JP5499867B2 - 車両用メータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用メータ装置に関し、特に自発光式アナログ指針メータを含む車両用メータ装置に関する。
近年、車両用メータ装置では、メータの文字盤上の文字を、メータ内の照明で直接照らす方式ではなく、メータパネル裏に取り付けられたLED・バルブ(電球)等を光源としたバックライトで照射することで、文字そのものが発光しているように見せる自発光メータが普及しつつある。この自発光メータは、視認性にも優れ、高級感もあるため、メータひいては車両の商品性を高めている。
また、車両用メータ装置の商品性のさらなる向上を図るため、イグニッションスイッチをONすることで指針をスイープさせるとともに、この指針を昼夜を問わず発光させる発光手段を備え、スイープをさせる際に、行きのスイープ速度に対して戻りのスイープ速度を速くする制御を行う制御部を指針に備え、この制御部は、スイープさせる際に発光手段の明るさを変化させる光調整手段を備え、おもてなし感の演出効果を増大させることができるものが考案されている(特許文献1参照)。
特許第3872386号公報
近年、環境保護の観点から、車両においても車載電子装置の低消費電力化が進んでいる。自発光メータで低消費電力化を実現するためには、バックライト光源であるLED・バルブに流す電流を減らすことが最も有効である。しかし、単に全てのLED・バルブに流す電流を減らすだけでは、メータ全体の輝度が下がり、文字盤の視認性が悪化し、指針が文字盤を指しても値が判らない現象が発生し、メータ本来の機能が損なわれてしまう。
特許文献1の構成は、イグニッションスイッチをONしたときのみの表示演出であり、車両の走行時には行われず、実用性は低く文字盤の視認性の向上にも寄与していない。また、低消費電力を目的としたものではない。
上記問題点を背景として、本発明の課題は、メータとしての機能を損なうことなく、文字盤の視認性を維持しつつ、車両の走行時にも照明演出を実現可能な車両用メータ装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両用メータ装置は、予め定められた領域において透光性を有する文字盤と、文字盤の背後に配されて該文字盤にバックライトを照射する発光デバイスと、メータ指示値を文字盤上の対応する位置にて指示する指針と、指針をメータ指示値に対応する位置へ駆動する指針駆動部と、を備えたアナログメータ部と、を含む車両用メータ装置であって、
文字盤は、発光デバイスにより照明される複数の照明エリアに分割され、指針の文字盤上の位置に基づいて、複数の照明エリアを、メータ指示値を含む特定照明エリアと、それ以外の通常照明エリアとに振り分ける照明エリア振分部と、特定照明エリアと通常照明エリアの照明意匠を、複数の照明エリアの通常表示時の照明意匠である通常照明意匠とするか、通常照明意匠とは異なる特定照明意匠とするかを決定する照明意匠決定部と、複数の照明エリアを、決定した照明意匠に基づいて発光デバイスを照明して表示制御する表示制御部と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、メータとしての機能を損なうことなく、文字盤の視認性を維持しつつ、車両の走行時にも照明演出を実現することが可能となる。
また、本発明の車両用メータ装置は、文字盤上の文字あるいは目盛のうち、少なくとも一方が照明エリアに含まれる。
上記構成によって、メータとしての機能を損なうことなく、文字盤の視認性を維持しつつ、木目の細かい照明演出を実現することが可能となる。
また、本発明の車両用メータ装置における特定照明意匠は、通常照明意匠とは異なる輝度にて発光デバイスにより照明する。
本発明は、文字盤を照明しているLED・バルブのような発光デバイスの大半はMPUもしくはドライバ回路により制御されていることに着目し、ユーザに正しい計測値を伝える文字盤としての機能を損なうことなく、発光デバイスに流す電流を減らすことができるようにしたものである。例えば、指針の位置により、あらかじめ設定された照明エリアのみの輝度を上げ、その他の照明エリアは最小輝度とすることで、ユーザに指針の指す値を伝える機能を落とすことなく、消費電流を下げることができる。このように、照明意匠を変化させ、文字盤用に配置されている発光デバイスの電流値に差をつけ、輝度差を出すことでエコ照明演出としての効果も兼ね備えることができ、メータの発熱も抑えることができる。
