JP2008202801A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008202801A
JP2008202801A JP2008117726A JP2008117726A JP2008202801A JP 2008202801 A JP2008202801 A JP 2008202801A JP 2008117726 A JP2008117726 A JP 2008117726A JP 2008117726 A JP2008117726 A JP 2008117726A JP 2008202801 A JP2008202801 A JP 2008202801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
inner tube
axle bracket
spring receiver
shock absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008117726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4723611B2 (ja
Inventor
Harusuke Murakami
陽亮 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2008117726A priority Critical patent/JP4723611B2/ja
Publication of JP2008202801A publication Critical patent/JP2008202801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723611B2 publication Critical patent/JP4723611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】 インナチューブの底部側に設けた下ばね受けを昇降させて懸架スプリングのばね荷重を調整する油圧緩衝器において、車軸を取外さない状態で、外部から下ばね受けを昇降させる構造の簡素を図り、十分なばね荷重調整巾と耐久性を確保すること。
【解決手段】 油圧緩衝器10において、下ばね受け32の下端突部32Bまわりに組込まれ、かつ下端突部32Bの先端部に設けた膨出部32Dに係止して脱落防止されるワッシャ107を、車軸ブラケット15の段差部の上に装填し、車軸ブラケット15に螺着されるインナチューブ12の先端部を上記ワッシャ107により支えるもの。
【選択図】 図8

Description

本発明は車両用の油圧緩衝器に関する。
車両用の油圧緩衝器として、特許文献1に記載の如く、車体側のアウタチューブ内に車軸側のインナチューブを摺動自在に挿入し、前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、該隔壁部材の下部に作動油室を、上部に油溜室を区画し、前記アウタチューブ側に取付けたピストンロッドを、前記隔壁部材を貫通して前記作動油室内に挿入し、該ピストンロッドの先端部に前記作動油室内を摺動するピストンを設け、前記インナチューブの作動油室内で、ピストンロッド側の上ばね受けと該インナチューブの底部側の下ばね受けとの間に懸架スプリングを介装したものがある。
特許文献1の油圧緩衝器は、インナチューブの底部側にプランジャを摺動可能に嵌合し、プランジャの上部に懸架スプリングのための下ばね受けを載せ、プランジャの下部に作動油の加圧室を設け、外部操作されて移動するポンプピストンにより加圧室を加圧することにより、懸架スプリングのばね荷重を外部から調整可能にしている。
特許文献2の油圧緩衝器は、懸架スプリングのばね荷重をプランジャで支持するとともに、プランジャに相対する斜面部材を設け、プランジャと斜面部材の斜面との間に介在されるボールをアジャストボルトにより押圧し、懸架スプリングのばね荷重を外部から調整可能にしている。
実開平2-150439 実開昭60-139591
特許文献1の油圧緩衝器では、インナチューブの底部側にプランジャやポンプピストンを摺動可能に組込む必要があり、部品加工性や組付性に困難を伴ない、コスト高になる。
また、懸架スプリングの荷重を加圧室の作動油により支持するものであり、加圧室の高い作動油圧を封止するのに困難を伴ない、コスト高になる。
特許文献2の油圧緩衝器では、アジャストボルトにより押圧されるボールを斜面部材の斜面に対する横方向から押動し、該ボールを該斜面上に押上げる構造であり、ボールと点接触する斜面の変形により斜面部材の耐久性を損なうおそれがある。ボールの直径にはその設置スペース上の制限があり、ばね荷重の調整巾を大きくとれない。
尚、油圧緩衝器において、懸架スプリングのばね荷重の調整は、車軸を油圧緩衝器から取外さない状態でも実施できることが好ましい。
本発明の課題は、インナチューブの底部側に設けた下ばね受けを昇降させて懸架スプリングのばね荷重を調整する油圧緩衝器において、車軸を取外さない状態で、外部から下ばね受けを昇降させる構造の簡素を図り、十分なばね荷重調整巾と耐久性を確保することにある。
