JP2008197688A - 静電荷像現像用トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂成分、ワックス成分、着色剤を必須成分として含有する静電荷現像用トナーにおいて、前記樹脂成分が非線状ポリマー樹脂(A)、線状ポリマー樹脂(B)及び縮重合系樹脂の原料モノマーと付加重合系樹脂の原料モノマーを含む混合物を用いて同一反応容器中で縮重合反応と付加重合反応を並行反応して行うことにより得られる樹脂(C)であって、(A)、(B)、(C)が少なくとも同種のポリマーユニットを含有する樹脂であり、さらに前記着色剤として、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45重量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いる。
【選択図】なし
Description
さらに、このようにトナーの低温定着化を図ると、それに起因して定着温度範囲の確保(耐ホットオフセット性)と熱保存性の維持が難しくなってくるという問題が想定される。
すなわち、本発明によれば、第一に、請求項1では、樹脂成分、ワックス成分、着色剤を必須成分として含有する静電荷現像用トナーにおいて、前記樹脂成分が非線状ポリマー樹脂(A)、線状ポリマー樹脂(B)及び縮重合系樹脂の原料モノマーと付加重合系樹脂の原料モノマーを含む混合物を用いて同一反応容器中で縮重合反応と付加重合反応を並行反応して行うことにより得られる樹脂(C)であって、(A)、(B)、(C)が少なくとも同種のポリマーユニットを含有する樹脂であり、上記着色剤として、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45重量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いることを特徴とする静電荷像現像用トナーが提供される。
本発明のトナーは、樹脂成分、ワックス成分、着色剤を必須成分として含有する静電荷現像用トナーであって、該樹脂成分が非線状ポリマー樹脂(A)と線状ポリマー樹脂(B)と、縮重合系樹脂の原料モノマーと付加重合系樹脂の原料モノマーを含む混合物を用い、同一反応容器中で縮重合反応と付加重合反応を並行反応して行うことにより得られる樹脂(C)で、(A)、(B)、(C)が全て少なくとも同種のポリマーユニットを含有する結着樹脂であり、該着色剤としてチタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45重量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いるものである。
トナーの飽和磁化の測定は、理研電子(株)製の磁化測定装置BHU−60を用い、内径7mmφ、高さ10mmのセルに充填したトナーに、磁界を10kOeまで掃引した際の履歴曲線から飽和磁化を求めた。
黒色酸化鉄化合物の平均1次粒子径は、日立透過型電子顕微鏡H−9000による電子顕微鏡写真から測定した数値の平均値で示した。
体積平均粒径が4μm未満では、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。体積平均粒径が7.5μmを超えると、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。
5μm以下の粒子が60%未満だと、細線の再現性が悪化する。5μm以下の粒子が80%を超えると、微粉が多すぎて、現像スリーブ固着が悪化する。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)が挙げられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径(D1)を求めることができる。
カルナウバワックスはカルナウバヤシの葉から得られる天然のワックスであるが、特に遊離脂肪酸脱離した低酸価タイプのものが結着樹脂中に均一分散が可能であるので好ましい。
ライスワックスは米糠から抽出される米糠油を精製する際に、脱ろうまたはウィンタリング工程で製出される粗ろうを精製して得られる天然ワックスである。エステルワックスは単官能直鎖脂肪酸と単官能直鎖アルコールからエステル反応で合成される。
これらのワックス成分は単独または併用して使用される。ワックス成分の添加量は0.5〜20重量部、さらに好ましくは2〜10重量部である。
本発明では、カルナウバワックス、ライスワックス、合成エステルワックスの他のワックス成分も使用可能である。例えば、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス等のようなポリオレフィンワックスなどである。
