JP2008199265A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体集積回路においては、アンチヒューズを利用した冗長回路が使用されている。これらのアンチヒューズの書き込みにはロングパルス、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号が必要である。しかしテスター性能によりロングサイクルの信号が発生できず、テスターの有効活用ができないという問題がある。
【解決手段】 本発明の半導体集積回路は、テスターからのショートパルス信号を使って、ロングパルス、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成する内部信号生成回路を内蔵する。テスター性能に制限されることなく、内部信号生成回路により生成したロングパルス、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号によりアンチヒューズへの書き込みを実施できる。そのためテスターの有効活用ができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体集積回路に係り、特に電気的にプログラム可能なアンチヒューズの書き込み制御信号を内部生成する内部信号発生回路を備えた半導体集積回路に関する。
半導体集積回路は、年毎に大容量化、高集積化が進展している。例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)においては、1Gビットの大容量製品が商品化されている。これらの大容量半導体メモリには、冗長回路が採用されている。冗長回路により不良ビットを予備的な置換セルに置き換えることで、製品の歩留まりを向上させている。この冗長回路においては、不良ビットのアドレスをヒューズに書き込み、記憶させることで予備的な置換セルへの置き換えが行われる。この冗長回路のヒューズとしては、今までレーザーヒューズが主として採用されている。レーザーヒューズとは、ポリシリ配線や金属配線をレーザートリマ装置により切断することで、導通状態から非導通状態とするヒューズである。レーザーにより切断することから、組立した後には使用できない。
しかし、組立工程以降においても不良ビットは発生することから、組立工程以降に使用できる冗長回路が必要である。そのため組立工程以降に使用できる冗長回路として、最近はアンチヒューズを使用した冗長回路が開発され、採用されている。アンチヒューズは容量の絶縁膜に臨界電圧値以上の高電圧を印加させ、破壊短絡させることで非導通状態から導通状態とするヒューズである。アンチヒューズの書き込みは電気的に行われることから、組立した後にも書き込み可能となる。このように近年はアンチヒューズを使用した冗長回路により、組立後の選別工程においても不良ビットを救済できるようになった。
一般的にこれらのアンチヒューズとして、半導体集積回路に使用されるトランジスタが使用される。図5に、例えばトランジスタ(Nch−Tr)を使用したアンチヒューズを示す。トランジスタのゲート絶縁膜を容量絶縁膜とし、ソース拡散層(S)とドレイン拡散層(D)及びサブストレート(不図示)を1つの電極とし、ゲート電極(G)を対向電極とする容量を形成する。このアンチヒューズの書き込み(プログラミング)は、ゲート絶縁膜を高電圧により破壊短絡させ、ゲート電極とソース拡散層とドレイン拡散層及びサブストレート間とをオーミック接続することで行われる。この書き込みはテスターからのヒューズ書き込み信号により例えば電圧10V、パルス幅50msとして印加することで行われる。
アンチヒューズの書き込みは、テスターから供給されるヒューズ書き込み信号をそのまま書き込み回路の入力として、実施される。例えばDRAMの1つのピン(端子)であるODTピンにヒューズ書き込み信号を供給することで書き込みが行われる。ここではODTピンにヒューズ書き込み信号が供給されることからヒューズ書き込み信号ODTとする。図6のようにヒューズ書き込み信号ODTのHighレベル期間に正電圧VPPSVTをゲート電極に、負電圧VBBSVTをソース(ドレイン、サブストレートを含む)に印加することによりNch−Trのゲート絶縁膜を破壊する。正電圧VPPSVTは電源VDDレベルよりも高電位に昇圧された正の電圧であり、負電圧VBBSVTは接地電位GNDレベルよりも低電位に降圧された負電圧である。
正電圧VPPSVT、負電圧VBBSVTはデバイス内部で発生させる事も出来る。ヒューズ書き込み信号ODTのLowレベル 期間に正電圧VPPSVT、負電圧VBBSVTを書き込み前の状態に復帰させている。尚、これら電源はデバイス外部から入力させる事も可能である。具体的には正電圧VPPSVTは6〜7(V)程度、負電圧VBBSVTは−4〜−3(V)程度が利用可能である。また、アンチヒューズの書き込み条件として、ヒューズ書き込み信号ODTのHighレベル幅、及びLowレベル 幅がそれぞれ50ms、60ms程度である。
