JP2008196445A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路に戻されることを的確に抑制することのできる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】この装置は、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と排気通路に設けられた排気浄化装置とを有する内燃機関に適用される。燃料噴射システムは、燃料噴射弁からの燃料噴射としてトルク発生のための燃料噴射とは別に膨張行程あるいは排気行程における燃料噴射であるポスト噴射を実行する。排気再循環システム(EGRシステム)は、排気通路および吸気通路を連通するEGR通路に設けられたEGR弁の駆動制御を実行する。ポスト噴射が未実行であることを条件にEGR弁を開弁駆動する。EGR弁が閉弁状態であることを条件に(t12)、ポスト噴射の実行を許可する。ポスト噴射の実行停止から所定期間が経過したことを条件に(t14)、EGR弁の開弁駆動の開始を許可する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ポスト噴射と排気再循環とを共に実行する内燃機関の制御装置に関するものである。
通常、内燃機関の排気通路には、触媒コンバータや排気フィルタなど備えて排気を浄化する排気浄化装置が設けられている。そして、そうした排気浄化装置の機能を十分に発揮させるために、ポスト噴射を実行する燃料噴射システムが知られている。このポスト噴射は、膨張行程あるいは排気行程において実行される燃料噴射弁からの燃料噴射であり、トルク発生のための燃料噴射とは別に実行される。
また、内燃機関に、その排気通路から吸気通路へと排気を再循環させる排気再循環システム(EGRシステム)を設けることが多用されている。このEGRシステムは、内燃機関の排気通路および吸気通路の間を連通する排気再循環通路(EGR通路)と同通路に設けられた排気再循環弁(EGR弁)とを備えている。
これら燃料噴射システムとEGRシステムとを備えた内燃機関にあって、排気再循環の実行時(EGR弁の開弁時)にポスト噴射が実行されると、ポスト噴射により生じた排気中の未燃燃料成分がEGR通路を介して吸気通路に戻されてしまう。これは燃焼状態を変化させることとなるために、これに伴う機関トルク制御の精度低下や排気性状の悪化などを招くおそれがあり、好ましくない。また、未燃燃料成分がEGR弁に付着することによる同EGR弁の作動抵抗の増大により、吸気通路に再循環される排気の量の調節精度の低下を招くおそれもある。
従来、ポスト噴射の実行開始に際して、EGR弁の閉弁駆動を開始した後に、ポスト噴射の実行を開始する装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置では、EGR弁が開弁状態のままポスト噴射が実行されることが抑制されて、排気通路から吸気通路へと未燃燃料成分が戻されることが抑制される。
特開2005−133596号公報
ところで、EGR弁の閉弁駆動を開始しても、同EGR弁が実際に閉弁状態になるまでには多少の時間がある。そのため、特許文献1に記載の装置のように単にポスト噴射の実行開始に先立ってEGR弁の閉弁駆動を開始するようにしても、EGR弁の動作時間に起因して、同EGR弁が閉弁状態になる前にポスト噴射の実行が開始される可能性は残る。このように特許文献1に記載の装置は、EGR弁が開弁された状態でのポスト噴射の実行を確実に抑える上では、改善の余地を残すものとなっている。
一方、ポスト噴射の実行が停止された後においては、しばらくの間、排気通路内に未燃燃料成分が残留している。この未燃燃料成分は排気流によって押し流されていずれは無くなるものの、未燃燃料成分が残留しているときにEGR弁が開弁されるようなことがあると、同未燃燃料成分が吸気通路に戻されてしまう。このように、ポスト噴射の実行停止に際しても、排気中の未燃燃料成分が吸気通路に戻されるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路に戻されることを的確に抑制することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と排気通路に設けられた排気浄化装置とを有する内燃機関に適用され、前記燃料噴射弁からの燃料噴射としてトルク発生のための燃料噴射とは別に膨張行程あるいは排気行程における燃料噴射であるポスト噴射を実行する燃料噴射システムと、前記排気通路および吸気通路を連通する排気再循環通路に設けられた排気再循環弁の駆動制御を通じて排気再循環を実行する排気再循環システムとを備え、前記ポスト噴射が未実行であることを条件に前記排気再循環弁を開弁駆動する内燃機関の制御装置であって、前記排気再循環弁が閉弁状態であることを条件に、前記ポスト噴射の実行を許可することをその要旨とする。