請求項1の発明は、車体側のアウタチューブ内に車軸側のインナチューブを摺動自在に挿入し、該インナチューブの下端部に車軸ブラケットを螺着し、前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、該隔壁部材の下部に作動油室を、上部に油溜室を区画し、前記アウタチューブ側に取付けたピストン支持部材を、前記隔壁部材を貫通して前記作動油室内に挿入し、該ピストン支持部材の先端部に前記作動油室内を摺動するピストンを設け、前記インナチューブの作動油室内で、ピストン支持部材側の上ばね受けと車軸ブラケット側の下ばね受けとの間に懸架スプリングを介装した油圧緩衝器において、下ばね受けを車軸ブラケットに対し回り止めして該車軸ブラケットに挿入し、車軸ブラケットの車軸取付孔を外れる位置で外部に臨むアジャストボルトを該車軸ブラケットに設けるとともに、アジャストボルトの回転により下ばね受けを昇降させて懸架スプリングのばね荷重を調整するばね荷重調整装置を有し、下ばね受けの下端突部まわりに組込まれ、かつ下端突部の先端部に設けた膨出部に係止して脱落防止されるワッシャを、車軸ブラケットの段差部の上に装填し、車軸ブラケットに螺着されるインナチューブの先端部を上記ワッシャにより支えるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ばね受けの下端突部に備えた回り止め溝が、ばね荷重調整装置のアジャストボルトの中間部を挟むことにて、該ばね受けが車軸ブラケットに対し回り止めされるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記ワッシャが、インナチューブと車軸ブラケットの組付段階で、車軸ブラケットの環状溝に装填されているOリングに制止されて脱落しないようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに発明において更に、前記ばね荷重調整装置が、アジャストボルトの一端側の段差面にワッシャを突き当て、該アジャストボルトの他端側にスライダを挿着するとともに、該スライダをアジャストボルトの回転力によりインナチューブの中心軸に交差する方向に直線移動可能にし、下ばね受けの下部斜面をスライダの上部斜面に載置させるとともに、該下ばね受けの下部垂直面をワッシャの端面に当接させてなるようにしたものである。
図1は油圧緩衝器の全体を示す断面図、図2はばね荷重調整装置を示す断面図、図3は減衰力調整装置を示す断面図、図4は図2の要部拡大図、図5はナットを示し、(A)は正面図、(B)は断面図、図6はスライダを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図、図7は下ばね受けを示し、(A)は正面図、(B)は断面図、(C)は平面図、図8は下ばね受けの下端部を示し、(A)は底面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図9はスライダの変形例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
フロントフォーク(油圧緩衝器)10は、アウタチューブ11を車体側に、インナチューブ12を車輪側に配置する倒立型フロントフォークであり、図1〜図3に示す如く、アウタチューブ11の下端開口部の内周に固定したガイドブッシュ11Aと、インナチューブ12の上端開口部の外周に固定したガイドブッシュ12Aを介して、アウタチューブ11の内部にインナチューブ12を摺動自在に挿入する。11Bはオイルシール、11Cはダストシールである。アウタチューブ11の上端開口部にはキャップ13が液密に螺着され、アウタチューブ11の外周には車体側取付部材14A、14Bが設けられる。インナチューブ12の下端開口部には車軸ブラケット15が液密に挿着されて螺着されてインナチューブ12の底部を構成し、車軸ブラケット15には車軸取付孔16が設けられる。
フロントフォーク10は、アウタチューブ11の内周と、インナチューブ12の外周と、前記2つのガイドブッシュ11A、12Aにて区画される環状油室17を区画する。
フロントフォーク10は、インナチューブ12の上端側内周にOリングを介する等により液密に、隔壁部材19を設け、隔壁部材19のロッドガイド部19Aより下部に作動油室21を区画するとともに、上部に油溜室22を区画する。油溜室22の中でその下側領域は油室22A、上側領域は空気室22Bである。
フロントフォーク10は、アウタチューブ11に取付けたピストンロッド23を隔壁部材19のロッドガイド部19Aに摺動自在に挿入する。具体的には、キャップ13の中心部の下端部に螺着した取付カラー24に中空ピストンロッド23を螺着し、これをロックナット24Aで固定する。
フロントフォーク10は、隔壁部材19のロッドガイド部19Aからインナチューブ12に挿入したピストンロッド23の先端部に螺着したピストンボルト25に、インナチューブ12の内周に摺接するピストン26を固定し、前記油室21をピストンロッド23が収容されるピストンロッド側油室21Aと、ピストンロッド23が収容されないピストン側油室21Bに区画する。ピストン26はナット27により固定される。
フロントフォーク10は、前記環状油室17を、インナチューブ12に設けた油孔28を介して、ピストンロッド側油室21Aに常時連通する。
フロントフォーク10は、ピストン26のピストン側油室21Bに臨む下端面に上ばね受け31を衝合し、車軸ブラケット15が形成するインナチューブ12の底部に下ばね受け32を配置し、上ばね受け31と下ばね受け32の間に懸架スプリング33を介装している。フロントフォーク10は、車両走行時に路面から受ける衝撃力を懸架スプリング33の伸縮振動により吸収する。このとき、後述するばね荷重調整装置100が下ばね受け32を昇降し、懸架スプリング33のばね荷重を調整可能にする。
フロントフォーク10は、ピストン26に減衰力発生装置40を備える(図3)。
減衰力発生装置40は、圧側流路41と伸側流路42(不図示)を備える。圧側流路41は、バルブストッパ41Bにバックアップされる圧側ディスクバルブ41A(圧側減衰バルブ)により開閉される。伸側流路42は、バルブストッパ42Bにバックアップされる伸側ディスクバルブ42A(伸側減衰バルブ)により開閉される。尚、バルブストッパ41B、バルブ41A、ピストン26、バルブ42A、バルブストッパ42Bは、ピストンボルト25に挿着されるバルブ組立体を構成し、ピストンボルト25に螺着されるナット27に挟まれて固定される。