しかしヒューズ書き込み信号ODTとして、テスターから出力される信号をそのまま使用した場合には、使用するテスターの種類によって下記の問題がある。特定テスターにおいては、Highレベル幅50ms、Lowレベル 幅60msのようなロングサイクル、ロングパルス信号をテスターが生成できないという問題がある。図7に特定テスターで生成できる信号の限界を示す。図7(A)と(B)は特定テスターで生成できる信号のHighレベル幅とLowレベル幅の限界を示したものである。このテスターの最大パルス幅は800μsであり、最大パルス幅を出力した後は、初期値にリセットされることになる。
図7(A)はテスターピンの初期値をHighレベルとした時のものであり、この場合にはLowレベル幅に制限が発生する。初期値がHighレベルで、Lowレベル幅800μsを出力した後は、自動的にHighレベルにリセットされる。同様に、図7(B)はテスターピンの初期値をLow レベルとした時のものであり、この場合にはHighレベル幅は最大800μsまでしか生成することが出来ない。例えばサイクルを110msとした場合には、図7(A)の最大Lowレベル幅、図7(B)の最大highレベル幅は、ともに800μsとなる。このようにロングサイクルにおいては、パルス幅800μs以上のロングパルス幅のパルスは発生できないというテスター制約がある。最大パルス幅が制限され、サイクルに対し短いパルス幅の信号をショートパルス信号と称する。Highレベル幅50ms、Lowレベル 幅60msのようなロングパルスを備えた信号をロングサイクル信号、又はロングパルス信号と称する。
このようにロングサイクル信号が制限されているテスターでは、Highレベル幅50ms、Lowレベル 幅60msのロングパルス幅のロングサイクル信号を発生し、供給することができない。そのためロングパルス幅のロングサイクル信号が必要なアンチヒューズの切断には、これらのテスターは使用できないことになる。組立後の選別工程でこれらのテスターを使用している場合には、半導体集積回路にアンチヒューズの冗長回路を搭載していても、搭載された冗長回路が使用できないことになる。また、ロングサイクル信号の制限がないテスターだけを使用して、アンチヒューズの切断や、組立後の選別を実施しようとすると、選別基地のテスター資産を充分に活用できない。そのため更に新規にテスターを購入する必要があり、膨大なテスター購入資金が必要になるという問題が発生する。
半導体集積回路に使用される冗長回路や、信号発生回路に関する特許文献として下記特許文献がある。特許文献1(特開2003−257194)には、ウェハー状態で使用する冗長回路とは別に、電気的にプログラム可能な組立後にも使用できる冗長回路を備えた半導体集積回路が開示されている。特許文献2(特開平7−135449)には、トランジスタ数を減らしたフリップフロップ回路が開示されている。特許文献3(特開平10−13194)には、パルスのデューティを変えられる発振回路が開示されている。しかしいずれの先行文献も、本発明の課題や、その課題を解決する技術的思想を示唆するものではない。
特開2003−257194号公報 特開平7−135449号公報 特開平10−13194号公報
半導体集積回路においては、組立後にもプログラム可能な冗長回路にはアンチヒューズが使用されている。このアンチヒューズのプログラムにはロングサイクルのヒューズ書き込み信号が必要であり、使用するテスターが制限されるという問題がある。本発明の目的は、これらの課題に鑑み、使用するテスターが制限されることなく、アンチヒューズのプログラム用のロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成する内部信号発生回路を備えた半導体集積回路を提供することにある。
本願は上記した課題を解決するため、基本的には下記に記載される技術を採用するものである。またその技術趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できる応用技術も、本願に含まれることは言うまでもない。
本発明の半導体集積回路は、テスターから供給されるショートパルス信号を使って、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成する内部信号発生回路を備えたことを特徴とする。
本発明の前記内部信号発生回路は、テスターから供給されるトリガー信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに初期化し、テスターから供給される第1のショートパルス信号によりその出力を第2の論理レベルに設定し、テスターから供給される第2のショートパルス信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定することを特徴とする。
