JP2008196195A - 引戸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床面に敷設した走行用レール3上を車輪走行するようにした引戸扉4に、走行用レール3を跨ぐように外止機構1を配設した引戸装置Hにおいて、外止機構1が、走行用レール2を挟んで走行用レール3の長手方向に沿うようにした平板部11a、11aを備えるようにするとともに、外止機構1を、扉枠40の戸先側の両鍔付戸車5よりも前方及び戸尻側の両鍔付戸車5よりも後方において扉枠40に固定するようにする。
【選択図】図1
Description
そして、この引戸装置に用いる引戸扉4は、図7に示すように、走行用レール3上に載置され、引戸扉4の上端部が断面略コ字状の上枠2bの溝に案内されて走行するようにし、かつ、このとき、上枠2bの溝の内天面と、引戸扉4の上端面との間に隙間Sが生じるようにする。
そして、引戸扉4の取り付けに際しては、引戸扉4を斜めに傾けた状態で持ち上げながら、上枠2bの溝内に引戸扉4の上端部を挿入した後、引戸扉4を鉛直状態に戻し、両鍔付戸車5を走行用レール3上に載置するようにしている。
これによって、引戸扉4はその上端部が上枠2bの溝に案内され、下端部が両鍔付戸車5がレール上を走行することにより開閉されるようにしている。
また、例えば、引戸扉4の高さが2400mmを越えるような寸法になると、引戸扉4が側面からの衝撃等によりたわみを受けやすく、両鍔付戸車5が走行用レール3上に乗り上げ、引戸扉4が引戸枠2から外れる危険性が増大するという問題があった。
そのため、該爪部20c、20dの下端部を両鍔付戸車5の鍔外周よりも下方に突出するように構成されているものの、その突出量の最大設定値は、引戸扉4を上枠2bの溝の内天面に当接させるまで進入させた状態で、爪部20c、20dの下端部がレールを跨ぐことのできる量となり、これ以上に突出量を大きくすることはできず、両鍔付戸車5が走行用レール3に乗り上げる程度では脱線することはないものの、側面からの衝撃によって引戸扉4にたわみが生じて、反り上がり、両鍔付戸車5がレールに乗り上げ脱線し引戸扉4が引戸枠2から外れる場合があるという問題があった。
また、外止金具20の形状は、平板状の取付部20aと、走行用レール3を跨ぐように爪部20c、20dを形成した垂直材20bとを側面視T字状に配置させた形状であり、取付部20aと垂直材20bとを溶接等によって固着するか、金型によって一体成形する必要があり、溶接によるときは製作に手数を要し、金型によるときは製作コストが嵩むという問題があった。
そして、外止機構が、走行用レールを挟んで走行用レールの長手方向に沿うようにした平板部を備えるとともに、外止機構のレール上面から下方への突出量も、引戸扉上端と上枠の溝内天面との隙間量に制約されることなく自由に設定できることから、安定した外止効果を奏することができ、引戸扉に衝撃が加わった場合でも、引戸扉が引戸枠より外れることを確実に防止することができる。
この引戸装置Hは、引戸扉4と、竪枠2a、2a及び両竪枠2a、2aを繋ぐ断面略コ字状の上枠2bと下枠2cとからなる引戸枠2と、下枠2cに配設する走行用レール3とから構成されており、外止機構1は引戸扉4の扉枠である戸先側の竪骨4aの下端部と戸尻側の竪骨4aの下端部に配設するようにしている。
そして、外止機構1は、平面視コ字状の固定部材10と、該固定部材10の内側に嵌入するとともに、走行用レール3の長手方向から見て下方に開くコ字状の外止部材11とからなり、前記外止部材11の対となる平板部11a、11aが、走行用レール3を跨いで引戸扉4の下面に配設する両鍔付戸車5の外周下端よりも下方に突出するとともに、走行用レール3の長手方向に沿うように、前記固定部材10を戸先側の竪骨4aの下端部と戸尻側の竪骨4aの下端部に取り付けるようにしている。
穴10cの穿孔個所とその個数は特に限定されず、固定部材10と外止部材11とが固定される個数であればよく、平板部10b、10b間に嵌入する外止部材11の揺動を防止する観点から図例の如く複数個(図例では2個所)穿孔することが好ましい。
また、固定部材10の連結板10aには引戸扉4の竪骨4aの下部に、外止機構1をネジ13によって固定するための穴10dを穿孔する。
この穴10dは、外止機構1の上下方向への微調整ができるように、大径に、又は上下方向に長穴としても構わない。
平板部11a、11aには、外止部材11を固定部材10の平板部10b、10b間に嵌入したときに、平板部10bに穿孔した穴10cに対応する位置にネジ穴11cを形成するようにしている。
