JP2007321494A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅 Download PDF

Info

Publication number
JP2007321494A
JP2007321494A JP2006154672A JP2006154672A JP2007321494A JP 2007321494 A JP2007321494 A JP 2007321494A JP 2006154672 A JP2006154672 A JP 2006154672A JP 2006154672 A JP2006154672 A JP 2006154672A JP 2007321494 A JP2007321494 A JP 2007321494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dwelling
dwelling unit
foundation
dwelling units
apartment house
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006154672A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Masui
靖 増井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Realty and Development Co Ltd filed Critical Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Priority to JP2006154672A priority Critical patent/JP2007321494A/ja
Publication of JP2007321494A publication Critical patent/JP2007321494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

【課題】住戸ごとの建てかえや増築などを隣接住戸に支障を及ぼすことなく行えるようにした集合住宅を提供する。
【解決手段】整地された敷地内に通路1と当該通路1を挟んでその両側に複数の住戸2が通路1に沿ってそれぞれ長屋風に連続して配置する。各住戸2,2の隣接する側の外壁6,6は、住戸2ごとに独立して配置する。当該外壁6,6はエキスパンションジョイントによって接続する。外壁6,6を支持する基礎8,8は住戸2ごとに独立して配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は長屋風の集合住宅に関し、いわゆるマンション等の共同住宅と戸建住宅の両方のメリットを備え、特に住戸ごとの建て替えを隣接住戸に支障を及ぼすことなく自由に行えるようにしたものである。
一般に、マンション等の共同住宅は敷地全体にセキュリティをかけることができ、また駐車場や中庭、植栽などは共用部分として比較的広いスペースを確保することができるため、戸建住宅や長屋住宅よりも安全でゆとりのある居住環境を提供することができる。
一方、戸建住宅は住戸ごとに独立しているため、プライバシーや独立性が高く、生活騒音などのトラブルが発生しにくい。また、窓などの開口部を必要に応じて設けることにより採光や通風の確保も容易なため、明るく開放的な居住空間を容易に確保することができ、さらに、壁などの構造体や構造体を支える基礎が独立しているため、建て替えや増築なども隣接住戸に支障を及ぼすことなく、住戸ごとに行うことができる等のメリットを備えている。
特開平2000−274049号公報 特開2002−174040号公報 特開2002−332752号公報
しかし、長屋やマンション等の共同住宅は、各住戸の壁やスラブ等の構造体、さらにこれらを支える基礎が共通していることから、住戸ごとの建て替えや増築はほぼ不可能であり、このため、建物の老朽化などで建て替えが必要になった場合、建物全体の建て替えを強いられることとなる。
また、各住戸どうしが共通の壁や床・天井を介して接しているため、生活上のプライバシーや独立性を確保することが難しく、生活騒音などのトラブルが発生しやすい。
さらに、複数の住戸の基礎が一体に構築されていると、不動沈下や地震などで致命的な被害を被るおそれがあり構造的に不利であった。
一方、戸建住宅は、その多くが限られた敷地内に敷地境界に近接してほぼ敷地一杯に建てられているため、不審者が侵入しやすく安全な居住環境を確保しにくく、そのセキュリティ対策も住戸ごとに行う必要がある。