本発明の前記第1及び第2のショートパルス信号は、テスターから供給される同一信号の連続した2つのショートパルス信号であり、前記第1及び第2のショートパルス信号を含む奇数番目及び偶数番目のショートパルス信号によりヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベル及び第1の論理レベルに設定することを特徴とする。
本発明の前記内部信号発生回路は、トリガー信号によりその出力を第1の論理レベルに初期化するトリガートランジスタと、奇数段のインバータ回路と、そのインバータ回路を奇数段構成として縦続接続する第1のトランスファーゲートと、一部のインバータ回路をバイパスさせ、そのインバータ回路を偶数段構成として縦続接続する第2のトランスファーゲートとから構成され、前記第1のトランスファーゲートが導通されたときにヒューズ書き込み制御信号レベルを変更し、前記第2のトランスファーゲートが導通されたときにヒューズ書き込み制御信号レベルを維持することを特徴とする。
本発明における前記奇数番目及び偶数番目のショートパルス信号の活性レベル期間は、前記第2のトランスファーゲートにより縦続接続される偶数段のインバータ回路の遅延時間より長く、前記第1のトランスファーゲートにより縦続接続される奇数段のインバータ回路の遅延時間より短いことを特徴とする。
本発明においては、前記奇数番目のショートパルス信号の活性レベルにより第1のトランスファーゲートは導通、第2のトランスファーゲートは非導通となり、前記ヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベルに設定し、前記奇数番目のショートパルス信号の非活性レベルにより第1のトランスファーゲートは非導通、第2のトランスファーゲートは導通となることで前記第2の論理レベルを維持し、前記偶数番目のショートパルス信号の活性レベルにより第1のトランスファーゲートは導通、第2のトランスファーゲートは非導通となり、前記ヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定し、前記偶数番目のショートパルス信号の非活性レベルにより第1のトランスファーゲートは非導通、第2のトランスファーゲートは導通となることで前記第1の論理レベルを維持することでロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成することを特徴とする。
本発明における前記第1及び第2のショートパルス信号は、テスターから供給される別々のショートパルス信号であることを特徴とする。
本発明の前記内部信号発生回路は、トリガー信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに初期化するトリガートランジスタと、テスターからのクロック信号、セット信号及びリセット信号を入力とするJ−Kフリップフロップとから構成され、前記セット信号の立ち上がりエッジによりヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベルに設定し、前記リセット信号の立ち上がりエッジによりヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定することでロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成することを特徴とする。
本発明の半導体集積回路は、最適なアンチヒューズ書き込み用のロングサイクルのヒューズ書き込み信号をチップ内部で生成する内部信号発生回路を搭載する。内部信号発生回路を搭載することで、使用するテスターによらず最適なロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号をチップ内部で生成することが可能である。そのために使用するテスターによらず組立後の工程において、アンチヒューズを使用した冗長回路により不良ビットを救済できる効果が得られる。またテスター制限が回避できることから、非常に高価であるテスターを買い換える必要がなく、設備投資額が低減できる効果が得られる。
本発明の半導体集積回路について、以下図を参照して詳細に説明する。本発明は、ロングパルス幅の信号を供給できないテスターを使用した場合にも、ロングパルスのヒューズ書き込み制御信号を生成し、アンチヒューズへの書き込みを可能にするものである。
本発明の半導体集積回路に搭載される内部信号発生回路の第1実施例について図1、2を参照して詳細に説明する。図1には本発明における内部信号発生回路の回路図を示す。図2には図1の内部信号発生回路のタイムチャートを示す。本実施例は、テスターから供給されるショートパルス信号を使って、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成させる内部信号発生回路の第1の例である。