減衰力発生装置40は、キャップ13の中心部に後に詳述する減衰力調整装置40Aを設け、減衰力調整装置40Aのニードル弁85をピストンロッド23の中空部に挿入し、ピストンロッド23に設けたバイパス路45の開度をニードル弁85の上下動により調整する。バイパス路45は、ピストン26をバイパスし、ピストンロッド側油室21Aとピストン側油室21Bを連絡する。
減衰力発生装置40は、圧側行程では、低速域で、ニードル弁85により開度調整されたバイパス路45の通路抵抗により圧側減衰力を発生し、中高速域で、圧側ディスクバルブ41Aの撓み変形により圧側減衰力を発生する。また、伸側行程では、低速域で、ニードル弁85により開度調整されたバイパス路45の通路抵抗により伸側減衰力を発生し、中高速域で、伸側ディスクバルブ42Aの撓み変形により伸側減衰力を発生する。この圧側減衰力と伸側減衰力により、前述した懸架スプリング33の伸縮振動を制振する。
フロントフォーク10は、キャップ13の下端面に、インナチューブ12に設けた隔壁部材19の上端部が最圧縮ストロークで衝合するストッパラバー13A、ストッパ板13Bを固着しており、このストッパラバー13Aによって最圧縮ストロークを規制する。
フロントフォーク10は、インナチューブ12の上端側の隔壁部材19のピストンロッド側油室21Aに臨む下端面に加締め固定したスプリングシート51と、ピストンロッド23に設けたストッパリング52Aに係止させたスプリングシート52との間にリバウンドスプリング53を介装してある。フロントフォーク10の最伸長時に、隔壁部材19がリバウンドスプリング53をスプリングシート52との間で加圧することにより、最伸長ストロークを規制する。
しかるに、フロントフォーク10にあっては、アウタチューブ11とインナチューブ12の環状隙間からなる前記環状油室17の断面積S1を、ピストンロッド23の断面積(外径に囲まれる面積)S2より大きく形成している(S1>S2、但しS1≧S2でも可)。
また、隔壁部材19のロッドガイド部19Aに、圧側行程では油溜室22からピストンロッド側油室21Aへの油の流れを許容し、伸側行程ではピストンロッド側油室21Aから油溜室22への油の流れを阻止するチェック弁60を設けている。隔壁部材19のロッドガイド部19Aの内周にはバルブ室61が設けられ、バルブ室61の上端側の段差部61Aと、バルブ室61の下端側に設けられた前述のスプリングシート51上のバックアップスプリング62との間にチェック弁60が収容される。チェック弁60は、段差部61Aとスプリングシート51の間隔より短尺とされ、下端面に横溝を形成される。チェック弁60は、隔壁部材19のロッドガイド部19Aに設けたバルブ室61の内周に摺接して上下変位可能に設けられる。チェック弁60の外周は、隔壁部材19のロッドガイド部19Aに設けたバルブ室61の内周との間に、油溜室22からピストンロッド側油室21Aへの油の流れを許容する流路を形成する。チェック弁60は、ピストンロッド23を摺動自在に支持するブッシュ63をその内周に圧入されて備える。圧側行程では、チェック弁60はインナチューブ12に進入するピストンロッド23に連れ移動して下方に移動し、スプリングシート51に衝合するとともに、段差部61Aとの間に隙間を形成し、油溜室22の油を横溝からその外周経由で段差部61Aとの隙間を通ってピストンロッド側油室21Aへ流入可能とする。伸側行程では、チェック弁60はインナチューブ12から退出するピストンロッド23に連れ移動して上方に移動し、段差部61Aに衝合して該段差部61Aとの間の隙間を閉じ、ピストンロッド側油室21Aの油が上述した圧側行程の逆経路で油溜室22へ排出されることを阻止する。
また、隔壁部材19のロッドガイド部19Aはピストンロッド23の周囲にオイルシールを封着していないから、チェック弁60の内周に圧入してあるブッシュ63がピストンロッド23の周囲に形成する微小間隙(又はチェック弁60が段差部61Aとの間に形成する微小間隙)により、ピストンロッド側油室21Aと油溜室22を連通する微小流路(オリフィス)64(不図示)を構成する。微小流路64は、隔壁部材19のロッドガイド部19Aに穿設され、ピストンロッド側油室21Aと油溜室22を連通するものでも良い。
フロントフォーク10の動作は以下の如くになる。
(圧側行程)
圧側行程でインナチューブ12に進入するピストンロッド23の進入容積分の作動油がインナチューブ12の内周の油室21Aからインナチューブ12の油孔28を介して環状油室17に移送される。このとき、環状油室17の容積増加分ΔS1(補給量)がピストンロッド23の容積増加分ΔS2より大きいから、環状油室17への油の必要補給量のうち、(ΔS1−ΔS2)の不足分が油溜室22からチェック弁60を介して補給される。
この圧側行程では、前述した通り、低速域で、ニードル弁85により開度調整されたバイパス路45の通路抵抗により圧側減衰力を発生し、中高速域で、圧側ディスクバルブ41Aの撓み変形により圧側減衰力を発生する。
(伸側行程)
伸側行程でインナチューブ12から退出するピストンロッド23の退出容積分の作動油が環状油室17からインナチューブ12の油孔28を介してインナチューブ12の内周の油室21Aに移送される。このとき、環状油室17の容積減少分ΔS1(排出量)がピストンロッド23の容積減少分ΔS2より大きいから、環状油室17からの油の排出量のうち、(ΔS1−ΔS2)の余剰分が微小流路64を介して油溜室22へ排出される。
この伸側行程では、前述した通り、低速域で、ニードル弁85により開度調整されたバイパス路45の通路抵抗により伸側減衰力を発生し、中高速域で、伸側ディスクバルブ42Aの撓み変形により伸側減衰力を発生する。また、上述の微小流路64の通路抵抗による伸側減衰力も発生する。
