JP2008200647A - エアフィルタ - Google Patents

エアフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008200647A
JP2008200647A JP2007042066A JP2007042066A JP2008200647A JP 2008200647 A JP2008200647 A JP 2008200647A JP 2007042066 A JP2007042066 A JP 2007042066A JP 2007042066 A JP2007042066 A JP 2007042066A JP 2008200647 A JP2008200647 A JP 2008200647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
bent
plate
top plate
crosspiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007042066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008200647A5 (ja
Inventor
Takashi Niki
隆志 仁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP2007042066A priority Critical patent/JP2008200647A/ja
Publication of JP2008200647A publication Critical patent/JP2008200647A/ja
Publication of JP2008200647A5 publication Critical patent/JP2008200647A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】フィルタ枠を組み立てるとき、簡単な構成で濾材を所定の位置に配置させることが可能なエアフィルタを提供する。
【解決手段】エアフィルタは、地板12及び天板を有するフィルタ枠と、天板側から見てV形に配置される濾材を備える。フィルタ枠の前方開口部39Fには、複数のコの字断面を呈する前方桟部25Fを配置する。前方桟部25Fの内部には、濾材のV形の頂部を配置する。地板12の前縁部12Fには、天板に向かって屈曲して形成される第1前方屈曲部16Fと、第1前方屈曲部16Fからさらにフィルタ枠の内部に屈曲して形成される第2前方屈曲部17Fとを設ける。第2前方屈曲部17Fには、前方桟部25Fが係合される前方凹部21Fを形成する。地板12の後縁部12B、及び天板の前縁部及び後縁部にも同様に凹部を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、濾材がV字形に配置されたセル型エアフィルタに関する。
従来、プリーツ状に折り畳まれた1組の濾材がV字形に配置されたセル型エアフィルタが知られている。この種のエアフィルタは、通常複数のV字が接続されると共に、各V形の頂部がフィルタ枠の各開口部に配置されている。
2つの濾材で形成されたV字の頂部は、例えば、濾材を構成する濾紙がプリーツ状に折り畳まれると共に、その折り目が一方の開口部から他方の開口部に向けて延びているので、濾材間の隙間をなくすことは難しく通常エア漏れが生じる。そのため、フィルタ枠の流入側及び流出側の開口部にはフィルタ枠の天板と地板の間に渡さて配置されるコの字桟部が設けられると共に、V形の頂部が、そのコの字内部に配置され、V形の頂部からのエア漏れが防止される。
濾材が接着剤によってフィルタ枠に固定される、いわゆる接着型のセル型エアフィルタが組み立てられるとき、まず、一方の開口部側に配置される桟部のコの字内部にV形の頂部が接着剤によって固着されると共に、それら桟部は、所定の位置に配置されるために、天板及び地板の側面にネジやリベット等によって固定される。次いで、他方の開口部側に配置される桟部のコの字内部に、濾材の他方のV形の頂部が配置された後、濾材及び桟部が天地板の内周面に接着剤によって固着される。このとき、他方の開口部側に配置された桟部は、所定の位置に配置されるために、通常ジグによって位置決めされ、これにより濾材が所定の位置に配置される。
また、濾材交換型のセル型フィルタでは、例えば、特許文献1に開示されるように、天板と地板の内周面にガイドレールが設けられ、そのガイドレースによって濾材が位置決めされて所定の位置に取り付けられている。また、エア漏れをなくすための桟部は、天板及び地板の内周面に設けられた横桟それぞれに、ピンによって固定されることにより、天板と地板の間に渡されている。
特開2000−342922号公報
しかし、エアフィルタの製造工程において、濾材を天地板や桟部に接着剤で固着する工程とは別に、桟部を天地板や横桟にビス、リベット、ピン等で固定することとなると、作業工程が必然的に多くなり、組み立て作業に多くの時間が費やされることになる。さらには、エアフィルタの前面にガスケットが固着される場合、ネジやリベットは前面側に突出するので、ガスケットを固着するときの妨げとなることがある。また、濾材や桟部の位置決めのために、ジグが用いられ、又は天地板にガイドレールが設けられる構成は、組立作業等が効率的であるといえない。
