JP2008197094A - 対象物上の1以上の構造位置の測定装置、測定装置における照明装置の使用方法及び測定装置における保護ガスの使用方法 - Google Patents

対象物上の1以上の構造位置の測定装置、測定装置における照明装置の使用方法及び測定装置における保護ガスの使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明装置の熱の影響を受けない、微細な構造のマスク及び基板の検査装置を提供すること。
【解決手段】対象(2)上の構造(3)の座標システムに関する位置測定装置であって、対象(2)はブロック(25)が規定する平面(25a)を移動可能な測定テーブル(20)に載置され、1以上の光学装置(40、50)が落射光照明及び/又は透過光照明のため配設されている。光学装置(40、50)は落射光照明及び/又は透過光照明のための照明装置(41、51)及び1以上の第1又は第2の光学要素(9a、9b)を含み、1以上の第1又は第2の光学要素(9a、9b)の少なくとも一部はブロック(25)と光学システムサポート(100)の間のスペースに延在している。ブロック(25)及び/又は光学システムサポート(100)は測定テーブル(20)が可動な平面から照明装置(41、51)を空間的に分離している。
【選択図】図2

Description

関連出願
本特許出願は、2007年2月13日出願のドイツ特許出願DE102007007660.8、2007年10月11日出願のドイツ特許出願DE102007049133.8及び2007年2月13日出願の米国仮出願US60/889595に基づく優先権を主張し、これらの出願の内容は全て参照により本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、(測定)対象上の構造の位置を測定する装置に関する。特に、本発明は座標システムに関して対象上の構造の位置を測定する装置に関する。対象は、1平面内を移動可能な測定テーブル上に配置され、測定テーブルが移動できる平面はブロックで規定されている。平面内での測定テーブルの位置的移動を測定する1以上のレーザ干渉計がさらに配置されている。透過光照明及び/又は落射(反射)光照明のための1以上の光学装置(光学的に配置構成された装置)が配置されている。
本発明はさらに、対象上の1以上の構造位置を測定する装置と共に用いる1以上の照明装置の使用(方法)に関する。
本発明はさらに、対象上の1以上の構造位置を測定する装置と共に用いる保護ガスの使用(方法)に関する。
半導体装置の製造に用いられるマスク又は基板上の構造を測定する測定装置は、キャローラ ブレージング(Carola Blaesing)博士の講演用原稿「マスク製造におけるパターン配置計測法」(Pattern Placement Metrology for Mask Making)により公知である。この講演は1998年3月31日にジュネーブで開催された半導体教育プログラム会議(Semicon Education Program congress)の機会に行われた。この講演用原稿には、基板上の構造の位置を測定する装置の基礎が開示されている。この種の装置の構造及び操作の詳細に関し、本出願における従来技術として図1に示す。
従来技術における測定機器及び装置では、要求される測定精度(現状では数ナノメートルの範囲)が、用いる光の波長(近紫外のスペクトル範囲)で達成できる解像度よりはるかに低いにもかかわらず、光センサ法がいまだに好まれている。光測定法を用いる装置の利点は、例えばX線又は電子ビームといった他のセンサシステムを用いるシステムに比べて、本質的に構造が複雑でなく操作が容易であるという点にある。
透明な基板の構造を測定する測定装置も、出願公開番号DE19819492により開示されている。この測定装置は、落射光照明装置と、撮像装置と、基板上の構造の画像検出装置を含む。基板は、光軸に垂直な方向に移動可能な可動測定テーブル上に配置される。測定テーブルの位置は干渉手段で測定される。検出装置は、構造により形成された端部(エッジ)の形状(ないし輪郭プロフィル)を記憶する。この形状に基づき、それぞれの構造の端部の位置が、固定された座標システムに関して測定できる。
この種の装置は、例えばDE19949005、DE19858428、DE10106699及びDE102004023739に開示されている。これらの従来技術文献全てにおいて、基板上の構造測定が可能な座標測定装置が記載されている。基板は、X座標方向及びY座標方向に移動可能な測定テーブル上に定置される。基板を照明するための適切な光源が用いられる。基板は透過光及び/又は落射光により照明されうる。照明された構造を撮像するため、落射光線路内に測定用対物レンズが配置される。対物レンズにより集められた光は検出器に集められ、コンピュータとともに受け取った信号がデジタル数値に変換される。
ウエハ又は露光に用いるマスク上の構造は、非常に高い精度が要求される。これらの構造をチェックするためには、非常に高い測定精度(現状ではナノメートル範囲)が必要である。これらの構造の位置の測定方法及び装置は、ドイツの出願公開公報DE10047211A1に開示されている。位置測定の詳細については、この文献を参照することをここに明記する。
以前は、マスク又はマスク上の構造の測定装置には、測定光学システムを照明するために水銀−キセノンランプが用いられていた。これらは波長365nmに非常に強い最大強度を持つ。この波長又はこの波長の周辺領域が測定光学システムの照明に用いられる。この線のエネルギーは、従来は測定光学システムを照明するのに十分であった。
DE19819492 DE19949005 DE19858428 DE10106699 DE102004023739 DE10047211A1
将来のシステムは、より高い解像力を求められることから、より短い波長(例えば、248nm、193nm、157nmなど)に変更する必要がある。マスク構造がより小さくなりつつあることから、このような高い解像度が顧客から要求されることになるであろう。しかしこのような波長において、典型的には顕微鏡の照明に用いられるランプは十分な強度のスペクトル線を全く生成しない。従って、基板上の構造測定装置の代替的な光源又は代替的な構成配置を利用することが必要となる。ここで必要とされる波長範囲において、必要なスペクトル線は十分な強度では存在しないのが現状である。
そこで本発明の第1の視点における課題は、より微細な構造のマスク及び基板の検査をすることができる装置を提供することである。さらに、測定すべき対象が移動される範囲は、用いられる可能性のある適切な照明装置が発生する熱の影響を受けることがあってはならない。
本発明の第2の視点における課題は、より細かい構造を分離して対象を測定するために用いられるように、対象上の1以上の構造の位置を測定する装置に用いるための照明装置を提供することである。
本発明の第3の視点における課題は、光学部材の耐用寿命がより長い対象上の構造測定装置を提供することである。
本発明の第1の視点における上記課題は、座標系に関して対象上の構造の位置及び/又は寸法を測定する本発明に係る装置により解決される。この装置は対象を載置する測定テーブルを有し、測定テーブルは平面内を移動可能である。ブロックが該平面を規定し、平面内で測定テーブルの位置的変化を測定する1以上のレーザ干渉計システムが用いられる。対象の透過光照明及び/又は落射光照明のための、それぞれが照明分岐路を規定する1以上の(光学的に配置構成した)光学装置が配設される。落射光照明及び/又は透過光照明のための照明装置及び1以上の光学要素が配設される。1以上の光学要素の少なくとも一部がブロックと光学システムサポート(支持体)との間に形成されるスペース(空間)に延在する。ブロック及び/又は光学システムサポート(支持体)は照明装置を測定テーブルが移動可能な平面から空間的に分離(隔離)している。