本発明で用いるポリマー樹脂としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステル・ポリアミド樹脂等の縮重合反応により得られるポリマー樹脂、もしくはスチレンアクリル、スチレンブタジエン等の付加重合反応により得られるポリマー樹脂すべてが使用可能である。また、縮重合反応もしくは付加重合反応によって得られるポリマーであれば何等限定されない。
本発明で言う非線状ポリマー樹脂とは実質的な架橋構造を有するポリマー樹脂を意味し、線状ポリマー樹脂とは架橋構造を実質的に有しないポリマー樹脂を意味する。
両反応性モノマーの使用量は、付加重合系樹脂の原料モノマー100部を基準として、1〜25重量部、好ましくは2〜10重量部である。1重量部より少ないと着色剤や帯電制御剤の分散が悪くかぶりなどの画像品質が悪化した。25重量部より多いと樹脂がゲル化してしまう不具合があった。
帯電ローラ11の芯金12と図示の電源14とは電気的に接続されており、電源14により帯電ローラ11に対して所定のバイアスが印加される。これにより感光体10の周面が所定の極性、電位に一様に帯電処理される。
ファーブラシローラ21の抵抗値は印加電圧100Vにおいて1×105Ωである。この抵抗値は、金属製の直径φ30mmのドラムにファーブラシローラ21をニップ幅3mmで当接させ、100Vの電圧を印加したときに流れる電流から換算した。
また、ブラシの材質としては、ユニチカ(株)製のREC−B以外にも、REC−C、REC−M1、REC−M10、さらに東レ(株)製のSA−7、日本蚕毛(株)製のサンダーロン、カネボウ製のベルトロン、クラレ(株)のクラカーボ、レーヨンにカーボンを分散したもの、三菱レーヨン(株)製のローバル等が考えられる。ブラシは一本が3〜10デニールで、10〜100フィラメント/束、80〜600本/mmの密度が好ましい。毛足は1〜10mmが好ましい。
本例では該ファーブラシローラ21による感光体20の接触帯電は直接注入帯電が支配的となって行なわれ、回転感光体表面はファーブラシローラ21に対する印加帯電電圧とほぼ等しい電位に帯電される。
接触帯電部材としての磁気ブラシとしては、平均粒径:25μmのZn−Cuフェライト粒子と、平均粒径10μmのZn−Cuフェライト粒子を、重量比1:0.05で混合して、それぞれの平均粒径の位置にピークを有する平均粒径25μmのフェライト粒子を、中抵抗樹脂層でコートした磁性粒子を用いた。接触帯電部材は、上述で作製された被覆磁性粒子、及び、これを支持させるための非磁性の導電スリーブ、これに内包されるマグネットロールによって構成され、上記被覆磁性粒子をスリーブ上に、厚さ1mmでコートして、感光体との間に幅約5mmの帯電ニップを形成した。また、該磁性粒子保持スリーブと感光体との間隙は、約500μmとした。さらに、マグネットロールは、スリーブ表面が、感光体表面の周速に対して、その2倍の早さで逆方向に摺擦するように、回転され、感光体と磁気ブラシとが均一に接触するようにした。
非線状ポリエステル樹脂の製造
フマル酸:10mol、無水トリメリット酸:4mol、ビスフェノールA(2,2)プロピレンオキサイド:6mol、ビスフェノールA(2,2)エチレンオキサイド:4molをステンレス攪拌棒、流下式コンデンサー、窒素ガス導入管及び温度計を装備したフラスコに入れ、窒素雰囲気下で220℃の温度で攪拌しつつ縮重合反応を行い非線状ポリエステル樹脂を得た。
テレフタル酸:8mol、無水トリメリット酸:3mol、ビスフェノールA(2,2)プロピレンオキサイド:6mol、ビスフェノールA(2,2)エチレンオキサイド:4molをステンレス攪拌棒、流下式コンデンサー、窒素ガス導入管及び温度計を装備したフラスコに入れ、窒素雰囲気下で220℃の温度で攪拌しつつ縮重合反応を行い線状ポリエステル樹脂を得た。
付加重合反応モノマーとしてスチレン20mol、ブチルメタクリレート5mol、重合開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド0.4molを滴下ロートに入れ、付加重合、縮重合両反応性モノマーとしてフマル酸:10mol、縮重合反応モノマーとして無水トリメリット酸:4mol、ビスフェノールA(2,2)プロピレンオキサイド:6mol、ビスフェノールA(2,2)エチレンオキサイド:4mol、エステル化触媒としてジブチルスズオキシド60molをステンレス攪拌棒、流下式コンデンサー、窒素ガス導入管及び温度計を装備したフラスコに入れ、窒素雰囲気下にて135℃で攪拌しつつ、滴下ロートより付加重合系原料をあらかじめ混合したものを5時間かけて滴下した。終了後135℃に保ったまま6時間熟成した後、220℃に昇温して反応して、ハイブリッド樹脂を得た。
表1に実施例1〜9及び比較例1〜4で使用したポリエステル樹脂の物性値を示す。
ガラス転移点は島津製作所製示差走査熱量計DSC−60を用いて、10℃/分で室温から200℃まで昇温した後、降温速度10℃/分で室温まで冷却した後、昇温速度10℃/分で測定した際に、ガラス転移点以下のベースラインとガラス転移点以上のベースラインの高さhが1/2に相当する曲線をガラス転移点(Tg)とする。