上記構成によれば、ポスト噴射の実行開始に際して、排気再循環弁が閉弁状態になる前に同ポスト噴射の実行が開始されることを的確に抑制することができる。そのため、ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路に戻されることを的確に抑制することができる。
なお、排気再循環弁が閉弁状態であることは、請求項2によるように、排気再循環弁の開度が所定開度以下であることをもって精度良く判断することができる。
請求項3に記載の発明は、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と排気通路に設けられた排気浄化装置とを有する内燃機関に適用され、前記燃料噴射弁からの燃料噴射としてトルク発生のための燃料噴射とは別に膨張行程あるいは排気行程における燃料噴射であるポスト噴射を実行する燃料噴射システムと、前記排気通路および吸気通路を連通する排気再循環通路に設けられた排気再循環弁の駆動制御を通じて排気再循環を実行する排気再循環システムとを備え、前記ポスト噴射が未実行であることを条件に前記排気再循環弁を開弁駆動する内燃機関の制御装置であって、前記ポスト噴射の実行停止から所定期間が経過したことを条件に、前記排気再循環弁の開弁駆動の開始を許可することをその要旨とする。
上記構成によれば、ポスト噴射の実行が停止されたときに、排気通路における排気再循環通路の接続部分より排気流れ方向上流側の部分(上流部分)に残留している未燃燃料成分が排気流によって同上流部分より排気流れ方向下流側に押し流されるのを待って、排気再循環弁の開弁駆動を開始することができる。そのため、ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が上流部分に残留した状態のまま排気再循環弁が開弁されることを抑制することができ、同未燃燃料成分が吸気通路に戻されることを的確に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関の制御装置において、前記ポスト噴射の実行が停止された後に機関出力軸が所定回数以上回転したことをもって、前記所定期間が経過したと判断することをその要旨とする。
燃焼室から排気通路に排出されるガス(排気)の総量は、機関出力軸が回転した回数から推定することが可能である。上記構成によれば、所定期間として、前記上流部分に残留している未燃燃料成分を同上流部分より排気流れ方向下流側に押し流すのに十分な量のガスが燃焼室から排気通路に排出されるようになる期間を設定することができる。
以下、本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した一実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態にかかる内燃機関の制御装置の概略構成を示す。
同図1に示すように、内燃機関10は複数の気筒#1〜#4を有しており、同内燃機関10には複数の燃料噴射弁11が取り付けられている。これら燃料噴射弁11は、各気筒#1〜#4の燃焼室に直接燃料を噴射するように設けられている。また各燃料噴射弁11は蓄圧配管としてのコモンレール12に接続されており、同コモンレール12はサプライポンプ13に接続されている。そして、このサプライポンプ13により、燃料タンク(図示略)内に備蓄された燃料が吸入されるとともにコモンレール12に向けて圧送される。これにより、コモンレール12の内部には高圧の燃料が満たされている。本実施の形態では、各燃料噴射弁11の開閉駆動を通じて、コモンレール12内の高圧燃料が各気筒#1〜#4の燃焼室内に直接噴射される。なお本実施の形態では、各燃料噴射弁11やコモンレール12、サプライポンプ13によって燃料噴射システムが構成される。
また、内燃機関10の各気筒#1〜#4は吸気通路15に接続されている。内燃機関10では、吸気通路15を通じて外部の空気(外気)が各気筒#1〜#4の燃焼室内に吸入される。吸気通路15には、同吸気通路15の通路断面積を変更するスロットル弁16が設けられている。そして、このスロットル弁16の開度制御を通じて、吸気通路15を通過する空気の量(吸入空気量)が調整される。
