JP6076652B2 - ビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置 - Google Patents

ビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置 Download PDF

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Description

この発明は、ビニルハウスの妻面に設けられた出入り口を開閉する、下レール走行型の引き戸装置の技術分野に属し、更に云うと、強風により引き戸が浮き上がって下レールから外れることを未然に防止する機構又は構造を備えた引き戸装置に関する。
従来から、ビニルハウスの出入り口に使用される引き戸装置は、引き戸を上レールから戸車で吊り下げた懸垂式が主流である。その理由は、下レールは地面の泥やゴミ類で汚れやすく、人や車輪に踏みつけられて曲がることも多く、引き戸の走行移動に支障を来たし易いなどの問題を有するからである。とは言え、取付作業やメンテナンス作業が容易であるという利点も存在している。
本出願人は、上記問題を解決して、下レール走行型の引き戸装置の利点を活用する引き戸装置を先に出願したので、下記の特許文献1として開示した。
特許文献1に記載した引き戸装置は、図12に示すように下レール40は、その横断面形状が略ハット形鋼状とされ、その両側低部の水平な脚部40aを地面上に凸部40bを上向きに立てた状態で使用し、引き戸41の下辺を形成する溝形鋼状の下辺フレーム42の中空部内に下レール40の上に乗って転がる戸車43が取り付けられ、且つ同下辺フレーム42の端部には戸車43の走行をガイドするレールガイド材44が嵌め込まれている。したがって、仮に下レール40の凸部40b上に泥やゴミ類が落ちてきても、通例は下方の脚部40aまで転がり落ちる。また凸部40bの上に泥やゴミ類が付着したとしても、一回戸車43が下レール40上を走行し通過すると、その重みでつぶされる又は押し退けて以後の走行の支障をきたすことがなくなる。
また、必要に応じて下レール40の出入り口の開口幅の範囲内の長さ部分を着脱でき、トラクターなどの出入りがし易く、下レール40が踏みつけられて曲がることを防止する構成が記載されている。
特開平11−243790号公報
上述した特許文献1の発明は、下レール40を、両側低部の水平な脚部40aと凸部40bとで成るハット形鋼状のものを使用することで、泥やゴミ類が下レール40上に溜まって引き戸の開閉が阻害されることを防止した下レール走行型の引き戸装置である。
しかし、上記下レール走行型の引き戸装置は、引き戸41の下辺フレーム42を何ら拘束することなく開放状態で戸車43によりスライドさせる構成である。したがって、引き戸41の全閉時に同引き戸41に対して強風が吹き付けると、ビニルシートが風圧を受けて全体が傾き易くなる。すると、前記風圧に対する拘束力が弱い引き戸41は容易に浮き上がり、終いには下辺フレーム42が下レール40から外れてしまう虞が指摘されている。仮に、引き戸41が外れると、ビニルハウス内に強風が一気に入り込み、ビニルハウス内の作物に悪影響を及ぼすだけでなく、ビニルハウス全体を倒壊させる心配がある。近年、異常気象により台風や竜巻など強風が生じる頻度が増えており、早急な対策が求められている。
本発明の目的は、上記問題点を解決することであり、下レール走行型の引き戸において、強風を受けても引き戸の下辺フレームが浮き上がり下レールから外れることを、簡易な構造で未然に確実に防止し、二次被害を最小限に止める浮き外れ防止機構を備えたビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置を提供することにある。
上記した背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置は、
ビニルハウスの妻面に設けられた出入り口の下レール型の引き戸装置において、
前記出入り口の下縁に沿って下レールが設置され、引き戸の下辺を形成する下辺フレームに前記下レールの上に乗って転がる戸車が取り付けられ、同戸車の近傍で下レールを挟む両側位置に、引き戸の浮き外れを防止する浮き外れ防止ストッパー81上向き傾斜に設けられており、