そこで、本発明は、フィルタ枠を組み立てるとき、ジグやビス等を用いずに、簡単な構成で濾材を所定の位置に配置し、又は桟部及び濾材を所定の位置に配置可能なエアフィルタを提供することを目的とする。
本発明に係るエアフィルタは、対向して配置される天板及び地板を有するフィルタ枠と、フィルタ枠の内部に配設され、天板側から見てV形に配置される濾材とを備え、天板及び地板のうち少なくとも一方の開口部側の縁部には、地板または天板に向かって屈曲して形成される第1屈曲部と、第1屈曲部からさらにフィルタ枠の内部に屈曲して形成される第2屈曲部とが設けられ、第2屈曲部には、濾材のV形の頂部が内部に配置される凹部が形成されることを特徴とする。
フィルタ枠の開口部において、フィルタ枠の天板と地板の間に渡さて配置されると共に、天板から地板まで延び、かつフィルタ枠の内側に向けて開口する溝を有し、その溝内部に濾材のV形の頂部が配置される桟部をさらに備え、桟部が上記凹部の内部に係合されていることが好ましい。但し桟部は設けられなくても良く、この場合、濾材は、例えばその表面が凹部に係合して、所定の位置に配置される。
桟部は断面コの字形状を呈することが好ましく、V形の頂部が溝内部に配置されやすいようにフィルタ枠の内部に向かうに従って広げられた断面コの字形状を呈することが特に好ましい。一方、凹部の内周は、桟部の外周面に沿うように、又はV形の濾材の濾材表面に沿うように形成され、特に、凹部は、桟部の広げられた断面コの字形状に沿うように、フィルタ枠の内部に向かうに従って広げられた形状を呈することが好ましい。
第1屈曲部は、例えば、天板又は地板に対して90°屈曲して形成されると共に、第2屈曲部も同様に、第1屈曲部に対して90°屈曲することが好ましい。第2屈曲部は、例えば、複数の屈曲片から構成され、屈曲片の間に凹部が形成される。
以上のように、本発明では、凹部が形成された第2屈曲部が天板又は地板に設けられると共に、その凹部の内部にV形の頂部が配置されることにより、エアフィルタを組み立てるとき、濾材を所定の位置に容易に配置させることができる。
以下本発明について、図1〜3を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、図1における上下方向及び左右方向をそれぞれ上下方向及び左右方向として説明すると共に、図1における紙面手前を前方とし、紙面奥側を後方として説明する。
エアフィルタ10は、四角枠状のフィルタ枠11と、フィルタ枠11内に配置される複数の濾材40とを有する。フィルタ枠11は、矩形又は方形の四角枠状に形成され、前方側及び後方側に前方開口部39F、後方開口部39Bが形成され、前方開口部39Fがエア流入側で、後方開口部39Bがエア排気側となり、前方から後方に向けてエアが流入される。
フィルタ枠11は、互いに平行な地板12及び天板13と、地板12及び天板13の左縁部を連結する左側板14と、地板12及び天板13の右縁部を連結する右側板15とで構成され、左側板14及び右側板15も互いに平行に配置される。
図3に示すように、地板12は、その前縁部12F及び後縁部12Bそれぞれが左端から右端にわたって、地板に対して90°上方向に屈曲して形成された、第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bを有する。第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bは、その左端及び右端が切り欠けられている。
第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bのそれぞれの上縁部には、さらにフィルタ枠11の内部側(すなわち、後方向又は前方向)に向けて屈曲して形成される第2前方屈曲部17F及び第2後方屈曲部17Bそれぞれが形成される。ここで、第2前方屈曲部17F及び第2後方屈曲部17Bそれぞれは、第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bに対して90°屈曲され、地板12と平行になる。
第2前方屈曲部17Fは、第1前方屈曲部16Fの上縁部から後方(すなわち、フィルタ枠の内部)に向けて屈曲された複数の前方屈曲片19Fから成る。各前方屈曲片19Fは、上方から見ると後方に向かうに従って左右の長さが短くなる等脚台形状を呈する。前方屈曲片19Fは左右に複数個等間隔に並べられており、これにより各前方屈曲片19Fの間には、後方に向かうに従って左右の長さが短くなる略同一の等脚台形状を呈する複数の前方凹部21Fが形成され、前方凹部21Fは左右に等間隔に並べられる。
第2後方屈曲部17Bは、第1後方屈曲部16Bの上縁部から前方(すなわち、フィルタ枠の内部)に向けて屈曲された、複数の後方屈曲片19B及び2つの半屈曲片20Bとから成る。2つの半屈曲片20Bは、それぞれ、地板12の左縁部12L及び右縁部12R近傍に配置されると共に、複数の後方屈曲片19Bは、それら2つの半屈曲片20Bの間に等間隔に配置される。
半屈曲片20B及び後方屈曲片19Bは、上方から見ると前方に向かうに従って左右の長さが短くなり、それぞれ台形状を呈し、特に後方屈曲片19Bは略同一の等脚台形状を呈する。そして、半屈曲片20Bと後方屈曲片19Bの間、及び各後方屈曲片19Bの間には、前方に向かうに従って左右の長さが短くなる略同一の等脚台形状を呈する複数の後方凹部21Bが形成され、複数の後方凹部21Bは左右に等間隔に配置される。