照明装置は、照明光源として1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含みうる。エキシマレーザは、バンド幅を制限する装置を装備できる。1以上の光学要素は、測定対象表面上の構造の画像を反射光及び/又は透過光のもとで400nm未満のスペクトル範囲で検出器上に結像する高分解能顕微鏡用レンズでありうる。照明装置は落射光配置にのみ配設され、第1の光学要素は測定対象の構造を有する表面に対向して落射光配置のもとで配置される対物レンズとして構成されうる。照明装置は透過光配置でのみ配設され、第2の光学要素は測定対象の構造を持たない表面に対向して透過光配置のもとで配置される集光装置として構成されうる。照明装置は落射光照明及び透過光照明のいずれとしても適用可能であり、第1の光学要素は落射光配置のもとで測定対象の構造を有する表面に対向して対物レンズとして配置され、第2の光学要素は透過光配置のもとで測定対象の構造を持たない表面に対向して集光装置として配置されうる。落射光照明のため及び/又は透過光照明のために単一の光源又はそれぞれ独立した複数の光源が配設され得る。落射光照明及び/又は透過光照明のための各照明分岐路内の光学装置は、スペックル減少装置及び/又は1以上のシャッター及び/又は1以上のホモジナイザ及び/又は1以上のビーム減衰器を含みうる。光学装置の第1の光学要素は落射光配置で配設され、光学要素は前記光学システムサポートの下部に配置され、照明装置は光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に入射するように光を放射することができる。第1の照明分岐路内にはビーム減衰器、シャッター、スペックル(小斑点)減少装置及びホモジナイザが配置されうる。その照明装置にビームモニタが割り当てられうる。照明装置からの光を第1の照明分岐路から第1の光学要素に向けて偏向する第1の偏向ミラーがさらに配設され得る。少なくとも照明装置が測定装置の側部に配置され、照明装置からの光は第2の偏向ミラーによって、光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に沿って走るように偏向可能である。照明装置に加え、ビーム減衰器及びビームモニタも測定装置の側部に配置されうる。少なくとも照明装置に向けて空気流を流すことができる。光学装置の第2の光学要素は落射光配置に配置され、第2の光学要素は部分的にブロックの上部に配置され、ブロックの下部では照明装置がブロック下部の第2の照明分岐路に入射するように光を放射し、測定対象の構造を有する表面に対向して第2の光学要素が配置されうる。第2の照明分岐路内にビーム減衰器、シャッター、スペックル減少装置及び/又はホモジナイザが配設されうる。照明装置にビームモニタが割り当てられうる。第3の偏向ミラーが、照明装置の第2の照明分岐路からの光をブロックを通過して第2の光学要素に入射するように偏向可能である。少なくとも照明装置が測定装置の側部に配置され、照明装置からの光が第4の偏向ミラーによってブロック下部の第2の照明分岐路に沿って走るように偏向可能である。照明装置に加え、ビーム減衰器及び前記ビームモニタも測定装置の側部に配置可能である。1以上の照明装置が光学システムサポートの下部もしくは上部又は前記ブロックの下部に配置され、1つの照明装置が、光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に沿って第1の光学要素に向けて走る光線と、ブロック下部の第2の照明分岐路に沿って第2の光学要素に向けて走る光線の双方を放射することができる。照明装置が光学システムサポートに平行な光を放射し、照明装置からの光の一部をブロックを通過して第2の照明分岐路に入射するように偏向する分割器が配設されうる。第5の偏向ミラーが、分割器から来る光を第2の照明分岐路に入射するように偏向しうる。照明装置がブロック下部に配置され、照明装置からの光の一部をブロックを通過して第1の照明分岐路に入射するように偏向する分割器が配設されうる。第6の偏向ミラーが、分割器から来る光を第1の照明分岐路に入射するように偏向しうる。少なくとも照明装置が測定装置の側部に配置され、照明装置からの光が光学手段を通過して、光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路及びブロック下部の第2の照明分岐路に沿って走ることができる。照明装置の下流側にビーム減衰器を配置することができる。第1の照明分岐路内及び第2の照明分岐路内に1以上のスペックル減少装置及びホモジナイザが配置されうる。1つの照明装置が測定装置の側部に配置され、照明装置は照明光の第1出口及び第2出口を有し、第1出口から出た照明光線は光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に沿って第1の光学要素に到達し、第2出口から出た照明光線は前記ブロック下部の第2の照明分岐路に沿って第2の光学要素に到達することができる。第1出口及び第2出口の両方にビーム減衰器を割り当てることができる。第1出口からの照明光は光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に入射するように偏向ミラーにより偏向可能であり、及び/又は第2出口からの照明光はブロック下部の第2の照明分岐路に入射するように偏向ミラーにより偏向可能である。シャッターは遮光物体又は旋回ミラー又は可動式分割器又はミラーとして構成しうる。シャッターは照明装置の直後に配置されうる。可変ビーム減衰器が少なくとも1つの照明分岐路に配設され得る。ビーム減衰器は、異なる透過率又は反射率のプレート片を持つフィルタホイールから構成しうる。ビームの可変減衰は、少なくとも1つの照明光源からの光の傾斜コーティング基板(減衰板)上への入射角度を変えることによって達成でき、該照明光源からの該減衰及び透過された光はさらに利用可能である。傾斜コーティング基板(減衰板)による光線のずれ(オフセット)は、さらに傾斜基板(減衰板)を置くことで補償されうる。それぞれの前記基板(減衰板)の角度的配置はモータにより調節できうる。落射光照明及び/又は透過光照明のための照明装置は、領域照明のためのホモジナイザならびに/もしくは第1の光学要素及び/又は第2の光学要素の瞳照明のためのホモジナイザを含みうる。ホモジナイジングはヘキサゴナル配列又は直交配列又は2つの直交するシリンドリカルレンズ配列である複数のシリンドリカルレンズとして構成されるマイクロレンズを用いて行うことができる。マイクロレンズは非球面の表面を持ちうる。ホモジナイジングは回折要素又は光混合ロッドにより行うことができる。スペックル減少装置が第1の照明分岐路内及び/又は第2の照明分岐路内に配設されうる。スペックル減少装置は回折装置又は回転する散乱ディスク(スクリーン)又はモード混合ファイバとして構成されうる。照明装置は、光学システムサポート及び/又はブロックへの熱伝導を減少させるために熱伝導率の小さな材料で測定装置に接続されうる。放散熱を空気中に逃がすための冷却リブをさらに備え、それによって照明装置からの放散熱のブロック及び/又は光学システムサポートへの熱伝導をさらに減少させることができる。空調チャンバが配設され、該空調(環境)チャンバの外部に前記1以上の照明装置が配置することができる。空調チャンバ内に保護ガスが供給されうる。気密とした空調チャンバ内に窒素が保護ガスとして供給されうる。透過光照明及び/又は透過光照明のための光学装置はカプセル(仕切り)内に配設され、カプセル内は保護ガスで満たすことができる。カプセル内の保護ガスは窒素でありうる。カプセル内に大気圧よりも高い圧力(過圧)をかけることができる。