また、各住戸の周囲のわずかな部分に駐車場や庭などを確保せざるを得ないため、いずれも充分なスペースを確保しにくく、ゆとりのある快適な居住環境が望めない等の課題がある。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に住戸ごとの建て替えや増築を隣接住戸に支障を及ぼさずに行うことのできる集合住宅を提供することを目的とする。
請求項1記載の集合住宅は、複数の住戸を互いに隣接して配置するとともに、当該隣接する住戸どうしをエキスパンションジョイントによって接続することにより一体の集合体を構成し、かつ各住戸の基礎をそれぞれ独立に設けてなることを特徴とするものである。
本発明は特に、これまでの集合住宅ではほぼ不可能な各住戸の増改築を隣接住戸に何らの支障を及ぼすことなく個々に行えるようにして将来の家族構成やライフスタイルの変化などに自由に対応できるようにしたものである。
また、集合住宅でありながら各住戸の基礎をそれぞれ独立に配置したことで、不動沈下や地震による被害をうけにくく構造的に有利になる。
さらに、各住戸どうしがエキスパンションジョイントによって接続され、かつ住戸ごとに基礎が独立に配置されていることで、隣接住戸に何ら支障をきたすことなく住戸の建てかえや増改築を行うことができるため、将来の家族構成の変化やライフスタイルの変化に柔軟に対応することができる。
この場合のエキスパンションジョイントは、構造的に特に限定されるものではないが、住戸間に一定の隙間を設け、その外周部にジョイントカバーを取り付けた構造にしてあれば、隣接住戸に何ら支障を及ぼすことなく住戸の増改築を行うことができる。
また、各住戸の構造は将来的に増改築を予定していることから、在来の木造軸組構造や枠組壁構造などの木質系、主要部を軽量鉄骨や重量鉄骨構造とした鉄骨系、補強ブロック構造、さらに後の取り壊しを考慮した構造にしてあれば、RC構造などの非木質系の構造によって構築されていてもよい。
また、各住戸の階数、平面および立面の形態、さらには各住戸の配置形態は特に限定されるものではなく、間取りや周辺の環境に合わせて自由な形態とすることができ、用途地域にもよるが二階建てないし三階建ての低層住宅が望ましい。
なお、この場合の住戸は、住戸どうしがかなり近接して配置されることから、特に屋外側からの外装仕上げは困難である。この点に関しては、外壁は施工済みの床の上で軸組を組み立て、当該軸組に外装材を取り付けて仕上げまで完了し、これを土台または梁の上に建て付けることにより軸組の建て込みと外装仕上げを同時に行う、いわゆる建て起こし工法などを利用することができる。
具体例として、奥行き10m程度で建築面積100m程度の住戸を考慮した場合、一回の作業で建て起こす壁の長さは、人力による建て起こしのことも考慮すると5m程度が望ましい。
したがって、隣接する住戸間の接続部の長さを住戸の奥行き方向の1/2程度(5m程度)とすれば、人力による1回の建て起こしが可能である。また、これより先の部分には所定幅の空域部を設ければ、当該空域部は外壁施工用の作業用スペースにもなるため屋外側から外壁の施工が可能になり、しかも窓などの開口部を設けることもできる。
また、一般にかなり長い外壁を建て起こし工法で施工するときは、外壁を複数に分割して行うが、建て起こした後の隣接する外壁間の接合と防水処理が必要なことを考慮すると、外壁間の接続部は手の届く範囲に設けるのが望ましい。
本発明は敷地の周囲に主にセキュリティを目的とした境界構造物を設置することで、集合住宅全体に対してマンションに近いセキュリティを確保することができる。この場合の境界構造物としては、フェンスや塀などの工作物の他、防犯カメラ等を設置することができる。
また、住戸数が相当な戸数になるときは、複数のユニットに区画し、複数のコミュニティの集合体とすることで、総住戸数に関わらず安全な生活環境を容易に確保することができる。
請求項2記載の集合住宅は、請求項1記載の集合住宅において、前記住戸は木質系、鉄骨系、補強ブロック系またはRC系の構造によって構築してあることを特徴とするものである。
本発明は特に、住戸部分は将来的に増改築を予定していることから、在来の木造軸組工法や枠組壁工法などの木質系、あるいは主要部に軽量鉄骨を用いた構築工法などによって構築してあれば、取り壊しが容易で住戸の増改築をスムーズに行うことができる。また、RC構造も取り壊しの容易な構成であれば利用することができる。
請求項3記載の集合住宅は、請求項1または2記載の集合住宅において、前記基礎は独立基礎、布基礎またはべた基礎としたことを特徴とするものである。 本発明の実施に際し、基礎は特別な構造である必要はなく、従来の独立基礎、布基礎、またはべた基礎によって十分対応することができ、特にべた基礎は住戸の不動沈下や床下の湿気を防止する上で適している。
請求項4記載の集合住宅は、請求項1〜3のいずれかに記載の集合住宅において、隣接する各住戸間に区画構造体を配置してなることを特徴とするものである。
