線4の位置にくるように形成された形状である。なお、傷痕郡6及び三日月形の孔からなる切欠7が開封手段である。第1実施形態では包装袋の形状を3方シール袋としているが底部を内方へ折り込んだ自立性袋としてもよく、対向する側端熱接着部2を有する包装袋であれば形状は任意である。
第1実施形態における引裂き用切目線4、5が形成された部分の断面形状は図2に示すとおりである。易開封性包装袋は、基材層11と中間層12と熱接着性樹脂層13が積層された表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBとからなり、表面側積層フィルムA及び裏面側積層フィルムBの中間層12にそれぞれ直線状の引裂き用切目線4、5が形成されており、表面側積層フィルムAおよび裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線4、5が中央部において上下方向に段差dを有するようになっている。
第1実施形態の易開封性包装袋を開封する際に、傷痕群6が形成された部分における包装袋の端縁の任意の位置から引き裂きを開始した場合でも、傷痕群6が形成された部分を引き裂いて三日月形の孔からなる切欠7に達した後、切欠7の内側に突出した先端部が切目線4、5の位置にくるようにされており、その後、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4、裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線5のそれぞれに沿って引き裂くことができる。したがって、傷痕群5による引き裂き開始位置と切目線4の位置にズレがある場合でも、切欠7より内側は切目線4に沿って直線状に引き裂くことができ、開封後においては、表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBとの開封端が段差dが生じることとなり、この段差部を摘み包装袋を容易に開口することができる。
図3は、第1実施形態の開封開始手段の他の例を示す部分拡大図である。図1の三日月形の孔からなる切欠7に代えて、側端熱接着部2の端縁側に広がる「くの字状」の切欠7となっている。このように構成することにより、切欠7を形成する際にごみが出ずに商品への混入を防止することができる。
図4を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第2実施形態を説明する。第2実施形態において、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4が、袋の開封方向中央部で底部熱接着部3側に凸となるように形成され、裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線5は底部熱接着部3と平行に形成されており、開封後の端部が袋の中央部で段差が生じるようになっており、この部分の表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBのそれぞれを摘み開口することができる。
図5を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第3実施形態を説明する。第3実施形態において、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4は、開封方向中央部に位置する直線部分と、その両側の底部熱接着部3側に凸の曲線部分とから形成され、裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線5は、開封方向中央部に位置する直線部分と、その両側の底部熱接着部3と対向する側に凸の曲線部分とから形成されており、開封後の端部が開封方向中央部の両側で段差を生じるようになっており、この部分の表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBのそれぞれを摘み開口することができる。
図6を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第4実施形態を説明する。第4実施形態において、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4は、底部熱接着部3側に凸の曲線であり、裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線5は、底部熱接着部3と対向する側に凸の曲線となっており、開封後の端部が開封方向中央部で段差を生じるようになっており、この部分の表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBのそれぞれを摘み開口することができる。
図7を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第5実施形態を説明する。第5実施形態において、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4及び裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線5は、開封方向中央部に位置する底部熱接着部3と対向する側に凸の曲線部分とその両側の直線部分とからなっており、曲線部分が左右方向にずれて形成されており、開封後において、表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBのそれぞれに表面摘み部と裏面摘み部が生じるようになっており、表面摘み部と裏面摘み部のそれぞれを摘み開口することができる。
図8、図9及び図10を用いて本発明に係る易開封性包装袋の第6実施形態を説明する。図8は、第6実施形態の易開封性包装袋の正面図、図9は、第6実施形態の易開封性包装袋を開封した後の状態を示す正面図、図10は、第6実施形態の易開封性包装袋の表面側積層フィルムに形成された引裂き用切目線を示す拡大図であり、第6実施形態において、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4は、開封方向中央部が底部熱接着部3側に凸の曲線となっており、裏面側積層フィルムBの引裂き用切目線Bは底部熱接着部3と平行な直線で形成されており、開封後において、開封方向中央部で段差が生じるようになっており、この部分の表面側積層フィルムAと裏面側積層フィルムBのそれぞれを摘み開口することができる。なお、表面側積層フィルムAの引裂き用切目線4は、図10に示すように、開封方向に向かって複数個の「ハの字状切目」を直線状に配置した切目線が、開封方向と直交する方向に複数列(図においては3列)配置されたもので形成されており、開封時に反れを防止できるようになっている。