本発明の第2の視点における前記課題は、対象上の1以上の構造の位置及び/又は寸法を測定する装置における1以上の照明装置(の使用)であって、落射光照明装置及び/又は透過光照明装置の中に配設され、照明装置は第1の光学要素及び/又は第2の光学要素のための光を提供し、照明光を発生する契機となる1以上のシステムが照明装置の中に割り当てられて(対応付けられて)いる、対象上の1以上の構造位置を測定する装置における1以上の照明装置(の使用)により解決される。契機システムは照明装置からの光放射を遮断することを含みうる。契機システムはシャッターでありうる。照明装置は、照明光源として1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含みうる。落射光照明及び透過光照明のため、それぞれごとに独立した照明装置が配設され、又は両方のために単一の照明装置が配設され得る。照明装置は、1以上の光源、ビーム減衰器及びシャッターを含みうる。照明装置は、スペックル減少装置及び/又は1以上のホモジナイザを含みうる。照明装置の光源は、第1及び第2の出口を有し、光は第1の照明分岐路及び第2の照明分岐路に分割することができる。第1の照明分岐路は落射光照明のための光を提供し、第2の照明分岐路は透過光照明のための光を提供することができる。照明装置の1つの出口にビームモニタを配設することができる。
本発明の第3の視点における前記課題は、1以上の照明装置から1以上の光学要素に至る光路内の1以上の光学部材が保護ガスにより包囲されている、対象上の1以上の構造の位置及び/又は寸法の測定装置の中での保護ガスの使用により解決できる。1以上の照明装置から光学要素に至る光路中のすべての光学部材が保護ガス雰囲気中にあり、この目的のため、(すべての)光学部材はカプセルでカバーされ、1以上の照明装置からの光はカプセル内を走ることができる。カプセル内の保護ガスは窒素でありうる。カプセルは少なくとも一部が空調チャンバ内にありうる。カプセル内には大気圧よりも高い圧力がかけられうる。光学部材は、1以上の光学要素とともに1以上のシャッター、1以上のビーム減衰器、1以上のスペックル減少装置及び/又は1以上のホモジナイザを含みうる。
本発明のさらなる視点は、これらに限らず、本出願の全記載からも明らかとなろう。
対象上の構造の座標系に関する位置を測定する場合、平面内を移動可能な測定テーブル上に対象が載置されていると有利である。そのため、テーブルが移動可能な平面を規定するためのブロックが備えられている。さらに、その平面内での測定テーブルの位置移動を測定するための1以上のレーザ干渉計装置を備える。また、透過光照明及び/又は落射光照明のための、それぞれが照明分岐路を規定する1以上の光学装置(光学的に配置構成された装置)を備える。この光学装置は、1以上の光学要素の落射光照明及び/又は透過光照明のための照明装置も含む。1以上の光学要素の少なくとも1部分は、ブロックと光学システムサポート(支持体)の間に形成されるスペースに配設される。ブロック及び/又は光学システムサポートは、測定テーブルが可動な平面から照明装置を分離(隔離)する。(基本形態1)
照明装置は光源として1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍(frequency-multiplied)した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含む。エキシマレーザは、バンド幅を制限する装置を装備しうる。対物レンズを表す1以上の光学要素は、近UV(特に400nm未満)のスペクトル範囲の反射光及び/又は透過光の下で1以上の検出器に対象表面上の構造の像を結像する、高分解能顕微鏡用対物レンズとして設計される。
本発明を実現する装置の有利な実施形態がいくつか存在する。例えば、照明装置は落射光配置にのみ取り付けられ、第1の光学要素は落射光配置内の対象に対向して取り付けられる。この実施形態では、第1の光学要素は対物レンズである。更なる可能性として、照明装置は透過光配置にのみ取り付けられる。第2の光学要素は透過光配置内の対象の下方に取り付けられる。第2の光学要素は集光装置である。この配置はまた、対象が測定テーブル上において対象の表面構造が第2の光学要素の方向へ向くように載置されている場合、落射光配置であるとみなすこともできる。このように対象を配置した場合、第2の光学要素はまた対物レンズ(顕微鏡用対物レンズ)にもなる。この配置の利点は、半導体製造のステッパー内においてマスク、対象又は基板が配置される状態と同様、対象、マスク又は基板が装置内で同じ方向に配置されることである。
本装置のさらに有利な実施形態として、照明装置は光を落射光照明として、及び透過光照明として用いるようにすることができる。第1の光学要素は、落射光配置における対象に対向する対物レンズとして取り付けられ、集光装置としての第2の光学要素は、透過光配置における対象の下方に取り付けられる。また、落射射光照明及び透過光照明を提供する光源(複数)を別々とすることも考えられるし、単一光源で両方を提供してもよい。
照明装置の光源としては、例えば、波長157nm又は248nmのエキシマレーザを用いることが有利である。例えば波長266nm、213nm又は193nmの周波数増倍した(高周波発振の)固体(半導体)レーザ又はガスレーザも照明装置の光源として利用可能である。典型的なエキシマレーザ線(複数)を持つエキシマランプも利用可能である。
基板上の構造測定のための装置に用いる(光学的に配置構成された)光学装置は、落射光照明及び/又は透過光照明のための照明の分岐した(光線路)中に、それぞれ1以上のスペックル減少装置及び/又は1以上のシャッター及び/又は1以上のホモジナイザ及び/又は1以上のビーム減衰器を含む。
第1の照明分岐路の中に、光学装置の種々の部材の可能な組み合わせとして、照明装置はその下流側に接続されたビーム減衰器を持つことが有利である。ビーム減衰器に続いて、シャッター、スペックル減少装置及びホモジナイザを配置することができる。光線は、ホモジナイザを通過した後、第1の光学要素に到達することができる。さらに照明装置は、それに割り当てられた(対応付けられた)ビームモニタを有することもできる。このビームモニタにより、照明装置又は光源から放散される光の強度をチェックすることができる。チェックした結果により、照明装置の光強度を調節することができ、結果的に測定対象には常に同じ強度の光が照射される。
照明装置から光学システムサポートを通過して第1の光学要素へ光を向ける、偏向ミラーを第1の照明分岐路の中に備えることが有利である。これは照明装置からの光が光学システムサポートと平行に、かつ上部を通過していく場合のみである。もしもビーム減衰器、シャッター、スペックル減少装置及び/又はホモジナイザを備える照明装置がブロックの下つまり第2の照明分岐路内に取り付けられている場合はまた、光を照明装置からブロックを通過し第2の光学要素に向ける偏向ミラーを備えることが有利である。
照明装置は装置の側部(ないし側面側)にも配置しうる。照明装置が側部に配置された場合、ビーム減衰器及びビームモニタが照明装置に割り当てられ(対応付けられ)うる。この側部の配置は、空気流が相当量の熱を発生する照明装置及び付属部材の方向へ邪魔されることなく流れ、照明装置の冷却をする点で有利である。その目的は、熱によって装置が影響を受け、結果的に装置による測定結果が影響を受けることのないように、放散熱を除去するためである。
本発明の好ましい実施形態として、1つの照明装置を備える。照明装置から発生する光は、適切な偏向手段又は照明装置から発生する光腺を分割する分割器により誘導され、光学システムサポートに実質的に平行に走る第1の照明分岐路に入射し、そしてブロックの下方にある第2の照明分岐路に入射する。ブロックを光が通過できるように、ブロックには適切な通過孔を設ける。照明の一部が光学システムサポートに平行かつ上部を通過して導かれる(走る)場合、光学システムサポートには照明光が通過できるように適切な切り欠き(貫通孔又は凹部)を設けることが有利である。
本装置に用いられるシャッターは、(光)遮断物体(オブストラクタ)として、又は旋回ミラーとして、又は可動式分割器又はミラーとして構成することができる。ビーム減衰器は第1又は第2の照明分岐路内に配置しうる。ビーム減衰器は、異なる透過率のプレート片(複数)を備えたフィルタホイールからなることが有利である。必要に応じ、対応するプレート片をホイールから取り外して第1又は第2の照明分岐路内に配置することができる。さらにプレート片には異なる反射率を持たせることができる。可変ビーム減衰器のさらに可能な実施形態は、1以上の照明源から傾斜したコーティング基板(減衰板)への光線の入射角度を変えることである。コーティング基板(減衰板)を透過した、光源からの減衰された光は、さらに測定装置内で利用できる。傾斜したコーティング基板(減衰板)は、光線のずれ(オフセット)を生じさせる。この光線のずれは、さらに傾斜基板(減衰板)を(対応)配置することで補償される。個々の基板(減衰板)の角度的配置は、モータにより変更できる。