以下、減衰力調整装置40Aについて説明する。
減衰力調整装置40Aは、図3に示す如く、ピストンロッド23の中空部に回転方向及び軸方向に移動自在な非円形断面、本実施例ではD形断面の唯1本のプッシュロッド70を設け、プッシュロッド70を回転方向に移動させる第1調整部80と、プッシュロッド70を軸方向に移動させる第2調整部90を、フロントフォーク10の上部、かつプッシュロッド70の延長上に同軸配置する。そして、減衰力調整装置40Aは、プッシュロッド70の非円形断面内に摺動自在に係入するニードル弁85をピストンロッド23の中空部に螺合し、第1調整部80の回転によりニードル弁85を螺動させ、このニードル弁85によりバイパス路45の開度を調整し、ひいてはバイパス路45の通路抵抗による減衰力を調整可能にする。また、減衰力調整装置40Aは、プッシュロッド70と軸方向に衝合するスプリング95により、圧側ディスクバルブ41Aを閉じ方向にて該圧側ディスクバルブ41Aを付勢し、圧側ディスクバルブ41Aの撓み変形による圧側減衰力を調整可能にする。以下、第1調整部80と第2調整部90の構造、ニードル弁85を用いた減衰力調整構造、スプリング95を用いた減衰力調整構造について説明する。
(第1調整部80と第2調整部90の構造)(図3)
キャップ組立体を構成するキャップ13がOリング13Cを介してアウタチューブ11の上端開口部に液密に螺着される。キャップ13の下端開口側には取付カラー24が螺着され、この取付カラー24にピストンロッド23の上端部が螺着されてロックナット24Aで固定される。
第1調整部80は、キャップ13の中心孔の下端開口側からOリング81を介して液密に挿着され、キャップ13の中間段差部に軸方向で係合して上方へ抜け止めされるとともに、キャップ13の下端開口側に螺着される取付カラー24の上端面の上に載置される平ワッシャ82に軸方向で衝合して下方へ抜け止めされ、結果として上端外周の操作面80Aを用いてキャップ13に回転自在に設けられる。第1調整部80の平ワッシャ82に衝接する下端面は横溝を備え、この横溝に係合片83の両側突起を回転方向にて概ね遊びなく係合する。プッシュロッド70の非円形断面(D形断面)の外周を、係合片83の中心に設けた非円形孔(D形孔)に貫通し、回転方向には概ね遊びなく係合し、かつ軸方向には摺動自在にする。これにより、第1調整部80は、プッシュロッド70を回転方向に移動させることができる。
第2調整部90は、第1調整部80の中心孔の下端開口側からOリング91を介して液密に挿着され、第1調整部80の中間段差部に軸方向で係合して上方へ抜け止めされる。第2調整部90の下端面は、第1調整部80の側に係合している係合片83の非円形孔を貫通しているプッシュロッド70の上端面と軸方向に隙間なく衝合する。尚、プッシュロッド70は、後述するスプリング95のばね力により上向きに付勢され、その上端面を常に第2調整部90の下端面に衝合する。第2調整部90は、上端面の操作溝90Aを用いて第1調整部80に対し螺動され、プッシュロッド70を軸方向に移動させることができる。
(ニードル弁85を用いた減衰力調整構造)(図3)
ピストンロッド23の中空部の下端部にはインナベース84が挿着され、ピストンロッド23の下端面とピストンボルト25の内径段差部とがインナベース84の下端フランジを挟圧固定している。インナベース84はピストンロッド23の中空部に圧入されても良い。このようにしてピストンロッド23に固定されたインナベース84の内周にニードル弁85が液密に挿入され、ニードル弁85の中間部のねじ部がピストンボルト25の内周に螺着される。ニードル弁85の上端部の非円形断面、本実施例ではD形断面をなす非円形断面部が、ピストンロッド23の中空部に挿入されているプッシュロッド70の下端部の非円形断面内に概ね遊びなく、軸方向には摺動自在に、回転方向には係合するように係入する。
第1調整部80が、前述の如く、プッシュロッド70を回転方向に移動させると、プッシュロッド70と回転方向に係合しているニードル弁85がピストンボルト25に対して螺動し、ピストンボルト25に設けてあるバイパス路45の縦孔上端部の弁シートに対して進退し、バイパス路45の開度を調整し、ひいてはバイパス路45の通路抵抗による圧側と伸側の減衰力を調整可能にする。
尚、第1調整部80がプッシュロッド70を介してニードル弁85を螺動させるとき、ニードル弁85は後述するスプリング95のための押動片92の中心孔に対して空動し、スプリング95に対して影響しない。
(スプリング95を用いた減衰力調整構造)(図3)
ピストンロッド23の下端側の直径方向の両側には、軸方向に延びる長孔状のガイド孔23Aが設けられ、押動片92の両側突起がそれらのガイド孔23Aに概ね遊びなく軸方向にスライド可能に係入されている。ピストンロッド23の中空部に挿入されているプッシュロッド70の下端面が押動片92の上面に直に衝接し、プッシュロッド70の下端部に前述の如く係入しているニードル弁85の非円形断面部が押動片92の中心に設けた円形孔に軸方向移動自在に遊挿される。
ピストンロッド23の下端部(ピストンボルト25)まわりには、押動片92の両端突起に下方から衝合するばね受け93と、圧側ディスクバルブ41Aの上面(背面)に衝合するバルブ押え94が配置され、ばね受け93とバルブ押え94の間にバルブ押えスプリング95が介装される。ばね受け93はカップ状をなし、カップの内周下端にて押動片92の両側突起と衝合し、カップの上端外周フランジにスプリング95を着座させる。バルブ押え94は、圧側ディスクバルブ41Aの上面の適宜の外径位置に全周連続的(間欠的でも可)に衝接する円環状押え部94Aと、ピストンボルト25の上端外周にスライドガイドされるスライド部94Bと、ピストンロッド側油室21Aを圧側流路41、伸側流路42、バイパス路45に連通する油路94Cを備え、外周段差部にスプリング95を着座させる。
