JP2008196144A - 住宅 - Google Patents

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JP2008196144A
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洋 大西
Tsurahito Ibuki
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Abstract

【課題】建物のプラン上の自由度を向上させる。
【解決手段】住宅10では、建物12から突出された部分に、制震架構16が設けられている。このため、建物12に設ける制震架構16(ダンパ22)の数を減らす又はなくすことができ、建物12の間取り及び開口の設置位置の自由度を向上できて、建物12のプラン上の自由度を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外部に外部突出部が突出された住宅に関する。
住宅、例えばユニット住宅としては、フレーム内に制震装置が配置された建物ユニットと、フレーム内に制震装置が配置されない建物ユニットと、が組み合わされたユニット建物がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このユニット建物では、制震装置が配置された箇所には、開口部を設けることができず、ユニット建物のプラン上の制約になる。
特開2005−23596公報
本発明は、上記事実を考慮し、建物のプラン上の自由度を向上できる住宅を得ることが目的である。
請求項1に記載の住宅は、建物の外部に突出された外部突出部と、前記外部突出部に設けられ、前記建物に対する制震性を有する制震架構と、を備えている。
請求項2に記載の住宅は、請求項1に記載の住宅において、前記外部突出部は、特に、バルコニー、外部廊下、外部階段室、外部庇、袖壁、車庫、温室及びパーゴラの少なくとも1つである前記建物の外部に付帯された部分である、ことを特徴としている。
請求項3に記載の住宅は、請求項1又は請求項2に記載の住宅において、前記制震架構は、前記建物から突出された梁と、前記梁の先端に配置され、前記梁に比し剛性を高くされた壁又は柱である先端部材と、前記梁と前記先端部材とに囲まれた部分に設置された制震装置と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の住宅は、請求項1又は請求項2に記載の住宅において、前記制震架構は、前記建物から独立して設けられ、耐震性を有する独立耐震架構と、前記建物と前記独立耐震架構とを接続する制震装置と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の住宅は、請求項3又は請求項4に記載の住宅において、前記制震装置は、水平構面に配置されたダンパである、ことを特徴としている。
請求項6に記載の住宅は、請求項1又は請求項2に記載の住宅において、前記外部突出部は、前記建物の外壁外側に取り付けられたファサードユニットであり、前記建物の外側に配置された化粧パネルと、前記建物と前記化粧パネルとを接続する接続フレーム部と、を有することを特徴としている。
請求項7に記載の住宅は、請求項6に記載の住宅において、前記接続フレーム部は、化粧パネルフレーム、支柱、床フレーム、天井フレーム、接続梁及び斜材の少なくとも2つを組み合わせて構成された、ことを特徴としている。
請求項8に記載の住宅は、請求項6又は請求項7に記載の住宅において、前記化粧パネルの割付モジュール、材料及び塗装を、前記建物の外壁と同一にした、ことを特徴としている。
請求項9に記載の住宅は、請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載の住宅において、前記化粧パネルは、ソーラーパネル、格子状パネル、半透明パネル、木質パネル、金属パネル、窯業系パネル、樹脂パネル及びガラスパネルの何れか1つで又は少なくとも2つを組み合わせて構成された、ことを特徴としている。
請求項10に記載の住宅は、請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の住宅において、前記化粧パネルの一部を開閉可能にした、ことを特徴としている。
請求項11に記載の住宅は、請求項7乃至請求項10の何れか1項に記載の住宅において、前記床フレーム及び天井フレームの少なくとも一方にパネル材を取り付けた、ことを特徴としている。
請求項12に記載の住宅は、請求項6乃至請求項11の何れか1項に記載の住宅において、前記外部突出部の内部に住宅設備を収納した、ことを特徴としている。
請求項13に記載の住宅は、請求項6乃至請求項12の何れか1項に記載の住宅において、前記外部突出部をユニット化又はサブユニット化した状態で前記建物の外壁外側に取り付けた、ことを特徴としている。
請求項14に記載の住宅は、請求項1又は請求項2に記載の住宅において、前記外部突出部は、前記建物の側方に配置されると共に、開口を設けた玄関システムである、ことを特徴としている。
請求項15に記載の住宅は、請求項14に記載の住宅において、前記建物の壁と直交する前記外部突出部の2つの面に前記開口を設け、一方の前記開口は、人が歩いて出入り可能な通常玄関であり、他方の前記開口は、車椅子が出入り可能な車椅子用玄関である、ことを特徴としている。
請求項16に記載の住宅は、請求項14又は請求項15に記載の住宅において、前記建物の壁と平行な前記外部突出部の壁を、耐震性を有する耐震壁とした、ことを特徴としている。