一方、内燃機関10の各気筒#1〜#4は排気通路18に接続されている。この内燃機関10では、排気通路18を通じて各気筒#1〜#4の燃焼室において燃焼した後のガス(排気)が外部に排出される。
内燃機関10には、排気再循環システム(EGRシステム)19が設けられている。EGRシステム19は、吸気通路15(詳しくは、そのインテークマニホールド15a)および排気通路18(詳しくは、そのエキゾーストマニホールド18a)を連通する排気再循環通路(EGR通路)20と、同EGR通路20の途中に設けられた排気再循環弁(EGR弁)21とを備えている。そして本実施の形態では、EGR弁21の開度制御を通じて、排気通路18内の排気が吸気通路15に戻されて再循環される。なお、EGR通路20の途中にはEGRクーラ22が設けられている。このEGRクーラ22により、EGR通路20を通過する排気が冷却される。
内燃機関10には、排気駆動式のターボチャージャ23が設けられている。このターボチャージャ23は、吸気通路15における上記スロットル弁16より吸気流れ方向上流側に設けられたコンプレッサ24と、排気通路18に設けられたタービン25とにより構成される。
なお、吸気通路15における上記スロットル弁16とコンプレッサ24との間にはインタークーラ26が設けられている。このインタークーラ26により、ターボチャージャ23による過給に伴って高温になった吸入空気が冷却される。
また、排気通路18におけるタービン25より排気流れ方向下流側には排気浄化装置30が設けられている。この排気浄化装置30を通過することにより、微粒子状物質(PM)や、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)などといった排気中の大気汚染物質が捕集あるいは変換されて、同排気が浄化される。
排気浄化装置30は、詳しくは、二つの触媒コンバータ31,32と一つのフィルタ33とを備えている。二つの触媒コンバータ31,32は、共に酸化触媒が内部に担持されたものであり、排気流れ方向において間隔を置いて直列に並ぶように配設されている。これら触媒コンバータ31,32により、排気中のCOやHCが無害の二酸化炭素(CO2)や水分(H2O)に変換される。上記フィルタ33は、それら触媒コンバータ31,32より排気流れ方向下流側に配設されている。このフィルタ33によって、排気中のPMが捕集される。
内燃機関10はその周辺機器として各種センサを備えている。各種センサとしては、例えばアクセルペダル27の操作量(アクセル踏み込み量AC)を検出するためのアクセルセンサ41や、機関出力軸としてのクランク軸28の回転位相(クランク角)および回転速度(機関回転速度NE)を検出するためのクランクセンサ42、EGR弁の開度(EGR開度)を検出するための開度センサ43が設けられている。その他、排気通路18における上記二つの触媒コンバータ31,32の間の部分を通過する排気の温度Taを検出するための温度センサ44や、上記二つの触媒コンバータ31,32を通過した後の排気の温度Tbを検出するための温度センサ45等も設けられている。
また内燃機関10はその周辺機器として、例えばマイクロコンピュータを有して構成される電子制御装置40を備えている。この電子制御装置40は、上記各種センサの出力信号を取り込むとともに各種の演算を行い、その演算結果に基づいて燃料噴射弁11の駆動制御やEGR弁21の開度制御など、内燃機関10の運転に関わる各種制御を実行する。
燃料噴射弁11の駆動制御では、トルク発生のための燃料噴射(メイン噴射)における燃料噴射量が調節される。具体的には先ず、メイン噴射における燃料噴射量についての制御目標値(メイン噴射量Qm)がアクセル踏み込み量ACおよび機関回転速度NEに基づき設定される。このメイン噴射量Qmとしては、アクセル踏み込み量ACが大きいほど、また機関回転速度NEが高いほど、多い量が算出される。そして、そうしたメイン噴射量Qmに応じた時間だけ燃料噴射弁11が開弁駆動されて、内燃機関10の運転状態に見合う量の燃料が噴射供給される。
また燃料噴射弁11の駆動制御では、前記メイン噴射とは別に、内燃機関10の膨張行程の終期(例えば、圧縮上死点後(ATDC)の120°CA〜160°CA)における燃料噴射(ポスト噴射)が実行される。このポスト噴射は、上記フィルタ33の機能回復を図るべく実行される。具体的には、ポスト噴射の実行によって排気中に未燃燃料成分が添加され、その未燃燃料成分が二つの触媒コンバータ31,32において酸化して排気温度が上昇する。そして、これにより高温となった排気がフィルタ33を通過することによって同フィルタ33が高温になり、フィルタ33に捕集されたPMが酸化する。