落射光又は透過光照明のための照明装置は、領域照明のためのホモジナイザ及び/又は第1の光学要素及び/又は第2の光学要素の瞳照明のためのホモジナイザを持つ。
ホモジナイザは異なる構成でありうる。それは複数のマイクロレンズを含みうる。それはまたマイクロレンズのヘキサゴナル(六角状)配列でありうる。マイクロレンズの直交配列も考えられる。マイクロレンズは、2つの直交したシリンドリカル(円筒状)レンズ配列を備えるシリンドリカルレンズ配列としてもまた構成できる。マイクロレンズは非球面の表面を持ちうる。ホモジナイザの別な実施形態は、回折要素を備えるものである。ホモジナイザはまた、光混合ロッドからなることもできる。
第1の照明分岐路内及び/又は第2の照明分岐路内に、スペックル(小斑点)減少装置を備えることができる。スペックル減少装置は回折性であるように設計できる。スペックル減少装置はまた、(回転する)散乱ディスク(スクリーン)として構成できる。さらにスペックル減少装置の可能な設計として、モード混合ファイバがある。
照明装置は、光学システムサポート及び/又はブロックへの熱伝導を減少させるため、低熱伝導度の材料によって装置に固定(接続)されることが好ましい。また熱を効率よく放散させるため、冷却リブもまた備えることが好ましい。既述のように、熱の放散除去効率を上げるために、空気流を照明装置の方向に向けることが好ましい。
1以上の照明装置がその外部に配置される、空調(環境)チャンバ(Klimakammer)を備えることが有利である。この方法により、照明装置から生成した放散熱が測定装置の他の部材に与える影響を減少させることができる。空調チャンバは、例えば保護ガスで満たすことができる。保護ガスとして窒素ガスが有効であることが判明している。照明装置からの光は窓を通って空調チャンバ内部へ透過する。
本発明の更なる有利な実施形態は、対象上の1以上の構造を測定する装置内での1以上の照明装置の使用(方法)である。1以上の照明装置は、落射光照明装置として、及び/又は透過光照明装置として、配置できる。照明装置は、第1の光学要素のための光及び/又は第2の光学要素のための光を提供する。照明装置は、配属する(割り当てられた)1以上のシャッターを持つ。既述のように、照明装置は、照明源として1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含む光源を備える。
本発明のさらに有利な点は、対象上の1以上の構造を測定する装置内での保護ガスの使用(方法)である。1以上の照明装置から1以上の光学要素に向かう光路内の1以上の光学部材が保護ガスで囲まれている。
1以上の照明装置から光学要素に向かう光路内のすべての光学部材が保護ガス雰囲気中にあることが特に有利である。このため、光学部材をカプセル(閉じ込め用仕切り)で囲み、1以上の照明装置からの光はこのカプセルの中を通過する。特に入手が容易で安価であることから、カプセルの中の保護ガスは窒素ガスが用いられる。
本発明のさらに有利な実施形態と使用法は従属項に記載されているとおりである。ここに、本願の各従属項の記載事項を、引用をもって繰込み記載されているものとする。
本発明の典型的な実施形態とその利点を、添付図面を用いてさらに詳細に説明する。
図1は、従来技術の座標測定装置の一例の概略図である。座標測定装置は以下「測定装置」という。以下の記載及び図面中では、同一の要素は同一の参照符号で示す。
本測定装置は例えば、基板2上の構造の幅(CD、Critical Dimension目的寸法)を測定するために用いられる。また本測定装置を用いて、基板上の構造3の位置を測定できる。図1に示す測定装置は従来技術として古くから公知であるが、念のため装置の操作と装置の各要素の配置について述べる。
測定装置1は、平面25a内をX軸方向及びY軸方向に空気ベアリング21の上で移動可能に配置された測定テーブル20を含む。測定テーブル20を載置するためには、空気ベアリング以外のベアリングもまた用いることができる。平面25aは、1つの要素25から形成されている。好ましい実施形態として、要素25は花崗岩である。しかし当業者に明らかなように、要素25は、測定テーブル20を移動させるための正確な平面を提供できる他の材料を用いることができる。測定テーブルの位置は、測定のための光線23を測定テーブル20に向けて放射する1以上のレーザ干渉計24により測定される。要素25自体は、建物の振動が装置に伝わらないように、振動ダンパ26の上に載置されている。
測定テーブル20の上に、測定すべき構造3を持つ基板2を載置する。基板2は、透過光照明装置6及び/又は落射光照明装置14で照明できる。透過光照明装置6は(光学的に配置構成された)光学装置40の中に配設される。落射光照明装置14は同様に光学装置50の中に配設される。光学装置40は、透過光照明装置、偏向ミラー及び集光装置からなる。偏向ミラーにより、透過光照明装置6からの光が集光装置に向けられる。他の光学装置50は、落射光照明装置14、ビーム分割ミラー12、測定用対物レンズ9及び測定用対物レンズ9に配属した(割り当てられた)移動装置15からなる。移動装置15により、測定用対物レンズ9はZ軸方向に(例えば焦点合わせのため)移動できる。測定用対物レンズ9は基板2から来る光を集光し、次いで光は半透過性の偏向ミラー12により落射光照明光軸5から偏向(・取出)される。光は検出器11に設けたカメラ10に到達する。検出器11はコンピュータシステム16に連結され、コンピュータシステムは検出器11により測定された測定値からデジタル画像を生成する。
図2は本発明に係る測定装置1の1つの実施形態である。光学装置50が光学システムサポート100の上に配置されている。光学装置50は、1以上の照明装置51を含む。光学システムサポート100に加え、ブロック25が配設されている。ブロック25と光学システムサポート100は、その間にスペース110を形成するように構成されている。間のスペースには第1の光学要素(対物レンズ)9aが配設されている。この第1の光学要素9aは、ブロック25上の平面25aを移動するように構成された測定テーブル20に対向するように配置されている。測定テーブル20の位置は、測定テーブルに向けてレーザ光線23を放射する1以上の干渉計24を用いて測定される。測定テーブル20上には測定対象2が載置され、測定対象2上の構造は第1の光学要素9aを用いて測定できる。第1の光学要素9aは、測定対象2に関する落射光照明装置の中に配置される。照明装置51からの光は、偏向ミラー60を介して第1の光学要素9aに到達する。図2に示す実施形態では、照明装置からの光は、光学システムサポート100に平行に、かつ上部を通過する。しかし照明装置からの光は、光学システムサポート100に平行に、かつ下部を通過することも考えられる。図2に示す実施形態では、照明装置51からの光が妨害されずに第1の光学要素9aに到達するように、光学システムサポート100に切り欠きが設けられている。第1の光学要素9aによって形成された測定対象2の構造3の画像を記録するため、カメラ10が設けられている。さらに照明装置51と偏向ミラー60との間に、光学装置50がビーム減衰器52、シャッター53、スペックル減少器54及び/又はホモジナイザ55を有している。特に好ましい実施形態としては、照明装置51はエキシマレーザとして構成される。このため、照明装置51は、照明装置51で生成される光が第1の照明分岐路200へ放射される第1の出口58を有する。エキシマレーザとしての照明装置51の実施形態とは別に、照明装置51として他の可能性のある設計選択肢も考えられる。照明装置の設計における1つの可能性として、エキシマレーザと同じ波長の光を発するいわゆるエキシマランプがある。さらに周波数増倍した(即ち、波長の短い)固体(半導体)レーザ及びガスレーザも使用可能である。以下において、照明装置及び光源について述べる場合は、本発明に用いられ成功する見込みのある光源として、これらの3種類を常に含むものとする。