第2調整部90が、前述の如く、プッシュロッド70を軸方向に移動させると、プッシュロッド70の下端面が衝接している押動片92がばね受け93を上下に移動してバルブ押えスプリング95を伸縮し、スプリング95のセット荷重を調整する。これにより、スプリング95のセット荷重がバルブ押え94を介して圧側ディスクバルブ41Aを閉じる方向に付勢し、圧側ディスクバルブ41Aの撓み変形による圧側減衰力を調整可能にする。バルブ押え94は押え部94Aの径を異にするものに交換することができ、大径の押え部94Aを備えたバルブ押え94は圧側ディスクバルブ41Aの外周側を押え、ピストン速度の低速域から減衰力を大きくする。小径の押え部94Aを備えたバルブ押え94は圧側ディスクバルブ41Aの内周側を押え、ピストン速度が中〜高速域で減衰力を大きくする。
尚、第2調整部90がプッシュロッド70を介して押動片92を移動するとき、プッシュロッド70及び押動片92はニードル弁85に対して軸方向に空動し、ニードル弁85に影響しない。
フロントフォーク10にあっては、減衰力調整装置40Aを備えたことにより以下の作用効果を奏する。
(a)第1調整部80と第2調整部90がフロントフォーク10の上部、かつプッシュロッド70の延長上に同軸配置され、第1調整部80とプッシュロッド70を簡易に回転方向に結合し、第2調整部90とプッシュロッド70を簡易に軸方向に結合し易く、簡素で部品点数を少なく、作動不良を起こしにくいフロントフォーク10を構成できる。
(b)第1調整部80と第2調整部90がフロントフォーク10の上部に同軸配置されるから、アウタチューブ11の上端面からしか調整できないフロントフォーク10に適用できる。また、第1調整部80と第2調整部90がアウタチューブ11の周方向での方向性がないから、車体側取付部材14A、14Bへの周方向組付位置が任意になり、組付性が良い。
(c)プッシュロッド70を非円形断面の中空1本ものにし、プッシュロッド70の非円形断面内にニードル弁85を摺動自在に係入した。ニードル弁85をプッシュロッド70の内径に収納したことにより、プッシュロッド70の外周まわりにニードル弁85の配置スペースが必要なく、ピストンロッド23の細いフロントフォーク10への適用性が良い。
(d)第1調整部80がフロントフォーク10の上部のキャップ13に回転自在に設けられ、第1調整部80の端面に設けた溝に係合片83を回転方向にて係合し、係合片83に設けた非円形孔にプッシュロッド70の非円形断面の外周を回転方向には係合し、かつ軸方向に摺動可能にした。また、第2調整部90が第1調整部80の中心孔に螺着され、第2調整部90の端面が上記係合片83の非円形孔を貫通しているプッシュロッド70の端面と軸方向に衝合可能にした。従って、フロントフォーク10の上部に、第1調整部80と第2調整部90をコンパクトに同軸配置しながら、第1調整部80の回転力を簡易にプッシュロッド70に伝え、第2調整部90の軸方向力を直にプッシュロッド70に伝えることができる。
以下、下ばね受け32を昇降し、懸架スプリング33のばね荷重を調整するばね荷重調整装置100について説明する。
ばね荷重調整装置100は、図2、図4に示す如く、インナチューブ12の底部を構成する車軸ブラケット15の車軸取付孔16を外れる位置(車軸取付孔16の側傍)で外部に臨むアジャストボルト101を該底部に設ける。車軸ブラケット15の内側底部(下ばね受け32の下端部を臨むことになる面)に設けたスライダ102をアジャストボルト101の回転力によりインナチューブ12の中心軸に交差する方向(アジャストボルト101の軸方向)に直線移動可能にする。下ばね受け32の下部斜面A1をスライダ102の上部斜面A2に載置させ、アジャストボルト101の回転により下ばね受け32を昇降させて懸架スプリング33のばね荷重を調整する。具体的には以下の如くである。
(1)インナチューブ12の下端開口部に螺着される前の車軸ブラケット15の車軸取付孔16を通る中心軸(インナチューブ12に車軸ブラケット15を取付けた状態では、インナチューブ12の車軸取付孔16を通る中心軸と同じ)に対し直交配置(斜交配置でも可)されている取付孔15A、15Bに、アジャストボルト101の先端軸部101Aと基端ボス部101Bを回転自在に挿入する。取付孔15Aは閉塞孔、取付孔15Bは貫通孔であり、基端ボス部101BがOリングを伴なって枢着された取付孔15Bの開口部には止め輪103が係着され、アジャストボルト101を抜け止めする。
(2)アジャストボルト101を上述(1)の如くに車軸ブラケット15に枢着するに際し、アジャストボルト101の中間部にはワッシャ104、スライダ102、ナット105が挿着される。即ち、アジャストボルト101の基端側のボス部101Bが形成する段差面にはワッシャ104が突き当てられる。ワッシャ104は四辺形状をなし、その下辺を車軸ブラケット15の内側底部のスライド面106に当てて回り止めされる。アジャストボルト101の先端側にはスライダ102が挿着されるとともに、スライダ102に添設されて付帯するナット105がそのねじ部に螺合される。ナット105は図5に示す如く、ナット部105Aを備えるとともに、ナット部105Aに連続する四辺形状プレート105Bを有し、プレート105Bの下辺を車軸ブラケット15のスライド面106に当てて回り止めされる。スライダ102は図6に示す如くの四辺形状をなし、アジャストボルト101に挿着される孔を備えるとともに、その下辺を車軸ブラケット15のスライド面106に当てて回り止めされ、上辺を上部斜面A2とする。