実施例1の内部信号発生回路は、アンド回路1、インバータ回路2、3、4、5、トランスファーゲート6、7、及びトリガートランジスタ8から構成される。インバータ回路3、4、5は縦続接続され、リングオシレータ回路を構成する。インバータ回路3の入力は、トランスファーゲート6、又は7から入力される。入力信号がトランスファーゲート6から入力される場合にはインバータ回路が奇数段構成であり発振回路となる。トランスファーゲート7から入力される場合にはインバータ回路が偶数段構成であり、その状態を維持する回路となる。
アンド回路1には、テスターからのショートパルス信号S1と、内部生成されたテストモード信号S2とを入力する。その出力として内部制御信号S3をインバータ回路2と、トランスファーゲート6のNch−Trのゲート電極及びトランスファーゲート7のPch−Trのゲート電極に出力する。テスターからのショートパルス信号S1は、初期値をLow レベルに設定したものであり、テスター制限でHighレベル幅の限界は最大800μsのショートパルス信号である。テストモード信号S2は、テスターからのワンショット信号によりMRS(Mode Register Set)として内部生成されたテストモード信号である。テストモード信号S2は、テストモード時には常にHighレベルとなる。本実施例でのヒューズ書き込みは、テストモード状態で実施する。
インバータ回路2は内部制御信号S3を入力され、トランスファーゲート6のPch−Trのゲート電極及びトランスファーゲート7のNch−Trのゲート電極に出力する。インバータ回路3はトランスファーゲート6からの出力又はトランスファーゲート7からの出力のいずれかが入力され、その出力をインバータ回路4に出力する。インバータ回路4はインバータ回路3からの出力を入力され、その出力をヒューズ書き込み制御信号S4として、トランスファーゲート7、インバータ回路5に出力する。インバータ回路5はヒューズ書き込み制御信号S4を入力され、トランスファーゲート6に出力する。
トランスファーゲート6はインバータ回路5からの出力を入力され、内部制御信号S3が正電圧のときに導通状態となり、インバータ回路3に出力する。トランスファーゲート7はヒューズ書き込み制御信号S4を入力され、内部制御信号S3が負電圧のときに導通状態となり、インバータ回路3に出力する。トリガートランジスタ8は、ドレイン、ソース、ゲートは、それぞれヒューズ書き込み制御信号S4、接地電位GND、トリガー信号DLLRESETに接続される。
図2のタイムチャートを参照してその動作を説明する。ヒューズ書き込み制御信号S4は、トリガー信号DLLRESETが入力されるまでは不定状態である。時刻T0において、MRSからのトリガー信号DLLRESETが入力されると、トリガートランジスタ8がオンし、ヒューズ書き込み制御信号S4はLow レベルに初期化される。トリガー信号DLLRESETにより本テストモードを含めた他のテストモードもリセットする。ショートパルス信号S1と、テストモード信号S2がLowレベルの場合は内部制御信号S3がLow レベルである。トランスファーゲート6が非導通状態、トランスファーゲート7が導通状態、リングオシレータのインバータ回路5はバイパスされる。インバータ回路は偶数段(図1においては、2段)構成となり、ヒューズ書き込み制御信号S4は初期状態のLow レベルを保持する。
時刻T1において、テストモード信号S2はHighレベルに切り替わるが、ショートパルス信号S1はLowレベルであり、内部制御信号S3はLow レベルのままである。従ってヒューズ書き込み制御信号S4は初期状態のLow レベルがそのまま保持される。本内部信号発生回路はテストモード信号S2がHighレベルの時にイネーブル状態となり、テスターからのショートパルス信号S1によって、ヒューズ書き込み制御信号S4を制御可能になる。
時刻T2において、テストモード信号S2がHighレベル状態で、テスターからのショートパルス信号S1をLow レベルからHighレベルに切り替える。トランスファーゲート6が導通状態になり、トランスファーゲート7が非導通状態となる。リングオシレータはインバータ回路3,4,5の奇数段構成となり、ヒューズ書き込み制御信号S4はHighレベルにセットされる。ショートパルス信号S1とテストモード信号S2のアンド論理を取っているのは、従来のヒューズ書き込み方法であるテスターからのロングサイクル信号をそのまま使用する場合のデバイス誤動作を防ぐためである。テスターからのショートパルス信号S1は半導体集積回路の任意のピンにアサインすることができる。仮に従来と同じくODTピンにアサインする場合には、このように2入力としてデバイス誤動作を防止する必要がある。