請求項17に記載の住宅は、請求項14乃至請求項16の何れか1項に記載の住宅において、前記建物の壁と、前記建物の壁と平行な前記外部突出部の壁と、を制震装置で接続した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の住宅では、建物の外部に外部突出部が突出されており、建物に対する制震性を有する制震架構が外部突出部に設けられている。このため、建物に設ける制震架構の数を減らす又はなくすことができ、建物のプラン上の自由度を向上させることができる。
請求項2に記載の住宅では、外部突出部が、特に、バルコニー、外部廊下、外部階段室、外部庇、袖壁、車庫、温室及びパーゴラの少なくとも1つである建物の外部に付帯された部分にされている。このため、建物の外部に付帯された部分に制震架構が設けられることで、有効な制震機能を有することができる。
請求項3に記載の住宅では、制震架構が梁と先端部材と制震装置とを有しており、梁は建物から突出されると共に、先端部材は梁の先端に配置されて梁に比し剛性を高くされた壁又は柱にされ、かつ、制震装置は梁と先端部材とに囲まれた部分に設置されている。このため、制震架構の構造を簡単にすることができる。
請求項4に記載の住宅では、制震架構が独立耐震架構と制震装置とを有しており、独立耐震架構は建物から独立して設けられて耐震性を有すると共に、制震装置は建物と独立耐震架構とを接続している。このため、制震架構の構造を簡単にすることができる。
請求項5に記載の住宅では、制震装置が水平構面に配置されたダンパにされている。このため、建物への開口の設置位置に制約がなくなり、建物のプラン上の自由度を一層向上させることができる。
請求項6に記載の住宅では、外部突出部が、建物の外壁外側に取り付けられたファサードユニットであり、建物の外側に化粧パネルが配置されると共に、建物と化粧パネルとを接続フレーム部が接続している。このため、建物の意匠に拘らず、外部突出部によって外観意匠の向上を図ることができる。
請求項7に記載の住宅では、接続フレーム部が、化粧パネルフレーム、支柱、床フレーム、天井フレーム、接続梁及び斜材の少なくとも2つを組み合わせて構成されている。このため、接続フレーム部の構成を簡単にすることができる。
請求項8に記載の住宅では、化粧パネルの割付モジュール、材料及び塗装が、建物の外壁と同一にされている。このため、建物と化粧パネルとの調和を図ることができる。
請求項9に記載の住宅では、化粧パネルが、ソーラーパネル、格子状パネル、半透明パネル、木質パネル、金属パネル、窯業系パネル、樹脂パネル及びガラスパネルの何れか1つで又は少なくとも2つを組み合わせて構成されている。このため、化粧パネルを適切にすることができる。
請求項10に記載の住宅では、化粧パネルの一部が開閉可能にされている。このため、外部突出部に例えば設備や自転車等を収納することができる。
請求項11に記載の住宅では、床フレーム及び天井フレームの少なくとも一方にパネル材が取り付けられている。このため、外部突出部を例えば庇、バルコニー、設備置場等として利用することができる。
請求項12に記載の住宅では、外部突出部の内部に住宅設備が収納されている。このため、住宅設備の設置場所の自由度を向上させることができる。
請求項13に記載の住宅では、外部突出部がユニット化又はサブユニット化された状態で建物の外壁外側に取り付けられている。このため、外部突出部の大きさ、外部突出部の建物への取付現場等に応じて、効率良く、外部突出部の建物への取付現場へ外部突出部を輸送することができると共に、外部突出部を建物に取り付けることができる。
請求項14に記載の住宅では、外部突出部が、建物の側方に配置されると共に、開口が設けられた玄関システムにされている。このため、玄関システムの自由度を向上させることができる。
請求項15に記載の住宅では、建物の壁と直交する外部突出部の2つの面に開口が設けられており、一方の開口は、人が歩いて出入り可能な通常玄関にされると共に、他方の開口は、車椅子が出入り可能な車椅子用玄関にされている。このため、人が歩いて出入りすることができるのみならず、車椅子が出入りすることができる。
請求項16に記載の住宅では、建物の壁と平行な外部突出部の壁が、耐震性を有する耐震壁とされている。このため、外部突出部の耐震性を向上させることができる。
請求項17に記載の住宅では、建物の壁と、建物の壁と平行な外部突出部の壁と、が制震装置で接続されている。このため、外部突出部及び建物の制震性を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る住宅10が左方から見た側面図にて示されており、図2には、住宅10が左斜め前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、住宅10の前方を矢印FRで示し、住宅10の左方を矢印LHで示し、住宅10の上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係る住宅10(ユニット住宅)には、建物12(建物本体)が設けられており、建物12は、住宅10の前部以外の部分に配置されている。建物12は、複数階建て(本実施の形態では2階建て)にされており、建物12の前面には、上側部分及び下側部分において、それぞれ窓部14(開口)が設けられている。