(3)下ばね受け32を車軸ブラケット15に挿入する。下ばね受け32は、図7に示す如く、有底円筒部32Aの底部に下端突部32Bを突出し、側面視で、下端突部32Bの一端面を下部斜面A1とし、他端面を下部垂直面Bとし、下部斜面A1と下部垂直面Bを鋭角状に交差させている。下ばね受け32は、正面視で、下端突部32Bの中央部に、下部斜面A1から下部垂直面Bに渡り、下端突部32Bの下方に開口するU字状の回り止め溝32Cを備える。車軸ブラケット15に挿入された下ばね受け32は、図4に示す如く、下端突部32Bをスライダ102とワッシャ104に挟持され、下部斜面A1をスライダ102の上部斜面A2に載置させるとともに、下部垂直面Bをワッシャ104の端面に当接させる。このとき、下ばね受け32の回り止め溝32Cは、アジャストボルト101の中間部を挟むことにて車軸ブラケット15の中心軸に対して回り止めされる。
尚、下ばね受け32を車軸ブラケット15に挿入するとき、車軸ブラケット15の内側底部の段差部15Cの上に、インナチューブ12の先端部を支えるためのワッシャ107が装填される。ワッシャ107は、下ばね受け32の下端突部32Bまわりに組込まれ、かつ下端突部32Bの先端両側部に設けた膨出部32Dに係止して脱落防止される。
(4)車軸ブラケット15をインナチューブ12の下端部にOリング108を介して挿着し、かつ螺着する。インナチューブ12は車軸ブラケット15の内周と下ばね受け32の円筒部32Aの間の環状間隙に概ね隙間なく挿着される。このとき、前述(3)の下ばね受け32の円筒部32Aの上端面は、図2に示す如く、車軸ブラケット15の上端面よりHだけ突出しており、円筒部32Aの上端部を先にインナチューブ12の内周に差し込み、その後、円筒部32Aと車軸ブラケット15の内周との間の環状間隙にインナチューブ12の下端部を導入することにて、インナチューブ12と車軸ブラケット15の組付性を良好にする。この組付けに際し、車軸ブラケット15を天地反転させても、ワッシャ107は車軸ブラケット15の環状溝に装填されているOリング108の存在により制止されて脱落しない。
(5)下ばね受け32の円筒部32Aの上端開口部にOリング109Aを介してカップ状のスプリングカラー109を液密に嵌着し、スプリングカラー109のフランジを円筒部32Aの上端面に載置する。下ばね受け32とスプリングカラー109は互いに封着一体化された内部空間を空洞に保ち、インナチューブ12の油室21に注入されるべき油量を低減し、軽量化する。この後、インナチューブ12の内部に懸架スプリング33を挿入し、懸架スプリング33をスプリングカラー109のフランジを介して下ばね受け32に支持させる。
フロントフォーク10を組上げた状態で、アジャストボルト101を螺動すると、下ばね受け32の下部斜面A1とスライダ102の上部斜面A2を介して、下ばね受け32がインナチューブ12の内周に摺接して昇降する。下ばね受け32は、ピストンロッド23側の上ばね受け31との間で、懸架スプリング33の初期長さを調整し、懸架スプリング33のばね荷重を調整するものになる。
ばね荷重調整装置100は、図7に示す如く、インナチューブ12の内周に摺接する下ばね受け32の円筒部32Aの外周に、円筒部32Aの全長に渡る縦溝32Eを備え、これによって下ばね受け32の上部の油室21を下ばね受け32の背面室21Cに連通し、下ばね受け32の昇降に伴ない、油室21の油を背面室21Cに給排可能にする。
尚、ばね荷重調整装置100にあっては、図9に示す如く、スライダ102に直にねじ部102A(ナット部)を設け、又はスライダ102にナットを嵌合固定する等により、スライダ102と分離されるナット105を不要とし、部品削減することもできる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)アジャストボルト101の回転力により直線移動するスライダ102の水平移動が、下ばね受け32の下部斜面A1とスライダ102の上部斜面A2の当接を介して、下ばね受け32の昇降移動に変換される。
(b)アジャストボルト101をインナチューブ12の車軸取付孔16を外れる位置で外部に臨むように該底部に設けたから、フロントフォーク10を車軸から取外さない状態でも、懸架スプリング33のばね荷重を調整できる。
(c)ポンプピストンや作動油の加圧室を用いることなく、懸架スプリング33の荷重をスライダ102とアジャストボルト101により直に支持するものであり、作動油の封止構造は簡易で足り、部品加工性や組付性を簡易化でき、作動信頼性も向上する。
(d)下ばね受け32の下部斜面A1とスライダ102の上部斜面A2を同一勾配の斜面とし、両者を全面当接させることにより、十分なばね荷重調整巾と耐久性を確保できる。
(e)アジャストボルト101の一端側に設けたワッシャ104の端面と、アジャストボルト101の他端側に設けたスライダ102の上部斜面A2との間に、下ばね受け32の下端突部32B(下部垂直面Bと下部斜面A1)を挟持することにより、アジャストボルト101とスライダ102により下ばね受け32を昇降させる機構を簡易に構成できる。
(f)インナチューブ12の内部で、下ばね受け32の上部の作動油室21を下ばね受け32の背面室21Cに連通したことにより、下ばね受け32の昇降によって懸架スプリング33のばね荷重だけを調整できる。
尚、フロントフォーク10にあっては、下ばね受け32の外周溝にOリングを嵌着させる等により、インナチューブ12の内部で、下ばね受け32をインナチューブ12の内周に液密に嵌合し、下ばね受け32の上部の油室21を下ばね受け32の背面室21Cに対して液密に封止しても良い。これによれば、インナチューブ12の内部における下ばね受け32の昇降が、インナチューブ12の作動油室21を介して油溜室22の油面をも昇降させるものになる。従って、下ばね受け32の昇降によって懸架スプリング33のばね荷重を調整するとともに、油溜室22の油面の上昇によって空気室22Bを拡縮し、結果として空気ばねのばね荷重も調整できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は油圧緩衝器の全体を示す断面図である。 図2はばね荷重調整装置を示す断面図である。 図3は減衰力調整装置を示す断面図である。 図4は図2の要部拡大図である。 図5はナットを示し、(A)は正面図、(B)は断面図である。 図6はスライダを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。 図7は下ばね受けを示し、(A)は正面図、(B)は断面図、(C)は平面図である。 図8は下ばね受けの下端部を示し、(A)は底面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図9はスライダの変形例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