ヒューズ書き込み制御信号S4がHighレベル状態である時刻T3において、テスターからのショートパルス信号S1をLowレベルに切り替える。内部制御信号S3はLowレベルに切り替わる。そのためトランスファーゲート6が非導通状態、トランスファーゲート7が導通状態となる。インバータ回路5はバイパスされ、リングオシレータの縦続接続されたインバータ回路は偶数段となり、ヒューズ書き込み制御信号S4はそのまま保持される。このようにヒューズ書き込み制御信号S4は、再びテスターからのショートパルス信号S1がHighレベルに切り替わるまで、Highレベルを保持し続ける。
このテスターからのショートパルス信号S1のHighレベル期間Tw(時刻T2と時刻T3の間)には、インバータ回路3、4、5はリングオシレータとなり、発振する。そのためHighレベル期間Twは、インバータ回路3、4には信号が伝達され、インバータ回路5には信号が伝達されない期間とする必要がある。つまりショートパルス信号S1のHighレベル期間Twは、第2のトランスファーゲートにより縦続接続される偶数段のインバータ回路3、4の遅延時間より長く、第1のトランスファーゲートにより縦続接続される奇数段のインバータ回路3、4、5の遅延時間より短い期間とする。
時刻T4において、再びテスターからのショートパルス信号S1がHighレベルに切り替わると、内部制御信号S3もhighレベルに切り替わる。トランスファーゲート6が導通状態、トランスファーゲート7が非導通状態となる。インバータ回路3、4、5からなるリングオシレータは発振し、ヒューズ書き込み制御信号S4はLowレベルにリセットされる。ショートパルス信号S1がHighレベルの期間Tw後の時刻T5において、テスター からのショートパルス信号S1がLowレベルに切り替わったとしても、ヒューズ書き込み制御信号S4はLowレベルに保持されたままとなる。
以下時刻T6〜T9においては、時刻T2〜T5と同様な動作を繰り返す。時刻T6において、ショートパルス信号S1がHighレベルに切り替わると、ヒューズ書き込み制御信号S4はhighレベルにセットされる。時刻T7において、ショートパルス信号S1がLowレベルに切り替わっても、ヒューズ書き込み制御信号S4はHighレベルを維持する。時刻T8において、ショートパルス信号S1がHighレベルに切り替わると、ヒューズ書き込み制御信号S4はlowレベルにセットされる。
時刻T9において、ショートパルス信号S1がLowレベルに切り替わっても、ヒューズ書き込み制御信号S4はLowレベルを維持する。このように本内部信号発生回路は、奇数番目のテスターからのショートパルス信号S1のRISEエッジでヒューズ書き込み制御信号S4をHighレベルにセットする。偶数番目のテスターからのショートパルス信号S1のRISE エッジでヒューズ書き込み制御信号S4をLowレベルにリセットするように構成する。
本実施例の内部信号発生回路は、トリガー信号によりその出力を第1の論理レベルに初期化するトリガートランジスタと、奇数段のインバータ回路と、そのインバータ回路を奇数段構成として縦続接続する第1のトランスファーゲートと、一部のインバータ回路をバイパスし、インバータ回路を偶数段構成として縦続接続する第2のトランスファーゲートとから構成する。テスターからのショートパルス信号S1の奇数番目のRISEエッジでヒューズ書き込み制御信号S4をHighレベルにセットする。偶数番目のRISE エッジでヒューズ書き込み制御信号S4をLowレベルにリセットする。
このようにしてテスターからのショートパルス信号により、ロングサイクルで、ロングパルス幅の、且つ任意のDutyのヒューズ書き込み制御信号を生成できる。上記の内部信号発生回路をデバイス内部に搭載することにより、テスターの性能に制限されることなくデバイス内部で、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成できる。このためテスターの性能に制限されることなく、アンチヒューズへの書き込みが可能となる。
本発明の半導体集積回路に搭載される内部信号発生回路の第2実施例について図3、4を参照して詳細に説明する。図3には実施例2の内部信号発生回路の回路図を示す。図4には図3の内部信号発生回路のタイムチャートを示す。本実施例は、テスターからの複数のショートパルス信号を使って、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成させる内部信号発生回路の実施例である。