非線状ポリエステル樹脂(A) Mw:8万 40部
線状ポリエステル樹脂(B) Mw:1万 45部
ハイブリッド樹脂(C) 15部
ポリエステル(Mw5万)/スチレン−アクリル(Mw20万)=80/20
Ti−Fe着色剤 25部
(Ti含有量:30重量%、平均一次粒径0.33μm)
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学) 2部
低分子ポリプロピレン 3部
(重量平均分子量:6000)
上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分攪拌混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物をジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μmで、かつ5μm以下粒子が35個数%の粒径分布を持ったトナーを得た。
添加剤(R−972:クラリアントジャパン製)をトナー100部に対して0.8部添加し、ヘンシェルミキサーで攪拌混合後メッシュを通して大粒径の粒子を削除し最終トナーを得た。
トナーの飽和磁化σsは35emu/gであった。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度2.5重量部の現像剤を調製した。
非線状ポリエステル樹脂(A) Mw:8万 40部
線状ポリエステル樹脂(B) Mw:1万 45部
ハイブリッド樹脂(C) 15部
ポリエステル(Mw5万)/スチレン−アクリル(Mw20万)=80/20
Ti−Fe着色剤 25部
(Ti含有量:8.0重量%、平均一次粒径0.03μm)
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学) 2部
低分子ポリプロピレン 3部
上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分攪拌混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物をジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μmでかつ5μm以下粒子が35個数%の粒径分布を持ったトナーを得た。添加剤(R−972:クラリアントジャパン製)をトナー100部に対して0.8部添加し、ヘンシェルミキサーで攪拌混合後メッシュを通して大粒径の粒子を削除し最終トナーを得た。
トナーの飽和磁化σsは35emu/gであった。本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度2.5重量部の現像剤を調製した。
(トナー処方)
非線状ポリエステル樹脂(A) Mw:8万 40部
線状ポリエステル樹脂(B) Mw:1万 45部
ハイブリッド樹脂(C) 15部
ポリエステル(Mw5万)/スチレン−アクリル(Mw20万)=80/20
Ti−Fe着色剤 25部
(Ti含有量:50重量%、平均一次粒径0.45μm)
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学) 2部
低分子ポリプロピレン 3部
(重量平均分子量:6000)
上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分攪拌混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物をジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μmでかつ5μm以下粒子が35個数%の粒径分布を持ったトナーを得た。添加剤(R−972:クラリアントジャパン製)をトナー100部に対して0.8部添加し、ヘンシェルミキサーで攪拌混合後メッシュを通して大粒径の粒子を削除し最終トナーを得た。
トナーの飽和磁化σsは0.4emu/gであった。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度2.5重量部の現像剤を調製した。
実施例1のハイブリッド樹脂(C)を除いた以外は、実施例1と同様な現像剤を得た。
実施例1のハイブリッド樹脂(C)を、スチレン−メチルメタアリレート共重合体(Mw:5万、酸価:23.3mgKOH/g Tm:109.7℃ Tg:62.5℃)に変更した以外は、実施例1と同様な現像剤を得た。
(トナー処方)
非線状ポリエステル樹脂(A) Mw:8万 40部
線状ポリエステル樹脂(B) Mw:1万 45部
ハイブリッド樹脂(C) 15部
ポリエステル(Mw5万)/スチレン−アクリル(Mw20万)=80/20
Ti−Fe着色剤 20部
(Ti含有量:25重量%、平均一次粒径0.03μm)