符号の説明
10 フロントフォーク(油圧緩衝器)
11 アウタチューブ
12 インナチューブ
15 車軸ブラケット
15A 取付孔
16 車軸取付孔
19 隔壁部材
21 作動油室
22 油溜室
23 ピストンロッド
26 ピストン
31 上ばね受け
32 下ばね受け
32B 下端突部
32C 回り止め溝
32D 膨出部
33 懸架スプリング
100 ばね荷重調整装置
101 アジャストボルト
102 スライダ
104 ワッシャ
107 ワッシャ
108 Oリング
A1 下部斜面
A2 上部斜面
B 下部垂直面

Claims (4)

  1. 車体側のアウタチューブ内に車軸側のインナチューブを摺動自在に挿入し、該インナチューブの下端部に車軸ブラケットを螺着し、
    前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、該隔壁部材の下部に作動油室を、上部に油溜室を区画し、
    前記アウタチューブ側に取付けたピストン支持部材を、前記隔壁部材を貫通して前記作動油室内に挿入し、該ピストン支持部材の先端部に前記作動油室内を摺動するピストンを設け、
    前記インナチューブの作動油室内で、ピストン支持部材側の上ばね受けと車軸ブラケット側の下ばね受けとの間に懸架スプリングを介装した油圧緩衝器において、
    下ばね受けを車軸ブラケットに対し回り止めして該車軸ブラケットに挿入し、
    車軸ブラケットの車軸取付孔を外れる位置で外部に臨むアジャストボルトを該車軸ブラケットに設けるとともに、アジャストボルトの回転により下ばね受けを昇降させて懸架スプリングのばね荷重を調整するばね荷重調整装置を有し、
    下ばね受けの下端突部まわりに組込まれ、かつ下端突部の先端部に設けた膨出部に係止して脱落防止されるワッシャを、車軸ブラケットの段差部の上に装填し、
    車軸ブラケットに螺着されるインナチューブの先端部を上記ワッシャにより支えることを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 前記ばね受けの下端突部に備えた回り止め溝が、ばね荷重調整装置のアジャストボルトの中間部を挟むことにて、該ばね受けが車軸ブラケットに対し回り止めされる請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記ワッシャが、インナチューブと車軸ブラケットの組付段階で、車軸ブラケットの環状溝に装填されているOリングに制止されて脱落しない請求項1又は2に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記ばね荷重調整装置が、アジャストボルトの一端側の段差面にワッシャを突き当て、該アジャストボルトの他端側にスライダを挿着するとともに、該スライダをアジャストボルトの回転力によりインナチューブの中心軸に交差する方向に直線移動可能にし、
    下ばね受けの下部斜面をスライダの上部斜面に載置させるとともに、該下ばね受けの下部垂直面をワッシャの端面に当接させてなる請求項1〜3のいずれかに記載の油圧緩衝器。
JP2008117726A 2008-04-28 2008-04-28 油圧緩衝器 Active JP4723611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117726A JP4723611B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008117726A JP4723611B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 油圧緩衝器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006177358A Division JP4825061B2 (ja) 2005-10-28 2006-06-27 油圧緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008202801A true JP2008202801A (ja) 2008-09-04
JP4723611B2 JP4723611B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=39780507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008117726A Active JP4723611B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4723611B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109697A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 株式会社ショーワ 油圧緩衝器