前記下レールを載置して固定する下レール受け金具9又は11には、前記浮き外れ防止ストッパー81の上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止する浮き外れ防止部93又は114が下向き傾斜に形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置において、
浮き外れ防止ストッパーは、引き戸の下辺を形成する下辺フレームの両端部に取り付けられた、レールガイド材の両側面部の下方位置に、外方に向けて突出するフランジ形状で設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置において、
出入り口の中央に位置する下レール受け金具は、下レールを載置可能な溝型形状に形成され、下レールの固定手段を備え、長さ方向の中央部に戸当たり部を有しており、
その両側辺の上部に、上記引き戸の浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置において、
出入り口の開口側辺を形成する支柱の下部にU字ボルトで固定して設置した下レール受け金具は、下レールを載置可能な溝型鋼状に形成され、下レールの固定手段を備えており、
両側辺の上部に、上記引き戸の浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部が設けられていることを特徴とする。
請求項1〜に記載した発明に係るビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置は、以下のような効果を奏する。
本発明の引き戸装置は、出入り口の下縁に沿って下レールが設置され、引き戸の下辺を形成する下辺フレームに、下レールの上に乗って転がる戸車と、同戸車の近傍で下レールを挟む両側位置に浮き外れ防止ストッパーとが設けられており、下レールを載置して固定する下レール受け金具には、浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差する浮き外れ防止部が形成されて、浮き上がり防止機構を備えた構成としている。
更に、前記下レール受け金具は、下レールを載置可能な溝型形状に形成され、その両側辺の上部に、上記引き戸の浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部を設けた構成としている。
前記下レール受け金具は、両開き式引き戸装置において、前記出入り口の中央と、出入り口の開口側辺を形成する支柱の下部とにそれぞれ設置される。つまり、2種類の下レール受け金具は、左右の引き戸の下辺フレームの内側端部と外側端部の両方を内包して拘束でき、且つ引き戸の重量を下レールを介してすべて受けて、直接地面に伝えて支持する構成とした。
したがって、全閉時の引き戸に強い風圧が当たりビニルシートが撓んで浮き外れ力が発生しても、引き戸の両端に設置された浮き外れ防止ストッパーが、各下レール受け金具の浮き外れ防止部と接触し、同引き戸の重量を受けた下レール受け金具は地面を反力に取って確実に上記浮き外れ力に抵抗するので、同引き戸が下レールから浮き外れることを未然に防止できる。また、非常に簡単な構造であるので、引き戸の取付作業やメンテナンス作業は通常通り容易にならしめることができる。
とりわけ本発明によれば、下レール受け金具の浮き外れ防止部、その先端部が下方に向かって傾斜しており、引き戸に設けられた浮き外れ防止ストッパーは、その先端部が上方に向かって傾斜している構造として、両部材の接触面を増やしたので、竜巻のような異常に強い風であっても、引き戸の下辺フレームが両受け金具から抜け出ることを確実に防止して、安全性を飛躍的に向上することができる。
本発明に係るビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置の全体構成を示した立面図である。 本発明に係るビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置をビニルハウスの妻面に適用した立面図である。 引き戸と下レールとの関係を示す部分拡大斜視図である。 下レールの中央位置に設置される受け金具を設置した拡大斜視図である。 引き戸と下レール及び受け金具を設置した状態を示した拡大断面図である。 左右の引き戸の全閉時における引き戸と下レール及び受け金具の関係を示す拡大斜視図である。 引き戸の外側端部に設置される端部用の受け金具の分解斜視図である。 図7の受け金具を支柱に固定し引き戸を全閉した際の各部材関係を示す断面図である。 図8の斜視図である。 本発明のビニルハウスの下レール走行型両開き式引き戸装置を片開き式の引き戸に実施した全体図を示した。 図10の部分拡大立面図である。 従来の下レール走行が引き戸装置の構成を示す拡大斜視図である。