建物12の前方には、外部突出部としての制震架構16が設けられており、制震架構16は建物12から前方へ突出されている。制震架構16の前端には、先端部材及び独立耐震架構としての平板状の剛性壁18(壁)が立設されており、剛性壁18は、下端を住宅10の基礎に剛接合されると共に、剛性を高くされて、耐震性を有している。剛性壁18には、左端部及び右端部において、それぞれ長尺矩形状の左縦壁18A及び右縦壁18Bが上下方向に設けられており、左縦壁18Aと右縦壁18Bとの間には、上端部、上下方向中間部及び下端部において、それぞれ長尺矩形状の上部壁18C、中部壁18D及び下部壁18Eが架け渡されている。
建物12と剛性壁18との間には、剛性壁18の上端の左端、左右方向中央部及び右端の部分、剛性壁18の上下方向中間部の左端及び右端の部分、剛性壁18の下端の左端及び右端の部分において、矩形柱状の梁20が架け渡されており、梁20は、建物12と剛性壁18とを接続すると共に、剛性壁18に比し剛性が低くされている。
建物12と剛性壁18との間の空間の上面(水平構面)、左面及び右面には、建物12と剛性壁18と梁20とによって囲まれる各面において、制震装置としての一対のダンパ22が架け渡されており、ダンパ22は、建物12と剛性壁18とを接続している。ダンパ22の長手方向中間部には、円柱状のダンパ本体22Aが設けられており、ダンパ本体22Aの両端から軸状のダンパ軸22Bが突出している。ダンパ22の両端(各ダンパ軸22Bの先端)は、それぞれ建物12と梁20との境界部分及び剛性壁18と梁20との境界部分に接続されており、各対のダンパ22はX字状に配置されている。
剛性壁18の左縦壁18Aにおける上側部分及び下側部分の後側にも、それぞれ一対のダンパ22が架け渡されており、ダンパ22の両端(各ダンパ軸22Bの先端)は剛性壁18に接続されると共に、各対のダンパ22はX字状に配置されている。
ここで、地震時には、建物12の震動が、上記ダンパ22によって吸収されて、軽減される。
また、制震架構16は、建物12に取り付けられる際に組み付けられるか、工場でユニット化又はサブユニット化されて建物12に取り付けられる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の住宅10では、建物12から突出された部分に制震架構16が設けられているため、建物12に設ける制震架構16(ダンパ22)の数を減らす又はなくすことができる。このため、建物12の間取り及び開口(窓部14等)の設置位置の自由度を向上でき、建物12のプラン上の自由度を向上させることができる。さらにこのため、建物12内での制震架構16(ダンパ22)によるヒートブリッジの発生を抑制でき、建物12の断熱性能を向上させることができる。しかもこのため、建物12が既築のものである場合(建物12が新築のものでない場合)でも、建物12に対し大掛かりなリフォームをすることなく、建物12に制震架構16を容易に取り付けることができると共に、建物12の制震効果を高めることができる。
さらに、建物12と剛性壁18との間の空間の上面、左面及び右面にダンパ22が設けられている。このため、建物12への開口の設置位置に制約がなくなり、建物12のプラン上の自由度を一層向上させることができると共に、建物12の外観を向上させることができる。
また、制震架構16は、建物12への取付作業現場で組み付けられて建物12に取り付けられる(組み付けられつつ建物12に取り付けられる場合を含む)か、工場でユニット化又はサブユニット化されて建物12に取り付けられる(組み付けられつつ建物12に取り付けられる場合を含む)。このため、制震架構16の大きさや建物12への取付作業現場の条件等に応じて、効率よく、制震架構16を搬送できると共に、制震架構16を建物12に取り付ける(施工する)ことができる。
なお、本実施の形態では、建物12と剛性壁18との間の空間の上面、左面及び右面にダンパ22を設けた構成としたが、建物12と剛性壁18との間の空間の下面や上下方向中間の水平面にダンパ22を設けた構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、剛性壁18の左縦壁18Aにダンパ22を設けた構成としたが、剛性壁18の右縦壁18B、上部壁18C、中部壁18D及び下部壁18Eにダンパ22を設けた構成としてもよい。
また、本実施の形態では、本発明の先端部材及び独立耐震架構を剛性壁18とした構成としたが、本発明の先端部材及び独立耐震架構を剛性柱(柱)とした構成としてもよい。
(第1変形例)
図3には、本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る住宅30が左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
本変形例に係る住宅30は、複数階建て(本変形例では2階建て)のアパートにされており、建物12の前面には、上側部分及び下側部分において、それぞれ玄関扉32(開口)が複数設けられている。
制震架構16は、アパートの屋外廊下を構成しており、制震架構16の剛性壁18は、略逆U字形板状にされている。制震架構16には、上端、上下方向中間部及び下端において、それぞれ矩形板状の外部庇34、外部廊下としての2階外部廊下36及び1階外部廊下38が水平に設けられており、外部庇34、2階外部廊下36及び1階外部廊下38は、建物12と剛性壁18とを接続している。2階外部廊下36の前端には、右端を除く部分において、矩形状の端板40が設けられており、端板40の下端は2階外部廊下36の前端に固定されている。2階外部廊下36の右端には、外部階段室としての外部階段42の上端が固定されており、外部階段42は左方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ傾斜されている。