図3は、光学システムサポート100の上部の光学装置50の光学要素の他の実施形態である。図3に示す測定装置1の構造は、ビームモニタ56を除き図2に示す測定装置1の構造と同じである。照明装置51は第1の出口58及び第2の出口59を有する。第2の出口59に割り当てられて(対応付けられて)ビームモニタ56が配置され、照明装置51から放射される光の質がモニターされる。こうしてビームモニタ56を用いることにより、照明装置の強度の変動を測定し、一定の強度の光が常に基板2に照射されるように修正を開始することが可能になる。
図4は、図3と本質的に同一の構成を持つ測定装置1の1実施形態である。以下において、図面及びそれに関連する記載を明確にするため、図面に記載された要素の必ずしもすべてについて参照符号を付けることはしない。図4において、照明装置51、ビーム減衰器52及びビームモニタ56は共に測定装置1の側方(側部)に配置されている。図示の場合、照明装置51はブロック25の側部に配置されている。ブロック25の側部への配置は、本発明の可能性のあるいくつかの実施形態のうちの1つに過ぎない。照明装置51から放射された光は、ビーム減衰器52を経て第2の偏向ミラー61に到達する。偏向ミラー61は、光を第1の光学装置50の第1の照明分岐路200に偏向するように配置されている。これによって光は光学システムサポート100を回り込むように偏向され、次いで第1の偏向ミラー60により光学システムサポート100を通過して第1の光学要素9aに到達する。照明装置51から発生する熱のため、照明装置は測定すべき基板2からできるだけ離しておくことが有利である。図4は特に有利な実施形態を示しており、空気流70をブロック25の側部に配置された照明装置51に向けて流す(導く)ことができ、照明装置51から発生する放散熱を特に効果的に除去することができる。
図5は本発明に係る測定装置1の照明装置41の適用可能な配置例である。照明装置41は第2の光学装置40内に配設されている。光学装置40は測定装置1のブロック25の下部に配設されている。照明装置41から放射された光は、偏向ミラー62に到達し、そこで第2の光学要素9b(ここでは対物レンズとして機能する)に向けられ、一部はブロック25と光学システムサポート100との間のスペース110内に到達する。第2の光学要素9bは、測定テーブル20の上に置かれた基板2に対向するように配置される。さらに、第2の光学装置40はビーム減衰器42、シャッター43、スペックル減少器44及び/又はホモジナイザ45を有している。偏向ミラー62は、基板から来て第2の光学要素9bに捕捉(集光)される光が透過してカメラ10に到達するように、ハーフミラーとして構成しうる。
測定テーブル20上の基板の配向(置き方ないし方向性)」により、図2又は図5に示す本発明の実施形態は、透過光配置及び落射光配置のいずれでも使用できる。基板の配向とは、基板2の構造3が検査に用いる第1の光学要素9a又は第2の光学要素9bのいずれかの方向(上向きか、下向きか)へ向いているか、あるいは基板の構造3が検査に用いる第1の光学要素9a又は第2の光学要素9bのいずれの方向へも向いていないか、を意味する。図9Aは通常の配向性を持つ、つまり基板2の表面上の構造3が、検査に用いる第1又は第2の光学要素9a又は9bのいずれかの方向に向いている、基板2を示す。もしも基板2が測定テーブル20にこの方向で挿入された場合、図2の配置は落射光照明配置といわれる。図9Bは、測定テーブル20の基板2の構造3が、検査に用いられる第1の光学要素9a(図2中の)の方向を向いていない場合の基板2の方向を示す。しかしそれに対して図5では、基板2上の構造3は第2の光学要素9bの方向を向いている。もしも基板2が測定テーブル20に図9Bで示す方向に挿入された場合、図2に示すように提案される光学要素9aの配置は透過光照明配置といわれる。それに対して、図5に示す光学要素9bの配置で、図9Bのような基板方向であれば、それは落射光照明配置といわれる。さらに、図9A及び9Bに示す基板2の配置では、測定テーブル20での支持位置により基盤2が曲がっている。基板2の湾曲は図9A及び9Bにおいて実線で表され、曲がった基板は符号2dで示されている。図5に提案される装置は、図9Bに示す方向の基板が図5に示す配置の測定テーブル20に挿入された場合に特に有利である。そのため図5に示す配置は落射光配置で用いられる。従って、図5に示す配置によって基板はステッパー内にあるときと同じ方向で測定できる。加えて図5に示す装置により、もしもマスクがステッパーを通してウエハ上で照明されている場合、ステッパーに用いられる波長と同じ波長で測定できる。
図6は、図5に示す装置に比べて照明装置41にビームモニタ46が付属している点を除いて同じである測定装置の実施形態を示す。ビームモニタ46は照明装置41の第2の出口49に対応付けられている。こうして照明装置41の発光出力はビームモニタ46でモニターできる。ビームモニタ46の測定結果により、照明装置41を、対象2上に常に同じ強度の光が照射するように調節できる。
図7は、第2の光学装置40の少なくとも照明装置41がブロック25の側部に配置されている、本測定装置の他の実施形態を示す。照明装置41からの光は偏向ミラー63でブロック25の下部の照明分岐路300に導かれる。それ以外は、光学装置40のすべての部材は図5及び図6と本質的に同じであり、ここでは説明しない。照明装置41に加え、ビーム減衰器42及びビームモニタ46がブロック25の側部に配置されうる。レーザ又は通常のエキシマランプとして構成された照明装置41は熱の発生源となる。照明装置41をブロック25の側部に配置することにより、放散する熱を除去するために空気流70を照明装置41に向けることができる。放散する熱を最適に除去するため、空気流70は適切な方法で流さなければならないことは当業者にとって明らかである。空気流によって引き起こされる空気の乱れは、測定装置の他の光学部材に影響を与えないように遮断する必要がある。空気の乱れは、再現することのできない方法で得られた測定値を誤らせるからである。照明装置41のブロック25への取り付けは適切な材料80により行われる。適切な材料80は、低い熱伝導率を持つという特性がある。放散熱の除去率をさらに向上させるため、材料80はさらに冷却リブ(図示せず)を持ちうる。この冷却リブは当然空気流70の中に配置される。
図8は、第1の照明分岐路200及び第2の照明分岐路300の中に、それぞれ照明装置51及び41が配設されている、本測定装置の1実施形態を示す。従って独立の照明装置51が第1の光学要素9a(ここでは対物レンズ)の落射光照明配置のために配設されている。同様に、第2の光学要素9b(ここでは集光装置)を用いる透過光照明のために、独立した照明装置41が配設されている。第1の照明分岐路200の中にはシャッター53が配設されている。第2の照明分岐路300の中にはシャッター43が配設されている。第1のシャッター53及び第2のシャッター43は、それぞれの照明分岐路200、300で透過光照明及び落射光照明を切り替えるために必要である。もしも落射光照明が必要又は用いる場合、第2の照明分岐路300内のシャッター43が閉じられ、また逆の場合もある。測定テーブル20が移動中で画像が記録されない間は、2つのシャッター53及び43は、マスク又は対象2を光線に曝すことを減らす又は避けるために閉じられる。この目的のためには、シャッター53及び43は、第1の照明分岐路200又は第2の照明分岐路300のどの場所でも配置できる。しかしシャッター43及び53は、第1の照明装置51又は第2の照明装置41の第1の出口48又は58に直接面していることが特に有利であることが判明した。このシャッター53及び43の配置は、第1の照明分岐路200及び/又は第2の照明分岐路300の中の種々の光学部材を照明に曝すことを減らし、その寿命を増加させる。