本発明は、温室構成材2により組み上げたビニルハウス1の妻面に設けられた出入り口3の下レール走行型の両開き引き戸装置である。
前記出入り口3の下縁に沿って横断面形状がハット形鋼材の下レール4が設置され、引き戸6の下辺を形成する倒立した溝形状の下辺フレーム60の中空部内には、前記下レール4の上に乗って転がる戸車7が取り付けられ、同戸車7の近傍で下レールを挟む両側位置に引き戸の浮き外れ防止する浮き外れ防止ストッパー81が設けられている。
また、前記下レール4を載置して固定する下レール受け金具9、11に、前記浮き外れ防止ストッパー81の上面側へ交差して引き戸の浮き外れ防止する浮き外れ防止部93、114が形成されて、浮き上がり防止機構を備えた構成である。
前記浮き外れ防止ストッパー81は、前記下辺レール60の中空部内の端部に取り付けられたレールガイド材8の両側面部の下方位置に外方に向けて突出するフランジ形状で設けられている。
前記出入り口3の中央位置Sに位置する下レール受け金具9は、下レール4を載置可能な溝型鋼状に形成され、下レール4の固定手段92を備え、長さ方向の中央部に戸当たり部94を有しており、その両側辺の上部に、上記引き戸6の浮き外れ防止ストッパー81の上面側へ交差して引き戸6の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部93が設けられている。
また、出入り口3の開口側辺を形成する支柱20の下部にU字ボルト12で固定して設置した下レール受け金具11は、下レール4を載置可能な溝型鋼状に形成され、下レール4の固定手段113を備えており、その両側辺の上部に、上記引き戸6の浮き外れ防止ストッパー81の上面側へ交差して引き戸6の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部114が設けられている。
次に、本発明を図1〜図9に示した実施例に基づいて説明する。
本発明のビニルハウスの下レール走行型引き戸装置は、図2のように温室構成材2により組み上げたビニルハウス1の妻面に設けられた出入り口3を開閉するものとして好適に実施され、引き戸の浮き外れを防止する浮き外れ防止機構を備えた引き戸装置であることを特長とする。また、本実施例の引き戸装置は特に、両開き式の引き戸6、6に実施されるものである。図1は、本発明に係る下レール走行型の両開き引き戸装置の全体構成を示し、図2はビニルハウス1へ設置し、2枚の両開き式引き戸6、6を全閉した状態を例示している。
以下に具体的に説明すると、出入り口3の下縁に沿って横断面形状がハット形鋼材とされ、その両側低部の水平な脚部4a、4aと凸部4bとから成る下レール4が設置されている。因みに、図1に示すように、出入り口3の上縁に沿って倒立した溝型鋼状部材で構成された上位のガイドレール5が、図示することは省略したが、上レール受け金具とU字ボルトを使用して上記温室構成材2の出入り口3の開口側辺を形成する支柱20へ強固にボルト接合されている。
前記上位のガイドレール5と下レール4との間とに建て込まれる引き戸6には、その下辺を形成する倒立した溝型鋼状の下辺フレーム60の中空部内に、前記下レール4の上に乗って転がる戸車7が取り付けられている。この戸車7は、図5に示すように、その外周面が下レール4の凸部4bの上に跨るように乗るV字形の凹溝が形成されており、脱輪を可及的に防ぐ構成とされている。但し、凹溝はU字形状であっても良い。
また、前記下辺フレーム60の中空部内の左右端部には、前記取り付けられた戸車7の走行をガイドするレールガイド材8が取り付けられている。このレールガイド材8は好ましくは合成樹脂で、その下部が上記下レール4の凸部4bを挟むアーチ形状に製作され、その上部が下辺フレーム60の両端位置で引き戸6の縦辺を形成する縦辺フレーム61の中空部内に差し入れられ、ビス(図示省略)を打ち付けて取り付けられている。
このレールガイド材8の両側面部80、80は、下辺フレーム60の高さより長く形成されており、その下方位置に引き戸6の浮き外れを防止する浮き外れ防止ストッパー81が形成されている。前記浮き外れ防止ストッパー81は、その先端部が図3、図5に示すように、両側面部80の下端から外方に向けて少し上方へ傾斜を付けて伸びるフランジ形状で設けられている。同浮き外れ防止ストッパー81の幅はレールガイド材8の幅と略同じで良い。