前縁部12F側に設けられる各前方凹部21Fは、左右方向において、隣接する2つの後方凹部21Bの中央に配置され、後方凹部21Bと前方凹部21Fは、左右方向において交互に配置される。
地板12は、さらに、その左縁部12L及び右縁部12Rそれぞれが前端から後端にわたって地板に対して90°上方向に屈曲される左部屈曲部16L及び右部屈曲部16Rを有する。左部屈曲部16L及び右部屈曲部16Rは、その前端及び後端が切り欠けられた形状を呈する。左部屈曲部16L及び右部屈曲部16Rそれぞれの上縁部には、前後方向の中央部において、さらに右方向又は左方向(すなわち、フィルタ枠11の内部側)に向けて屈曲して形成される左部屈曲片18L及び右部屈曲片18Rが形成される。
天板13は、地板12と同一の構造を有し、天板13の前縁部及び後縁部それぞれにも、同一の構成を有する複数の前方凹部21F、後方凹部21Bが形成される。すなわち、地板12の前方凹部21F及び後方凹部21Bそれぞれに対応する位置、つまり、これらと左右及び前後方向が同一の位置に、天板13の前方凹部21F及び後方凹部21Bが配置される。
フィルタ枠11の前方開口部39F、後方開口部39Bそれぞれには、上下方向に長く延びる前方桟部25F及び後方桟部25Bそれぞれが複数設けられる。前方桟部25F及び後方桟部25Bそれぞれは、基底板28と、基底板28の左右の縁部がフィルタ枠11の内側(すなわち、後方向、又は前方向)に屈曲して形成される桟屈曲部29とによって断面コの字形状を呈し、フィルタ枠11の内側に向けて開口する前方溝26F及び後方溝26Bが形成される。なお、前方桟部25F及び後方桟部25Bは、V形の濾材頂部がその内部に配置可能なように、フィルタ枠11の内部側に向かうに従がって広げられた断面略コの字形状を呈し、その外周面が前方凹部21F及び後方凹部21Bの内周に沿うように形成される。また、前方溝26F及び後方溝26Bそれぞれは、前方桟部25F及び後方桟部25Bの上端から下端まで延びる。
各前方桟部25Fは、天板13及び地板12において対応して配置される前方凹部21Fそれぞれに係合されて配置される。すなわち、各前方桟部25Fは、その下端近傍の外周面が地板12に形成される前方凹部21Fに係合されると共に、その上端近傍の外周面が天板13に形成された前方凹部21Fに係合され、天板12及び地板13の間に渡されて配置される。全ての前方凹部21Fには前方桟部25Fが係合され、これにより、前方桟部25Fは左右に等間隔に並べられて配設される。
天板13及び地板12において対応して配置される後方凹部21Bそれぞれにも、同様に、各後方桟部25Bが係合され、これにより、後方桟部25Bも左右に等間隔に並べられて配設される。前方桟部25F及び後方桟部25Bはそれぞれ、前方凹部21F及び後方凹部21Bに支持されると共に、接着剤によっても天板13の下面及び地板12の上面に上端及び下端が固着されている。
左側板14及び右側板15は、その前縁、後縁にフィルタ枠11の内部側(右側又は左側)に屈曲する側板屈曲部33が形成されると共に、その前後方向における中央部に、フィルタ枠の内部に向かって凹陥する凹陥部32が形成される。左側板14は、その外周面14Aが天板13及び地板12の左部屈曲部16Lの内周面16Aに係合すると共に、凹陥部32内部に左縁屈曲片18Lが係合されて、天板13及び地板12の内部に嵌め入れられる。左側板14は、ビス、リベット等によって地板12及び天板13に固定され、天板13と地板12を連結する。右側板15も同様に、天板13及び地板12の内部に嵌め入れられて固定され、これらを連結する。
前方開口部39Fにおいて、最も左側及び右側に設けられた前方桟部25Fそれぞれのさらに左側及び右側にはそれぞれ、上下方向に長く延びる左L字桟部27L及び右L字桟部27Rが設けられる。左L字桟部27L及び右L字桟部27Rそれぞれは、基底板30と、基底板30の右縁部又は左縁部がフィルタ枠11の内側(すなわち、後方向)に屈曲して形成される桟屈曲部31とから成り、断面略L字形状を呈する。なお桟部25Fと同様に、桟屈曲部31も内部(後方)に向かうに従って、外側に広がるように形成される。
左L字桟部27L及び右L字桟部27Rそれぞれは、左側板14及び右側板15における前方側の側板屈曲部33の内面に、基底板30が沿うように配置される。各L字桟部27L、27Rは、それぞれ側板屈曲部33にビス、リベット等によって固定される。なお、フィルタ枠の各部材並びに各桟部はアルミニウム、亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム鋼板等の金属や、ABS等の樹脂で形成される。
濾材40は、ガラス繊維、合成繊維から形成される濾紙や不織布等によって構成される。濾材40は、同一の濾材40における各折り目が平行になるように、プリーツ状に折られ、多数のひだ山が形成される。このように折られた各濾材40は板状を呈する。
複数の濾材40は、折り目が天板13及び地板12に対して略平行になるように、フィルタ枠11の内部に配置される。そして、それぞれの濾材40の折り目方向における一端部40Fは、前方開口部39Fに配置されると共に、折り目方向における他端部40Bは後方開口部39Bに配置される。
