JP2008203385A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜の視認性を高めることができる発光装置を提供する。
【解決手段】プルキニェ現象を利用し、第一の発光体11及び第二の発光体12を用いて、発光部2から昼間においては明所視に優れる530〜580nmの波長を主体とした赤黄系統の色調の光が発せられて視認性が確保され、更に夜間においては暗所視に優れる480〜520nmの波長を主体とした青緑系統の色調の光が発せられて視認性が確保されることから、発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜における視認性を高めた発光装置とすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】プルキニェ現象を利用し、第一の発光体11及び第二の発光体12を用いて、発光部2から昼間においては明所視に優れる530〜580nmの波長を主体とした赤黄系統の色調の光が発せられて視認性が確保され、更に夜間においては暗所視に優れる480〜520nmの波長を主体とした青緑系統の色調の光が発せられて視認性が確保されることから、発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜における視認性を高めた発光装置とすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、昼夜において視認性に優れる発光装置に関するものである。
自発光式の視線誘導標や、発光により情報を表示する発光装置については、主として夜間における視認性を確保するものであるが、用途によっては昼間における視認性が要求されるものもある。かかる状況に適応すべく、昼夜における視認性を確保できるようにした発光装置としては、例えばプリント基板上に発光素子を配置した表示部を備え、文字・図形・記号等を発光表示する装置において、入射光の光量に応じて発電する複数の太陽電池で構成される太陽電池パネルと、太陽電池パネルの発電出力レベルに基づき前記表示部に配置する発光素子の発光輝度を切り換える輝度切換手段とを備えた表示装置が開示されている(例えば特許文献1)。
また、プリント基板上に発光素子を配置した表示部を備え、文字・図形・記号等を発光表示する装置において、入射光の光量に応じて発電する太陽電池を複数並べて構成する太陽電池パネルと、太陽電池パネルの発電出力レベルを検出する発電レベル検出手段と、太陽電池パネルで発電した電気エネルギーを蓄える蓄電池と、周囲環境の明るさを基に昼夜を検出する昼夜検出手段と、予め設定された条件に応じて表示部を制御する制御部とを備え、昼夜検出手段による検出結果と、発電レベル検出手段による検出結果とを基にして表示部の発光状態を切り換える表示装置が開示されている(例えば特許文献2)。
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の発光装置では、発光輝度を切り替えるのみであることから、単に昼間において発光輝度を高くし、夜間においては発光輝度を低くすることで、視認する利用者の眩惑を防止するのみであり、昼間及び夜間における視認性が十分に高められるようになされたものではなかった。
また特許文献2に記載のような従来の発光装置では、こちらも周囲の明るさを基に昼夜を検出し、予め設定された条件に応じて表示部の発光輝度を制御するのみであって昼間及び夜間における視認性を十分に確保するようになされているとは言い難いものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜の視認性を高めることができる発光装置を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係る発光装置は、光が発せられる発光部を備え、該発光部は明所視に優れる色調の光と、暗所視に優れる色調の光とを発光可能となされていることを特徴とするものである。
本発明に係る発光装置によれば、発光部により昼間においては明所視に優れる色調の光により視認性が確保され、更に夜間においては暗所視に優れる色調の光によって視認性が確保されることから、発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜における視認性を高めた発光装置とすることができる。
ここで、明所視に優れる色調とは、530〜580nmの波長を主体とした緑色と黄色との境界付近の色調であり、暗所視に優れる色調とは480〜520nmの波長を主体とした、色調としては青色と緑色との境界付近の色調であり、かかる視認性の確保は、プルキニェ現象という人間の目の働きの現象に基づくものである。プルキニェ現象とは、人間の肉眼において色調は網膜の視細胞で感知しているが、明るい場所では赤黄系統の色調は鮮やかに見え青緑系統の色調は黒ずんで見える。一方、視細胞の一種である桿体は暗くなるほどに青緑系統の色調に敏感になることから、桿体の働きにより暗い場所では青緑系統の色調が鮮やかに見えるのに対し赤黄系統の色調は黒ずんで見える。この赤黄系統及び青緑系統の色調の主体となる光の波長が約550nm及び約500nmであることから、上記の波長を主体とした色調の光を発することで、明るい場所及び暗い場所において発光体が鮮やかに視認されるようになって、昼夜における発光部の視認性が高められるようになされるものである。