各住戸間の区画構造体は主に、各住戸間の生活騒音を遮断し、かつ火災時の延焼を防止する等の働きをするものであり、RC構造や補強ブロック構造の壁体、あるいは鉄骨構造などの不燃構造の軸組にプレキャストコンクリート板などからなる遮蔽板を取り付けた構造のもの、さらには表面に防火処理を施した間伐材を複数互いに密着させて建て付け壁状に形成したもの等が考えられる。
当該区画構造体は複数ヶ所に分散して配置してもよい。また、住戸の壁などの構造体の一部として配置することにより住戸の耐震性を高めることもでき、特に耐震性に劣る木造の住戸に適している。
本発明は、特に隣接する各住戸どうしがエキスパンションジョイントによって接続され、かつ各住戸の基礎がそれぞれ独立に配置されていることで、住戸ごとの増改築を隣接住戸に何らの支障を及ぼすことなく、自由に行うことができ、将来の家族構成やライフスタイルの変化などに自由に対応しながら半永久的に住み続けることができる等の効果がある。
図1〜図3は、本発明の一例を示し、図において、整地された敷地内に通路1と当該通路1を挟んでその両側に複数の住戸2が通路1に沿ってそれぞれ長屋風に連続して配置されている。また、公道3と接する側に居住者専用の駐車場4が配置されている。
さらに、住戸2と敷地境界との間および住戸2と通路1との間に必要な植栽を行うことにより敷地全体の緑化がなされ、また、敷地境界に沿ってフェンスや塀、防犯カメラ(図省略)などを配置することにより敷地全体に対して必要なセキュリティがなされている。
通路1は共用の中庭を兼ねており、その一端側はエントランス5を介して公道3に接している。そして、居住者と来訪者はエントランス5と通路1を通って各住戸2と外部とを自由に行き来できるようになっている。
各住戸2,2の隣接する側の外壁6,6は、住戸2ごとに独立して配置されており、また当該外壁6,6はエキスパンションジョイントによって互いに接続されており、さらに外壁6,6を支持する基礎8,8は住戸2ごとに独立して配置されている。基礎8には布基礎、独立基礎またはべた基礎が用いられている。
外壁6,6間には一定幅の隙間7が設けられ、また、図3(c)に図示するように外壁6,6間の外周に隙間7が外部に露出しないようにジョイントカバー9が取り付けられている。ジョイントカバー9には伸縮自在な蛇腹状に形成されたものが用いられている。
各住戸2の外壁6と基礎8がこのように独立して配置され、かつ外壁6,6がエキパンションジョイントによって接続されていることで、住戸ごとの増改築を互いに支障を及ぼすことなく自由に行うことができる。
特に、各住戸2の基礎8が住戸ごとに独立していることで、既存の基礎8の撤去および新たな基礎の施工を隣接する住戸に支障を及ぼすことなく行うことができるため、各住戸2の大規模な増改築も容易に行うことができる。
図4と図5は、本発明の他の例を示したものである。具体的に説明すると、隣接する各住戸2,2間に区画構造体10が配置されている。区画構造体10は隣接する住戸2,2の一方の外壁6の一部としてRC構造などによって構築されている。また、区画構造体10は、例えば図4(a),(b)に図示するように、一ヶ所あるいは複数ヶ所に分けて配置されている。
また、隣接する各住戸2,2の外壁6,6間に一定幅の隙間7が設けられ、当該隙間7が外部に露出しないように外壁6,6間の外周にジョイントカバー9が取り付けられている。ジョイントカバー9には伸縮自在な蛇腹状に形成されたものが用いられている。
隣接する各住戸2,2がこのように接続されていることで、住戸2の増改築を互いに支障を及ぼすことなく行うことができる。また、各住戸2の外壁6がそれぞれ独立していることで、各住戸2,2間の遮音性や住戸ごとの断熱性を保つことができる。
さらに、図5(a),(b)に図示するように区画構造体10を外壁面より突出させて配置することで、隣接する各住戸2,2間に一定幅の空域部11を確保することができ、これにより各住戸2,2間の対向する外壁にも窓などの開口部12を設けて明るく開放的な居室を確保することができる。また、外壁面より突出した区画構造体10の屋上部分をルーフバルコニーとして利用することができる。
集合住宅の一例を示す平面図である。 集合住宅の外観を示す一部斜視図である。 (a)は住戸の配置例を示す集合住宅の一部平面図、(b)は(a)におけるイ−イ線断面図、(c)は(a)におけるロ部拡大図である。 (a),(b)は集合住宅の他の例を示す平面図である。 (a)は、図4(a),(b)におけるハ−ハ線断面図、(b)は図4(a)におけるニ部拡大図である。
符号の説明
1 通路
2 住戸
3 公道
4 駐車場
5 エントランス
6 外壁
7 隙間
8 基礎
9 ジョイントカバー
10 区画構造体
11 空域部
12 開口部

Claims (4)

  1. 複数の住戸を互いに近接させて配置し、当該隣接する住戸どうしをエキスパンションジョイントによって接続することにより一体の集合体を構成してなる集合住宅であって、各住戸の基礎はそれぞれ独立に設けられてなることを特徴とする集合住宅。