また、本発明の車両用メータ装置における特定照明意匠は、通常照明意匠とは異なる表示色にて発光デバイスにより照明する。
上記構成によっても、メータとしての機能を損なうことなく、文字盤の視認性を維持しつつ、木目の細かい照明演出を実現することが可能となる。例えば、発光色が異なる2つの発光デバイスを、指針の位置に合わせて照明しようとしているエリア(すなわち照明エリア)に配置しておき、指針の位置において、一方の発光色を有する発光デバイスは全照明エリアにて照明し、指針の位置の照明エリアのみ他方の発光色を有する発光デバイスでも照明し、2色を混合することで、通常照明意匠とは異なる表示色にて照明することができる。
また、本発明の車両用メータ装置における照明意匠決定部は、特定照明エリアの照明意匠のみを特定照明意匠とする。
上記構成によって、指針の動きに追従して特定照明意匠で表示される照明エリア(特定照明エリア)も変化し、照明演出の効果を高めることができる。
また、本発明の車両用メータ装置における照明意匠決定部は、照明エリアが特定照明エリアから通常照明エリアとなったときにも、該照明エリアの照明意匠を、予め定められた時間、特定照明意匠とする。
指針の位置が頻繁に変化しているときに、その指針に追従して照明エリアの種別(通常あるいは特定)が変化すると、照明演出の効果は高くなるものの、状況によってはメータを視認し辛くなることも考えられる。上記構成によって、メータの視認性を維持しつつ、過剰とならない照明演出を行うことができる。
また、本発明の車両用メータ装置における照明意匠決定部は、指針の移動中は、特定照明エリアから通常照明エリアとなった照明エリアの照明意匠を特定照明意匠のままとし、指針の移動が停止してから予め定められた時間が経過した後に、その特定照明エリアから通常照明エリアとなった照明エリアの照明意匠を通常照明意匠とする。
上記構成によって、メータの視認性を維持しつつ、過剰とならない照明演出を行うことができるとともに、指針が移動中か否かを示すことが可能となる。
また、本発明の車両用メータ装置は、ユーザの操作入力により、特定照明意匠を用いた表示を行うか否かの設定を行うための操作入力部を備える。
上記構成によって、ユーザの好みにより照明演出を行うかどうかを選択することが可能となる。
車両用メータ装置の電気的構成を示すブロック図。 車両用メータ装置の構成を示す図。 速度計の構成を示す正面図。 図3の速度計のA−A断面図。 アナログメータ部におけるLED点灯制御の構成の別例を示す図。 アナログメータ部におけるLED点灯制御の構成の別例を示す図。 LED点灯制御処理を説明するフロー図。 LED点灯制御処理の別例を説明するフロー図。 LED点灯制御処理の別例を説明するフロー図。 速度計の構成の別例を示す図。
以下、本発明の車両用メータ装置の一実施例を、図面を用いて説明する。図1のように、車両用メータ装置は、いわゆるメータの表示制御を行うメータECU1として構成され、このメータECU1には、電源を供給するバッテリ31,例えばメカニカルスイッチとして構成されるECO SW32(詳細は後述),およびセンサ群33(詳細は後述)が接続されている。
メータECU1は、MPU(MicroProcessor Unit:マイクロプロセッサ・ユニット)11とMPU11に接続された電源回路12,EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory:電気的消却・プログラム可能型読取専用メモリ)13,アナログメータ部20を含んで構成される。
MPU11は、CPU11a,ROM11b,RAM11c,入出力回路11d,およびこれらを接続するバスライン11eを備え、CPU11aがROM11bに記憶されたメータ制御プログラムを実行することで、メータECU1としての機能を実現する。すなわち、入出力回路11dあるいは周知の通信インターフェース(図示せず)を介して取得したセンサ信号等の入力情報に基づいて、CPU11aにおいて対応する演算処理を行い、演算結果に基づいてメータの表示制御を行う。なお、MPU11が本発明の照明エリア振分部,照明意匠決定部,表示制御部に相当する。