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学) 2部
低分子ポリプロピレン 3部
(重量平均分子量:6000)
上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分攪拌混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物をジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μmでかつ5μm以下粒子が35個数%の粒径分布を持ったトナーを得た。添加剤(R−972:クラリアントジャパン製)をトナー100部に対して0.8部添加し、ヘンシェルミキサーで攪拌混合後メッシュを通して大粒径の粒子を削除し最終トナーを得た。
トナーの飽和磁化σsは3.5emu/gであった。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度2.5重量部の現像剤を調製した。
非線状ポリエステル樹脂(A) Mw:8万 40部
線状ポリエステル樹脂(B) Mw:1万 45部
ハイブリッド樹脂(C) 15部
ポリエステル(Mw5万)/スチレン−アクリル(Mw20万)=80/20
Ti−Fe着色剤 25部
(Ti含有量:15重量%、平均一次粒径0.25μm)
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土谷化学) 2部
低分子ポリプロピレン 3部
(重量平均分子量:6000)
上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分攪拌混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物をジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μmでかつ5μm以下粒子が35個数%の粒径分布を持ったトナーを得た。添加剤(R−972:クラリアントジャパン製)をトナー100部に対して0.8部添加し、ヘンシェルミキサーで攪拌混合後メッシュを通して大粒径の粒子を削除し最終トナーを得た。
トナーの飽和磁化σsは17.5emu/gであった。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度2.5重量部の現像剤を調製した。
実施例3のハイブリッド樹脂を表1の実施例4で示すような特性を持った樹脂に変更した以外は、実施例3と同様にして現像剤を得た。
実施例4の非線状樹脂及び線状樹脂を表1の実施例5で示すような特性を持った樹脂に変更した以外は、実施例4と同様にして現像剤を得た。
実施例5の非線状樹脂及び線状樹脂を表1の実施例6で示すような特性を持った樹脂に変更した以外は、実施例5と同様にして現像剤を得た。
実施例6の非線状樹脂及び線状樹脂を表1の実施例7で示すような特性を持った樹脂に変更した以外は、実施例6と同様にして現像剤を得た。
実施例7のトナーの粒径分布を体積平均粒径6.5μmであり5μm以下が65個数%である粒度分布を持ったトナーに変更した以外は、実施例7と同様にして現像剤を得た。
実施例8の低分子ポリプロピレンをカルナウバワックスに変更した以外は、実施例8と同様にして現像剤を得た。
(定着性)
定着ローラーとしてテフロン(R)ローラーを使用した(株)リコー製複写機 MF−200の定着部を改造した装置を用いて、これにリコー製のタイプ6200紙をセットし複写テストを行った。定着温度を変えてホットオフセット発生温度を求めた。尚コールドオフセットの評価条件は、紙送りの線速度を140mm/sec、面圧1.2Kgf/cm2、ニップ幅3mm、高温オフセットの評価条件は紙送りの線速度を50mm/sec、面圧2.0Kgf/cm2、ニップ幅4.5mmと設定した。
コールドオフセット発生温度及び高温オフセット発生温度を以下のように求めた。
(コールドオフセット)良 ◎:125℃未満、○:125〜135、□:135〜145、△:145〜155、×:155以上 悪
(ホットオフセット) 良 ◎:201℃以上、○:200〜191℃、□:190〜181℃、△:180〜171、×:170以下 悪
の5段階で行った。
平均粒径1mm以下に破砕されているトナーを、日本ニューマチックの社製のIDS型粉砕機で一定条件下に粉砕した時の単位時間当たりの処理量により求め、次の判定基準により評価した。
良 ◎:7kg以上、○:7〜5kg,□:5〜3kg,△:3〜2kg、×:2kg未満 悪
かぶり評価は、初期と10万枚後の非画像部の付着しているトナー濃度を、次の判断基準により5段階で評価を行った。
良 ◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、×:大変悪い 悪
環境安定性は、10℃、20%の低温低湿環境と30℃、80%の高温高湿環境での帯電量を、ブローオフ法によって求め、その時の値を下記式に代入し、環境変動率を算出後、次の判定基準により5段階に評価した。