CN110608955A (zh) * 2019-10-22 2019-12-24 中国工程物理研究院化工材料研究所 一种针对圆柱状试样的串联压缩加载装置
CN110608955B (zh) * 2019-10-22 2024-06-11 中国工程物理研究院化工材料研究所 一种针对圆柱状试样的串联压缩加载装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02150439A (ja) * 1988-05-28 1990-06-08 Huels Ag 脂肪族ポリアミドを基材とする成形用材料を一方としそしてカルボキシル基含有ゴムをもう一方とする化学的複合体の製造方法
JPH07320640A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Sony Corp コア挟持具およびこれを使用した偏向装置
JPH08296628A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Nichias Corp ボルト・アセンブリ
JP2004011701A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Showa Corp 車両用の油圧緩衝器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02150439U (ja) * 1989-05-19 1990-12-26

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02150439A (ja) * 1988-05-28 1990-06-08 Huels Ag 脂肪族ポリアミドを基材とする成形用材料を一方としそしてカルボキシル基含有ゴムをもう一方とする化学的複合体の製造方法
JPH07320640A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Sony Corp コア挟持具およびこれを使用した偏向装置
JPH08296628A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Nichias Corp ボルト・アセンブリ
JP2004011701A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Showa Corp 車両用の油圧緩衝器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109697A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 株式会社ショーワ 油圧緩衝器
JP2010223413A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Showa Corp 油圧緩衝器
CN110608955A (zh) * 2019-10-22 2019-12-24 中国工程物理研究院化工材料研究所 一种针对圆柱状试样的串联压缩加载装置
CN110608955B (zh) * 2019-10-22 2024-06-11 中国工程物理研究院化工材料研究所 一种针对圆柱状试样的串联压缩加载装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4723611B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4965504B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4700519B2 (ja) フロントフォークの減衰力調整装置
JP4965503B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4902483B2 (ja) 油圧緩衝器
EP2891818B1 (en) Shock absorber
JP4602227B2 (ja) 油圧緩衝器
CN111108302B (zh) 前叉及前叉的制造方法
US20100148412A1 (en) Hydraulic shock absorber
JP4825061B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2009108884A (ja) 油圧緩衝器
JP4801526B2 (ja) 油圧緩衝器
JP5660653B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4723611B2 (ja) 油圧緩衝器
EP1780439B1 (en) Hydraulic shock absorber
JP5374337B2 (ja) フロントフォーク
JP2011058547A (ja) フロントフォーク
JP4212850B2 (ja) 車両の油圧緩衝器
JP4718995B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2008240745A (ja) 油圧緩衝器
JP2007255538A (ja) 油圧緩衝器
JP4602228B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4999814B2 (ja) 車両の油圧緩衝器
JP2009133412A (ja) 油圧緩衝器
EP3279500B1 (en) Front fork
JP5642606B2 (ja) 油圧緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4723611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250