また、MPU11には、アクセサリ系負荷への電源供給をコントロールするためにユーザが操作するアクセサリスイッチ(ACC SW:34)の状態(ACC)、あるいはエンジン始動のためにユーザが操作するイグニッションスイッチ(IG SW:34)の状態(IG+)が電圧値として入力される。MPU11では、この電圧値を図示しないA/D変換器によりA/D変換し、A/D変換後の値に基づいてスイッチの状態を判定する。
電源回路12は、バッテリ31から供給された電源(+B)を、例えばMPU11の電源電圧であるVccのような所定の電圧に変換してMPU11に供給する。また、MPU11以外のEEPROM13を含め、メータECU1内の図示しない周辺回路にも電源を供給する。
EEPROM13は、例えば走行距離のような、メータECU1の動作に必要なデータを記憶している。
ECO SW32は、ユーザの操作によりアナログメータ部20の点灯形態を切り替えるためのものである(詳細は後述)。
センサ群33は、アナログメータ部20の表示に必要なデータを取得するためのもので、以下のうちの少なくとも一つあるいは複数の組み合わせを用いる。
・車両の速度を検出する車速センサ(車速計201にて表示)。
・エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサ(エンジン回転計202にて表示)。
・燃料の残量を検出する燃料残量センサ(燃料残量計203にて表示)。
・エンジンの冷却水の水温を検出する水温センサ(水温計204にて表示)。
図2に、アナログメータ部20の構成例を示す。図2の例では、車速計201の他に、エンジン回転計202,燃料残量計203,水温計204をアナログメータとして構成している。これらアナログメータは、それぞれ文字盤(216,226,236,246),指針(213,223,233,243)を備え、文字盤には数字あるいは文字(216a,226a,236a,246a),目盛(216b,226b,236b,246b)が表示されるようになっている。なお、文字,目盛は、一部のみ符号を付記してある。
図3を用いて、アナログメータ部20の構成の詳細について、車速計201を例に挙げて説明する。文字盤216は、透光性を有する薄板で形成されている。文字盤216の外周部には、その周方向に略等間隔のような所定の間隔で車両の速度を示す数字216aおよびその数字に対応した目盛216bが印刷されている。そして、文字盤216の数字216aおよび目盛216bを除く部位(216c)には、光を透過させないように非透光性の着色層が形成されている。
図4に、図3におけるA−A断面図を示す。図1および図4のように、文字盤216の数字216aおよび目盛216bはその位置に対応して配置される文字盤照明用LEDであるLED1〜LEDn(図4ではLED4を例示)の発光により、文字盤216の後方から照明される(いわゆるバックライト)。また、数字216aおよび目盛216bのそれぞれに対して個別のLEDを配置して照明してもよいし、数字216aおよび目盛216bのLEDの表示色を異なるものとしてもよい。図1のように、各LEDは、それぞれのカソード側に接続されたLEDドライバ214により点灯制御される。LEDドライバ214は、MPU11の制御指令に基づいて、周知のPWM駆動によるパルス信号(PWM信号)を各LEDに対して生成・出力し、各LEDの点灯/消灯あるいは輝度を制御する。各LEDのアノード側に接続された抵抗R1〜Rnは、LED1〜LEDnへ流れる電流を制限する(過電流防止)ためのものである。なお、LED1〜LEDnが本発明の発光デバイスに相当する。また、発光デバイスとしてLEDの他に、バルブ(電球)を用いてもよい。
指針213は、その回転中心が例えばステップモータで構成されるモータ212の回転軸212bに取り付けられている。MPU11では、センサ群33に含まれる車速センサからの信号を取得して車速(すなわちメータ指示値)を算出し、周知のモータ駆動回路を含む指針駆動部211に送る。指針駆動部211では、メータ指示値およびメータの現在位置(例えば、0km/hの位置を原点とし、原点を基準としたモータ212の回転ステップ数)に基づいてモータ212の回転ステップ数および回転方向を算出して、その回転ステップ数だけモータ212を回転駆動する。