左右方向に隣接する濾材40の一端部40F同士及び他端部40B同士は近接して配置され、上方から見ると隣接する2つの濾材40はV形を形成する。ここで、複数の濾材40は、左側板13から右側板14に向けて、交互に後方側及び前方側において近接され、上方から見るとジグザグ形状を呈する。そして、最も左側及び右側に配置された濾材40それぞれの一端部40Fは他の濾材の一端部に近接されず、それぞれ左L字桟部27L及び右L字桟部27RのL字内部に配置される。L字桟部27L、27R内部に配置された濾材の一端部40Fは、これらL字桟部27L、27Rに接着剤50によって固着される。
隣接する2つの濾材40の一端部40Fによって形成されたV形の頂部41Fは、前方側の開口部に配置された前方溝26Fの内部に配置され、前方溝26F内部に充填された接着剤50によって、前方桟部25Fに固着される。同様に、隣接する2つの他端部40Bによって形成されたV形の頂部41Bも、後方溝26Bの内部に配置され、後方溝26B内部に充填された接着剤50によって後方桟部25Bに固着される。また、濾材40の上端部及び下端部は、接着剤によって地板12及び天板13にも固着されている。
次に、本実施形態に係るエアフィルタ10の組み立て方法を説明する。本実施形態に係るエアフィルタ10は、まず、後方溝26Bの内部に接着剤が充填されると共に、その後方溝26Bの内部に、2つの濾材40の他端部40Bが接着剤に漬け込まれて固着される。ここで、1つの後方溝26Bに固着された2つの濾材40は、一端部40F側が離間するように配置されており、上方から見るとV形を呈する。
次いで、左側板14及び右側板15の前方側の側板屈曲部33にL字桟部27L、27Rをそれぞれ固定すると共に、これらL字桟部27L、27Rを固定した左側板14及び右側板15を、地板12及び天板13の第1前方屈曲部16Fに、ビス又はリベット等によって固定する。次いで、地板12及び天板13の各前方凹部21Fに各前方桟部25Fを係合した後、前方桟部25Fの各前方溝26Fの内部と、L字桟部27L、27RのL字内部に接着剤を充填する。
その後、後方桟部25Bに他端部40Bが固着された濾材40それぞれの一端部40Fを、前方桟部25Fの前方溝26Fの内部、又はL字桟部27L、27RのL字内部に配置し、濾材40の一端部40Fを、前方溝26Fの内部又はL字内部の接着剤に漬け込み固着させる。このとき、各後方桟部25Bは、後方凹部25Bそれぞれに係合させられ、これにより、上方から見ると、濾材40は複数のV形が接続したジグザグ形状を呈するように配置される。
その後、左側板14、及び右側板15を地板12及び天板13の第1後方屈曲部16Bにビス又はリベット等によって固定する。次いで、地板12の上面に接着剤を充填硬化させ、濾材40の地板12側の端部、並びに前方桟部25F及び後方桟部25Bの下端部を接着剤によって、地板12に固着させる。その後、天板13の下面に接着剤を充填硬化させ、濾材40の天板13側の端部、並びに前方桟部25F及び後方桟部25Bの上端部を接着剤によって、天板13に固着させ、エアフィルタ10を得る。
以上の工程において、前方桟部25F及び後方桟部25Bは、それぞれ前方凹部21F及び後方凹部21Bの内部に係合させられて、地板12及び天板13の内部に配置させられる。したがって、前方桟部25F及び後方桟部25Bは、ビスやジグ等によって位置決めさせられなくても、所定の位置に配置させることができるので、それらの内部に両端部が配置される濾材40も合わせて位置決めさせられ、製造工程を簡素化することができる。また、ビスやリベット等によって桟部を地板12及び天板13に固定させる必要が無いので、ビスやリベット等が、エアフィルタの前面又は背面にガスケットを固着するときの妨げとなることがない。
また、エアフィルタの地板12の各縁部が上方に屈曲されるのみのでは、地板12の各縁部が把持されて持ち運ばされる際、運搬者の指が当てられる各縁部の先端部は、厚みが薄く指に食い込むので、長時間持ち運ぶことが困難となる。しかし、本実施形態では、地板12の前縁部12F及び後縁部12Bが把持されて、エアフィルタ10が持ち運ばれるとき、第2前方屈曲部17F及び第2後方屈曲部17Bに運搬者の指が当てられるが、これら屈曲部は面状に形成されるので、運搬者の指がこれら屈曲部に食い込むことがない。したがって、持ち運ぶ際に運搬者に苦痛を与えることはないので、長時間持ち運ばれることが可能になる。同様に、左部屈曲片18L及び右部屈曲片18Rも面状に形成されるので、これらに指が当てられて持ち運ばれるときも、これらに運搬者の指が食い込むことがない。
なお、本実施形態においては、天板及び地板の両方に桟部を係合するための凹部が設けられたが、いずれか一方のみに設けられても良い。さらには、前縁部及び後縁部のいずれにも凹部が設けられたが、いずれか一方の縁部に凹部が設けられても良い。さらには、本実施形態では、本発明が接着型のセル型フィルタに適用された場合について説明したが、濾材交換型のフィルタに適用されても良い。
なお、本実施形態において、第2前方屈曲部17F及び第2後方屈曲部17Bそれぞれは、第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bに対して90°より大きく屈曲されても良いし、90°未満屈曲されていても良い。同様に、第1前方屈曲部16F及び第1後方屈曲部16Bは、地板12に対して、90°より大きく屈曲されても良いし、90°未満屈曲されていても良い。