図10は、照明装置51が光学システムサポート100の上部に配置された、本発明の1実施形態を示す。この測定装置は、落射光照明及び透過光照明の両方が自由に行えるように構成したものである。分割器65が第1の照明分岐路200の中に配置されている。分割器65は照明装置51からの光の一部を偏向させ、光学システムサポート100及びブロック25を通過し、偏向ミラー63に到達させ、そこで照明光は第2の照明分岐路300の中に偏向される。照明光を通過させて第2の照明分岐路300に導くために、光学システムサポート100及びブロック25には適切な切り欠き106及び貫通孔108が設けられている。既に何度も説明したように、第2の照明分岐路300からの光は、第2の光学要素9b(集光装置)に向けられる。第1の照明分岐路200からの光は、第1の光学要素9a(対物レンズ)に向けられる。
図11に示す実施形態は、図10の実施形態に比べて照明装置41がブロック25の下部に配置されている点で異なっている。照明装置41から放射されて第2の照明分岐路300に入った光は最初に分割器66に到達する。分割器66から照明光の一部は第2の照明分岐路300に入射する。残りの照明光は分割器66により偏向され、ブロック25及び光学システムサポート100の貫通孔108及び106を通過し、偏向ミラー64に到達し、第1の照明分岐路200に偏向入射される。かくて光を第1の光学要素9a又は第2の光学要素9bに自在に向けることができる。既に述べたように、第1の照明分岐路200にはシャッター53が配設されている。同様に第2の照明分岐路300にはシャッター43が配設されている。透過光照明又は落射光照明のいずれを選択するかにより、シャッター43及び53が、第1の照明分岐路200又は第2の照明分岐路300の中の光のいずれかを利用できるように開閉される。
図10、11に示したように、照明装置51の下流側にはビーム減衰器52が配設され、照明装置41の下流側にはビーム減衰器42が配設されている。ビーム減衰器42、52は、撮像チャンネル内のカメラ10のオーバードライビング(過作動)を避けるために光源の反射光強度を調節する役割を持つ。原則として、ビーム減衰器42、52は照明光線路200又は300のどこにでも配置可能である。ビーム減衰器52、42の配置のただ1つの条件は、第1の照明分岐路200又は第2の照明分岐路300の中で、光線の幾何学的配置がそこに配置されるビーム減衰器52、42に適合する必要があることである。たいていのビーム減衰器の場合、減衰率は入射角度に依存する。従って、ビーム減衰器52又は42はその位置で光線の発散(角)が小さい位置に配置される。特に有利なビーム減衰器52、42の配置は、シャッター53又は43の直後に配置することである。これは第1の照明分岐路200又は第2の照明分岐路300の中の他の光学部材が、弱められた光線に曝されることになるという点で有利である。
図12は、照明装置41がブロック25の側部(面)に配置されている、1実施形態を示す。この照明装置41の配置は図7に示す照明装置41の配置と実質的に同一である。照明装置41から放射される光は第1の照明分岐路200及び第2の照明分岐路300に供給される。このため、照明装置41から放射される光線を、分割器66により光学システムサポートの切り欠き106及びブロック25の貫通孔108を通過して偏向ミラー64に向け、そこで第1の照明光線路200に入射する。
図13も、照明装置41がブロック25の側部(面)に配置されている、1実施形態を示す。図12の配置と異なる点は、照明装置41が第1の出口48と第2の出口49を持つことである。照明装置41の第1の出口48の下流側には、ビーム減衰器42が配設されている。照明装置41の第2の出口49の下流側には、ビーム減衰器52が配設されている。照明装置41の第1の出口48及び第2の出口49からの光は、偏向ミラー63、64により偏向されて、第1の照明分岐路200又は第2の照明分岐路300に入る。第1の照明分岐路200及び第2の照明分岐路300にはいずれもシャッター53又は43が配設されている。シャッター53及び43により、照明は必要に応じ落射光照明又は透過光照明に調節できる。
図14もまた、照明装置41がブロック25の側部に配置されている、本発明の1実施形態を示す。照明装置41の第1の出口の下流側にはシャッター43が配設されている。さらにシャッター43の下流側にはビーム減衰器42が配設されている。また、照明装置41の第2の出口49の下流側にはシャッター53が配設されている。さらにシャッター53の下流側にはビーム減衰器52が配設されている。本実施形態では、第1の照明分岐路200の照明光及び第2の照明分岐路300の照明光は、光学システムサポート100の側面を通過し、ブロック25の側面を通過する。照明装置41からの光は偏向ミラー63によって偏向され、第2の照明分岐路300に入る。照明装置41の第2の出口49からの光は分割器66によって偏向され、第1の照明分岐路200に入る。光の一部は分割器66を通過してビームモニタ56に到達し、既述のごとくこれによって照明装置41の強度がモニターされる。
図15は照明装置51の1実施形態である。図15及び16に関する以下の説明は照明装置の符号として51のみを用いているが、当業者に明らかなように、照明装置41に対しても同様の設計条件が適用できる。図15では、照明装置51の下流側にシャッター53が配設されている。本実施形態では、シャッター53は照明装置51の第1の出口58の直後に配置されている。以下の説明では、照明装置51はレーザである。シャッター53の下流側にビーム減衰器52が配設されている。ビーム減衰器52は、第1の傾斜板52a及び第2の傾斜板52bを有する。第2の傾斜板52bは、ビーム減衰器52の第1の傾斜板52aとは反対側に同じ度数だけ傾斜している。傾斜板52a、52bは例えば公知の実施形態のように吸収フィルタとともに用いられる。特に有利な実施形態としては、それぞれの傾斜板52a及び52bの傾斜角が調節可能であることである。選択した傾斜角度により、所定の割合(%)の光が光線路外に反射される。既述のごとく、傾斜板により生じた光線のずれ(オフセット)は第2の傾斜板52bにより補償できる。もしも傾斜板52a及び52bの角度位置がモータで調節される場合、測定装置の強度レベルは完全に自動でセットできる。
図16は、ビームモニタ56が照明装置51の第2の出口59に対応して設けられている以外は、図15に示す測定装置と同じである。第1の傾斜板52aで反射された部分光91は、ビームトラップ92に到達し、そこで吸収される。これによって放散熱を発生するが、放散熱は基板又はマスクに近づけてはいけない。従って、ビーム減衰器52はマスク及び基板から幾何学的にできるだけ遠くに配置することが望ましい。何度も説明したように、照明装置51又は41は、放散熱を除去するために空気流の中に配置することが好ましい。ビーム減衰器52は照明装置51の第1の出口58又は第2の出口59の直後に配置されるので、ビーム減衰器もまた空気流の中に配置されることになり、そのため十分な冷却及び放散熱除去が行われる。
図17は、測定装置1が空調(環境)チャンバ500として構成された筐体(ハウジング)内に配置されている、本発明の1実施形態を示す。空調チャンバ500は、所望の圧力、湿度及び保護ガス雰囲気に調整及びモニターするためのコントロールシステム501に接続されている。ビーム減衰器から反射された光(図16参照)を空調チャンバ外に導くことも有益である。その場合、ビームトラップ91は空調チャンバ外に配置される。放散熱はもはや基板又は対象2に影響することはない。照明装置41を空調チャンバ500の外に配置することも有益である。空調チャンバ500には、照明装置41からの波長の光を透過する適切な窓510を有するため、照明装置41からの光は空調チャンバ500の中に入射する。本実施形態においては、照明装置41は第1の出口及び第2の出口を有する。シャッター53とビーム減衰器52をそれぞれ2つの出口に配置可能である。照明装置41からの光の一部は分割器66を通過してビームモニタ56に到達し、既述のごとく照明装置41の強度がモニターされる。照明装置41からの光は分割器66から第1の照明分岐路200に入射する。照明装置41からの光は偏向ミラー63で偏向され、第2の照明分岐路300に入射する。当業者にとって、図17は本発明を限定するものではないことが明らかである。ここで重要なことは、測定装置のうち、放散熱を発生するできるだけ多くの部材を、ハウジング外に配置すべきということだけである。照明装置41及び放散熱を発生する他の部材からの放散熱を除去する空気流70は、これらの部材に向けて流される。当業者にとって、空気流70は放散熱を最適に除去できる適切な方法で流す(導く)べきであることは明らかである。