建物12と剛性壁18との間の空間の左面及び右面には、建物12と剛性壁18と外部庇34と2階外部廊下36とによって囲まれる面及び建物12と剛性壁18と2階外部廊下36と1階外部廊下38とによって囲まれる面において、一対のダンパ22が架け渡されており、ダンパ22は、建物12と剛性壁18とを接続している。ダンパ22の両端(各ダンパ軸22Bの先端)は、建物12と剛性壁18と外部庇34、2階外部廊下36又は1階外部廊下38との境界部分に接続されており、各対のダンパ22はX字状に配置されている。
ここで、本変形例でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、建物12の外部に付帯された部分(屋外廊下)に制震架構16が設けられているため、有効な制震機能を有することができる。
(第2変形例)
図4には、本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る住宅50が左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
本変形例に係る住宅50では、制震架構16の剛性壁18が逆U字形板状にされており、制震架構16の梁20は、建物12と剛性壁18との間に、剛性壁18の上端、上下方向中間部及び下端の左端及び右端の部分において、架け渡されている。
建物12と剛性壁18との間の空間の左面及び右面には、建物12と剛性壁18と梁20とによって囲まれる各面において、一対のダンパ22が架け渡されており、ダンパ22は、建物12と剛性壁18とを接続している。
建物12と剛性壁18との間には、バルコニーとしてのベランダ52が架け渡されており、ベランダ52は、建物12の2階部分用のものにされている。
ここで、本変形例でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、建物12の外部に付帯された部分(ベランダ52)に制震架構16が設けられているため、有効な制震機能を有することができる。
なお、上記第1の実施の形態、第1変形例又は第2変形例において、制震架構16に袖壁、車庫、温室、パーゴラ、及び、半屋外空間として利用されるパティオの少なくとも1つが設けられた構成としてもよい。
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の第2の実施の形態に係る住宅60が右斜め前方から見た斜視図にて示されており、図6には、住宅60が上方から見た平面図にて示されている。さらに、図7には、住宅60が右斜め前方から見た分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る住宅60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係る住宅60では、制震架構16が住宅60のファサード面(道路側の面)に配置されたファサードユニット(住宅設備格納装置)にされており、制震架構16の剛性壁18は、前面視横L字状にされている。
図8及び図9に詳細に示す如く、剛性壁18は、前側における化粧パネルとしての平板状の外壁パネル62と、後側における接続フレーム部を構成する化粧パネルフレーム及び支柱としての枠状の外壁フレーム64と、が組み合わされて構成されており、外壁フレーム64の左端部分の内部には、筒状の竪樋66が上下方向へ貫通されている。外壁パネル62は、分割された割付モジュール62Aが結合されて構成されており、外壁パネル62は、割付モジュール62A、材料及び塗装が、建物12の外壁と同一にされて、建物12の外壁と外壁パネル62との調和が図られている。なお、外壁パネル62は、格子状パネル、半透明パネル、木質パネル、金属パネル、窯業系パネル(粘土その他の非金属無機材料等が高温加工されたパネル)、樹脂パネル及びガラスパネルの何れか1つで又は少なくとも2つが組み合わされて構成されてもよい。
建物12と剛性壁18との間には、剛性壁18の上端、上下方向中間部及び下端の部分において、それぞれ接続フレーム部の接続梁を構成する矩形枠状の天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72が架け渡されており、天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72は、建物12と剛性壁18とを接続すると共に、剛性壁18に比し剛性が低くされている。
図11(B)に示す如く、天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72に対応して、建物12には梁74が設けられており、梁74及び外壁フレーム64には、屈曲板状の固定板76が固定されている。固定板76には、位置決め手段を構成する三角錘状の位置決めピン78が固定されると共に、図11(A)及び図12に示す如く、天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72には、位置決め手段を構成する円状の位置決め孔80が形成されており、位置決めピン78を位置決め孔80に挿入(嵌入)することで、天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72が梁74と外壁フレーム64との間に位置決めされている。天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72は、固定板76にボルト82の締結によって固定されており、これにより、天井フレーム68、バルコニーフレーム70及び床フレーム72が梁74及び外壁フレーム64に固定されている。