第2の内部信号発生回路は、J−Kフリップフロップ回路9とトリガートランジスタ8から構成される。J−Kフリップフロップ回路9の出力がヒューズ書き込み制御信号S4となる。トリガートランジスタ8のドレイン、ソース、ゲートは、それぞれヒューズ書き込み制御信号S4、接地電位GND、トリガー信号DLLRESETに接続される。J−Kフリップフロップ回路9のセット入力としてテスターからのショートパルス信号S1、リセット入力としてテスターからのショートパルス信号S5、クロックパルスとしてテスターからのショートパルス信号S0が入力される。ショートパルス信号S1、S5の立ち上がり(RISE)エッジに同期して動作する。
これらのテスターからのショートパルス信号S1、S5が入力されるピンは特に限定されるものではなく、適当なピンを選択できる。例えばショートパルス信号S1はODTピンに、ショートパルス信号S1はライトイネーブルピンに入力することができる。ショートパルス信号S0は基準クロックパルスであり、本来のクロックピンに入力することが好ましいが、他のピンを利用することもできる。
図4のタイムチャートを参照してその動作を説明する。テスターからのショートパルス信号S0、S1、S5は、初期値をLowレベルに設定したものであり、テスター制限でHighレベル幅の限界は最大800μsのショートパルス信号である。最初はJ―Kフリップフロップのセット入力(S1)、リセット入力(S5)がLowレベルの状態である。トリガー信号DLLRESETをHighレベルに切り替え、ヒューズ書き込み制御信号S4はLowレベルに初期化される。
その後、J−Kフリップフロップのセット入力であるショートパルス信号S1をHighレベルに切り替え、ヒューズ書き込み制御信号S4をHighレベルにセットする。ショートパルス信号S1はテスターの制限を受けH幅を800μs以上にすることは出来ない。そのためショートパルス信号S1はLow レベルに切り替わるが、J―Kフリップフロップのリセット入力であるショートパルスS5がLowレベルのままであることから、ヒューズ書き込み制御信号S4はHighレベルを保持する。
その後、仮にヒューズ書き込み制御信号S4のHighレベル幅を50msとする場合は、50ms後にショートパルス信号S2をHighレベルに切り替える。ショートパルス信号S2がHighレベルに切り替わるとヒューズ書き込み制御信号S4はLow レベルにリセットされる。ショートパルス信号S2もテスター制限でHighレベル幅を800μs以上にすることは出来ない。そのためショートパルス信号S2はLow レベルに切り替わるが、セット入力であるショートパルス信号S1がLowレベルのままであることから、ヒューズ書き込み制御信号S4はLowレベルに保持されたままである。再び、ショートパルス信号S1をHighレベルに切り替え、ヒューズ書き込み制御信号S4をHighレベルにセットする。このように順次ショートパルス信号S1及びS5をHighレベルに切り替えることでロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号S4を生成する。
従って、本実施例のJ−Kフリップフロップを使用した場合には、必要なヒューズ書き込み制御信号S4の信号を生成するためには下記のように設定すればよい。ヒューズ書き込み制御信号S4のHighレベル幅は、テスターからのショートパルス信号S1の RISEエッジから、ショートパルス信号S2のRISEエッジまでとする。ヒューズ書き込み制御信号S4のLowレベル幅は、テスターからのショートパルス信号S2のRISE エッジから、ショートパルス信号S1のRISEエッジまでとする。このように設定することで、例えば、Highレベル幅50ms、Lowレベル 幅60msのロングパルス幅のヒューズ書き込み制御信号S4を生成できる。ロングパルス、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号S4を内部生成することで、テスター制限を回避でき、テスターの有効活用が可能になる。
以上、実施形態に基づき本発明を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に制限されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができ、これらの変更例も本願に含まれることはいうまでもない。
実施例1における内部信号発生回路の回路図である。 図1における内部信号発生回路のタイムチャートである。 実施例2における内部信号発生回路の回路図である。 図3における内部信号発生回路のタイムチャートである。 MOSトランジスタにより構成したアンチヒューズの模式図である。 アンチヒューズの書き込み電圧波形図である。 ロングパルス幅が制限されたテスターの信号波形図である。
符号の説明
1 アンド回路
2、3、4、5 インバータ回路
6、7 トランスファーゲート
8 トリガートランジスタ
9 J−Kフリップフロップ
S0、S1、S2、S5 ショートパルス信号
S3 内部制御信号
S4 ヒューズ書き込み制御信号
DLLRESET トリガー信号