次に、易開封性包装袋を構成する表面側積層フィルムA及び裏面側積層フィルムBは、上記のとおり、基材層11と中間層12と熱接着性樹脂層13が積層された積層体から形成されている。以下に、基材層11、中間層12、熱接着性樹脂層13のそれぞれについて説明する。
基材層11としては、包装袋を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。この理由としては、通常、基材層11には印刷が施されることが多く、印刷適性が求められるからである。また、基材層11を構成するフィルムの厚さとしては、基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよいが、概ね12〜25μm程度である。基材層11としては、延伸フィルムの他、他の合成樹脂フィルムを用いることができ、特に、延伸したフィルムには限らない。さらに、レーヨン紙やグラシン紙などの紙材を用いることができる。
また、中間層12は、包装袋とした際の剛性、遮光性、あるいはガスバリアー性等を設けるものであり、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ナイロン、2軸延伸ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体等が使用できる。
また、熱接着性樹脂層13としては、熱により溶融して相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成される層であればよく、包装袋に要求される物性により適宜選択して用いればよいものであるが、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンとアクリル酸との酸コポリマー、エチレンとアクリル酸エステルとのエステルコポリマー等で形成することができる。
積層フィルムの具体的な構成としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/ドライラミネーション/2軸延伸ナイロン/ドライラミネーション/ポリプロピレン、2軸延伸ポリプロピレン/ドライラミネーション/2軸延伸ナイロン/ドライラミネーション/ポリエチレン、2軸延伸ポリプロピレン/ドライラミネーション/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/ドライラミネーション/ポリエチレン、/ポリエチレン/アルミニウム箔/エチレン−メタアクリル酸共重合体等であり、下線の層に切目線が形成される。
切目線の両端に形成される傷痕群の切目線に直角方向の長さは特に限定されないが5〜10mmが好ましく、傷痕群の切目線に平行方向の巾は端縁から側端熱接着部の巾の1/2以内とするのが好ましい。切欠の位置に関しては、内側を向く突出部の先端が側端熱接着部の巾の略中央部にくるように形成するのが好ましく、切欠の切目線に直角方向の長さは傷痕群の切目線に直角方向の長さより大きくすることが必要である。切欠より外側の領域に傷痕群が形成され、傷痕群と切欠の間に傷痕が形成されない領域があっても問題はない。
傷痕群は針による突き刺しにより形成されるのが好ましく、傷痕を形成するための針の形状としては、四角錐状の針状突起とし、四角錐の相対する稜線間を結ぶ方向が切目線と平行になるように配列するのが好ましい。突き刺し孔の大きさとしては、直径が0.1〜0.5mmとし隣接する孔の間隔を0.5〜1.0mmとするのが好ましい。
実施形態の易開封性包装袋の製造方法は、切目線が形成された積層フィルムを使用して、切目線が開封予定位置にくるようにして周知の製袋方法により包装袋を作製する工程において、側端熱接着部を形成した後に、切目線の両端の側端熱接着部に、傷痕群の形状に針状突起を形成した突き刺し具を使用して所定箇所に突き刺して傷痕群を形成する。切欠は所定形状の切刃を用いて側端熱接着部における傷痕群の内側の位置に形成する。傷痕群の形状に針状突起と切欠を形成する切刃を設けた突き刺し具を使用することにより、傷痕群と切欠は1回の工程にて同時に形成することもできる。上記のように傷痕群および切欠は包装袋を製袋する工程において形成することができるので、傷痕群および切欠を形成するための別工程を設けることなく効率的に作製することができる。
1 容器
11 基材層
12 中間層
13 熱接着性樹脂層
2 側端熱接着部
3 底部熱接着部
4、5 引裂き用切目線
6 傷痕群
7 切欠
A 表面側積層フィルム
B 裏面側積層フィルム

Claims (4)

  1. 少なくとも基材層と熱接着性樹脂からなる内層とを有する矩形状の積層体を折り返して形成した表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムの前記内層同士を重ね合わせて周縁部をヒートシールしてなり、少なくとも両側端に側端熱接着部を有する包装袋であって、前記表面側積層フィルム及び裏面側積層フィルムのそれぞれには、積層フィルムを構成する少なくとも一層に形成され一方の側端熱接着部から他方の側端熱接着部に向かって延びる引裂き用切目線を有し、前記表面側積層フィルムの前記引裂き用切目線と裏面側積層フィルムの前記引裂き用切目線とが前記側端熱接着部で相互にずれて位置すると共に前記包装袋の内側で相互にずれて位置しており、前記側端熱接着部の前記引裂き用切目線の両端部近傍位置に開封開始手段が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋。
  2. 前記開封開始手段が、前記側端熱接着部を貫通する傷痕郡から形成されていることを特徴とする請求項1記載の易開封性包装袋。
  3. 前記傷痕郡の内側に前記側端熱接着部を貫通し内側に突出する切欠が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の易開封性包装袋。
  4. 前記表面側積層フィルムの前記引裂き用切目線または前記裏面側積層フィルムの前記引裂き用切目線が複数本からなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の易開封性包装袋。
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