天井フレーム68及びバルコニーフレーム70の4つの角部は、比較的ラフ(緩く)に固定されると共に、天井フレーム68内及びバルコニーフレーム70内には、接続フレーム部を構成する斜材としてのダンパ22が複数(例えば4つ)架け渡されており、ダンパ22は、天井フレーム68又はバルコニーフレーム70を介して、建物12と剛性壁18とを接続している。ダンパ22の両端(各ダンパ軸22Bの先端)は、天井フレーム68及びバルコニーフレーム70の前側部分と後側部分とに接続されており、複数のダンパ22は例えばW字状に配置されている。
また、例えば、天井フレーム68内とバルコニーフレーム70内とでダンパ22の数が同一の場合に天井フレーム68内のダンパ22の制震力をバルコニーフレーム70内のダンパ22の制震力に比し大きくしたり、各ダンパ22の制震力が同一の場合に天井フレーム68内のダンパ22の数をバルコニーフレーム70内のダンパ22の数に比し多くしたりして、天井フレーム68による制震力がバルコニーフレーム70による制震力に比し大きくされている。さらに、天井フレーム68内のダンパ22の数がバルコニーフレーム70内のダンパ22の数に比し多くされる場合には、バルコニーフレーム70内にダンパ22が設置されない開放部分を形成できて、バルコニーフレーム70が開放感を感じさせることができる。
図8及び図9に詳細に示す如く、バルコニーフレーム70上及び床フレーム72上には、パネル材としての矩形板状の床パネル84が設置されている。さらに、図10に詳細に示す如く、天井フレーム68内には、パネル材としての雨樋86が設置されており、雨樋86は、左端が外壁フレーム64の竪樋66に連通されると共に、庇としても機能可能にされている。
バルコニーフレーム70の前端及び右端には、屈曲板状の端板88が設けられており、端板88の下端はバルコニーフレーム70の前端及び右端に固定されている。これにより、バルコニーフレーム70、バルコニーフレーム70上の床パネル84及び端板88によって、バルコニー90が構成されている。
制震架構16の下側部分(建物12の左側かつ下側の部分の前側)は、格納室92にされており、格納室92の右側面には、開閉扉94が開閉(回動)可能に設けられている。格納室92内には、住宅設備96(燃料電池、エコキュート(商標名)等の給湯器、エコウィル(商標名)等の発電発熱器、エアコンディショナの室外機等)が格納されており、住宅設備96は、住宅60の外側から見えなくされている。
図7に示す如く、制震架構16は、工場で、ユニット化された後、搬送され、建物12に取り付けられる。または、図8に示す如く、制震架構16は、工場で、外壁パネル62のサブユニット、外壁フレーム64及び竪樋66のサブユニット、天井フレーム68、雨樋86及び天井フレーム68内のダンパ22のサブユニット、バルコニーフレーム70、バルコニーフレーム70上の床パネル84、バルコニーフレーム70内のダンパ22、格納室92、住宅設備96、床フレーム72及び床フレーム72上の床パネル84のサブユニットが製造された後、搬送され、ユニット化されて建物12に取り付けられる(ユニット化されつつ建物12に取り付けられる場合を含む)。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、制震架構16が住宅60のファサード面に配置されたファサードユニットにされている。このため、建物12の意匠に拘らず、制震架構16によって住宅60の外観意匠(道路側のデザイン(ファサードデザイン))の向上を図ることができる。
また、制震架構16の格納室92内に、住宅設備96が格納されている。このため、住宅60の左右両側及び後側に住宅設備96を設置できない場合でも住宅60に住宅設備96を設置することができて住宅設備96の設置場所の自由度を向上させることができる。しかもこのため、住宅60の道路側において住宅設備96のメンテナンスを実施することができ、住宅設備96のメンテナンスを容易に実施することができる。
なお、本実施の形態において、外壁パネル62の一部(特に下側部分)を開閉可能にした構成としてもよい。これにより、当該外壁パネル62の一部を介して制震架構16に例えば設備や自転車等を収納することができる。
(第1変形例)
図13には、本発明の第2の実施の形態の第1変形例に係る住宅100が前方から見た正面図にて示されている。
本変形例に係る住宅100では、制震架構16の上側かつ左側の部分も、格納室92にされており、格納室92の右側面には、開閉扉94が開閉(回動)可能に設けられている。格納室92内には、住宅設備96が格納されており、住宅設備96は、住宅100の外側から見えなくされている。
上側及び下側の住宅設備96の下面には、複数(本変形例では3つ以上)のローラ102(コロ)が回転可能に取り付けられており、住宅設備96は複数のローラ102に支持されている。これにより、住宅設備96は、複数のローラ102が回転されつつ、横方向へ容易に移動(スライド)可能にされている。
制震架構16の端板88には、パイプ104が上下方向に複数取り付けられており、パイプ104は横方向に沿って配置されている。パイプ104の左端には、上側の住宅設備96が連通されており、パイプ104には、上側の住宅設備96からの排気を通すことができると共に、上側の住宅設備96から発生する排熱を利用して温水を通すことができる。
制震架構16のバルコニーフレーム70よりも下側部分は、シャッタ106によって閉じられており、シャッタ106は上下方向に移動可能にされて開閉可能にされている。シャッタ106には、上記と同様のパイプ104が上下方向に複数取り付けられており、パイプ104は横方向に沿って配置されている。パイプ104の左端には、下側の住宅設備96が連通されており、パイプ104には、下側の住宅設備96からの排気を通すことができると共に、下側の住宅設備96から発生する排熱を利用して温水を通すことができる。