また前記発光部は、第一の発光体と第二の発光体とが隣接して配置され、いずれか少なくとも一方若しくは両方の発光により発光部から明所視及び暗所視に優れる色調の光が発せられるようになされていれば、第一及び第二の発光体の色調を変更することなく昼夜における視認性を高めるようにでき好ましい。
また前記発光部は、マトリックス状に配置されて表示部が形成され、該表示部の発光により情報の表示が行われるようになされていれば、昼夜において表示された情報を確実に伝達するようにでき好ましい。
また前記表示部は、暗所視に優れる色調の光と明所視に優れる色調の光とを同時に発光可能となされ、前記二種類の色調の光を表示部により同時に発光させると共に、表示部で発光されている部位内において、少なくとも前記二種類の色調の光の位置が連続的に移動するようになされていれば、二種類の色調の光が連続的に移動することで発光により表示される情報が切れ目なく表示できると共に、装置の回路や動作に係る制御が複雑となり勝ちな色調の調整を行う必要なく簡便な構成により表示部における昼夜の視認性が確保でき好ましい。
本発明に係る発光装置によれば、発光部により昼間においては明所視に優れる色調の光により視認性が確保され、更に夜間においては暗所視に優れる色調の光によって視認性が確保されることから、発光輝度の変更のみに依存することなく昼夜における視認性を高めた発光装置とすることができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係る発光装置の、第一の実施形態を示す正面図である。発光装置10は、自発光式の視線誘導標であり、支柱S上端に駆体4が設けられ、駆体4は正面視円形となされると共に、駆体4の正面には、発光ダイオードである第一の発光体11及び第二の発光体12が隣接して取り付けられて該二体の発光体により発光部2が形成され、その発光部2が駆体3の円周外縁付近に、円周方向に沿って車座状に等間隔に六体設けられ、発光部2による発光とプリズム反射体Rによる再帰反射性により視線誘導を行うものである。車座状となされた発光部2の中心には、駆体3円周の外径の略半分の外径を有する再帰反射性のプリズム反射体Rが設けられている。駆体3の上面には太陽電池31が設けられ、太陽電池31により発電された電力が駆体3内の蓄電手段及び制御部(図示せず)により第一の発光体11及び第二の発光体12に供給されて発光部2が発光されるようになされたものである。
第一の発光体11は、発せられる光の波長が630〜670nmを主体とする赤みがかった黄色のものであり、第二の発光体12は、発せられる光の波長が480〜520nmを主体とする青みがかった青緑色である。第一の発光体1及び第二の発光体2は発光輝度が略同一となされており、昼間においては第一の発光体11と第二の発光体12とが同時に点灯若しくは同時に点滅される。すると、第一の発光体11と第二の発光体12とから発光された発光輝度が略同一となされた光が混合されて、発光部2から発せられる光は明所視において最も視認性に優れる波長が530〜570nmの光となされる。高速道路や急カーブの地点などでは昼間においても視認性に優れる視線誘導標が求められてきており、発光部2からの光が視認されやすくなることで視線誘導効果の向上を図ることに繋がる。
夜間においては、第二の発光体12のみを点灯若しくは点滅させると、発光部2から発せられる光は最も暗所視に優れる480〜520nmの波長のものとなり、夜間において発光部2からの光が視認されやすくなって視線誘導効果を高めることができる。かかる構成により、簡便な構成にて昼夜において視認性に優れる発光装置10とすることができる。発光部2から発せられる単位面積当たりの発光輝度は、夜間より昼間のほうが約2倍となされることで自ずと昼間における視認性は高められるが、昼間における発光輝度が不足する場合には昼夜判別回路と制御部とを設けて昼夜における発光部2の発光輝度を適切なものに設定するようにしてもよい。また、第一の発光体11及び第二の発光体12を同時に発光させる方法に限定されず、第一の発光体11から発せられる光の波長を530〜570nmを主体としたものとして昼間には第一の発光体11のみを発光させるようにしてもよい。
車座状に設けられた発光部2は、全ての発光部2が一斉に点灯又は点滅するようにしてもよく、複数の発光部2群に分けて点滅させるようにしてもよく、更には隣接した発光部2を順次点灯及び消灯して発光部2が回転しているように視認させるようにしてもよい。
図2は、本発明に係る発光装置の、第二の実施形態を示すもので、(a)は正面図、(b)は発光部付近の詳細な正面図である。(a)において、発光装置10は発光部2を駆体3正面にドットマトリックス状に配置して表示部4を形成した情報板であり、主として道路周辺に設置されて、発光によって表示部4によりあらゆる文字や記号が表示可能となされることで種々の情報を表示するようにしているものである。(b)において、発光部2には発光ダイオードである第一の発光体11と第二の発光体12が備えられ、第一の発光体11及び第二の発光体12の発する光の波長はそれぞれ630〜670nm、480〜520nmが主体となされたものである。第一の実施形態と同様に、昼間においては第一の発光体11及び第二の発光体12を発光させて発光部2により明所視に優れる波長が530〜570nmを主体とする光を発するようにし、夜間においては第二の発光体12のみを発光させて暗所視に優れる波長が480〜520nmを主体とする光を発することで、昼夜において表示部4により表示される情報の視認性を高めるようにしたものである。
