JP2008199754A - 振動モータ及び携帯通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ組立て後であっても、回転軸に対する分銅の抜け防止加工を容易に施工することができ、分銅の高い保持強度を達成するようにした振動モータを提供する。
【解決手段】この振動モータ1においては、回転軸3に対する分銅6の抜け防止加工がレーザ加工による溶融部R1の形成によって実現されているので、この加工をモータ組立て後であっても行うことができ、モータの組立て工程に影響を与えることなく、分銅6の抜け防止加工を回転軸3に施工することができる。しかも、溶融部R1の大きさや形状を変更するだけで、分銅6の抜け強度を容易に変更することができる。特に、回転軸3の直径が1mmにも満たないような小型の振動モータにあっては、レーザの利用は極めて高い効果を得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に、振動発生源として利用されるものであり、例えば、携帯通信機器(携帯電話など)における呼び出し機能や遊技機器における体感機能として利用される小型の振動モータ及びこれを適用した携帯通信機器に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2001−239212号公報がある。この公報に記載された振動モータは、モータ本体の先端から回転軸が突出し、この回転軸には分銅が固定され、この分銅には、回転軸を装着するための溝部が設けられている。この溝部内に回転軸を装着した後、分銅の一部を加締めることで、回転軸に分銅が固定される。さらに、分銅の抜け防止を高めるために、この回転軸には周方向に凹部が形成されている。そして、加締め時に、この凹部内に分銅の肉が入り込むようにすることで、分銅が回転軸から抜け難くなり、高い耐衝撃性を得ている。
特開2001−239212号公報 特開平11−179283号公報
しかしながら、前述した従来の振動モータは、回転軸に凹部を形成するため加工を必要とするので、この凹部をモータ組立て後に加工することは非常に難しく、特に、回転軸の直径が1mmにも満たないような小型のモータでは、その加工が難しく、しかも分銅上の加締め位置が狂うと、分銅の保持強度に影響を与えてしまう。また、円筒状のハウジングの前端に軸受が固定されているモータにあっては、回転軸をハウジングの後部から差し入れる必要があるので、回転軸の凹部が軸受の孔部を通過する際に、軸受の孔部の内壁面に傷が付く虞があり、このことが、モータの異音発生を招来する。
本発明は、特に、モータ組立て後であっても、回転軸に対する分銅の抜け防止加工を容易に施工することができ、分銅の高い保持強度を達成するようにした振動モータを提供することを目的とする。
本発明は、前述した目的の振動モータを備えた携帯通信機器を提供することを目的とする。
本発明に係る振動モータは、モータ本体に設けられた回転軸に分銅が固定されてなる振動モータにおいて、分銅に設けられた軸装着部が圧着されることを予定した回転軸上の分銅装着領域で、回転軸の表面には、レーザ加工による溶融部が形成されていることを特徴とする。
この振動モータにおいては、回転軸に対する分銅の抜け防止加工がレーザ加工による溶融部の形成によって実現されているので、この加工をモータ組立て後であっても行うことができ、モータの組立て工程に影響を与えることなく、分銅の抜け防止加工を回転軸に施工することができる。しかも、溶融部の大きさや形状を変更するだけで、分銅の抜け強度を容易に変更することができる。特に、回転軸の直径が1mmにも満たないような小型の振動モータにあっては、レーザの利用は極めて高い効果を得ることができる。
また、溶融部は、回転軸の軸線に沿った方向に点状又は線状で延在すると好適である。このような構成は、回転軸の周方向に分銅が緩み難くなる。
また、溶融部は、回転軸の円周に沿った方向に点状又は線状で延在すると好適である。このような構成は、回転軸の軸線方向に分銅が緩み難くなる。
本発明の振動モータによれば、モータ組立て後であっても、回転軸に対する分銅の抜け防止加工を容易に施工することができ、分銅の高い保持強度が達成される。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る振動モータ及び携帯通信機器の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、振動モータ1は、コアードモータからなると共に、直径約4mmで長さ約10mmの円筒形状の金属製モータケース2を有するモータ本体Aを備え、小型化が図られている。モータケース2の内壁面には、N,S極をもった永久磁石からなる固定子が固定され、モータケース2の内部には、鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この回転子の中心には回転軸(シャフト)3が固定され、この回転軸3は、モータケース2の前端部分に固定されたリング状の軸受7を貫通して延在する。そして、モータ本体Aにおいて、モータケース2の後端には、樹脂製のブラケット4が爪の折り曲げによって固定されている。
更に、モータケース2内において、回転軸3の後端には整流子が固定され、この整流子には一対のブラシが摺動接触している。各ブラシには、板状の通電端子が固定され、各通電端子の後端は、モータケース2の後端に設けられたブラケット4から突出する。また、モータ本体Aには、通電端子と携帯通信機器の一例である携帯電話100(図10参照)の回路基板の所定の電気接点との電気的接続をワンタッチならしめるための板バネ製ターミナル5が左右に一対設けられている。各ターミナル5は、板バネの折り曲げ加工により形成され、外部の電源から所定の電圧をブラシに印加させるためのものである。各ターミナル5の基端は、ブラシの各通電端子に半田を介して固定され、ターミナル5の一部はモータ本体Aから外部に露出する。
板バネからなるターミナル5は、回転軸3に対して略直交する方向に弾性力をもった弾性部5aを有している。そして、各弾性部5aは、回路基板の所定の電気接点との電気的接続を可能にするためにモータ本体Aのブラケット4の下面から露出する。なお、このモータ本体Aは、モータケース2とマグネットを有する固定子と回転軸3を有する回転子とターミナル5とから主として構成されている。