環境変動率(%)=((低温低湿帯電量−高温高湿帯電量)/低温低湿帯電量)×100
良 ◎:50%未満、○:50〜60%、□:60〜70%、△:70〜80%、×:80%以上 悪
トナー試料20gを20mlのガラス瓶に入れ、60℃の高温槽に4時間放置し、その後針入度試験(JIS K2235−1991)にて針入度を次の基準により評価した。
良 ◎:10mm以上、○:9.9〜5mm、△:4.9〜3mm、×:2.9〜0mm 悪
(株)リコー製複写機 MF−200を用いて、画像評価テストを行い、細線再現性の評価を行った。評価は、次の判断基準により5段階で行った。
◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、×:大変悪い
(株)リコー製複写機 MF−200にてトナー付着量0.5mg/cm2、1.0mg/cm2の画像を作製し画像濃度をマクベス濃度計により測定した。画像濃度が高いほど着色力は大きい。
(株)リコー製複写機 MF−200にて100,000枚のコピーを行いマシン前扉内側に添付した白紙の汚れをマクベス濃度計にて測定した。白紙のマクベス濃度は0.07であり、この値が高いほどトナー飛散が悪い。
(株)リコー製複写機 MF−200にて100,000枚のコピーを行いスタート、50,000枚、100,000枚時の画像濃度、地汚れをマクベス濃度計にて測定した。
2 感光体
3 帯電手段
4 現像手段
5 クリーニング手段
10 感光体ドラム
11 帯電ローラ
12 芯金
13 導電ゴム層
14 電源
20 感光体
21 ファーブラシローラまたは磁気ブラシローラ
22 芯金
23 ブラシ部
24 電源
Claims (10)
- 樹脂成分、ワックス成分、着色剤を必須成分として含有する静電荷現像用トナーにおいて、前記樹脂成分が非線状ポリマー樹脂(A)、線状ポリマー樹脂(B)及び縮重合系樹脂の原料モノマーと付加重合系樹脂の原料モノマーを含む混合物を用いて同一反応容器中で縮重合反応と付加重合反応を並行反応して行うことにより得られる樹脂(C)であって、(A)、(B)、(C)が少なくとも同種のポリマーユニットを含有する樹脂であり、前記着色剤として、チタン成分をTi原子換算でFe原子に対して10〜45重量%含有する黒色酸化鉄化合物を用いることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1記載の静電荷像現像用トナーにおいて、トナーの飽和磁化σsが0.5〜30emu/gであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1または2記載の静電荷像現像用トナーにおいて、黒色酸化鉄化合物の平均一次粒径が0.05〜2.0μmであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーにおいて、前記樹脂(A)、(B)、(C)が全て少なくともポリエステルユニットを含むことを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーにおいて、前記樹脂(A)、(B)、(C)が全て少なくともポリアミドユニットを含むことを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーにおいて、前記樹脂(A)、(B)、(C)の軟化点(Tm)及びガラス転移点(Tg)が下記式(I)〜(III)を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーにおいて、トナー体積平均粒径が4〜7.5μmで、かつ、5μm以下の粒子が60〜80個数%含有していることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーにおいて、ワックス成分として0.5〜20重量%のカルナウバワックス、ライスワックス及びエステルワックスの群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に設けられたプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段がトナー(現像剤)を保持し、該トナー(現像剤)が請求項1乃至8のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 少なくとも帯電装置を有し、該帯電装置が潜像担持体に帯電部材を接触させ、該帯電部材に電圧を印加することによって帯電を行うものであって、使用するトナー(現像剤)が請求項1乃至8のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーであることを特徴とする画像形成装置。
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