また、指針213は、その表側は透光性の部材213dで構成され、その回転中心近傍にLEDn+1が配置され、そのLEDn+1が指針213の先端方向に照明することで、指針213が照明されるようになっている。また、指針213の回転中心に取り付けられたカバー部材213aにより、LEDn+1は乗員からは見えないようになっている。
図5に、図1のアナログメータ部20におけるLED点灯制御の構成の別例を示す。図5の構成では、LEDドライバ214を用いず、MPU11により各LEDのカソード側に接続されたスイッチング素子であるトランジスタTR1〜TRnを、MPU11により生成・出力されるPWM信号によりオン/オフさせて、各LEDの点灯制御を行うようになっている。つまり、MPU11がLEDドライバ214を含む構成となっている。
また、図6に、図1のLED点灯制御の構成のさらなる別例を示す。図6の構成では、LEDドライバ214において各LEDをPWM(周期は例えば100Hz)により点灯制御する。LEDドライバ214へは、MPU11からシリアル通信(周期は例えば1kHz)により各LEDについてのON/OFFのデータを送る。そして、LEDドライバ214では、シリアル受信データをパラレルデータに変換し、そのON/OFFの信号を該当するLEDに出力する。つまり、MPU11からデータを10回送るとPWM1周期分の信号がLEDドライバ214から出力されることになる。たとえば、ONを5回,OFFを5回送るとデューティ50%のPWM信号を出力することができる。また、スイッチ(SW)215は、バッテリ31から各LEDへ電源の供給/遮断を一括して行うためのものである。
図7を用いて、LED点灯制御処理について説明する。なお、本処理は、CPU11aがROM11bに記憶されたメータ制御プログラムに含まれ、該プログラムに含まれる他の処理とともに繰り返し実行される。また、本処理も車速計201を例に挙げて説明する。
まず、調光条件が成立したか否かを判定する(S11)。アクセサリスイッチあるいはイグニッションスイッチ(34)がON状態のときに調光条件が成立したと判定する。調光条件が成立したと判定したとき(S12:Yes)、ECO SW32の情報(すなわち、SW32aの状態)を取得する(S13)。
ECO SW32がOFF状態のとき(S14:No)、通常点灯モードによる表示を行う(S23)。この場合、全ての数字,目盛(すなわち照明エリア)が通常照明エリアとなり、通常照明意匠(予め定められた表示色および表示輝度)により表示を行う。
一方、ECO SW32がON状態のとき(S14:Yes)、メータ指示値情報を取得する(S15)。メータ指示値情報は、他の処理で算出されRAM11cに記憶されているものを参照してもよいし、センサ群33に含まれるセンサ(例えば車速センサ)の値を取得し、取得したセンサ値を基にメータ指示値を算出してもよい。
次に、メータ指示値に基づいて、以下のようにして特定照明エリアを決定する(S16)。
・車速が目盛値±5km/h(予め定められた範囲)に含まれるときには、その目盛値に対応する車速の数字および目盛と、その車速の数字および目盛に隣接する車速の数字および目盛を特定照明エリアとする。例えば、図3において、車速が55〜65km/hのときには、数字「40」,「60」,「80」とこれらの数字に対応する目盛が特定照明エリアとなる。また、車速が0km/h(下限値)あるいは180km/h(上限値)のときには、それぞれ数字「0」,「20」、あるいは数字[180],「160」とこれらの数字に対応する目盛が特定照明エリアとなる。また、特定照明エリアに含まれない数字および目盛が通常照明エリアとなる。
・車速が目盛値±5km/hに含まれないときには、その目盛値に最も近い値の数字と、2番目に近い値の数字、およびこれらの数字に対応する目盛を特定照明エリアとする。例えば、図3において、車速が66〜74km/hのときには、数字「60」,「80」とこれらの数字に対応する目盛が特定照明エリアとなる。