次に、前記下レール4を載置し、固定する2種類の下レール受け金具材9、11について説明する。
この下レール受け金具9、11は、左右の引き戸6、6を全閉した際に、引き戸6、6の下辺フレーム60、60の外側端部と内側端部を内包して拘束できる構成であり、下レール受け金具9は、図1に示すように出入り口3の中央位置S部分に設置され、下レール受け金具11は出入り口の端部位置T、Tに設置されるものである。
前記下レール受け金具9は、特に図4〜6に示すように、下レール4を載置し、且つ引き戸6、6の全閉時のそれぞれの下辺フレーム60、60の内側端部を拘束するべく溝型鋼状に形成され、上記下レール4の略中央位置(図1参照)に設置される。
即ち、図4、図5に示すように、溝底面部90にはその中空部内に差し入れた下レール4が載置され、両側辺部91の内側には、前記下レール4の脚部4aの上面を押さえ付けて固定する固定手段92が直交して設けられており、同固定手段92に設けたボルト孔へ差し入れたボルト10により下レール4を締め付けて固定する構成とされている。したがって、前記レール受け材9は、引き戸6の重量のすべてを下レール4を介して受けて直接地面に伝えて支持する構造である。図示例では、固定手段92を両側辺部91、91の片側にのみ設けた場合を示しが、勿論両側に設けて実施しても良い。
更に、前記下レール受け金具9の両側辺91、91の上部に、内方へ直角に折れ曲がるフランジ形状の浮き外れ防止部93が設けられており、この浮き外れ防止部93は上記引き戸6に設置されたレールガイド材8の浮き外れ防止ストッパー81の上面側と交差する幅寸と形状に形成されている。
また、前記下レール受け金具9の両側辺から伸びる左右の浮き外れ防止部93、93の何れか一方側(図示例では前面側)であって、その長さ方向の中央部には、左右の引き戸6、6の全閉位置を決めるべく、同浮き外れ防止部93から垂直に立ち上がる戸当たり部94が設けられている。特に図6に示すように、引き戸6を全閉した際に、図示では右側の引き戸6の下辺フレーム60の内側端部に上記下レール受け金具9の戸当たり部94が当たるので、左右の引き戸6、6が出入り口3の中央位置Sで互いに接触し、隙間無く全閉することができる。図示例では、戸当たり部94を片側の浮き外れ防止部93に設けたが、両側に設けて実施することもできる。また、浮き外れ防止部93は直角に折れ曲がる形状の限りではなく、その先端部が下方に向かって傾斜する形状に形成して、レールガイド材8の浮き外れ防止ストッパー81との接触面を増やすことも好適に実施される。
次に、出入り口3の開口側辺を形成する支柱20の下部にU字ボルト12で固定される下レール受け金具11について図7〜図9に基づいて説明する。
前記下レール受け金具11は、図1に示す出入り口3の端部位置T、Tに設定されるものであり、引き戸6の全閉時において、左右の引き戸6のそれぞれの下辺フレーム60の外方端部を拘束する溝型鋼状に形成されている。
同下レール受け金具11は、溝底面部110から下レール4に直交して垂直に立ち上がるレール支持部111が設けられ、同レール支持部111上に載置された下レール4の脚部4aを押さえる固定手段113が、両側辺部112の内側に直交して設けられている。したがって、図8に示すように、下レール受け金具11のレール支持部111の上面に下レール4を載置し、Uボルト12とナット13を用いて温室構成材2の支柱20へ強固にボルト接合する際に、前記Uボルト12がその直上に位置する下レール4の脚部4aを締め付け力により若干上方へ押し上げて前記固定手段113の下面に接触させるので、確実に当該下レール4を固定できる構成である。
前記下レール受け金具11には、その両側辺部112の上部から内方へ折れ曲がるフランジ形状の浮き外れ防止部114が設けられており、同浮き外れ防止部114は、上記引き戸6に設置されたレールガイド材8の浮き外れ防止ストッパー81の上面側と交差する幅寸と形状に形成されている。
しかも、下レール受け金具11の両浮き外れ防止部114は、その先端部が下方に向かって傾斜しており、引き戸6に設置されたレールガイド材8の浮き外れ防止ストッパー81の先端部が上方に向かって傾斜している構造として、両部材の接触面を増やしている。