ここで、本変形例でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、制震架構16の下側部分のみならず、制震架構16の上側部分にも、格納室92が設けられて、住宅設備96が格納されている。このため、複数世帯(2世帯以上)に対応して複数(2つ以上)の住宅設備96を設置することができる。
また、住宅設備96は、複数のローラ102が回転されつつ、横方向へ容易に移動可能にされている。このため、例えば住宅設備96のメンテナンスのために、住宅設備96を格納室92に対し容易に引き出しかつ格納することができる。
さらに、冬季には、上側及び下側の住宅設備96から発生する排熱を利用して端板88及びシャッタ106のパイプ104に温水を通すことで、住宅100全体の暖房機として利用することができる。一方、冬季以外の季節には、上側及び下側の住宅設備96からの排気をパイプ104に通すことで、上側及び下側の住宅設備96の排熱をすることができる。
(第2変形例)
図14には、本発明の第2の実施の形態の第2変形例に係る住宅110が右斜め前方から見た斜視図にて示されている。
本変形例に係る住宅110では、剛性壁18の外壁パネル62が、太陽光発電パネル(ソーラーパネル)にされており、外壁パネル62は、太陽光を受光することで、発電可能にされている。
制震架構16の格納室92内の住宅設備96は、蓄電池にされており、住宅設備96には、外壁パネル62によって発電された電気が蓄電可能にされている。
ここで、本変形例でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、外壁パネル62が太陽光を受光することで発電された電気を住宅設備96に蓄電することができる。
[第3の実施の形態]
図15には、本発明の第3の実施の形態に係る住宅120が左斜め前方から見た分解斜視図にて示されており、図16には、住宅120が左方から見た側面図にて示されている。さらに、図17には、住宅120が前方から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係る住宅120は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係る住宅120では、建物12がユニット建物にされると共に、建物12の前面に矩形状の開口122が設けられて、制震架構16が住宅120の玄関システムにされている。制震架構16の前端の耐震壁としての剛性壁18は、矩形板状の壁フレーム(正面パネル)にされており、剛性壁18は下地において防火構造が設けられている。
建物12と剛性壁18との間には、剛性壁18の上部の部分において、矩形状の屋根フレーム124(屋根パーツ、玄関庇)が架け渡されており、屋根フレーム124は、建物12と剛性壁18とを接続すると共に、剛性壁18に比し剛性が低くされている。屋根フレーム124には、矩形枠状の屋根枠126が設けられており、上記第2の実施の形態の天井フレーム68及びバルコニーフレーム70(図11及び図12参照)と同様に、屋根枠126は、建物12の梁74(図18参照)及び剛性壁18に固定されると共に、4つの角部が比較的ラフ(緩く)に固定されて内部にダンパ22が複数架け渡されている。また、屋根枠126の上側及び下側には、パネル材としての矩形板状の屋根パネル128が固定されている。
建物12と剛性壁18との間には、剛性壁18の下端の部分において、矩形状の床フレーム130が架け渡されており、床フレーム130は、建物12と剛性壁18とを接続すると共に、剛性壁18に比し剛性が低くされている。
建物12と剛性壁18との間には、剛性壁18の左端近傍及び右端の部分において、開口としての矩形状のサッシフレーム132が架け渡されており、サッシフレーム132は、建物12と剛性壁18とを接続すると共に、剛性壁18に比し剛性が低くされている。一対のサッシフレーム132と剛性壁18と屋根フレーム124とに囲まれる部分は、玄関ホール134(玄関スペース)にされており、玄関ホール134内には、玄関収納(図示省略)が設けられている。
左側のサッシフレーム132は、通常玄関にされており、左側のサッシフレーム132には、玄関ドアとしての矩形状の回動扉136が設けられている。回動扉136は、後端を中心として回動可能にされて、開閉可能にされており、回動扉136が開放されることで、人が歩いて出入り可能にされている。
図18にも示す如く、右側のサッシフレーム132は、車椅子用玄関にされており、右側のサッシフレーム132には、玄関ドアとしての矩形状の折畳扉138が設けられている。折畳扉138には、後側の第1扉138A及び前側の第2扉138Bが設けられており、第1扉138Aは、後端を中心として回動可能にされ、かつ、第2扉138Bは、後端が第1扉138Aの前端に回動可能に支持されると共に、前端が前後方向へスライド可能にされている。これにより、折畳扉138は、第1扉138Aが後端を中心として回動されると共に第2扉138Bが第1扉138Aの前端に対して回動されつつ前端を前後方向へスライドされて、開閉可能にされており、折畳扉138は、閉じられた状態から、第1扉138Aが後端を中心として左側へ回動されると共に第2扉138Bが第1扉138Aの前端に対して後側へ回動されつつ前端を後方へスライドされて、折り畳まれた状態(第1扉138Aと第2扉138Bとが重ね合わされた状態)に開放可能にされている。