次に、照明意匠を決定し(S17)、決定した表示意匠に基づいて表示(照明)を行う(S18)。すなわち、通常照明エリアは通常照明意匠にて、特定照明エリアは特定照明意匠にて表示を行う。
特定照明意匠(特定照明エリアの表示形態)は、以下のうちの1つ以上を用いる。
・特定照明エリアの表示輝度を通常照明エリアの表示輝度よりも高くする(輝度の上限は法規に準ずる)。
・通常照明エリアの表示輝度を特定照明エリアの表示輝度よりも低くする(輝度の下限は法規に準ずるが、通常照明エリアを消灯可能なこともある)。
・特定照明エリアの表示色を通常照明エリアの表示色とは異なるものとする。この場合、各LED(LED1〜LEDn)は、例えば3個のLED(赤,緑,青)を1つのパッケージに収めた多色LEDを用い、LEDドライバ214あるいはMPU11では、それぞれのLEDの各色について点灯制御を行う。多色LED用のドライバとしては、3色LED多色化コントローラドライバが知られている。
次に、上述のステップS11と同様に調光条件が成立したか否かを判定する(S19)。調光条件が成立したと判定したとき(S20:Yes)、ECO SW32の情報(すなわち、SW32aの状態)を取得する(S21)。調光条件が成立しないと判定したとき(S20:No)、ステップS11へ戻る。
ECO SW32がOFF状態のとき(S22:No)、通常点灯モードによる表示を行う(S23)。一方、ECO SW32がON状態のとき(S22:Yes)、ステップS15へ戻り、以降の処理を繰り返す。
上述の例では、指針213の移動に応じて特定照明エリアが逐次変化するもの(すなわち、指針213が位置する特定照明エリアのみが特定照明意匠にて表示される構成)であるが、図8を用いて、表示方法の別例について説明する。これは、図7のLED点灯制御処理の変形例で、ステップS17の内容のみ異なるものであるため、図7と同一のステップについては、ここでの説明を割愛する。本処理は、指針の移動が停止してから予め定められた時間が経過した後に、特定照明エリアから通常照明エリアとなった照明エリアの照明意匠を通常照明意匠とするものである。
まず、図7と同様に、ステップS11〜S16を実行して特定照明エリアを決定する。次に、RAM11cに一時記憶されている前回決定した特定照明エリアを読み出して、今回決定した特定照明エリアが前回決定した特定照明エリアから変化しているか否かを判定する。
今回決定した特定照明エリアが前回決定した特定照明エリアから変化していると判定したとき(S171:Yes)、前回決定した特定照明エリアから今回決定した特定照明エリアまでの照明エリアを、特定照明意匠とする(S172)。そして、タイマをスタートさせる(S173)。
一方、今回決定した特定照明エリアが前回決定した特定照明エリアから変化していない判定したとき(S171:No)、タイマが動作中であるか否かを判定する。タイマが動作中であると判定したとき(S174:Yes)、例えば3秒のような予め定められてROM11bに記憶された所定時間を経過したか否かを判定する。所定時間を経過したと判定したとき(S175:Yes)、タイマを停止し(S176)、今回決定した(すなわち最新の)特定照明エリア以外を通常照明意匠とする(S177)。所定時間を経過していないと判定したとき(S175:No)、ステップS18へ移る。
一方、タイマが動作中でないと判定したとき(S174:No)、今回決定した特定照明エリア以外を通常照明意匠とする(S177)。
図3の速度計において、例えば車速が0km/h→50km/hに変化したときには、図8の処理では以下のように表示を行う。
・車速が0km/hのときには、数字「0」と「20」が特定照明意匠で表示される。無論、これらの数字に対応する目盛(216b)も特定照明意匠で表示される(目盛については以下も同じ)。
・車速が15km/hを超えると、数字「0」,「20」に加えて数字「40」も特定照明意匠で表示される。
・車速が35km/hを超えると、数字「0」,「20」,「40」に加えて数字「60」も特定照明意匠で表示される。
・車速が50km/hとなり所定時間(例えば3秒)経過すると、数字「40」と「60」のみが特定照明意匠で表示され、数字「0」,「20」は通常照明意匠で表示される。
