JP2008200339A - ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールを打撃するフェース面を備えるフェース部、ソール部、クラウン部およびサイド部を有し、フェース部、ソール部、クラウン部およびサイド部により外殻構造が構成されたものである。これらソール部、クラウン部およびサイド部のうち、少なくとも1つの部材は、フェース面の最小曲率半径よりも曲率半径が大きい領域を有する。この領域の共振周波数の値は、フェース面の共振周波数の値の±10%以内である。
【選択図】図2
Description
ゴルフクラブヘッドにおいて、CFRPを主材とするものは、打球音が小さい。また、ゴルフクラブヘッドにおいて、金属材料を主材とするものは、ゴルフボールを打撃する際の反発特性を向上するためにフェース部材の肉厚を薄くし、しかもゴルフクラブヘッドの体積を大きくしている。このため、ゴルファにとって好ましくない打球音となってしまう場合もある。
このため、ゴルフボール打撃時の音響特性がゴルファにとって好ましくない場合、ゴルフボールの打撃の良し悪しを判断することが困難となるほか、ゴルフボールの打撃に爽快感を求めることもできないものとなってしまう。
そこで、打球音の残響感を伸ばしたり、音色を調整するために、ゴルフクラブヘッドの内部にリブなどを設けて剛性変化をつけ、打球音を調節することがなされている。これ以外にも、打球音の残響感を伸ばしたり、音色を調整するために、様々な工夫が施されたゴルフクラブヘッドが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
また、特許文献2には、インパルスハンマを用いたつり下げ打撃加振法による固有振動数測定を用いて、フェース面を打撃して測定されるフェース部の1次固有振動数と、ソール面を打撃して測定されるソール部の1次固有振動数の比が、0.95〜1.05であるゴルフクラブヘッドが開示されている。
さらには、特許文献2には、フェース部と、ソール部と、バック部とを備え、フェース部からバック部に向かう方向であるフェースバック方向におけるソール部の曲率半径を、8.89cm以上15.24cm以下として、フェース部の1次固有振動数にソール部の1次固有振動数を一致させるか、または近い値とするゴルフクラブヘッドが開示されている。
さらに、特許文献2に開示されたフェースバック方向におけるソール部の曲率半径が、8.89cm以上15.24cm以下のゴルフクラブヘッドでは、ソール部の曲率半径が小さいため、振動が生じにくく、十分な振幅が得られない。このため、特許文献2のゴルフクラブヘッドにおいても、打球音の改善が必ずしも十分ではないという問題点がある。
また、本発明においては、前記領域の最小曲率半径が、前記フェース面の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
また、本発明においては、前記領域の前記曲率半径は、最小曲率半径が300mm以上であり、前記領域の大きさが前記フェース面の面積の30〜120%であることが好ましい。
また、本発明において、前記各領域は、同一形状であることが好ましい。
また、本発明においては、前記各領域の最小曲率半径が、それぞれ、前記フェース面の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
さらに、本発明において、前記各領域の前記曲率半径は、それぞれ最小曲率半径が300mm以上であり、前記各領域の大きさは、それぞれ前記フェース面の面積の30〜120%であることが好ましい。
ゴルフクラブヘッド20は、フェース部22、ソール部24、クラウン部26、サイド部28、29およびホーゼル部30を有する中空構造体である。このゴルフクラブヘッド20は、一般的にウッドタイプと呼ばれる種類のヘッドである。
なお、ゴルフクラブシャフト40は、ゴルフクラブヘッド20に必ずしもソケット42を用いて取り付けられる必要はなく、ゴルフクラブによっては、ソケットを用いることなく、ゴルフクラブヘッドに直接ゴルフクラブシャフトが固定されるものもある。
なお、フェース部22の形態は、平板状でもよく、一般にカップフェースと呼ばれている形態のものでもよい。
ここで、フェース部22のフェース面23の最小曲率半径とは、フェース面23のトウ−ヒール方向およびソール−クラウン方向等、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
また、本実施形態において、領域50の最小曲率半径がフェース部22のフェース面23の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
なお、領域50は、他の領域から独立した状態(分離された状態)で振動することができれば、必ずしもリブ52を形成する必要はない。しかしながら、他の領域から独立した状態(分離された状態)で、領域50を振動させるためには、リブ52を形成することが好ましい。
本実施形態において、例えば、フェース部22のフェース面23の1次共振周波数が5000Hzである場合、領域50の1次共振周波数は、4500Hz〜5500Hzの範囲内である。
なお、領域50の共振周波数は、例えば、厚さ、材質、および領域自体の形状による剛性を変更することにより、適宜設定することができる。
先ず、共振周波数の測定方法に用いられる第1の測定装置について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの共振周波数の第1の測定装置を示す模式図である。
図3に示すように、第1の測定装置100においては、ゴルフクラブヘッド20のフェース面23に対向する位置にマイクロフォン102が配置され、このマイクロフォン102に騒音計104が接続されている。この騒音計104はA/Dコンバータ106を介してパーソナルコンピュータ108(以下、パソコンという)に接続されている。