VPPSVT 書き込み正電圧
VBBSVT 書き込み負電圧
ODT ヒューズ書き込み信号

Claims (8)

  1. テスターから供給されるショートパルス信号を使って、ロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成する内部信号発生回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記内部信号発生回路は、テスターから供給されるトリガー信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに初期化し、テスターから供給される第1のショートパルス信号によりその出力を第2の論理レベルに設定し、テスターから供給される第2のショートパルス信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1及び第2のショートパルス信号は、テスターから供給される同一信号の連続した2つのショートパルス信号であり、前記第1及び第2のショートパルス信号を含む奇数番目及び偶数番目のショートパルス信号によりヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベル及び第1の論理レベルに設定することを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記内部信号発生回路は、トリガー信号によりその出力を第1の論理レベルに初期化するトリガートランジスタと、奇数段のインバータ回路と、そのインバータ回路を奇数段構成として縦続接続する第1のトランスファーゲートと、一部のインバータ回路をバイパスさせ、そのインバータ回路を偶数段構成として縦続接続する第2のトランスファーゲートとから構成され、前記第1のトランスファーゲートが導通されたときにヒューズ書き込み制御信号レベルを変更し、前記第2のトランスファーゲートが導通されたときにヒューズ書き込み制御信号レベルを維持することを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記奇数番目及び偶数番目のショートパルス信号の活性レベル期間は、前記第2のトランスファーゲートにより縦続接続される偶数段のインバータ回路の遅延時間より長く、前記第1のトランスファーゲートにより縦続接続される奇数段のインバータ回路の遅延時間より短いことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記奇数番目のショートパルス信号の活性レベルにより第1のトランスファーゲートは導通、第2のトランスファーゲートは非導通となり、前記ヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベルに設定し、前記奇数番目のショートパルス信号の非活性レベルにより第1のトランスファーゲートは非導通、第2のトランスファーゲートは導通となることで前記第2の論理レベルを維持し、
    前記偶数番目のショートパルス信号の活性レベルにより第1のトランスファーゲートは導通、第2のトランスファーゲートは非導通となり、前記ヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定し、前記偶数番目のショートパルス信号の非活性レベルにより第1のトランスファーゲートは非導通、第2のトランスファーゲートは導通となることで前記第1の論理レベルを維持することでロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成することを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1及び第2のショートパルス信号は、テスターから供給される別々のショートパルス信号であることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  8. 前記内部信号発生回路は、トリガー信号によりそのヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに初期化するトリガートランジスタと、テスターからのクロック信号、セット信号及びリセット信号を入力とするJ−Kフリップフロップとから構成され、前記セット信号の立ち上がりエッジによりヒューズ書き込み制御信号を第2の論理レベルに設定し、前記リセット信号の立ち上がりエッジによりヒューズ書き込み制御信号を第1の論理レベルに設定することでロングサイクルのヒューズ書き込み制御信号を生成することを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路。
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