また、本実施形態では、前方桟部25F及び後方桟部25Bは設けられなくても良い。この場合、濾材40は、V形の頂部41F、41Bを形成する一端部40F及び他端部40Bの濾材表面が前方凹部21F、後方凹部21Bの内周に直接係合し、これにより、V形の頂部41F、41Bそれぞれが前方凹部21F、後方凹部21Bの内部に配置され、各濾材40が所定の位置に配置される。
また、濾材40は複数の濾材から構成されず、1枚の濾紙が折り目方向が上下方向に延びるように折り畳まれて形成された1つの濾材から形成されても良い。この場合、各V字頂部41F、41Bでは、濾紙が連続的に隙間がないように接続されているので、前方桟部25F及び後方桟部25Bが無くてもV字頂部に隙間が生じることがない。
本実施形態に係るエアフィルタをエア流入側から見た正面図である。 本実施形態に係るエアフィルタの内部を示すために、地板を上面から見た平面図であって、左側板及び右側板を省略して示した図である。 フィルタ枠を分解して示した斜視図である。
符号の説明
10 エアフィルタ
11 フィルタ枠
12 地板
13 天板
16F 第1前方屈曲部
16B 第1後方屈曲部
17F 第2前方屈曲部
17B 第2後方屈曲部
19F 前方屈曲片
19B 後方屈曲片
21F 前方凹部
21B 後方凹部
25F 前方桟部
25B 後方桟部
26F 前方溝
26B 後方溝
39F 前方開口部
39B 後方開口部
40 濾材
40F 一端部
40B 他端部
41B、41F V形の頂部

Claims (5)

  1. 対向して配置される天板及び地板を有するフィルタ枠と、
    前記フィルタ枠の内部に配設され、前記天板側から見てV形に配置される濾材とを備え、
    前記天板及び地板のうち少なくとも一方の前記開口部側の縁部には、前記地板または天板に向かって屈曲して形成される第1屈曲部と、前記第1屈曲部からさらに前記フィルタ枠の内部に屈曲して形成される第2屈曲部とが設けられ、
    前記第2屈曲部には、前記濾材のV形の頂部が内部に配置される凹部が形成されることを特徴とするエアフィルタ。
  2. 前記フィルタ枠の開口部において、前記フィルタ枠の天板と地板の間に渡さて配置されると共に、前記天板から前記地板まで延び、かつ前記フィルタ枠の内側に向けて開口する溝を有し、その溝内部に前記濾材のV形の頂部が配置される桟部をさらに備え、前記桟部が前記凹部に係合されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 前記桟部は断面コの字形状を呈することを特徴とする請求項2に記載のエアフィルタ。
  4. 前記第1屈曲部は、前記天板又は地板に対して90°屈曲して形成されると共に、前記第2屈曲部は前記第1屈曲部に対して90°屈曲することを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  5. 前記第2屈曲部は、複数の屈曲片から構成され、前記屈曲片の間に前記凹部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
JP2007042066A 2007-02-22 2007-02-22 エアフィルタ Pending JP2008200647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007042066A JP2008200647A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 エアフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007042066A JP2008200647A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 エアフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008200647A true JP2008200647A (ja) 2008-09-04
JP2008200647A5 JP2008200647A5 (ja) 2009-11-12

Family

ID=39778671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007042066A Pending JP2008200647A (ja) 2007-02-22 2007-02-22 エアフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008200647A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162458A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 集塵フィルタ、集塵装置、及び、ガスタービンの吸気装置。
CN114800633A (zh) * 2022-03-29 2022-07-29 清远华滤环保设备有限公司 一种滤板穿边条装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1075855A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Fuji Electric Co Ltd ショーケース
JPH10113519A (ja) * 1996-10-11 1998-05-06 Akushii:Kk エアーフィルター用ろ材及びエアーフィルター