なお、共振周波数を求める際、予め、共振周波数の範囲が分かっていれば、例えば、2000〜7000Hzの狭帯域で周波数分析を行うようにパソコン108を設定しておくこともできる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの共振周波数の第2の測定装置を示す模式図である。
図4に示すように、第2の測定装置120は、ゴルフクラブヘッド20のフェース面23に加速度ピックアップ122を貼り付け、インパクトハンマ130を用いて、フェース面23にインパクト加振を行う。加速度ピックアップ122からアンプ124を介して得られる加速度信号と、インパクト加振の加振力を計測するインパクトハンマ130を用いてアンプ128を介して得られる加振力の加振信号とをFFTアナライザ126に取込み、FFTアナライザ126でインパクト加振力に対する加速度信号の関数、すなわち伝達関数を求める。その際、インパクトハンマ130による加振位置をゴルフクラブヘッド20のフェース面23上で分散させてインパクト加振を行い、伝達関数を加振位置別に求める。このようにして求められた複数の伝達関数において、加振位置にかかわらずフェース面23の1次共振周波数の振動モードの形態に起因した同一の位相を持つ急峻なピークが現れる。このピーク位置における周波数を共振周波数として取り出す。このように共振周波数を測定するようにしてもよい。また、2次共振周波数についても、1次共振周波数と同様に測定することができる。
なお、本発明においては、共振周波数の測定方法は、上述の測定方法に限定されるものではない。
このとき、フェース部22のフェース面23からの音と、ソール部24の領域50の振動による音とが生じる。これらの音は、周波数が近く、干渉して合成音が生じる。この合成音は、音圧の振幅が大きく、音が大きいとともに、うなりが生じ(図5(b)参照)、打球音が減衰する割合が従来よりも小さくなる。このため、本実施形態においては、ゴルフボールの打撃時において、打球音が大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも長くなる。このように、ゴルファにとって好ましい打球感を得ることができる。例えば、打球音について、金属音を大きくするとともに、金属音の残響を長くすることができる。
領域50の最小曲率半径を300mm以上とし、領域50の大きさ(面積)をフェース面23の面積の30〜120%とすることにより、領域50が面として振動しやすくなり、十分な振幅が得られる。これにより、打球音がより大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも一層長くなる。
ここで、領域50における最小曲率半径とは、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
また、チタン合金として、JFEホールディング社製、SP700(商品名(組成:Ti−4.5Al−3V−2Mo−2Fe))を用いることができる。
さらには、チタン合金として、大同特殊鋼社製、VLTi(商品名(組成:Ti−6Al−1Fe))および大同特殊鋼社製、CATi(商品名(組成:Ti−3Al−13Cr−1F))ならびに新日本製鉄社製、51AF(商品名(組成:Ti−5Al−1Fe))を用いることができる。
また、図1および図2に示す第1の実施形態のゴルフクラブヘッドに比して、ソール部の形状が通常である普通のゴルフクラブヘッドについても、図3に示す第1の測定装置100を用いて、打球音、および共振周波数を測定した。この結果を図6(a)および(b)に示す。
また、図6(a)は、縦軸に音圧をとり、横軸に周波数をとって、普通のゴルフクラブヘッドの打球音の周波数分布を示すグラフである。図6(b)は、縦軸に音圧をとり、横軸に時間をとって、普通のゴルフクラブヘッドの打球音の時間変化を示すグラフである。
図7は、本発明の第1の実施形態のゴルフクラブヘッドの変形例に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。
なお、本変形例において、図1および図2に示す実施形態のゴルフクラブ10(ゴルフクラブヘッド20)と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
なお、ソール部24aは、材質などについては、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20のソール部24と同様の構成である。ゴルフクラブヘッド60の内部60aには、領域62の外縁に沿ってリブ52が形成されている。
このような構成により、本変形例のゴルフクラブヘッド60においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、この領域62も、最小曲率半径を300mm以上とし、領域62の大きさ(面積)をフェース面23の面積の30〜120%とすることがより好ましい。これにより、領域62が面として振動しやすくなり、十分な振幅が得られる。このため、打球音がより大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも一層長くなる。
さらに、本変形例においても、リブ52は、第1の実施形態と同様に、必ずしも設ける必要はない。
なお、領域62における最小曲率半径とは、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。
なお、本実施形態において、図1および図2に示す第1の実施形態のゴルフクラブ10(ゴルフクラブヘッド20)と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