EGR弁21の開度制御では、EGR開度の変更を通じてEGR通路20の通路断面積が調節されて、同EGR通路20を通じて排気通路18から吸気通路15に戻される排気の量(EGR量)が調節される。
ここで、内燃機関10にあって排気再循環の実行時(詳しくは、EGR弁21の開弁時)にポスト噴射が実行されると、ポスト噴射により生じた排気中の未燃燃料成分がEGR通路20を介して吸気通路15に戻されてしまう。これを回避するために、本実施の形態では、ポスト噴射が未実行であることを条件にEGR弁21が開弁駆動される。
また、たとえポスト噴射の実行開始に合わせてEGR弁21の閉弁駆動を開始したとしても、同EGR弁21が実際に閉弁状態になるまでの期間、EGR弁21が開弁状態のままポスト噴射が実行されてしまう。この点をふまえて本実施の形態では、ポスト噴射の実行開始に際して、EGR弁21の閉弁駆動が開始されてから所定期間が経過したことをもって、ポスト噴射の実行が許可される。
さらに、ポスト噴射の実行停止に合わせてEGR弁21の開弁駆動を開始すると、同ポスト噴射によって生じた未燃燃料成分が排気通路18内に残留した状態でEGR弁21が開弁されて、同未燃燃料成分が吸気通路15に戻されてしまう。この点をふまえて本実施の形態では、ポスト噴射の実行停止に際して、その実行停止から所定期間が経過したことを条件に、EGR弁21の開弁駆動が開始される。
以下、ポスト噴射の実行にかかる処理(ポスト噴射処理)およびEGR弁21の開度制御にかかる処理(EGR処理)について具体的に説明する。
ここでは先ず、ポスト噴射処理について、図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図2は、ポスト噴射処理の具体的な処理手順を示すフローチャートであり、同フローチャートに示される一連の処理は、所定クランク角毎の割り込み処理として、電子制御装置40により実行される。
同図2に示すように、この処理では先ず、実行条件が成立しているか否かが判断される(ステップS101)。ここでは、以下の条件(イ)〜(ハ)の全てが満たされることをもって、実行条件が成立していると判断される。
(イ)ポスト噴射の未実行時においてフィルタ33に捕集されているPMの量(PM堆積量)が上限量以上であること、あるいはポスト噴射の実行時においてPM堆積量が下限量以上であること。なお本実施の形態では、その時々におけるPM堆積量が内燃機関10の運転状態やフィルタ33の温度などに基づき推定されて電子制御装置40に記憶されている。
(ロ)排気流れ方向下流側の触媒コンバータ32の温度が所定温度以上であること。なお本実施の形態では、その時々における触媒コンバータ32の温度が排気温度Taに基づき推定されて電子制御装置40に記憶されている。
(ハ)EGR開度が所定開度以下であること。上記所定開度としては、例えば全閉状態に対応する開度や同開度より若干大きい開度など、EGR弁21が閉弁状態であること、言い換えれば、EGR通路20を通じた吸気通路15と排気通路18との連通が遮断されていることを的確に判断可能な値が予め設定されている。
そして、実行条件が未成立である場合には(ステップS101:NO)、以下の処理(ステップS102,S103)が実行されることなく、本処理は一旦終了される。この場合には、ポスト噴射の実行が禁止される。
一方、実行条件が成立している場合には(ステップS101:YES)、メイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEに基づいて、ポスト噴射における燃料噴射量についての制御目標値(目標ポスト噴射量Qp)が設定される(ステップS102)。
ここで、メイン噴射量Qmが少ないときほど、燃焼室から排気通路18に排出されるガスの温度が低いことから、フィルタ33の温度を所定温度で維持するために多くの燃料が必要になる。また、機関回転速度NEが低いときほど、フィルタ33を排気が通過する時間、言い換えれば、排気が有する熱がフィルタ33に伝達される時間が短いことから、フィルタ33の温度を所定温度で維持するために多くの燃料が必要になる。
こうした実情をふまえ、予め定められた目標温度(例えば600〜700℃)にフィルタ33の温度を維持することの可能な噴射量が目標ポスト噴射量Qpとして設定される。詳しくは、メイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEにより定まる機関運転領域と同機関運転領域に適した目標ポスト噴射量Qpとの関係が実験結果などに基づき求められ、その求められた関係が演算マップとして電子制御装置40に記憶されており、この演算マップを参照して目標ポスト噴射量Qpが設定される。