図18は、空調チャンバ500の内外の、照明装置からのすべての光線路がさらにカプセル(閉じ込め用の密閉仕切り)化された、本発明の1実施形態である。カプセル50aは貯蔵容器400からの適切な保護ガスで満たされる。窒素ガスは特に好ましい保護ガスであることが判明した。保護ガスの使用は、対象2の照明に220nm未満の波長が選択された場合に特に有利である。この波長では、通常の大気環境では吸収が大きすぎるからである。その理由は主に大気中に含まれる湿分にある。吸収ロスを小さくするため、保護ガスでのフラッシング(洗い流し)が必要になる。多くの不活性乾燥ガスが保護ガスとして適している。前述のごとく、窒素ガスが安価で取り扱いが安全であることから特に有利である。加えて大気中には炭化水素が常に存在する。このような短波長の光は炭化水素を分解し、分解生成物が第1の照明分岐路及び第2の照明分岐路のそれぞれの光学要素に膜状に堆積する。光学要素にこのような分解生成物が堆積する結果、これらの光学要素の伝達特性が劣化する。従って、保護ガスでフラッシングすることにより、表面への炭化水素汚染が回避され、光学要素の寿命が長くなる。本実施形態では、照明装置41、シャッター43及びビーム減衰器42が空調チャンバ500の外に配置されている。シャッター43には、装置で測定していない時には残りの部材を照明装置41からの光に曝さないですむという利点がある。測定装置の全ての光学部材は不要な光線に曝されることなく保護され、よって耐用期間が増加する。照明装置41からの光は、空調チャンバ500の内部に設置されたカプセル50a内に窓510を介して透過入射する。照明装置41からの光の一部は、分割器66を介して光学システムサポート100に平行に導かれる。ここに示す図では、照明装置41からの光は光学システムサポート100の上部に導かれているが、本発明はこれに限定されるものではない。分割器66から一部の光が偏向ミラーに到達し、そこで光はブロック25の下部を平行に進むように偏向される。光学システムサポート100に平行に進む光線及びブロック25の下部を平行に進む光線のいずれにも、それぞれシャッター53、スペックル減少装置54及びホモジナイザ55が配設されている。
上述のごとく、光学装置40又は50にはホモジナイザ55又は45を含むことができる。ホモジナイザ55又は45は、対象領域及び瞳の両方を均等に照明する働きをする。均等な対象照明により、測定結果が対象領域内の測定対象である構造3の位置によらないことを確実にできる。不均等な瞳照明は、構造3の実際の寸法に依存する測定の系統誤差を生じる。クリティカル照明を適用した、対象2上の構造3の測定においてこれを避けるため、瞳照明はホモジナイズされる。
照明装置51又は41にレーザを用いる場合、この光源のコヒーレンスレベルが高すぎてスペックル(小斑点模様)が発生する。そのため、光斑のあるノイズの多い画像となり、対象2上の構造3の位置を測定するのに不適当である。この種の光斑は、評価時に位置測定誤差を生じる。これを避けるため、スペックル減少装置54又は44を挿入することが必要である。これらの装置は、本質的に複数の画像にわたり平均化した画像にするという原理に基づいており、これによってスペックルは時間的に(全体として)一定でなくなる。これは以下の方法のいずれかにより実行される。
もしもパルス状の光源が用いられる場合、スペックルパターンは2つのパルスの間で変動する。そのため、複数の個々に撮像した画像にわたる平均化が可能である。連続光源においては、回転するつや消しガラスディスクが考えられる。これによって露光時間内での平均化が発生する。モード混合特性を持つグラスファイバを用いることも考えられる。このようなグラスファイバ(複数)を用いて平均化が可能である。
照明装置51又は41(エキシマランプを除く)はパルス光源である。これらの光源では必然的にパルスとパルスの間で強度の変動が生じる。大きな偏差を検知するため又は実際のパルスエネルギーを修正するため、それは測定値とともに記録しておかなければならない。このため、ビームモニタ56をビーム減衰器52のすぐ背後に配置することが有利である。ビームモニタ56の測定結果はビーム減衰器52の自動調整に用いることができる。
第1の光学要素9a(落射光の場合は対物レンズ)の前、又は第2の光学要素9b(透過光の場合は集光装置)の前で強度を測定することが有利である。この箇所で、光線路におけるこの箇所までの損失が検出されるからである。光学部材の劣化が進行するにつれて、照明装置41の近傍又はビーム減衰器42の直後で測定された強度測定結果は、最終的に対象2又はマスクに到達する強度と一致しなくなる。これもまた構造位置の測定結果に誤差を生じる原因となるであろう。対象2上の構造3の位置測定の際その結果の修正及び光学システムの劣化の検出のため、測定された強度を用いることが有利である。
基板上の構造を測定する、従来技術の装置の概略図である。 光学システムサポートの上に照明装置とともに光学装置を配置した、本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 照明装置にビームモニタを配属した、図2に示す実施形態の別な構成である。 照明装置が測定装置の側部に配置され、照明装置に向けて空気流がある本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 第2の照明分岐路がブロックの下部に配置され、照明装置からの光が第2の光学要素上に向けられている、本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 照明装置にビームモニタも配属した、本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 照明装置を測定装置の側部に取り付けた、図6に類似の本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 第1の照明分岐路内及び第2の照明分岐路内のいずれにも照明装置が配置されている、本発明に係る装置の1実施形態の概略図である。 (A)構造が第1の光学要素の方向に向くようにテーブル上に置かれた基板である。(B)構造が第2の光学要素の方向に向くようにテーブル上に置かれた基板である。 照明装置が光学システムサポートの上に配置され、照明装置からの光が第1の照明分岐路及び第2の照明分岐路内に供給されている、本発明に係る装置の1実施形態である。 照明装置がブロックの下方に配置された点が図10と異なる、本発明に係る装置の1実施形態である。 図11に類似で照明装置が測定装置の側部に配置された、本発明に係る装置の1実施形態である。 照明装置は測定装置の側部に配置されているが、照明装置からの光は光学システムサポート又はブロックを通過して第1の照明分岐路又は第2の照明分岐路に導入可能ではない場合の1実施形態である。 図13に類似であるが照明装置からの2つの出力はそれぞれ配属するシャッター及びビーム減衰器を有する、本発明に係る装置の1実施形態である。 照明装置がエキシマレーザの場合の1実施形態である。 照明装置が同様にエキシマレーザとして構成されているが、エキシマレーザが第1及び第2の出口を有する、本発明に係る装置の1実施形態である。 装置の大部分が空調チャンバ内に配置された、本発明に係る装置の1実施形態である。 第1の照明分岐路又は第2の照明分岐路のすべての光学部品がカプセル内に配置されている、本発明に係る装置の1実施形態である。
符号の説明
1 測定装置
2 基板
3 (基板上の)構造