また、領域74の外縁に沿って、所定の高さを有するリブ76が形成されている。このリブ76は、第1の実施形態のソール部24のリブ52と同様の機能を有し、かつ同様の構成である。
領域74においては、この領域74の外縁を境界として、クラウン部72の他の領域から独立した状態(分離された状態)で振動することができる。
また、領域50の最小曲率半径、および領域74の最小曲率半径は、それぞれフェース部22のフェース面23の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
本実施形態においては、例えば、領域50の1次共振周波数が4400Hzであり、領域74の1次共振周波数が4800Hzである。
ソール部24の領域50の振動による音、およびクラウン部72の領域74の振動による音は、周波数が近く、干渉し合成音が生じる。この合成音の音は大きく、更には、うなりが生じ、音が減衰する割合が従来よりも小さくなる。
このため、本実施形態においても、ゴルフボールの打撃時において、打球音が大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも長くなる。これにより、ゴルファにとって好ましい打球感を得ることができる。例えば、打球音について、金属音を大きくするとともに、金属音の残響を長くすることができる。
なお、本実施形態においては、領域50から発生する音および領域74から発生する音により、打球音を大きくするとともに、残響を長くするものである。このため、領域50および領域74の共振周波数は、いずれもフェース面23の共振周波数の値に近くなくてもよい。
その他、本実施形態においては、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
領域50の最小曲率半径、および領域74の最小曲率半径を、それぞれ300mm以上とし、領域50の大きさ(面積)、および領域74の大きさ(面積)を、それぞれフェース面23の面積の30〜120%とすることにより、領域50および領域74が、それぞれ面として振動しやすくなり、十分な振幅が得られる。これにより、打球音がより大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも一層長くなる。
ここで、領域74における最小曲率半径とは、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
また、本実施形態においても、リブ52、リブ76は、第1の実施形態と同様に、必ずしも設ける必要はない。
図9は、本発明の第2の実施形態のゴルフクラブヘッドの変形例に係るゴルフクラブヘッドを示す模式的側断面図である。
なお、本変形例において、図8に示す第2の実施形態のゴルフクラブヘッド70と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
なお、ソール部24aは、材質などについては、第2の実施形態のゴルフクラブヘッド70のソール部24と同様の構成である。
さらに、本変形例において、領域62の最小曲率半径、および領域82の最小曲率半径が、それぞれフェース部22のフェース面23の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
また、本変形例においても、領域62の最小曲率半径、および領域82の最小曲率半径を、それぞれ300mm以上とし、領域62の大きさ(面積)、および領域82の大きさ(面積)を、それぞれフェース面23の面積の30〜120%とすることが好ましい。これにより、領域62および領域82が、それぞれ面として振動しやすくなり、十分な振幅が得られる。このため、打球音がより大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも一層長くなる。
なお、領域82における最小曲率半径とは、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
ゴルフクラブヘッド80の内部80aには、ゴルフクラブヘッド80の内部80aには、領域62の外縁にリブ52が形成されている。また、領域82の外縁にリブ76が形成されている。
このような構成により、本変形例のゴルフクラブヘッド80においても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本変形例においても、リブ52およびリブ76は、第2の実施形態と同様に、必ずしも設ける必要はない。
図10(a)は、本発明の第3の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを上側にソール部を向けた状態で示す模式的斜視図であり、(b)は、図10(a)のゴルフクラブヘッドの内部の状態を示す模式的上面図である。なお、図10(b)においては、ゴルフクラブヘッド90のクラウン部26の図示を省略している。
る。
なお、本実施形態において、図1および図2に示す第1の実施形態のゴルフクラブ10(ゴルフクラブヘッド20)と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
また、第2の領域98は、第2の領域98の外縁に位置する第1リブ94aおよび第2リブ94bを境界として、ソール部92の他の領域から独立した状態(分離された状態)で振動することができる。
さらに、本実施形態においても、第1の領域96、および第2の領域98は、それぞれ最小曲率半径がフェース部22のフェース面23の最小曲率半径よりも大きいことが好ましい。
また、本実施形態において、ソール部92の材質などは、第1の実施形態のゴルフクラブヘッド20のソール部24と同様の構成である。
