JP2008194289A - シートバックフレーム構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】幅広フレーム22、幅狭フレーム24はベースフレームを共用して形成され、ベースフレーム(共用フレーム)26は幅狭フレーム側においては幅狭フレームそのものとなり、幅広フレーム側においてはベースフレーム(共用フレーム)26’をメインのフレームとし、ベースフレーム26'の肩部にブラケット30を溶着し、ブラケットを介在して増設フレーム27をベースフレーム26’に連結し、増設フレーム、ベースフレームを一体化して幅広フレーム22を構成している。
【選択図】図2
Description
本発明は、部品の共用化によってコスト削減を可能としたシートバックフレーム構造の提供を目的としている。
また、共用されるベースフレームの肩部にブラケットを溶着し、増設フレームをブラケットに溶着しているため、別体の増設フレーム、ベースフレームからなる幅広のシートバックフレームが十分な連結強度のもとで一体化できる。
図1、図2に示すように、分割シート10は、そのシートクッション12、シートバック14の横幅が、たとえば6:4に分割して形成されている。そして、シートバック14に内蔵されるシートバックフレーム20も、幅の広いシートバック(2人用シート)14aに内蔵される幅の広いシートバックフレーム(幅広フレーム)22と、幅の狭いシートバック(1人用シート)14bに内蔵される幅の狭いシートバックフレーム(幅狭フレーム)24とに分割して形成されている。そして、幅広フレーム22、幅狭フレーム24をいずれも前倒し可能とすることにより、シートバック14a、14bが個別に前倒し可能となっている。
まず、ベースフレームの構成について説明する。ベースフレーム26の基本的な構成は公知の構成と概略同一であり本発明の要部でもないため簡単に説明する。図2に示すように、ベースフレーム26は、中空鋼管を略逆U字形状に折曲した枠体26aと、枠体の開口端(下端)を連結する連結ロッド26bと、枠体の左右の脚部間に架設されたたとえば3本の補強ロッド26cとを有して形成されている。シートバック14内に配置される図示しない部材を避けるように、補強ロッド26cは適当に曲げて配置されている。枠体26aの水平部には、中空鋼管からなる一対のステーホルダー28が溶着され、図1に示すようにヘッドレスト29が昇降可能にステーホルダーに保持されている。
実施例では、図2、図3(A)に示すように、幅狭フレーム24(ベースフレーム26)に隣接する側に増設フレーム27を付加し増設することとし、幅広フレーム側でメインフレームとなるベースフレーム26’の右の肩部にブラケット30が設けられている。
ブラケット30は、たとえば平らな鋼板をプレス加工で適当に湾曲して形成され、ベースフレーム26’の肩部に背面から溶着されている。実施例では、ブラケット30の左端と下端との2ケ所でベースフレームの枠体26aとの間に溶着部a1、a2を設けてブラケット30がベースフレーム26’に溶着されている、
図3(A)(B)に示すように、増設フレーム27の略逆L字形状の枠体27aの左端部(自由端部)は、ベースフレーム26’の肩部の上面に溶着可能に、プレス加工などによって左端に近づくにつれて徐々に平坦状にプレス加工されている。そして、増設フレームの平坦状端部(左端部)27a’とベースフレーム26’との間で前面側および背面側に溶着部b1、b2が設けられて、増設フレーム、ベースフレームが溶着されている。
また、ブラケット30に対しては、増設フレーム27とブラケットの右端との間で溶着部c1が設けられて、増設フレーム、ブラケットが溶着されている。
そして、共用のベースフレーム26'に増設フレーム27を加えるだけで幅広フレーム22が得られ、幅広フレームの構成が複雑化しないため、この点でもコストが削減される。
しかしながら、実施例では、ベースフレーム26'の肩部にブラケット30を設け、ブラケットを介在して増設フレーム27をベースフレームに連結して一体化している。この構成では、ベースフレーム26'の肩部、増設フレームがブラケット30にそれぞれ溶着でき、ブラケットを介在してベースフレーム、増設フレームを連結できる。そのため、十分な溶着面積が得られ、増設フレーム、ベースフレームが十分な連結強度のもとで一体化でき、十分な強度を持つ幅広のシートフレーム22が構成される。
12 シートクッション
14 シートバック
14a 幅の広いシートバック(2人用シート)
14b 幅の狭いシートバック(1人用シート)
20 シートバックフレーム
22 幅の広いシートバックフレーム(幅広フレーム)
24 幅の狭いシートバックフレーム(幅狭フレーム)
26、26’ ベースフレーム(共用フレーム)
26a 略逆U字形状の枠体
27 増設フレーム
27a 略逆L字形状の枠体
27a’ 平坦状端部
30 ブラケット
a1、a2、b1、b2、c1、d1、d2:溶着部
Claims (2)
- シートバックフレームをいずれも前倒し可能な、幅広のシートバックフレームと幅狭のシートバックフレームとに分割したシートバックフレーム構造において、
ベースフレームから幅狭のシートバックフレームを構成するとともに、別のベースフレームの肩部にブラケットを溶着し、増設フレームをブラケットに溶着して別のベースフレーム、増設フレームを一体化して幅広のシートバックフレームを構成したことを特徴とするシートバックフレーム構造。 - 増設フレームは中空鋼管を略逆L字形状に折曲した枠体を有し、ベースフレームの肩部に隣接する略逆L字形状の枠体の端部が平坦状にプレス加工され、平坦状端部において増設フレームがベースフレームの肩部に溶着されている請求項1記載のシートバックフレーム構造。
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JP2007033381A JP2008194289A (ja) | 2007-02-14 | 2007-02-14 | シートバックフレーム構造 |
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