JPH10263266A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JPH1133331A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Nitta Ind Corp フィルタ装置
JP2001259332A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Nippon Cambridge Filter Kk 濾材交換型エアフィルタ
JP2001300234A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Matsushita Seiko Co Ltd エアーフィルター
JP2005161263A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Sanki Gomme Kk エアフィルタユニット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1075855A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Fuji Electric Co Ltd ショーケース
JPH10113519A (ja) * 1996-10-11 1998-05-06 Akushii:Kk エアーフィルター用ろ材及びエアーフィルター
JPH10263266A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JPH1133331A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Nitta Ind Corp フィルタ装置
JP2001259332A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Nippon Cambridge Filter Kk 濾材交換型エアフィルタ
JP2001300234A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Matsushita Seiko Co Ltd エアーフィルター
JP2005161263A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Sanki Gomme Kk エアフィルタユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162458A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 集塵フィルタ、集塵装置、及び、ガスタービンの吸気装置。
CN114800633A (zh) * 2022-03-29 2022-07-29 清远华滤环保设备有限公司 一种滤板穿边条装置
CN114800633B (zh) * 2022-03-29 2023-12-05 清远华滤环保设备有限公司 一种滤板穿边条装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2007138421A (ru) Точно сложенные, высокопрочные, обладающие усталостной прочностью структуры и лист для них
ITTO20110187A1 (it) Scambiatore di calore di un veicolo, provvisto di una griglia di protezione
JP2008200647A (ja) エアフィルタ
JP6275957B2 (ja) ろ過装置、固定部材付き取付枠、及びろ過体
KR101753021B1 (ko) 공기 필터
JP5405506B2 (ja) バッテリ支持構造
JP2009195842A (ja) エアフィルタ及び濾材パック
JP5327913B2 (ja) エレベータの乗りかご
JP2009018056A (ja) 往復式電気かみそりの刃
JP5762150B2 (ja) 乗客コンベアのオイルパン装置
JP2012011345A (ja) エアフィルタ挿入体
JP2008253886A (ja) エアフィルタ
JP4643187B2 (ja) バッグ型エアフィルタ
JP5030657B2 (ja) 車両用エアガイド構造
JP2010088993A (ja) エアフィルタ
JP5286387B2 (ja) 複合ラス及びその製造方法並びに外壁通気構造
JP2010006329A (ja) 自動車のフェンダカバー構造
WO2012176560A1 (ja) 自動車のインシュレータ取付け構造
JP4639926B2 (ja) 車両のフロアパネル構造
JP5685705B2 (ja) コラム用裏当金
KR100820338B1 (ko) 전동차용 전선 지지대
JP6104128B2 (ja) 建機キャブのルーフパネル構造
JP6555660B2 (ja) 太陽光発電装置
US8973977B2 (en) Shroud element
JP2005205253A (ja) エアフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306