また、第1リブ94aおよび第2リブ94bは、第1の実施形態のソール部24のリブ52と同様の機能を有し、かつ同様の構成である。
本実施形態において、例えば、第1の領域96の1次共振周波数が4400Hzであり、第2の領域98の1次共振周波数が4800Hzである。
しかしながら、第1の領域96と、第2の領域98との形状は、半円に限定されるものではない。
本実施形態においても、第1の領域96の最小曲率半径、および第2の領域98の最小曲率半径を、それぞれ300mm以上とし、第1の領域96の大きさ(面積)、および第2の領域98の大きさ(面積)を、それぞれフェース面23の面積の30〜120%とすることにより、第1の領域96および第2の領域98が、それぞれ面として振動しやすくなり、十分な振幅が得られる。これにより、打球音がより大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも一層長くなる。
なお、第1の領域96および第2の領域98における最小曲率半径とは、方向を問わず、曲率半径が最も小さいもののことである。
このとき、フェース部22のフェース面23からの音と、さらにソール部92の第1の領域96の振動による音、および第2の領域98の振動による音とが生じる。
ソール部24の第1の領域96の振動による音、および第2の領域98の振動による音は、周波数が近く、干渉して合成音が生じる。この合成音は、音圧が高く音が大きい。さらには、合成音は、うなりが生じ、音が減衰する割合が従来よりも小さくなる。
このため、本実施形態においても、ゴルフボールの打撃時において、打球音が大きくなるとともに、打球音の残響が従来よりも長くなる。これにより、ゴルファにとって好ましい打球感を得ることができる。例えば、打球音について、金属音を大きくするとともに、金属音の残響を長くすることができる。
なお、本実施形態においては、第1の領域96から発生する音および第2の領域98から発生する音により、打球音を大きくするとともに、残響を長くするものである。このため、第1の領域96および第2の領域98の共振周波数は、いずれもフェース面23の共振周波数の値に近くなくてもよい。
その他、本実施形態においては、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかしながら、ソール部24に第1の領域96、および第2の領域98を設けることにより、他のクラウン部26、およびサイド部28、29に設けるよりも低重心化を図ることができるために好ましい。
20、60、70、80、90 ゴルフクラブヘッド
22 フェース部
23 フェース面
24、24a、92 ソール部
26、72、72a クラウン部
28、29 サイド部
30 ホーゼル部
32、44 開口部
40 ゴルフクラブシャフト
50、62、74、82 領域
52、64 リブ
94a 第1リブ
94b 第2リブ
96 第1の領域
98 第2の領域
100 第1の測定装置
120 第2の測定装置
Claims (8)
- ゴルフボールを打撃するフェース面を備えるフェース部、ソール部、クラウン部、およびサイド部を有し、前記フェース部、前記ソール部、前記クラウン部、および前記サイド部により外殻構造が構成されたゴルフクラブヘッドであって、
前記ソール部、前記クラウン部、および前記サイド部のうち、少なくとも1つの部材は、前記フェース面の最小曲率半径よりも曲率半径が大きい領域を有し、
前記領域の共振周波数の値は、前記フェース面の共振周波数の値の±10%以内であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 前記フェース面の共振周波数は、1次共振周波数または2次共振周波数である請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記領域の前記曲率半径は、最小曲率半径が300mm以上であり、前記領域の大きさが前記フェース面の面積の30〜120%である請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
- ゴルフボールを打撃するフェース面を備えるフェース部、ソール部、クラウン部、およびサイド部を有し、前記フェース部、前記ソール部、前記クラウン部、および前記サイド部により外殻構造が構成されたゴルフクラブヘッドであって、
前記ソール部、前記クラウン部、および前記サイド部のうち、1つの部材が、前記フェース面よりも曲率半径が大きい領域を複数有するか、または前記ソール部、前記クラウン部、および前記サイド部のうち、少なくとも2つの部材が、前記フェース面の最小曲率半径よりも曲率半径が大きい領域を有するものであり、
前記各領域の共振周波数の差は、前記各領域の共振周波数の小さい方の値の±10%以内であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 前記共振周波数は、1次共振周波数である請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記各領域は、同一形状である請求項4または5に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記各領域の前記曲率半径は、それぞれ最小曲率半径が300mm以上であり、前記各領域の大きさは、それぞれ前記フェース面の面積の30〜120%である請求項4〜6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記請求項1〜7のいずれか1項のゴルフクラブヘッドと、前記ゴルフクラブヘッドに取り付けられるゴルフクラブシャフトとを有することを特徴とするゴルフクラブ。
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