右側のサッシフレーム132の右側には、昇降手段としての段差解消機140が設けられており、段差解消機140には昇降装置142が設けられている。昇降装置142の上端には、矩形板状の昇降板144が支持されており、昇降装置142が駆動されることで、昇降板144が昇降されて、昇降板144の上面が、グランド面146と同一の高さと、折畳扉138の下端(サッシフレーム132の開口下端)及び床フレーム130の上面と同一の高さと、に配置可能にされている。このため、昇降板144の上面がグランド面146と同一の高さに配置されることで、車椅子148が昇降板144の上面とグランド面146との間で移動可能にされると共に、昇降板144の上面が折畳扉138の下端及び床フレーム130の上面と同一の高さに配置されることで、車椅子148が昇降板144の上面と床フレーム130の上面との間で移動可能にされている。
これにより、昇降板144の上面がグランド面146と同一の高さに配置されて、車椅子148がグランド面146から昇降板144の上面へ移動された後に、昇降板144の上面が折畳扉138の下端及び床フレーム130の上面と同一の高さに配置されて、車椅子148が開放された折畳扉138を介して昇降板144の上面から床フレーム130の上面へ移動される。一方、昇降板144の上面が折畳扉138の下端及び床フレーム130の上面と同一の高さに配置されて、車椅子148が開放された折畳扉138を介して昇降板144の上面から床フレーム130の上面へ移動された後に、昇降板144の上面がグランド面146と同一の高さに配置されて、車椅子148がグランド面146から昇降板144の上面へ移動される。このため、車椅子148が出入り可能にされている。
また、制震架構16は、剛性壁18、屋根フレーム124、床フレーム130、サッシフレーム132及び段差解消機140毎に建物12に取り付けられる。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、屋根フレーム124、床フレーム130及びサッシフレーム132の前後方向寸法を変えることができるため、制震架構16のサイズの自由度を向上させることができる。
また、剛性壁18は、玄関ホール134の大きさを越えるものであれば、例えば、図19(A)に示す如く台形板状にできると共に、図19(B)に示す如く湾曲板状(半円筒状)にできて、自由な形状にすることができる。しかも、剛性壁18の素材は、下地において防火構造が設けられていれば、自由な材料を使用することができ、剛性壁18の材料と建物12の材料との組み合わせは、屋根フレーム124及びサッシフレーム132で区切られているため、当該材料同士の見切りを自然に行うことができる。このため、制震架構16の形状及び素材(意匠)の自由度を向上させることができる。
さらに、剛性壁18、屋根フレーム124、床フレーム130及びサッシフレーム132毎の変更が容易であるため、剛性壁18、屋根フレーム124、床フレーム130及びサッシフレーム132の加齢による交換(ユニバーサルデザイン)を配慮したりデザイン変更を可能にすることができる。
なお、本実施の形態では、制震架構16を玄関システムに適用した構成としたが、制震架構16を半屋外空間や土間スペースに適用した構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る住宅を示す左方から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る住宅を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る住宅を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る住宅を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅を示す右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅を示す右斜め前方から見た分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅における制震架構を示す右斜め前方から見た分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅における制震架構を示す右方から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅における制震架構の天井フレームを示す右方から見た側面図である。 (A)は、本発明の第2の実施の形態に係る住宅における制震架構の天井フレーム及びバルコニーフレームの角部及びボルトを示す斜視図であり、(B)は、本発明の第2の実施の形態に係る住宅における建物の梁部分を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る住宅における制震架構の天井フレーム及びバルコニーフレームを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の第1変形例に係る住宅を示す前方から見た正面図である。 本発明の第2の実施の形態の第2変形例に係る住宅を示す右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る住宅を示す左斜め前方から見た分解斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る住宅を示す左方から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る住宅を示す前方から見た断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3の実施の形態に係る住宅における段差解消機部分を示す右斜め前方から見た斜視図であり、(A)は、段差解消機の昇降板が下降された状態を示す図であり、(B)は、段差解消機の昇降板が上昇された状態を示す図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3の実施の形態に係る住宅における剛性壁の別例を示す斜視図である。