また、メイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEに基づいて、ポスト噴射における燃料噴射時期についての制御目標値(目標ポスト噴射時期Tp)が設定される(ステップS103)。この目標ポスト噴射時期Tpとしては、噴射燃料の燃焼と燃焼室壁面への付着とを共に抑えることの可能な時期が設定される。詳しくは、メイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEにより定まる機関運転領域と同機関運転領域に適した目標ポスト噴射時期Tpとの関係が実験結果などに基づき求められ、その求められた関係が演算マップとして電子制御装置40に記憶されており、この演算マップを参照して目標ポスト噴射時期Tpが設定される。
このように目標ポスト噴射量Qpおよび目標ポスト噴射時期Tpが設定された後、本処理は一旦終了される。
そして、本実施の形態にかかる燃料噴射弁11の駆動制御では、上記目標ポスト噴射量Qpに応じた時間だけ目標ポスト噴射時期Tpにおいて燃料噴射弁11が開弁駆動されてポスト噴射が実行される。なお本実施の形態では、排気温度Tbに基づいて排気流れ方向下流側の触媒コンバータ32の下流端の温度、言い換えれば、フィルタ33の上流端の温度(フィルタ温度Tf)が推定されて、電子制御装置40に記憶されている。そしてポスト噴射の実行に際しては、このフィルタ温度Tfと予め定められた目標温度(例えば600〜700℃)とが一致するように、目標ポスト噴射量Qpがフィードバック制御される。
次に、前記EGR処理について、図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図3は、EGR処理の具体的な処理手順を示すフローチャートであり、同フローチャートに示される一連の処理は、所定時間毎の処理として、電子制御装置40により実行される。
同図3に示すように、この処理では先ず、実行条件が成立しているか否かが判断される(ステップS201)。ここでは、以下の条件(ニ)および(ホ)が共に満たされることをもって、実行条件が成立していると判断される。
(ニ)前記(イ)および(ロ)のいずれかが満たされていないこと。
(ホ)ポスト噴射の実行停止後においてクランク軸28が所定回数以上回転したこと。
ここで、ポスト噴射によって生じた未燃燃料成分が同ポスト噴射の実行停止時において排気通路18におけるEGR通路20の接続部分より排気流れ方向上流側の部分(上流部分)に残留している場合であっても、その後において燃焼室から排気通路18に排出されるガス(排気)により押し流されて、いずれは上流部分内に未燃燃料成分が殆ど残留しない状態になる。そして、内燃機関の10の燃焼室から排気通路18に排出されるガスの総量は、クランク軸28が回転した回数から推定することが可能である。
こうした実情をふまえて本実施の形態では、上記条件(ホ)における所定回数として、上流部分内の未燃燃料成分をその排気流れ方向下流側に押し流すのに十分な量(例えばエキゾーストマニホールド18aの容量と等しい量)のガスが燃焼室から排気通路に排出されるようになるクランク軸28の回転回数が求められ、予め設定されている。
そして、実行条件が未成立である場合には(ステップS201:NO)、以下の処理(ステップS202)が実行されることなく、本処理は一旦終了される。この場合には、EGR弁21の開弁駆動が禁止される。
一方、実行条件が成立している場合には(ステップS201:YES)、メイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEに基づいてAマップから、EGR開度についての制御目標値(目標EGR開度Tegr)が算出される(ステップS202)。
上記Aマップはメイン噴射量Qmおよび機関回転速度NEによって定まる機関運転状態と、同機関運転状態に適したEGR量が得られる目標EGR開度Tegrとの関係が実験などにより求められて設定されている。なお図4に示すように、目標EGR開度Tegrとしては、メイン噴射量Qmが少ないときほど、また機関回転速度NEが低いときほど大きい開度が設定される。また同図4に示すEGR実行領域とEGR停止領域とから明らかなように、メイン噴射量Qmが多いときや機関回転速度NEが高いときには排気再循環の実行が停止される(EGR弁21が閉弁される)。
このように目標EGR開度Tegrが算出された後、本処理は一旦終了される。
そして、本実施の形態にかかるEGR弁21の開度制御では、目標EGR開度TegrとEGR開度とが一致するように、同EGR開度が調節される。