  2. 前記住戸は木質系、鉄骨系、補強ブロック系またはRC系の構造によって構築してあることを特徴とする請求項1記載の集合住宅。
  3. 前記基礎は独立基礎、布基礎またはべた基礎であることを特徴とする請求項1または2記載の集合住宅。
  4. 隣接する住戸間に区画構造体を配置してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の集合住宅。
JP2006154672A 2006-06-02 2006-06-02 集合住宅 Pending JP2007321494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006154672A JP2007321494A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 集合住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006154672A JP2007321494A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 集合住宅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007321494A true JP2007321494A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38854551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006154672A Pending JP2007321494A (ja) 2006-06-02 2006-06-02 集合住宅

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007321494A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078142A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 積水ハウス株式会社 建物群の配置構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078142A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 積水ハウス株式会社 建物群の配置構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6951079B2 (en) System and method of panelized construction
US20120180425A1 (en) Method of Manufacturing Reinforced Structures
JP4974707B2 (ja) 建物
JP2008196144A (ja) 住宅
JP4246756B2 (ja) 集合住宅
JP5398950B2 (ja) 集合住宅
KR20050074463A (ko) 계단실형 공동주택의 증축방법 및 이 방법을 이용하여증축된 건축물
JP2007321494A (ja) 集合住宅
KR102154215B1 (ko) 독립형 공동주택 시공 방법
JP6992971B2 (ja) 着脱可能な増設部屋
JP2007321493A (ja) 集合住宅
JP2002356930A (ja) 地下室付き鉄骨造りユニット式住宅建物
JP5674144B2 (ja) 換気塔構造
JP3044462B1 (ja) 壁面構造体
JP2005200914A (ja) 集合住宅
JPH11229498A (ja) 建物ユニット
RU2347873C1 (ru) Пристраиваемое лифтовое устройство для реконструируемого многоэтажного здания
WO2011125146A1 (ja) 建築物の設計方法
Horn et al. Acoustical aspects of the reconstruction of a historical building with closed courtyard
JP4898314B2 (ja) ユニット式建物
JPH09158502A (ja) 集合住宅の構造
JP4664318B2 (ja) 中高層建物の地下階構造
JP2019214864A (ja) 戸建て住宅
JP4614999B2 (ja) 集合住宅
JP5501714B2 (ja) ライトコート用建物ユニットおよびユニット式建物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220