そして、両鍔付戸車5を走行用レール3上に載置した状態で、引戸扉4の戸先側の竪骨4aの下端部と戸尻側の竪骨4aの下端部に、固定部材10の連結板10aに穿孔した穴10dを合わせ、ネジ13によって固定することによって、外止機構1を引戸扉4に取り付ける。
これによって、両鍔付戸車5が、走行用レール3上の異物に乗り上げ、引戸扉4の上端面が上枠2bの溝の内天面に当接しても、引戸扉4が引戸枠2から外れることを防止できる。
この場合、取付部材14は、引戸扉4を構成する扉枠40の下骨4cにあらかじめボルト等の締結手段で取り付けるほか、溶接などの固着手段を用いて取り付けるようにしても構わない。
より具体的には、図5(c)に示すように、外止部材15を、平板部15a、15aと連結板15bとに分割して構成し、溶接固定するほか、図5(d)に示すように、板材を曲げ加工することによって形成し、取付部材14と連結する連結部分となる連結板15bの下方を切り欠くことによって構成するようにしても構わない。
また、図5(e)に示すように、あらかじめ切り欠いた板材を曲げ加工することによって形成してもよい。
さらに、コストダウンの観点から、平板部15a、15aの板厚を薄くする場合には、図5(f)に示すように、連結板15bの反対面に補強板15cを取り付け、平板部15a、15aを補強するようにするほか、図5(g)に示すように、平板部15a、15aの上部の間隔を、外止機構1を取り付ける竪骨4a又は下骨4cの内側面間の幅と略同一の寸法となるように形成することによって、平板部15a、15aの上部を竪骨4a又は下骨4cの内側面に当接させ、外止部材15の強度を確保するようにすることができる。
10 固定部材
11 外止部材
11a 平板部
11b 連結板
14 取付部材
15 外止部材
15a 平板部
15b 連結板
2b 上枠
3 走行用レール
4 引戸扉
40 扉枠
4a 竪骨
4b 上骨
4c 下骨
5 両鍔付戸車
H 引戸装置
Claims (2)
- 床面に敷設した走行用レール上を車輪走行するようにした引戸扉に、走行用レールを跨ぐように外止機構を配設した引戸装置において、前記外止機構が、走行用レールを挟んで走行用レールの長手方向に沿うようにした平板部を備えるようにするとともに、該外止機構を、扉枠の戸先側の両鍔付戸車よりも前方及び戸尻側の両鍔付戸車よりも後方において扉枠に固定するようにしたことを特徴とする引戸装置。
- 外止機構が、断面コ字状の固定部材と、該固定部材の内側に嵌入させて取り付ける、前記平板部を構成する断面コ字状の外止部材とからなることを特徴とする請求項1記載の引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032152A JP2008196195A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 引戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007032152A JP2008196195A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 引戸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008196195A true JP2008196195A (ja) | 2008-08-28 |
Family
ID=39755388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007032152A Pending JP2008196195A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008196195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102003128A (zh) * | 2010-11-03 | 2011-04-06 | 曹志伟 | 一种推拉门 |
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-
2007
- 2007-02-13 JP JP2007032152A patent/JP2008196195A/ja active Pending
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