以下、本実施の形態にかかる制御装置による作用について説明する。
図5に、本実施に形態にかかる制御装置におけるポスト噴射の実行態様の変化とEGR開度の推移との関係の一例を示す。
同図5の時刻t11以前においては、ポスト噴射が実行されておらず、EGR弁21が開弁されている。
時刻t11において、ポスト噴射の実行条件のうちの(イ)および(ロ)が共に満たされてEGR処理の実行条件の(ニ)が満たされなくなり、同EGR処理の実行条件が不成立になると、EGR弁21の閉弁駆動が開始され、その後においてEGR開度が徐々に小さくなる。そして時刻t12において、EGR弁21が閉弁状態になることによってポスト噴射の実行条件の(ハ)が満たされて同実行条件が成立すると、ポスト噴射の実行が開始される。
このように本実施の形態にかかる制御装置では、EGR弁21が閉弁状態であることを条件に、ポスト噴射の実行が許可される。そのため、EGR弁21が閉弁状態になる前にポスト噴射の実行が開始されることが的確に抑制される。したがって、ポスト噴射の実行開始に際して、同ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路15に戻されることを的確に抑制することができる。
また、ポスト噴射の実行が継続されてPM堆積量が少なくなることにより、時刻t13において上記(イ)が満たされなくなってポスト噴射の実行条件が不成立になると、同ポスト噴射の実行が停止される。このとき上記(ニ)が満たされるとはいえ、EGR処理の実行条件は不成立であるために、EGR弁21は閉弁状態で維持される。その後においてクランク軸28が所定回数だけ回転することにより、時刻t14においてEGR処理の実行条件の(ホ)が満たされて同実行条件が成立すると、EGR弁21の開弁駆動が開始される。
このように本実施の形態では、ポスト噴射の実行停止後においてクランク軸28が所定回数以上回転したこと、言い換えれば、ポスト噴射の実行停止後における排気の総量が前記上流部分内の未燃燃料成分をその排気流れ方向下流側に押し流すのに十分な量を超えたことが判断され、これを条件にEGR弁21の開弁駆動が許可される。そのため、ポスト噴射の実行停止時において上流部分内に残留している未燃燃料成分が排気流によって同上流部分より排気流れ方向下流側に押し流されるのを待って、EGR弁21の開弁駆動を開始することができる。したがって、ポスト噴射によって生じる未燃燃料成分が上流部分内に残留した状態のままEGR弁21が開弁されることを抑制することができ、同未燃燃料成分が吸気通路15に戻されることを的確に抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)EGR弁21が閉弁状態であることを条件に、ポスト噴射の実行を許可するようにした。そのため、ポスト噴射の実行開始に際して、同ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路15に戻されることを的確に抑制することができる。
(2)ポスト噴射の実行停止後においてクランク軸28が所定回数以上回転したことを条件に、EGR弁21の開弁駆動の開始を許可するようにした。そのため、ポスト噴射の実行停止に際して、ポスト噴射によって生じる排気中の未燃燃料成分が吸気通路15に戻されることを的確に抑制することができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・条件(ハ)は、EGR弁21が閉弁状態であることを的確に判断することの可能な条件であれば任意に変更することができる。例えば「ポスト噴射の実行停止後の経過時間が所定時間以上であること。」といった条件(ヘ)を上記条件(ハ)に代えて設定することができる。なお上記条件(ヘ)を採用する場合には、上記所定時間として、EGR弁21の閉弁駆動が開始されたときの目標EGR開度Tegrが大きい開度であるときほど長い時間を設定するようにしてもよい。同構成によれば、EGR弁21が閉弁状態になるのに要する時間に応じて上記所定時間を設定することができ、EGR弁21が実際に閉弁状態になるタイミングに合わせてポスト噴射の実行開始を許可することができる。
・条件(ホ)は、これを「ポスト噴射の実行停止後における経過時間が所定時間以上であること。」といった条件に変更するなど、任意に変更することができる。要は、ポスト噴射の実行停止後において所定期間(詳しくは、ポスト噴射の実行停止時において前記上流部分内に残留する未燃燃料成分を同上流部分より排気流れ方向下流側に押し流すのに十分な期間)が経過したことを判断することの可能な条件を設定すればよい。