図3は、図2に示した発光装置の、表示の一例を示す正面図である。表示部4は上向きの屈曲した矢印を発光部2の発光により発光表示5として表示しているものであるが、(a)においては左半分の発光表示51が明所視に優れる波長が530〜570nmを主体とする光により表示され、右半分の発光表示52が暗所視に優れる波長が480〜520nmを主体とする光により表示されている。(b)においては左半分の発光表示51と右半分の発光表示52とが発する光の色調が(a)に示したものと反対になされている。かかる(a)における発光表示5と(b)における発光表示5とを交互に表示することで、発光表示5において発光させる色調を昼夜で変更することなく、発光輝度のみを適切なものとすることで、昼夜いずれにおいても発光表示5の視認性を優れるものとできる。
発光表示5において明所視及び暗所視に優れる波長の光を発するには、(a)及び(b)に示す発光状態が得られるようにすればよく、交互に高速点灯させてサブリミナル効果による視認性向上を図ってもよく、また明所視に優れる発光部分と暗所視に優れる発光部分との境界部分で連続的に色調を変化させてグラデーション状に発光させてもよい。
更にまた、発光表示5内において、明所視に優れる発光部分と暗所視に優れる発光部分とを連続的に移動させると共に、その移動を繰り返すことで昼夜において発光表示5全体が良好に視認できるようにしてもよく、またその色調の移動を左右方向又は上下方向に色変化させるようにしてもよい。かかる連続的な移動により、昼夜において発光する色調を変更することなく高い視認性を得ることができる。
また発光表示5は、矢印状の記号に限定されるものではなく、適宜の記号や文字を用いたものであってよく、更に発光部2についても明所視に優れる波長の光と暗所視に優れる波長の光とを発することができるものであれば二体の発光ダイオードに限定されるものではなく、エレクトロニクスルミネセンス(EL)やバックライト付き液晶等を用いてもよい。
11 第一の発光体
12 第二の発光体
2 発光部
4 表示部
10 発光装置
12 第二の発光体
2 発光部
4 表示部
10 発光装置
Claims (4)
- 光が発せられる発光部を備え、該発光部は明所視に優れる色調の光と、暗所視に優れる色調の光とを発光可能となされていることを特徴とする発光装置。
- 前記発光部は、第一の発光体と第二の発光体とが隣接して配置され、いずれか少なくとも一方若しくは両方の発光により発光部から明所視及び暗所視に優れる色調の光が発せられるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記発光部は、マトリックス状に配置されて表示部が形成され、該表示部の発光により情報の表示が行われるようになされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記表示部は、暗所視に優れる色調の光と明所視に優れる色調の光とを同時に発光可能となされ、前記二種類の色調の光を表示部により同時に発光させると共に、表示部で発光されている部位内において、少なくとも前記二種類の色調の光の位置が連続的に移動するようになされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007037334A JP2008203385A (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007037334A JP2008203385A (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 発光装置 |
Publications (1)
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JP2008203385A true JP2008203385A (ja) | 2008-09-04 |
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ID=39780991
Family Applications (1)
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JP2007037334A Pending JP2008203385A (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 発光装置 |
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JP (1) | JP2008203385A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2515030A2 (en) | 2011-04-21 | 2012-10-24 | Panasonic Corporation | Lighting device |
-
2007
- 2007-02-19 JP JP2007037334A patent/JP2008203385A/ja active Pending
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EP2515030A2 (en) | 2011-04-21 | 2012-10-24 | Panasonic Corporation | Lighting device |
CN102748603A (zh) * | 2011-04-21 | 2012-10-24 | 松下电器产业株式会社 | 照明装置 |
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