また、上述の例で以下のように表示を行ってもよい。これは、一つ前の特定照明エリアも特定照明意匠で表示するものである。
・車速が0km/hのときには、数字「0」と「20」が特定照明意匠で表示される。無論、これらの数字に対応する目盛(216b)も特定照明意匠で表示される(目盛については以下も同じ)。
・車速が15km/hを超えると、数字「0」,「20」に加えて数字「40」も特定照明意匠で表示される。
・車速が35km/hを超えると、数字「20」,「40」に加えて数字「60」も特定照明意匠で表示される。一方、数字「0」はは通常照明意匠で表示される。
・車速が50km/hとなり所定時間(例えば3秒)経過すると、数字「40」と「60」のみが特定照明意匠で表示され、数字「20」は通常照明意匠で表示される。
図9を用いて、表示方法の別例について説明する。これは、図8のLED点灯制御処理の変形例で、ステップS17の内容のみ異なるものであるため、図7および図8と同一のステップについては、ここでの説明を割愛する。本処理は、照明エリアが特定照明エリアから通常照明エリアとなったときにも、該照明エリアの照明意匠を、予め定められた時間、特定照明意匠とするものである。
まず、図7と同様に、ステップS11〜S16を実行して特定照明エリアを決定する。次に、RAM11cに一時記憶されている前回決定した特定照明エリアを読み出して、今回決定した特定照明エリアが前回決定した特定照明エリアから変化しているか否かを判定する。
次に、図8と同様に、今回決定した特定照明エリアが前回決定した特定照明エリアから変化していると判定したとき(S171:Yes)、前回決定した特定照明エリアから今回決定した特定照明エリアまでの照明エリアを、特定照明意匠とする(S172)。そして、RAM11c上の、特定照明エリアから通常照明エリアとなった照明エリアに対応するタイマをスタートさせる(S173a)。
そして、各照明エリアのタイマのうち、例えば3秒のような予め定められてROM11bに記憶された所定時間を経過したか否かを判定する。所定時間を経過したと判定したとき(S175a:Yes)、該当するタイマを停止し(S176a)、停止したタイマに対応する照明エリアを通常照明意匠とする(S177a)。その後、ステップS18へ移る。
図10を用いて、各照明エリアの構成の別例について説明する。図10の例は、照明エリアが目盛と指針の回転中心とを結ぶ線(破線で表示)により区分され、これらの照明エリア216c1〜216c9は、透光性を有する薄板で形成され、その背後に取り付けられたLED1〜LED9により照明される。この際、薄板は、隣接する照明エリアに光が漏れないような形状や材質のものを用いる。また、文字盤216の裏側において、隣接する照明エリアとの境界(破線部分)に遮光板を設けてもよい。なお、数字216aおよび目盛216bは、図3と同様の構成としてもよいし(この場合は文字盤216側に光が漏れないようにする)、表面に非透光性の着色層を形成してもよい。
図10の構成では、以下のようにして特定照明エリアを決定する。
・車速が目盛値±5km/h(予め定められた範囲)に含まれるときには、その目盛値が両端のいずれかにある照明エリアを特定照明エリアとする。例えば、図8の処理では、車速が55〜65km/hのときには、両端に数字「40」,「60」のある照明エリア216c3,および両端に数字「60」,「80」のある照明エリア216c4が特定照明エリアとなる。また、車速が0km/h(下限値)あるいは180km/h(上限値)のときには、それぞれ両端に数字「0」,「20」のある照明エリア216c1、両端に数字[180],「160」のある照明エリア216c9が特定照明エリアとなる。また、特定照明エリアに含まれない照明エリアが通常照明エリアとなる。
・車速が目盛値±5km/hに含まれないときには、車速(メータ指示値)が含まれる照明エリアを特定照明エリアとする。例えば、図8の処理では、車速が66〜74km/hのときには、両端に数字「60」,「80」のある照明エリア216c4が特定照明エリアとなる。
図3の速度計において、図8の処理で、例えば車速が0km/h→50km/hに変化したときには、図10の例では以下のように表示を行う。