勿論、傾斜していることは必須ではなく、浮き外れ防止ストッパー81の上面側と交差可能であれば良く、例えば浮き外れ防止部114は直角に折れ曲がる形状で実施することもできる。
つまり、左右の引き戸6は、上記浮き外れ防止ストッパー81を取り付けた構成とし、上記出入り口3の中央位置Sと端部位置T、Tに設置される下レール受け金具9と11には、前記浮き外れ防止ストッパー81の上面側と交差するフランジ形状の浮き外れ防止部93と114設けた構成として、引き戸の浮き外れ防止機構を構築している。
この浮き外れ防止機構は、全閉時の左右の引き戸6、6の各内側端部と外側端部にそれぞれ構築されているので、全閉時に左右の引き戸6、6に強い風圧が当たり浮き上がり力が発生して、前記引き戸6、6の浮き外れ防止ストッパー81と各浮き外れ防止部93と114とが接触しても、上記下レール金具9、11が地面を反力に取って下辺フレーム60が浮き上がって下レール4から外れることを確実に防止するのである。
本実施例では、ビニルハウスの妻面に設けられた出入り口を開閉する両開き式の引き戸装置を図示し説明したが、同様の技術的思想に基づいて、図10、図11に示す片開き式の引き戸装置にも実施できる。
即ち、ビニルハウス1’の妻面の出入り口3’において、1枚の引き戸6が使用され、その構成は実施例1と同様に浮き上がり防止ストッパー81が形成され、戸車7を介して下レール4上を走行する構成である。
大きな相違点は、使用される下レール受け金具が、図11に示したように、開口側辺を成す二本の支柱20、20の両下端部H、Hに設置される下レール受け金具11、11のみである点にある。したがって、この浮き外れ防止機構は、全閉時の引き戸6の両下端部に構築されるものであり、強い風圧を受けても、前記引き戸6の浮き外れ防止ストッパー81と浮き外れ防止部114とが確実に接触するので、引き戸6が浮き上がって下レール4から外れることを確実に防止する。
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施し得る。
1 ビニルハウス
2 温室構成材
3 出入り口
4 下レール
5 上位のガイドレール
6 引き戸
7 戸車
8 レールガイド材
81 浮き外れ防止ストッパー
9、11 下レール受け金具
93、114 浮き外れ防止部

Claims (4)

  1. ビニルハウスの妻面に設けられた出入り口の下レール型の引き戸装置において、
    前記出入り口の下縁に沿って下レールが設置され、引き戸の下辺を形成する下辺フレームに、前記下レールの上に乗って転がる戸車が取り付けられ、同戸車の近傍で下レールを挟む両側位置に、引き戸の浮き外れを防止する浮き外れ防止ストッパーが上向き傾斜に設けられており、
    前記下レールを載置して固定する下レール受け金具には、前記浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止する浮き外れ防止部が下向き傾斜に形成されていることを特徴とする、ビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置。
  2. 浮き外れ防止ストッパーは、引き戸の下辺を形成する下辺フレームの両端部に取り付けられた、レールガイド材の両側面部の下方位置に、外方に向けて突出するフランジ形状設けられていることを特徴とする、請求項1に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置。
  3. 出入り口の中央に位置する下レール受け金具は、下レールを載置可能な溝型形状に形成され、下レールの固定手段を備え、長さ方向の中央部に戸当たり部を有しており、
    その両側辺の上部に、上記引き戸の浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置。
  4. 出入り口の開口側辺を形成する支柱の下部にU字ボルトで固定して設置した下レール受け金具は、下レールを載置可能な溝型鋼状に形成され、下レールの固定手段を備えており、
    両側辺の上部に、上記引き戸の浮き外れ防止ストッパーの上面側へ交差して引き戸の浮き外れを防止するフランジ形状の浮き外れ防止部が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載したビニルハウスの下レール走行型の引き戸装置。
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