4 透過光照明光軸
5 落射(反射)光照明光軸
6 透過光照明装置
7 偏向ミラー
8 集光装置(コンデンサ)
9 測定用対物レンズ
9a、9b 光学要素(対物レンズ)
10 カメラ
11 検出器
12 ビーム分割ミラー(偏向ミラー)
14 落射(反射)光照明装置
15 移動装置
16 コンピュータシステム
20 測定テーブル
21 空気ベアリング
23 レーザ光線
24 干渉計
25 ブロック(要素)
25a 平面
26 振動ダンパ
40、50 (光学的に配置構成した一連の)光学装置
50a カプセル(仕切り)
41、51 照明装置
42、52 ビーム減衰器
43、53 シャッター
44、54 スペックル減少器
45、55 ホモジナイザ
56 ビームモニタ
58、59 出口
60、61、62、63、64、66 偏向ミラー
70 空気流
80 材料
91 部分光
92 ビームトラップ
100 光学システムサポート(支持体)
106 切り欠き
108 貫通孔
110 ブロックと光学システムサポートとの間のスペース
200、300 照明分岐路
400 貯蔵容器
500 空調(環境)チャンバ

Claims (23)

  1. 測定対象を載置する測定テーブルを有し、座標システムに関する該測定対象上の構造位置の測定装置であって、
    該測定テーブルはブロックが規定する平面内を移動可能であり、
    該測定テーブルの該平面内での位置的変化を測定するために1以上のレーザ干渉計システムが用いられ、
    該測定対象の透過光照明及び/又は落射(反射)光照明のための、それぞれが照明分岐路を規定する1以上の光学装置が配設され、
    該落射光照明及び/又は透過光照明のための照明装置及び1以上の光学要素が配設され、
    1以上の該光学要素の少なくとも一部が該ブロックと光学システムサポート(支持体)との間に形成されるスペースに延在し、
    該ブロック及び/又は該光学システムサポートは該測定テーブルが移動可能な該平面から該照明装置を空間的に分離している、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 前記照明装置は、1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含み、落射光照明及び/又は透過光照明のための単一光源又は独立した複数の光源が配設されることを特徴とする、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記エキシマレーザは、バンド幅を制限する装置を装備することを特徴とする、請求項2に記載の測定装置。
  4. 1以上の前記光学要素は、前記測定対象表面上の構造の画像を反射光及び/又は透過光のもとで400nm未満のスペクトル範囲で検出器上に結像する高分解能顕微鏡用レンズであることを特徴とする、請求項1〜3の一に記載の測定装置。
  5. 前記照明装置は落射光配置にのみ配設され、第1の前記光学要素は前記測定対象の構造を有する表面に対向して落射光配置のもとで配置される対物レンズとして構成され、及び/又は前記照明装置は透過光配置でのみ配設され、第2の前記光学要素は前記測定対象の構造を持たない表面に対向して透過光配置のもとで配置される集光装置として構成されることを特徴とする、請求項1〜4の一に記載の測定装置。
  6. 前記落射光照明及び/又は透過光照明のための各照明分岐路内の前記光学装置は、スペックル減少装置及び/又は1以上のシャッター及び/又は1以上のホモジナイザ及び/又は1以上のビーム減衰器を含むことを特徴とする、請求項1〜5の一に記載の測定装置。
  7. 前記照明装置にビームモニタが割り当てられていることを特徴とする、請求項6に記載の測定装置。
  8. 少なくとも前記照明装置に向けて空気流を導くことができることを特徴とする、請求項1〜7の一に記載の測定装置。
  9. 1以上の照明装置が前記光学システムサポートの下部もしくは上部又は前記ブロックの下部に配置され、1つの照明装置が、前記光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に沿って前記第1の光学要素に向けて走る光線と、前記ブロック下部の第2の照明分岐路に沿って前記第2の光学要素に向けて走る光線の双方を放射することを特徴とする、請求項1に記載の測定装置。
  10. 前記照明装置が前記光学システムサポートに平行な光を放射し、該照明装置からの光の一部を前記ブロックを通過して前記第2の照明分岐路に入射するように偏向する分割器が配設されていることを特徴とする、請求項9に記載の測定装置。
  11. 1つの照明装置が前記測定装置の側部に配置され、該照明装置は照明光の第1出口及び第2出口を有し、
    該第1出口から出た該照明光線は前記光学システムサポートに平行な第1の照明分岐路に沿って前記第1の光学要素に到達し、該第2出口から出た該照明光線は前記ブロック下部の前記第2の照明分岐路に沿って前記第2の光学要素に到達することを特徴とする、請求項1に記載の測定装置。
  12. 落射光照明及び/又は透過光照明のための前記照明装置は、領域照明のためのホモジナイザならびに/もしくは前記第1の光学要素及び/又は前記第2の光学要素の瞳照明のためのホモジナイザを含むことを特徴とする、請求項1〜11の一に記載の測定装置。
  13. ホモジナイジングはマイクロレンズを用いて行われ、該マイクロレンズはヘキサゴナル配列として又は直交配列として又は2つの直交するシリンドリカルレンズ配列である複数のシリンドリカルレンズとして又は非球面の表面を持つようにして構成されることを特徴とする、請求項12に記載の測定装置。
  14. ホモジナイジングは回折要素又は光混合ロッドにより行われることを特徴とする、請求項13に記載の測定装置。
  15. スペックル減少装置が前記第1の照明分岐路内及び/又は第2の照明分岐路内に配設されていることを特徴とする、請求項1〜14の一に記載の測定装置。
  16. 1以上の前記スペックル減少装置が回折装置又は回転する散乱ディスク(スクリーン)又はモード混合ファイバとして構成されていることを特徴とする、請求項15に記載の測定装置。
  17. 前記照明装置は、前記光学システムサポート及び/又は前記ブロックへの熱伝導を減少させるために熱伝導率の小さな材料で前記測定装置に接続されていることを特徴とする、請求項1〜16の一に記載の測定装置。
  18. 空調チャンバが配設され、該空調(環境)チャンバの外部に前記1以上の照明装置が配置されていることを特徴とする、請求項1〜17の一に記載の測定装置。
  19. 透過光照明及び/又は透過光照明のための前記光学装置はカプセル(仕切り)内に配設され、該カプセル内は保護ガスで満たすことができることを特徴とする、請求項1〜18の一に記載の測定装置。
  20. 対象上の1以上の構造の位置及び/又は寸法を測定する装置における1以上の照明装置の使用方法であって、
    該1以上の照明装置は落射光照明装置及び/又は透過光照明装置として配設され、該照明装置は第1の光学要素及び/又は第2の光学要素のための光を供給し、該照明光を発生する契機(トリガー)となる1以上のシステムが該照明装置に割り当てられ、該契機システムは前記照明装置からの光放射を遮断することを含むことを特徴とする、使用方法。
  21. 前記照明装置は、照明光源として1以上のエキシマレーザ、1以上の周波数増倍した固体(半導体)もしくはガスレーザ、又は1以上のエキシマランプを含むことを特徴とする、請求項20に記載の使用方法。
  22. 落射光照明及び透過光照明のため、それぞれごとに独立した照明装置が配設され、又は両方のために単一の照明装置が配設されていることを特徴とする、請求項20又は21に記載の使用方法。
  23. 前記照明装置は、1以上の光源、ビーム減衰器及びシャッター及び/又はスペックル減少装置及び/又は1以上のホモジナイザを含むことを特徴とする、請求項20〜22の一に記載の使用方法。
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