・車速が0km/hのときには、両端に数字「0」,「20」のある照明エリア216c1が特定照明意匠で表示される。
・車速が15km/hを超えると、数字「0」と「40」の間にある照明エリア216c1,216c2が特定照明意匠で表示される。
・車速が35km/hを超えると、数字「0」と「60」の間にある照明エリア216c1〜216c3が特定照明意匠で表示される。
・車速が50km/hとなり所定時間(例えば3秒)経過すると、数字「40」と「60」の間にある照明エリア216c3のみが特定照明意匠で表示され、数字「0」と「40」の間にある照明エリア216c1,216c2は通常照明意匠で表示される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 メータECU(車両用メータ装置)
11 MPU(照明エリア振分部,照明意匠決定部,表示制御部)
20 アナログメータ部
32 ECO SW
201 車速計
211 指針駆動部
216 文字盤
216a 数字・文字(照明エリア)
216b 目盛(照明エリア)
216c1〜216c9 照明エリア
LED(1〜n) 発光デバイス

Claims (7)

  1. 予め定められた領域において透光性を有する文字盤と、
    前記文字盤の背後に配されて該文字盤にバックライトを照射する発光デバイスと、
    メータ指示値を前記文字盤上の対応する位置にて指示する指針と、
    前記指針を前記メータ指示値に対応する位置へ駆動する指針駆動部と、を備えたアナログメータ部と、を含む車両用メータ装置であって、
    前記文字盤は、前記発光デバイスにより照明される複数の照明エリアに分割され、
    前記指針の前記文字盤上の位置に基づいて、前記複数の照明エリアを、前記メータ指示値を含む特定照明エリアと、それ以外の通常照明エリアとに振り分ける照明エリア振分部と、
    前記特定照明エリアと前記通常照明エリアの照明意匠を、前記複数の照明エリアの通常表示時の照明意匠である通常照明意匠とするか、前記通常照明意匠とは異なる特定照明意匠とするかを決定する照明意匠決定部と、
    ユーザの操作入力により、前記特定照明意匠を用いた表示を行うか否かの設定を行うための操作入力部と、
    前記複数の照明エリアを、前記ユーザの操作入力による設定、および前記決定した照明意匠に基づいて前記発光デバイスを照明して表示制御する表示制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用メータ装置。
  2. 前記文字盤上の文字あるいは目盛のうち、少なくとも一方が前記照明エリアに含まれる請求項1に記載の車両用メータ装置。
  3. 前記特定照明意匠は、前記通常照明意匠とは異なる輝度にて前記発光デバイスにより照明するものである請求項1または請求項2に記載の車両用メータ装置。
  4. 前記特定照明意匠は、前記通常照明意匠とは異なる表示色にて前記発光デバイスにより照明するものである請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用メータ装置。
  5. 前記照明意匠決定部は、前記特定照明エリアの照明意匠のみを前記特定照明意匠とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用メータ装置。
  6. 前記照明意匠決定部は、前記照明エリアが前記特定照明エリアから前記通常照明エリアとなったときにも、該照明エリアの照明意匠を、予め定められた時間、前記特定照明意匠とする請求項5に記載の車両用メータ装置。
  7. 前記照明意匠決定部は、前記指針の移動中は、前記特定照明エリアから前記通常照明エリアとなった照明エリアの照明意匠を前記特定照明意匠のままとし、前記指針の移動が停止してから予め定められた時間が経過した後に、その前記特定照明エリアから前記通常照明エリアとなった照明エリアの照明意匠を前記通常照明意匠とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用メータ装置。
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