更に、回転軸3の先端部分には、断面略扇形状の分銅6が加締めによって固定され、分銅6の重心は、回転軸3に対して偏心している。従って、回転軸3によって分銅6を高速回転させることで、モータケース2自体を振動させることができる。このような分銅付き振動モータ1は、携帯用小型無線呼出器、携帯通信機器、例えば携帯電話100でその筐体101(図10参照)を振動させて、利用者に着信を呼びかける機能として利用されている。なお、モータ本体Aは、弾性を有するゴム製のホルダによって覆われている。これにより、モータ1が分銅6によって振動する際、携帯通信機器(例えば携帯電話100の筐体101)から不必要な振動音が発生しないようにしている。
図2に示すように、この回転軸3は、ステンレスにより形成されると共に、1mm以下の直径を有し、非常に小さなものであり、このような回転軸3に固定される分銅6には、断面半円状の溝部(軸装着部)10が形成されている。また、回転軸3に分銅6を固定する場合、溝部10の両側の平坦部11上に上方からプレス機で加圧凹部11aを打刻することで、溝部10が変形し、溝部10の壁面が回転軸3に圧着される。なお、この溝部10の全長が分銅装着領域Sに相当する。
このような方法で回転軸3に分銅6を固定した場合であっても、分銅6が大型化し、その質量が大きくなるにつれて、回転軸3から分銅6が抜け易くなる。そこで、図3に示すように、回転軸3上の分銅装着領域S(図1参照)で、回転軸3の表面にレーザ加工による溶融部R1を形成すると、小さな径で且つその表面積が小さな回転軸3であっても、分銅6の抜けを効果的に防止することができる。点状の各溶融部R1は、略0.1〜略0.4mm程度の直径で1μm程度の深さを有し、回転軸3の軸線Lに沿った方向に直線的に整列され、それらは回転軸3の全周に渡って設けられている。
レーザにより回転軸3の表面を改質することで形成された溶融部R1の表面には、拡大して観察すると、多数の凸凹が形成されており、このような表面の荒れにより摩擦抵抗が高められる。特に、分銅6を回転軸3の周方向に緩み難くする。
前述したような小型の振動モータ1においては、回転軸3に対する分銅6の抜け防止加工がレーザ加工による溶融部R1の形成によって実現されているので、この加工をモータ組立て後であっても行うことができ、振動モータ1の組立て工程に影響を与えることがない。各溶融部R1を形成する方法として、軸線L方向に所定のピッチでレーザを照射し、その後、回転軸3を所定の治具により所定の角度で回転させ、再度、軸線L方向にレーザを移動させながら溶融部R1を形成する。この場合、レーザのパワー密度、照射時間、走査方向などの調整によって溶融部R1の形状を容易に変更させることができるので、分銅6の抜け防止加工の自由度は極めて高いと言える。特に、回転軸3の直径が1mmにも満たないような小型の振動モータでは、その加工性を含めて極めて高い効果を発揮する。
溶融部R1を回転軸3に成形する一例を記載すると、レーザ出力は6〜10W、パワー密度は10〜50kW/cm、照射時間は1ドット当たり10nsecである。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、図4に示すように、溶融部R2は、回転軸3の軸線Lに沿った方向に線状で延在する。溶融部R2は、回転軸3の略全周に渡って配置され、特に、分銅6を回転軸3の周方向に緩み難くする。
図5に示すように、溶融部R3は、回転軸3の円周に沿った方向に点状で延在する。溶融部R3は、回転軸3の略全周に渡って配置されている。また、図6に示すように、溶融部R4は、回転軸3の円周に沿った方向に線状で延在する。溶融部R4は、回転軸3の略全周に渡って配置されている。このような溶融部R3,R4によって、特に、分銅6を回転軸3の軸線Lの方向に緩み難くする。
図7に示すように、溶融部R5は、回転軸3の表面で螺旋状に延在する。図8に示すように、溶融部R6は、回転軸3の表面で格子状に延在する。図9に示すように、溶融部R7は、回転軸3の表面でランダムに形成されている。
また、軸装着部10は、円孔であってもよい。また、軸装着部10に回転軸3が圧入されてもよい。さらに、溶融部R1〜R7の大きさ、形状(例えば楕円形)、個数、本数は、任意であり、レーザとして、COレーザやYAGレーザなどがある。
本発明に係る振動モータは、ブラシレスモータであってもよい。
本発明に係る振動モータの一実施形態を示す分解斜視図である。 回転軸に分銅を組み付けた状態を示す断面図である。 回転軸に形成された溶接部の第1の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第2の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第3の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第4の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第5の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第6の変形例を示す要部拡大斜視図である。 回転軸に形成された溶接部の第7の変形例を示す要部拡大斜視図である。 本発明に係る振動モータを搭載した携帯通信機器の一例である携帯電話を示す正面図である。
符号の説明
1…振動モータ、3…回転軸、6…分銅、10…溝部(軸装着部)、100…携帯電話、A…モータ本体、L…軸線、R1〜R7…溶融部、S…分銅装着領域。

Claims (4)

  1. モータ本体に設けられた回転軸に分銅が固定されてなる振動モータにおいて、
    前記分銅に設けられた軸装着部が圧着されることを予定した前記回転軸上の分銅装着領域で、前記回転軸の表面には、レーザ加工による溶融部が形成されていることを特徴とする振動モータ。
  2. 前記溶融部は、前記回転軸の軸線に沿った方向に点状又は線状で延在することを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
  3. 前記溶融部は、前記回転軸の円周に沿った方向に点状又は線状で延在することを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の振動モータを備えたことを特徴とする携帯通信機器。
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