符号の説明
10 住宅
12 建物
16 制震架構(外部突出部、ファサードユニット、玄関システム)
18 剛性壁(先端部材、壁、独立耐震架構、耐震壁)
20 梁
22 ダンパ(制震装置、接続フレーム部、斜材)
30 住宅
34 外部庇
36 2階外部廊下(外部廊下)
38 1階外部廊下(外部廊下)
42 外部階段(外部階段室)
50 住宅
52 ベランダ(バルコニー)
60 住宅
62 外壁パネル(化粧パネル)
62A 割付モジュール
64 外壁フレーム(接続フレーム部、化粧パネルフレーム、支柱)
68 天井フレーム(接続フレーム部、接続梁)
70 バルコニーフレーム(接続フレーム部、接続梁)
72 床フレーム(接続フレーム部、接続梁)
84 床パネル(パネル材)
86 雨樋(パネル材)
96 住宅設備
100 住宅
110 住宅
120 住宅
132 サッシフレーム(開口、通常玄関、車椅子用玄関)
148 車椅子

Claims (17)

  1. 建物の外部に突出された外部突出部と、
    前記外部突出部に設けられ、前記建物に対する制震性を有する制震架構と、
    を備えた住宅。
  2. 前記外部突出部は、特に、バルコニー、外部廊下、外部階段室、外部庇、袖壁、車庫、温室及びパーゴラの少なくとも1つである前記建物の外部に付帯された部分である、ことを特徴とする請求項1記載の住宅。
  3. 前記制震架構は、
    前記建物から突出された梁と、
    前記梁の先端に配置され、前記梁に比し剛性を高くされた壁又は柱である先端部材と、
    前記梁と前記先端部材とに囲まれた部分に設置された制震装置と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅。
  4. 前記制震架構は、
    前記建物から独立して設けられ、耐震性を有する独立耐震架構と、
    前記建物と前記独立耐震架構とを接続する制震装置と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅。
  5. 前記制震装置は、水平構面に配置されたダンパである、ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の住宅。
  6. 前記外部突出部は、前記建物の外壁外側に取り付けられたファサードユニットであり、前記建物の外側に配置された化粧パネルと、前記建物と前記化粧パネルとを接続する接続フレーム部と、を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅。
  7. 前記接続フレーム部は、化粧パネルフレーム、支柱、床フレーム、天井フレーム、接続梁及び斜材の少なくとも2つを組み合わせて構成された、ことを特徴とする請求項6記載の住宅。
  8. 前記化粧パネルの割付モジュール、材料及び塗装を、前記建物の外壁と同一にした、ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の住宅。
  9. 前記化粧パネルは、ソーラーパネル、格子状パネル、半透明パネル、木質パネル、金属パネル、窯業系パネル、樹脂パネル及びガラスパネルの何れか1つで又は少なくとも2つを組み合わせて構成された、ことを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項記載の住宅。
  10. 前記化粧パネルの一部を開閉可能にした、ことを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1項記載の住宅。
  11. 前記床フレーム及び天井フレームの少なくとも一方にパネル材を取り付けた、ことを特徴とする請求項7乃至請求項10の何れか1項記載の住宅。
  12. 前記外部突出部の内部に住宅設備を収納した、ことを特徴とする請求項6乃至請求項11の何れか1項記載の住宅。
  13. 前記外部突出部をユニット化又はサブユニット化した状態で前記建物の外壁外側に取り付けた、ことを特徴とする請求項6乃至請求項12の何れか1項記載の住宅。
  14. 前記外部突出部は、前記建物の側方に配置されると共に、開口を設けた玄関システムである、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅。
  15. 前記建物の壁と直交する前記外部突出部の2つの面に前記開口を設け、一方の前記開口は、人が歩いて出入り可能な通常玄関であり、他方の前記開口は、車椅子が出入り可能な車椅子用玄関である、ことを特徴とする請求項14記載の住宅。
  16. 前記建物の壁と平行な前記外部突出部の壁を、耐震性を有する耐震壁とした、ことを特徴とする請求項14又は請求項15記載の住宅。
  17. 前記建物の壁と、前記建物の壁と平行な前記外部突出部の壁と、を制震装置で接続した、ことを特徴とする請求項14乃至請求項16の何れか1項記載の住宅。
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