・条件(ハ)を省略してもよい。同構成よっても、前記(2)に記載の効果を得ることはできる。
・条件(ホ)を省略してもよい。同構成よっても、前記(1)に記載の効果を得ることはできる。
・本発明は、ポスト噴射として、内燃機関の排気行程の終期における燃料噴射を実行する装置に限らず、内燃機関の排気行程における燃料噴射を実行する装置にも適用することができる。
・本発明にかかる制御装置は、インタークーラの設けられていない内燃機関や、ターボチャージャの設けられていない内燃機関、触媒コンバータが一つのみ設けられた内燃機関あるいは触媒コンバータの設けられない内燃機関にも適用することができる。
・排気空燃比がリーンであるときに排気中のNOxを吸蔵するとともに同排気空燃比をリッチ側にすることで吸蔵されているNOxを還元するNOx吸蔵還元触媒が排気通路に設けられた内燃機関に適用されて、排気空燃比をリッチ側にするべくポスト噴射を実行する制御装置にも、本発明にかかる内燃機関の制御装置は適用可能である。
・本発明にかかる燃料噴射装置は、1〜3気筒の内燃機関や、5気筒以上の内燃機関にも適用することができる。
本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した一実施の形態の概略構成を示す略図。 ポスト噴射処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 EGR処理の具体的な処理手順を示すフローチャート。 目標EGR開度の算出に用いるマップのマップ構造を示す略図。 ポスト噴射の実行態様の変化とEGR開度の推移との関係の一例を示すタイミングチャート。
符号の説明
10…内燃機関、11…燃料噴射弁、12…コモンレール、13…サプライポンプ、15…吸気通路、15a…インテークマニホールド、16…スロットル弁、18…排気通路、18a…エキゾーストマニホールド、19…排気再循環システム(EGRシステム)、20…排気再循環通路(EGR通路)、21…排気再循環弁(EGR弁)、22…EGRクーラ、23…ターボチャージャ、24…コンプレッサ、25…タービン、26…インタークーラ、27…アクセルペダル、28…クランク軸、30…排気浄化装置、31,32…触媒コンバータ、33…フィルタ、40…電子制御装置、41…アクセルセンサ、42…クランクセンサ、43…開度センサ、44,45…温度センサ。

Claims (4)

  1. 燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と排気通路に設けられた排気浄化装置とを有する内燃機関に適用され、前記燃料噴射弁からの燃料噴射としてトルク発生のための燃料噴射とは別に膨張行程あるいは排気行程における燃料噴射であるポスト噴射を実行する燃料噴射システムと、前記排気通路および吸気通路を連通する排気再循環通路に設けられた排気再循環弁の駆動制御を通じて排気再循環を実行する排気再循環システムとを備え、前記ポスト噴射が未実行であることを条件に前記排気再循環弁を開弁駆動する内燃機関の制御装置であって、
    前記排気再循環弁が閉弁状態であることを条件に、前記ポスト噴射の実行を許可する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記排気再循環弁の開度が所定開度以下であることをもって、同排気再循環弁が閉弁状態であると判断する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と排気通路に設けられた排気浄化装置とを有する内燃機関に適用され、前記燃料噴射弁からの燃料噴射としてトルク発生のための燃料噴射とは別に膨張行程あるいは排気行程における燃料噴射であるポスト噴射を実行する燃料噴射システムと、前記排気通路および吸気通路を連通する排気再循環通路に設けられた排気再循環弁の駆動制御を通じて排気再循環を実行する排気再循環システムとを備え、前記ポスト噴射が未実行であることを条件に前記排気再循環弁を開弁駆動する内燃機関の制御装置であって、
    前記ポスト噴射の実行停止から所定期間が経過したことを条件に、前記排気再循環弁の開弁駆動の開始を許可する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記ポスト噴射の実行が停止された後に機関出力軸が所定回数以上回転したことをもって、前記所定期間が経過したと判断する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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